JPH09507389A - ウシ発情期鑑定法 - Google Patents

ウシ発情期鑑定法

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JPH09507389A JP7518068A JP51806895A JPH09507389A JP H09507389 A JPH09507389 A JP H09507389A JP 7518068 A JP7518068 A JP 7518068A JP 51806895 A JP51806895 A JP 51806895A JP H09507389 A JPH09507389 A JP H09507389A
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エム. ザップ、ロレッタ
ダブリュ. スターツル、ティモシー
キャテル、マルガリータ
ティー. ミーラン、リチャード
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ディーディーエックス インコーポレイテッド
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    • A61D17/002Devices for indicating trouble during labour of animals ; Methods or instruments for detecting pregnancy-related states of animals for detecting period of heat of animals, i.e. for detecting oestrus

Abstract

(57)【要約】 ウシの発情周期に関連する判定のためのシステムを開示する。システムはウシに装着される電子パッチ(30)を有する。発情期乗駕行為データを送信するための送信器モジュールが電子パッチ(30)のパウチに収容されている。送信器モジュールへの電力供給のための取り外し及び使い捨て可能なバッテリ(88)もまたパッチに収容されている。送信される発情期乗駕行為データ信号の品質を維持するため、送信器モジュールからの発情期乗駕行為データは中継器モジュール(34)に送信される。発情期乗駕行為データは中継器モジュール(34)により発情期乗駕行為データを記憶するためのメモリを有する中央受信器モジュール(38)に再送信される。発情期乗駕行為データは発情期乗駕行為データの解析にも用いられるソフトウェアにより、その要求に際してコンピュータ(42)にダウンロードされる。発情期乗駕行為のデータ解析によりウシの繁殖に最適な時期を判定する上で有用な数値を求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ウシ発情期鑑定法 発明の属する技術分野 本発明は、ウシの発情期鑑定法に関し、詳細には、ウシにおける最適な繁殖時 期の決定方法に関する。 発明の背景 ウシの発情期、即ち発情周期の正確な理解は、貴重な情報である。この情報に より、一般的にウシが人工授精されるべき正確な排卵期が確認され得る。乳牛の 場合、授精に成功することは所望の牛乳生産が達成されることを意味する。一方 、ウシの受胎に失敗することは、通常、更に1回以上の発情周期経過後まで、牛 乳生産が不可能であることを意味する。意図に反してウシが妊娠していない分娩 間欠期が必要以上に長くなると、牛乳の売上に損失が出る結果となる。ウシの群 れにおいて正確な発情期鑑定がなされない場合、畜産業者は、牛乳生産損失によ り毎年数千ドルもの損害を蒙ることがある。 ウシの発情期鑑定の重要性は、登録済みの多数の米国特許において認識されて いる。概して、これらの特許は、ウシに人工授精を行う時期を決定する際に直面 される問題を、詳細に説明している。それぞれ1989年7月11日と、198 7年1月13日に登録され、”ウシにおける発情期鑑定のための方法及び装置” と題されている米国特許第4,846,106号及び第4,635,587号で は、正確な発情期鑑定の経済的な意義が記載されている。また、これに関連して 、発情周期の重要性を含めて、人工授精に関連するウシの乗駕行為及び時間的間 隔の重要性が記載されている。これらの特許において、ウシに装着され、直接ウ シの体の上でウシの乗駕行為継続時間を表示し、また、ウシの飼い主に乗駕行為 が行われたことを知らせるモジュールが開示されている。 その他の多数の特許において、発情期鑑定装置が開示されている。1983年 10月25日に、ライト(Wright)に付与され、”雌動物における発情周 期をモニターするための装置及び方法”と題された米国特許第4,411,27 4号において、ウシに装着するためのパッドが開示されている。パッドには、ウ シの乗駕行為頻度に関連するデータを送信するための送信器モジュールが収容さ れている。送信器モジュールは、ウシが乗駕されたときに作動する圧力スイッチ に反応する制御回路を有している。制御回路は、スイッチの作動時間とは無関係 に、スイッチが最初に作動してから所定の時間が経過するまで、信号送信を防止 するための時間遅延回路を有している。この送信器モジュールはまた、1つのエ ンコーダと、1つの小型rf送信器を有している。送信された信号は、デコーダ を有する受信装置に送信される。乗駕されたウシと、その乗駕行為が起こった実 時間を識別するため、印刷された情報が提供されるが、乗駕行為の継続時間はこ れに含まれていない。1981年1月27日に、ロドリアン(Rodrian) に付与され、”動物識別及び発情期鑑定システム”と題された米国特許第4,2 47,758号において、ウシに装着され、動物の体の動きの回数と識別番号に 関連するデータを送信するために作動可能な送信器が記載されている。このデー タを送信する前に、受信機によってトランスポンダに呼びかける。1990年1 月23日に、ブレア(Blair)に付与され、”電子発情期鑑定器”と題され た米国特許第4,895,165号において、発情期乗駕行為の回数合計と発情 期乗駕行為の継続時間合計によって決定される発情期開始を判定するためのアル ゴリズムが記載されている。また、この特許において、ウシに装着されたパウチ は、ナイロン、キャンバス、織物またはその他これに類似する材料、またはこれ らの組み合わせの材料から作られている。1985年3月12日に、マックアリ スター(McAlister)に付与され、”動物の群れにおける管理システム ”と題された米国特許第4,503,808号において、発情期の鑑定が目的と され、動物の体内に埋め込まれた送信器が用いられる。動物を識別するためだけ の信号と、時刻を知らせる信号とが送信される。1974年10月29日に、ポ ルソン(Polson)に付与され、”動物の発情期の鑑定と記録のための方法 と装置”と題された米国特許第3,844,273号は、ウシに装着され、また ウシの乗駕行為開始からウシが離れるまでの時間をモニターするタイマーを備え た送信器装置に関する。送信器装置は、送信されたデータを解析のために離れた 場所に送信する。1992年5月12日に、センジャーら(Senger et al.)に付与され、”発情期鑑定システム”と題された米国特許第5,11 1,799号は、動物の皮下に埋め込まれた送信器に関する。この装置は、ウシ の乗駕行為中に2つの接点が接触する力に反応するスイッチを備えている。19 86年10月21日に、ゲッテンズら(Gettens et al.)に付与 され、”家畜における受動的活動性モニター”と題された米国特許第4,618 ,861号において、動物の頚部に装着されるトランスポンダ/活動性モニター により動物の活動性をモニターするシステムが開示され、その動きが発情期の開 始を判定する上で用いられる。 ウシの発情期鑑定のために多くの提案または開示がなされているにも拘らず、 市場にて望ましい成功を果たしたものは皆無であると思われる。従って、発情期 鑑定問題における現実的な解決策は、畜産業者にとって極めて価値が高いものが ある。実用的な発情期鑑定システムは、発情期鑑定の精度を向上させるのみなら ず、実行及び使用が容易でなければならず、畜産業者による利益が、このシステ ムに要するコストを上回るものでなければならない。 発明の概要 本発明において、ウシの授精時期を決定する目的で、ウシの発情期に関連する 数値を測定するため、発情期の鑑定を行うシステム及びその方法を開示する。一 実施形態において、頻度と継続時間との組み合わせによる発情期乗駕行為のデー タが用いられ、ここで頻度は乗駕行為の回数を示し、継続時間は乗駕行為に要し た時間を示している。また、別の実施形態において、ウシの、即ち発情期乗駕行 為の頻度及び継続時間以外に更に別の情報を用いて、ウシの発情周期が鑑定され る。この情報には、発情期乗駕行為の時間的なパターン等、乗駕行為間データ及 び/または乗駕行為内データが含まれ得る。時間的なパターンにより、複数回の 乗駕行為が行われる時点の相関性を検討する。一定の時間に、より高頻度で集中 的に行われる発情期乗駕行為は、より散発的に行われる乗駕行為と比較して、よ り高い有意性を示すものとみなされる。頻度は一定の期間に行われる乗駕行為の 回数のみを検討し、この期間のどの時点でこれらの乗駕行為が行われるのかを検 討するものではないことから、時間的なパターンは乗駕行為の頻度とは対称的で ある。乗駕行為内データは、動的または静的のいずれとしても特徴付けられ得る 。動的な乗駕行為内データまたは変数パラメータでは、特定のウシの発情周期を 判定する被験期間中に、このようなデータは変動し得る。非変動型、即ち静的乗 駕行為内データは、同被験期間中、特定のウシにおいて変動しないデータを指し ている。ウシの発情周期に関する判定において有用であり得ると確認された変動 型乗駕行為内データには、気温及び/または湿度が連続的にモニターされている 場合、特定のウシが曝されている周囲温度及び湿度が含まれる。発情に関連する 1つの、または複数の数値を測定する上で有用であり得る実質上静的なデータに 関して、以下の因子が確認されている。即ち、ウシの品種、ウシの年齢、ウシの 最後の分娩後の経過時間、乗駕するウシが頻繁に乗駕行為を行うか否か、被験( 乗駕される)ウシが他のウシに頻繁に乗駕行為を行うか否か、例えばコンクリー トまたは牧草地、丘陵地または平地等のウシが存在する面、ウシまたは同品種の その他のウシにおける典型的な乗駕行為の平均値回数、及び発情期にあるウシの 頭数である。前述の他に、一実施形態において、本発明はまた、比較的継続時間 が短い乗駕行為を検討する一方、ウシによる”衝突及び顎載せ(bumps a nd chin rests)”等の非発情行為から、このような短い継続時間 を区別する。このことは、短時間の発情期乗駕行為と、より長時間の乗駕行為と の間の相対有意性を表す2つの異なる式即ち関数により達成される。 発情期乗駕行為に関連するデータを入手するにあたり、1つの電子パッチをウ シの背部に装着する。パッチは、ウシの中心または脊椎を基準にして中央部に、 またはずらして配置される。電子パッチは、送信器モジュールと、同送信器モジ ュールに対して電気的に接続され、かつ、モジュールに対して物理的に離間して 配置されているバッテリとを収容するためのパウチを有する。好ましくは、パウ チは曲線状を成すか、ウシの輪郭に適合するように可撓性を備えている。一実施 形態において、パウチは引き具によりウシに取り付けられている。パウチの前後 左右方向の動きが制限されるよう、引き具はウシに縛り付けられている。この点 に関して、引き具は、縦方向の背面格子即ち複数のセンターストラップにより頚 部ストラップに連結された尾管と、ウシに確実に係止されるよう調整可能な2つ の後四半部ストラップを備えている。別の実施形態において、パウチは比較的剛 性が高い、即ち半剛性の縁部を有し、接着剤によりウシに装着される。縁部の一 部がウシからはずれるような場合も、縁部の剛性は望ましくない上方向へのずれ または歪みに抵抗する。従って、パウチは、同パウチがウシからはずれる原因に なり易い剪断力に対してより強い抵抗を示す。パウチとバッテリは使い捨て可能 であり、送信器モジュールは、使い捨てパウチ及びバッテリと共に、この後更に 1回以上使用できるように取り外しが可能である。送信器モジュールは、その他 の関連性あるデータと共に、ウシの乗駕行為データを収集し、このデータを送信 するために十分な時間のみ電力が供給される。送信されるデータには、ウシの乗 駕行為データの前に送信される一定の識別データが含まれる。好ましくは、識別 データには、システム識別データ、レベル識別データ、及び送信器即ちウシ識別 データが含まれている。システム識別データは、送信される所望のデータをその 他のソースから発信され得るその他の信号と区別するために用いられる。レベル 識別データは、ウシ乗駕行為のデータと識別データの送信ソースとを識別する。 送信器即ちウシ識別データは、特定の送信器と、これに関連して、電子パッチが 取り付けられたウシとを識別する。また、送信されるデータは、例えば、バッテ リ電力の状態(低バッテリパワーの信号)、大気温及びウシの位置に関連する情 報を含み得る。 送信器モジュールにより出力されたデータを送信する際、ウシを取り巻く環境 に一般的に見られる種々のソースにより、信号の送信が障害されることがある。 例えば、建物またはその他の障害物により、最終的に受信器モジュールによって 受信される信号の品質に、不利な影響が及ぼされ得る。このような場合、望まし い強度及び品質の信号が、解析のため最終的に確実に受信されるよう、送信器モ ジュールまたはそれ以前の中継器モジュールによって出力されるデータ信号を受 信する上で有利に配置された1以上の中継器モジュールが、システムにおいて用 いられる。それぞれの中継器モジュールは、受信即ち入力されたデータをデコー ドし、コード化する。好ましくは、所望のデータが中継器モジュールにより受信 されているという最初の判断がなされるまで、中継器ハードウェアの主要な部分 は電力を供給されない。 中央受信器モジュールは、送信器モジュール及び/または1つ以上の中継器モ ジュールと連絡する。好ましくは、受信器モジュールは、発情期乗駕行為に関連 するデータを解析するためのソフトウェアを有するコンピュータモジュールと連 絡する。受信器モジュールは、標準的なインターフェースにより、コンピュータ モジュールと連絡する。好ましくは、中央受信器モジュールは、非同期的に受信 される発情期乗駕行為関連データを記憶するためのバッファメモリを備えている 。このような場合、コンピュータモジュールには、PCのように、発情期乗駕行 為関連データの受信及び解析のための専用ではないコンピュータも含まれ得る。 ユーザまたはオーナがデータにアクセスし解析しようとすれば、バッファメモリ からコンピュータモジュールに、発情期乗駕行為データをダウンロードするため の適切なコマンドを生成することが可能である。別の実施形態において、コンピ ュータモジュールは、割り込みによって機能する。コンピュータモジュールが作 動しておらず、即ち待機状態にあり、かつ、割り込みが受信されたとき、入手可 能な発情期乗駕行為のデータは、記憶域が限定され得るバッファメモリでなく、 ハードディスクのように、後の使用のためコンピュータモジュールによって制御 されている記憶装置において記憶され、即ちダンプされる。従って、コンピュー タモジュールは、ウシまたは農場管理におけるその他の用途に関連する操作等、 その他の操作において用いられ得る。集積されたデータを解析することが有利で あるとき、即ち望ましいときは、データを解析しウシの発情周期が開始したか否 かの判断をするためのソフトウェアを、コンピュータモジュールによって実行す る ことができる。コンピュータスクリーンには、発情周期に入っているウシの識別 子を含め、解析された情報に基づく有用な情報が表示される。前述したように、 このような分析においては、乗駕されたウシ以外のソースから得られた複数のパ ラメータまたはデータが用いられる。ピーク値は、最適な繁殖時期を判定するた めに用いられる。このピーク値は発情ピークに一致し、発情ピークは、典型的に は乗駕行為活動性ピーク時の中心に位置する。一実施形態において、ピーク値は 、発情期の開始を最初に判定することにより測定される。発情期の開始は、一定 の期間内に散発した一連の乗駕行為によって検知される。一実施形態において、 この一定期間は、4時間以内に3回の発情期乗駕行為、3時間以内に4回の発情 期乗駕行為、またはその範囲内の回数及び/または時間というような、最小しき い値に応じて決定される。このようなしきい値によって確認される発情期開始後 に、発情ピークが測定され得る。発情期における乗駕行為の活動性分布は、実質 的に左右対称な分布を示すように見られ、発情ピークは、乗駕行為活動性ピーク 時の中心に位置する。乗駕行為活動性が左右対称を成すことから、乗駕行為が行 われた時刻の平均値に、乗駕行為活動性の平均値が認められる。例えば、時刻T (i)にてN回の乗駕行為が行われた場合、発情ピークはET(i)/Nに見ら れる。好適な実施形態において、最長かつ最も有意な乗駕行為は、複数の発情ホ ルモンが最高濃度にて発現する発情ピークにおいて行われるとすれば、この平均 値は乗駕行為の継続時間及び頻度に応じて加重される。それぞれの時刻T(i) において継続時間D(i)のN回の乗駕行為が行われた場合、発情ピークはE[ T(i)*D(i)]/ED(i)に見られる。 以上の概要から、本発明における複数の顕著な特徴を容易に認識することがで きる。ウシの乗駕行為に関連する正確なデータを入手し、発情に関連する判断を 行う上で、その他の重要なデータ要因が用いられ得る実用的なウシの発情期鑑定 システムが提供される。本システムは、ウシの管理に関連するその他の操作に用 いられているパーソナルコンピュータのように、畜産業者が既に所有しているコ ンピュータハードウェア及びソフトウェアと統合することができる。本システム は、発情期乗駕行為のデータを非同期的に収集し、ユーザまたは畜産業者によっ て所望されたとき、いつでもコマンドによるアクセスができるように記憶してい る。また、気温データ及びウシの動作のデータ等、その他の情報を収集する意図 もある。電子パッチは、より廉価なパウチ及びバッテリを含む使い捨て可能な要 素を備えており、送信器モジュールは取り外し可能で再利用することができる。 一般的に生じる一定の状況において、十分なデータ信号強度を確保するために中 継器モジュールが用いられ、中継器モジュールはまた、送信器モジュール及び/ または1つ以上の中継器モジュールにおいて、それぞれを識別することができる 。 本発明の更に別の利点は、特に、添付した図面を参照した場合、以下の説明か ら容易に明白になるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明における一実施形態にて用いられる複数のモジュールまたは複 数のアセンブリを示すブロック図である。 図2は、ウシに装着される電子パッチにおける一実施形態を示す分解斜視図で ある。 図3は、電子パッチの送信器モジュールを示す斜視図である。 図4は、送信器モジュールからバッテリが取り外された状態を示す斜視図であ る。 図5は、送信器モジュールへのバッテリの接続方法を特徴とする送信器モジュ ールにおける第2の実施形態を示す平面図である。 図6は、図5の送信器モジュールを示す底面図である。 図7は、図5の実施形態において用いられるバッテリハウジングを示す端面図 である。 図8は、電子パッチの第3の実施形態を示す分解斜視図である。 図9は、図8のパウチを示す断面図であり、パウチの縁部を示すものである。 図10は、図9のパウチにおける真直な、かつ角度をつけた縁部の形状を示す 拡大部分断面図である。 図11は、図9のパウチにおいて曲線状の縁部を示す拡大部分断面図である。 図12は、送信器モジュールを示すブロック図である。 図13は、ウシの動作検知装置における一実施形態を示す略図である。 図14は、ウシの動作検知装置における別の実施形態を示す略図である。 図15は、ウシの動作検知装置における更に別の実施形態を示す略図である。 図16は、発情期乗駕行為データを送信する回路を示すブロック図である。 図17A−17Eは、図16に示す回路の動作に関連するタイミングチャート である。 図18は、中継器モジュールを示すブロック図である。 図19は、受信器モジュールを示すブロック図である。 図20は、発情ピーク値を求めるための一定の時刻における発情期乗駕行為を 表すグラフである。 図21は、ウシに装着するための引き具を示す平面図である。 図22は、ウシに装着された図21の引き具を示す全体図である。 図23は、図21に示す引き具に取り付けられた尾管を示す背面斜視図である 。 図24は、図21に示す引き具センターストラップとバックルとの連結を示す 側断面図である。 発明の詳細な説明 図1は、本発明のウシ発情期鑑定総合システムのブロック図である。本発明の システムは、鑑定対象のウシから、発情期乗駕行為のデータを得るための送信器 モジュール30を有する。発情期乗駕行為のデータには、乗駕行為の継続時間が 含まれる。また、送信器モジュール30は、所定の識別データを、その他のウシ またはその他の信号発信ソースからのデータ信号を区別するために用いることが できるように送信する。一実施形態では、送信器モジュール30から送信された データ信号は、中継器モジュール34により受信される。中継器モジュール34 は、送信器モジュール30から出力されたデータ信号の周波数に同調されており 、このデータ信号の品質及び強度を保証するために用いられる。送信された信号 の障害となり得る構造物またはその他の障害物が存在する場合、障害を回避し、 送信器モジュール30からのデータ信号を受信することにより信号強度における 容認不可能な損失または悪化を回避するため、中継器モジュール34は有利に配 置される。 次に、中継器モジュール34により出力されたデータ信号は、中央受信器モジ ュール38により受信される。受信器モジュール38は、データ信号をデコード し、発情期乗駕行為及び識別データを、コンピュータモジュール42により利用 され得るように、記憶装置に記憶することが可能である。受信器モジュール38 は、送信器モジュール30から直接的にデータ信号を受信することができること を理解されたい。即ち、データ信号の品質及び強度に不利な影響を及ぼし得る構 造物またはその他の障害が存在しないことから、中継器モジュール34を用いる 必要はない。一実施形態では、受信器モジュール38は、受信したデータ信号の 一部である識別データを用いて、受信器モジュール38により受信されたデータ 信号が、送信器モジュール30と中継器モジュール34のいずれから出力された かを判断することができる。 また、2つ以上の中継器モジュール34を用いる必要が生じ得、このような場 合、中継器モジュール34のアウトプットは、次の、即ち連続する中継器モジュ ール(複数も有り得る)34に送られ、最後の中継器モジュール34は、受信器 モジュール38に入力されたデータ信号のソースとして機能することを理解され たい。一実施形態において、コンピュータモジュール42には、本発明のシステ ムのユーザまたはオーナが使用し得るその他のソフトウェアを実行することが可 能なパーソナルコンピュータが含まれる。発情期乗駕行為のデータ、及びウシの 発情の有無に関連する判定をするために用いられるその他のデータを解析するこ とが望ましく、即ち好都合であるとき、発情期鑑定ソフトにアクセスする。一実 施形態において、このアクセスと共に、発情期乗駕行為データが、受信器モジュ ール38よりコンピュータモジュール32にダウンロードされる。発情の有無及 び発情ピークの有無を判定するのに必要とされるデータ解析を、後に更に詳細に 説明する。また、送信器モジュール、中継器モジュール及び受信器モジュールに ついても、後に更に詳細に説明する。 図21〜24に、送信器モジュール30をウシ502に取り付けるための引き 具500を示す。送信器モジュール30は、数枚のキャンバス材料にて形成され たパウチ504内に確実に収容されている。ウシ502において送信器モジュー ル30が所望の位置に保持されるよう、送信器モジュール30を確実に収容する ためのポケット508を形成するため、数枚より成る材料は縫合線506にて縫 合されている。送信器モジュール30を収容し、バッテリ交換、修理等のために 送信器モジュール30を取り出せるように、ポケット508は前端に開口部51 0を有している。送信器モジュール30がポケット508内に収容されると、開 口部510は、ベルクロ(Velcro)またはその他の適切なファスナーによ り密閉される。このように、送信器モジュール30は外部環境の有害要素から保 護されている。 引き具500は、ウシの背部全長にわたって延びるほぼ平行な一対のセンター ストラップ514、516を有する。パウチ504の側端に取り付けられる2つ のセンターストラップ514、516は、約4インチの距離にて離間している。 一対のセンターストラップ514、516の間の空間は、複数のクロスストラッ プ518によって保持されている。各センターストラップ514、516は、図 24に示す複数のいわゆるトリグライド(Tri−Glide)バックル520 により連結された前部ウェブ514a、516aと後部ウェブ514b、516 bとから形成されている。更なる一対のトリグライドバックル522は、各バッ クル520と共に、種々の大きさのウシに適応させるため、複数のセンタースト ラップ514、516の長さを調節するために機能する。 ウシ502への取り付けのため、引き具500は、尾管524、一対の後四分 体ストラップ526、528、及び頚部ストラップ530を有する。ウシの尾に 装着される図示した尾管524は、周約22.2cm(8.75インチ)であり 、各センターストラップ514、516の後端に取り付けられている。複数の後 四分体ストラップ526、528の後端は、パウチ504の後端近傍にて複数の センターストラップ514、516に取り付けられており、複数の後四分体スト ラップ526、528の前端は、複数のセンターストラップ後端の前方約76. 2cm(30インチ)の位置にて複数のセンターストラップ514、516に取 り付けられている。複数のセンターストラップ514、516における各取り付 け位置にて、複数の後四分体ストラップ526、528は、それぞれ、複数のセ ンターストラップ514、516に対して約60°の角度を成す。 ウシ502に容易に取り付けられるよう、複数の後四分体ストラップ526、 528は、従来のプラスチックスナップバックル532により迅速に着脱可能な 複数の前部ウェブ526a、528a、及び複数の後部ウェブ526b、528 bから成る。更に複数のスナップバックル532により、後四分体ストラップの 長さを調節することができる。複数の後四分体ストラップ526、528の調節 を容易にし、複数のストラップ526、528がクリップ式に取り付けられた後 に固定されるよう、複数の前部ウェブ526a、528a、及び複数の後部ウェ ブ526b、528bに、複数のスライドバックル534が備えられている。同 様に、頚部ストラップ530は、従来のプラスチックスナップバックル536に より連結及び調節が可能な左側ウェブ530a及び右側ウェブ530bから成る 。頚部ストラップ530の調節を容易にし、ストラップ530がクリップ式に取 り付けられた後に固定されるよう、各ウェブ530a、530bに、複数のスラ イドバックル538が備えられている。複数のウェブ530a、530bは、複 数のセンターストラップ514、516の前端に連結され、複数のウェブ530 a、530bにおける縦方向の複数の軸線540、542が約90°の角度を成 すように、複数のセンターストラップ514、516より外方へ延びている。 以上に記載した種々のウェブの寸法は、調節の余地を設けて、殆どのウシに適 合するように選択されている。図示した実施形態において、頚部ストラップ53 0の各ウェブは長さ約96.52cm(約38インチ)、複数のセンターストラ ップ514、516における複数の前部ウェブ514a、516aは長さ約12 .7cm(約5インチ)、複数のセンターストラップ514、516における複 数の後部ウェブ514b、516bは長さ約172.1cm(約67.75イン チ)、複数の後四分体ストラップ526、528における複数の前部ウェブ52 6a、528aは長さ約38.1cm(約15インチ)、及び、複数の後四分体 ストラップ526、528における複数の後部ウェブ526b、528bは長さ 約177.8cm(約70インチ)である。複数のセンターストラップ514、 516及び頚部ストラップ530は幅約5.1cm(約2インチ)、この他のス トラップ及び尾管524は、幅約2.5cm(約1インチ)である。全ストラッ プ及び尾管524は、ナイロン等の適度な耐久性を備えた材料、または代替的に 、弾性材料、またはこれに類似する材料から形成され、強固な縫合により互いに 連結されている。引き具500は、以下のような手順に従い、確実かつ容易にウ シ502に取り付けることができる。即ち、尾管524をウシの尾に装着し、従 来の複数のプラスチックスナップバックル536により頚部ストラップ530を ウシの頚部に締結してストラップ530を強く引き、従来のプラスチックスナッ プバックル532により複数の後四分体ストラップ526、528をウシの両後 脚に締結して各ストラップ526、528を強く引く。 図2に、一実施形態における電子パッチ46を示す。電子パッチ46は、発情 期乗駕行為のデータを収集するために用いられるようウシに取り付けられ、この データを送信するための送信器モジュール30を有している。電子パッチ46は 、送信器モジュール30を収容するためのパウチ、即ちハウジング54を共に形 成する上部カバー50及び下部カバー52を備えている。パウチ54は曲線状の 周縁部を有し、概して「コウモリ」形状を成す。このような設計、即ち形状は、 ウシへの装着状態を保持する上で有用である。上部カバー50は、上部カバー5 0本体に形成された隆起部、即ち中空部58を伴い、所望の厚さにおける単一層 を有する。この中空部58には、送信器モジュール30を収容される。一実施形 態 における下部カバー52は、多層状の部材である。ビニールより成る第1の層は 上部カバーに連結され、ウシと直接に当接する外側の層は、キャンバス様材料か ら成る。下部カバー52は、下部カバー52本体のほぼ中央部に位置するスリッ ト62を有する。スリット62は、送信器モジュール30の着脱を可能にする寸 法に設定されている。 図3及び図4と同様に、上記の実施形態における概してコウモリ様形状を成す パウチと連結された状態にて、送信器モジュール30を表す図2に示されるよう に、送信器モジュール30は可撓性スイッチ接点部72を備えた上端面68を有 する送信器ハウジング64を有している。スイッチ接点部72は、ウシの乗駕行 為が起きたとき、上下に動作することができるように十分な弾性を備えている。 送信器ハウジング64は、一対のアーム76a、76bを備えている。各アーム 76a、76bは、それぞれ、内設された1つのスロット80a、80bを有す る。これらスロット80a、80bの各近傍において、それぞれウィング84a 、84bが形成されている。複数のウィング84a、84bは、所望の電気的な 接点の位置にてバッテリ88を支持する上で有用な一定の弾性を有するように形 成されている。また、送信器ハウジング64は、外向きに突設された一対のフィ ンガー96a、96bを備えた脚92を有する。脚92は、送信器ハウジング6 4の残りの側壁を供与するために成形され、複数のスロット80a、80bにそ れぞれ挿入された複数のフィンガー96a、96bにより送信器ハウジング64 に接続されている。 基板100は、例えば、基板100に透設された複数の穴108に挿入可能な 複数のネジ104により、送信器ハウジング64に連結されることができる。送 信器ハウジング64における所望の位置にバッテリ88を支持するために、基板 100に連結された張り出し部分、即ち壁116に取り付けられた第1及び第2 のバッテリ取り付け台112a、112bが備えられている。基板100が送信 器ハウジング64に連結される前に、所望される有用な発情期乗駕行為のデータ の遠隔ソースへの送信に関与する回路を備えた送信器プリント回路基盤(PCB ) 120が、パウチ54に配置される。この回路は、ウシの乗駕行為中に作動し、 スイッチ接点部72により係合する圧力スイッチアセンブリ124を有する。回 路の部材に電気エネルギを供与するため、第1及び第2のバッテリコネクタ12 8a、128bは、送信器PCB120に取り付けられ、バッテリ88と送信器 PCB120回路パスとを電気的に接続する。図3及び図4に示すように、基板 100は送信器ハウジング64に連結され、基板100がボルト130により送 信器PCB120に連結された後、第1及び第2のバッテリ取り付け台112a 、112bは、バッテリ88を収容し係止すべく配置される。また、図4に示す ように、第1及び第2のバッテリコネクタ128a、128bは壁116の末端 部近傍において、第1及び第2のウィング84a、84bの内側に配置されてい る。バッテリ88の端部に位置する複数のバッテリ端子と、各バッテリコネクタ 128a、128bにそれぞれ設けられた両バッテリ接点132a、132bが 、確実に電気的に接続されるための補助とするよう、複数のウィング84a、8 4bは十分な弾性を有している。バッテリ88の位置が決定された後、バッテリ 88を確実に支持するため、図3に示すように、脚92は、第1及び第2のフィ ンガー96a、96bにより、送信器ハウジング64に連結される。送信器モジ ュールは、バッテリ88を含めて完全に組み立てられた後、スリット62を介し てパウチ54内に(即ち、開口部510を介してパウチ504のポケット508 内に)配置され得る。前述から明らかなように、バッテリ88を交換する必要が あるとき、送信器モジュール30を、スリット62を介してパウチ54から取り 出すことができる。次に、バッテリ88を取り外して廃棄し、新しいバッテリを 脚92により送信器ハウジング64に支持することができるように、脚92を送 信器ハウジング64のその他の部分から取り外す。一実施形態において、ウシに 電子パッチ46を取付る際、電子パッチ46はウシの脊髄、即ち中心部からずら して配置される。電子パッチ46をより安全な位置に配置し、ウシの乗駕行為に よって生じるこの装置の摩耗を低減しつつ、所望の乗駕行為データを提供するた め、ウシが乗駕行為されたとき、電子パッチ46はこの部位にて適切に作動する 。 図5〜7に、取り外し可能な送信器モジュール及び使い捨て可能なバッテリを 有する別の実施形態を示す。図5及び図6に、送信器モジュール30のための物 理的なハウジングを示し、このハウジングは送信器PCB120(図示せず)を 収容するためのケーシング136を備えている。ケーシング136は、スイッチ 接点部148と、一対の送信器端子152a、152bとを備えている。送信器 モジュール30は、複数のバッテリ接点プロング156を備えたバッテリ収容装 置144に連結されているバッテリに、電気的に接続されている。この実施形態 において、電子パッチ46の組み立てを完成する際、2組のバッテリ接点プロン グ156及び複数の送信器端子152a、152bにより、送信器モジュール3 0はバッテリに電気的に接続される。前述から理解されるように、その他の実施 形態と同様に、バッテリ電力が低くなり過ぎて適切に機能しないとき、パウチ5 4だけでなく、必要に応じてバッテリを廃棄すると共に、送信器モジュール30 を再利用するため、スリット62によりパウチ54から取り外すことが可能であ る。 図8〜11に、電子パッチ46の更に別の実施形態を示す。図8に示すように 、電子パッチ46は、送信器モジュール30を収容するためのパウチまたはハウ ジング166を協同して形成する上部カバー160と下部カバー164とを有す る。上部カバー160は、好ましくは、その主要な本体部分を取り囲み、かつそ の周縁部を成す縁部、即ちリップ168を備えている。縁部168は半剛性材料 から形成され、同材料は上部カバー160のその他の部分より高い剛性を有する 必要がある。縁部168は、上部カバー160の周縁部に連結されている付加的 な部材を有し得る。図9に示すように、縁部168は、上部カバー160の上端 部から下方に一定の距離をおいて、上部カバー160の周縁部と接している。縁 部168の係る傾斜は、下部カバー164の方向へ続く。一実施形態(図10) において、縁部168は直線的に外側に指向している。別の実施形態(図11) において、縁部168は円形状、即ち曲線状を成している。これら縁部の形状は いずれも、皮革の伸張、なめ(licking)、剪断、裂け、またはパウチが ウシ に装着されている際にパウチに加えられ得るその他の機械的な力に抵抗する上で 有用である。一実施形態では、接着剤ストリップ172が、ほぼ円形状を成す下 部カバー164の一部に取り付けられている。送信器モジュール30を含めた複 数の部材がパウチ内に収容された後、防湿性を有するハウジングを確実に供与す るため、接着剤ストリップ172が用いられる。図8に示すように、パウチに備 えられる部材には、送信器モジュール30を収容するための容器182が含まれ ている。容器182はキャップ184及び基部186を有する。容器182内に は、1つ以上の集積回路(IC)チップ等の必要な回路を有する送信器モジュー ル30の一部を成すプリント回路基盤190が支持されている。また、基盤19 0は、それぞれ第1及び第2の環状スイッチ接点194、198を有する。ドー ム状スイッチ206が押圧され、即ち作動したとき、2つの接点194、198 間を物理的かつ電気的に接続するスイッチディスク202により、これらスイッ チ接点194、198は接続され、またはショートされるように設計されている 。ドーム状スイッチ206は、スイッチディスク202に連結されている。これ らの部材は、発情期乗駕行為のデータを生成する目的で送信器モジュール30を 作動させるための圧力または力学的スイッチアセンブリ208として機能する。 即ち、1頭のウシが別のウシに乗駕行為した際、スイッチアセンブリ208は、 これにかかる圧力により作動する。好ましくは、圧力スイッチアセンブリ208 の一部として、ドーム状スイッチ206より大きい表面積を有する連結部材21 0が備えられている。連結部材210は、乗駕行為が生じたときに圧力スイッチ アセンブリ208の作動を容易にするため、乗駕行為を行っているウシと係合す べく、より大きい表面積を有する。また、パウチは、ほぼ長方形状を成し、伸長 方向の切り込み部分218と、挿入部分222を有する枠140とを備えている 。枠140は、発泡体等の弾性材料より形成され得る。挿入部分222は、複数 のハウジング部材184、186と共に、圧力スイッチアセンブリ208と基盤 190とを有する送信器モジュール30を収容することができる大きさである。 切り込み部分218は、送信器モジュール30の電力源として機能するバッテリ 2 24を収容できる大きさである。バッテリ224は、切り込み部分218の近傍 にて枠140内に形成された複数の穴230を通って延びる複数の端子226を 有している。それらの端子226は、基盤190上の電力接続ポートに、電気的 に接続されている。 図8〜11に示す電子パッチ46を形成即ち組み立てるための一方法において 、好ましくは、上部カバー160は、比較的滑らかな外表面を供与するビニルま たはプラスチックから形成される。下部カバー164は、好ましくは、一実施形 態において、ウシに取り付けるための接着剤が効果的に塗布され得るよう多孔性 のキャンバスまたはメッシュ状材料から形成される。図10に開示する実施形態 において、上部及び下部カバー160、164は、ほぼ同じ大きさである。所望 の形状を得るため、ビニル製の上部カバー160は加熱され、所望の高さまでブ ロックをビニルに押し付けることにより隆起部134が形成され、この隆起の高 さ即ち厚さは、上部及び下部カバー160、164間での位置決定に関して、枠 140内に配置される送信器モジュール30の外観または高さに直接的に関係し ている。下部カバー164は、枠140が載置される位置を示すよう、印がつけ られている。接着剤は、この印を付けた部分より外側に塗布される。 接着剤ストリップ172は、下部カバー164において接着剤を有しない部分 に配置される。接着剤ストリップ172は、好ましくは、接着性物質を露出する よう後に取り除かれる除去可能な裏材を有する。また、上部カバー160の縁部 168上には1つの接着剤層が形成されているが、パウチに収容される部材が占 める部分には形成されていない。パウチ内に枠140が、切り込み部分218内 にバッテリ224が配置され、上部カバー160は下部カバー164上に配置さ れる。上部カバー160の端部を加熱し、上部カバー160を下部カバー164 に圧接する。一実施形態では、下部カバー164を真空状態にした上、これらの 手順を行う。パウチにおいて接着剤ストリップ172を有しない部分は、熱によ り密閉される。 この実施形態において、パウチの開放部分は、接着剤ストリップ172と共に 、 最終的に現場で電子パッチ46を組み立てることを可能にしている。更に、この ような構造は、使い捨て及び再利用が可能なパッチ部材を用いる上で有利である 。具体的には、送信器モジュール30は、パウチに収容されていない状態で、ユ ーザまたはオーナに供与され、電子パッチ46の組立を完成するため、使用前に 現場にて、ユーザにより挿入され得る。送信器モジュール30は、挿入部分21 2に収容されるように、開放側からパウチに挿入される。枠140は、可撓性の 発泡材料から形成されていることから、送信器モジュール30の挿入中、モジュ ール30がパウチ内に配置され、続いて挿入部分212に収容される際、枠14 0は撓み、即ち屈曲する。送信器モジュール30が適切に配置された後、接着剤 ストリップ172のテープ裏材は取り除かれ、湿気、ほこり、またはその他の望 ましくない物質等、環境的要素のパウチへの侵入を予防するため、パウチは確実 に密閉される。バッテリ電力が低く成り過ぎて電源として適切に用いることがで きなくなったとき、パウチを開放し、送信器モジュール30を枠140から取り 外すことができる。取り外し後、送信器モジュール30は、枠と新しいバッテリ とを有する別のパウチにおいて再利用することができ、パウチ、枠140及びバ ッテリ224は廃棄することができる。 次に、図12において、一実施形態における送信器モジュール30の電子的な 要素を示す。圧力スイッチアセンブリ124は、発情期乗駕行為の際、作動する 。発情期乗駕行為に際しての圧力スイッチ作動により、図2に示す実施形態のバ ッテリ88から送信器モジュール30の回路へ電力が供給される。電力消費量が 軽減され、バッテリ88の寿命が延長するように、圧力スイッチアセンブリ12 4が作動していない待機段階においては、バッテリ電力は送信器モジュール回路 に供給されない。例えば0.5秒という所定時間を上回ってスイッチが閉じる場 合、発情期乗駕行為の継続時間に関連するパルスを基本的に計数するカウンタ2 50に、電力が供給される。即ち、カウンタ250はスイッチ閉鎖から、ウシの 乗駕行為終了時にスイッチが開放するまでの間、パルスを計数し続ける。 カウンタ250により、発情期乗駕行為の継続時間を追跡すると同時に、タイ マー回路254もまたオンになり、即ち作動する。タイマー回路254には、圧 力スイッチアセンブリ124が作動停止した後、送信器モジュール30に必要な 電力供給を保持するために用いられるパワーダウン遅延回路を有している。即ち 、発情期乗駕行為が終了したために、または、例えば0.5秒の遅延が再び生じ た後、スイッチアセンブリ124が開放され、即ち作動停止されたとしても、こ のような送信のために維持された状態にある電力により、発情期乗駕行為のデー タが送信される。 また、タイマー回路254は、所望のデータの送信を制御するための第1及び 第2のタイマーを備えている。特に、好適な実施形態においては、送信器モジュ ール30により送信されるデータは、低バッテリの情報及びエラー訂正コードの みならず、システム識別子、レベル識別子及び送信器モジュール即ちウシ識別子 を含む識別データ258を有する。システム識別子は、他のソースから送られ得 るその他の信号から、所望のデータを識別するために用いられ、これにより受信 機はシステム識別子を伴わない信号を選別即ち除外することができる。レベル識 別子は、発信源が送信器モジュール30であるか、または特定の中継器モジュー ル34であるかを識別する情報を有する。送信器即ちウシの識別子は、被験デー タを送信している特定の送信器モジュールを識別する情報を有し、この情報によ り、この特定の送信器モジュールが取り付けられているウシが識別される。一実 施形態において、このような識別データ258は、送信器モジュール回路の一部 として備えられている。発情期乗駕行為が終了すると、タイマー回路254は、 搬送信号を伴う識別データを変調即ちコード化するエンコーダ262への、シス テム識別データ、レベル識別データ及びウシ識別データのインプットを制御する 。一実施形態において、エンコーダ262は、二進エンコーダと比較して、同数 のインプットラインに対してより多数のアウトプットの組み合わせが得られる三 進エンコーダである。次に、コード化された識別データは、このデータを所定の 周波数で送信するための従来のrf送信器266に送信される。一実施形態にお いて、送信器モジュール30は、1ワードまたは1ブロックのデータとして識別 デ ータを送信し、この送信を7回繰り返す。 識別データが所定時間繰り返し送信された後、タイマー回路254の第1のタ イマーが切れ、これにより識別データの送信が停止し、タイマー回路254の第 2のタイマーが作動する。第2のタイマーは、分離回路270に、カウンタ25 0の総カウント数をエンコーダ262に出力させるように機能し、この総カウン ト数は、特定の終了直後の乗駕行為における乗駕行為継続時間を示す。分離回路 270は、乗駕行為のデータが送信されるまで、即ちタイマー回路254の第2 のタイマーが作動するまで、このデータを保持、即ち保管するためのラッチとし て機能する。また、この発情期乗駕行為のデータがエンコーダ262に入力され ると、データは変調され、即ちエンコードされ、次に、これに続く送信のための rf送信器266に送信される。また、一実施形態において、乗駕行為の継続時 間は所定時間、例えば3秒間、または所定回数繰り返し送信される。 一実施形態において、継続時間に加え、バッテリ電力ステータス装置274に よりエンコーダ262にステータスビットが入力され、このビットの状態により 、バッテリ電力が低いか否かを示す。この情報は、ユーザに、バッテリ88と、 場合によってこれに付随するパウチ54とを交換すべきか否かを知らせるために 用いられ得る。第2のタイマーが切れた後、タイマー回路254のパワーダウン 遅延回路は電力を供給するためには用いられず、圧力スイッチアセンブリ124 が再び作動するまで、送信器モジュール30の電力は低減される。 一実施形態において、パワーダウン遅延回路は、圧力スイッチアセンブリ12 4の作動時に充電され、バッテリ電力ステータスビットと共に、識別データ、次 に発情期乗駕行為データを連続的かつ反復的に送信する際、所定時間放電するR Cネットワークを有する。バッテリ電力ステータス装置274は、バッテリ88 の出力をモニターし、バッテリ電力が所定の下限レベルに到達し、低出力状態が 示されるときに、そのアウトプットを変更する。タイマー回路254の一実施形 態において、エンコーダ262から送信すべきデータにおける計時を行うために 用いられるクロックは、圧力スイッチアセンブリ124の作動時間をモニターす るためにカウンタ250によって用いられるクロックと同一である。一実施形態 において、カウンタ250は、それぞれの発情期乗駕行為毎に約32秒まで計時 することができる。発情期乗駕行為に関連するデータ解析において、完全な乗駕 行為時間を追跡する必要はないであろう。即ち、所定の時間間隔を上回る各乗駕 行為は、解析において同様の有意度を認められ得る。例えば、乗駕行為が約5〜 7秒以上持続するならば、この所定時間を上回る乗駕行為時間を追跡する必要は ないであろう。 また、タイマー回路254は、1回の乗駕行為が行われている間に、圧力スイ ッチアセンブリ124の瞬間的な作動停止を補正する回路を有する。例えば、乗 駕行為中に、乗駕行為を行っているウシの動作及び体勢変化により、乗駕してい るウシから圧力スイッチアセンブリに伝達される力は瞬間的に損失される可能性 がある。このような瞬間的な力の損失は、圧力スイッチアセンブリ124の電気 的接触が開放されることにより、カウンタ250による計測が中断され、乗駕行 為終了の不正確な表示がなされる原因となり得る。一実施形態において、タイマ ー回路254は時間に関連するしきい値を採用し、圧力スイッチアセンブリ12 4の作動停止のために、この所定のしきい値を超えない限り、カウンタ250は 1回の乗駕行為時における経過時間を計測し追跡する。即ち、乗駕行為終了の表 示の原因となる圧力スイッチアセンブリ124の瞬間的な作動停止に代わり、所 定の時間しきい値を超過しない限り、タイマー回路254が乗駕行為時間の計測 及びモニタリングを維持する。 好適な一実施形態において、図12に示す複数のハードウェア回路及びそれら の動作は、プログラムされたマイクロコントローラによって実質的に置換され得 る。マイクロコントローラは、発情期乗駕行為時間をモニターするため、計測動 作を行う。識別データは、マイクロコントローラにおいてコード化される。また 、マイクロコントローラは、送信が繰り返された回数を追跡することにより、送 信の停止を制御する。所定の回数を上回ると、送信は停止される。 また、送信器モジュール30は、本発明のシステムにより、明かな”ウシによ る衝突(cow bump)”または”顎を載せる行為(chin rest) ”に関する情報を追跡することを可能にする。このような情報は、管理的な状況 を供与するために、及び/または、更なる発情期の証拠として用いられ得る。一 般的に、比較的短い継続時間におけるウシの衝突または顎載せが起きると、送信 器モジュール30が作動する。送信器モジュール30が作動した結果、モジュー ル30は、識別データと共に、この短い継続時間に対応するデータをも送信する 。このデータは保存することができ、係るデータが衝突または顎載せ等の非乗駕 行為活動に関連しているか否かを判断するため、後に解析することができる。そ の際、このデータは、パッチ46がウシに取り付けられた状態にあることを確認 する上で有用である。例えば、予測された衝突の情報が一定期間受信されなかっ た場合、電子パッチ46がウシに装着されていない、またはウシが再び発情期に 入らなかったという結論に到達され得る。衝突または顎載せをモニターすること は、正確なシステムの動作に関連する非同期的ステータス情報を提供すべく機能 する。前述の機能によって、パッチの状況は、ステータス情報を制御に基づき生 成しなくても供与される。その結果、周期的な情報生成に必要とされる電力に関 しては、電力消費が低減されることになり、更に、このような場合、より廉価な バッテリを用いることが可能である。ウシによる衝突及び/または顎載せは、付 加的または選択的に、ウシの発情周期に関連する潜在的なデータとなり得る。例 えば、このようなデータは、一定期間中の衝突及び/または顎載せの標準即ち基 準回数と比較することができる。衝突及び/または顎載せの標準回数を上回る場 合、この情報はこのような活動性の増加を理由として、一定のウシが発情期にあ ることを示す有用な指標となり得る。 別の実施形態において、ウシの活動をモニターするために、更に別のスイッチ 装置が用いられる。動作スイッチ装置、即ち加速時計スイッチ装置は、所望の位 置にてウシに装着される。このスイッチ装置は送信器基盤上に備えられている。 加速度計スイッチ装置は、ウシの歩行または走行、ウシの四肢または頭部の動き 、及び塀、樹木等の物体または構造物へのウシによる接触等の活動に関連するウ シ の動作をモニターするために用いられる。ウシによる衝突及び顎載せの情報のみ ならず、このような活動の頻度及び継続時間を、ウシの発情周期に関連する測定 結果の一部として役立てるために、発情期乗駕行為のデータと相関付けることが 可能である。例えば、図13〜15に示すように、このような加速度計スイッチ 装置について、複数の使用例が考えられる。図13に示すように、加速度計スイ ッチ装置300は、プリント回路基盤120にはんだ付けされた、またはその他 の方法により連結されたスイッチ部材304を備えている。スイッチ部材304 は、加重端部308を有するばね鋼部分である。加重端部308の位置に合うよ う、回路基盤120上に、電気的接点312が設けられている。十分な所定の加 速がなされているとき、加重端部308はパッド312と電気的に接触し、電気 回路パスが完成する。このスイッチ閉鎖により、継続時間をゼロ時間として、送 信が開始され得る。スイッチ装置300の機械的特徴またはしきい値は、1日当 たりの所定平均回数における係る送信が行われるように調整され得る。この平均 回数は、1日当たり約1〜3回の送信であり得る。前述から理解されるように、 電子パッチ46が誤動作または紛失すれば、管理信号は発生しない。このような 場合、本システムは、その特定の電子パッチに問題が存在している可能性を、ユ ーザに警告することができる。 加速度計型のスイッチにおける別の実施形態を図14に示す。また、この加速 度計スイッチ装置316は、プリント回路基盤120にはんだ付け、または電気 的に接続されたスイッチ部材320を有する。この実施形態において、基盤12 0は、リップを有する円筒状電気パッド328を収容するための開口部324を 備えている。図13に示す実施形態と同様に、スイッチ部材320はばね鋼部材 または鋼線であり、この実施形態においては約90°屈曲した自由端を有する。 電気パッド328の内壁とスイッチ部材の自由端との間に、所望の空間、即ち間 隙をおいて、この自由端はパッド328の孔内に配置されている。また、スイッ チ部材320と電気パッドのリップとの間にも空間が設けられている。基盤12 0の面に直交する方向と平行な方向のうちのいずれか、またはその両方における 十分な所定の加速が生じるとき、スイッチ装置316は瞬間的に閉じる。図13 に示す実施形態と同様に、継続時間をゼロ時間として、送信が開始される。垂直 及び平行な方向における作動感受性を、ある程度別個に変更することができるよ う、基盤120を基準とするスイッチ部材320の相対的な高さは、その長さを 変更することなく変更され得る。 加速度計スイッチの別の使用例を、図15に示す実施形態において示す。加速 度計スイッチ装置332は、はんだ付け、またはその他の方法によりプリント回 路基盤120に連結されたスイッチ部材336を備えている。また、好ましくは 、スイッチ部材336は、基盤120の面から基本的に垂直に延びるばね鋼線で ある。スイッチ部材336は、電気的接点ケーシング340と接触した際、スイ ッチ装置332を作動させるために用いられる接点端部338を有する。導電ケ ーシング340は円筒状形状を成し、スイッチ部材336を囲み、基盤120に はんだ付けされたスイッチ部材336の端部が、ケーシング340の円筒状の壁 において実質上中心位置に配置されるよう、回路基盤120に取り付けられてい る。前述の実施形態と同様に、十分な所定の加速が生じた場合、継続時間をゼロ 時間として示す送信における信号を発生するために、接点自由端338はケーシ ング340と電気的に接続される。 図16に、発情期乗駕行為の有無をモニターするための別の実施形態を示す。 この実施形態では、送信すべき乗駕行為継続時間を計測するために、ディジタル カウンタではなくアナログ技術が用いられている。この実施形態では、圧力スイ ッチアセンブリ124は、抵抗器352を介してバッテリ88に接続されている だけでなく、パワーアップ回路350と電気的に接続されている。パワーアップ 回路350は、バッテリ88によって常に電力が供給されているが、この実施形 態における回路のその他の部分への電力は、圧力スイッチアセンブリ124が作 動したときのみ供給される。スイッチアセンブリ124が作動し、即ち閉じてい るとき、アナログ計時装置356と共に、パワーアップ回路350にも接地を設 定する。この接地、即ち”低状態”により、パワーアップ回路350からの電力 が、アナログ計時装置356への電力供給のために付与される。スイッチアセン ブリ124が低状態にある限り、パワーアップ回路350を除いて、この実施形 態において電力を必要とするその他の構成要素とアナログ計時装置356とに供 給された電力は、これらの構成要素に電力を供給するために用いられ、発情期乗 駕行為の終了を示しつつ、スイッチアセンブリ124が開き、即ち作動停止され た後も、電力は所定時間供給され続ける。一実施形態において、スイッチアセン ブリ124が開放した後、送信の最長継続時間の約1.5倍まで、この実施形態 におけるその他の構成要素に電力が供給される。アナログ計時装置356は、ア ナログ計時回路として機能し、2段階を有している。スイッチアセンブリ124 の閉鎖時にオフセット段階が開始され、ここで、入力された信号はしきい値レベ ルを越えてランプされる。第2の段階では、スイッチアセンブリ124の閉鎖時 に、入力された信号の集積または線形充電が行われる。スイッチアセンブリ12 4が作動停止し、即ち開放された後、同じ線形率によりアナログ計時装置356 は放電する。アナログ計時回路356のアウトプットは、比較器360に入力さ れる。比較器360への一方のインプットは、しきい値即ち標準レベルを含んで いる。もう一方のインプットは、入力されたしきい値レベルと比較されるアナロ グ計時装置356からのアウトプットである。アナログ計時装置356からのイ ンプットが、しきい値レベルまたは電圧を上回る場合、アナログ計時装置からの アウトプットが比較器のしきい値電圧より小さくなるまで、比較器360のアウ トプットは変更し続け、この変更された値に保持される。比較器360のアウト プットはロジックANDゲート364に送られ、ロジックANDゲート364は また、スイッチアセンブリ124からのアウトプットを、そのインプットとして 受信する。ゲート364は、スイッチアセンブリ124のインプットと比較器3 60からのアウトプットとを、論理的に”AND”する。スイッチアセンブリ1 24が開放し、即ち作動停止し、比較器360のアウトプットがしきい値レベル を上回ったときのみ、送信ラインが作動し、即ち”高状態”になり、これにより 送信が行われる。前述から理解されるように、このことにより、比較器のアウト プットが所定のしきい値を上回っている間で、スイッチアセンブリ124が発情 期乗駕行為の終了時に作動停止した時点から、送信が行われる。 図17A〜17Eまでのタイミングチャートに、図16に示す動作を更に詳述 する。圧力スイッチアセンブリ124が作動すると、そのアウトプットは低減す る。実質上これと同時に、パワーアップ回路350からの電力により、アナログ 計時装置356が作動する。アナログ計時装置356の動作における第1の段階 の間、そのアウトプットは、直ちに、比較器360に入力されたしきい値レベル を上回ってランプし、次に入力された信号を集積し始め、これにより、アナログ 計時装置356からのアウトプットの電圧レベルは、一定の線形率にて上昇する 。一実施形態において、アナログ計時装置は、演算増幅器と共に用いられたとき 、所定の線形充電率を達成するための回路構成値を有するRC回路を備えている 。アナログ計時装置356により出力された線形信号は、スイッチアセンブリ1 24が閉鎖している限り上昇し続ける。このアウトプットは比較器360に入力 され、しきい値を上回ると、比較器360はそのアウトプットを変更し、このイ ンプットはロジックANDゲート364に入力される。スイッチアセンブリ12 4が作動し、即ち閉鎖した状態にあることから、送信ラインは低の状態にあり、 発情期乗駕行為の継続時間に関する送信は、まだ出力されていない。しかしなが ら、発情期乗駕行為が終了すると、スイッチアセンブリ124は作動停止し、即 ち開放し、それによってANDゲート364にロジックハイが入力され、これに より送信が開始される。このことは、アナログ計時装置356からの信号のピー クが、送信ラインに関連する始動された、即ち高の状態にある信号と一致するこ とを示す図17C及び図17Eのタイミングチャートから明らかである。アナロ グ計時装置356は、スイッチアセンブリ124が閉鎖し、ロジックローがアナ ログ計時装置356に入力されたときに示された値と同一、またはこれに比例す る線形率にてアウトプット信号が低下するように構成されている。アナログ計時 装置356のアウトプットが比較器360へのしきい値レベルのインプットを上 回る間、送信ラインは高の状態に保持される。この点に関して、所定のオフセッ ト時間が 送信時間の一部として含まれている。即ち、スイッチアセンブリ124が閉鎖し 、アナログ計時装置356により出力される信号がしきい値レベルを上回ってラ ンプされると、送信信号が所定時間生成される。この所定のオフセット時間のみ ならず、送信時間もまた、発情期乗駕行為の継続時間に応じて変動する。オフセ ット時間が知られていることから、総送信時間を用い、そこからオフセット時間 を引き算することにより、発情期乗駕行為継続時間を測定することができる。乗 駕行為継続時間の長短に関わらず、1秒未満の発情期乗駕行為であっても、発情 期乗駕行為のデータが得られることを確実にするため、オフセット時間が用いら れる。前述から理解されるように、このようなオフセット時間はまた、図12に 示す実施形態においても用いられている。 図18に示す一実施形態において、送信器モジュール30から送信されたデー タ信号を受信するための中継器モジュール34を説明する。中継器モジュール3 4は、送信器モジュール30の搬送信号周波数に同調されたrf受信器を備えて いる。中継器受信器390はバッテリ394によって電力を供給され、いつでも 送信され得る送信器モジュール30からのデータ信号を受信するために、連続的 に電力供給する必要がある。直流電流はその他のソースにより供給され得るが、 適切なバッテリ電力を確保するよう、太陽エネルギを充電回路402に供給され る電力に変換するために、ソーラーパネル398を用いることが可能である。 rf受信器390に持続的に電力が供給される以外に、バッテリ394はまた 、同調された受信器390によって出力された連続データを受信する初期デコー ダ回路406にも、継続的に電力を供給する。このデコーダ回路406は、所定 の周波数を有する信号が発情期乗駕行為に関連する適切なデータ信号を構成して いるか、反対に、発情期乗駕行為のデータに関連する搬送信号と実質的に同じ周 波数を有する外部からの、即ちノイズ信号を構成しているかについて、初期的な 判断を行う。例えば、発情期乗駕行為のデータ信号において予測されるパワース ペクトルと実質的に同一パワースペクトルを有するノイズ信号が受信される可能 性がある。デコーダ回路406は、第1の段階において、受信されたこのような 信 号が、次に、中継器モジュール34の回路のそれ以外の部分を作動させることに よりデコードされるか否かを判断することができる。初期デコーダ回路406と 連絡しているのは、入力されたデータ信号をデコードし、そのアウトプットを所 定の適時な方法に基づき制御するマイクロコントローラ410である。マイクロ コントローラ410は中央処理装置(CPU)を有し、内部ランダムアクセスメ モリ(RAM)及びそのプログラム自体を記憶するためのメモリを備えている。 また、マイクロコントローラ410は、その動作を制御し増幅する。発情期乗駕 行為に関連するデータであると予測され情報の収集において、マイクロコントロ ーラ410によってデコーディングソフトウェアが実行される。入力されたデー タ信号が実際に発情期乗駕行為のデータであることを確認するため、発情期乗駕 行為情報データを搬送信号と区別し、受信されたこのようなデータを予測される データと比較するために、デコーディングソフトウェアは用いられる。また、マ イクロコントローラ410は、エンコーダ414に受信された発情期乗駕行為デ ータのアウトプットの制御に用いられる送信ソフトウェアを備えている。マイク ロコントローラ410は、その送信ソフトウェアと連携して、エンコーダ414 またはrf送信器418へのデータのアウトプットを制御し、これにより、送信 器モジュール30による送信完了後に初めて、マイクロコントローラ410は、 受信された発情期乗駕行為データが、その他の中継器モジュールまたは中央受信 器モジュール38に送信されることを可能にする。即ち、中継器モジュール34 からのデータ信号周波数が、送信器モジュール30によって出力されるデータ信 号周波数と同一である実施形態において、妨害を回避し、信号の強度及び品質を 保証するよう、マイクロコントローラ410は、データ信号の受信と送信が同時 になされることを許容しない。識別データ及び発情期乗駕行為データの持続的か つ反復的な全ての送信を含めて、完全な送信が中継器受信器390によって受け られた後初めて、マイクロコントローラ410は、これに続く送信を可能にする 。 発信信号と受信信号の周波数が同一である必要はないことに留意されたい。イ ンプット及びアウトプットの周波数が異なる場合、全てのインプット信号データ が受信されるまで、アウトプット信号を遅延する必要はない。 送信データのデコーディング及び制御において、マイクロコントローラ410 は、しきい値デコーダ406が送信器モジュール30またはその他の中継器モジ ュールにより送信されたと判断したデータ信号を解析するデコーディングソフト ウェアを有する。受信されたデータ信号が発情期乗駕行為のデータに関連するも のであるか否かの判断において、デコーディングソフトウェアは、基本的に、送 信された変調信号の情報を予測値と比較する。前述のように、送信器モジュール 30またはその他の中継器モジュールから送信されたデータには、数秒間にわた って繰り返し送信された識別データが含まれている。このようなデータが存在す る場合、デコーディングソフトウェアは前述の判断を行い、次に、識別データの 後に発情期乗駕行為のデータが繰り返し送信された後で、発情期乗駕行為のデー タをデコードすることができる。マイクロコントローラ410は、送信ソフトウ ェアによって、特定の発情期乗駕行為データに関して完全な送信が受けられるま で、再送信を行わせないことにより、発情期乗駕行為データの出力を制御する。 発情期乗駕行為データの送信制御において、マイクロコントローラ410は、 エンコーダ414に、識別データと乗駕行為継続時間に関連するデータとを並列 に出力することが可能である。並列アウトプットにより、マイクロコントローラ 410の動作における電力節減が促進される。即ち、特定の送信のための全ての データが並列に整理され、マイクロコントローラ410によって出力された後、 マイクロコントローラ410は電力を消費即ち要求することなく待機状態に戻り 、一方、エンコーダ414は係る発情期乗駕行為データを、これに続く送信のた めにコード化、即ち変調することができる。コード化において、異なる識別デー タを表す複数のビットが、コード化のためにマイクロコントローラ410によっ て生成される。これらのビットは新しいレベル識別子データを構成し、送信器モ ジュール30またはその他の中継器モジュールと異なるものとして、中継器モジ ュール34を識別する。この識別データは、受信されたバッテリ電力ステータス ビットと発情期乗駕行為継続時間データと共に送信される。エンコーダ414の ア ウトプットは、rf送信器418に直列に送信される。一実施形態において、留 意されるように、rf送信器418は送信器モジュール30に関連するrf送信 器266と基本的に同じであり、変調された発情期乗駕行為データを含むrf信 号を出力する。エンコーダ414により出力された信号は、発情期乗駕行為のデ ータを有する変調信号を供与する。送信器モジュール30の動作と同様に、識別 データは所定回数繰り返し送信され、次に、発情期乗駕行為継続時間のデータは バッテリ電力ステータスビットと共に、繰り返し送信される。 図19を参照し、中央即ち基本受信器モジュール38を説明する。受信器モジ ュール38は、中継器モジュール34または送信器モジュール30により送信さ れる変調データ信号に関連する周波数に同調されているrf受信器420を備え ている。rf受信器420は、マイクロコントローラ410と基本的に同じハー ドウェアを有するが、異なるソフトウェアを有するマイクロコントローラ424 に、受信されたデータ信号を直列に出力する。マイクロコントローラ424は、 バッテリ電力ステータスビットと共に、識別データと発情期乗駕行為継続時間デ ータとを表す、受信された変調信号からの情報を得るために、デコーディングソ フトウェアを備えている。また、マイクロコントローラ424は、このデータの ランダムアクセスメモリバッファ428における記憶を制御するためのバッファ リングソフトウェアを備えている。バッファメモリ428は、本システムまたは システムソフトウェアのオーナ即ちユーザが、このデータを送信した送信器モジ ュール30が装着された特定の、即ち被験ウシの発情周期に関連する数値測定に 関して、これを解析しようとするまでの、発情期乗駕行為のデータのための所望 される記憶容量を有する。バッファメモリ428により、ユーザは、受信された データの解析及び使用に関する究極的な管理をすることができる。バッファメモ リ428により、常にオンラインの状態、即ち発情期乗駕行為のデータを受信で きる状態になければならない専用のコンピュータモジュール42は必要でなくな り、非専用のコンピュータモジュール42を本システムの一部として用いること が可能になる。コンピュータモジュール42は非専用であることから、発情期乗 駕行為のデータの受信及び解析以外に多くの目的で、これを用いることが可能で ある。例えば、コンピュータモジュール42は、その他の農業上の目的またはあ らゆる所望の個人的目的のために、ユーザが用いている従来のパーソナルコンピ ュータであってもよい。所定の時期に、当面において受信された発情期乗駕行為 のデータ解析が所望されるとき、即ち有利であるときは、例えば、バッファメモ リ428に記憶されている発情期乗駕行為のデータにアクセスし、コンピュータ モジュール42にダウンロードすることができる。これに関して、マイクロコン トローラ424はまた、その要求に際して、発情期乗駕行為のデータのダウンロ ードまたは通信の制御に必要なシリアル通信ソフトウェアを有する。マイクロコ ントローラ424とコンピュータモジュール42との間のハードウェア及びプロ トコル接続において、コンピュータモジュール42内の使用可能な1つのポート 、または複数のポートと、マイクロコントローラ424からの複数の出力端子と を、物理的に接続する標準RS−232インターフェイス434を使用する。 また、マイクロコントローラ424も、内部リアルタイムクロック438から のインプットを、連続的に受信している。バッファメモリ428に記憶されるた め、特定の送信器モジュール30に関連して送信された発情期乗駕行為データが 受信される毎に、バッファリングソフトウェアはまた、クロックデータが、発情 期乗駕行為データと共に記憶されるように機能する。それによって、クロックデ ータは、この発情期乗駕行為のデータが生成された時点での実際の日付及び時刻 を示す。また、クロックデータは、ウシの発情周期に関連する情報を判定するこ とにも用いられる。一実施形態において、ウシの活動または乗駕行為に基づき、 送信器モジュール30により直接供給されるデータ以外に、温度センサ442に より供給されるデータもまた、マイクロコントローラ424に入力される。温度 センサ442は、送信器モジュール30を装着したウシの環境に関連する周囲温 度をモニターする。また、この温度データは、ウシの発情周期に関連する数値測 定において用いられる本発明のアルゴリズムにより用いられ得る。一実施形態に おいて、温度センサ442は、温度を示すアナログ信号を、アナログ/ディジタ ルコンバータ446に出力する変換器である。コンバータ446は、アナログ信 号を、マイクロコントローラ424により用いられ得るよう、デジタル信号に翻 訳する。クロックデータと同様に、発情期乗駕行為のデータが受信されたときは 必ず、後に利用または解析される可能性に備えて、特定のウシの乗駕行為時の周 囲温度をこのデータと相関付けることができるよう、温度データもまた、バッフ ァリングソフトウェアにより、バッファメモリ428に記憶される。一実施形態 において、温度センサは中継器モジュールの一部である。 基本的な乗駕行為データ、即ち、適切なモニター期間における発情期乗駕行為 の継続時間の解析において、一実施形態では、更なるデータ及び/またはその他 のパラメータが考慮され得る。この付加的な、即ち第2のデータは、乗駕行為内 及び乗駕行為間データのカテゴリーに分類され得る。係るデータは、発情期乗駕 行為継続時間のデータ解釈に影響を及ぼす。乗駕行為間データにおいて、このデ ータには乗駕行為活動の時間的なパターンが含まれている。時間的なパターンを 用いることは、発情期乗駕行為の個別データは、ウシのプロゲステロン濃度とほ ぼ相関関係にある連続的な時間の関数として解釈され得るという仮定に基づくも のである。即ち、発情期またはウシの乗駕行為はそれぞれ、変動するウシのプロ ゲステロン濃度に関連するデータサンプルである。そのプロゲステロン濃度をモ ニターし、その濃度が最高値に達していると見られる時点を判定することが望ま しい。このような判定がなされると、ウシを繁殖させるための最適な時期が決定 され得る。発情期乗駕行為の時間的なパターンから、時間に対する連続的な関数 即ち曲線のポイントを成す複数の数値を算出することができる。その際、この曲 線におけるピーク値が確認される。このようにして推測された関数即ち曲線は、 プロゲステロン濃度が上昇すると共にデータのポイントが増加し、ピークプロゲ ステロン濃度が曲線のピーク値に達した後は減少するよう、ウシのプロゲステロ ン濃度と相関付けられるよう意図されている。 乗駕行為内データ即ち要因は、あらゆる任意の1回の発情期乗駕行為に帰され るべき相対有意性に影響を及ぼす。このようなデータまたは要因は、あらゆる1 回の発情期乗駕行為の継続時間を変更するために用いられ得る。確認された乗駕 行為内データには、以下が含まれている。 (1)ウシが曝されている、即ち感知している周囲温度。温度の極値は、発情 期乗駕行為の頻度及び継続時間に影響を及ぼす。温度の極値にて行われる発情期 乗駕行為は、より穏やかな温度にて行われる乗駕行為より、より高い有意性を示 すものと解釈され得る。 (2)個々のウシによって示される既知の活動におけるパターンは、同1環境 条件下であっても、広範な多様性を示す。平均値して1回の発情周期に1回また は2回の乗駕行為しか行わないウシが見られ、一方で15回もの乗駕行為を行う ウシも見られる。1回の発情周期において典型的に多数回の乗駕行為を行うウシ と比較して、1回の発情周期に数回の乗駕行為というパターンを示すウシは、1 回の乗駕行為について、より高い有意性を有し得る。 (3)特定のウシにおいて、最後の分娩以降に発現した発情周期の回数。一般 的に、分娩直後の発情周期では、発情期乗駕行為の回数はより少ない。分娩後ま もなく発現した発情周期で、ウシが正常より多くの発情期乗駕行為を行った場合 は、より高い有意性が認められ得る。 (4)ウシの乗駕活動は、発情を示し得る。被験(乗駕行為の対象とされる) ウシが乗駕を行うウシとしても関与する場合、ウシの正常な乗駕行為パターンと 比較して、より高いプロゲステロン濃度を示す点において、この要因もまた相対 有意性を有する。 (5)被験ウシの群れに含まれる、被験ウシ以外に発情が現れたウシの数。 (6)ウシの年齢は考慮され得る。より高い分娩年齢のウシが、これより若い 分娩年齢のウシと同等の乗駕行為の活動性を示す場合、この事実にはより高い有 意性が認められ得る。 (7)ウシが移動し、即ち支持されている面が、乗駕活動に影響を及ぼし得る 。乗駕行為活動性の総合的なレベルは、特に氷点下の気温にあるとき、コンクリ ート面によって抑制される。コンクリート上における、より低い気温での一定継 続 時間の発情期乗駕行為は、より高温において地面または牧草地で行われる同様の 発情期乗駕行為と比較して、より高い有意性に割り付けられ得る。 (8)発情期乗駕行為の活動性は、ウシの品種によっても異なることが知られ ている。発情期乗駕活動の解釈は、例えば、ホルスタイン種とジャージー種とで は区別すべきである。 (9)ウシが曝されている環境の湿度は、発情期乗駕活動に影響を及ぼし得る 。特に、より高温下において、より高い湿度にて行われる乗駕活動には、より正 常な湿度における同様の活動と比較して、より高い相対有意性が認められ得る。 湿度のデータを求めるにあたり、ウシの配置における地理的な条件は、予測され る湿度の一般的な指標として用いられ得る。例えば、連続的な湿度のモニターが 実行可能ではない場合、湿度の数値と地理的な条件(郵便番号)とを相関付ける 索引テーブルを用いることができる。 前述したもの以外に、乗駕行為の対象とされるウシのみならず、乗駕行為を行 う特定のウシにおける有意性が考慮され得る。例えば、乗駕行為の回数の多い、 または少ないウシにより乗駕される被験ウシは、正常(標準的)なパターンの乗 駕行為を行うウシが関与する発情期乗駕行為と比較して、異なる乗駕行為の有意 性が認められ得る。 被験ウシの繁殖時期を決定するための発情期乗駕行為データの処理について、 図20に示す発情期乗駕行為データの1例に基づく説明と共に、以下に記載する 。この実施形態において解析を行うにあたり、発情期の開始はまず、所定のしき い値が満たされていたか、即ち達成されたかを判定することにより検知される。 この所定のしきい値は、所定時間内に行われる発情期乗駕行為の所定の最少回数 に基づく発情期の開始に関連している。この所定のしきい値が満たされれば、最 適な、または少なくとも望ましい繁殖時期を決定する上で有用な発情ピーク値を 求めるために、更に解析が行われる。調査と研究とに基づき、約4時間以内に少 なくとも3回の発情期乗駕行為から、少なくとも約3時間以内に4回の発情期乗 駕行為までの範囲内に、このような所定のしきい値が存在すると結論された。こ の 所定のしきい値が満たされない場合は、これに続く解析は行われない。しかしな がら、所定のしきい値が満たされた場合は、発情ピーク値(PEV)を測定する ために、更に解析が行われる。これに関して、発情期における乗駕行為の活動性 の分布は、所定のしきい値を用いて測定すると、乗駕行為活動性のピーク時の中 心に発情ピークが位置し、実質上対称的な分布であるように見られる。一実施形 態において、この乗駕行為活動性が左右対称を成すことから、乗駕行為活動性の 平均値は、乗駕行為が行われた時刻の平均値に認められる。時刻T(i)におい てN回の乗駕行為が行われる場合、発情ピーク値は、時刻:TPEV=ET(i) /Nに見られる。 好適な実施形態において、複数の発情ホルモンが最高濃度にて発現する発情ピ ーク時に、最も長く最も有意な乗駕行為が行われることが知られており、この平 均値は乗駕行為の継続時間に応じて加重され得る。時刻T(i)に継続時間D( i)のN回の乗駕行為が行われる場合、発情ピークは時刻:TPEV=E[T(i )*D(i)]/ED(i)に見られる。 これら2つの式のそれぞれは、一定の時刻に起こり、継続時間が測定された数 回の乗駕行為を示す図20の例に当てはめることができる。詳細には、午後1時 には継続時間10秒、午後2時には継続時間20秒、午後3時には継続時間30 秒、及び午後4時には継続時間10秒の発情期乗駕行為が行われた。所定のしき い値が満たされていたか否かについて調べるとき、用いられている所定しきい値 が、約3時間以内に少なくとも4回の乗駕行為に対応することを前提とする。午 後1時から午後4時までに4回の発情期乗駕行為が行われたことから、この所定 しきい値は満たされていたと判断される。発情ピーク値を測定するにあたり、前 述した第1の式を以下のように用いる。 TPEV=ET(i)/N TPEV=1:00+2:00+3:00+4:00/4=10/4 TPEV=2:30pm 前述した第2の式を用いて、以下の結果が求められる。 TPEV=E[T(i)*D(i)]/ED(i) TPEV=((1x10)+(2x20)+(3x30)+(4x10))/( 10+20+30+10)=180/70 TPEV=2:34P.M. 前述の計算から理解されるように、それぞれ2つの式により、発情ピークに達 する時刻の数値が求められ、第2の式では、時刻の数値はこれに対応する継続時 間の数値により加重されている。加重された時刻の数値により、被験ウシにおけ る発情ピークがより正確に示されると考えられている。 これまでの本発明の説明は、図示及び説明を目的としてなされたものである。 更に、その説明により、本発明を本明細書に開示する型に限定する意図はない。 従って、前述した技術の教示または当該技術分野の知識の範囲内での変例及び変 更例は、本発明の範囲内である。更に、本明細書にて説明した実施形態は、最良 の形態または本発明における既知の実施形態を説明し、当該技術分野の従業者が 本発明を利用することができるように意図されたものである。請求項は、従来技 術によって許容される範囲内でのその他の実施形態を含むものとみなされるよう 意図されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,N L,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 キャテル、マルガリータ アメリカ合衆国 80537 コロラド州 ラ ブランド ノース カウンティー ロード ナンバー9 6875 (72)発明者 ミーラン、リチャード ティー. アメリカ合衆国 80302 コロラド州 ボ ールダー グローブ ストリート 1910

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.被験ウシの発情の有無に関連する判定をするための装置において、該装置が 、 被験ウシの乗駕行為の結果として得られた発情期乗駕行為データを送信するた めの第1の手段と、 前記発情期乗駕行為データを受信するために前記第1の手段と連絡する第2の 手段と、 被験ウシが発情期にあるか否かの判定に用いられる前記発情期乗駕行為データ を解析するための第3の手段とを有し、かつ 前記第3の手段が、被験ウシに関連するウシ乗駕行為の頻度と継続時間とを含 む前記発情期乗駕行為データを含む情報を処理する手段を有し、該処理手段が、 前記発情期乗駕行為継続時間のそれぞれを、前記発情期乗駕行為が行われた時点 に関する時刻の数値を加重するために用いる手段である装置。 2.請求項1に記載の装置において、 前記第1の手段が被験ウシに装着するための引き具を有し、該引き具がバッテ リと送信器モジュールとを収容する装置。 3.請求項1に記載の装置において、 前記引き具が前記ウシのうちの1頭の尾、前記ウシの頚部及び前記ウシの脚に 係合するための部材を有している引き具である装置。 4.請求項1に記載の装置において、 前記引き具が、前記ウシの両後脚に係合するためのストラップを有している装 置。 5.請求項1に記載の装置において、 前記第1の手段が、被験ウシに取り付けられた電子パッチを有し、同電子パッ チはバッテリと送信器モジュールとを有するパウチを備え、前記バッテリは送信 器モジュールに対して電気的に接続されるとともに物理的に離間され、前記送信 器モジュールはパウチから取り外し可能であり、前記パウチと前記バッテリのう ち少なくとも一方は使い捨て可能である装置。 6.請求項1に記載の装置において、 前記第1の手段がスイッチと送信器回路とを備えた送信器モジュールを備え、 前記スイッチが、第1のプリント回路基盤に配置された電気的接点と、同様に前 記第1のプリント回路基盤に配置された送信器回路とを有する装置。 7.請求項1に記載の装置において、 前記の第1の手段が、ウシ乗駕行為の継続時間に関連する時間のモニター活動 を保持するためのスイッチ手段と、該スイッチ手段に伴う手段とを有する送信器 モジュールを備え、前記スイッチ手段はウシの乗駕行為が行われたときに作動し て、ウシの乗駕行為終了後に作動停止し、前記保持手段は、ウシの乗駕行為終了 の判断がなされる前に、しきい値時間を経過したことが判断される前記スイッチ 手段の作動停止に関連する前記しきい値時間を有する手段である装置。 8.請求項1に記載の装置において、 前記第1の手段が、送信器モジュール回路への電力供給停止を制御するための パワーダウン遅延回路を備えたタイマー手段を有する前記送信器モジュールを備 え、前記パワーダウン遅延回路が、ウシの乗駕行為終了後に、前記回路に電力を 供給する手段である装置。 9.請求項1に記載の装置において、前記第1の手段が、 ウシの乗駕行為の継続時間に関連するパルスを計数するためのカウンタ手段と 、 ウシの乗駕行為の継続時間に関連する発情期乗駕行為のデータをコード化する ためのエンコーダ手段と、 前記カウンタ手段と前記エンコーダ手段との間にバッファを供与するための、 前記カウンタ手段及び前記エンコーダ手段を連絡する分離回路手段とを備えた装 置。 10.請求項1に記載の装置において、 前記第1の手段が、識別データを提供するための第4の手段を有する送信器モ ジュールを備え、かつ、該識別データが前記送信器モジュールの識別子に関する 第1の識別データと、発情期乗駕行為データ送信ソースの識別子に関する第2の 識別データとを含む装置。 11.請求項10に記載の装置において、 前記送信器モジュールが前記識別データの送信を制御するために用いられる第 1のタイマー手段と、ウシ乗駕行為の継続時間に関する発情期乗駕行為データ送 信を制御するための第2のタイマー手段とを有するモジュールである装置。 12.請求項1に記載の装置において、 前記第1の手段が送信器モジュールに電力を供給するために用いられるバッテ リ電力の状態を示すデータを提供するための手段を有する前記送信器モジュール を備え、かつ、該バッテリ電力の状態を示すデータが発情期乗駕行為データと同 時に送信される装置。 13.請求項1に記載の装置において、 前記第2の手段が信号の強度を保持するために、発情期乗駕行為データを含む データ信号を受信及び送信するための中継器モジュールを備えている手段である 装置。 14.請求項13に記載の装置において、 前記中継器モジュールが、前記第1の手段と前記第3の手段のいずれからも離 間して、前記第1の手段からのデータ信号のため、ほぼ障害のないパスを提供す る位置に配置されて、前記第1の手段の近傍にある構造物が第1の手段により出 力されたデータ信号に関する信号の品質にほぼ損失を及ぼさないモジュールであ る装置。 15.請求項1に記載の装置において、 前記第2の手段が、前記中継器モジュールの回路により用いられる電力を保持 するための手段を備えている装置。 16.請求項15に記載の装置において、 電力を保持するための前記手段が、入力された信号に対して装置にて生成され たデータに関連する徴候が見られるか否かを判定するための第1のデコーディン グ手段を備えている装置。 17.請求項1に記載の装置において、 前記第2の手段がCPU、メモリ手段及びインプット/アウトプットラインを 有するマイクロコントローラを有し、前記マイクロコントローラが発情期乗駕行 為データの送信を制御するための手段を備え、前記中継器モジュールが前記第1 の手段から発情期乗駕行為データの完全な送信を受けた後、発情期乗駕行為デー タが送信されるべく制御される装置。 18.請求項13に記載の装置において、 前記中継器モジュールが、前記第1の手段からの変調データ信号の周波数にほ ぼ等しい周波数にて変調データ信号を出力するモジュールである装置。 19.請求項13に記載の装置において、 前記中継器モジュールにより送信された前記データ信号が、前記第1の手段と 識別され得るための前記中継器モジュールの識別子に関する識別データを備えて いる信号である装置。 20.請求項1に記載の装置において、 前記第2の手段が、発情期乗駕行為データを記憶するためのバッファメモリを 備えた中継器モジュールを有する装置。 21.請求項1に記載の装置において、 前記第2の手段が、前記第1の手段よりも、前記第3の手段に対して近接して 配置されている中継器モジュールを備えている装置。 22.請求項1に記載の装置において、 前記第2の手段が、発情期乗駕行為データと関連させるために、リアルタイム クロック情報を提供するための手段を備えている装置。 23.請求項1に記載の装置において、 前記第2の手段が、発情期乗駕行為データに関連する気温のデータを受信する ための手段を備えている装置。 24.請求項1に記載の装置において、 前記第2の手段が、後に前記第3の手段によってアクセスされ得るように、所 定の記憶域に発情期乗駕行為データを記憶するために用いられるバッファリング ソフトウェアを有するマイクロコントローラを備えている装置。 25.請求項24に記載の装置において、 前記マイクロコントローラ手段が、更に入力されたデータ信号から発情期乗駕 行為データを得るためのデコーディングソフトウェアと、発情期乗駕行為データ を前記第3の手段に提供するためのシリアル通信ソフトウェアとを有する装置。 26.請求項1に記載の装置において、 前記第3の手段が、コンピュータ手段と、該コンピュータ手段と前記第2の手 段とを電気的に接続するための手段とを有する装置。 27.請求項26に記載の装置において、 前記コンピュータ手段が、非専用のパーソナルコンピュータである装置。 28.請求項26に記載の装置において、 前記コンピュータ手段が、前記第2の手段から発情期乗駕行為データをダウン ロードするために用いられるソフトウェアを有する装置。 29.請求項1に記載の装置において、 前記第3の手段が、一定時間内における前記の加重された時刻の数値のそれぞ れと、前記継続時間全ての合計値とに応じて、発情ピーク値を測定するための手 段を有する装置。 30.請求項29に記載の装置において、 前記発情ピーク値が、前記時刻の各数値に、該時刻の各数値における継続時間 を掛け、その乗のそれぞれを合計して、その合計値を前記時間内に行われた全て の発情期乗駕行為の総継続時間で割った値に等しい値である装置。 31.請求項1に記載の装置において、 前記第3の手段が、所定時間内における所定回数の発情期乗駕行為に基づき、 一定の時間内に発情期が開始したか否かを判定するための手段を備えている装置 。 32.請求項31に記載の装置において、 発情期乗駕行為における前記所定回数が3〜4回であり、前記所定時間が3〜 4時間である装置。 33.請求項1に記載の装置において、 前記処理手段が乗駕行為間情報及び乗駕行為内情報のうちいずれか一方を処理 し、前記乗駕行為間情報が前記乗駕行為データに関連する時間的なパターンを含 み、前記乗駕行為内データが以下の群、即ち、被験ウシが感知している周囲温度 、被験ウシに乗駕するウシによる乗駕行為の頻度、被験ウシの品種、被験ウシの 年齢、被験ウシの最新の出産時から経過した時間、被験ウシを支持している面の 種類、被験ウシに課されている限定条件の種類、被験ウシが感知している大気湿 度、被験ウシによる乗駕行為の活動性及び被験ウシの地理的条件のうちの少なく とも1つを含んでいる手段である装置。 34.被験ウシにおける発情の有無に関連する判定をするために用いられる装置 において、 被験ウシが乗駕行為を行うウシにより乗駕された結果として得られた発情期乗 駕行為データを送信するための第1の手段と、 前記発情期乗駕行為データを受信するために、前記第1の手段に反応する第2 の手段と、 被験ウシにおける発情に関連する判定を行うために用いられる前記発情期乗駕 行為データを解析するために、前記第2の手段に反応する第3の手段とを備えた 装置であって、 前記装置が以下の(a)−(i)のうちの少なくとも1つを有する装置: (a)前記第1の手段が、パウチ内に収容された送信器モジュールとバッテリ を有する電子パッチを備え、該バッテリが該送信器モジュールと離間して配置さ れているが電気的に接続され、前記送信器モジュールが該パウチから取り外し可 能で、前記バッテリが前記送信器モジュールから取り外し可能で、かつ、前記の 取り外し後に使い捨て可能である手段; (b)前記第1の手段が第1及び第2の識別データと送信器回路を有し、前記 第1の識別データが前記送信器モジュールの識別子に関連し、前記第2の識別デ ータが発情期乗駕行為データの送信ソースの識別子に関連し、かつ、前記第2の 識別データに関連する周波数と実質的に同じ周波数を有する他の信号ソースから 、前記ソースを識別する識別データである手段; (c)前記第1の手段が、ウシの乗駕行為時に作動するスイッチ手段と、発情 器乗駕行為の継続時間を計測する計測手段を有し、前記スイッチ手段が所定時間 より短時間にて作動停止した際、前記計測手段による計測を保持するための手段 とを有する手段; (d)前記第2の手段が、発情期乗駕行為を含むデータ信号を受信及び送信す るための中継器モジュールと、該中継器モジュールからの発情期乗駕行為データ を有するデータ信号を受信するために、該中継器モジュールと連絡する送信器モ ジュールとを備えている手段; (e)前記第2の手段が、前記第3の手段により後にアクセスされ得るべく、 発情期乗駕行為データを記憶するためのメモリ手段を有する手段; (f)前記第3の手段が、前記第2の手段に反応するコンピュータ手段を有し 、該コンピュータ手段が、前記発情期乗駕行為データを解析するために前記第3 の手段により用いられるソフトウェア以外のアプリケーションソフトウェアを実 行することができ、かつ、前記コンピュータ手段が、前記発情期乗駕行為データ を前記第2の手段からダウンロードするためのソフトウェアを有する手段; (g)前記第3の手段が、所定時間内における発情期乗駕行為を含む前記発情 期乗駕行為データに基づき、ウシの発情周期に関連する数値を測定するためのコ ンピュータ手段を有し、該数値が該発情期乗駕行為データの時間的なパターンに 応じて変動する数値である手段; (h)前記第3の手段が、少なくとも被験ウシの環境における周囲温度を含む 変動型乗駕行為内データを処理するためのコンピュータ手段を備えている手段; 及び (i)前記第3の手段が、所定時間内に行われる発情期乗駕行為の所定回数に 基づくしきい値により、かつ、前記乗駕行為の回数と前記発情期乗駕行為が行わ れた時刻に関連する時刻の数値とにより、発情ピーク値を測定する手段。 35.発情期乗駕行為データを解析するための方法において、 頻度と、発情期乗駕行為の継続時間及び前記発情期乗駕行為のそれぞれが行わ れた時刻のうち少なくとも一方を含む発情期乗駕行為データを被験ウシから入手 することと、 データをコンピュータ手段の処理手段に入力し、該入力データが前記発情期乗 駕行為を含んでいることと、 一定のアルゴリズムにより前記入力データに基づく複数の数値を計算すること と、及び 前記数値に基づき、被験ウシの発情期に関連する第1の数値を測定することと を有する方法。 36.請求項35に記載の方法において、 前記入手過程が、送信器モジュールにより発情期乗駕行為データを送信するこ とと、中継器モジュールにより前記発情期乗駕行為データを受信することと、前 記中継器モジュールにより前記発情期乗駕行為データを送信することとを含む過 程である方法。 37.請求項35に記載の方法において、 前記送信器モジュールがスイッチを有し、前記入手手段が、該スイッチが所定 時間より短時間にて開放された際に、1回の発情期乗駕行為に関連する時刻を追 跡し続けることを含む方法。 38.請求項35に記載の方法において、 前記入手過程が、前記コンピュータ手段と離間しているが電気的に接続されて いるメモリ手段に、前記発情期乗駕行為データを記憶することを含み、かつ、前 記発情期乗駕行為データが、前記コンピュータ手段からの要請を受けて、前記メ モリ手段から転送される過程である方法。 39.請求項35に記載の方法において、 前記コンピュータ手段が、被験ウシにおける発情の有無を判定するために用い られるソフトウェア以外のソフトウェアを実行するためのコンピュータを含み、 かつ、前記コンピュータにより該コンピュータへの前記発情期乗駕行為データの ダウンロードが開始される方法。 40.請求項35に記載の方法において、 前記入力過程が、被験ウシから得られたデータ以外のデータを入力することを 含む過程である方法。 41.請求項40に記載の方法において、 前記入力過程が、以下の群、即ち、被験ウシに関連する周囲温度、被験ウシの 品種、被験ウシの年齢、被験ウシの最新の出産時から経過した時間、被験ウシが 支持されている面の種類、被験ウシに課されている限定条件の種類、被験ウシに 関連する湿度、被験ウシによって行われた乗駕行為、被験ウシの地理的条件及び 被験ウシに乗駕するウシの乗駕行為の活動性から成る群のうち、少なくとも1つ に関連するデータを入力することを含む過程である方法。 42.請求項35に記載の方法において、 前記アルゴリズムが、一定時間内に行われる複数回の発情期乗駕行為において 、前記した複数回の発情期乗駕行為の1つ1つより長い継続時間を有する1回の 発情期乗駕行為と比較して、より高い有意性を認めるアルゴリズムである方法。 43.請求項42に記載の方法において、前記第1の数値が前記発情期乗駕行為 の時間的なパターンに応じて変動する数値である方法。 44.請求項35に記載の方法において、 前記第1の数値が発情ピーク値に関連し、前記発情ピーク値が、被験ウシにお いて増大した発情期活動性に関連する数値である方法。 45.請求項35に記載の方法において、 前記入力過程が、以下の群、即ち、被験ウシに関連する周囲温度、被験ウシに 関連する湿度、及び少なくとも1頭の他のウシに対する被験ウシの乗駕行為にお ける継続時間と頻度から成る群のうち、少なくとも1つを含む変動型乗駕行為内 データを入力することを含む過程である方法。 46.請求項35に記載の方法において、 前記入力過程が所定の時間内において実質的に静的な乗駕行為内データを入力 することを含み、前記乗駕行為内データが以下の群、即ち、特定の発情周期に被 験ウシにより経験される発情期乗駕行為の回数、被験ウシの最新の出産以降に発 現した発情周期の数、被験ウシの年齢、被験ウシが支持されている面及び被験ウ シの品種のうちの少なくとも1つを含んでいるデータである方法。 47.請求項35に記載の方法において、 前記計算過程が、一定の時間内に発情期乗駕行為が行われた時刻の全数値を合 計することを含む過程である方法。 48.請求項35に記載の方法において、 前記計算過程が、一定の時間内の発情期乗駕行為の回数合計を得ることを含む 過程である方法。 49.請求項35に記載の方法において、 前記計算過程が、一定の時間内に行われた前記発情期乗駕行為の全継続時間を 合計することを含む過程である方法。 50.請求項35に記載の方法において、 前記計算過程が、前記発情期乗駕行為のれぞれが行われた時刻に関連する複数 の時刻の数値のそれぞれに、これに対応する継続時間を掛けることを含む過程で ある方法。 51.請求項35に記載の方法において、 前記測定過程が、所定回数の前記発情期乗駕行為が所定時間内に行われたこと を確認することを含む過程である方法。 52.請求項35に記載の方法において、 前記第1の数値が、前記発情期乗駕行為が行われた時刻の全数値の合計と、前 記発情期乗駕行為の回数合計とにより得られる発情ピーク値である方法。 53.請求項35に記載の方法において、 前記第1の数値が、前記発情期乗駕行為の各々における継続時間により加重さ れた前記発情期乗駕行為が行われた時刻の全数値の合計と、前記継続時間の合計 とにより得られる発情ピーク値である方法。
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