JPH11157277A - 文房具の収容を兼ねるキャップ外し具 - Google Patents

文房具の収容を兼ねるキャップ外し具

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JPH11157277A
JPH11157277A JP9364255A JP36425597A JPH11157277A JP H11157277 A JPH11157277 A JP H11157277A JP 9364255 A JP9364255 A JP 9364255A JP 36425597 A JP36425597 A JP 36425597A JP H11157277 A JPH11157277 A JP H11157277A
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cap
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pawl
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shaft
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Chiyuki Kimura
千之 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップを外して使う文房具を、本体の収容
穴に挿入して収容整頓し、使用する時には文房具を、片
手で引き抜くだけでキャップを外すことが出来て、か
つ、必要に応じてキャップを付けたまま一挙動で取り出
せる、文房具の収容を兼ねるキャップ外し具を提供す
る。 【構成】 本体(1)に収容穴(3)を形成し、挿入さ
れたキャップ(A2)に触れて、キャップ(A2)を取
り出す動きがあった時に、トグルジョイント効果により
強い押圧力でキャップ(A2)を挟持するつめ(10)
を収容穴(3)内に臨ませる。そして、収容穴の(3)
の周りに上記トグルジョイント効果を解除する解除ボタ
ン(50)を本体(1)の上部に露出させて設置する。
さらに、本体(1)を固着するための台(4)を本体下
部のあご足(6)に取り外し自在に取り付ける。そし
て、台(4)には片面に磁石(44)を、反面には弱粘
着シート(45)を取り付けるとともに、本体のあご足
(6)を係止するあご掛け(43)を、表裏を反転させ
て取り付け出来るように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
以下、本発明の説明にあたり、カム形とはハートカムを
対称軸線で2分した形状を意味し、上とは収容穴の入り
口側を、そして下とは収容穴の奥底側をそれぞれ意味す
る。
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,キャップを取り外
して使う文房具のキャップ側を収容穴に挿入して収容す
る収容具を、固定物に取り外し自在に固着し、文房具を
取り出す時に、キャップに強い抵抗をかけて収容穴内に
挟持し、文房具の本体のみを片手で取り出せるようにし
た、文房具の収容を兼ねるキャップ外し具の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のものは、片手でキャップを外せる
ようにするために次のような手段を講じていた。 イ)付属のキャップをまず取り外し、収容具の本体に形
成した前記キャップの内側形状と同形状の穴に挿し変え
る。 ロ)雄ねじつきの付属キャップにして、本体の雌ねじに
ねじこむ。 ハ)雌ねじつきの付属キャップにして、ボルトで本体に
取り付ける。 ニ)キャップと本体のすき間につめをかける。 ホ)キャップのクリップをひっかける溝を設ける。 このように、特定のキャップを用いるか或は限られた種
類のキャップのものにしか実施することが出来なかっ
た。(例えば、実公平7−74679号公報参照)。
【0003】また、固着手段については、磁石、粘着シ
ート又はマジックテープの何れかによるもので、設置場
所の条件によっては固着できない場合があった。例え
ば、磁石によるものは非磁性材質の所には固着できず、
粘着シートによるものは、電子ホワイトボードの板面に
固着して使いたくても、遊離状態の表面膜があって使用
出来なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、次のような
従来の課題項目を解決しようとするものである。 イ)文房具のキャップを特定するか、他に特製のキャッ
プを必要とする。 ロ)挿入動作以外に、キャップを固定する操作を必要と
する。 ハ)形状又は太さの異なるキャップに対して適応性がな
い。 ニ)文房具単体を、キャップをつけたまま必要に応じ
て、即座に取り出すことが出来ない。 ホ)設置場所の、異なる条件に対して、取り付け上の融
通性がない。 ヘ)特定のキャップ部を使い続けるものにあっては摩耗
や経年劣化で、或は,文房具のモデルチェンジによって
も製品寿命が短縮されるおそれがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するため、収容具に挿し易く抜けにくくする手
段、抜けにくさを解除する手段及び選択的に固着する手
段を講じたものである。挿し易く抜けにくくする手段
は、つめの先縁に挟歯を設けて、元側には軸を備え、挟
歯を収容穴の中心に向けて収容穴内に臨ませ、収容穴の
外側でつめを軸支し、挟歯が収容穴の中心に最も近づく
状態で、回動自在にばねで保持した。
【0006】そして、キャップ側の挿入により、軸に直
交する面内で前記状態よりもキャップを外す文房具の動
きの逆の方向につめを回動させて、約30度の角度をも
った状態でキャップの外周に滑りにくい挟歯を接触させ
て、キャップと挟歯の摩擦結合と軸受けの軸支力及びつ
めでトグルジョイントを構成した。そして、収容穴の反
対側に設置した同様のつめ又は挟支部材との間でキャッ
プを挟持させた。そのため、キャップに引き抜き方向の
力が加われば加わるほどトグルジョイント効果で挟持力
が増して、片手で文房具のキャップを外すことが出来る
ようにしたものである。
【0007】また、抜けにくさを解除する手段は、収容
穴の周囲で、一部を本体の上に露出させて昇降自在に案
内され、下部には押片を形成した解除ボタンを、つめ上
に載せ、この解除ボタンを押し下げ操作することで挟歯
をキャップから離してトグルジョイント効果を解除し、
キャップをつけたままの文房具を即座に取り出せるよう
にしたものである。
【0008】さらに、選択的固着手段としては、本体の
下端にあご足を形成し、片面に磁石を、反面には弱粘着
シートを取りつけた台を着脱自在に、しかも表裏反転可
能に、あご足に装着出来るようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による、文房具の収容を兼
ねるキャップ外し具は,本体に文房具の収容穴を形成
し、収容穴には挿し易く抜けにくくする手段と抜けにく
さを解除する手段を設け、さらに、底面には固着するた
めの台を取り付けたものである。
【0010】上記収容穴は、主に対象とする文房具のキ
ャップが容易に入る直径で、深さはそれらのキャップの
丈よりやや浅いものである。また、図17のように収容
穴の形と数を、細いもの用の小さい穴のものと、太いも
の用の大きい穴も混ぜて、少なくとも数箇所設けると便
利である。
【0011】また、挿し易く抜けにくくする手段は、つ
めを収容穴の中心に向けて収容穴内に臨ませ、挟歯が収
容穴の中心に最も近づくように保持し、軸を収容穴の外
側に設置した軸受けで支えて待機状態を作る。そしてキ
ャップ側が挿入されたときに、つめが回動されて軸心よ
りも低く下側に角度をもった箇所で、キャップの外周に
挟歯が接触し、摩擦による連結状態を作り、トグルジョ
イントを構成する。つめの軸心を含み収容穴の心線に直
交する面に対し、挟歯がキャップの外周と圧接している
箇所とつめの軸心を結んだ線が成す角度は、下向きで、
約30度が効果的である。軸を水平以外の状態で実施す
る場合は軸に直交する面内で、前記待機状態よりもキャ
ップを外す文房具の動きの逆方向に約30度回動した状
態で挟歯をキャップに当接させてトグルジョイントを構
成する。
【0012】このトグルジョイントの構成箇所はキャッ
プの大きさにより、収容穴の回りに2箇所ないしそれ以
上設置してもよいし、キャップの直径が細く、かん合力
が弱い文房具用には、他方を、挟歯の押圧がかかったキ
ャップを受けとめる挟支部材に代えて、1箇所にするこ
ともできる。
【0013】つめは成形若しくは切削加工によるもの又
は金属板を加工したもので、挟歯、軸及びばね装着部を
備える。挟歯を連設する輪郭は、カム形以外のものでは
一直線状又は直線と曲線の合成で凹状に形成する。
【0014】軸を中心に回動するカム形にする場合の輪
郭は、軸心から放射状に角度をとったときに、上から下
に向きを変えるに連れて半径が増大するハートカムを、
対称軸線で2分した形状にする。そして、半径の増加量
をキャップの直径が変わっても、キャップの外周に挟歯
が当接する箇所が、軸心からみて常に下側に約30度の
角度をもつように設定する。つめの材質は金属にし、挟
歯の形状はギザギザ又は刃状にして、キャップと接触し
た場合に確実な摩擦結合が得られるようにする。1箇所
のつめ部の、挟歯を連設したつめの枚数は、1枚ないし
複数枚のうち、対象とするキャップの形状やかん合力の
強さを考慮し、また、挟支部材も活用して省資材構成に
設定することが望ましい。
【0015】つめの軸を支える軸受けは、平板状のつめ
の場合は、軸心が移動しない固定軸受けとする。カム形
のつめの場合は、最上部から下に向かい裾広がり状態の
長穴にし、軸ばねで軸を最上部に摺動自在に保持する。
【0016】このようにして、キャップを挟持した状態
を解除する手段は、収容穴の周囲で、一部を本体の上に
露出させた解除ボタンを昇降自在に案内する。解除ボタ
ンの下部には押片を形成し、この押片をつめ又はつめの
一部である軸上に載せ、解除ボタンの押し下げ操作によ
り挟持状態を解除する。
【0017】また、収容具を固着する手段は、本体下端
にあご足を形成し、あご足の本体側には指当てを形成す
る。指当ての両側には切り込みを入れて弾性をもたせ
る。このあご足に、両面のどちらからも同じ条件で係止
できるあご掛けを設けた台を、スナップ式にはめこむ。
【0018】このように、反転取り付けを可能にした台
の、片面に磁石を、反面には弾性材を挟んで弱粘着シー
トを、各々の作用面を外側にして縁の高さより面を高
く、強接着により取り付ける。各々の面の吸着力は、キ
ャップの抜去力に耐え、かつ手動作により容易にはがせ
る半固定の強さに、それぞれの吸着性能とその面積で設
定する。
【0019】
【実施例】(第1実施例)この実施例はキャップの直径
に差があり形状も異なっていて、かん合力が2.5kg
前後の文房具に、より適したものである。以下図面を参
照して説明すると、図1及び図2において、本体(1)
の上面に収容穴(3)を形成し、つめ(10)を収容穴
(3)の中心に向けて収容穴(3)内に臨ませる。
【0020】そして、図2及び図4のように、軸(1
4)を軸受け(12)に納め軸ばね(16)で最上部に
支える。軸ばね(16)は、本体(1)の底部内面に形
成したばね入れ(17)にコイル部分を納め、延長端を
軸(14)の下側に当てて軸(14)を摺動自在に支え
る。軸止め(15)は上板が取り付けられるまで軸(1
4)の脱落を防ぐものである。
【0021】この状態で、ばね装着部(18)と本体
(1)のばね掛け(18A)間につめばね(19)を装
着し、挟歯(11)が収容穴(3)の中心に最も近ずく
状態に、かつ回動自在につめ(10)を保持する。本実
施例では軸ばね(16)はねじりばねを、つめばね(1
9)は引っ張りばねを、それぞれ使用している。
【0022】この状態に文房具のキャップ側を挿入した
場合の作動状態を図9(a)、(b)、(c)によって
説明すると、まず、キャップ(A2)の先端部(A
2’)が挟歯(11)に触れ抵抗を受けるが、さらにキ
ャップ(A2)を押し込むと、挟歯(11)にかかる圧
力がつめ(10)を通して軸(14)に伝わり、軸ばね
(16)に抗して軸(14)を押し下げる。
【0023】軸受け(12)はすそ広がり状態の長穴に
なっているので軸(14)は軸受け(12)を摺動して
下がりながらキャップ(A2)から遠ざかる。そして、
軸(14)の間隔がつめ(10)の回動に必要な距離に
広がるに連れてつめ(10)は回動し始め、挿入に対す
る抵抗を解かれたキャップ(A2)はさらに進入を続け
る。
【0024】そして、キャップ(A2)の外周と挟歯
(11)が接する箇所は、軸心(13)より上のレベル
から軸心(13)と同じレベル、そして軸心(13)よ
りも下のレベルで下側に角度を持った位置にと徐々に変
わっていく。軸心(13)よりも低いレベル範囲になる
と、軸ばね(16)に押し上げられた軸(14)が軸受
け(12)に沿ってキャップ(A2)に接近して圧力を
かけるため、つめ(10)には、下向きの回動力が生
じ、キャップ(A2)は、今までとは逆の、誘い込まれ
る力を受けて、一気に奥底に向かう。
【0025】こうして、キャップ(A2)が奥底に到達
すると、つめ(10)は回動出来なくなるため、軸(1
4)の上方向への摺動も止まってキャップ(A2)を奥
底に押しつけた状態で、一連の挿入動作が完了する。以
上の連携機構により、挿入動作は初め少し抵抗があった
後にすとんと吸い込まれて感触良く行われる。
【0026】上記の軸受け(12)は収容穴(3)の心
線に対して約20度の、すそ広がり状の長穴になってい
るので、いろいろな直径のキャップ(A2)を融通性を
もって収容できる。さらにキャップ抜去時に受ける軸反
発に対して、傾斜カムの効果により、軸ばね(16)の
作用応力よりも強い力で軸(14)の反発に耐えること
が出来る。
【0027】ここで、図5、図6及び図7によりつめ
(10)について説明すると、材質は、キャップ(A
2)がポリプロピレン製が多いことを考慮し、くい込み
摩擦抵抗が確実に得られる金属を使用する。本実施例は
つめ(10)をダイキャスト成形したもので並立する各
挟歯(11)の間は鼓形のドラム(20)を形成して強
化し、軸(14)及びばね装着部(18)とともに一体
で成形し、つめ(10)を構成している。
【0028】図6及び図7は、金属板のプレス加工によ
るつめ(10’)の場合を示し、製作方法は中央にばね
装着部(18’)を形成し、その両側に、輪郭がカム形
で外周に鋸歯状の歯を連設した挟歯(11’)と軸穴
(20’)をそれぞれ対称の位置に形成して平板状のつ
め(10’)の本体を作る。
【0029】そして、平板状のつめ(10’)のばね装
着部(18’)を奥にして、逆台形のコの字状に折り曲
げ、2枚のカム形の挟歯(11’)をV字ないし逆ハの
字状に並立させる。そして、軸穴(20’)に軸(1
4’)を通してつめ(10’)を構成する。また、カム
形のつめを1枚にして軸(14’)を垂直にかしめても
よい。(図8)
【0030】また、つめ(10,10’)のカム形輪郭
は、キャップ(A2)の形状が先細り状の場合を考慮し
て、キャップ(A2)の距離あたりの半径減少量に対
し、カム形輪郭の周囲長あたりの半径増加量が上回る形
状にする。そして、軸心(13)の高さより下側に約3
0度の角度をもった箇所で挟歯(11)をキャップ(A
2)に触れさせる。更に、カム形輪郭に沿って連設する
挟歯(11)の形状を、半径が増大する方向に傾倒する
鋸歯状にし、キャップ(A2)の取り出し方向への移動
に対し強い摩擦抵抗をもたせる。また、輪郭について、
本実施例ではカム形としているが、対象とするキャップ
に応じて最適の形状を設定することは自由である。
【0031】つぎに、本実施例における抜けにくさを解
除するを手段を、図16にもとづき説明すると、本体
(1)に形成された収容穴(3)の周囲に解除ボタン
(50)を、上下に摺動自在に案内し、押し下げ代とし
て解除ボタン(50)の一部を本体(1)の上方に露出
させる。
【0032】解除ボタン(50)の下部には押片(5
1)を備えて、その押片を、軸ばね(16)により押し
上げられている軸(14)上に載せて解除ボタン(5
0)を支える。
【0033】いま、解除ボタン(50)を軸ばね(1
6)による押し上げ力に抗して下限まで押し下げると、
軸(14)は軸受け(12)に沿って降下し、軸(1
4)どうしの間隔が広がり挟歯(11)はキャップ(A
2)から離れる。そして、つめばね(19)の力で挟歯
(11)が下側に回動し、キャップ(A2)とのすき間
はさらに広がり最大限となる。こうして、キャップ(A
2)は開放され、収容されていた文房具は、キャップ
(A2)を付けたまま、一挙動で取り出しが可能にな
る。
【0034】この解除ボタン(50)の材質を透明プラ
スチックにすると、色つきキャップの場合に色の識別が
しやすいので、多色でペンを使った後の再収容には特に
便利である。
【0035】つぎに、片手でキャップを外すために欠か
せない固着の手段について図1、図14及び図15にも
とづいて説明すると、本体(1)の下端に1個ないし複
数個のあご足(6)を形成する。あご足(6)のあご
(8)は本体(1)の外側方向に形成する。そしてあご
足(6)の形成箇所の本体側に指当て(7)を形成し、
指当て(7)の両側に切り込み(5)を入れてあご足
(6)に弾性をもたせる。
【0036】このあご足(6)に両面のどちらからも同
じ条件で係止できるあご掛け(43)(図15)を設け
た台(4)をスナップ式にはめ込み全体を構成する。台
(4)と本体(1)の分離は指当て(7)を押すことで
あご(8)の係止をはずして行う。
【0037】図1は、前記あご足(6)を、本体(1)
の長さ方向の両側下端中央に設け、あご(8)とあご掛
け(43)(図14及び図15)を円弧ないし円にし
て、本体(1)の幅方向の両側下角をそれぞれ約45度
削除した状態の、あご足(6)側から見てV字状の底部
にし、あご(8)を支点にして本体(1)を両側に約4
5度ずつ傾けられるようにしたものである。前記あご
(8)とあご掛け(43)の関係を逆にすることは自由
である。本例では製造コストを安くするために本体
(1)と一体のあご足(6)にしているが,外部から押
し又は引いて回動軸の係止をはめ,外しする一般的軸止
手段を用いることも自由である。
【0038】前記台(4)の片面に磁石(44)を、反
面には弾性材(46)を挟んで弱粘着シート(45)
を、各々の作用面を外側にして、縁(40)の高さより
も面を高く取り付ける。前記取り付けの手段は、本例で
は磁石並びにシート状の弾性材及び弱粘着シートを、強
接着により貼り付ける方法をとっている。各々の面の吸
着力はキャップ(A2)の抜去力に耐え、かつ手動作に
より容易にはがせる半固定の強さに、吸着性能とその面
積で設定する。固着バランスを良くするために磁石及び
弱粘着シートは複数に分けて取り付けるとよい。
【0039】また、上記弾性材(46)は、据え付け面
との密着性を良くするもので、本例では、シート状のス
ポンジシートを用いているが、他のシート状発泡ウレタ
ン又は柔らかいゴムシートを使用しても同様の効果が得
られる。
【0040】図15の(ロ)部は、デザイン上の理由な
どであご足(6)を設けられない場合の本体(1)と台
(4)の連結の手段を示す。前記磁石(44)及び弱粘
着シート(45)の取り付け面以外の面にマジックテー
プ(47)を、磁石(44)又は弱粘着シート(45)
の面より低く、強接着により取り付ける。この場合の取
り付け位置及び面どうしの段差は台(4)の両面で同条
件になるように設定して、台の反転取り付けを可能にし
ている。
【0041】そして、本体(1)の底部下面には、台
(4)の両面に取り付けたマジックテープ(47)と組
のマジックテープ(47’)を、その位置と高さを台
(4)側に合致させて、前記同様強接着により取り付け
る。そして、固着の強さを、マジックテープの吸着性能
とその面積で、キャップの抜去力に抗し、かつ、磁石
(44)又は弱粘着シート(45)による台(4)の固
着力を上回る強さに設定する。
【0042】図17は、本発明にかかる、文房具のキャ
ップ外し収容具を、電子ホワイトボード(B)の受け皿
(B1)に取り付けて使用する場合の例である。台
(4)の長さ方向中心線上又は同中心線寄りに1個ない
し複数個の段穴(41)(図15)を設け、段穴(4
1)の段部(42)にクランプ(C)の支持棒(C1)
を納め、下側のしめつけねじ(C2)によって取り付け
たものである。
【0043】さらに、段穴(41)には、文房具の収容
を兼ねるキャップ外し具を柱など、非磁性体で垂直な面
に、弱粘着シートの吸着によって固着する場合に、高温
時の吸着力低下や吸着力の経時劣化を考慮し、落下防止
のために止めねじを併用する。
【0044】(第2実施例)(図10及び図11) 本例はつめ(10B)を平板状にし、トグルジョイント
を構成するつめ部(ハ)は1箇所で、収容穴(23)を
中にしてつめ部(ハ)の反対側に、キャップ(A22)
を受けとめる挟支部材(60B)を設置する。そして軸
受け(22)は軸(14B)の支持位置を変えないこと
を特徴としている。以下図にもとづいて説明すると、本
体(21)の上面に収容穴(23)を形成する。収容穴
(23)の深さは対称とするキャップ(A22)の丈よ
りやや浅くし、直径は対象とするキャップ(A22)の
直径に、転がり止めの隆起部分やクリップの分を考慮に
いれた余裕分、約10mmを加えた寸法にする。
【0045】挟歯(11B)から軸心(13B)までの
距離をキャップの直径の約1.5倍にとり、収容穴(2
3)の中間でキャップ(A22)に挟歯(11B)を接
触させてその箇所から約30度の角度で上に上がったと
ころに軸受け(22)を設ける。つめ(10B)及びつ
めばね(29)に軸(14B)を通してつめ(10B)
を構成し、軸受け(22)に軸(14B)を納める。そ
して、挟歯(11B)が収容穴(23)の中心に最も近
づくように、かつ回動自在に、つめばね(29)により
つめ(10B)を保持する。本実施例はこのように、構
造が簡単であり、キャップの直径が10mm前後で、形
状が似ていて、キャップのかん合力が1.5kgぐらい
の文房具を多数収容する場合に適している。
【0046】この場合の挟歯(11B)を解除する手段
は、解除ボタン(50B)の押片(51B)をつめ(1
0B)の本体に載せ、押し下げ操作によりつめ(10
B)を下側に回動させて挟歯(11B)をキャップ(A
22)から離し、トグルジョイントを開放するものであ
る。
【0047】挟歯(11B)を連設する輪郭は本例では
凹曲線状にして、挟歯(11B)の形状は図10のよう
にギザギザで厚み方向の断面は、図11のように鋭角の
刃状になっているが、これらの形状については、直線
状、曲線状又はそれらの合成などキャップ(A22)の
形状に応じた最適のものを設定することが望ましい。
【0048】(第3実施例)(図12、図13及び図1
8) 本例はキャップの直径が細く、かん合力が1.5kg位
でテーパー式かん合キャップの文房具に対して、より効
果的なもので、第2実施例の軸(14B)を傾けて支持
し、解除ボタンをなくし、扶歯(11C)を連接する輪
郭を直線状にして実施したものである。図13のように
軸(14C)を傾けて軸受け(32,32’)に支持
し、軸(14C)に直交する方向で高さが変わらない状
態に、かつ回動自在につめ(10C)をつめばね(3
9)で保持する。本例では軸(14C)の傾きを収容穴
(33)の中心から挟歯(11C)側を見て、右上がり
の約45度に設定して軸受け(32,32’)を形成し
ている。他の部分については第2実施例と同じである
【0049】この状態にキャップ部を奥底まで挿入する
と板状のつめ(10C)は傾いた軸(14C)を中心
に、斜め下側に約30度回動された状態で挟歯(11
C)がキャップ(A23)に接触してトグルジョイント
を構成する。軸を斜めにするとトグルジョイント効果は
低下するが、キャップ(A32)の取り出し方向の移動
に対して並びに収容穴(33)の上から見て、キャップ
(A32)の半時計方向の回転に対しても、同様のトグ
ルジョイント効果を得ることが出来て、キャップ(A3
2)を挟持することが出来る。逆に時計方向の回転では
トグルジョイント効果は得られないため、文房具を時計
方向に回しながら引き抜けば、解除操作なしでキャップ
(A32)をつけたまま取り出すことが出来る。
【0050】第1実施例及び第2実施例ではキャップ
(A2,A22)の引き抜き動作によってのみトグルジ
ョイント効果による挟持力を得られたが、本実施例によ
れば、取り出し方向以外に、単に半時計方向に回すだけ
でも挟持力を得ることが出来る。
【0051】なお、固着の方法については、第2実施例
及び第3実施例は共に第1実施例と共通するので説明を
省略する。
【0052】以上の実施例の説明は1単位の箇所につい
て行っているが、これらを複数箇所に、種類も第1、第
2及び第3の実施例を適数に配分して1体に実施するこ
とは自由である。図18は第3実施例を、本体がドーム
形で回転出来るように構成した例である。また、図19
は第1、第2及び第3実施例の機構をそれぞれ内蔵し、
多様なキャップつき文房具の収容とキャップ外しを可能
にした、文房具の収容を兼ねるキャップ外し具の例であ
る。図20には,本発明の第1実施例の試作品により適
応を確認した,直径が10mmから20mmの市販文房
具のキャップ形状の例が示してある。さらに,太もの用
に収容穴の大きいものを製造することで,POP広告用
の筆記具などを対象に,用途範囲を広げることが出来
る。
【0053】
【発明の効果】キャップを外す対象となる文房具は筆記
具、修正ペン、のり、カッターなどあり、さらにそれら
の品種も色の多色化や形状及び太さの多様化で、身の回
りにはキャップを外して使う文房具が増える傾向にあ
る。これに対し本発明は、第1、第2、第3実施例のよ
うに実施され、次のような効果を奏するものである。
【0054】まず、第1実施例によれば本体の収容穴に
文房具のキャップ側を無造作に挿入して収容、整頓が出
来、使用するときは片手で文房具の本体を持ち、他方の
手の状態を変えることなく、引き抜くことでキャップを
収容穴内に残して本体のみを取り出すことが出来る。
【0055】したがって、日常の作業の最中に、片手で
何かを押さえたり持ったりしながら糊やカッター若しく
は筆記具を使いたいことがよくあるが、そのような場合
に、作業対象から手を離すことなく、目的の文房具を片
手で取り出して使用することが出来る。
【0056】カム形をしたつめを回動自在につめばねで
保持し、軸をすそ広がりの軸受けに納めて軸ばねで摺動
自在に最上部に保持したことで、キャップの直径の細い
ものから太いものまで融通性をもって収容及び挟持する
ことが出来る。
【0057】挟歯を連設する輪郭がカム形をしていて、
キャップと挟歯の接点が軸心から下側に約30度の角度
をもっているため、収容時には、初め軽い抵抗があった
後、すとんと誘い込まれて、挿入が感触良く行われる。
【0058】前記のように挿入された文房具を取り出そ
うとすると、挟歯はキャップの外周と摩擦結合の状態て
トグルジョイントを構成しているので、文房具を引けば
引くほどキャップは強く挟持される。そして、固くはま
ったキャップでも十分な保持の助けを借りて容易に外す
ことが出来る。
【0059】また、文房具に付属していたキャップをそ
のままつけて収容し、キャップ外しが出来るので、その
折々の作業内容により、使用頻度の高いものを随時入れ
替えて収容し使用することが出来、作業能率を高めるこ
とが出来る。また、使用後は収容中のキャップに挿し込
むことになるので必然的に机上の整理整頓にも役立ち、
また、キャップの紛失も防止出来る。
【0060】また、本収容具の挟持の手段がトグルジョ
イント効果を応用しているので、引き抜きや回転の力を
加えなければ、キャップには挟歯の弱い接触圧しか掛か
らないので、収容中に挟持によってキャップを変形させ
るおそれがない。さらに、文房具の消耗と同時に、その
都度キャップも更新されるので、摩耗や経年変化による
気密性や、かん合具合の劣化のおそれがなく、本収容具
の製品寿命を延ばすことが出来る。
【0061】つぎに、挟歯部はカム形をした2枚のつめ
を逆ハの字状ないしVの字状に組み合わせてあり、文房
具を引き抜く状態では回転方向に対しても摩擦抵抗を発
生させるので、抜きながらねじることで、より簡単にキ
ャップを外して文房具を取り出すことが出来る。
【0062】また、上記のような挟歯部にしたので、直
径が太いキャップに対してはカム形の半径が小さく、つ
めどうしの間隔が広い部分の挟歯が当接し、直径が細い
キャップに対しては半径が大きく、つめどうしの間隔が
挟い部分の挟歯が当接するので、キャップの直径に応じ
てバランス良く挟歯がキャップに当接して挟持し、収容
時の直立状態を良くすることが出来る。
【0063】また、挟歯を金属製にし、半径が増大する
側に傾倒した鋸歯状にしたことで挟歯がキャップに触れ
たときに滑りのない摩擦結合が得られ、より有効なトグ
ルジョイントを構成することが出来る。
【0064】また、収容穴の周囲に解除ボタンを上下に
摺動自在に案内し、下端の押片を双方のつめ部の軸上に
載せて支持したので、解除ボタンを押し下げると軸は下
がりながらキャップから遠ざかり挟歯をキャップから離
すので、文房具をキャップ付きのまま一挙動で取り出す
ことが出来る。
【0065】前記解除ボタンの材質を透明にすることで
収容中のキャップの認識がよりし易くなり、複数の文房
具を取り出して使用した後の、再収容がやり易くなる。
【0066】据付場所により選択的に半固定の状態で固
着でき、かつ、反転取り付け可能な台を本体に着脱自在
に取り付けたので、電子ホワイトボードの板面をも含め
てスチール製品の平面上に据え付ける場合は磁石面を外
にして、木製机や柱など非磁性体の平面上に据え付ける
場合は弱粘着シートを外にして、据え付けることが出来
る。
【0067】また、クランプを併用すればホワイトボー
ドの受け皿にも取り付けることが出来、さらに段穴を使
ってねじ止めにすれば、粗い面や細い桟又は柱にも取り
付けることが出来る。このように据付場所の条件に合わ
せて選択的に据え付けることが出来る。
【0068】さらに、本体を、あご足のあごを支点にし
て手前と後ろ側に各々約45度の範囲で傾けて、クリッ
クで最適姿勢に保てるようにしたので、位置を変えなが
らの使用や二人向かい合っての使用に便利である。
【0069】また、据え付けられた台から本体を一挙動
で分離して、本体のみの状態で手に持ち、キャップ外し
収容具として使用出来るので、例えばホワイトボードに
マーカーペンを使用して多色表現する時に、なん色もの
マーカーペンを収容具ごと片手に持って、必要に応じ
て、次々に、キャップを外した状態で取り出し、交換使
用が出来るので手際良く板書することが出来る。
【0070】つまり、ペンを1本ずつ受け皿から取り上
げ、両手でキャップを外し、使用後は再び両手でキャッ
プをはめて受け皿に戻す、この動作を何度も繰り返す煩
わしさを解消し、能率を向上させることが出来る。
【0071】また、工場で移動しながら対象物に多色を
用いチェックマークを入れるような場合には、前記のよ
うな用い方は最適でより効果的である。
【0072】以上は、第1実施例に関しての効果である
が、さらに、第2、第3実施例によれば、つめ部を片側
のみにし反対側には挟支部材を設置している。そして、
トグルジョイントを構成するつめは単板状にし、さら
に、軸受けは位置固定としたので部材やスペースを削減
でき、その分収容穴の数を多く出来、しかも安価に生産
することが出来る。
【0073】また、第3実施例によれば、つめの軸を傾
けたことで、収容文房具の取り出し方向及び反時計方向
回転の両方に対して、同じようにトグルジョイント効果
を得ることが出来るので、あたかも両手でキャップを外
すときのように、回しながら引き抜く動作でキャップを
外すことが出来る。そのため、テーパー式かん合で固く
はまったキャップでもゆるめ易いので有効である。ま
た、キャップがねじ式の場合には、単に、反時計方向に
回すだけなので、これも片手で容易に行うことが出来
る。
【0074】そのうえ、文房具を時計方向に回した場合
は、トグルジョイント効果は起こらないので、解除操作
なしでも時計方向に回しながら引き抜けば、キャップを
付けたまま文房具を取り出すことが出来る。そのため、
解除ボタンを省くことが出来、構造が尚一層単純になっ
て、面積あたりの収容穴数を多くすることが出来、より
安価に生産することが出来る。
【0075】また、本体の形状をドーム形にしたので、
収容された文房具どうしの上端側は放射状に開いて間隔
が空き、取り出し易い。
【0076】さらに、本体を台上で回転出来るようにし
たので、沢山収容された中から目的の文房具を選ぶのに
有効である。
【0077】固着の手段については、第2、第3実施例
とも第1実施例と共通なので説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図である。
【図2】図1の上ぶたを部分的に取り除いた平面図であ
る。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】第1実施例のつめの斜視図である。
【図6】第1実施例のつめの別の例の平面図である。
【図7】図6のつめの斜視図である。
【図8】第1実施例の別の例の上ぶたを取り除いた平面
図である。
【図9】図2のA−A線断面でのキャップ挿入時の動作
を3段階に分けた説明図である。
【図10】第2実施例の平面図である。
【図11】図10のD−D線断面図である。
【図12】第3実施例の待機状態の上ぶたを取り除いた
平面図である。
【図13】図12の矢視(イ)を示す図である
【図14】図1から台を取り除いたあご足付近の部分斜
視図である。
【図15】あご足と台の係止関係と台の構成を示す縦中
心線の部分断面図である。
【図16】キャップを解除した状態を示す図2のC−C
線階段断面図である。
【図17】本発明にかかる第1実施例の、文房具の収容
を兼ねるキャップ外し具を電子ホワイトボードに取り付
けた状態を示す部分斜視図である。
【図18】第3実施例を回転ドーム形に構成した外観斜
視図である。
【図19】第1,第2及び第3実施例を合わせて構成し
た外観斜視図である。
【図20】第1実施例の試作品で適応出来た市販文房具
のキャップ形状一覧図である。
【符号の説明】
A 文房具 A1、A21 文房具本体 A2、A22、A32 キャップ A2’ 先端部 B 電子ホワイトボード B1 受け皿 B2 遊離膜 C クランプ C1 支持棒 C2 しめつけねじ ハ つめ部 1、1’、1D、21、31 本体 2 上ぶた 3、3’、23、33 収容穴 4、4D、34台 5、5D、35 切り込み 6、36 あご足 7、7D、37 指あて 8 あご 9 クリック溝 9A クリック凸ひも 10、10’、10B、10C つめ 11、11’、11B、11C 挟歯 12、12’、22、、32、32’ 軸受け 13、13B 軸心 14、14’、14B、14C 軸 15 軸止め 16、16’ 軸ばね 17 ばね入れ 18、18’、28 ばね装着部 18A,18A’ ね掛け 19、19’、29、39 つめばね 20、20’ ドラム 30 取手 40 縁 41 段穴 42 段部 43 あご掛け 44 磁石 45 弱粘着シート 46 弾性材 47、47’ マジックテープ 50、50’、50B 解除ボタン 51、51B 押片 60、60B、60C 挟支部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャップ(A2)を取り外して使う文房具
    (A)を収容穴(3)に挿入する収容具において、本体
    (1)の底面以外の1面ないし全面に、1個ないし複数
    個の収容穴(3)を形成して、各収容穴(3)には、挿
    し易く抜けにくくする手段と、抜けにくさを解除する手
    段を設け、底面には表裏反転取り付けが可能な固着用の
    台(4)を、一挙動での着脱が可能な手段により取り付
    けた、文房具の収容を兼ねるキャップ外し具。
  2. 【請求項2】前記挿し易く抜けにくくする手段及び抜け
    にくさを解除する手段が、キャップ(A2)に触れてい
    て、キャップ(A2)を外す動きに対し、摩擦抵抗を高
    める形状と材質の挟歯(11)と、軸(14)及びばね
    装着部(18)を備えたつめ(10)並びに解除ボタン
    (50)である請求項1記載の文房具の収容を兼ねるキ
    ャップ外し具。
  3. 【請求項3】前記挿し易く抜けにくくする手段が、つめ
    (10)を収容穴(3)の中心に向けて収容穴(3)内
    に臨ませ、軸(14)を収容穴(3)の外側の軸受け
    (12)で支え、挟歯(11)が収容穴(3)の中心に
    最も近づく状態で、かつ、回動自在につめばね(19)
    で保持して待機状態を作り、キャップ側の挿入により、
    前記待機状態よりも、軸(14)に直交する面内でキャ
    ップ(A2)を外す文房具(A)の動きの逆方向につめ
    (10)を回動させて、角度をつけた状態でキャップ
    (A2)に挟歯(11)を当接させ、文房具(A)がキ
    ャップを外す動きをしたときに、キャップ(A2)と挟
    歯(11)の摩擦力による摩擦結合と、軸受け(12)
    の軸支力と、つめ(10)による、トグルジョイント効
    果でキャップ(A2)に押圧力を加え、収容穴(3)を
    囲んで複数箇所に設置した同様のつめ(10)どうしの
    間又は挟支部材(60)とつめ(10)の間でキャップ
    (A2)を挟持することを特徴とする請求項1又は2記
    載の文房具の収容を兼ねるキャップ外し具。
  4. 【請求項4】軸心(13)から放射状にとった角度によ
    り、各挟歯(11)までの距離を変えて、ハートカムを
    対称軸線で2分したカム形の輪郭にしたつめ(10)
    を、半径の大きいほうを下側にして、輪郭に沿って、キ
    ャップ(A2)の取り出し方向への移動に対して滑りに
    くい、鋸歯状の挟歯(11)を連設した請求項2又は3
    記載のつめ。
  5. 【請求項5】つめ(10B,10C)の先縁で、幅方向
    の1端から他端にかけて、キャップ(A22,A23)
    の取り出し方向への移動に対して滑りにくい形状と材質
    の挟歯(11B,11C)を設けた請求項2又は3記載
    のつめ。
  6. 【請求項6】収容穴(3)の深さ内の高さで、収容穴
    (3)の内側に挟歯(11)を臨ませる条件位置に、一
    部が開口状態で、軸(14)を回動自在に支える軸受け
    (12)を形成した請求項3記載の文房具の収容を兼ね
    るキャップ外し具。
  7. 【請求項7】前記軸受け(12)を、最上部から下に向
    かうにつれて収容穴(3)の中心から遠ざけ、斜めの長
    穴状に伸ばして軸(14)を納め、軸ばね(16)で軸
    (14)を最上部に、摺動自在に保持した請求項1ない
    し3のいずれかに記載の文房具の収容を兼ねるキャップ
    外し具。
  8. 【請求項8】収容穴(3)の周囲にあって、一部を本体
    (1)の上部に露出させた解除ボタン(50)を昇降自
    在に案内して、押片(51)をつめ(10)の一部に載
    せた請求項1又は2記載の文房具の収容を兼ねるキャッ
    プ外し具。
  9. 【請求項9】本体(1)の下端に、あご足(6)を1個
    ないし複数個形成し、あご足(6)の形成箇所の本体側
    に、指当て(7)を設け、指当て(7)の両側には切り
    込み(5)を入れた請求項1記載の文房具の収容を兼ね
    るキャップ外し具。
  10. 【請求項10】キャップ(A2)の抜去力に抗し、かつ
    手による離反が容易な半固定の固着力をもつ磁石(4
    4)と弱粘着シート(45)の、一方を片面に他をその
    反面に、各々の作用面を外側にして、縁(40)の高さ
    よりも面を高く取り付けた請求項1記載の台。
  11. 【請求項11】上記台(4)に、あご足(6)を表裏同
    条件で係止するあご掛け(43)を設けた請求項1記載
    の文房具の収容を兼ねるキャップ外し具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111136373A (zh) * 2020-01-19 2020-05-12 广州市极动焊接机械有限公司 一种浮动式电极帽更换机
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KR102481959B1 (ko) * 2021-08-25 2022-12-27 이예안 수평유지구조를 포함하는 판서 가이드 장치

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CN111136373B (zh) * 2020-01-19 2024-01-02 广州市极动焊接机械有限公司 一种浮动式电极帽更换机
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