JP2002159233A - 家畜用発情期情報通報システム - Google Patents
家畜用発情期情報通報システムInfo
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- estrus period
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61D—VETERINARY INSTRUMENTS, IMPLEMENTS, TOOLS, OR METHODS
- A61D17/00—Devices for indicating trouble during labour of animals ; Methods or instruments for detecting pregnancy-related states of animals
- A61D17/002—Devices for indicating trouble during labour of animals ; Methods or instruments for detecting pregnancy-related states of animals for detecting period of heat of animals, i.e. for detecting oestrus
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 家畜の発情期を迅速かつ確実に判定するとと
もに、かかる発情期を家畜から離間した場所にいる家畜
の管理者によりリアルタイムな通報を可能とするシステ
ムを提供することにある。 【解決手段】 家畜の発情期の情報を家畜の管理者等に
通報するシステムにおいて、家畜の少なくとも膣内に係
留されて、前記家畜の発情期において時系列的な特徴を
示す生体情報を継続的に測定し測定データとして出力す
る1又は複数種類の家畜生体情報測定手段1と、その家
畜生体情報測定手段1からの測定データを通信回線Lに
のせるデータ中継手段7と、その通信回線Lで送られて
きた測定データを受け取ってそのデータに基づき、かか
る生体情報が家畜の発情期における時系列的な特徴を示
したか否かを継続的に判定する発情期判定手段2と、そ
の生体情報が家畜の発情期の時系列的な特徴を示したと
判定されたときに直ちに家畜の管理者に通報する通報手
段3とを具えてなることを特徴とする。
もに、かかる発情期を家畜から離間した場所にいる家畜
の管理者によりリアルタイムな通報を可能とするシステ
ムを提供することにある。 【解決手段】 家畜の発情期の情報を家畜の管理者等に
通報するシステムにおいて、家畜の少なくとも膣内に係
留されて、前記家畜の発情期において時系列的な特徴を
示す生体情報を継続的に測定し測定データとして出力す
る1又は複数種類の家畜生体情報測定手段1と、その家
畜生体情報測定手段1からの測定データを通信回線Lに
のせるデータ中継手段7と、その通信回線Lで送られて
きた測定データを受け取ってそのデータに基づき、かか
る生体情報が家畜の発情期における時系列的な特徴を示
したか否かを継続的に判定する発情期判定手段2と、そ
の生体情報が家畜の発情期の時系列的な特徴を示したと
判定されたときに直ちに家畜の管理者に通報する通報手
段3とを具えてなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家畜の発情期を
検出して通報するシステム、特には、家畜の発情期にお
ける生体情報を利用して、その生体情報を連続的に計測
することで家畜の発情期を正確に検出して、家畜の管理
者等に通信回線にてネットワークを介して通報するシス
テムに関するものである。
検出して通報するシステム、特には、家畜の発情期にお
ける生体情報を利用して、その生体情報を連続的に計測
することで家畜の発情期を正確に検出して、家畜の管理
者等に通信回線にてネットワークを介して通報するシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家畜の発情期の検出においては、
例えば牛の発情期の検出の場合、色素入りのカラーボー
ル(チンボール)を蒔牛の顎に付けておき、その蒔牛の
発情期におけるスタンディング乗駕行動により、そのカ
ラーボールが潰れて牝牛の腰部に色素が付着することで
カラーマークとなるので、かかるカラーマークを人が目
視することで、牛の発情期を判断していた。
例えば牛の発情期の検出の場合、色素入りのカラーボー
ル(チンボール)を蒔牛の顎に付けておき、その蒔牛の
発情期におけるスタンディング乗駕行動により、そのカ
ラーボールが潰れて牝牛の腰部に色素が付着することで
カラーマークとなるので、かかるカラーマークを人が目
視することで、牛の発情期を判断していた。
【0003】また、家畜の発情期においては、家畜の歩
数が2割以上増えたり家畜の体温が平熱よりも上昇する
ことが一般的に知られている。このことから、家畜に歩
数計を装着して歩数を測定することで家畜の発情期を判
断したり、家畜の体温を測定する温度センサを家畜の体
内に挿入することで発情期を判断したりしていた。
数が2割以上増えたり家畜の体温が平熱よりも上昇する
ことが一般的に知られている。このことから、家畜に歩
数計を装着して歩数を測定することで家畜の発情期を判
断したり、家畜の体温を測定する温度センサを家畜の体
内に挿入することで発情期を判断したりしていた。
【0004】さらに、それら以外の家畜の発情期の検出
では、例えば、家畜の子宮頸管における、外陰部の充
血、腫脹の度合い、子宮内粘液の漏出の牽縷性等の情報
により、人が家畜の発情期を判断していた。
では、例えば、家畜の子宮頸管における、外陰部の充
血、腫脹の度合い、子宮内粘液の漏出の牽縷性等の情報
により、人が家畜の発情期を判断していた。
【0005】その他の家畜の発情期の検出として、例え
ば、家畜の発情期に近づくと、膣内の電気伝導度が高く
なり発情期でピーク値(最大値)になるという発情傾向
があり、かかる発情期の傾向から発情期を検出するため
に、人が、測定の都度、電気伝導度計を膣内に挿入し、
かかる電気伝導度を電気的に測定して発情傾向を判断す
るものが知られている。
ば、家畜の発情期に近づくと、膣内の電気伝導度が高く
なり発情期でピーク値(最大値)になるという発情傾向
があり、かかる発情期の傾向から発情期を検出するため
に、人が、測定の都度、電気伝導度計を膣内に挿入し、
かかる電気伝導度を電気的に測定して発情傾向を判断す
るものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の家畜の発情期の検出では、カラーボールを用いた発
情期の検出の場合、カラーボールを人手で頻繁に交換し
なければならず、しかも近年の牛などの家畜群の大型化
(多数化)により、カラーボールの交換の負担が増すと
ともに、カラーマークを見落してしまう場合が多いとい
う問題があった。
来の家畜の発情期の検出では、カラーボールを用いた発
情期の検出の場合、カラーボールを人手で頻繁に交換し
なければならず、しかも近年の牛などの家畜群の大型化
(多数化)により、カラーボールの交換の負担が増すと
ともに、カラーマークを見落してしまう場合が多いとい
う問題があった。
【0007】また、家畜に歩数の測定のみによる発情期
の検出や家畜の体温の測定のみによる発情期の検出で
は、発情期でピーク値になるというような明確な傾向を
示さないために、発情期付近を検出することはできて
も、発情期そのものを判断することは困難であるという
問題があった。
の検出や家畜の体温の測定のみによる発情期の検出で
は、発情期でピーク値になるというような明確な傾向を
示さないために、発情期付近を検出することはできて
も、発情期そのものを判断することは困難であるという
問題があった。
【0008】そして、家畜の子宮頸管における外陰部の
充血等の情報による発情期の検出の場合、近年、牛など
の家畜群の能力の向上に伴う生理的なメカニズムの変化
により発情兆候が不明瞭になる場合が多く、そのため、
熟練した人であってもかかる情報から家畜の発情期を判
断することが難しくなり、特に、観察頻度が低い場合等
では家畜の発情期の見逃しが多いという問題があった。
充血等の情報による発情期の検出の場合、近年、牛など
の家畜群の能力の向上に伴う生理的なメカニズムの変化
により発情兆候が不明瞭になる場合が多く、そのため、
熟練した人であってもかかる情報から家畜の発情期を判
断することが難しくなり、特に、観察頻度が低い場合等
では家畜の発情期の見逃しが多いという問題があった。
【0009】さらに、上記従来の家畜の膣内の電気伝導
度の測定による発情期の検出では、電気伝導度は、測定
毎の断続的なデータでしか得られないため、発情傾向を
知ることはできても発情期そのものを検出することは困
難である。従って、家畜の管理者は、家畜が発情期に到
ってからそのことを知るまでにかなりの時間が経過して
しまう場合もある。しかも、測定の際にその都度電気伝
導度計を家畜の膣内に挿入しなければならず、挿入する
作業に手間がかかったり、挿入作業の時間の短縮等のた
め測定器の取り扱いが煩雑になったりする等の問題があ
った。
度の測定による発情期の検出では、電気伝導度は、測定
毎の断続的なデータでしか得られないため、発情傾向を
知ることはできても発情期そのものを検出することは困
難である。従って、家畜の管理者は、家畜が発情期に到
ってからそのことを知るまでにかなりの時間が経過して
しまう場合もある。しかも、測定の際にその都度電気伝
導度計を家畜の膣内に挿入しなければならず、挿入する
作業に手間がかかったり、挿入作業の時間の短縮等のた
め測定器の取り扱いが煩雑になったりする等の問題があ
った。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、上記課題を有利に解決した家畜用発情期情報
通報システムを提供することを目的とするものであり、
この発明の家畜用発情期情報通報システムは、家畜の少
なくとも膣内に係留されて、前記家畜の発情期において
時系列的な特徴を示す生体情報を継続的に測定し出力す
る1又は複数種類の家畜生体情報測定手段と、前記家畜
生体情報測定手段からの前記測定データを通信回線にの
せるデータ中継手段と、前記通信回線で送られてきた前
記測定データを受け取ってそのデータに基づき、前記生
体情報が前記家畜の発情期における前記時系列的な特徴
を示したか否かを継続的に判定する発情期判定手段と、
前記生体情報が前記家畜の前記発情期の時系列的な特徴
を示したと判定されたときに直ちに家畜の管理者に通報
する通報手段とを具えてなる。
の発明は、上記課題を有利に解決した家畜用発情期情報
通報システムを提供することを目的とするものであり、
この発明の家畜用発情期情報通報システムは、家畜の少
なくとも膣内に係留されて、前記家畜の発情期において
時系列的な特徴を示す生体情報を継続的に測定し出力す
る1又は複数種類の家畜生体情報測定手段と、前記家畜
生体情報測定手段からの前記測定データを通信回線にの
せるデータ中継手段と、前記通信回線で送られてきた前
記測定データを受け取ってそのデータに基づき、前記生
体情報が前記家畜の発情期における前記時系列的な特徴
を示したか否かを継続的に判定する発情期判定手段と、
前記生体情報が前記家畜の前記発情期の時系列的な特徴
を示したと判定されたときに直ちに家畜の管理者に通報
する通報手段とを具えてなる。
【0011】この発明の家畜用発情期情報通報システム
にあっては、例えば家畜の少なくとも膣内に係留された
電気伝導度計等の一つ又は複数種類の家畜生体情報測定
手段が、家畜の発情期において時系列的な特徴を示す生
体情報(例えば膣内の電気伝導度等)を継続的に測定し
てその測定値を測定データとして出力する。そして、デ
ータ中継手段が、家畜生体情報測定手段から出力された
測定データを通信回線にのせ、発情期判定手段が、通信
回線で送られてきた測定データを受取ってそのデータに
基づき生体情報が家畜の発情期における時系列的な特徴
を示したか否かを継続的に判定し、発情期判定手段の判
定に基づき生体情報が家畜の発情期の時系列的な特徴を
示したと判定されたときに直ちに、通報手段が、家畜の
管理者に、家畜に発情期の時系列的な特徴があった旨
(例えば発情期の日時等)とその家畜を特定する情報
(例えば、家畜の識別標識)とを含んだ発情期を通報す
る。なお、家畜の管理者に通報する情報には上記測定値
などを含めても良い。
にあっては、例えば家畜の少なくとも膣内に係留された
電気伝導度計等の一つ又は複数種類の家畜生体情報測定
手段が、家畜の発情期において時系列的な特徴を示す生
体情報(例えば膣内の電気伝導度等)を継続的に測定し
てその測定値を測定データとして出力する。そして、デ
ータ中継手段が、家畜生体情報測定手段から出力された
測定データを通信回線にのせ、発情期判定手段が、通信
回線で送られてきた測定データを受取ってそのデータに
基づき生体情報が家畜の発情期における時系列的な特徴
を示したか否かを継続的に判定し、発情期判定手段の判
定に基づき生体情報が家畜の発情期の時系列的な特徴を
示したと判定されたときに直ちに、通報手段が、家畜の
管理者に、家畜に発情期の時系列的な特徴があった旨
(例えば発情期の日時等)とその家畜を特定する情報
(例えば、家畜の識別標識)とを含んだ発情期を通報す
る。なお、家畜の管理者に通報する情報には上記測定値
などを含めても良い。
【0012】従って、この発明のシステムによれば、発
情期を判定する家畜(例えば牛等)に対して、家畜の管
理者側では家畜の発情期において時系列的な特徴を示す
生体情報を継続的に測定するための家畜生体情報測定手
段(測定器等)を、家畜の少なくとも膣内に予め係留す
ることによって、家畜の管理者は、発情期判定手段で判
定された家畜の発情期の通報を受けることができる。
情期を判定する家畜(例えば牛等)に対して、家畜の管
理者側では家畜の発情期において時系列的な特徴を示す
生体情報を継続的に測定するための家畜生体情報測定手
段(測定器等)を、家畜の少なくとも膣内に予め係留す
ることによって、家畜の管理者は、発情期判定手段で判
定された家畜の発情期の通報を受けることができる。
【0013】ここでの家畜生体情報測定手段は、発情期
において時系列的な特徴を示す生体情報を継続的に測定
するために、例えば牛などの家畜が発情期の検出対象と
なる期間中は、測定器が家畜に常時装着される。これに
より、測定の都度、家畜の管理者が測定器を装着する等
の手間を省くことができるとともに、家畜の体内に測定
器の挿入を行なう者の熟練度や、測定器の固体差による
測定値への影響を防止させ得て、より安定した測定を行
なうことができる。
において時系列的な特徴を示す生体情報を継続的に測定
するために、例えば牛などの家畜が発情期の検出対象と
なる期間中は、測定器が家畜に常時装着される。これに
より、測定の都度、家畜の管理者が測定器を装着する等
の手間を省くことができるとともに、家畜の体内に測定
器の挿入を行なう者の熟練度や、測定器の固体差による
測定値への影響を防止させ得て、より安定した測定を行
なうことができる。
【0014】しかも家畜生体情報測定手段は、家畜の発
情期において時系列的な特徴を示す生体情報を継続的に
測定し測定データとして出力するものである。これによ
り、家畜の発情期において時系列的な特徴を示す生体情
報がピーク値(尖頭値)があるものであれば、少なくと
もそのピーク値が検出できるように連続的又は断続的に
測定して出力することができる。また、ピーク値(尖頭
値)がないものであれば、その時系列な特徴を検出でき
るように連続的又は断続的に測定して出力することがで
きる。従って、生体情報の時系列な特徴を検出するため
に必要な測定を逃さず行なうことができるとともに、そ
のデータを測定データとして迅速かつ確実に発情期判定
手段へ出力することができる。
情期において時系列的な特徴を示す生体情報を継続的に
測定し測定データとして出力するものである。これによ
り、家畜の発情期において時系列的な特徴を示す生体情
報がピーク値(尖頭値)があるものであれば、少なくと
もそのピーク値が検出できるように連続的又は断続的に
測定して出力することができる。また、ピーク値(尖頭
値)がないものであれば、その時系列な特徴を検出でき
るように連続的又は断続的に測定して出力することがで
きる。従って、生体情報の時系列な特徴を検出するため
に必要な測定を逃さず行なうことができるとともに、そ
のデータを測定データとして迅速かつ確実に発情期判定
手段へ出力することができる。
【0015】さらに、発情期判定手段は、家畜生体情報
測定手段からの測定データの出力されると、直ぐに、生
体情報が家畜の発情期における時系列的な特徴を示した
か否かを継続的に判定する。即ち、家畜生体情報測定手
段から測定データが連続的に(時々刻々とアナログ的
に)出力された場合には、そのデータを連続的に判定す
ることとなり、一方、家畜生体情報測定手段から測定デ
ータが断続的に(例えば1時間毎のサンプリングにより
デジタル的に)出力された場合には、そのデータを受け
取ったときに直ちに判定することとなる。従って、生体
情報が家畜の発情期における時系列的な特徴を示したこ
とを直ちに判定することができるので、よりリアルタイ
ムな家畜の発情期の判定を行なうことができる。
測定手段からの測定データの出力されると、直ぐに、生
体情報が家畜の発情期における時系列的な特徴を示した
か否かを継続的に判定する。即ち、家畜生体情報測定手
段から測定データが連続的に(時々刻々とアナログ的
に)出力された場合には、そのデータを連続的に判定す
ることとなり、一方、家畜生体情報測定手段から測定デ
ータが断続的に(例えば1時間毎のサンプリングにより
デジタル的に)出力された場合には、そのデータを受け
取ったときに直ちに判定することとなる。従って、生体
情報が家畜の発情期における時系列的な特徴を示したこ
とを直ちに判定することができるので、よりリアルタイ
ムな家畜の発情期の判定を行なうことができる。
【0016】そして、発情期判定手段で生体情報が家畜
の発情期の時系列的な特徴を示したと判定されたとき
に、通報手段が直ちに家畜の管理者に通報するので、家
畜の管理者は、家畜が発情期になったことを迅速かつ確
実に知ることができる。加えて、このシステムでは、デ
ータ中継手段で、家畜生体情報測定手段からの測定デー
タが電話回線等の通信回線にのせられて発情期判定手段
へ送られることから、発情期判定手段が、家畜を飼育し
ている敷地内から離れた場所に設けられていても、家畜
生体情報測定手段で測定した測定データを確実に発情期
判定手段に出力することができる。
の発情期の時系列的な特徴を示したと判定されたとき
に、通報手段が直ちに家畜の管理者に通報するので、家
畜の管理者は、家畜が発情期になったことを迅速かつ確
実に知ることができる。加えて、このシステムでは、デ
ータ中継手段で、家畜生体情報測定手段からの測定デー
タが電話回線等の通信回線にのせられて発情期判定手段
へ送られることから、発情期判定手段が、家畜を飼育し
ている敷地内から離れた場所に設けられていても、家畜
生体情報測定手段で測定した測定データを確実に発情期
判定手段に出力することができる。
【0017】従って、このシステムによれば、家畜が発
情期になってから家畜の管理者に家畜の発情期になった
ことを通報されるまでの間のタイムラグをより少なくさ
せ得て、リアルタイムに近い状態での家畜の管理者への
発情期の通報が可能となる。しかも、ここで家畜の管理
者に通報される情報には発情期判定手段にて判定された
家畜の発情期の時刻等の情報が家畜の識別標識と共に示
されることから、家畜の管理者は、家畜の発情期を自分
で判定せずに、通報される情報からどの家畜がいつ発情
したのかを確実かつ容易に知ることができる。
情期になってから家畜の管理者に家畜の発情期になった
ことを通報されるまでの間のタイムラグをより少なくさ
せ得て、リアルタイムに近い状態での家畜の管理者への
発情期の通報が可能となる。しかも、ここで家畜の管理
者に通報される情報には発情期判定手段にて判定された
家畜の発情期の時刻等の情報が家畜の識別標識と共に示
されることから、家畜の管理者は、家畜の発情期を自分
で判定せずに、通報される情報からどの家畜がいつ発情
したのかを確実かつ容易に知ることができる。
【0018】このことから、このシステムによれば、家
畜への受精に適した時期を外すことを防止し得て受胎率
を大幅に向上でき、特に、乳牛を扱う畜産農家において
は、飼育している牛の実空胎期間を減らし乳量の改善を
図ることができるので、効率よく収益をあげることがで
きる。
畜への受精に適した時期を外すことを防止し得て受胎率
を大幅に向上でき、特に、乳牛を扱う畜産農家において
は、飼育している牛の実空胎期間を減らし乳量の改善を
図ることができるので、効率よく収益をあげることがで
きる。
【0019】また、この発明の家畜用発情期情報通報シ
ステムは、前記発情期判定手段が、複数の畜産農家の前
記家畜の前記発情期の前記判定を集中的に行ない、前記
通報手段が、前記生体情報が前記家畜の前記発情期の時
系列的な特徴を示したと判定されたときに、直ちに前記
複数の畜産農家の前記家畜の管理者のそれぞれに、前記
通信回線を介して通報するものであっても良い。
ステムは、前記発情期判定手段が、複数の畜産農家の前
記家畜の前記発情期の前記判定を集中的に行ない、前記
通報手段が、前記生体情報が前記家畜の前記発情期の時
系列的な特徴を示したと判定されたときに、直ちに前記
複数の畜産農家の前記家畜の管理者のそれぞれに、前記
通信回線を介して通報するものであっても良い。
【0020】このようにすれば、発情期判定手段を、例
えば、集中管理センタ等に設置された大型計算機等のコ
ンピュータで構成することで、その集中管理センタに
て、生体情報が家畜の発情期における時系列的な特徴を
示したか否かの自動判定を継続的に一括して行なうこと
ができる。このことから、各畜産農家が別個に家畜の発
情期の判定を行なうことを不要とすることができ、複数
の畜産農家のそれぞれについて、複数の家畜の各々の発
情期を一括して判定することができるとともにその判定
されたデータを集中管理センタ等で一括管理することも
できる。
えば、集中管理センタ等に設置された大型計算機等のコ
ンピュータで構成することで、その集中管理センタに
て、生体情報が家畜の発情期における時系列的な特徴を
示したか否かの自動判定を継続的に一括して行なうこと
ができる。このことから、各畜産農家が別個に家畜の発
情期の判定を行なうことを不要とすることができ、複数
の畜産農家のそれぞれについて、複数の家畜の各々の発
情期を一括して判定することができるとともにその判定
されたデータを集中管理センタ等で一括管理することも
できる。
【0021】しかも、通報手段は発情期判定手段から出
力された情報を通信回線を介して家畜の管理者に通報す
るので、家畜の管理者は、通信回線上で例えばインター
ネット等のネットワークを介して迅速かつ正確な家畜の
発情期の通報を受けることができる。その際、通報手段
によって通報される情報を、例えば、家畜の管理者の自
宅内の、インターネットに接続されたパーソナルコンピ
ュータ等のディスプレイ(液晶ディスプレイやCRT
等)に表示させてかかる管理者に通報することができ
る。これにより、家畜の管理者は、かかるディスプレイ
をみることで、どの家畜がいつ発情したか等の情報を容
易かつ確実に知ることができる。
力された情報を通信回線を介して家畜の管理者に通報す
るので、家畜の管理者は、通信回線上で例えばインター
ネット等のネットワークを介して迅速かつ正確な家畜の
発情期の通報を受けることができる。その際、通報手段
によって通報される情報を、例えば、家畜の管理者の自
宅内の、インターネットに接続されたパーソナルコンピ
ュータ等のディスプレイ(液晶ディスプレイやCRT
等)に表示させてかかる管理者に通報することができ
る。これにより、家畜の管理者は、かかるディスプレイ
をみることで、どの家畜がいつ発情したか等の情報を容
易かつ確実に知ることができる。
【0022】さらに、家畜の管理者は、特に、家畜が発
情期間近である場合には通信回線をつなだままにしてお
くことにより、発情期を示す情報を時々刻々と受信する
ことも可能となり、よりタイムラグの少ない最新の情報
を知ることが可能となる。しかも、家畜の発情期の情報
を複数の場所へ同時に配信することもできるので、家畜
の管理者だけでなく、例えば獣医や飼育者などを含めた
複数の人に家畜の発情期の情報を通報することもでき
る。
情期間近である場合には通信回線をつなだままにしてお
くことにより、発情期を示す情報を時々刻々と受信する
ことも可能となり、よりタイムラグの少ない最新の情報
を知ることが可能となる。しかも、家畜の発情期の情報
を複数の場所へ同時に配信することもできるので、家畜
の管理者だけでなく、例えば獣医や飼育者などを含めた
複数の人に家畜の発情期の情報を通報することもでき
る。
【0023】その上、かかる管理センタ等を、ネットワ
ーク上で、例えばインターネットなどの接続会社(プロ
バイダ)のような位置付けにすることにより、その管理
センタと各々の畜産農家との間で通信方法や通信費用な
どの取り決めをすることができ、例えば発情期間近から
発情期になったことを判定するまでの間における、回線
の接続料金の割引などの契約をしておくこともできる。
それにより、畜産農家は、発情期間近から発情期になっ
たと判定するまでの間、回線をつないだままの状態にし
ても接続料金が高額になるのを防止し得て、リアルタイ
ムで発情期を示す情報を受信することもできる。また、
複数の畜産農家のそれぞれが、管理センタにアクセスし
て、測定データや判定結果を見ることも可能になる。
ーク上で、例えばインターネットなどの接続会社(プロ
バイダ)のような位置付けにすることにより、その管理
センタと各々の畜産農家との間で通信方法や通信費用な
どの取り決めをすることができ、例えば発情期間近から
発情期になったことを判定するまでの間における、回線
の接続料金の割引などの契約をしておくこともできる。
それにより、畜産農家は、発情期間近から発情期になっ
たと判定するまでの間、回線をつないだままの状態にし
ても接続料金が高額になるのを防止し得て、リアルタイ
ムで発情期を示す情報を受信することもできる。また、
複数の畜産農家のそれぞれが、管理センタにアクセスし
て、測定データや判定結果を見ることも可能になる。
【0024】その上、畜産農家では発情期に関する情報
の処理に関して作業・設備をもたずに、管理センタ等が
ASP(Aplication Service Provider)とされて、A
SPがそのセンタ内の設備によって発情期判定をしてそ
の結果を含めた情報を管理することもできる。
の処理に関して作業・設備をもたずに、管理センタ等が
ASP(Aplication Service Provider)とされて、A
SPがそのセンタ内の設備によって発情期判定をしてそ
の結果を含めた情報を管理することもできる。
【0025】このことから、複数の畜産農家の各々に、
かかる発情期判定を行なうための発情期判定手段を設置
しなくて済むとともに、広範囲にわたって複数の畜産農
家を対象とした一括管理を行なうことにより、それぞれ
の畜産農家の家畜の発情期を管理し得て、通報を必要と
する場所に適切に家畜の発情期を通報することが可能と
なる。
かかる発情期判定を行なうための発情期判定手段を設置
しなくて済むとともに、広範囲にわたって複数の畜産農
家を対象とした一括管理を行なうことにより、それぞれ
の畜産農家の家畜の発情期を管理し得て、通報を必要と
する場所に適切に家畜の発情期を通報することが可能と
なる。
【0026】そして、この発明の家畜用発情期情報通報
システムは、前記家畜生体情報測定手段は、前記家畜の
膣内の電気伝導度を検出する電気伝導度計と、前記家畜
の前記膣内のpH値を検出するpHメータと、前記家畜の
体温を検知する体温計と、前記家畜の歩数を検知する歩
数計と、の少なくとも一つを具えるものであっても良
い。
システムは、前記家畜生体情報測定手段は、前記家畜の
膣内の電気伝導度を検出する電気伝導度計と、前記家畜
の前記膣内のpH値を検出するpHメータと、前記家畜の
体温を検知する体温計と、前記家畜の歩数を検知する歩
数計と、の少なくとも一つを具えるものであっても良
い。
【0027】ところで、一般的に、家畜が発情期に近づ
くと、その家畜の体内では、子宮頸管から分泌される子
宮頸管粘液が膣内を通って外陰部から体外に直接流下す
るため、その際、子宮頸管粘液における塩化ナトリウム
(NaCl)濃度により膣内の電気伝導度が上昇し、発情期
を界に急激に降下する。それゆえ、膣内の電気伝導度は
発情期に最高値になるという特徴が知られている。従っ
て、家畜の膣内の電気伝導度は、その家畜の発情期にお
いて時系列的な特徴としてピーク値(最高値)を示すこ
ととなるので、この家畜の膣内の電気伝導度を生体情報
とすることにより、発情期判定手段ではピーク値になっ
たか否かを判定することで確実に家畜が発情期になった
ことを判定することができる。
くと、その家畜の体内では、子宮頸管から分泌される子
宮頸管粘液が膣内を通って外陰部から体外に直接流下す
るため、その際、子宮頸管粘液における塩化ナトリウム
(NaCl)濃度により膣内の電気伝導度が上昇し、発情期
を界に急激に降下する。それゆえ、膣内の電気伝導度は
発情期に最高値になるという特徴が知られている。従っ
て、家畜の膣内の電気伝導度は、その家畜の発情期にお
いて時系列的な特徴としてピーク値(最高値)を示すこ
ととなるので、この家畜の膣内の電気伝導度を生体情報
とすることにより、発情期判定手段ではピーク値になっ
たか否かを判定することで確実に家畜が発情期になった
ことを判定することができる。
【0028】そして、先に述べた家畜の膣内の電気伝導
度の変化の傾向と同様に、膣内のpH値も、一般的に、
家畜が発情期に近づくと上昇し発情期を界に急激に降下
するので、発情期にピーク値(最低値)になるという特
徴が知られている。従って、かかる特徴より、この家畜
の膣内のpH値を生体情報とすることにより、発情期判
定手段ではピーク値になったか否かを判定することで確
実に家畜が発情期になったことを判定することができ
る。しかも、pH値は高い精度で測定することがきるの
で、家畜の発情期の判定をより正確に行なうことができ
る。
度の変化の傾向と同様に、膣内のpH値も、一般的に、
家畜が発情期に近づくと上昇し発情期を界に急激に降下
するので、発情期にピーク値(最低値)になるという特
徴が知られている。従って、かかる特徴より、この家畜
の膣内のpH値を生体情報とすることにより、発情期判
定手段ではピーク値になったか否かを判定することで確
実に家畜が発情期になったことを判定することができ
る。しかも、pH値は高い精度で測定することがきるの
で、家畜の発情期の判定をより正確に行なうことができ
る。
【0029】また、家畜の歩数や家畜の体温は、発情期
においてピーク値を示すような特徴はないが、発情期付
近では値が変化するという時系列的な特徴を有している
のでこれらを生体情報とすることもできる。しかも、家
畜の歩数や家畜の体温と、先に述べたような、発情期に
おいて時系列的な特徴としてピーク値を有する膣内の電
気伝導度又は膣内のpH値とをあわせて複合的に発情期
判定を行なうことにより、家畜の個体差によって発情期
の判定に誤差が生じるのを防止し得て、より正確な発情
期を、通報手段を通じて家畜の管理者に確実に通報する
ことができる。また、管理センタにおいて、自動判定す
る場合にもより正確な発情判定を下すことができる。
においてピーク値を示すような特徴はないが、発情期付
近では値が変化するという時系列的な特徴を有している
のでこれらを生体情報とすることもできる。しかも、家
畜の歩数や家畜の体温と、先に述べたような、発情期に
おいて時系列的な特徴としてピーク値を有する膣内の電
気伝導度又は膣内のpH値とをあわせて複合的に発情期
判定を行なうことにより、家畜の個体差によって発情期
の判定に誤差が生じるのを防止し得て、より正確な発情
期を、通報手段を通じて家畜の管理者に確実に通報する
ことができる。また、管理センタにおいて、自動判定す
る場合にもより正確な発情判定を下すことができる。
【0030】そして、この発明の家畜用発情期情報通報
システムは、前記家畜生体情報測定手段はデータを転送
するデータ転送器を具え、前記通信回線は電話回線およ
びインターネットの少なくとも一方を含み、前記データ
中継手段は、前記家畜生体情報測定手段の前記データ転
送器から転送されたデータを回収するためのデータ回収
器と、前記回収したデータを前記通信回線にのせるため
の第1の中継器と、前記通信回線で送られてきた信号を
出力するための第2の中継器とを具えていても良く、こ
のようにすれば、従来の電話回線およびインターネット
の少なくとも一方を利用することができるので、簡易か
つ安価な構成にてデータの通信を行うことができる。
システムは、前記家畜生体情報測定手段はデータを転送
するデータ転送器を具え、前記通信回線は電話回線およ
びインターネットの少なくとも一方を含み、前記データ
中継手段は、前記家畜生体情報測定手段の前記データ転
送器から転送されたデータを回収するためのデータ回収
器と、前記回収したデータを前記通信回線にのせるため
の第1の中継器と、前記通信回線で送られてきた信号を
出力するための第2の中継器とを具えていても良く、こ
のようにすれば、従来の電話回線およびインターネット
の少なくとも一方を利用することができるので、簡易か
つ安価な構成にてデータの通信を行うことができる。
【0031】そして、この発明の家畜用発情期情報通報
システムは、前記通報手段は、前記通信回線に接続可能
な端末と電話機とファクシミリ機との少なくとも一つを
有するものであっても良く、このようにすれば、通報手
段を、家畜の管理者の要求に応じた構成とすることもで
き、また簡易かつ安価な構成とすることもできる。
システムは、前記通報手段は、前記通信回線に接続可能
な端末と電話機とファクシミリ機との少なくとも一つを
有するものであっても良く、このようにすれば、通報手
段を、家畜の管理者の要求に応じた構成とすることもで
き、また簡易かつ安価な構成とすることもできる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図1は、この発明の家畜用発情期情報通報システム
を示す構成図であり、図2は、この実施例の家畜用発情
期情報通報システムの一実施例を示す説明図であり、図
3は、この実施例における生体情報を測定する家畜生体
情報測定手段の構成を示す説明図である。なお、図中符
号Aは家畜としての牛、Bはその家畜Aの管理者として
の飼育者、F1は牛の飼育場、F2は飼育者のいる自
宅、Lは通信回線である。飼育者のいる自宅F2は、牛
Aの飼育場F1から離れた場所にあり、牛Aの飼育場F
1には、複数頭の牛Aに識別標識をつけられて飼育され
ている。また、ここにおける通信回線Lは、従来の公衆
の電話回線L1(デジタル網の回線)およびその電話回
線L1を利用したインターネットL2を含む構成とされ
ている。
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図1は、この発明の家畜用発情期情報通報システム
を示す構成図であり、図2は、この実施例の家畜用発情
期情報通報システムの一実施例を示す説明図であり、図
3は、この実施例における生体情報を測定する家畜生体
情報測定手段の構成を示す説明図である。なお、図中符
号Aは家畜としての牛、Bはその家畜Aの管理者として
の飼育者、F1は牛の飼育場、F2は飼育者のいる自
宅、Lは通信回線である。飼育者のいる自宅F2は、牛
Aの飼育場F1から離れた場所にあり、牛Aの飼育場F
1には、複数頭の牛Aに識別標識をつけられて飼育され
ている。また、ここにおける通信回線Lは、従来の公衆
の電話回線L1(デジタル網の回線)およびその電話回
線L1を利用したインターネットL2を含む構成とされ
ている。
【0033】この実施例のシステムは、図1および図2
に示すように、牛Aの発情期を示す情報をその牛Aの飼
育者に通報するシステムを構成するもので、牛Aの膣内
に係留されて、牛Aの発情期において時系列的な特徴を
示す生体情報を継続的に測定し測定データとして出力す
る家畜生体情報測定手段1と、家畜生体情報測定手段1
からの測定データを電話回線L1にのせるデータ中継手
段と、電話回線L1で送られてきた測定データを受け取
ってそのデータに基づき、生体情報が牛Aの発情期にお
ける時系列的な特徴を示したか否かを継続的に判定する
発情期判定手段2と、生体情報が牛Aの発情期の時系列
的な特徴を示したと判定されたときに直ちに牛Aの飼育
者Bに通報する通報手段3とを具えている。ここにおけ
るデータ中継手段は、家畜生体情報測定手段1のデータ
転送器6から転送されたデータを回収するためのデータ
回収器7と、その回収したデータを電話回線L1にのせ
るための第1の中継器としての第1ターミナルアダプタ
(図示せず)と、電話回線L1で送られてきた信号を出
力するための第2の中継器としての第2ターミナルアダ
プタ(図示せず)とを具えている。
に示すように、牛Aの発情期を示す情報をその牛Aの飼
育者に通報するシステムを構成するもので、牛Aの膣内
に係留されて、牛Aの発情期において時系列的な特徴を
示す生体情報を継続的に測定し測定データとして出力す
る家畜生体情報測定手段1と、家畜生体情報測定手段1
からの測定データを電話回線L1にのせるデータ中継手
段と、電話回線L1で送られてきた測定データを受け取
ってそのデータに基づき、生体情報が牛Aの発情期にお
ける時系列的な特徴を示したか否かを継続的に判定する
発情期判定手段2と、生体情報が牛Aの発情期の時系列
的な特徴を示したと判定されたときに直ちに牛Aの飼育
者Bに通報する通報手段3とを具えている。ここにおけ
るデータ中継手段は、家畜生体情報測定手段1のデータ
転送器6から転送されたデータを回収するためのデータ
回収器7と、その回収したデータを電話回線L1にのせ
るための第1の中継器としての第1ターミナルアダプタ
(図示せず)と、電話回線L1で送られてきた信号を出
力するための第2の中継器としての第2ターミナルアダ
プタ(図示せず)とを具えている。
【0034】この実施例では、図2に示すように、牛A
の発情期を判定する期間中、牛Aの膣内に測定器mが係
留されており、その測定器mは、図3に示すように、牛
Aの膣内の電気伝導度を検出する電気伝導度計としての
膣内内在型電気伝導度計4と、牛Aの体温を検知する体
温計5との二種類の家畜生体情報測定手段1を具えるも
のである。そして、図2に示すように、牛Aが発情期の
検出対象となる期間中、測定器mがその牛Aの膣内に連
続的に挿入されるとともに、その測定器mで測定された
電気伝導度と膣温とを含む測定データを、データ中継手
段のデータ回収器7へ出力するための、データ転送器6
が牛Aの首に取り付けられる。
の発情期を判定する期間中、牛Aの膣内に測定器mが係
留されており、その測定器mは、図3に示すように、牛
Aの膣内の電気伝導度を検出する電気伝導度計としての
膣内内在型電気伝導度計4と、牛Aの体温を検知する体
温計5との二種類の家畜生体情報測定手段1を具えるも
のである。そして、図2に示すように、牛Aが発情期の
検出対象となる期間中、測定器mがその牛Aの膣内に連
続的に挿入されるとともに、その測定器mで測定された
電気伝導度と膣温とを含む測定データを、データ中継手
段のデータ回収器7へ出力するための、データ転送器6
が牛Aの首に取り付けられる。
【0035】かかる測定器mでは、図3に示すように、
電気伝導度計4が、対をなす電極4a,4bのうちの、
一方の電極4aをグラウンド電圧とされ、他方の電極4
bを定電流源4cを介して定常電圧Vccとされて、一対の
電極4a,4bにアンプ4dが接続されて構成されてい
る。また、体温計5も、一方をグラウンド電圧とされ、
他方を定常電圧Vccとされた温度センサ5aにアンプ5b
が接続されて構成されている。
電気伝導度計4が、対をなす電極4a,4bのうちの、
一方の電極4aをグラウンド電圧とされ、他方の電極4
bを定電流源4cを介して定常電圧Vccとされて、一対の
電極4a,4bにアンプ4dが接続されて構成されてい
る。また、体温計5も、一方をグラウンド電圧とされ、
他方を定常電圧Vccとされた温度センサ5aにアンプ5b
が接続されて構成されている。
【0036】そして、それらアンプ4dとアンプ5bと
がA/Dコンバータm1(アナログ信号/デジタル信号
変換機)に接続され、そのA/Dコンバータ4dにはC
PUm2(中央演算処理装置)が接続され、そのCPU
m2にはアンテナを有する送受信機(TX/RX)m3
が接続されている。そして、ここにおけるCPUm2
は、データを記憶するメモリm5、時間を制御するタイ
マーm6及び牛Aの識別標識を入力するIDスイッチm
7を具えている。なお、この測定器mでは、アンプ4d
とアンプ5bとを一つのアンプにより構成することもで
きる。
がA/Dコンバータm1(アナログ信号/デジタル信号
変換機)に接続され、そのA/Dコンバータ4dにはC
PUm2(中央演算処理装置)が接続され、そのCPU
m2にはアンテナを有する送受信機(TX/RX)m3
が接続されている。そして、ここにおけるCPUm2
は、データを記憶するメモリm5、時間を制御するタイ
マーm6及び牛Aの識別標識を入力するIDスイッチm
7を具えている。なお、この測定器mでは、アンプ4d
とアンプ5bとを一つのアンプにより構成することもで
きる。
【0037】かかる測定器mが牛Aの膣内に挿入される
と、電気伝導度計4では、その膣内の分泌物の影響によ
るその膣内の電気伝導度に応じて一対の電極4a,4b
間に電圧差が生じ、その電圧差の信号(アナログ信号)
がアンプ4dにより増幅されてA/Dコンバータm1に
送られる。一方、温度計5では、温度センサ5aで測定
された温度の信号(アナログ信号)がアンプ5bにより
増幅されて、A/Dコンバータm1に送られる。これに
より、A/Dコンバータm1により、電圧差の信号およ
び温度の信号がアナログ信号からデジタル信号に変換さ
れて、そのデジタル信号がCPUm2に送られる。
と、電気伝導度計4では、その膣内の分泌物の影響によ
るその膣内の電気伝導度に応じて一対の電極4a,4b
間に電圧差が生じ、その電圧差の信号(アナログ信号)
がアンプ4dにより増幅されてA/Dコンバータm1に
送られる。一方、温度計5では、温度センサ5aで測定
された温度の信号(アナログ信号)がアンプ5bにより
増幅されて、A/Dコンバータm1に送られる。これに
より、A/Dコンバータm1により、電圧差の信号およ
び温度の信号がアナログ信号からデジタル信号に変換さ
れて、そのデジタル信号がCPUm2に送られる。
【0038】そして、そのCPUm2は、その測定時刻
(CPUm2にデータが送られた時点の日時分)のデー
タをタイマーm6から得るとともに、その電圧差の信号
を電気伝導度の値に、また温度の信号を温度の値に変換
する演算処理を行い、予め定めてCPUm2内のメモリ
m5に記憶させた、牛Aの識別番号(ID No.)、電気
伝導度の値、測定時刻を、その時刻における測定データ
として作成して、その測定データを送受信機m3に送
る。なお、CPUm2内のメモリm5は、連続的に測定
した測定データを記録することもでき、連続的に測定さ
れた時系列データを一定期間(例えば1時間程度)記録
しておき、通信が確保された時又はCPUm2で送信を
判断した時にそのデータをまとめて出力することもでき
る。
(CPUm2にデータが送られた時点の日時分)のデー
タをタイマーm6から得るとともに、その電圧差の信号
を電気伝導度の値に、また温度の信号を温度の値に変換
する演算処理を行い、予め定めてCPUm2内のメモリ
m5に記憶させた、牛Aの識別番号(ID No.)、電気
伝導度の値、測定時刻を、その時刻における測定データ
として作成して、その測定データを送受信機m3に送
る。なお、CPUm2内のメモリm5は、連続的に測定
した測定データを記録することもでき、連続的に測定さ
れた時系列データを一定期間(例えば1時間程度)記録
しておき、通信が確保された時又はCPUm2で送信を
判断した時にそのデータをまとめて出力することもでき
る。
【0039】そして、送受信機m3は、測定データを受
け取ると、直ちにそれをアンテナm4を介してデータ転
送器6に送信する。そして、データ転送器6がかかるデ
ータを受信するとそのデータを、牛Aから離間した場所
(この実施例では、飼育場F1付近に設置された電柱)
に設けられたデータ回収器7に送信する。これにより、
かかる測定データは、第1ターミナルアダプタを介して
データ回収器7により電話回線L1に乗せられ、第2タ
ーミナルアダプタを介して発情期判定手段2へ送られ
る。
け取ると、直ちにそれをアンテナm4を介してデータ転
送器6に送信する。そして、データ転送器6がかかるデ
ータを受信するとそのデータを、牛Aから離間した場所
(この実施例では、飼育場F1付近に設置された電柱)
に設けられたデータ回収器7に送信する。これにより、
かかる測定データは、第1ターミナルアダプタを介して
データ回収器7により電話回線L1に乗せられ、第2タ
ーミナルアダプタを介して発情期判定手段2へ送られ
る。
【0040】また、この実施例における発情期判定手段
2は集中管理センタCに設けられており、その集中管理
センタCは、ASP(アプリケーションサービスプロバ
イダ)であって、畜産農家から牛Aの発情期に関する情
報が送られてくるとその情報から発情期を検出してそれ
を畜産農家の飼育者Bに通報するサービスを行なう施設
とされている。ここでの発情期判定手段2は、通常のコ
ンピュータにより構成されており、ウェブサーバシステ
ム2aと、発情期判定システム2bと、データベースシ
ステム2cとを具えている。
2は集中管理センタCに設けられており、その集中管理
センタCは、ASP(アプリケーションサービスプロバ
イダ)であって、畜産農家から牛Aの発情期に関する情
報が送られてくるとその情報から発情期を検出してそれ
を畜産農家の飼育者Bに通報するサービスを行なう施設
とされている。ここでの発情期判定手段2は、通常のコ
ンピュータにより構成されており、ウェブサーバシステ
ム2aと、発情期判定システム2bと、データベースシ
ステム2cとを具えている。
【0041】そして、ウェブサーバシステム2aは、家
畜生体情報測定手段1から送られてきた測定データを受
信すると発情期判定システム2bおよびにそのデータを
送り、また発情期判定システム2bから発情期を示す情
報が出力されるとその出力した情報を、ターミナルアダ
プタ(図示せず)を介して電話回線L1を利用したイン
ターネットL2を通じて飼育者Bのいる自宅F2に送
る。
畜生体情報測定手段1から送られてきた測定データを受
信すると発情期判定システム2bおよびにそのデータを
送り、また発情期判定システム2bから発情期を示す情
報が出力されるとその出力した情報を、ターミナルアダ
プタ(図示せず)を介して電話回線L1を利用したイン
ターネットL2を通じて飼育者Bのいる自宅F2に送
る。
【0042】ここにおけるデータベースシステム2c
は、継続的に測定された測定データの履歴を記録できる
読み書き自在なメモリにより構成されている。また、発
情期判定システム2bは演算処理装置により構成され、
判定プログラムを実行して演算処理を行なうものであ
る。ここでの判定プログラムは、測定データから生体情
報(この実施例では膣内の電気伝導度および体温)が牛
Aの発情期における時系列的な特徴を示したか否かを継
続的に判定する発情期判定を行い、発情期の時系列的な
特徴を示したと判定されたときに、発情期を示す情報
(この実施例では家畜の識別標識および発情期の日時
分)を出力するものである。そして、その判定プログラ
ムの実行により、発情期判定システム2bは、牛Aの識
別標識に応じた測定データの履歴をデーターベースシス
テム2cから得て、それらデータから、牛Aの発情期
(日時分)を検出して、その検出した発情期をその牛A
につけられた識別標識(ID.No)とともに、発情期
を示す情報としてウェブサーバシステム2aに送る。
は、継続的に測定された測定データの履歴を記録できる
読み書き自在なメモリにより構成されている。また、発
情期判定システム2bは演算処理装置により構成され、
判定プログラムを実行して演算処理を行なうものであ
る。ここでの判定プログラムは、測定データから生体情
報(この実施例では膣内の電気伝導度および体温)が牛
Aの発情期における時系列的な特徴を示したか否かを継
続的に判定する発情期判定を行い、発情期の時系列的な
特徴を示したと判定されたときに、発情期を示す情報
(この実施例では家畜の識別標識および発情期の日時
分)を出力するものである。そして、その判定プログラ
ムの実行により、発情期判定システム2bは、牛Aの識
別標識に応じた測定データの履歴をデーターベースシス
テム2cから得て、それらデータから、牛Aの発情期
(日時分)を検出して、その検出した発情期をその牛A
につけられた識別標識(ID.No)とともに、発情期
を示す情報としてウェブサーバシステム2aに送る。
【0043】かかる判定プログラムでは、図4(a)に
示すように、牛の膣内の電気伝導度は発情期で最高値に
なり、また牛の体温(この実施例では膣温)は発情期に
おいてはピーク値が約3時間程度継続するという、一般
的に知られている牛の発情期において示す時系列的な特
徴から、それら電気伝導度の測定データと体温の測定デ
ータとを併せて複合的に発情期を判定するものとされて
いる。なお、かかる判定プログラムは、パラメータの変
更などにより、牛Aの膣内の電気伝導度および体温だけ
でなく、それら以外にも牛Aの発情期において時系列的
な特徴を示す生体情報が測定される場合にはそれらの測
定データ(例えば、牛Aの歩数)も含めて複合的に発情
期判定を行なうこともできる。
示すように、牛の膣内の電気伝導度は発情期で最高値に
なり、また牛の体温(この実施例では膣温)は発情期に
おいてはピーク値が約3時間程度継続するという、一般
的に知られている牛の発情期において示す時系列的な特
徴から、それら電気伝導度の測定データと体温の測定デ
ータとを併せて複合的に発情期を判定するものとされて
いる。なお、かかる判定プログラムは、パラメータの変
更などにより、牛Aの膣内の電気伝導度および体温だけ
でなく、それら以外にも牛Aの発情期において時系列的
な特徴を示す生体情報が測定される場合にはそれらの測
定データ(例えば、牛Aの歩数)も含めて複合的に発情
期判定を行なうこともできる。
【0044】そして、通報手段3は、発情期判定手段2
からインターネットL2を介して、発情期を示す情報が
送られてくると、飼育者Bのいる自宅F2内にある、例
えばパーソナルコンピュータ等の端末3aの表示部(デ
ィスプレイ)に、図2中の表示3cに示すように、牛A
の識別標識(ID No.例えば0054や0053)
とともに、発情期の日時(例えば17日14:20な
ど)が一覧表として表示されて飼育者Bに通報される。
これにより、その一覧表を見れば飼育者Bはどの牛Aが
いつ発情したかを容易に知ることができる。
からインターネットL2を介して、発情期を示す情報が
送られてくると、飼育者Bのいる自宅F2内にある、例
えばパーソナルコンピュータ等の端末3aの表示部(デ
ィスプレイ)に、図2中の表示3cに示すように、牛A
の識別標識(ID No.例えば0054や0053)
とともに、発情期の日時(例えば17日14:20な
ど)が一覧表として表示されて飼育者Bに通報される。
これにより、その一覧表を見れば飼育者Bはどの牛Aが
いつ発情したかを容易に知ることができる。
【0045】また、この実施例のシステムでは、家畜生
体情報測定手段1からの測定データを発情期判定手段2
が受信する際、発情期判定手段2は、発情期の測定を開
始して暫くの間、家畜生体情報測定手段1の電気伝導度
計4および体温計5のメモリに記録された測定データを
データ転送器6を介して1時間毎等一定の間隔で断続的
に受信し、その発情期判定手段2が電気伝導度および体
温が上昇し始めたことにより発情傾向が現れたと判定し
た場合には、家畜生体情報測定手段1からの測定データ
を連続的に受信する。
体情報測定手段1からの測定データを発情期判定手段2
が受信する際、発情期判定手段2は、発情期の測定を開
始して暫くの間、家畜生体情報測定手段1の電気伝導度
計4および体温計5のメモリに記録された測定データを
データ転送器6を介して1時間毎等一定の間隔で断続的
に受信し、その発情期判定手段2が電気伝導度および体
温が上昇し始めたことにより発情傾向が現れたと判定し
た場合には、家畜生体情報測定手段1からの測定データ
を連続的に受信する。
【0046】従って、この実施例の家畜用発情期情報通
報システムによれば、発情期を判定する牛Aに対して、
飼育者B側では牛Aの発情期において時系列的な特徴を
示す生体情報を継続的に測定するための測定器mを、牛
Aの膣内に予め係留することによって、飼育者Bは、発
情期判定手段2で判定された牛Aの発情期の通報を受け
ることができる。
報システムによれば、発情期を判定する牛Aに対して、
飼育者B側では牛Aの発情期において時系列的な特徴を
示す生体情報を継続的に測定するための測定器mを、牛
Aの膣内に予め係留することによって、飼育者Bは、発
情期判定手段2で判定された牛Aの発情期の通報を受け
ることができる。
【0047】ここでの家畜生体情報測定手段1によれ
ば、牛Aの膣内電気伝導度および体温を継続的に測定す
るために、牛Aが発情期の検出対象となる期間中は、測
定器mが牛Aに常時装着されている。これにより、測定
の都度、牛Aの飼育者Bが測定器mを装着する等の手間
を省くことができるとともに、牛Aの体内に測定器mの
挿入を行なう者の熟練度や、測定器の固体差による測定
値への影響を防止させ得て、より安定した測定を行なう
ことができる。
ば、牛Aの膣内電気伝導度および体温を継続的に測定す
るために、牛Aが発情期の検出対象となる期間中は、測
定器mが牛Aに常時装着されている。これにより、測定
の都度、牛Aの飼育者Bが測定器mを装着する等の手間
を省くことができるとともに、牛Aの体内に測定器mの
挿入を行なう者の熟練度や、測定器の固体差による測定
値への影響を防止させ得て、より安定した測定を行なう
ことができる。
【0048】しかも家畜生体情報測定手段1は、牛Aの
発情期において時系列的な特徴を示す生体情報として、
牛Aの発情期の膣内電気伝導度および体温を継続的に測
定し測定データとして出力するものである。これによ
り、膣内電気伝導度は先に述べたように、発情期におい
てピーク値(最大値)を有するので、少なくともそのピ
ーク値が検出できるように連続的又は断続的に測定して
出力することができる。また、ピーク値(尖頭値)がな
い体温では、発情期における時系列な変化の特徴を検出
できるように連続的又は断続的に測定して出力すること
ができる。従って、生体情報の時系列な特徴を検出する
ために必要な測定を逃さず行なうことができるととも
に、そのデータを測定データとして迅速かつ確実に発情
期判定手段2へ出力することができる。
発情期において時系列的な特徴を示す生体情報として、
牛Aの発情期の膣内電気伝導度および体温を継続的に測
定し測定データとして出力するものである。これによ
り、膣内電気伝導度は先に述べたように、発情期におい
てピーク値(最大値)を有するので、少なくともそのピ
ーク値が検出できるように連続的又は断続的に測定して
出力することができる。また、ピーク値(尖頭値)がな
い体温では、発情期における時系列な変化の特徴を検出
できるように連続的又は断続的に測定して出力すること
ができる。従って、生体情報の時系列な特徴を検出する
ために必要な測定を逃さず行なうことができるととも
に、そのデータを測定データとして迅速かつ確実に発情
期判定手段2へ出力することができる。
【0049】そして、この実施例における発情期判定手
段2は、飼育場F1から離れた場所にある集中管理セン
タC内に設けられている一方、牛Aの膣内に挿入された
測定器mから測定データを出力するに際しては、消費電
力を抑えるために、通信出力は、その出力範囲を3〜5
m程度として弱くする必要がある。それゆえ、この実施
例の家畜用発情期情報通報システムでは、データ転送器
6を介して測定データをデータ回収器7に出力してい
る。従って、牛Aの膣内(体内)で測定されたデータを
牛Aから離れたデータ回収器7に確実に出力することが
でき、データ回収器7から電話回線L1を介して、飼育
場F1から離れた集中管理センタC内の発情期判定手段
2に確実に出力することができる。
段2は、飼育場F1から離れた場所にある集中管理セン
タC内に設けられている一方、牛Aの膣内に挿入された
測定器mから測定データを出力するに際しては、消費電
力を抑えるために、通信出力は、その出力範囲を3〜5
m程度として弱くする必要がある。それゆえ、この実施
例の家畜用発情期情報通報システムでは、データ転送器
6を介して測定データをデータ回収器7に出力してい
る。従って、牛Aの膣内(体内)で測定されたデータを
牛Aから離れたデータ回収器7に確実に出力することが
でき、データ回収器7から電話回線L1を介して、飼育
場F1から離れた集中管理センタC内の発情期判定手段
2に確実に出力することができる。
【0050】そして、発情期判定手段2は、家畜生体情
報測定手段1からの測定データの出力されると、直ぐ
に、生体情報が牛Aの発情期における時系列的な特徴を
示したか否かを継続的に判定する。即ち、発情期の測定
を開始して暫くの間、家畜生体情報測定手段1としての
電気伝導度計4および体温計5のメモリに記録された測
定データをデータ転送器6およびデータ中継手段を介し
て1時間毎等一定の間隔で断続的に受信し、その発情期
判定手段2が電気伝導度および体温が上昇し始めたこと
により発情傾向が現れたと判定した場合には、家畜生体
情報測定手段1からの測定データを連続的に受信し、そ
のデータを受け取ったときに直ちに判定している。従っ
て、生体情報が牛Aの発情期における時系列的な特徴を
示したことを直ちに判定することができるので、よりリ
アルタイムな牛Aの発情期の判定を行なうことができ
る。
報測定手段1からの測定データの出力されると、直ぐ
に、生体情報が牛Aの発情期における時系列的な特徴を
示したか否かを継続的に判定する。即ち、発情期の測定
を開始して暫くの間、家畜生体情報測定手段1としての
電気伝導度計4および体温計5のメモリに記録された測
定データをデータ転送器6およびデータ中継手段を介し
て1時間毎等一定の間隔で断続的に受信し、その発情期
判定手段2が電気伝導度および体温が上昇し始めたこと
により発情傾向が現れたと判定した場合には、家畜生体
情報測定手段1からの測定データを連続的に受信し、そ
のデータを受け取ったときに直ちに判定している。従っ
て、生体情報が牛Aの発情期における時系列的な特徴を
示したことを直ちに判定することができるので、よりリ
アルタイムな牛Aの発情期の判定を行なうことができ
る。
【0051】加えて、発情期判定手段2における発情期
判定では、牛Aの膣内の電気伝導度と牛Aの体温として
の膣温とをあわせて複合的に発情期判定を行なってい
る。それゆえ、集中管理センタCにおける発情期判定の
際、家畜の個体差によって発情期の判定に誤差が生じる
のを防止し得て、より正確な発情判定を下すことがで
き、それにより、正確な発情期を通報手段を通じて飼育
者Bに確実に通報することができる。
判定では、牛Aの膣内の電気伝導度と牛Aの体温として
の膣温とをあわせて複合的に発情期判定を行なってい
る。それゆえ、集中管理センタCにおける発情期判定の
際、家畜の個体差によって発情期の判定に誤差が生じる
のを防止し得て、より正確な発情判定を下すことがで
き、それにより、正確な発情期を通報手段を通じて飼育
者Bに確実に通報することができる。
【0052】さらに、発情期判定手段2で生体情報が牛
Aの発情期の時系列的な特徴を示したと判定されたとき
に、通報手段3が牛Aの飼育者Bに直ちに通報するの
で、牛Aの飼育者Bは、牛Aが発情期になったことを迅
速かつ確実に知ることができる。加えて、このシステム
では、第1ターミナルアダプタ,データ回収器7および
第2ターミナルアダプタを具えるデータ中継手段によっ
て、家畜生体情報測定手段1からの測定データが電話回
線L1にのせられて発情期判定手段2へ送られる。この
ことから、牛Aの飼育場F1内から離れた集中管理セン
タCに設けられた発情期判定手段2へ、家畜生体情報測
定手段1で測定した測定データを確実に出力することが
できる。
Aの発情期の時系列的な特徴を示したと判定されたとき
に、通報手段3が牛Aの飼育者Bに直ちに通報するの
で、牛Aの飼育者Bは、牛Aが発情期になったことを迅
速かつ確実に知ることができる。加えて、このシステム
では、第1ターミナルアダプタ,データ回収器7および
第2ターミナルアダプタを具えるデータ中継手段によっ
て、家畜生体情報測定手段1からの測定データが電話回
線L1にのせられて発情期判定手段2へ送られる。この
ことから、牛Aの飼育場F1内から離れた集中管理セン
タCに設けられた発情期判定手段2へ、家畜生体情報測
定手段1で測定した測定データを確実に出力することが
できる。
【0053】しかも、かかる集中管理センタCがASP
(Aplication Service Provider)であることから、複
数の畜産農家のそれぞれに発情期を判定するための発情
期判定手段2を設けなくて済むとともに、集中管理セン
タCにて広範囲にわたって複数の畜産農家を対象とした
一括管理を行なって、それぞれの畜産農家に適切に発情
期を示す情報を通報することが可能となる。
(Aplication Service Provider)であることから、複
数の畜産農家のそれぞれに発情期を判定するための発情
期判定手段2を設けなくて済むとともに、集中管理セン
タCにて広範囲にわたって複数の畜産農家を対象とした
一括管理を行なって、それぞれの畜産農家に適切に発情
期を示す情報を通報することが可能となる。
【0054】加えて、集中管理センタCはインターネッ
トL2の接続業務を行なうプロバイダでもあれば、その
管理センタCと各々の畜産農家との間で通信方法や通信
費用などの取り決めをすることができ、例えば発情期間
近から発情期を検出するまでの間における、回線の接続
料金の割引などの契約をしておくこともできる。それに
より、畜産農家は、牛Aの発情期間近から発情を検出す
るまでの間、回線をつないだままの状態にしても接続料
金が高額になるのを防止し得て、リアルタイムで発情期
を示す情報を受信することができる。また、複数の畜産
農家のそれぞれが管理センタCにアクセスして、測定デ
ータや検出結果を見ることができる。
トL2の接続業務を行なうプロバイダでもあれば、その
管理センタCと各々の畜産農家との間で通信方法や通信
費用などの取り決めをすることができ、例えば発情期間
近から発情期を検出するまでの間における、回線の接続
料金の割引などの契約をしておくこともできる。それに
より、畜産農家は、牛Aの発情期間近から発情を検出す
るまでの間、回線をつないだままの状態にしても接続料
金が高額になるのを防止し得て、リアルタイムで発情期
を示す情報を受信することができる。また、複数の畜産
農家のそれぞれが管理センタCにアクセスして、測定デ
ータや検出結果を見ることができる。
【0055】さらにこの実施例のシステムでは、通報手
段3による飼育者Bへの通報に際して、特に、牛Aが発
情期間近である場合には、飼育者BはインターネットL
2をつなだままにしておくことにより、発情期を示す情
報を時々刻々と受信ができるので、よりタイムラグの少
ない最新の牛Aの発情期の情報を知ることが可能とな
る。加えて、牛Aの発情期の情報を複数の場所へ同時に
配信することもできるので、飼育者Bだけでなく、例え
ば獣医や飼育者などを含めた複数の人に牛Aの発情期の
情報を通報することもできる。
段3による飼育者Bへの通報に際して、特に、牛Aが発
情期間近である場合には、飼育者BはインターネットL
2をつなだままにしておくことにより、発情期を示す情
報を時々刻々と受信ができるので、よりタイムラグの少
ない最新の牛Aの発情期の情報を知ることが可能とな
る。加えて、牛Aの発情期の情報を複数の場所へ同時に
配信することもできるので、飼育者Bだけでなく、例え
ば獣医や飼育者などを含めた複数の人に牛Aの発情期の
情報を通報することもできる。
【0056】従って、この実施例のシステムによれば、
発情期判定手段2では、各畜産農家が別個に発情期の判
定を行なうことを不要とすることができ、さらにはその
判定されたデータをデータベースシステム2cに保存し
て一括管理することもできる。しかも、発情期判定手段
2にて牛Aの発情期(日時分)が判断されることから、
かかる通報では、図2に示すように、発情期を示す情報
が、自宅F2内の、インターネットL2に接続されたパ
ーソナルコンピュータ3のディスプレイ3bに表示され
る。これにより、飼育者Bは、そのディスプレイ上の表
示3cを見れば、発情期を自分で判断することなく、ど
の牛Aがいつ発情したかを容易かつ確実に知ることがで
きる。
発情期判定手段2では、各畜産農家が別個に発情期の判
定を行なうことを不要とすることができ、さらにはその
判定されたデータをデータベースシステム2cに保存し
て一括管理することもできる。しかも、発情期判定手段
2にて牛Aの発情期(日時分)が判断されることから、
かかる通報では、図2に示すように、発情期を示す情報
が、自宅F2内の、インターネットL2に接続されたパ
ーソナルコンピュータ3のディスプレイ3bに表示され
る。これにより、飼育者Bは、そのディスプレイ上の表
示3cを見れば、発情期を自分で判断することなく、ど
の牛Aがいつ発情したかを容易かつ確実に知ることがで
きる。
【0057】従って、この実施例のシステムによれば、
牛Aが発情期になってから牛Aの飼育者Bに牛Aの発情
期になったことを通報されるまでの間のタイムラグをよ
り少なくさせ得て、リアルタイムに近い状態での牛Aの
飼育者Bへの発情期の通報が可能となる。しかも、ここ
で牛Aの飼育者Bに通報される情報には発情期判定手段
2にて判定された牛Aの発情期の時刻等の情報が牛Aの
識別標識と共に示されることから、牛Aの飼育者Bは、
牛Aの発情期を自分で判定せずに、通報される情報から
どの牛Aがいつ発情したのかを確実かつ容易に知ること
ができる。
牛Aが発情期になってから牛Aの飼育者Bに牛Aの発情
期になったことを通報されるまでの間のタイムラグをよ
り少なくさせ得て、リアルタイムに近い状態での牛Aの
飼育者Bへの発情期の通報が可能となる。しかも、ここ
で牛Aの飼育者Bに通報される情報には発情期判定手段
2にて判定された牛Aの発情期の時刻等の情報が牛Aの
識別標識と共に示されることから、牛Aの飼育者Bは、
牛Aの発情期を自分で判定せずに、通報される情報から
どの牛Aがいつ発情したのかを確実かつ容易に知ること
ができる。
【0058】このことから、牛Aの飼育者Bは、牛Aが
発情期になると直ぐに発情期を示す情報の通報を受ける
ことができるので、その発情期に牛Aへの受精に適した
時期を外すことを防止し得て受胎率を大幅に向上でき、
特に、乳牛を扱う畜産農家においては、飼育している牛
Aの実空胎期間を減らし乳量の改善を図ることができる
ので、効率よく収益をあげることができる。
発情期になると直ぐに発情期を示す情報の通報を受ける
ことができるので、その発情期に牛Aへの受精に適した
時期を外すことを防止し得て受胎率を大幅に向上でき、
特に、乳牛を扱う畜産農家においては、飼育している牛
Aの実空胎期間を減らし乳量の改善を図ることができる
ので、効率よく収益をあげることができる。
【0059】以上図示例に基づき説明したが、この発明
は上述の例に限定されるものではなく、例えば、上記実
施例では、家畜生体情報測定手段1が電気伝導度計4と
体温計5との二種類とされているが、これらに限られ
ず、発情期の判定が行なえる生体情報であれば良い。従
って、家畜生体情報測定手段1は、1種類又は複数種類
のいずれでも良く、牛Aの膣内の電気伝導度を検出する
電気伝導度計4と、牛Aの膣内のpH値を検出するpHメ
ータと、家畜の体温を検知する体温計5と、牛Aの歩数
を検知する歩数計の少なくとも一つ具えていれば良く、
これらの中で複数種類を組み合わせて具えるものであっ
て良い。従って、上記実施例における家畜生体情報測定
手段1が、例えば、さらに歩数を測定する歩数計を具え
るか、又は体温計に代えて歩数計を具えていて良い。ま
た、上記実施例における家畜生体情報測定手段1が、例
えば、膣内の電気伝導度計4に代えて膣内のpH値を検
出するためのガラス電極を有するpHメータとしても良
く、このようにすれば、膣内のpH値は、図4(b)に
示すように発情期においてピーク(最低値)となること
から発情期を判断することができる。しかもpH値の測
定は精度良く測定することができので、発情期判定手段
2ではその測定データからより正確に発情期を検出する
ことができる。なお、ピーク値を示す生体情報をpH値
とした場合においても、牛Aの膣内の電気伝導度と同様
に、牛Aの体温や歩数を含めた測定データから複合的に
発情期を判定することができる。
は上述の例に限定されるものではなく、例えば、上記実
施例では、家畜生体情報測定手段1が電気伝導度計4と
体温計5との二種類とされているが、これらに限られ
ず、発情期の判定が行なえる生体情報であれば良い。従
って、家畜生体情報測定手段1は、1種類又は複数種類
のいずれでも良く、牛Aの膣内の電気伝導度を検出する
電気伝導度計4と、牛Aの膣内のpH値を検出するpHメ
ータと、家畜の体温を検知する体温計5と、牛Aの歩数
を検知する歩数計の少なくとも一つ具えていれば良く、
これらの中で複数種類を組み合わせて具えるものであっ
て良い。従って、上記実施例における家畜生体情報測定
手段1が、例えば、さらに歩数を測定する歩数計を具え
るか、又は体温計に代えて歩数計を具えていて良い。ま
た、上記実施例における家畜生体情報測定手段1が、例
えば、膣内の電気伝導度計4に代えて膣内のpH値を検
出するためのガラス電極を有するpHメータとしても良
く、このようにすれば、膣内のpH値は、図4(b)に
示すように発情期においてピーク(最低値)となること
から発情期を判断することができる。しかもpH値の測
定は精度良く測定することができので、発情期判定手段
2ではその測定データからより正確に発情期を検出する
ことができる。なお、ピーク値を示す生体情報をpH値
とした場合においても、牛Aの膣内の電気伝導度と同様
に、牛Aの体温や歩数を含めた測定データから複合的に
発情期を判定することができる。
【0060】さらに、上記実施例における集中管理セン
タCでは、例えば北海道全域の畜産農家F等を対象とし
た家畜の出産待機の一括した管理を行うことも可能であ
る。また、データの送信に使用される通信回線Lは、上
記実施例では電話回線L1に公衆回線を使用している
が、飼育場F1と集中管理センタCとが比較的近い距離で
ある場合には、電話回線L1に専用回線を使用し、イン
ターネットL2に公衆回線を使用することもでき、この
ようにすれば、通話料を安価にすることができる。また
通信回線Lの回線に光ケーブル等を使用して、高速通信
を可能にすることもできる。
タCでは、例えば北海道全域の畜産農家F等を対象とし
た家畜の出産待機の一括した管理を行うことも可能であ
る。また、データの送信に使用される通信回線Lは、上
記実施例では電話回線L1に公衆回線を使用している
が、飼育場F1と集中管理センタCとが比較的近い距離で
ある場合には、電話回線L1に専用回線を使用し、イン
ターネットL2に公衆回線を使用することもでき、この
ようにすれば、通話料を安価にすることができる。また
通信回線Lの回線に光ケーブル等を使用して、高速通信
を可能にすることもできる。
【0061】そして、上記実施例では、データ回収器7
から電話回線L1にのせられたデータもインターネット
L2を介して発情期判定手段2に送信することとしても
良い。また、家畜生体情報測定手段1と発情期判定手段
2とが近くに設けられている場合には、データ転送器6
を設けずに測定器mから直接、発情期判定手段2に測定
データを送信することとしても良い。また、発情期判定
手段2を、集中管理センタC内に設けずに畜産農家F2
内に設けて、発情期判定手段2を判定プログラムのイン
ストールされたパーソナルコンピュータ等により構成す
ることとしても良い。なお、上記実施例では家畜として
牛Aを対象としているが、これに限られず、発情期を判
定する必要のある家畜であれば対象とすることができる
ので、例えば馬等の家畜であっても良い。
から電話回線L1にのせられたデータもインターネット
L2を介して発情期判定手段2に送信することとしても
良い。また、家畜生体情報測定手段1と発情期判定手段
2とが近くに設けられている場合には、データ転送器6
を設けずに測定器mから直接、発情期判定手段2に測定
データを送信することとしても良い。また、発情期判定
手段2を、集中管理センタC内に設けずに畜産農家F2
内に設けて、発情期判定手段2を判定プログラムのイン
ストールされたパーソナルコンピュータ等により構成す
ることとしても良い。なお、上記実施例では家畜として
牛Aを対象としているが、これに限られず、発情期を判
定する必要のある家畜であれば対象とすることができる
ので、例えば馬等の家畜であっても良い。
【図1】 この発明の家畜用発情期情報通報システムを
示す構成図である。
示す構成図である。
【図2】 この実施例の家畜用発情期情報通報システム
の一実施例を示す説明図である。
の一実施例を示す説明図である。
【図3】 この実施例における生体情報を測定する家畜
生体情報測定手段の構成を示す説明図である。
生体情報測定手段の構成を示す説明図である。
【図4】 従来一般的に知られている牛の発情周期中に
おける膣内の変化を示す説明図であり、(a)は膣内の
電気伝導度の変化を示す説明図、(b)は膣内のpH値
を示す説明図である。
おける膣内の変化を示す説明図であり、(a)は膣内の
電気伝導度の変化を示す説明図、(b)は膣内のpH値
を示す説明図である。
1 家畜生体情報測定手段 2 発情期判定手段 2a ウェブサーバシステム 2b 発情期判定システム 2c データーベースシステム 3 通報手段 3a 端末 3b 表示部 4 膣内内在型電気伝導度計 4a,4b 電極 4c 定常電源 4d,5b アンプ 5 体温計 5a 温度センサ 6 データ転送器 7 データ回収器 B 飼育者 C 集中管理センタ L 通信回線 L1 電話回線 L2 インターネット m 測定器 m1 A/Dコンバータ m2 CPU m3 送受信機 m4 アンテナ m5 メモリ m6 タイマー m7 IDスイッチ
Claims (5)
- 【請求項1】 家畜の少なくとも膣内に係留されて、前
記家畜の発情期において時系列的な特徴を示す生体情報
を継続的に測定し測定データとして出力する1又は複数
種類の家畜生体情報測定手段(1)と、 前記家畜生体情報測定手段(1)からの前記測定データ
を通信回線(L)にのせるデータ中継手段(7)と、 前記通信回線(L)で送られてきた前記測定データを受
け取ってそのデータに基づき、前記生体情報が前記家畜
の発情期における前記時系列的な特徴を示したか否かを
継続的に判定する発情期判定手段(2)と、 前記生体情報が前記家畜の前記発情期の時系列的な特徴
を示したと判定されたときに直ちに家畜の管理者に通報
する通報手段(3)と、 を具えてなる、家畜用発情期情報通報システム。 - 【請求項2】 前記発情期判定手段(2)が、複数の畜
産農家の前記家畜の前記発情期の前記判定を集中的に行
ない、前記通報手段(3)が、前記生体情報が前記家畜
の前記発情期の時系列的な特徴を示したと判定されたと
きに、直ちに前記複数の畜産農家の前記家畜の管理者の
それぞれに、前記通信回線(L)を介して通報すること
を特徴とする、請求項1記載の家畜用発情期情報通報シ
ステム。 - 【請求項3】 前記家畜生体情報測定手段(1)は、前
記家畜の膣内の電気伝導度を検出する電気伝導度計
(4)と、前記家畜の前記膣内のpH値を検出するpHメ
ータと、前記家畜の体温を検知する体温計(5)と、前
記家畜の歩数を検知する歩数計と、の少なくとも一つを
具えることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載
の家畜用発情期情報通報システム。 - 【請求項4】 前記家畜生体情報測定手段(1)はデー
タを転送するデータ転送器(6)を具え、 前記通信回線(L)は電話回線およびインターネットの
少なくとも一方を含み、 前記データ中継手段(7)は、前記家畜生体情報測定手
段(1)の前記データ転送器(6)から転送されたデー
タを回収するためのデータ回収器と、 前記回収したデータを前記通信回線(L)にのせるため
の第1の中継器と、 前記通信回線(L)で送られてきた信号を出力するため
の第2の中継器と、 を具えることを特徴とする、請求項1から請求項3まで
のいずれかに記載の家畜用発情期情報通報システム。 - 【請求項5】 前記通報手段(3)は、前記通信回線
(L)に接続可能な端末と電話機とファクシミリ機との
少なくとも一つを有することを特徴とする、請求項1か
ら請求項4までのいずれかに記載の家畜用発情期情報通
報システム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000362352A JP2002159233A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 家畜用発情期情報通報システム |
PCT/JP2001/003746 WO2002043473A1 (fr) | 2000-11-29 | 2001-04-27 | Systeme de notification d'informations relatives a l'oestrus d'un animal domestique |
AU2001252660A AU2001252660A1 (en) | 2000-11-29 | 2001-04-27 | Domestic animal estrus information reporting system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000362352A JP2002159233A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 家畜用発情期情報通報システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002159233A true JP2002159233A (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18833646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000362352A Pending JP2002159233A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 家畜用発情期情報通報システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002159233A (ja) |
AU (1) | AU2001252660A1 (ja) |
WO (1) | WO2002043473A1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004337093A (ja) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Keiji Takahashi | 乳牛の発情発見方法及び装置 |
JP2006262848A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Nec Engineering Ltd | 家畜監視システム |
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