JPH09507096A - 化学ペーパーパルプの漂白方法 - Google Patents

化学ペーパーパルプの漂白方法

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JPH09507096A JP7513015A JP51301595A JPH09507096A JP H09507096 A JPH09507096 A JP H09507096A JP 7513015 A JP7513015 A JP 7513015A JP 51301595 A JP51301595 A JP 51301595A JP H09507096 A JPH09507096 A JP H09507096A
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Abstract

(57)【要約】 遷移金属に関してパルプを除染する工程、アルカリ性過酸化水素を使用する工程及び非過酸化酸による工程を、この順序で実施する加工工程のシーケンスを使用した化学ペーパーパルプの漂白方法。

Description

【発明の詳細な説明】 化学ペーパーパルプの漂白方法 本発明は化学ペーパーパルプの漂白方法に関する。 セルロース材料を化学反応体の存在下で蒸解することによって得られた原料化 学ペーパーパルプを、酸化性化学製品の使用が関連した脱リグニン化及び漂白加 工工程のシーケンスを使用して、処理することは公知である。化学パルプの漂白 のための標準シーケンスの第1工程は、蒸解操作後に見出される原料パルプの脱 リグニン化を完全にするという目的を有する。この脱リグニン化第1工程は慣用 的に、パルプの残存するリグニンと反応させてクロロリグニンを生成させるため に、酸性媒体中で塩素により、又は混合物として若しくは連続して塩素−二酸化 塩素の組み合わせにより、原料パルプを処理することによって実施される。クロ ロリグニンは、続く加工工程においてアルカリ媒体中でこれらのクロロリグニン を溶解させることによってパルプから抽出されてもよい。 様々な理由から、ある状況下では、この脱リグニン化第1工程を、もはや塩素 反応体の使用が要されることのない処理によって置換し得ることが有用となる。 この約20年間の間、塩素又は塩素−二酸化塩素の組み合わせを使用した第1 加工工程に、アルカリ媒体中の酸素ガスが関与する工程を先行させることが提案 されてきた(Kirk-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,第3版、Vol .19、ニューヨーク1982年、415頁、第3パラグラフ、及び416頁、第1及び第2 パラグラフ)。しかしながら、この酸素での処理によって得られる脱リグニン化 の程度は、目的が機械的特性が低下していない高白色度の化学パルプを製造する ことにあるのならば、十分でない。 QPまたはOQPのシーケンス(略字Qは金属イオンを封鎖するための剤での 工程を表し、略字Pは過酸化水素を使用した工程を表し、及び略字Oは酸素を使 用した工程を表す)による過酸化水素を使用してクラフトパルプを漂白すること が提案されている(特許出 願EP-A1-0,456,626)。しかしながら、この方法で、 例えば二酸化塩素のような塩素反応体を使用した追加の工程に頼ることなく85 ° ISOよりも大きい最終白色度を得ることは困難である。 本発明は、高レベルの白色度が、過剰にセルロースを解体することなく且つ塩 素反応体を使用することなく達成されることを可能とする、化学ペーパーパルプ の脱リグニン化及び/又は漂白のための新規な方法を提供することにより、公知 の方法のこれらの欠点を克服する。 この目的のために、本発明は、下記の、この順序で実施される工程: Q P A (ここで、略字Qは遷移金属に関するパルプの除染の工程を表し、略字Aは非過 酸化酸(non-peroxygenated acid)での工程を表し、及び略字Pはアルカリ性過 酸化水素での工程を表す。)を少なくとも含む加工工程シーケンスを使用して化 学ペーパーパルプを漂白するための方法に関する。 本発明は好ましくは、工程シーケンスを使用した化学ペーパーパルプを漂白す る方法であって、該加工工程が塩素反応体を含まず、該シーケンスが下記の、こ の順序で実施される工程 Q P A P を含む方法に関する。 化学ペーパーパルプは、アルカリ媒体中での硫化ナトリウム(クラフト蒸解ま たは硫酸塩での蒸解)、酸性媒体中での亜硫酸無水物または亜硫酸金属塩(亜硫 酸塩又は重亜硫酸塩での蒸解)といった化学反応体の存在下で脱リグニン化処理 を受けたパルプを意味すると解される。これは従ってまた、例えば蒸解が中性媒 体中で亜硫酸塩を使用して実施され(中性亜硫酸塩での蒸解、これはまたNSSC蒸 解として知られている)、また本発明の方法によって漂白されてもよい化学―機 械パルプ及びセミ化学パルプ、及び例えばオルガノソルブ(ORGANOSOLV)、アル セル(ALCELL、登録商標)、オルガノセル(ORGANOCELL、登録商標)といった溶 剤を使用した方法により得られたパルプ、及びUllmann's Encyclopedia of Indu strial Chemistry、第5版、Vol.A18、1991年、568頁及び569頁に記載されてい るASAMパルプを意味する。 本発明は特にクラフト蒸解又は亜硫酸塩での蒸解を受けたパルプに向けられて いる。化学パルプの製造に使用されるすべてのタイプの木材が、本発明の方法の 実行に適していて、とりわけクラフトパルプ及び亜硫酸パルプに使用されるもの 、即ち、例えば多様な種のマツ及びモミなどの樹脂を分泌する木材、及び例えば ブナ、オーク、ユーカリノキ及びクマシデ(hornbeam)といった葉を持つ木材で ある。 本発明によれば、第1工程は遷移金属に関するパルプの除染の工程(工程Q) である。 本発明の第1の変形によれば、工程Qは、例えばアルカリ金属ピロホスフェー ト又はメタホスフェートといった無機リン酸塩又はポリリン酸塩、例えば酒石酸 、クエン酸、グルコン酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミン ペンタ酢酸、シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸及びそれらの塩といった有機ポ リカルボキシレート又はアミノポリカルボキシレート、ポリ−α−ヒドロキシア クリル酸及びその塩、又はエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、ジエチ レントリアミンペンタ(メチレンホスホン)酸、シクロヘキサンジアミンテトラ メチレンホスホン酸及びそれらの塩といった有機ポリホスホネートなどの少なく とも1つの金属イオン封鎖剤でパルプを処理することからなる。エチレンジアミ ンテトラ酢酸(EDTA)及びジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)は優れた結 果を与えた。 金属イオン封鎖剤は一般に、100gの乾燥パルプに対して多くても1.5gの金属イ オン封鎖剤の量で、工程Qにおいて使用される。通常、この量は100gの乾燥パル プに対してせいぜい1.0gの金属イオン封鎖剤である。たいてい100gの乾燥パルプ に対して少なくとも0.01gである。 金属イオン封鎖剤に加えて、この第1の変形によれば、工程Qにおいて少量の 酸を添加してもよい。このために使用される酸の量は一般に、媒体に約5のpHを 与えるように調整される。 第2の変形によれば工程Qはまた、金属イオン封鎖剤を含まない酸での処理、 続いてパルプ中に存在するMnの量に対するMgの重量比が少なくとも30となる ような量の可溶性マグネシウム塩の添加からなる。さらに、一般にMgの量につ いて、Mg/Mn重量比が104を超えるのは有用でない。 酸は、二酸化イオウ及び硫酸、亜硫酸、塩酸、リン酸及び硝酸といった無機酸 無水物又は酸、又はそれらの酸性塩、及びカルボン酸、ホスホン酸といった有機 酸又はそれらの酸性塩を意味すると解される。二酸化イオウ又はアルカリ金属重 亜硫酸塩又はアルカリ土類金属重亜硫酸塩が特に好適である。重亜硫酸塩は式Me (HSO3n(式中Meは原子価nの金属原子を表し、nは1または2の整数である )に相当する亜硫酸の酸性塩を意味すると解される。 この第2の変形によれば、使用される酸の量は、木材のタイプ及びそれが含有 する金属不純物の量に依存する。一般に、酸の量は、パルプのpHが少なくとも約 5、好ましくは約5.5になるように使用される。同様に、酸の量はたいてい、そ のpHが7、好ましくは6.5を超えないように調整される。工程Qが金属イオン封 鎖剤を含まないとき、媒体が実質的により酸性になるように、すなわちpHがせい ぜい5、好ましくはせいぜい4.5になるように調整される。パルプを解体させな いために、pHを2.0以下、好ましくはpHを2.5以下に下げることは一般に避ける。 工程Qは一般に、大気圧の領域の圧力で、及び該酸及び/又は金属イオン封鎖 剤の効率的な消費を確実にするために十分な温度で、同時に、セルロースを解体 させないために、及び該工程において使用される加熱手段のエネルギー経費に負 担をかけないように高すぎる温度でなく、実施される。実際に、少なくとも40 ℃、好ましくは少なくとも50℃の温度がとりわけ適している。同様に、100℃ を超えず、好ましくは95℃を超えない温度が有利である。最良の結果が50〜 55℃で得られた。 工程Qの時間は完全な反応を確実にするのに十分でなければならない。より長 い時間は、パルプの脱リグニン化の程度及びその固有強度品質に影響を与えない が、反応を完全にするために必要とされる時間を超えて反応時間を延長すること は、資本経費及びパルプを加熱するためのエネルギー経費を制限するために勧め られない。実際、該前処理の時間は、使用される装置の型、酸の選択、温度及び 圧力に依存して広い範囲内で変動し得、例えば約15分から数時間である。少なく とも10分間、好ましくは少なくとも15分間の時間が一般に十分である。同様に、 前処理時間は一般に90分間を超えず、好ましくは60分間を超えない。約30分間の 時間が優れた結果を与えた。 工程Qは一般に、少なくとも固形分2%、好ましくは少なくとも固形分2.5% のパルプコンシステンシーで実施される。通常、このコンシステンシーは15%を 超えず、好ましくは10%を超えない。固形分約3%のコンシステンシーが優れた 結果を与えた。 本発明によれば、好ましいシーケンスは、シーケンスQPAPである。このシ ーケンスにおいて、記号Pはアルカリ性過酸化水素を使用した工程を表す。アル カリの性質は、酸化されたリグニンの抽出において、良好な溶解性とともに良好 な有効性を持つものであるべきである。そのようなアルカリの1例は、水酸化ナ トリウム水溶液である。使用されるアルカリの量は、少なくとも10、好ましくは 少なくとも11の値のpHを維持するのに十分でなければならない。アルカリの量は また、反応の終了時に該過酸化物の十分な消費を確実にするように調整されるべ きである。実際、工程Pが安定剤の不在下で実施されるとき或いは珪酸ナトリウ ムが安定剤として存在するとき、100gの乾燥パルプに対して少なくとも1及び多 くても3gの量のアルカリが、とりわけ好適である。水溶液中で酸性反応を起こ す安定剤が採用される場合、アルカリの量は少なくともpH10を維持するために増 加される。この場合、乾燥パルプ100g当たりせいぜい8gまでの範囲の量のアル カリが採用されてもよい。 これらの量のアルカリに加えて、乾燥パルプ100g当たり少なくとも0.3gのH2 O2、好ましくは乾燥パルプ100g当たり少なくとも0.5gのH2O2の量の過酸化水素 が使用される。また一般に、乾燥パルプ100g当たり5.0gのH2O2、好ましくは乾 燥パルプ100g当たり4.0gのH2O2を超えない量の過酸化水素が適当である。 工程Pの温度は少なくとも50℃に等しく、好ましくは少なくとも70℃に等 しく維持するために調整されるべきである。これはまた150℃を超えず、好まし くは135℃を超えない。90℃の温度が優れた結果を与えた。 本発明の方法の有利な変形は、少なくとも100℃の高温で、該シーケンスの工 程Pの少なくとも1つを実施することにある。この変形では、この工程Pの温度 は好ましくは少なくとも110℃である。これは一般に140℃を超えず、好ましくは 135℃を超えない。 工程Pの時間は、可能な限り完全となる漂白反応にとって十分なものであるべ きである。しかしながら、この反応時間は、パルプの白色度の後退を誘導する危 険を冒すことなく、限度を超えて長くしすぎるべきでない。実際、少なくとも60 分間、好ましくは少なくとも90分間の値に設定する。また通常、600分間を超え ず、好ましくは500分間を超えるべきでない。 工程Pのコンシステンシーは一般に、固形分50重量%に等しいかそれ未満に、 好ましくは固形分40重量%に等しいかそれ未満に選択される。たいてい、5%以 上、好ましくは8%以上である。10%のコンシステンシーが良好な結果を与える 。 最終工程Pのコンシステンシーは、変形として、少なくとも固形分25重量%、 好ましくは30%又はそれ以上の高い値から有利に選ぶことができる。この変形で は、他の工程Pのコンシステンシーが一般にせいぜい20%である。また通常、該 他の工程Pのコンシステンシーが少なくとも8%であることが適当である。 本発明によれば、工程Aは非過酸化酸での処理の工程である。非過酸化酸とは 分子がペルオキシ基−O−O−を含まない何れかの無機又は有機酸を意味すると 解する。水溶液で使用される通常のすべての無機又は有機酸が、単独で或いは混 合物として適当である。例えば硫酸、リン酸、硝酸又は塩酸といった強無機酸が 特に適当である。硫酸水溶液が優れた結果を与えた。 工程Aの操作条件は、ペーパーパルプのタイプ及び使用される木材の種の関数 として、個々のケースにおいて決定されるべきである。一般的に、媒体を実質的 に7以下、例えば少なくとも約1からせいぜい約6.5のpHにするために使用され る酸とその量が選ばれるのが適当である。とりわけ有利なpH値は、少なくとも約 2.5でせいぜい約5.5である。温度及び圧力は重要ではなく、大気圧及び少なくと も10℃からせいぜい100℃の温度が一般的に適当である。前処理の時間は、使用 される装置、酸の選択、温度及び圧力によって広い範囲内で変動し得、例えば約 30分間から数時間である。 工程Aにおいて、酸に加えて、水性酸性媒体中で可溶性であるマグネシウム塩 を導入してもよい。加えてもよいマグネシウムの量は一般的に、100gの乾燥パル プに対して0.4gのマグネシウムを超えず、好ましくは100gの乾燥パルプ当たり0 .1gを超えない。Mg塩が導入されるとき、それは100gの乾燥パルプ当たり少な くとも0.005gの量である。 本発明の別の変形によれば、工程Aは酸性水溶液を使用したパルプの単純な洗 浄からなるものでもよい。シーケンスQPAPの場合、この酸性洗浄は2つの工 程Pの間にあってよい。 本発明の方法の別の変形は、工程PとAの2回目を繰り返して、完全なシーケ ンスQPAPAPを達成することにある。 本発明の方法の別の変形では、酸素を使用した工程(工程O)によって該シー ケンスが先行されてもよい。酸素を使用したこの工程は、乾燥パルプの重量に対 してアルカリ化合物の重量が少なくとも0.5%でせいぜい5%の量であるアルカ リ化合物の存在下で、少なくとも20kPaでせいぜい1000kPaの圧力で酸素ガスとパ ルプとを接触させることにより実施される。 本発明の1実施態様は、第2の工程P及び/又は第3の工程Pの全部或いは幾 らかの流出液を、シーケンスの初期に位置する工程Pへリサイクルすることにあ る。第2の酸工程が存在するとすれば、その流出液をシーケンスの第1の酸工程 へ、同様のリサイクルを実施してもよい。工程Pの流出液の先行する工程Pへの リサイクル、及び酸工程の流出液の先行する酸工程へのリサイクルを、同じシー ケンスの中で組み合わせてもよい。これらのリサイクルは、消費されなかった反 応体の回収により、使用する化学製品を節約するという利点を有する。 酸素が使用される工程の温度は一般に、70℃以上で好ましくは少なくとも80℃ である。またこの温度は130℃を超えず、好ましくは120℃を超えない。 酸素での処理の時間は、パルプ中に含まれるリグニンと酸素との反応を完全に するために十分でなければならない。しかしながら、この反応時間は、パルプの セルロース鎖の構造に解体を誘導するような危険を冒すことなく、限度を超えて 長くしすぎるべきでない。実際、30分間又はそれ以上で、好ましくは少なくとも 40分間である。通常120分間を超えず、好ましくは80分間を超えない。 酸素でのパルプの処理はまた、可溶性マグネシウム塩といったセルロース保護 剤、又はポリカルボン酸又はホスホン酸といった有機金属イオン封鎖剤の存在下 で実施される。マグネシウム塩が好ましく、特に乾燥パルプに対して0.02〜1重 量%の量で使用されるマグネシウムスルフェートヘプタハイドレートである。 工程Oの間のパルプコンシステンシーは一般に、固形分8重量%以上で好まし くは10%以上である。このコンシステンシーは通常、固形分30重量%を超えず、 好ましくは25%を超えない。 変形として、工程Oはまた過酸化水素の存在下で実施されてもよい(工程Op )。工程Oに組み込まれてもよい過酸化水素の量は一般に、乾燥パルプ100g当た りH2O2 0.2g以上で、通常0.5g以上である。同様に、乾燥パルプ100g当たりH2O2 2.5gを通常超えず、たいてい2gを超えない。 類似した態様において、最初の工程Pはまた、酸素ガスの存在により強化され てもよい(工程Eop)。この場合、使用される酸素圧は通常少なくとも20kPa 及びせいぜい1000kPaである。 本発明の方法の別の変形においては、パルプを少なくとも1種の酵素で処理す ることからなる付加的な酵素工程(工程X)が、加工工程のシーケンスのいずれ かの時点に組み込まれてもよい。この酵素処理はまた、酸素による前処理工程の 前又は後に実施されてもよい。 酵素は、その酵素での処理の工程の後の加工工程により、蒸解操作から誘導さ れた原料化学ペーパーパルプ又は既に酸素での処理工程を受けた化学ペーパーパ ルプの脱リグニン化を促進することができる任意の酵素を示すと解される。 好アルカリ性酵素、即ちその最大活性がアルカリpH領域、特にpH7.5及びそ れ以上に位置する酵素が好ましく使用される。 本発明の方法に良く適した酵素の1つのカテゴリーは、ヘミセルラーゼである 。これらの酵素は、パルプ中に存在するリグニンが付着しているヘミセルロース と反応することができる。 本発明の方法で使用されるヘミセルラーゼは好ましくはキシラナーゼであり、 即ち、リグニンと残りの炭水化物の間の界面の大部分を構成するキシラン結合を 破壊することができるヘミセルロース溶解性酵素(hemicellulolytic enzymes) である。本発明の方法によるキシラナーゼの1例は、1,4-β-D-キシラン キシ ラノハイドロラーゼ、EC 3.2.1.8.である。 本発明の方法において好ましいキシラナーゼは、多様な起源のものでよい。そ れらは特に、広範なバクテリア及び真菌により分泌されるものでよい。 バクテリア起源のキシラナーゼが特に有利である。バクテリア起源のキシラナ ーゼの中で、バシラスBacillus)属のバクテリアにより分泌されたキシラナー ゼが良好な結果を与えた。 バシラス属及びプミラスpumilus)種のバクテリアから誘導されるキシラナ ーゼが優れた結果を与えた。これらのうち、バシラスプミラスBacillus pum ilus )PRL B12が最も有利である。 本発明でのバシラスプミラス PRL B12のキシラナーゼは、バシラスパミラ PRL B12の株から直接、或いはバシラスプミラス PRL B12のキシランの分解 をコードする遺伝子を発現させるために事前に遺伝子操作された異種の微生物の 宿主株から誘導されてもよい。 他の酵素を含まない精製されたキシラナーゼが好ましく使用される。とりわけ 、本発明の方法でのキシラナーゼとして、パルプの高分子セルロース鎖を破壊し ないようにいかなるセルラーゼをも含まないことが好ましい。 本発明の方法の有利は変形は、酵素工程Xを、金属イオンを封鎖するための少 なくとも1種の剤の存在下で実施することである。該金属イオン封鎖剤は有利に は、上述した工程Qに適した金属イオン封鎖剤から選ぶことができる。 本発明の方法は、任意の種類の化学パルプの漂白に適用される。とりわけ、ク ラフトパルプ及び亜硫酸パルプを脱リグニン化するのに適している。特にクラフ トパルプの処理に良く適している。 下記の例は、本発明を説明するために提供され、本発明の範囲を限定するもの ではない。例1R〜8R (本発明によらない) クラフト蒸解を受けた樹脂分泌性パルプのサンプル(ISO 標準2470-1977(F)に より測定した初期白色度27.9°ISO、SCAN 標準Cl-59により測定したカッパ(kap pa)数26.7、及び SCAN 標準C15-62により測定してグルコース単位の数として表 した重合度1680)を下記条件下で、2工程QPのシーケンスにより処理した。第1工程 :DTPAを使用する工程(工程Q) DTPA含量、g/100g乾燥パルプ: 0.2 温度、℃: 90 時間、分: 60 コンシステンシー、固形分重量%: 4第2工程 :過酸化水素を使用する工程(工程P) H2O2含量、g/100g乾燥パルプ: 5 NaOH含量、g/100g乾燥パルプ: 4 DTMPANa7含量、g/100g乾燥パルプ: 0〜1 MgSO4・7H2O含量、g/100g乾燥パルプ: 0.5 温度、℃: 90及び120 時間、分: 120 コンシステンシー、固形分重量%: 10 ここで、DTMPANa7はジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)酸の7 ナトリウム塩を表す。例1R〜8Rの各例において使用されるDTMPANa7含量及び 温度は、次のとおりであった。 各加工工程の後、パルプは室温で脱イオン水で洗浄を受けた。 処理後、パルプのカッパ数及び白色度を測定した。結果は下記の表に表す。 これから、使用された過酸化水素のかなりの量にもかかわらず、78°ISOの白 色度を超えることができなかった。例9 :(本発明による) 例1R〜8Rと同じパルプサンプルをシーケンスQPAPにより漂白した。操 作条件は下記のとおりであった。第1工程 :DTPAを使用する工程(工程Q): H2SO4(pH5のため): 0.54 DTPA含量、g/100g乾燥パルプ: 0.2 温度、℃: 90 時間、分: 60 コンシステンシー、固形分重量%: 4第2工程 :過酸化水素を使用する工程(工程P): H2O2含量、g/100g乾燥パルプ: 3 NaOH含量、g/100g乾燥パルプ: 4 DTMPANa7含量、g/100g乾燥パルプ: 0.25 温度、℃: 120 時間、分: 120 コンシステンシー、固形分重量%: 10第3工程 :硫酸を使用する工程(工程A) H2SO4: pH3に達するのに必要な量 温度、℃: 90 時間、分: 120 コンシステンシー、固形分重量%: 10第4工程 :過酸化水素を使用する工程(工程P) 各加工工程の後、パルプは室温で脱イオン水で洗浄を受けた。 シーケンスの最終において、処理後、パルプのカッパ数及び白色度を測定した 。結果は次のとおりであった。 例10R:(本発明によらない) 例1R〜9と同じパルプサンプルをシーケンスOQPPにより漂白した。使用 された操作条件は下記のとおりであった。第1工程 :酸素を使用する工程(工程O): 圧力、バール: 6 NaOH含量、g/100g乾燥パルプ: 4 MgSO4・7H2O含量、g/100g乾燥パルプ: 0.5 温度、℃: 120 時間、分: 60 コンシステンシー、固形分重量%: 12第2工程 :DTPAを使用する工程(工程Q): DTPA含量、g/100g乾燥パルプ: 0.12 温度、℃。 55 時間、分: 30 コンシステンシー、固形分重量%: 3第3工程 :過酸化水素を使用する工程(工程P): H2O2含量、g/100g乾燥パルプ: 3 NaOH含量、g/100g乾燥パルプ: 4 DTMPANa7含量、g/100g乾燥パルプ: 0.25 MgSO4・7H2O含量、g/100g乾燥パルプ: 1 温度、℃: 120 時間、分: 120 コンシステンシー、固形分重量%: 10 ここでDTMPANa7は、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)酸の7 ナトリウム塩を表す。第4工程 :過酸化水素を使用する工程(工程P): H2O2含量、g/100g乾燥パルプ: 1 NaOH含量、g/100g乾燥パルプ: 1.5 MgSO4・7H2O含量、g/100g乾燥パルプ: 1 温度、℃: 120 時間、分: 180 コンシステンシー、固形分重量%: 30 各処理工程の後、パルプは室温で脱イオン水で洗浄を受けた。 シーケンスの最終において、処理後、パルプのカッパ数及び白色度を測定した 。 結果は次のとおりであった。 例11〜14:(本発明による) 例1R〜10Rと同じパルプサンプルをシーケンスOQPAPにより漂白した 。操作条件は下記のとおりであった。第1工程 :酸素を使用する工程(工程O): 圧力、バール: 6 NaOH含量、g/100g乾燥パルプ: 4 MgSO4・7H2O含量、g/100g乾燥パルプ: 0.5 温度、℃: 120 時間、分: 60 コンシステンシー、固形分重量%: 12第2工程 :DTPAを使用する工程(工程Q): DTPA含量、g/100g乾燥パルプ: 0.12 温度、℃: 55 時間、分: 30 コンシステンシー、固形分重量%: 3第3工程 :過酸化水素を使用する工程(工程P): H2O2含量、g/100g乾燥パルプ: 3 NaOH含量、g/100g乾燥パルプ: 4 DTMPANa7含量、g/100g乾燥パルプ: 0.25 MgSO4・7H2O含量、g/100g乾燥パルプ: 1 温度、℃: 120 時間、分: 120 コンシステンシー、固形分重量%: 10 ここでDTMPANa7はジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)酸の7ナト リウム塩を表す。第4工程 :酸による工程(工程A): H2SO4含量、g/100g乾燥パルプ: 例11: 1.08(pH3) 例12: 0.52(pH5) 例13及び14: 0 SO2含量、g/100g乾燥パルプ: 例11及び12: 0 例13: 1.06(pH3) 例14: 0.45(pH5) MgSO4・7H2O含量、g/100g乾燥パルプ: 1 温度、℃: 90 時間、分: 120 コンシステンシー、固形分重量%: 10第5工程 :過酸化水素を使用する工程(工程P): 各処理工程の後、パルプは室温で脱イオン水で洗浄を受けた。 シーケンスの最終において、処理後、パルプのカッパ数及び白色度を測定した 。結果は次のとおりであった。 例15及び16:(本発明による) 例1R〜14と同じパルプサンプルを、シーケンスOXQPAPを使用し、工 程Xにおいて、乾燥パルプ1g当たりI0XUに相当する量のバシラスプミラ PRL B12から誘導されたキシラナーゼを使用して、漂白した。該単位XU(キ シラナーゼ単位)は、1分間に、還元力において1マイクロモルのグルコースと 同等の還元糖の放出を触媒する量として定義される。 操作条件は次のとおりであった。第1工程 :酸素を使用する工程(工程O): 圧力、バール: 6 NaOH含量、g/100g乾燥パルプ: 4 MgSO4・7H。O含量、g/100g乾燥パルプ: 0.5 温度、℃: 120 時間、分: 60 コンシステンシー、固形分重量%: 12第2工程 :酵素を使用する工程(工程X): pH7にするためのH2SO4 キシラナーゼ含量、XU/g乾燥パルプ: 10 温度、℃: 50 時間、分: 120 コンシステンシー、固形分重量%: 3第3工程 :EDTAを使用する工程(工程Q): pH5にするためのH2SO4 EDTA含量、g/100g乾燥パルプ: 0.4 温度、℃: 50 時間、分: 30 コンシステンシー、固形分重量%: 3第4工程 :過酸化水素を使用する工程(工程P): H2O4含量、g/100g乾燥パルプ: 4 NaOH含量、g/100g乾燥パルプ: 4 DTMPANa7含量、g/100g乾燥パルプ: 0.25 MgSO4・7H2O含量、g/100g乾燥パルプ: 1 温度、℃: 120 時間、分: 120 コンシステンシー、固形分重量%: 10 ここでDTMPANa7はジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)酸の7ナト リウム塩を表す。第5工程 :硫酸を使用する工程(工程A): pH3にするためのH2SO4 温度、℃: 90 時間、分: 120 コンシステンシー、固形分重量%: 10第6工程 :過酸化水素を使用する工程(工程P): 希釈又は再濃縮することなく、硫酸を用いてpH5へ単純に酸性化し、及び工程 Xの後採取されたパルプへEDTAを混入することにより実施される工程Xと工程Q の間を除いて、各処理工程の後、パルプは室温で脱イオン水で洗浄を受けた。 シーケンスの最終において、処理後、パルプのカッパ数及び白色度を測定した 。 結果は次のとおりであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CZ,EE,FI,HU,JP,KP,KR,K Z,LK,LT,LV,MG,MN,MW,NO,NZ ,PL,RO,RU,SD,SK,UA,US,UZ, VN (72)発明者 デヴェニース ジョアーン ベルギー ベー1020 ブリュッセル プロ ンケルートラーン 30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記の、この順序で実施される工程: Q P A (ここで略字Qは遷移金属に関するパルプの除染工程を表し、略字Aは非過酸 化酸による工程を表し、及び略字Pはアルカリ性過酸化水素による工程を表す) を少なくとも含む加工工程のシーケンスを使用する化学ペーパーパルプの漂白方 法。 2.加工工程が塩素反応体を含まず、及びシーケンスが下記の、この順序で実施 される工程: Q P A P を含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の工程シーケンスを使用す る化学ペーパーパルプの漂白方法。 3.工程Qが、金属イオン封鎖剤を含まない酸による処理、及びその後に、可溶 性マグネシウム塩を、パルプ中に存在するMnの量に対するMgの量の重量比が 少なくとも30となるような量で添加することからなる、請求の範囲第1項又は 第2項に記載の方法。 4.工程Qが金属イオン封鎖剤による処理からなることを特徴とする、請求の範 囲第1項又は第2項に記載の方法。 5.シーケンスにおける工程Pの少なくとも1つが、100℃以上の温度で実施 されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の方法。 6.酸素を使用する工程が該シーケンスに先行することを特徴とする、請求の範 囲第1項〜第5項のいずれかに記載の方法。 7.最終工程Pが少なくとも固形分25重量%のパルプコンシステンシーで実施 されることを特徴とする、請求の範囲第2項〜第6項のいずれかに記載の方法。 8.最終の2工程AとPが、シーケンスの最終に2回目が繰り返されることを特 徴とする、請求の範囲第2項〜第7項のいずれかに記載の方法。 9.工程Aが工程Pとは分離した単純な酸性洗浄であることを特徴とする、請求 の範囲第2項〜第8項のいずれかに記載の方法。 10.工程P又は工程Aの少なくとも1工程の流出液の全て或いは幾らかを、同じ 反応体を使用し且つシーケンスにおいて先に位置する工程へリサイクルすること を特徴とする、請求の範囲第2項〜第9項のいずれかに記載の方法。 11.酵素による付加的な工程がシーケンスの任意の位置に組み込まれることを特 徴とする、請求の範囲第1項〜第10項のいずれかに記載の方法。 12.最初の工程Pが酸素によって強化されることを特徴とする、請求の範囲第1 項〜第11項のいずれかに記載の方法。
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