JPH09507257A - 植物油からのクロロフィル色不純物の除去方法 - Google Patents

植物油からのクロロフィル色不純物の除去方法

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JPH09507257A JP7517996A JP51799695A JPH09507257A JP H09507257 A JPH09507257 A JP H09507257A JP 7517996 A JP7517996 A JP 7517996A JP 51799695 A JP51799695 A JP 51799695A JP H09507257 A JPH09507257 A JP H09507257A
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Abstract

(57)【要約】 i)0.1重量%以下の含水率を有する混合物を形成するために植物油にリン酸源を分散させる(その混合物はクロロフィル色不純物含有沈殿物が形成されるまで70〜160℃範囲の温度で維持される)、ii)その後油から漂白土の除去を含めてそれに至るまでの慣用的油加工処理中でいずれかのときに、沈殿物質と共にクロロフィル色不純物を除去するために油から沈殿物質を分離させることからなる、植物油からクロロフィル色不純物を除去するための方法。

Description

【発明の詳細な説明】 植物油からのクロロフィル色不純物の除去方法 発明の分野 本発明は植物油の処理、更に具体的には植物油からのクロロフィル色不純物の 除去に関する。 発明の背景 粉砕植物種子から得られる原料植物油は、商業上許容しうる製品を提供するた めにかなりの加工処理を要する。 植物油の処理に関する標準加工処理ステップは、多くの参考ジャーナル、記事 及びテキストブックで概説されている。このような処理の例は ″Rape Seed Chemistry and Technology″,Elsevier Science Publishers,1990, H.Niewiadomski:″High and Low Erucic Acid Rapeseed Oils″(高及び低エルカ 酸菜種油),Kramerら,Academic Press 1983;Bailey's Industrial Oil and Fat P roducts,Volume 2,4th Edition,John Wiley & sonsでみられる。 原料植物油の処理に関する標準ステップでは: i)リン脂質を含めた親水性物質を分離により除去するための原料油の脱ガム 化、 ii)場合により、脱ガム油のリン酸前処理が少くとも一部のクロロフィル色不 純物の除去と共に残留リン脂質を除去するために行われる(このような沈殿物は 、沈殿物の再溶解を避けるために、次のステップ前に処理油から除去される)、 iii)中和剤で油を中和し、中和された油から生成した石鹸を分離する、 iv)場合により、中和時に生成する残留石鹸を除去するために、油を水洗する 、 v)残留クロロフィル色不純物と、石鹸、リン脂質及びカロチノイド化合物の ような中和から残留する他の残留物質を除去するために、中和された油を漂白土 で処理する、及び vi)商業上許容しうるフレーバー及び色を有する油を提供するために、漂白さ れた油を脱臭する。 植物油の処理プロセスは商標名ゼニス・プロセス(ZENITH PROCESS)で市場化 されている。それはカンプロ・アグラ社(Campro Agra Limited),Mississauga,Ca nadaから入手できる。ゼニス・プロセスはリン酸の使用で油を脱ガム化し、油か らリン酸スラッジを分離し、油中で遊離脂肪酸を中和し、石鹸ストックを含有す る生成した沈殿物を油から除去し、残留クロロフィル色不純物を除去するために 油を漂白するステップからなる。そのプロセスには最終ロ過ステップと、場合に より脱臭ステップを含む。ゼニス・プロセス及び他の多くの商業上利用しうるプ ロセスでは、脱ガムステップが水和しえない形のリン脂質の除去に役立つ酸の存 在下で行われる。脱ガム剤としてクエン酸又はリンゴ酸を用いることは今やまさ に常識である。リン酸もこの目的に示唆されている。酸は水和しえないリン脂質 を水和しうる形に変換すると考えられ、その後でこれは容易に油から除去できる 。ゼニス・プロセスにおいて、リン酸による油のこのような処理は、油中で含水 率のコントロールなしに、35〜50℃範囲内の温度で行われる。 原料植物油は、それらの種類に応じて、様々な量のクロロフィルを含有してい る。菜種とその特定の変種、即ちカノーラ(canola)からの油は非常に高レベル の、しばしば10〜30ppmのクロロフィルを含有していると、通常認識され ている。 クロロフィルの存在は原料油を暗黒/緑色にする。このような油は、“ガム” と普通称される、高レベルのリン脂質も含有している。カノーラ及び他の原料植 物油は淡色が重要である商業的使用向けに通常予定されており、したがってクロ ロフィル色不純物は最終市販製品への加工処理前に油から除去されねばならない 。 原料油は油を脱ガム化するために慣用的技術に従い加工処理できる。脱ガム化 は、親水性沈殿物が遠心除去される水処理により通常行われる。普通、酸は水和 しえない形のリン脂質の除去を高めるために用いられる。クエン酸又はリンゴ酸 は油脱ガム化プロセスでしばしば用いられる。酸が原料油を脱ガム化する上で用 いられるとき、脱ガムされた油は普通“超脱ガム植物油”と称される。 クロロフィル色不純物はクロロフィル及びその誘導体の存在による。本発明の 説明の目的にとり、クロロフィルという用語が用いられるときはいつでも、クロ ロフィル誘導体及び分解産物も含めた意味であると理解されている。これらの化 合物は酸化的に不安定である。それらの除去は油の安定性とその外観を良くする 。 クロロフィル色不純物を除去するための常法は、漂白土(bleaching clay)を 用いることである。この土はクロロフィル色不純物を吸収して、それにより油か らそれらを除去する。高クロロフィル含有率の菜種及びカノーラ油は、他の植物 油に必要な場合よりも2〜3倍多い漂白土レベルを要する。漂白土の使用なしに 又は少量の土によりカノーラ油でクロロフィル色不純物を除去するための方法は 、土コスト及び油ロス双方を減少させてシステムスルーアウト(system througho ut)を増加させることが望ましい。漂白は、しばしばカノーラ油を加工処理する 際の律速ステップとなる。 植物油、特に菜種油で脱ガム剤としてリン酸の使用と、菜種油からクロロフィ ル色不純物の除去に際するリン酸の使用に関する研究は、Helena Szemraj of th e Institute of Fat and Oil Industry,Warsawにより″Review of Technologica l Method for Degumming Vegetable Oils″(植物油を脱ガム化する技術方法の概 説)(1973),″Phosphoric Acid as a Degumming Agent for Rape Seed Oil″(菜 種油用の脱ガム剤としてのリン酸)(1973)及び″Effect of Phosphoric Acid on the Color Change in Rape Seed Oil″(菜種油で変色に関するリン酸の効果) (1974)と題される論文で報告された。0.05重量%を超え ない含水率を有する脱ガム菜種油を処理して、60〜65℃範囲内の温度で油を 処理することにより、油中でクロロフィル色不純物を減少させるためのプロセス が記載されている。用いられるリン酸の量はリン酸H3PO4の75%水溶液で0 .05〜0.3重量%の範囲内である。この処理では、クロロフィル色不純物を 含有した沈殿物が形成される。次いでその沈殿物はロ紙を用いたロ過により油か ら除去される。リン酸によるこの処理は、油中でクロロフィル色不純物を減少さ せた。クロロフィル色不純物の量の減少は、波長400〜750nmの可視スペ クトル範囲で行われた油のスペクトル測定分析により調べられた。0.05%の 75%H3PO4の添加は、油中でクロロフィル色不純物を50〜70%減少させ た。0.1重量%の75%H3PO4の使用は、油中のクロロフィル色不純物を6 0〜90%の範囲内で減少させた。15分間の範囲内のミキシング時間が、油か らクロロフィル色不純物の必要な沈殿を行う上で要求された。 Szemraj及びBergmannら,Fette Seifen Anstrichmittel,Vol.66,No.3,1964,p.2 03-206,″A New Method for Refining Edible Oils and Fats‐The Zenith Proc ess″(食用油脂の新規精製方法‐ゼニスプロセス)で記載された実施では、油を 中和するステップの前にリン酸処理で形成された沈殿物を除去するが、その理由 は中和が沈殿物を再溶解させてクロロフィル色不純物を溶液中に戻させるからで ある。このため、これら2つの技術の重大な欠点は、中和前におけるロ過又は遠 心による中間分離ステップの必要性である。商業的実施において、このことは油 の相当なロスと加工処理のコスト増加を生じる。 発明の要旨 i)油が中和される前に油からクロロフィル色不純物含有沈殿物を除去させる 追加分離ステップの削除、 ii)中和された油からクロロフィル色不純物含有沈殿物の分離を高める、及び iii)処理油からクロロフィル色不純物を除去するために要求される漂白土の量 を減少させる、 ことを含めていくつかの利点及び特徴を生じる、植物油からクロロフィル色不純 物を除去するためのプロセスが提供される。 本発明の一面によれば: i)混合物を形成させるために植物油にリン酸源を分散させる(ここで、 a)混合物は0.1重量%以下の含水率を有する、及び b)混合物は、クロロフィル色不純物を含有した沈殿物を形成させるために 十分な時間及び濃度で70〜160℃範囲の温度にて維持される) ii)油から漂白土の除去を含めてそれに至るまでの慣用的加工処理中いずれか のときに、沈殿物質と共にクロロフィル色不純物を除去するために油から沈殿物 質を分離する、 ことからなる、慣用的油加工処理中に植物油からクロロフィル色不純物を除去す るためのプロセスが提供される。 本発明のもう1つの面によれば、菜種油又はカノーラ油からクロロフィル色不 純物を除去するためのプロセスにおいて改善が得られる。完全プロセスは、油か ら主にリン脂質化合物を除去するために油を脱ガム化し、沈殿物中の油からクロ ロフィル色不純物を除去するためにリン脂質源で脱ガム油を処理し、油を中和す る前にリン酸処理油から沈殿物を分離し、中和剤で油を中和し、中和された油か ら沈殿物質を分離し、油から残留クロロフィル色不純物を除去するために中和さ れた油を漂白土で処理し、最後に油から漂白土を除去するステップからなる。 上記プロセスの改良点は、中和ステップ前に脱ガム菜種又はカノーラ油をリン 酸源で処理することからなる。下記条件に従うリン酸処理では、中和ステップ前 に油から沈殿物を分離する追加ステップの慣用的必要性を消失させる。その処理 条件は: i)混合物を形成させるために菜種又はカノーラ油にリン酸源を分散させる (ここで、 a)混合物は0.1重量%以下の含水率を有する、 b)混合物は70〜160℃範囲の温度で維持され、リン酸源はクロロフィ ル色不純物を含有した沈殿物を形成させる濃度にある)、 ii)沈殿物を形成させるために十分な時間にわたり70〜160℃範囲の温度 で油を維持する、 iii)中和ステップ後までリン酸処理から形成された沈殿物と共に油を加工処理 し続ける、 iv)中和ステップ後に沈殿物を除去する ことからなる。 これらの処理条件では、残留クロロフィル色不純物を除去するために通常要求 される漂白土の量を少くとも50%減少させる。意外かつ予想外に、中和ステッ プ中に生成する石鹸は中和時又は後に油からクロロフィル色不純物を分離する効 力を増加させる。 好ましい態様の具体的な説明 本発明の様々な態様は、市販油の品質を改善するために、原料又は脱ガム油中 におけるクロロフィル色不純物の量を減少させることに関して述べられている。 クロロフィル色不純物の意外にも完全で有効な除去に関与しているのは、リン酸 の賢明なる使用である。リン酸だけが本発明で役立つことは意外である。クエン 酸又はリンゴ酸のような他の公知脱ガム化酸は役立たない。ある濃度範囲のリン 酸が油の処理に用いられる。リン酸とは、乾燥ベース及び水溶液中のリン酸、加 えて五酸化リンを含めた意味である。 処理された油を中和する上で用いられる物質には、様々なタイプの塩基性物質 、例えば水酸化ナトリウム又はカリウム、あるいは他のアルカリ物質、例えば水 酸化アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム等があることも理解さ れ ている。 本発明のプロセスは、高クロロフィル含有率のカノーラ油の処理に特に適して いる。そのプロセスは、クロロフィルを含有した他の油を処理するためにも適用 しうる。このような油には菜種油、大豆油、ヒマワリ種子油、亜麻仁油、サフラ ワー種子油及びオリーブ油がある。 本発明の大きな利点の1つは、下記態様で規定されたリン酸による油の処理が (ロ過又は遠心による)追加中間分離ステップの必要性を消失させていることで ある。 リン酸処理は、例えば油の脱ガム化と共に行わる;即ち、リン酸は脱ガム作用 が生じる前に原料油に加えてもよい。かなり高濃度のリン酸が、下記の好ましい 態様で証明されるように、このような形の処理に要求される。漂白土除去ステッ プ前にはいつでも、本発明に従うリン酸処理により、油中のクロロフィル色不純 物の驚くべき減少を起こす。その結果、著しく少ない漂白土が処理された油の最 終脱色時に要求されるだけで済む。 本発明の利点を達成するために要求されるリン酸処理のための条件は以下のと おりである: i)混合物を形成させるために油に十分量のリン酸を分散させ(混合物は0. 1%以下の含水率を有する)、クロロフィル色不純物含有沈殿物を形成させるた めに十分な時間にわたり70〜160℃範囲の温度で混合物を維持する; ii)沈殿物の形でクロロフィル色不純物を除去することが好機となるまで、6 5℃以上の温度で油を加工処理し続ける。これは、別のロ過又は遠心分離ステッ プがクロロフィル色不純物含有沈殿物の再溶解を避けるために用いられる従来の 加工処理実施と相反する。本発明の操作条件を用いると、形成された沈殿物は安 定であり、いかなる後の加工処理ステップ時においても除去できる。 油中98%以内のクロロフィル色不純物が最終脱色ステップ前に除去できる。 この結果として、油から残留色を除去するために要求される漂白土の量が少くと も約50%減少する。これは、用いられる土が少なくなると失われる油も少なく なるため、かなりのコスト削減になる。 本発明のもう1つの重要な利点は、中和ステップ時に沈殿物を油中に残してお くことから生じる。後の分離ステップにおいて、油から沈殿物のより多くて容易 な分離が行われる。中和ステップ時、石鹸が遊離脂肪酸を中和するときに形成さ れる。これらの石鹸はクロロフィル色不純物を含有した沈殿物の分離を高める。 このため、例えば中和された油の遠心による沈殿物の分離はより効率的になる。 処理される油は、本発明のリン酸処理を行うために適した様々なタイプの装置 で加工処理される。加工処理はバッチ又は連続式で行える。 図1は、本発明の好ましい態様を実施するために使用できる装置の概略フロー 図である。系のフィードストックには原料油又は脱ガム油、超脱ガム油、中和油 、あるいは従来のやり方で既に加工処理された水洗油がある。 乾燥ベースで油の1〜5重量%範囲内におけるリン酸の濃度が、原料油を処理 する上で要求される。しかしながら、1乾燥重量%以下のリン酸H3PO4の濃度 でも、脱ガム油を処理する上では余りあるほど十分である。リン酸の75〜85 %溶液の場合、乾燥ベースで約0.05〜1.0重量%のH3PO4が脱ガム、中 和又は水洗油を処理するために要求される。 図1において、植物油は上流貯蔵タンクから取り出されて、ライン10から系 に入る。流入油は熱交換器11で70〜160℃の望ましい反応温度に加熱され 、その後リン酸が静止羽根ミキサーでもよいミキサー15で油とミックスされる 。リン酸はジャンクション14でライン13からライン12に導入される。リン 酸が油とミックスされた後、油及び酸混合物はライン17から吸引された真空下 にある反応容器16に入る。容器16内で良いミックスと改善された乾燥を行う ために、窒素がライン18から分配器19に導入できる。上方に流れる窒素バブ ル は容器内で油及び酸混合物を穏やかにミックスして、過剰の水分を追い出す上で 十分なストリッピング作用も与える。好ましい処理系は連続式であるため、容器 16中における油及び酸混合物の滞留時間は油からクロロフィル色不純物を沈殿 させる上で十分にある。容器中への及びそこからの適切な定常状態流速は、必要 な反応時間となるように選択される。適正な処理油はポンプ21によりライン2 0から除去される。 選択された油フィードストックのタイプに応じて、そのプロセスでは下記方法 の1つで続ける: a)原料油の場合には、脱ガム化が次のステップである。酸処理油はライン2 2からミキサー25に通されるが、それは静止羽根ミキサーでもよい。脱ガムス テップはジャンクション24でライン23からライン22に水(好ましくは、2 0グレン以下の硬度を有する軟水)を導入することにより行われる。油中水のミ キシング後、混合物は遠心による分離前に撹拌滞留時間容器に移される。その後 、中和、漂白、水素付加、脱臭を含めた他の処理操作が慣用的技術に従い油に適 用できる。 b)水脱ガム又は超脱ガム油の場合には、中和が通常次のステップである。中 和ステップはジャンクション24でライン23からライン22に塩基性溶液(好 ましくは、水酸化ナトリウム)を導入することにより行える。油中への塩基性溶 液ミキシング後、中和された油は遠心による分離前に撹拌滞留時間容器に移され る。その後、水洗、漂白、水素付加、脱臭を含めた他の処理操作が慣用的技術に 従い油に適用できる。 c)未だ洗浄されていない中和油の場合には、酸処理油がライン22からミキ サー25に通される。水洗はジャンクション24でライン23からライン22に 軟水、好ましくは20グレン以下の硬度の水を導入することにより行われる。油 中水のミキシング後、混合物が分離される。その後、漂白、水素付加、脱臭を含 めた他の処理操作が慣用的技術に従い油に適用できる。 d)次のステップが漂白である水洗油の場合には、酸処理油がライン22から ミキサー25に通される。漂白はジャンクション24でライン23からライン2 2に漂白土スラリーを導入することにより開始される。ミキシング後、漂白土及 び油混合物は漂白作用を行うために必要な滞留時間を与える漂白容器に送られる 。その後、土がロ過により油から分離される。一方、漂白土は、ライン27から ライン14に漂白土スラリーを供給することで容器16に直接加えてもよい。酸 処理及び漂白ステップは本発明のいかなる利点も失うことなく同時に行われる。 追加撹拌は漂白土を懸濁状態で維持するために容器16で要求されるかもしれな い。容器16を出た後、油/酸/土混合物はロ過系に直接送られる。ロ過ステッ プ後に、水素付加及び脱臭を含めた他の標準処理操作も油に適用してよい。 通常植物油、特にカノーラ油の処理において、反応容器16は典型的には80 〜105℃範囲の温度で維持される。タンクに適用される真空は過剰の水分を除 去するために十分なものであり、通常10mmHg以下である。真空は、反応容器中 における油の含水率が0.1重量%以下、好ましくは0.07重量%以下、更に 好ましくは0.04重量%以下であることを確実にする。容器中の滞留時間は特 定された温度で1〜60分間、好ましくは10〜30分間であるべきである。滞 留時間と温度は通常関連している:反応容器中の温度が高くなるほど、油を加工 処理するために要する滞留時間は短くなる。 本発明の様々な態様が研究されてきた。これら研究の結果は下記表で報告され ている。 表1及び2は安定なクロロフィル沈殿物の形成に関するリン酸反応温度及び反 応時間の効果について示している。脱ガムカノーラ油がフィードストックとして 用いられた。 表1は、1分の反応時間のとき中和前及び後においてクロロフィル色不純物含 有の安定な沈殿物を形成する上で反応温度が有する効果について示している。中 和前に集められたデータは、採取されたサンプルにロ過助剤を加えて、沈殿物を 除去するために遠心することにより集められた。ロ過助剤は沈殿物を捕捉する剤 として作用した。 表1で示されるように、用いられた範囲内の反応温度は中和前だと沈殿物除去 にわずかな効果を有するだけであり、即ちすべての温度が良好な除去効率を証明 した。しかしながら、中和後、反応温度は沈殿物の安定性に有意の効果を有した 。低い反応温度ほど、相当量の沈殿物が溶液中に逆戻りし、中和時に除去されな かった。反応時間1分の場合、沈殿物が再溶解する傾向は約100℃で本質的に 消失した。 表2は、様々な酸反応温度のとき中和後に1ppm以下のクロロフィルレベルに 達する上で要求される反応時間毎の関係について示している。表2で示されるよ うに、反応時間1分で既に示された温度効果は、十分な追加反応時間が与えられ るならば克服できる。連続流精製系において、30分間より短い、更に適切には 15分間より短い反応時間が望まれ、そのため系が変化に応答する上で要する時 間は容易に管理できる。70℃以上、更に適切には80℃以上の酸反応温度が、 連続精製に関するこの基準に合致する。 120℃を超える酸処理温度は、表3で示されるように、より暗い黄色油を生 じることにより最終脱臭油色を出す。したがって、120℃以下の温度が好まし い。 酸処理油の含水率はクロロフィル色不純物の除去に有意な効果を有する。混合 物の含水率は0.1重量%以下であるべきである。表4は、クロロフィル色不純 物の除去が含水率減少に伴い着実に改善することを示している。好ましい含水率 は0.07重量%以下である。反応条件は表1及び2に示された結果を出す上で 使われた操作に従う。反応時間は約1.0分間であった。真空を加熱混合物に適 用して、示された程度まで水分レベルを減少させた。酸処理サンプルをロ過助剤 とミックスし、その後遠心して、クロロフィル色不純物含有沈殿物を除去した。 表5は望ましいレベルのクロロフィル除去を行う上で要するリン酸の量につい て示している。用いられるリン酸の量は乾燥重量ベースで報告されている。油/ 酸混合物含水率はすべての場合で0.04重量%以下であった。反応温度及び時 間は表5で示されたとおりである。クロロフィル色不純物の除去について試験す る目的で、データを酸処理後で中和前に集めた。前記のように、酸処理サンプル を採取し、ロ過助剤とミックスし、遠心して、クロロフィル色不純物含有沈殿物 の除去を助けた。 表5は、リン酸の濃度が増加すると、分離ステップ後に油中に残留するクロロ フィル色不純物の量に定常的降下があることを示している。 表5で報告された一連の試験に用いられた脱ガムカノーラ油の特定ロットにお いて、酸の濃度が乾燥ベースで0.26%リン酸より高いとき、油から除去され るクロロフィル色不純物の量にほとんど差異はない。酸処理のこのレベル(即ち 、0.26%)だと、脱ガムカノーラ油が出発物質である連続的商業プロセスに おいてうまくいくことがわかった。このため、脱ガムカノーラ油を処理する上で 好ましいリン酸濃度は乾燥ベースで約0.25重量%である。油及びその供給源 のタイプに応じて、許容レベルまでクロロフィル色不純物を除去するために要す る リン酸の量は著しく異なる。脱ガムカノーラ油に関するこれ以上の経験に基づく と、リン酸の濃度にとり好ましい範囲は乾燥重量ベースで0.05〜1重量%で 用いられる。 この一連の試験で用いられた原料カノーラ油の特定ロットにおいて、乾燥ベー スで約2重量%を超えるリン酸のとき、除去されるクロロフィル色不純物の量に ほとんど改善はなかった。このため、原料カノーラ油を処理する上で好ましいリ ン酸濃度は乾燥ベースで2重量%の範囲内である。しかしながら、原料油及びそ の供給源のタイプに応じて、許容レベルまでクロロフィル色不純物を除去するた めに要するリン酸の量が著しく異なることは明らかである。原料油を加工処理す るために用いられるリン酸の望ましい範囲は、乾燥重量ベースで0.5〜5重量 %である。 表6は精製油品質に関する精製温度の効果についてまとめている。脱ガムカノ ーラ油を乾燥ベースで0.38%のリン酸で104℃にて酸処理し、15分間保 持して、沈殿物を十分に形成させた。油を中和し、遠心して、表記精製温度で沈 殿物を除去した。その後油を水洗し、再遠心した。油中に残留するクロロフィル 不純物の量は、第二回目に油を遠心した後に調べた。 66℃以上の温度における中和及び遠心だと、最良のクロロフィル色不純物除 去を行える。これより低い温度だとクロロフィル色不純物の妥当な減少を示せる が、“壊れない”エマルジョンの形成が遠心中にロス増加を起こしたり、及び/ 又は水相から中和油の十分な分離を得るために望まれるよりも遅い速度で加工処 理系をランさせることになる。 漂白操作と併せた本発明の適用を証明するために、試験は本発明に従い先に処 理されなかった精製水洗カノーラ油で行った。この油のサンプルは真空漂白容器 を用いて121℃で30分間バッチ漂白した。集められたデータは表7で報告さ れている。 本発明に従い加工処理されなかったコントロールサンプルは、クロロフィル含 有率を6.7ppmから0.01ppmの商業上許容されるレベルまで減少させ るために2.4%漂白土を要した。試験ランでは、リン酸を示されたような乾燥 重量で漂白土と一緒に加え、本発明に従い加工処理した。油から土をロ過した後 、クロロフィルのレベルはコントロールの場合と同様(又はほぼ同様)であった 。これは67%少ない漂白土を用いて達成された。 商標名フィルトロール‐105、アクチシル(ACTISYL)及びクラリオン(CLARIO N)470として販売されるような様々な漂白土がこの態様に使用できる ことは明らかである。 本発明が多くの油に適用できることを更に証明するために、他の研究を脱ガム 大豆油及び脱ガムヒマワリ種子油のサンプルで行った。脱ガム化は原料油を4% 軟水と室温で10分間ミックスすることにより行い、遠心して各層を分けた。本 発明に従い、これら脱ガム油のサンプルを乾燥重量ベースで0.3%リン酸で処 理し、真空下で82℃まで加熱/乾燥し、15分間ミックスした。次いでサンプ ルを過剰の水酸化ナトリウムで中和し、遠心により分離し、水洗及び乾燥させた 。集められたデータは表8で示されている。 表8で調べられるように、クロロフィル色不純物除去は、慣用的処理油と比較 して、油が本発明に従い加工処理されたときの方が優れている。この具体例にお いて、大豆及びヒマワリ試験サンプル中のクロロフィルレベルは精製ステップ後 にゼロまで減少した。精製後、2つのコントロール中におけるクロロフィルのレ ベルは許容されないほど高かった。 リン酸処理の一部として、十分過剰な中和剤が油中に天然で存在する遊離脂肪 酸と油中に残留するリン酸を中和するために用いられねばならない。遊離脂肪酸 を中和するために要求される中和剤の量は容易に決定され、当業者によく理解さ れている。“過剰”とは反応を完了させるために用いられる中和剤の量である。 この過剰とは、酸で処理されなかったほとんどの油にとり典型的には3〜20重 量%である。リン酸処理油は更にかなり過剰の中和剤を要する。中和剤の量に関 するこの増加は、全体加工処理コストをやや増加させる。それは漂白土の使用量 減少、油のロス減少及び追加分離ステップの回避で十分に相殺される。 本発明の好ましい態様が詳細に記載されてきたが、発明の精神又は添付された 請求の範囲から逸脱せずにバリエーションを加えてよいことは当業者により理解 されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラビン、レオン ジュリアス カナダ国オンタリオ州、トロント、プリン ス、アーサー、アベニュ、55 (72)発明者 フセイン,アハメド アブディ カナダ国オンタリオ州、トロント、チャー ルズ、ストリート、ウェスト、35

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)クロロフィル色不純物の沈殿物を形成させるために十分な時間に わたり、70〜160℃の温度及び水銀10mm以下の圧力で0.1重量%以下 の含水率を有する植物油にリン酸源を分散させる;及び (b)クロロフィル色沈殿物を含有した植物油を、脱ガム、水洗、中和又は漂 白からなる群より選択される次の加工処理ステップに付す;及び (c)沈殿したクロロフィル色不純物を後の加工処理中に除去する ことからなる、植物油から98%以内のクロロフィル色不純物を除去するための 方法。 2. 植物油が菜種油、大豆油、ヒマワリ種子油、亜麻仁油、サフラワー種子 油及びオリーブ油からなる群より選択され、好ましくは菜種油の変種がカノーラ 油である、請求項1に記載の方法。 3. リン酸源がリン酸、五酸化リン又は75〜85重量%のH3PO4を含有 したリン酸の水溶液からなる群より選択され、油中に分散されたH3PO4の濃度 がH3PO4について乾燥ベースで0.05〜5.0重量%の範囲内である、請求 項1又は2に記載の方法。 4. ステップb)において、水酸化ナトリウム又はカリウムの水溶液からな る群より選択される中和剤、あるいは水酸化アンモニウム、炭酸水素ナトリウム 及び炭酸ナトリウムからなる群より選択される他のアルカリ物質で、沈殿物を含 有したリン酸処理油を中和し、好ましくは中和ステップが65〜105℃範囲の 温度で行われる、請求項1、2又は3に記載の方法。 5. リン酸処理ステップが80〜105℃範囲の温度で行われる、請求項1 に記載の方法。 6. 主な水和しうるリン脂質化合物を油から除去するために場合により油を 脱ガム化し、沈殿物の形で油からクロロフィル色不純物を除去するために上記油 をリン酸源で処理し、上記油を中和する前に上記油から上記沈殿物を分離し、上 記中和された油から沈殿物質を分離し、油から残留クロロフィル色不純物を除去 するために上記中和油を漂白土で処理し、油から上記漂白土を除去するステップ からなる、植物油からクロロフィル色不純物を除去ための方法において、 その改善が上記中和ステップ前に上記油から上記沈殿物を分離する必要性を解 消する下記条件に従い上記植物油をリン酸源で処理することからなり、 上記処理条件が: i)70〜160℃範囲の温度で維持されて0.1重量%以下の含水率を有す る酸及び油の混合物を形成するために上記油に上記リン酸源を分散させる(上記 リン酸源はクロロフィル色不純物を含有した沈殿物を形成させる上で十分にある )、 ii)上記沈殿物を形成させる上で十分な時間にわたり上記温度で上記油を維持 する、 iii)上記中和ステップ後まで上記沈殿物と共に上記油を加工処理し続ける、 iv)上記中和ステップ後に上記油から沈殿物を除去する(このような処理は上 記油を中和した後で上記油中に残留するクロロフィル色不純物を除去する上で要 求される漂白土の量を減少させるために十分である) からなる方法。 7. 植物油が菜種油、大豆油、ヒマワリ種子油、亜麻仁油、サフラワー種子 油及びオリーブ油からなる群より選択され、好ましくは菜種油の変種がカノーラ 油である、請求項6に記載の方法。 8. 油中に分散されるH3PO4の濃度がH3PO4について乾燥ベースで0. 05〜1.0重量%の範囲内である、請求項6又は7に記載の方法。
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