JPH09507558A - 固定手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 表面（21）と係合するのに適し、そしてこの表面から離脱させることのできる支持部材（11）、この支持部材の上に設けられた支持部（12）、この支持部に固定されて支持部材の少なくとも一方の側へ延びる弾性的保持手段（14）を含み、その際上記保持手段（14）は上記表面を圧しつけるのに適した押さえ部（19及び20）を有し、上記保持手段（14）はこの支持部材（11）が上記表面（21）へ適用されたときにその押さえ部（19及び20）に弾性的に力が加えられてこの表面（21）と係合するような形状に作られている、固定手段。

Description

【発明の詳細な説明】 固定手段 本発明は目的物を平滑な表面の上で支持するのに用いることのできる一時的固 定手段に関する。 本発明の先行技術を構成する固定手段の１形態の例は「フリッジ」磁石を含み 、これは金属製表面の上にメッセージ等を支持するために家庭内で使用される。 しかしながらフリッジ磁石を用いての難点は、それらを適用する表面が磁性材料 で形成されていなければならないことの必要性に関する。加えて、それらの、種 々の対象物を保持する能力は用いた磁石の強さに依存する。その上に、或る対象 物をフリッジ磁石と表面との間に置いた場合にそのフリッジ磁石の、対象物を正 しい位置に保持する能力が低下する。 本発明の目的の１つは、いかなる物質で作られていてもよい平滑な表面に適用 することができ、そしてその表面の上に１つ以上の物品を保持することのできる 固定手段を提供することである。 従って本発明は、或る表面と係合するのに適し、そしてこの表面から離脱させ ることのできる支持部材、この支持部材の上に設けられた支持部、この支持部に 固定されて支持部材の少なくとも一方の側へ延びる弾性的保持部材、を含み、そ の際上記保持手段は上記表面を圧しつけるのに適した押さえ部を有し、上記保持 手段はこの支持部材が上記表面へ適用されたときにその押さえ部に弾性的に力が 加えられてこの表面と係合するような形状に作られている、固定手段を対象とす る。 本発明の好ましい特徴の１つによれば、その保持手段はシート状物質で形成さ れている。加えて、更にもう１つの特徴によれば、この保持手段はその支持部と 押さえ部との間に輪郭形成されていることができ、それにより、支持部材を表面 へ適用したときにこの保持手段が弾性的に偏位されてその押さえ部に、これをこ の表面と係合させる力が加えられる。 本発明のもう１つの好ましい特徴によれば、その押さえ部が、支持部材から半 径方向へ延びる複数個の直線状表面を含むことができ、その際上記保持手段がこ れらの直線状表面の間に輪郭形成されて、支持部材が表面へ適用されたときにそ れら直線状の各表面に、これらを上記表面と係合させる力が加えられる。特別な １形態によれば、その保持手段は一対の直線状表面を含み、そして上記保持手段 は表面から外向きにそれら直線状表面の間で輪郭形成されている。本発明の特別 な態様のもう１つの特徴として、その保持手段の輪郭が各直線状表面の中間で支 持部材から半径方向へ延びる折り目を含む。 本発明の更にもう１つの好ましい特徴によれば、そ の支持部材は吸盤を含む。 本発明の更に別な好ましい特徴によれば、その保持手段は実質的に透明である 。 本発明は、いくつかの特別な具体例の、以下の記述によってより完全に理解さ れるであろう。 この記述は添付の図面を参照してなされるが、これらにおいて 第１図は、本発明の１具体例の取付けられていない状態における等角投影図で あり、 第２図は、第１図の具体例の取付け状態における等角投影図であり、 第３図は、第１図の具体例の取付け状態における側面断面図であり、 第４図は、その具体例の分解配列図であり、 第５図は、その例の側面図であり、 第６図は、ボスを取り巻いて取付けられたリング部材を有する具体例の側面図 であり、 第７図は、もう１つの具体例の分解配列図であり、 そして 第８図は、その具体例の適用の等角投影図である。 第１、２及び３図に示した具体例は、平滑な表面の上に種々の対象物を保持す るのに用いられるべき固定手段よりなる。この具体例の特別な適用例の１つは、 この具体例の多数の固定手段を１枚の白色ボードから 支持されたシートの上部を支持するのに使用することができるような、白色ボー ドに紙シートのような対象物を保持するための固定手段を含む。 この具体例は吸盤11の形の支持部材を含み、これには拡大された外方端13を有 する、外向きに延びる中心ボス12の形の支持部が設けられている。 この具体例の保持手段14は透明な弾性的シート材料の、実質的に三角形の部材 を含む。この物質はセルロイド、適当なプラスチック材料又はいかなる類似の材 料よりなることもできる。この物質の三角形の部材の頂部15は実質的に部分円の 形に形成されており、そして実質的に吸盤11と共軸であり、それによりその外周 縁は吸盤11の外周を超えて延び出している。 開口16がその三角形の頂部15の領域内に設けられており、そしてこれはボス12 と滑り嵌め的に係合できるような形状に形成されており、そしてそのように係合 される場合にその拡大された頂部13を弾性的に通過してその拡大頂部13と吸盤11 との間で正しい位置に保持され、そしてこれが正しい位置に着座したときに剛的 に保持される。この具体例の場合に第４及び５図に示すように、その開口16は拡 大頂部13及びその柄の部分の直径よりも小さな直径を有する。この開口の側部は いくつかの半径方向切り込み16aとともに形成されており、これらはその開口が 拡大頂 部13を通過するのを可能にする。それら切り込み16aはいくつかのフラップ部16b をもたらし、これらはその拡大頂部13の上に受け入れられたときにこの頂部の下 側面に押しつけられてその保持手段の下側表面を吸盤の上側表面に対して押しつ ける。第６図に示すように、各フラップ部16bによって加えられる押圧力を改善 するために、弾性的であっても弾性的でなくてもよいリング部材がそれらフラッ プ部16bを周って取付けられる。 保持手段14は半径方向折り目17によって輪郭形成されており、これは保持手段 14の頂部15から基部18まで延びていてそれによりこの保持手段14の外側断面形状 は実質的に凸状である。 この折り目17によって、取り付けられていない状態の保持手段の両側部19及び 20はそれらの外側末端が吸盤11の下側表面の平面の下方へ延びている。これによ り、第２図に示すように吸盤11が吸引によって或る表面の上に保持されるように その表面に適用されたときに、保持手段はそれら両側部19及び20が弾性的に押圧 されてその表面と係合するに至るように弾性的に偏位される。この弾性的な係合 は保持手段14のそれぞれの側部と中央折り目17との間での各側部の弾性的偏位及 びその折り目のところの弾性的変形によって促進される。 １枚の紙22等のような対象物を保持手段14の各側部19及び20とその表面21との 間に挿入したときに、それら側部19及び20は更に弾性的な変形を受けて弾性的に 押圧され、その対象物と係合するに至り、それによりその対象物22と、固定手段 の各側部19及び20と、その表面21との間の摩擦的な係合がもたらされ、これはそ の紙片が存在しないときに経験されるそれよりも大きい。この具体例は多数の頁 の紙を或る表面に支持するための手段を提供する。 頂部15は延び出しラップ部23を備えて形成されており、これはその保持手段14 を構成している物質の帯状の半径方向延長部として形成されており、それによっ てこの頂部とラップ部23との間の接合部を構成する折り目24が男性的なヒンジを 構成する。ラップ部23と保持手段との間の、折り目24の両側の接合は連続的曲線 として形成されている。このラップ部23はその長さに沿って或る間隔を隔てた更 に２つの折り目25及び26とともに形成されており、それによってその最外方部分 27はこれを枢軸的に動かして吸盤11のエッジと係合させ、また脱係合させること ができるように保持手段14について関節連結されている。このラップ部23の目的 は外側部分27の外方端を表面21と吸盤11との間に、その間の吸引が解放されるよ うに挿入したときに吸盤11が表面22か ら脱係合されるのを促進することである。 このラップ部23はまたペン28のような物品を保持するためにも利用することが できる。これはラップ部23をこのラップ部23が図に示されているようにペン28を 保持するように折り目24、25及び26においてプラスチック的に変形することによ って行なうことができる。 保持手段14は、その固定手段の下の対象物22の部分の上に存在することのでき るなんらかのテキスト又は設計資料が容易に目視できるように実質的に透明であ る。 実用の際に、吸盤11は或る表面の上に適用され、そしてそのように吸盤をその 表面に適用したときに各側部19及び20はその表面21と弾性的に係合するに到って その保持手段14と表面21との間に或る対象物を保持することを可能にする。固定 手段をこの表面から脱係合させるためにラップ部23は、その外方端27を吸盤11と 表面21との間に噛み込ませて吸盤11の表面21からの分離をもたらすように関節的 に形成されている。 第１、２及び３図に示した具体例に従う固定手段は紙、ペン、地図、ポスター 等を含む種々の物品を金属であっても非金属であってもよいいかなる形状の平滑 な表面とも、その表面をなんら損なうことなく係合さ せて保持する目的でその表面に適用することのできる手段を提供する。吸盤11及 びその保持手段14の透明な性質のために、その固定手段は比較的邪魔にならず、 また従って可視性を重大に損なうことなく窓又はそれに類似したものに適用する ことができる。更に、この固定手段を用いて或る表面にいずれかの対象物を固定 する場合にこの固定手段はそのように固定される物の上に含まれているいかなる 可視物をも不必要に損なうことはない。加えて、この固定手段は雑誌や本のよう な刊行物の各頁を開いたままに保持するためにその平滑な表面と組み合わせて使 用することもできる。この固定手段は、各頁をめくったときに、これがその保持 手段の下にかみ込まれてそれによりその表面に固定されるようにその本の各頁の 一方側に配置される。 第８図に示した具体例のもう１つの適用例は、読者から離れたその表面から離 れてその表面から上向きに傾斜して支持されている本又はファイルのための頁支 持手段を含む。この固定手段を、その保持手段がその本の開かれた頁の上に支持 されるように本の前に置くことによって、この固定手段は、保持手段がそれら頁 を下に押さえながら、傾斜した位置に本を保持する。 この固定手段の特徴の１つは、或る対象物をこのものとその表面との間に挿入 したときにその対象物が正しい位置に置かれたならばその保持手段により印加さ れる保持力が高められるということである。加えて、固定手段の保持力は折り目 17の輪郭をプラスチック的に高めることによって上昇させることができる。 本発明の別な具体例の１つによれば、第７図に示すように、開口16を鍵穴状ス ロット28の幅狭隘部として形成することもできる。 本発明の範囲は上に記述した具体例の特別な範囲のみに限定される必要がない ことが認められるべきである。特に、その保持手段はこの具体例の形状寸法を有 する必要はない。例えば、その保持手段は扇状の形であることができ、そして複 数個の半径方向折り目によって構成されて、各折り目の間の陥凹部が半径方向の 直線状表面を与え、これがその表面に押しつけられて保持手段の役目をするよう な波形の断面形状を有していてもよい。更に、所望の場合には添付図に示した具 体例の、又は直ぐ上にあげた例の各側部19及び20により構成される各直線状表面 を、それらその下に取り付けられる対象物との摩擦的係合を高めるように修飾す ることもできる。 加えて、保持手段はシート状金属、プラスチック材料等を含むいかなる好まし い物質で形成されていてもよい。 更に、保持手段は透明である必要はなく、そして装飾的な模様、文字的なもの 又は広告を設けることもで きる。 加えて、吸盤には放出弁を設けもこともできる。 これと異なって、又はこれに加えて、吸盤には装飾的模様、文字又は広告を設 けることもできる。これと異なって、又はこれに加えて、そのボスはボタンや装 飾的要素のような追加的対象物を支持するのに適合化させることもできる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年１１月１３日 【補正内容】 明細書 発明の名称： 固定手段 本発明は目的物を平滑な表面の上で支持するのに用いることのできる一時的固 定手段に関する。 本発明の先行技術を構成する固定手段の１形態の例は「フリッジ」磁石を含み 、これは金属製表面の上にメッセージ等を支持するために家庭内で使用される。 しかしながらフリッジ磁石を用いての難点は、それらを適用する表面が磁性材料 で形成されていなければならないことの必要性に関する。加えて、それらの、種 々の対象物を保持する能力は用いた磁石の強さに依存する。その上に、或る対象 物をフリッジ磁石と表面との間に置いた場合にそのフリッジ磁石の、対象物を正 しい位置に保持する能力が低下する。 本発明の目的の１つは、いかなる物質で作られていてもよい平滑な表面に適用 することができ、そしてその表面の上に１つ以上の物品を保持することのできる 固定手段を提供することである。 従って発明は、或る表面と係合するのに適し、そしてこの表面から離脱させる ことのできる支持部材、この支持部材の上に設けられた支持部、この支持部に固 定されて支持部材の少なくとも一方の側へ延びる、弾性的に可撓性のシート材料 より形成された弾性的保持手段、を含み、その際上記保持手段が、角度的に互い に隔てられている少なくとも２つの押さえ部を有し、そしてこれらはそれぞれ、 支持部材から半径方向へ延びる直線状表面を含み、その際上記シート材料は支持 部材がその表面へ適用されたときにそれら直線状表面に力を加えてこれらを上記 表面と係合させることができるように各直線状表面の間で輪郭形成されている、 固定手段にある。 本発明のもう１つの好ましい特徴によれば、その保持手段の輪郭はそれら直線 状表面の中間においてこの支持部材から半径方向へ延びる折り目を含む。 本発明の更にもう１つの好ましい特徴によれば、その支持部材は吸盤を含む。 本発明の更に別な好ましい特徴によれば、その保持手段は実質的に透明である 。 本発明は、いくつかの特別な具体例の、以下の記述によってより完全に理解さ れるであろう。 この記述は添付の図面を参照してなされるが、これらにおいて 第１図は、本発明の１具体例の取付けられていない状態における等角投影図で あり、 第２図は、第１図の具体例の取付け状態における等角投影図であり、 第３図は、第１図の具体例の取付け状態における側面断面図であり、 第４図は、その具体例の分解配列図であり、 第５図は、その例の側面図であり、 第６図は、ボスを取り巻いて取付けられたリング部材を有する具体例の側面図 であり、 第７図は、もう１つの具体例の分解配列図であり、 そして 第８図は、その具体例の適用の等角投影図である。 第１、２及び３図に示した具体例は、平滑な表面の上に種々の対象物を保持す るのに用いられるべき固定手段よりなる。この具体例の特別な適用例の１つは、 この具体例の多数の固定手段を１枚の白色ボードから支持されたシートの上部を 支持するのに使用することができるような、白色ボードに紙シートのような対象 物を保持するための固定手段を含む。 この具体例は吸盤11の形の支持部材を含み、これには拡大された外方端13を有 する、外向きに延びる中心ボス12の形の支持部が設けられている。 この具体例の保持手段14は透明な弾性的シート材料の、実質的に三角形の部材 を含む。この物質はセルロイド、適当なプラスチック材料又はいかなる類似の材 料よりなることもできる。この物質の三角形の部材の頂部15は実質的に部分円の 形に形成されており、そして実質的に吸盤11と共軸であり、それによりその外周 縁は吸盤11の外周を超えて延び出している。 開口16がその三角形の頂部15の領域内に設けられており、そしてこれはボス12 と滑り嵌め的に係合できるような形状に形成されており、そしてそのように係合 される場合にその拡大された頂部13を弾性的に通過してその拡大頂部13と吸盤11 との間で正しい位置に保持され、そしてこれが正しい位置に着座したときに剛的 に保持される。この具体例の場合に第４及び５図に示すように、その開口16は拡 大頂部13及びその柄の部分の直径よりも小さな直径を有する。この開口の側部は いくつかの半径方向切り込み16aとともに形成されており、これらはその開口が 拡大頂部13を通過するのを可能にする。それら切り込み16aはいくつかのフラッ プ部16bをもたらし、これらはその拡大頂部13の上に受け入れられたときにこの 頂部の下側面に押しつけられてその保持手段の下側表面を吸盤の上側表面に対し て押しつける。第６図に示すように、各フラップ部16bによって加えられる押圧 力を改善するために、弾性的であっても弾性的でなくてもよいリング部材がそれ らフラップ部16bを周って取付けられる。 保持手段14は半径方向折り目17によって輪郭形成されており、これは保持手段 14の頂部15から基部18まで延びていてそれによりこの保持手段14の外側断面形状 は実質的に凸状である。 この折り目17によって、取り付けられていない状態の保持手段の両側部19及び 20はそれらの外側末端が吸盤11の下側表面の平面の下方へ延びている。これによ り、第２図に示すように吸盤11が吸引によって或る表面の上に保持されるように その表面に適用されたときに、保持手段はそれら両側部19及び20が弾性的に押圧 されてその表面と係合するに至るように弾性的に偏位される。この弾性的な係合 は保持手段14のそれぞれの側部と中央折り目17との間での各側部の弾性的偏位及 びその折り目のところの弾性的変形によって促進される。 １枚の紙22等のような対象物を保持手段14の各側部19及び20とその表面21との 間に挿入したときに、それら側部19及び20は更に弾性的な変形を受けて弾性的に 押圧され、その対象物と係合するに至り、それによりその対象物22と、固定手段 の各側部19及び20との間の摩擦的な係合、及びそれら側部19及び20とその表面21 との間の拘束力がもたらされるが、これはその紙片が存在しないときの拘束力よ りも大きい。この具体例は多数の頁の紙を或る表面に支持するための手段を提供 する。 頂部15は延び出しラップ部23を備えて形成されており、これはその保持手段14 を構成している物質の帯状の半径方向延長部として形成されており、それ によってこの頂部とラップ部23との間の接合部を構成する折り目24が男性的なヒ ンジを構成する。ラップ部23と保持手段との間の、折り目24の両側の接合は連続 的曲線として形成されている。このラップ部23はその長さに沿って或る間隔を隔 てた更に２つの折り目25及び26とともに形成されており、それによってその最外 方部分27はこれを枢軸的に動かして吸盤11のエッジと係合させ、また脱係合させ ることができるように保持手段14について関節連結されている。このラップ部23 の目的は外側部分27の外方端を表面21と吸盤11との間に、その間の吸引が解放さ れるように挿入したときに吸盤11が表面22から脱係合されるのを促進することで ある。 このラップ部23はまたペン28のような物品を保持するためにも利用することが できる。これはラップ部23をこのラップ部23が、第１図に示されているように、 ペン28を保持するように折り目24、25及び26においてプラスチック的に変形する ことによって行なうことができる。 保持手段14は、その固定手段の下の対象物22の部分の上に存在することのでき るなんらかのテキスト又は設計資料が容易に目視できるように実質的に透明であ る。 実用の際に、吸盤11は或る表面の上に適用され、 そしてそのように吸盤をその表面に適用したときに各側部19及び20はその表面21 と弾性的に係合するに到ってその保持手段14と表面21との間に或る対象物を保持 することを可能にする。固定手段をこの表面から脱係合させるためにラップ部23 は、その外方端27を吸盤11と表面21との間に噛み込ませて吸盤11の表面21からの 分離をもたらすように関節的に形成されている。 第１、２及び３図に示した具体例に従う固定手段は紙、ペン、地図、ポスター 等を含む種々の物品を金属であっても非金属であってもよいいかなる形状の平滑 な表面とも、その表面をなんら損なうことなく係合させて保持する目的でその表 面に適用することのできる手段を提供する。吸盤11及びその保持手段14の透明な 性質のために、その固定手段は比較的邪魔にならず、また従って可視性を重大に 損なうことなく窓又はそれに類似したものに適用することができる。更に、この 固定手段を用いて或る表面にいずれかの対象物を固定する場合にこの固定手段は そのように固定される物の上に含まれているいかなる可視物をも不必要に損なう ことはない。加えて、この固定手段は雑誌や本のような刊行物の各頁を開いたま まに保持するためにその平滑な表面と組み合わせて使用することもできる。この 固定手段は、各頁をめくったときに、これがその 保持手段の下にかみ込まれてそれによりその表面に固定されるようにその本の各 頁の一方側に配置される。 第８図に示した具体例のもう１つの適用例は、読者から離れたその表面から離 れてその表面から上向きに傾斜して支持されている本又はファイルのための頁支 持手段を含む。この固定手段を、その保持手段がその本の開かれた頁の上に支持 されるように本の前に置くことによって、この固定手段は、保持手段がそれら頁 を下に押さえながら、傾斜した位置に本を保持する。 この固定手段の特徴の１つは、或る対象物をこのものとその表面との間に挿入 したときにその対象物が正しい位置に置かれたならばその保持手段により印加さ れる保持力が高められるということである。加えて、固定手段の保持力は折り目 17の輪郭をプラスチック的に高めることによって上昇させることができる。 添付の図面に示されているように、各直線状押さえ表面の外方端は、これら押 さえ表面とその表面との間で画定される部分への入口28が収斂的にテーパ状にな っているように輪郭形成されており、これが紙片又は類似の対象物の縁部のその 隙間への進入を助ける。 本発明の別な具体例の１つによれば、第７図に示すように、開口16を鍵穴状ス ロット28の幅狭隘部として形成することもできる。 本発明の範囲は上に記述した具体例の特別な範囲の みに限定される必要がないことが認められるべきである。特に、その保持手段は この具体例の形状寸法を有する必要はない。例えば、その保持手段は扇状の形で あることができ、そして複数個の半径方向折り目によって構成されて、各折り目 の間の陥凹部が半径方向の直線状表面を与え、これがその表面に押しつけられて 保持手段の役目をするような波形の断面形状を有していてもよい。更に、所望の 場合には添付図に示した具体例の、又は直ぐ上にあげた例の各側部19及び20によ り構成される各直線状表面を、それらその下に取り付けられる対象物との摩擦的 係合を高めるように修飾することもできる。 加えて、保持手段はシート状金属、プラスチック材料等を含むいかなる好まし い物質で形成されていてもよい。 更に、保持手段は透明である必要はなく、そして装飾的な模様、文字的なもの 又は広告を設けることもできる。 加えて、吸盤に放出弁を設けもこともできる。 これと異なって、又はこれに加えて、吸盤には装飾的模様、文字又は広告を設 けることもできる。これと異なって、又はこれに加えて、そのボスはボタンや装 飾的要素のような追加的対象物を支持するのに適合化させることもできる。 請求の範囲 １．（補正された） 表面と係合するのに適し、そしてこの表面から離脱させる ことのできる支持部材、この支持部材の上に設けられた支持部、この支持部に固 定されて支持部材の少なくとも一方の側へ延びる、弾性的に可撓性のシート材料 より形成された弾性的保持手段、を含み、その際上記保持手段は、角度的に互い に隔てられている少なくとも２つの押さえ部を有し、そしてこれらはそれぞれ、 支持部材から半径方向へ延びる直線状表面を含み、その際上記シート材料は支持 部材がその表面へ適用されたときにそれら直線状表面に力を加えてこれらを上記 表面と係合させることができるように各直線状表面の間で輪郭形成されている、 固定手段。 ２． 削除する ３．（補正された） 保持手段が、各押さえ部が支持部材の前にその表面と係合 するようにその支持部材から支持されており、それによりこの支持部材をその表 面に適用することがそれら押さえ部にこれをその表面と係合させる押しつけ力の 少なくとも１部を与える、請求の範囲１に特許請求した固定手段。 ４． 削除する ５．（補正された） 保持手段が、各直線状表面の間の表面から外向きに輪郭形 成されている、請求の範囲 １に特許請求した固定手段。 ６．（補正された） 保持手段の輪郭が、各直線状表面の中間で支持部材から半 径方向へ延びる折り目を含む、請求の範囲１、３又は５に特許請求した固定手段 。 ７．（補正された） シート状物質がセルローズを含む、請求の範囲１、３、５ 又は６のいずれか１つに特許請求した固定手段。 ８．（補正された） シート状物質がプラスチック物質を含む、請求の範囲１、 ３、５又は６のいずれか１つに特許請求した固定手段。 ９．（補正された） シート状物質が金属を含む、請求の範囲１、３、５又は６ のいずれか１つに特許請求した固定手段。 １０．支持部材が吸盤を含む、先行の各請求の範囲のいずれか１つに特許請求し た固定手段。 １１．支持部が上記吸盤に設けられた拡大された外方端を有する中心ボスを含み 、そして上記保持手段が開口を備えて形成されており、これがその拡大された外 方端と吸盤との間で係合されるようにボスの上に受け入れられる、請求の範囲１ ０に特許請求した固定手段。 １２．上記開口が吸盤と拡大された外方端との間におけるボスの直径よりも小さ な直径を有する、請求の範 囲１１に特許請求した固定手段。 １３．（補正された） 上記開口の外周が、角度的に隔てられた半径方向のいく つかのフラップ部とともに形成されており、これらはその各内側先端が上記拡大 外方端の下と係合してその保持手段に吸盤の上側表面と係合させる力を加え、そ して吸盤がその表面に適用されたときの変移に際してその押しつけ部に加えられ る上記力の少なくとも若干を提供する、請求の範囲３に従属する請求の範囲１２ に特許請求した固定手段。 １４．リング部材がフラップ部の周りに滑り嵌め的に取りつけられる、請求の範 囲１３に特許請求した固定手段。 １５．（補正された） 開口が鍵穴状スロットの幅狭隘部を含む、請求の範囲１ １ないし１５のいずれか１つに特許請求した固定手段。 １６．保持手段が実質的に透明である、先行の各請求の範囲のいずれか１つに特 許請求した固定手段。 １７．実質的にここに記述された固定手段。 【図３】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．表面と係合するのに適し、そしてこの表面から離脱させることのできる支持 部材、この支持部材の上に設けられた支持部、この支持部に固定されて支持部材 の少なくとも一方の側へ延びる弾性的保持手段、を含み、その際上記保持手段は 上記表面を圧しつけるのに適した押さえ部を有し、上記保持手段はこの支持部材 が上記表面へ適用されたときにその押さえ部に弾性的に力が加えられてこの表面 と係合するような形状に作られている、固定手段。 ２．保持手段がシート状物質により形成されている、請求の範囲１に特許請求し た固定手段。 ３．保持手段が支持部と押さえ部との間に輪郭形成されていてそれにより、支持 部材を表面へ適用したときにこの保持手段が弾性的に偏位されてその押さえ部に 、これをこの表面と係合させる力が加えられる、請求の範囲２に特許請求した固 定手段。 ４．押さえ部が、支持部材から半径方向へ延びる複数個の直線状表面を含み、そ して保持手段がこれらの直線状表面の間に輪郭形成されていて、支持部材が表面 へ適用されたときにそれら直線状の各表面に、これらを上記表面と係合させる力 が加えられる、請求の範囲２又は３に特許請求した固定手段。 ５．保持手段が、一対の直線状表面を含み、かつ前記 表面から外向きにそれら直線状表面の間で輪郭形成されている、請求の範囲４に 特許請求した固定手段。 ６．保持手段の輪郭が、各直線状表面の中間で支持部材から半径方向へ延びる折 り目を含む、請求の範囲４に特許請求した固定手段。 ７．シート状物質がセルローズを含む、請求の範囲２ないし６のいずれか１つに 特許請求した固定手段。 ８．シート状物質がプラスチック物質を含む、請求の範囲１ないし６のいずれか １つに特許請求した固定手段。 ９．シート状物質が金属を含む、請求の範囲２ないし６のいずれか１つに特許請 求した固定手段。 １０．支持部材が吸盤を含む、先行の各請求の範囲のいずれか１つに特許請求し た固定手段。 １１．支持部が上記吸盤に設けられた拡大された外方端を有する中心ボスを含み 、そして上記保持手段が開口を備えて形成されており、これがその拡大された外 方端と吸盤との間で係合されるようにボスの上に受け入れられる、請求の範囲１ ０に特許請求した固定手段。 １２．上記開口が吸盤と拡大された外方端との間におけるボスの直径よりも小さ な直径を有する、請求の範囲１１に特許請求した固定手段。 １３．上記開口の外周が、角度的に隔てられた半径方 向のいくつかのフラップ部とともに形成されており、これらはその各内側先端が 上記拡大外方端の下に係合してその保持手段に吸盤の上側表面と係合させる力を 加える、請求の範囲１２に特許請求した固定手段。 １４．リング部材がフラップ部の周りに滑り嵌め的に取りつけられる、請求の範 囲１３に特許請求した固定手段。 １５．前記開口がキーホールドスロットの幅狭隘部を含む、請求の範囲１１ない し１５のいずれか１つに特許請求した固定手段。 １６．保持手段が実質的に透明である、先行の各請求の範囲のいずれか１つに特 許請求した固定手段。 １７．実質的にここに記述された固定手段。