JPH1016462A - シート状部材の吊具 - Google Patents

シート状部材の吊具

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JPH1016462A
JPH1016462A JP16726096A JP16726096A JPH1016462A JP H1016462 A JPH1016462 A JP H1016462A JP 16726096 A JP16726096 A JP 16726096A JP 16726096 A JP16726096 A JP 16726096A JP H1016462 A JPH1016462 A JP H1016462A
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JP
Japan
Prior art keywords
mounting portion
piece
pipe
sheet
holding
Prior art date
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Pending
Application number
JP16726096A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuaki Iizuka
飯塚立明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IIZUKA INSATSU KK
Original Assignee
IIZUKA INSATSU KK
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Publication date
Application filed by IIZUKA INSATSU KK filed Critical IIZUKA INSATSU KK
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Publication of JPH1016462A publication Critical patent/JPH1016462A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷札などのシート状部材を吊り下げるための
吊具において、その種の吊具を様々な大きさの部材に装
着できるようにして利便性を向上させる。 【構成】 合成樹脂などにより、取付部1と保持部2と
連結片3を一体に成形する。取付部1は、切欠部4を有
する略C字形状にしてパイプなど所要の部材に装着でき
るようにする。一方、保持部2は、基板6と該基板6に
ヒンジ部7を介して開閉自在に設けた可動板8とにより
構成し、その上部を連結片3を介して取付部1に連結す
る。また、取付部1の内周面には突片9,10を突設す
る。このうち、一方の突片9は切欠部4の一端側から取
付部1の内側に向けて延設し、他方の突片10は突片9
に近接して取付部1の装着時に突片9を支持するように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状部材の吊具に
関し、特に荷札を主とするシート状部材を様々な大きさ
の部材に対して適正に吊り下げられるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】荷札や種々の文書、その他のシート状部
材を所要の場所に吊る下げておくと、見やすく且つ整理
が楽になるなど都合が良いことが多々ある。
【0003】例えば、家畜の競売時などには、その生産
者や重量その他の必要事項を記入した荷札を家畜ととも
に所要の部材に吊り下げ、その売買を円滑に行えるよう
にしている。
【0004】従来、その種の荷札を所要の部材に吊り下
げるための吊具として、例えば図6に示すようなものが
ある。この吊具は、取付部1と保持部2を有する合成樹
脂の一体成形品であり、使用時には所要のシート状部材
Sを保持部2に挟んで保持し、これを例えば高所のパイ
プPに対する取付部1の装着をもって吊り下げられるよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の吊具によれば、取り付けるパイプなどの大きさによ
っては適正に取り付けられないことがある。例えば、取
付部1に対してパイプPの外径が大きすぎれば取付不可
となり、逆に小さすぎると風圧その他の僅かな外圧で脱
落してしまうという難点がある。また、これを考慮して
取付部1の大きさを変えた種々の形態のものを取り揃え
るようにするには余りに不経済である。
【0006】なお、パイプPなど吊下げ用の部材が取付
部1に対して極端に大きくない場合には、取付部1がそ
の弾力で変形するから取付可能であるが、小さい場合の
効果的な対処法はなく、このときには煩わしくも所要箇
所に取付部1に適応するパイプを架設するなどして対処
してきた。
【0007】そこで、本発明は従来の吊具を改良し、細
いパイプなどにも適正に装着できるようにして、より軽
便にすることを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するため、切欠部を有する略C字形状の取付部に、
連結片を介してシート状部材を保持する保持部を設けた
吊具であって、前記取付部の内周面に所要の弾力をもつ
突片が突設されていることを特徴とするシート状部材の
吊具を提供するものである。
【0009】また、本発明は、より好適な態様として、
切欠部を有する略C字形状の取付部に、連結片を介して
シート状部材を保持する保持部を設けた合成樹脂製の吊
具であって、前記取付部の内周面に所要の弾力をもつ2
つの突片が突設され、その一方はベースとして前記切欠
部の一端側から取付部の内側に向けて延ばし、他方はベ
ースに近接して前記取付部の装着時にベースを支持して
該ベースをその復元方向に付勢するようにしたことを特
徴とするシート状部材の吊具を提供するものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、保持部に荷札やその他のシー
ト状部材を取り付けて保持し、その状態にして取付部を
高所にあるパイプなどに装着することにより、シート状
部材を安定的に吊り下げることができる。
【0011】パイプなどに対する取付部の装着時には、
その切欠部をパイプなどに押し当て、その状態で強く押
し込むようにする。すると、取付部がその弾力で変形し
て切欠部が広がり、そしてその中にパイプなどが導入さ
れて取付部が装着されることになる。
【0012】このとき、パイプなどにて突片が加圧され
て撓み、これがその弾力でもってパイプなどの外周面に
圧接するようになる。この結果、取付部がパイプなどに
対して所要の保持力をもって装着されることになり、こ
れにより吊具の脱落が防止される。
【0013】なお、突片は取付部を装着する部材の大き
さに応じて撓み率が変化することになるから、その弾性
変形域内において様々な大きさの部材に対し取付部を装
着できることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の適用例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る吊具の好適
な一例を示した側面図である。図1において、1は取付
部、2は保持部、3は連結片であり、これらはポリプロ
ピレンやポリエチレンを射出成形や押出成形するなどし
て一体に成形している。そして、この吊具によれば、取
付部1を高所に架設したパイプなどの外周面に装着し、
その保持部2にシート状部材として例えば競売用の家畜
を判別する荷札を固定して吊り下げることができる。
【0015】取付部1は、所要の間隔を有する切欠部4
をもったC字形状であり、パイプその他の部材に装着す
るときには、その弾力により切欠部4が開閉するように
してある。また、切欠部4の対向側は外面の一部を隆起
させてリブ5とし、そのリブ5にて切欠部4の開閉時に
おける強度を保てるようにしている。
【0016】一方、保持部2は取付部1の下部に連結片
3を介して連結してある。特に、保持部2は連結片3の
方向に延びる基板6と、この基板6の上部に薄片状のヒ
ンジ部7を介して形成した可動板8とにより構成され、
その基板6と可動板8で荷札をクランプした状態で保持
するようにしてある。
【0017】ここで、9,10は取付部1の内周面に突
設した突片である。この突片9,10は所要の弾力をも
って取付部1に一体に形成されるが、このうち一方の突
片9はベースとして他方の突片10より長くし、切欠部
4の一端側から取付部1の内側に向けて延設している。
特に、その基端側は所要の曲率を有する曲面部9aとし
て切欠部4側に向けて湾曲させている。そして、取付部
1はその内側が突片9により2つの領域に区画され、装
着時にはその一方の区画Aにパイプその他の吊下げ用部
材が圧入されることになる。
【0018】また、他方の突片10は区画B側にあっ
て、ベースとしての突片9に近接して設けられ、取付部
1の装着時にはベースとしての突片9と先端が接触して
これを支持し、突片9をその復元方向である区画A側に
付勢するようにしてある。
【0019】次に、図2は保持部の可動板を開いた状態
を示す。なお、可動板8の一部は破断して示してある。
この図で明らかにしているように、可動板8は基板6に
対してヒンジ部7を支点に開閉動作するようになってお
り、開放時にはシート状部材の着脱作業を行うことがで
きる。
【0020】特に、基板6と可動板8の内面には互いに
係合するピン12と止孔13があり、可動板8の閉時に
はそのピン12と止孔13が係合して可動板8の開放を
規制することになる。このため、基板6と可動板8の間
に挟んだシート状部材は確実に保持されて不用意に離脱
することがない。特に、基板6と可動板8によるシート
状部材のクランプ時にはその一部をピン12が貫通する
ようになるから、保持力が格段と向上する。
【0021】また、基板6と可動板8の内面には、互い
に係合する隆起部14と溝部15を所要の間隔で形成し
ている。このため、クランプされたシート状部材は滑落
する危険がなく、ピン12との相乗効果で保持力がより
一層向上することになる。
【0022】次に、図3は吊具の正面図であり、図4に
は図3におけるX−X線断面を示している。図3に示す
ように、取付部1と連結片3は同一幅とされ、破線で示
される突片9,10は取付部1の略半分の幅をもって形
成されている。
【0023】また、ピン12と止孔13は保持部2の略
中央に形成してある。図4に示すように、ピン12は軸
部12aと頭部12bを有し、また止孔13は二段式の
孔になっており、それらの係合時には止孔13の段部に
ピンの頭部12aが係止されるようになっている。
【0024】次に、図5に基づいて本願に係る吊具の使
用時の状態を説明する。図5において、Pは吊具を吊り
下げる部材としてのパイプであり、そのパイプPには取
付部1が装着される。なお、パイプPは吊具用に新設す
るようにしてもよいが、既設のものを利用することが望
ましい。
【0025】そのパイプPに取付部1を装着するには、
切欠部4をパイプPの外周面に位置付け、その状態にし
て取付部1を押し込むようにすればよく、このとき取付
部1はその押込力で切欠部4が広がり、これによりその
内部にパイプPが導入されることになる。
【0026】そうすると、突片9はパイプPにて加圧さ
れ、図の想像線に示す初期位置から実線の位置まで撓ん
だ状態でその復元力によりパイプPの外周面に圧接する
ことになる。このため、吊具に外圧が作用してもパイプ
Pから取付部1が簡単に離脱してしまうことがない。
【0027】特に、このとき撓曲した突片9を他方の突
片10がその弾力をもって支持し、突片9をその復元方
向に付勢するようになる。このため、突片9は自己の弾
力と他方の突片10の弾力とでパイプPの外周面に圧接
することになり、パイプPに対する取付部1の装着力が
上がり、その装着が確実なものとなる。その結果、吊具
は僅かな外力でパイプPから脱落することがなくなり、
保持部2をもってシート状部材を吊り下げた状態で安定
的に保持できることになる。
【0028】なお、図には取付部1の内径より小さいパ
イプPに装着する例を示しているが、略同径のパイプに
しても突片9,10が大きく変形することにより装着が
可能であり、しかも取付部1の内径より大きいパイプに
しても突片9,10と取付部1との弾性変形により装着
が可能である。
【0029】以上、本発明の好適な一例を図面に基づい
て説明したが、本発明の吊具によれば、突片を2つ設け
ず一つのみにするようにしてもよい。例えば、突片10
を除去した状態にするとともに、残りの突片9の厚さや
材質を変えてその弾力を向上させるようにしてもよい。
【0030】また、その使用例として、家畜の競売時に
家畜を吊り下げるパイプに装着するものとしているが、
本願吊具を文具用にして、事務所などにおける室内の既
設の部材に装着し、その保持部にシート状部材として伝
票その他の文書をクランプすることもできる。特に、保
持部をバネクリップ式にして写真など貴重なシート状部
材を吊り下げることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば取付部の内周面に所要の弾力をもつ突片を突設し
たため、様々な大きさの部材に対して取付部を装着する
ことができ、しかも装着時にはパイプなどの部材に対し
て突片が適度の弾力で圧接するから簡単に離脱すること
がない。
【0032】この結果、保持部で保持したシート状部材
を安定的に吊り下げられることになり、利便性が格段と
向上するという効果を得る。
【0033】特に、突片を2つにして、所要の部材に対
する取付部の装着時に、変形状態にある一方の突片を他
方の突片が支持して復元方向に付勢するようにしたた
め、種々の部材に対する装着力が上がり、脱落の危険が
殆どなくなるという格別な効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート状部材の吊具の一例を示し
た側面図
【図2】保持部における可動板の開放状態を示した側面
【図3】同吊具の正面図
【図4】図3におけるX−X線断面図
【図5】取付部を所要の部材に装着した状態を示す側面
【図6】従来の吊具の使用状態を示した斜視図
【符号の説明】
1 取付部 2 保持部 3 連結片 4 切欠部 5 リブ 6 基板 7 ヒンジ部 8 可動板 9,10 突片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切欠部を有する略C字形状の取付部に、
    連結片を介してシート状部材を保持する保持部を設けた
    吊具であって、前記取付部の内周面に所要の弾力をもつ
    突片が突設されていることを特徴とするシート状部材の
    吊具。
  2. 【請求項2】 切欠部を有する略C字形状の取付部に、
    連結片を介してシート状部材を保持する保持部を設けた
    合成樹脂製の吊具であって、前記取付部の内周面に所要
    の弾力をもつ2つの突片が突設され、その一方はベース
    として前記切欠部の一端側から取付部の内側に向けて延
    ばし、他方はベースに近接して前記取付部の装着時にベ
    ースを支持して該ベースをその復元方向に付勢するよう
    にしたことを特徴とするシート状部材の吊具。
JP16726096A 1996-06-27 1996-06-27 シート状部材の吊具 Pending JPH1016462A (ja)

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JP16726096A JPH1016462A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 シート状部材の吊具

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JP16726096A JPH1016462A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 シート状部材の吊具

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JPH1016462A true JPH1016462A (ja) 1998-01-20

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JP16726096A Pending JPH1016462A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 シート状部材の吊具

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JP (1) JPH1016462A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2458543A (en) * 2008-03-29 2009-09-30 Simon Rowland Price Ticket Displaying Device for Different Size Display Arms
JP2012011920A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Sankoo:Kk シート保持具
US8336241B2 (en) 2010-03-10 2012-12-25 Display Mode Limited Device for displaying a graphic holder

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A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040224

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040706