JPH09506810A - 麻酔薬移送システム - Google Patents

麻酔薬移送システム

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JPH09506810A JP7518625A JP51862595A JPH09506810A JP H09506810 A JPH09506810 A JP H09506810A JP 7518625 A JP7518625 A JP 7518625A JP 51862595 A JP51862595 A JP 51862595A JP H09506810 A JPH09506810 A JP H09506810A
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transfer
anesthetic
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JP7518625A
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ジエンガ,ロドルフオ
サルバドール,ピエラントニオ
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アボツト・ラボラトリーズ
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Abstract

(57)【要約】 麻酔薬容器(14)を気化器に接続するシステムおよび装置が提供される。容器(14)上、または容器(14)に接続された移送チューブ(12)上に表示が提供され、この表示には、機械的キー、電気キー、電子キーを含めることができる。気化器に取り付けられ、容器(14)または容器(14)に接続された移送チューブ(12)に係合する移送装置が提供される。この移送装置は、キー読取り装置システムやコード読取り装置システムなどの検知システムを含む。容器(14)、または容器(14)に接続された移送チューブ(12)の端部ピン(16)を移送装置内に耐漏洩係合状態にクランプするクランプ機構が提供される。移送装置は、充填位置と排出位置との間の移動に適応することができる。移送装置が充填位置または排出位置にあるときを除いて内部流体流路は遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】 麻酔薬移送システム 技術分野 本発明は、容器から気化器などの投与装置への麻酔薬の移送に安全に適応する ために医療施設の手術室で使用すべきシステムに関する。 発明の背景及び従来技術によって提起される技術的問題 吸入可能な麻酔薬は通常、比較的低い沸点と高い蒸気圧とを有する揮発性物質 である。このような麻酔薬は、液体状態でも蒸気状態でも可燃性で爆発性の物質 である。さらに、医療担当者がこの蒸気を吸入すると嗜眠状態になる。 したがって、医療担当者が吸引する危険を最小限に抑えると共に、火災または 爆発の危険を最小限に抑えるために、そのような麻酔薬を手術室で安全に取り扱 わなければならない。好ましくは、通常の外科手術手順中のすべての処理段階で 大気中にほとんど、あるいはまったく放出されないように麻酔薬を使用すべきで ある。 麻酔薬は通常、麻酔薬を酸素および亜酸化窒素と混合する、麻酔薬気化器など の装置に液体の形で調合される。この混合物 は、患者が吸入できるように気体の形で供給される。 麻酔薬ガスが大気中に逃げないようにする密閉されたシステムを通じて供給容 器から気化器へ麻酔薬を移送する装置が設計されている。このような装置は、組 立て手順および分解手順中に、麻酔薬の供給容器が開放されず麻酔薬が手術室内 の大気にさらされないように設計される。 麻酔薬容器を気化器に接続するために開発された一つのシステムはAbbott Lab oratories,Inc.,One Abbott Park Road,Abbott Park,Illinois 60064-3500 ,U.S.A,およびAbbott S.P.A.,04010 Campoverde,Latina,Italiaから販売さ れているSECURITY LOCKTM Vapofill気化器コネクタであ る。このシステムは、使い捨てであり、両端に特殊な接続部材または結合部材を 有するコネクタチューブを使用する。このチューブは可撓性であり、耐ねじれ性 を有する。チューブの気化器端は、麻酔薬気化器に係合する気化器コネクタ、ま たはアダプタ、または結合部材、またはピンを備える。これは最初は、取り外し 可能なキャップによって閉鎖することができる。麻酔薬容器に取り付けられるチ ューブの端部は、麻酔薬容器上の閉鎖体に係合する閉鎖体アダプタを備える。 この閉鎖体は好ましくは、手術室で使用する前に麻酔薬容器に接続される。こ の容器閉鎖体は、閉鎖体アダプタが閉鎖体に係合するときに閉鎖体アダプタ内の 貫通手段によって貫通されるようになされたもろいシールを有する。もろいシー ルが貫通手段によって貫通された後、閉鎖体アダプタと閉鎖体は互いにロックさ れたままになり、これによって、麻酔薬をチューブを通じて供給容器から気化器 へ移送することができる。システムは、組立手順または分解手順全体にわたって 大気に対して閉鎖されたままになる。 ある種の気化器は、特定の麻酔薬のみに使用されるものである。そのような状 況では、特定の気化器に合う麻酔薬しか投与が保証されないことに注意しなけれ ばならない。このために、前述のSECURITY LOCKTMは、この装置に 適合しない麻酔薬にこの装置が使用されるのを防止するキーイング(keying)シ ステムを備える。 特に、麻酔薬容器閉鎖体は特定の形状を有し、コネクタチューブ閉鎖体アダプ タは、容器閉鎖体に結合する相補形状を有する。容器チューブの他端にあるピン は、気化器の麻酔薬吸気口の相補部分に結合する特殊な形状を有する。 気化器製造業者は、標準吸気口の形状を提供している。これらの形状は、様々 なタイプの麻酔薬に特有のI.S.O.(「国際標準化機構」)の形状に準拠し ている。各麻酔薬タイプごとの容器がそれ自体の特殊な閉鎖体形状を有し、対応 するコネクタ装置がそのタイプの麻酔薬向けに設計されたタイプの気化器にしか 適合しないので、気化器内でうっかり誤ったタイプの麻酔薬を使用する確率は大 幅に低減される。 そのようなキー付きコネクタチューブは適切に機能するが、その適切な使用に 関連する在庫、設置、操作、管理上の要件および考慮すべき問題がある。このよ うな要件及び問題を最小限にすることが望ましいであろう。 SECURITY LOCKTM移送装置は、正しく設置されたときに、気化器 に気密シールを形成するうえで有効であるが、移送装置を気化器に誤って接続す る可能性を最小限に抑える改良された接続構造または係合構造を含むシステムを 提供することが望ましい。そのような改良されたシステムは、麻酔液体または気 体の漏れが発生しない接続部を形成するのを容易にするはずである。 好ましくは、そのようなシステムは、妥当な耐漏洩性接続部 を気化器に設けないかぎり麻酔薬の移送または気化器の動作、あるいはその両方 を妨げる手段を必要に応じて含む機能を有するべきである。 また、本発明の発明者は、改良された移送システムに他の機能を提供すると有 用であることを発見した。具体的には、ある気化器向けに設計された特定のタイ プの容器で特定の麻酔薬以外の薬剤と共にその気化器を使用する(誤用する)こ とを防止する改良された手段をそのような移送システムに備えると有利である。 そのような改良された移送システムは望ましくは、意図的な誤用またはいたずら にも耐えるべきである。 そのようなシステムの他の利益は、警告表示または状況表示、あるいはその両 方、あるいは警報を与える機能である。たとえば、接続が適切に行われことを示 す表示と、正しい麻酔薬容器および気化器が接続されたことを示す表示を提供す ることが望ましい。 いくつかのケースでは、気化器の稼働システムを設定し、あるいはそれに連動 する制御システムを組み込む機能を有するそのような改良されたシステムを提供 することも有益である。たとえば、いくつかの応用例では、特定の麻酔薬の所定 のタイプ の容器に気化器を接続したときにしか気化器の動作を制御しない制御手段を組み 込むと有利である。 別法として、そのような制御システムは、複数の異なる麻酔薬に適応する機能 を有することができる。そのようなシステムは有利には、コード読取り機能自体 によって検出された麻酔薬のタイプに応じて気化器を操作するほぼ自動的な制御 システムと共に機能するコード化機能およびコード読取り機能を含むことができ る。そのような自動制御機構はいくつかのケースでは、ガスミキサ、人口呼吸装 置、掃気システムなど他の麻酔装置に拡張することができ有利である。 さらに、そのような改良されたシステムが、麻酔薬容器が気化器に接続されて いる間に必要に応じて、接続パラメータおよび動作状態を文書化または記録でき 、任意選択で、気化器との接続を行う前後にも同じことができれば有益である。 有利には、そのような改良されたシステムは、麻酔薬のタイプ、容器の寸法、 有効期限に対応するコードを認識し記録する手段を含むことができる。ある種の 状況では、そのようなパラメータを識別する手段を気化器制御システムと連動さ せ、識別されたパラメータが、制御システムに記憶または設定されてい る所定の一組のパラメータに一致しないときにはいつでも、気化器の動作を妨げ ることが望ましい。 本発明は、前述の利益および特徴を有する設計に適応できる改良された麻酔薬 移送システムを提供する。 発明の概要 本発明の一形態は、麻酔薬を容器から気化器へ適切に移送することを容易にす る方法を含む。この方法は、少なくとも一つの表示を容器に提供するステップと 、容器を気化器に接続するステップとを含む。この表示は、容器が気化器に適切 に接続されたときに検知される。接続が確立されたときにこの表示を検知したこ とに応答して信号が生成される。 好ましい実施例では、容器の寸法、麻酔薬のタイプ、有効期限、容器の適切な 位置、それらの組合せなどのシステム特性を識別する少なくとも一つの表示が提 供される。表示は、構造上のキー構成、電気接点、表面弾性波装置および磁気記 憶媒体を含む電子データ記憶媒体、レーザ走査可能なバーコード記録や光学カラ ーシステムなど光学的に読取り可能な表面表示など、いくつかの形態の所定の一 組のデータまたは情報としてのコードで提供することができる。 本発明の他の形態によれば、麻酔薬を容器から気化器へ適切に移送することを 容易にする方法は、少なくとも一つの表示を移送チューブに与えることを含む。 移送チューブの一端は気化器に接続され、チューブの他端は容器に接続される。 容器がチューブを介して気化器に接続されたときにこの表示が検知され、接続が 確立されたときに表示を検知したことに応答して信号が生成される。 この方法の一形態では、移送チューブを用いて気化器に接続された容器上に少 なくとも一つの表示が提供される。チューブは、容器がチューブに接続されてい る領域に位置する検知システムを含み、この検知システムは、容器上の表示を検 知する。容器上の表示の代わりに、あるいは容器上の表示の他に、気化器に接続 されたチューブの端部上に表示を提供することもできる。そのような表示は、気 化器接続装置またはその他の移送装置、あるいは気化器に組み込むことができる 検知システムによって検知される。 本発明の他の形態によれば、前述の方法は、容器またはコネクタチューブ上の 表示を検知するセンサを気化器の移送装置部分(接続アセンブリ)上に含む装置 を用いて実施することがで きる。表示を検知したことに応答して信号を生成する信号生成装置が提供される 。チューブを使用して容器を気化器に接続することができ、そのような場合に容 器上に表示を提供する場合、コネクタチューブの結合端部は、その表示を検知す るセンサを含む。 本発明の他の形態は、コネクタチューブアセンブリまたは移送チューブの一端 用の改良された結合部材に関するものであり、この形態では、結合部材は、特定 の麻酔薬を識別する第一の麻酔薬特有のキー構成を有し、特定の麻酔薬気化器に 接続することができる。移送チューブの他端は、麻酔薬を容器から気化器へ適切 に移送することを容易にする麻酔薬容器に接続することができる。第一のキー構 成によって与えられる特定の麻酔薬識別の他に情報を提供する少なくとも一つの 表示を結合部材上に含めることができる。 本発明の他の形態は、麻酔薬気化器上の移送装置に接続することができるコネ クタチューブまたはアセンブリの一端用の改良された結合部材またはピンに関す るものであり、この形態では、チューブの他端を麻酔薬容器に接続することがで きる。この結合部材は、気化器に接続される端部ピンを含む。少なくと も一つのフランジがピンから外側へ延び、移送装置に係合し、(1)所定の特性 を示し、かつ(2)移送装置によって検知できる少なくとも一つの表示を規定す る。 本発明の他の形態も、麻酔薬気化器上の移送装置に接続することができるコネ クタチューブまたはアセンブリの一端用の改良された結合部材またはピンに関す るものであり、この形態では、チューブの他端を麻酔薬容器に接続することがで きる。結合部材上に少なくとも一つの表示が配置される。この表示は、所定の特 性を示し、電気導体接点の形態、表面弾性波装置、磁気データ記憶媒体、その他 の電子データ記憶媒体、光学的に読取り可能な表面表示のうちの少なくとも一つ を含む。 本発明の他の形態では、麻酔薬容器に接続することができるコネクタチューブ アセンブリの結合部材を受容する装置が提供され、この結合部材は少なくとも一 つの麻酔薬放出通路を規定する。この装置は、(1)結合部材用の受容キャビテ ィと、(2)固定カム表面と、(3)受容キャビティから本体を通じて延びる少 なくとも一つの流体移送通路とを規定する本体を含む。この装置は、本体上で回 転できるように取り付けられた回転可能な部材も含む。この回転可能な部材は、 回転可能なカム 表面を規定する。本体内の受容キャビティに隣接する位置にクランプ部材が配設 される。クランプ部材は、固定カム表面に隣接する第一のカム従動子表面を有し 、回転可能なカム表面に隣接する第二のカム従動子表面を有する。回転可能な部 材が回転することによって、クランプ部材が結合部材に押し付けられ、結合部材 が本体内に固定され、放出通路および移送通路内に連通が確立される。 本発明の他の形態は、麻酔薬容器上に貫通可能な閉鎖体を受容する流体移送装 置に関するものである。この装置は、(1)容器閉鎖体用の受容出入口(port) と、(2)出入口内へ延びる貫通導管と、(3)凹部と、(4)貫通導管から本 体を通じて延びる少なくとも一つの流体移送通路とを規定する本体を含む。回転 可能な部材が、本体上で回転できるように取り付けられ、回転可能なカム表面を 規定する。本体凹部内の受容キャビティに隣接する位置にクランプ部材が配設さ れる。クランプ部材は、回転可能なカム表面に隣接する第一のカム従動子表面を 有し、内側へ移動できるカム表面を有する。回転可能な部材が回転することによ って、クランプ部材が容器閉鎖体に押し付けられ、(1)容器閉鎖体がさらに受 容出入口に押し込まれ、そ こで閉鎖体は貫通導管によって貫通され、(2)貫通された閉鎖体が固定位置に 固定される。 本発明の他の形態では、液体麻酔薬の容器に気化器を接続するために麻酔薬気 化器上に取り付けられる移送装置が提供される。この移送装置は、気化器に取り 付けられるようになされた第一の本体を含む。この本体は、(1)受容穴、(2 )気化器から延び穴の内周上の少なくとも二つの位置に連通する流体移送通路を 規定する。この装置は第二の本体も含む。第二の本体は、容器と連通する出入口 を規定し、(1)第一の本体に対する軸の周りでの第二の本体の回転と、(2) 第二の本体の円筒形部分の穴に沿った軸方向の移動に適応するために穴に受容さ れる円筒形部分を規定する。円筒形部分は出入口から穴へ延びる流体移送通路を 規定する。第二の本体は、その少なくとも二つの異なる回転位置において、(1 )第一の本体と第二の本体との間の流れを遮断する第一の軸方向位置と、(2) 第一の本体と第二の本体との間の流れを許容する第二の軸方向位置との間で軸方 向へ移動することができる。 移送装置の他の実施例は、液体麻酔薬の容器に気化器を接続するために麻酔薬 気化器上に取り付けるのに適しており、気化 器に取り付けられるようになされた第一の本体も含む。この本体は、(1)受容 穴と、(2)気化器から延び穴内部と連通する流体移送通路を規定する。第二の 本体は、容器と連通する出入口と、(1)第一の本体に対する軸の周りでの第二 の本体の回転と(2)第二の本体の円筒形部分の穴に沿った軸方向の移動に適応 するために穴に受容される円筒形部分とを含む。この円筒形部分は、出入口から 穴の内周上の少なくとも二つの位置へ延びる流体移送通路を規定する。第二の本 体は、その少なくとも二つの異なる回転位置において、(1)第一の本体と第二 の本体との間の流れを遮断する第一の軸方向位置と、(2)第一の本体と第二の 本体との間の流れを許容する第二の軸方向位置との間で軸方向へ移動することが できる。 本発明の他の形態によれば、貫通可能な閉鎖体を有する麻酔薬の容器に気化器 を接続するために麻酔薬気化器上に取り付けられる移送装置が提供される。この 移送装置は、閉鎖体を受容する領域を規定する本体を含む。閉鎖体を貫通する少 なくとも一つの中空貫通スパイク(spike)が受容領域に提供される。本体は、 スパイクと気化器との間の通路を規定する。クランプは、閉鎖体に係合するよう になされ、伸長位置と引き込み位置 との間で移動することができる。クランプを拡張位置と引き込み位置との間で移 動し、それによって容器閉鎖体をスパイクに押しつけ、スパイクを閉鎖体を貫通 させ、それによって容器閉鎖体を本体に固定する操作ハンドルがクランプに接続 される。 気化器の流体通路を麻酔薬容器に接続するために麻酔薬気化器上に取り付けら れる移送装置の他の形態が提供される。この装置は、固定部と、固定部上で回転 できるように取り付けられた回転可能な本体とを含む。固定部は、気化器流体通 路と円形アーク上の少なくとも二つの位置との間で連通する流体通路を有する。 本体は、容器を接続することができる受容領域を規定する。本体は、本体が二つ の回転位置のそれぞれにあるときに容器と固定部流体通路との間で連通する流体 通路も規定する。一方の位置は充填位置であり、他方の位置は排水位置である。 好ましい実施例では、固定部と回転可能な本体は全体として、平坦な結合表面 を規定する。固定部は、気化器流体通路と固定部の一面との間で連通する流体通 路を規定する。回転可能な本体は、容器と回転可能な本体の一面との間で連通す る流体通路を規定する。固定部および回転可能な本体の流体通路は、回転 可能な本体の二つの回転位置でしか連通しない。 本発明の他の多数の利点および特徴は、本発明の下記の詳細な説明、請求の範 囲、添付の図面から容易に明らかになろう。 図面の簡単な説明 添付の図面は本明細書の一部をなし、全体を通して同じ部品には同じ符号が用 いられている。 第1図は、麻酔薬容器と、麻酔薬容器を従来技術の気化器(図示せず)に取り 付けるコネクタチューブの分解部分斜視図である。 第1B図は、全体的に第1図の平面1B−1Bに沿ってとったコネクタチュー ブの部分平面図である。 第2図は、第1図に示したコネクタチューブの断面図である。 第3図は、第1図に示したコネクタチューブおよび容器の端部の大幅に拡大し た部分断面図である。 第4図は、本発明の1つの目的の一定の見地からみたいくつかの一般的な特徴 を示す概略図である。 第5図は、気化器または気化器に接続された中間移送装置に受容されるように なされた端部ピンを有する麻酔薬移送システムコネクタチューブの一端の、部分 的に断面図で示された部分 側面図である。 第6図は、図示を容易にするためにコネクタチューブを省略した第5図に示し た端部ピンの前面立面図である。 第7図は、第6図に示した端部ピンの平面図である。 第8図は、第5図ないし第7図に示したコネクタチューブ端部ピンの修正形態 の概略側面図である。 第9図は、第5図ないし第7図に示したコネクタチューブ端部ピンの修正形態 の概略側面図である。 第10図は、第5図ないし第7図に示したコネクタチューブ端部ピンの修正形 態の概略側面図である。 第11図は、第5図ないし第7図に示したコネクタチューブ端部ピンの修正形 態の概略側面図である。 第12図は、第5図ないし第7図に示したコネクタチューブ端部ピンの修正形 態の概略側面図である。 第13図は、コネクタチューブピン、およびコネクタチューブに結合するよう になされた気化器の部分の他の実施例の部分分解斜視図である。 第14図は、コネクタチューブの他の実施例の容器および結合端部の部分分解 斜視図である。 第15図は、コネクタチューブ端部ピンおよび移送装置の他の形態の概略部分 断面図である。 第16図は、コネクタチューブ端部ピンおよび移送装置の他の形態の概略部分 断面図である。 第17図は、移送装置および麻酔薬容器の他の形態の概略部分断面図である。 第18図は、移送装置および麻酔薬容器の他の形態の概略部分断面図である。 第19図は、第17図および第18図に類似しており、第17図および第18 図中の中間移送装置の修正例を示す図である。 第20図は、第15図および第16図に類似しており、第15図および第16 図中の移送装置の他の修正例を示す図である。 第21図は、気化器上に取り付けられた移送装置の好ましい一実施例の部分斜 視図である。 第22図は、異なる角度からとった第21図に示した移送装置の別の斜視図で ある。 第23図は、第21図および第22図に示した移送装置の前 面立面図であり、移送装置の動作シーケンスを示す図である。 第24図は、第21図および第22図に示した移送装置の前面立面図であり、 移送装置の動作シーケンスを示す図である。 第25図は、第21図および第22図に示した移送装置の前面立面図であり、 移送装置の動作シーケンスを示す図である。 第26図は、第21図および第22図に示した移送装置の前面立面図であり、 移送装置の動作シーケンスを示す図である。 第27図は、第21図および第22図に示した移送装置の前面立面図であり、 移送装置の動作シーケンスを示す図である。 第28図は、第21図および第22図に示した移送装置の前面立面図であり、 移送装置の動作シーケンスを示す図である。 第29図は、移送装置の分解斜視図である。 第30図は、第27図の平面30−30に沿ってとられ、ラッチ解除状態にあ るラッチピンを含む装置の装填/取り外し、「ホーム」(home)位置を示す、移 送装置の一部の拡大部分断面図である。 第31図は、全体として第30図中の平面31−31に沿ってとった断面図で ある。 第32図は、全体として第28図中の平面32−32に沿っ てとった側面立面図である。 第33図は、全体として第32図中の平面33−33に沿ってとった断面図で ある。 第34図は、全体として第24図中の平面34−34に沿ってとった部分断面 図である。 第35図は、全体として第34図中の平面35−35に沿ってとった部分断面 図である。 第36図は、第35図に類似しているが、操作ハンドルを後方に移動したとき にラッチピンが外れたことを示す図である。 第37図は、全体として第25図中の平面37−37に沿ってとった部分断面 図である。 第38図は、全体として第31図中の平面38−38に沿ってとった部分断面 図である。 第39図は、全体として第33図中の平面39−39に沿ってとった部分断面 図である。 第40図は、全体として第26図中の平面40−40に沿ってとった拡大部分 断面図である。 第41図は、全体として第27図中の平面41−41に沿ってとった拡大部分 断面図である。 第42図は、全体として第28図中の平面42−42に沿ってとった拡大部分 断面図である。 第43図は、気化器に取り付けることができる移送装置に受容される麻酔薬容 器の概略側面立面図である。 第44図は、第43図に示した容器に組み込まれるマイクロプロセッサチップ および着色素子の側面立面図である。 第45図は、第44図に示した素子の平面図である。 第46図は、第44図および第45図に示したマイクロプロセッサチップおよ び着色素子を含む、第43図に示した容器上の閉鎖体の端面図である。 第47図は、第43図に示した移送装置に取り付けられる環状アンテナの前面 図である。 第48図は、第47図に示したアンテナの側立面図である。 好ましい実施形態の説明 本発明は、麻酔薬容器を気化器に接続する方法および装置を含む新規のシステ ムを提供する。このシステムは、様々な異なる特徴および機能が組み込まれたい くつかの異なる設計で提供することができる。 本発明の一形態によれば、移送装置は、改良された保持構造 または係合構造を用いて麻酔薬容器を気化器に接続する手段を含む。 本発明の他の形態は、設計および動作に関するデータまたは条件を読み取り、 使用し、記録する新規の方法を含む。これは、移送装置および麻酔薬装置を監視 し、連動させ、制御し、操作する際に使用することができる。 この方法は、コード読取り装置システムと、機械的キー、電気キー、電子キー 、関連する検出器、監視システムおよび警告システム、記録システム、操作シス テム、制御システムを含め、表示が組み込まれたユニークなコード化システムと を用いて実施することができる。 本発明の他の形態は、麻酔薬を容器から気化器に投与できるようにし、かつ麻 酔薬を気化器から容器に排水できるようにする内部弁システムを含む多重位置移 送装置を含む。移送装置は、容器が適切に接続された場合にしか弁を作動させな い機構を備えることができる。 本発明のいくつかのシステムの様々な装置はモジュールフォーマットで提供す ることができる。単一の主移送機構を用いて様々な異なる容器および気化器を収 容する挿入部分を提供する ことができる。 この発明では多数の異なる形の実施例が可能であるが、本明細書および添付の 図面は、本発明の例としていくつかの特定の形態しか開示しない。しかし、本発 明は、そのように説明する実施例に限るものではない。本発明の範囲は、添付の 請求の範囲で指摘される。 説明を容易にするために、本発明のシステム構成要素を通常の動作位置で説明 し、この位置を基準として上部、下部、水平などの語を使用する。しかし、当然 のことながら、説明する位置以外の配置で本発明の構成要素を製造し、貯蔵し、 輸送し、販売することができる。 本発明の構成要素を示す図は、すでに知られており、当業者から認識されるで あろういくつかの機械的要素、電気的要素、電子的要素を示す。そのような要素 の詳細な説明は、本発明を理解するうえで必要なものではなく、したがって本明 細書では、本発明の新規の特徴の理解を容易にするのに必要な程度にのみ提示す る。 第1図は、コネクタチューブまたはチューブアセンブリ12と麻酔薬供給容器 14とを含む移送装置を使用することによっ て従来型の麻酔薬気化器(図示せず)を充填する従来技術のシステムを示す。チ ューブアセンブリ12は、チューブアセンブリ12を気化器に接続するコネクタ 部材16(替りに結合部材、気化器アダプタあるいは端部ピンを選ぶこともある )を含む。チューブアセンブリ12の他端は閉鎖体アダプタ18を含む。このシ ステムは、Abbott Laboratories,Inc.,One Abbott Park Road,Abbott Park, Illinois 60064-3500,U.S.A.およびAbbott S.P.A.,04010 Campoverde,Latina ,Italiaから商標SECURITY LOCKTM Vapofillの下で販売 されている。 第3図に詳しく示すように、閉鎖体20は供給容器14上に取り付けられ、カ ラー22が閉鎖体20を容器14上に保持する。カラー22は、容器14の上部 フランジ24の上にスナップ式に嵌合するように設計される。別法として、閉鎖 体20は金属クリンプ(図示せず)によって容器14上に保持することができる 。閉鎖体20の下部21は容器14の開放ネック内に配置される。カラー22か らの下向きの圧力によって、供給容器14の内容物は実際上、大気から密閉され る。 第2図に最も良く示したように、コネクタチューブ12は、 容器14を気化器に接続するように設計された二本のチューブを収納する。図示 した実施例では、これらのチューブは、(1)排出通路を規定する充填部材、ま たは充填チューブ、または充填導管26と、(2)ガス通気通路を規定する通気 部材、または通気チューブ、または通気導管28であり、共にカバー部材58の 内側に位置決めされる(代替設計では、カバー部材58は充填導管として機能す ることも、あるいは通気導管として機能することもでき、どちらの場合も、管状 カバー部材58内には導管は一つしかなく、カバー部材58は、他の導管の機能 を実行するように気化器アダプタ16および閉鎖体アダプタ18に適当に接続さ れる)。好ましくは、充填導管26と通気導管28は、それらの管のねじれまた はよじれの可能性を低減させるために、閉鎖体アダプタ18と気化器アダプタ端 部ピン16との間を互いに接触せずに横切る(図示せず)。 可撓性を付与するためにカバーチューブ58上に波形可撓性領域30が設けら れ、そのため、カバーチューブ58は、その領域ではねじれるまたはよじれるの ではなくたわむ。これによって、充填チューブ26および通気チューブ28がね じれる可能性が低減し、チューブアセンブリ12全体を接続するための 可撓性が与えられる。充填チューブおよび通気チューブの材料は、その不活性と 、麻酔薬蒸気による透過に対する耐性のためにポリテトラフルオロエチレンであ ることが好ましい。カバーチューブ58は、波形可撓性領域30を形成する際の 融通性および容易さのために塩化ポリビニルであることが好ましい。 気化器アダプタまたは端部ピン16は、カバー部材58の一端に取り付けられ 、気化器に結合する標準構成のものである。ピン16は第1図および第2図では 、直線ブロックとして示されている。気化器アダプタ端部ピン16は、一端から 延びカバーチューブ58にはまる円筒形部分38を有する。ピン16は、気化器 上の受容コネクタまたは移送装置の特定の形状に適合するように他の形状で提供 することができる。多くの場合、気化器は、麻酔薬容器を取り付ける際の誤りの 可能性を最小限に抑えるために特定の形状の受容コネクタと共に設計される。し たがって、コネクタチューブ12は、それと共に使用すべき気化器に特有の気化 器アダプタ端部ピン16を備えることができる。 ピン16は、隅縁部に沿って凹状溝39(第1B図)を備え、それによって、 このピンと共に使用すべき特定の気化器の対応するコネクタ部分内で正しく配向 できるようにする非対称形状 を付与することもできる。これは好ましくは、国際標準化機構(I.S.O.) の適用する規格に従って設計される。 気化器アダプタ端部ピン16は、カバーチューブ58の上方で外側からクリン プされ、かつ気化器アダプタの端部ピン16の円筒形部分38の周りにカバーチ ューブ58を締めつける金属片36によってカバーチューブ58に結合可能に取 り付けられる。気化器アダプタ16は、それぞれ、充填部材または充填導管26 および通気部材または通気導管28と直接連通する、充填流路32および通気流 路34も備える。 充填部材26は充填流路32内にプレスばめされ、通気部材28は通気流路3 4内にプレスばめされる。充填流路32の出口孔42および通気流路34の出口 孔40は、それぞれ、充填される気化器の部分および空気が真空排気される気化 器の部分と連通するように、この装置と共に使用する気化器向けの標準配向で位 置決めされる。 システムの使用前、または使用後に出口孔40および42を閉塞する、プラグ またはスタブ(stub)48および50を含む閉塞キャップ46が設けられる。ス タブ48および50をそれぞれ出口孔40および42に挿入し、これらの出口孔 を閉塞す ることができる。保持ひも52は、チューブ12と閉塞キャップ46との間で延 び、気化器アダプタ端部ピン16から閉塞キャップ46を取り外すときに閉塞キ ャップ46がチューブ12から分離するのを防止する。 閉鎖体アダプタ18は形状がほぼ卵形円筒であり、一端から円形円筒部分54 (第2図)が延びる。円筒形部分54は、チューブ58内にはまり、カバーチュ ーブ58の上方で外側からクリンプされ閉鎖体アダプタ18の円筒形部分54の 周りにカバーチューブ58を締めつける金属片56によってチューブ58に結合 するように寸法付けされる。閉鎖体アダプタ18は、充填部材または充填導管2 6に直接連通する充填流路61も備え、閉鎖体アダプタ18を通じて通気部材ま たは通気導管28に直接連通する通気流路63を備える。充填部材26および通 気部材28はそれぞれ、充填流路60および通気流路62内にプレスばめされる 。 充填流路61および通気流路63はそれぞれ、貫通部材72および74で終端 する。貫通部材72および74は、好ましくは閉鎖体アダプタ18の一部として 形成された中空針状部材である(ただし、必要に応じて金属製または硬質プラス チック製 の別々のインサートでもよい)。 閉鎖体アダプタ18の端部のほぼ卵形の形状71は、閉鎖体20の対応する形 状に結合するように選択される。当然のことながら、麻酔薬の容器は、容器を誤 った気化器にフック留めされる事故を回避する特定の形状の閉鎖体を有すること ができる。 二つのシール60および62は、閉鎖体20の上面ぎりぎりの位置から凹状に 配置される。二つのシール60及び62は、ほぼ丸くもろい円盤であり、閉鎖体 20と一体に形成される。通気流路76を通じて通気チューブ28内へ液体が流 れないように、必要に応じて一方向逆止弁80を通気流路76内にプレスばめす ることができる。 閉鎖体20および閉鎖体アダプタ18上にはそれぞれ、ロッキング手段68お よび70が配置される。閉鎖体ロッキング手段68は、閉鎖体20の外面上に配 置され、全体として、外側に突き出るくさびの形をしている。閉鎖体アダプタ固 着手段70は、閉鎖体アダプタ18上の対応する位置に配置され、全体として凹 状縁部の形をしている。閉鎖体20と閉鎖体アダプタ18が係合することによっ て、くさび形状が凹状縁部に係合し、それによって、コネクタチューブ12の閉 鎖体20か らの分離が防止される。 ちりよけキャップ64および66はそれぞれ、閉鎖体20および閉鎖体アダプ タ18の開放端部を覆い、閉鎖体アダプタ18を閉鎖体20に結合することが必 要になるまで内側表面の清浄度を維持する。 手術室で、麻酔士は、それぞれ、閉鎖体20、逆止弁80、ちりよけキャップ 64が取り付けられた、様々な供給容器から投与すべき適当な麻酔薬を選択する 。選択された麻酔薬の特定の閉鎖体20に結合するように設計された閉鎖体アダ プタ18を有するコネクタ12をその梱包から取り外す。ちりよけキャップ64 および66を取り外し、ロッキング手段68および70が係合するように閉鎖体 20に閉鎖体アダプタ18を挿入する。この係合動作によって、貫通手段72お よび74がそれぞれ、シール60および62に係合し、それによってシールが貫 通される。次いで、閉塞キャップ46を取り外し、気化器アダプタ端部ピン16 を気化器内に挿入する。ピン16は、それが気化器から外れないように、ピン1 6の周りを通過し、かつ固定されたストラップ(図示せず)を用いて気化器上の 所定の位置に取り外し可能に保持される。次いで、前記容器14と気 化器との間で麻酔薬が流れることができる。 治療での使用時に、麻酔士は他の麻酔薬を投与することもできる。麻酔薬を変 更する際には、気化器から気化器アダプタ16を取り外し、閉塞キャップ46を 穴40および42に再挿入する。次いで、この気化器に結合するように寸法付け された気化器アダプタ端部ピン16を有するコネクタ12と麻酔薬ボトル14と からなる第二のシステムを使用して他の麻酔薬を投与することができる。 システムを使用後に分解するには、気化器から気化器アダプタ16を取り外し 、閉塞キャップ46を孔40および42に再挿入する。次いで、それ以上分解す ることなく麻酔薬容器を含むシステム全体を廃棄する。 前述の従来技術のコネクタチューブまたは麻酔薬容器閉鎖体およびこれらの双 方の機能を組み込むことができる改良されたシステムを第4図に示す。気化器に 麻酔薬を充填するシステムの構成要素を、キャップまたは閉鎖体20Aを有する 麻酔薬容器またはボトル14Aを受容するようになされた充填システム102の 一部として概略的に第4図に示す。ボトル14Aおよび閉鎖体20Aは、好まし い形態では、それぞれ、上記で第1 図および第3図に関して説明したボトル14および閉鎖体20と同様であり、あ るいはそれらと同じである。しかし、閉鎖体20Aが、下記で詳しく論じるある 種の修正例を含み得ることが考えられる。 システム102は、動作時に、液体麻酔薬を蒸発させ、酸素や亜硝酸など他の ガスと混合し、プロセスフロー矢印106で示したガス混合物を与える気化器1 04を含む。プロセスフロー矢印108で示したように、適当な供給量のそのよ うな他のガスまたはガスの混合物が気化器に供給される。 気化器104に流入し、気化器104から流出するガスは、ガスパラメータ制 御システム110によって制御される。気化器104およびガスパラメータ制御 システム110は、当業者なら理解できる従来の方法で麻酔薬を制御する特殊な 設計を有することも、あるいはそのような従来型の設計を有することもできる。 本発明のある種の形態と共に使用するために提供することができるある種の動作 制御機構または連動機構、および監視システムを除いて、気化器104およびガ スパラメータ制御システム110の詳細な設計および動作は本発明のいかなる部 分も形成しない。 第4図は、麻酔薬を容器14Aから気化器104へ移送する移送システム11 6を概略的に示す。システムは好ましくは、麻酔薬液を気化器容器から容器14 Aに戻せるようにすることもできる。 移送システム116は移送装置120を含み、この移送装置は、気化器104 の一体部分として組み込むことができ、あるいは気化器104に一時的または永 久的に取り付けることができるまったく別の装置であってもよい。 移送装置は、気化器104の一体部品として製造されるか、それとも別体とし て設けられ気化器104に取り付けられるかにかかわらず、通常、容器閉鎖体( たとえば、第4図の閉鎖体20A)と、容器14Aと移送装置120との間に中 間接続装置として挿入された(チューブ12Aなどの)移送チューブの端部との どちらかを受容する凹部またはソケットまたは他のタイプの保持アセンブリ12 9を含む受容ステーションを規定する。 チューブ12Aは、上記で第1図ないし第3図に関して詳しく説明したチュー ブアセンブリ12にほぼ類似したものでよい。しかし、当然のことながら、移送 チューブ12Aは、下記で詳 しく説明する追加機能を組み込むことができる。移送チューブ12Aは、管状部 材58Aを介して閉鎖体アダプタ18Aに結合されたアダプタ、または継手、ま たは端部ピン16Aを含むことができる。ピン16A、管状部材58A、アダプ タ18Aはそれぞれ、上記で第1図ないし第3図に関して詳しく説明したピン1 6、管状部材58、アダプタ18と同様のものでよい。しかし、本発明のある種 の形態では、ピン16Aまたはアダプタ18A、あるいはその両方、ならびに容 器閉鎖体20Aは、下記で詳しく説明するように、新規の追加機能を組み込むよ うに修正することができる。移送チューブ12Aおよびボトル閉鎖体20Aに含 めることができる新規の機能には、移送システム構成要素を適切に接続したとき に情報を提供する表示が含まれる。 本発明のある種の形態は、下記で詳しく説明するように、選択された結合構成 要素のみの接続に適応し、安全な耐漏洩アセンブリを与えるユニークな機械的係 合構造および固定アセンブリを移送装置120の一部として含む。 本発明の他の形態は、様々な方法で使用できる接続に関する情報を処理する接 続応答システム130を含む。好ましい実施 例では、応答システム130には、光学的、磁気的、電子的、電気的等に検知さ れた、構成要素または接続、あるいはその両方に関する情報を処理する電子シス テムまたは電気システムが組み込まれる。好ましくは、応答システム130は、 適切に接続された構成要素に関連付けられた特徴または表示を検知するセンサに 関連付けられ、あるいはそのようなセンサを含むインタフェースシステム132 を含む。第4図で、移送装置中の構成要素からインタフェースシステム132へ の情報の転送は線133で表されている。インタフェースの状態を検知したこと に応答して信号を生成する手段が提供される。この信号は、ビジュアルディスプ レイ136を生成するために使用することも、あるいは他の何らかの監視システ ム138、記録システム140、制御システム142などで使用することも、あ るいはその両方に使用することもできる。 したがって、接続が適切に行われたときにインタフェースシステム132によ って検知されるインタフェース特性は少なくとも、適切な接続が確立されたこと を示すように働くことができる。さらに、インタフェースシステム132によっ て検知される様々な特徴または表示は、容器の寸法、麻酔薬のタイプ、 有効期限、容器の妥当な位置など、容器14Aの特性を表すこともできる。その ような特性は、ディスプレイ136に視覚的または聴覚的に表示することも、あ るいはモニタ138で監視することも、レコーダ140に記録することも、連動 システムまたは制御システム142で入力として使用して気化器104の動作に 影響を与えることも、あるいはそれらを組み合わせて行うこともできる。たとえ ば、容器14Aの寸法およびタイプがシステム132によって検知されないかぎ り、気化器104が動作するのを妨げることができる。さらに、記録システム1 40は、使用された容器および麻酔薬のタイプ、そのような容器が接続された回 数などを記録することができる。 そのような情報は、たとえば、累積動作時間、特定の1種類または数種類の麻 酔薬に関する累積使用量、動作条件、システムに接続された各容器ごとの動作時 間などで表した動作履歴および麻酔薬使用状況を与えるために、気化器104お よび内部クロックシステムと相関付けることができる。これは、特定の患者への 麻酔薬の投与の記録の一部、ならびに装置履歴および構成要素ライフサイクルデ ータ、製品使用状況データ等として価値ある情報を与えることができる。 気化器104の任意選択の制御は、第4図に制御信号146で概略的に示した インタフェースシステム132を介して行うことができる。ガスパラメータ制御 システム110は同様に、第4図に制御線148で概略的に示したように制御す ることができる。気化器104およびガスパラメータ制御機構110を制御する だけでなく、人口呼吸装置、掃気システム、フレッシュガスミキサなどを含め、 麻酔薬システムの他の構成要素を制御することができる。これは、適当な付属計 器および制御機構を含むインタフェースシステム132を介して行うことができ る。 ディスプレイ136は、適切な警報信号または警告信号、ならびにアドバイス メッセージおよび状況メッセージを含むこともできる。したがってさらに、使用 中の特定の麻酔薬または麻酔薬容器、あるいはその両方に従って気化器の動作パ ラメータを自動設定することができる。 移送チューブ12Aの様々な実施例を第5図ないし第14図に示し、次に詳し く説明する。ユニークな機械的コード化構成、またはキーイング構成、または構 造構成を組み込んだ一実施例を、移送チューブ12Bと共に使用するものとして 第5図ないし第7図に示す。 チューブ12Bは、好ましい形態では、結合部材またはアダプタ端部ピン16 Bと、第1図ないし第3図に示した実施例に関して上記で説明したアダプタ18 と同じ容器閉鎖体アダプタ(図示せず)にピン16Bを結合する管状部材58B とを含む。ピン16Bおよびカバー部材58Bの内部構造は、第1図ないし第3 図に示した実施例に関して上記で説明したピン16および部材58中の構造と同 じである。しかし、第5図ないし第7図に示した実施例では、従来型のキーイン グシステムを補足するために追加機械的コード化システムまたはキーイングシス テムが提供される。 ピン16B中の従来型のキーイングシステムはノッチ39Bを含む。ノッチ3 9Bは、好ましい形態では、第1図に示した実施例に関して上記で説明したノッ チ39と同じである。ノッチ39Bの構成は、I.S.O.標準を満たしており 、好ましくはI.S.O.標準第5360号によって標準化される。ピン16B 上のこのノッチ構成は、特定の麻酔薬に応じて異なり、特定の麻酔薬と共に使用 される気化器上のI.S.O.標準化受容充填出入口に結合するようになされる 。したがって、第4図を参照すると分かるように、移送装置120は、ノッチ 39Bに結合する適当なキーを含み、かつ気化器104の一体部分であってよい 。別法として、そのようなキー付き移送装置120は、気化器104に取り付け られ適当に接続された別体の装置でよい。 継手またはピン16Bは、互いに反対方向へ延びる一対のフランジ150およ び152の形の追加キーシステムを含む。フランジ150は、ほぼ弧状であり、 あるいは部分的に円筒形の表面154を有し、フランジ152は、ほぼ弧状であ り、あるいは部分的に弧状の円筒形の表面156を有する。さらに、フランジ1 50は、弧状であり、あるいは部分的に円筒形の背面160を有する凹状ノッチ 158を規定する。同様に、フランジ152は、弧状であり、あるいは部分的に 円筒形の背面164を有する凹状ノッチ162を規定する。 凹部158は凹部162よりも深い。このため、非対称的なフランジキー構成 がもたらされる。いくつかの異なるピン16Bがそれぞれの異なる凹部深さを備 えることができ、麻酔薬製造業者の認識(ID)、チューブ12Bが接続するよ うになされた容器のタイプまたは寸法など、麻酔機容器または麻酔薬の特性に関 連付けて特定の各凹部深さ構造を決めることができる。 もちろん、(第4図に示した一体型移送装置120または別体型移送装置12 0中の)気化器上の充填出入口は結合受容キー構成を有する。これによって、I .S.O.ノッチ39Bと追加キー付きフランジ150および152との両方の 構成が、特定の気化器と共に使用するのに妥当なものでないかぎり、気化器への ピン16Bの接続が防止される。 (気化器内の、または気化器に取り付けられた)移送装置120は、上記で第 4図に関して論じたインタフェースシステム130などのインタフェースシステ ムの一部としてキー付きフランジの存在を検知するためにキー付きフランジ15 0および152の形状に応答する適当な機械的検知構造または係合構造を備える ことができる。前述のように、そのようなインタフェースシステムは、適当なキ ー構成に応答して、気化器またはその他の麻酔薬装置構成要素の動作を制御し、 情報および動作を監視し、情報を記録し、状況メッセージ、警報などを表示する ことができる。 チューブアセンブリおよびピンの他の実施例は、第8図に示され、全体的に参 照符号16Cで識別されている。ピン16Cは、第4図に示したピン16Aまた は第5図ないし第7図に示 したピン16Bの代わりに、接続チューブアセンブリの端部に取り付けるように なされる。 ピン16Cは、第5図ないし第7図に示した実施例に関して上記で説明したノ ッチ39Bと同じ標準的な、麻酔薬特有のI.S.O.ノッチ39Cを含む。ピ ン16Cは、凹部または突起などの追加の構造的なキーまたは機械的なキー15 3Cの形の表示を含むフランジ151Cも有する。 フランジ151Cまたはキー153C、あるいはその両方に係合し、あるいは それを検知し、あるいはその両方を行う適当な結合構成要素が、(気化器104 上または気化器104内に存在するように第4図に示された移送装置120など の)気化器移送装置に提供される。フランジ151Cまたはキー153C、ある いはその両方は、コード化された外形を有し、適切な接続が確立されたことや、 容器の寸法、有効期限などその他の情報の表示を提供するために使用することが できる。このような特徴点は、前述のように、監視、記録などのために、上記で 第4図に関して説明した応答システム130によって使用することができる。フ ランジ151Cまたはキー153C、あるいはその両方によってスイッチまたは その他の受容装置を作動さ せ、あるいは検知して、システム130へ情報を転送することができる。 第9図は、第4図に示したチューブアセンブリ12Aなどのチューブアセンブ リの端部に取り付けるようになされたピンの他の形態を示す。ピン16Dは、電 気的または電気機械的コードまたはキーイングシステム153Dの形の表示を含 む。これはたとえば、特殊なパターンとして接続され、気化器104(第4図) 上または気化器104中の移送装置120内の結合電気端子に係合するようにな された数組の電気接点を含む。ピン16Dが移送装置120に適切に挿入されな いかぎり、完全な電気回路を確立することはできない。したがって、この電気回 路が確立されたことは、適切な接続が行われたことを示す。 電気回路のパターンには、麻酔薬のタイプ、容器の寸法、容器内の麻酔薬の有 効期限など特定のパラメータに関連付けることができる特定のコード化関係をさ らに割り当てることができる。これらの特徴点は、他のフィーチャと共に、必要 に応じて、上記で第4図に関して詳しく説明したように動作連動機構、監視警報 システム、記録システム、制御システムなどで使用できるように、第4図に示し た応答システム130によって使用す ることができる。 ピン16Dは、移送装置120(第4図)内の適当な受容構造に係合できるフ ランジ151Dを含むことができる。フランジ151Dは必要に応じて、スイッ チに係合することも、あるいは追加表示、またはコード化、またはキーイングを 与える手段として移送装置内の検知装置によって検知することもできる。 ピンの他の実施例は、第10図に全体的に参照符号16Eで指定されている。 ピン16Eは、第9図中のピン16Dに類似している。しかし、ピン16Eは、 その上に電気的キーイングシステムまたは電気機械的キーイングシステム153 Eが配置された、はるかに厚いフランジ151Eを有する。システム153Eは 、上記で第9図に関して説明したキーイングシステム153Dの場合と同様に応 答システム130(第4図)の適当な検知インタフェースシステム132によっ て検知できる情報を含む表示として特徴づけることができる。 第11図および第12図は、電子的キーまたは表示が組み込まれた結合部材ま たはピンの追加実施例を示す。具体的には、第11図は下部フランジ151Fを 含むピン16Fを示す。ピン16F上またはピン16F内に電子キー153Fが 取り付け られる。電子キー153Fは、従来型の表面弾性波装置、磁気データ記憶媒体な どでよい。現在企図されている好ましい実施例では、キー153Fは、Tagm an Italia S.r.l.から販売されているセンサなどの無線周波数 センサによって検知できる無線周波数装置でよい。 ピン16Fが気化器(第4図中の104)中の移送装置(第4図中の120) に挿入されたとき、移送装置内に設置された検知装置によってキー153Fを検 知することができる。次いで、(上記で第4図ないし第10図に関して詳しく説 明したように)この情報を使用して、接続が確立されたことを確認し、あるいは 応答システム(第4図中の130)で使用すべき追加情報を提供することができ る。この情報は、麻酔薬のタイプの認識(ID)、容器の寸法、有効期限などを 含むことができる。 ピン16Fの修正例が第12図に示されており、この図では、修正されたピン が全体的に参照符号16Gで指定されている。ピン16Gは、拡大フランジ15 1Gを含む。フランジ151G上またはフランジ151G内に電子キー153G の形の表示が取り付けられる。移送装置に関連するピン116Gの動作は、第1 1図に示したピン16Fに関して上記で説明したのとほぼ 同じである。しかしもちろん、ピン16Gを受容する移送装置は必然的に、より 大きな(より厚い)フランジ151Gを受容するように修正される。 電気キーまたは電子キー(たとえば、153D、153E、153F、153 G)および受容移送装置中の関連する検知システムには、適当な特殊設計を組み 込むことも、あるいは適当な従来型設計を組み込むこともできる。したがって、 第9図ないし第12図に示した電気キーシステムまたは電子キーシステムの詳細 な設計は、それ自体では本発明のいかなる部分も形成しない。 第13図および第14図は、上記で第1図ないし第4図に関して論じたチュー ブアセンブリ12および12Aと同様なチューブアセンブリを使用する本発明の 他の形態を示す。この修正チューブアセンブリは、第13図および第14図に全 体的に参照符号12Hで示されている。チューブアセンブリ12Hの一端は、気 化器すなわち(上記で第4図に関して説明した気化器104などの)の一部であ る移送装置120Hに規定された出入口で受容されるようになされる。 チューブアセンブリ12Hの他端は、容器14Hすなわち上 記で第1図ないし第4図に関して説明した容器14の修正例に接続されるように なされる。容器14H上に閉鎖体20Hが取り付けられ、この閉鎖体は、チュー ブアセンブリ12Hに接続するための卵形突起21Hを有する。突起21Hの各 面は、チューブアセンブリ12Hの端部に係合するロッキング部材68Hを含む 。 閉鎖体20Hは、第1図ないし第3図に関して説明した閉鎖体20の内部構造 とほぼ同じ内部構造を有する。しかし、突起21Hの外側部分は、一つまたは複 数のドットまたはスポットの形の表示を含むように修正される。第14図に示し た好ましい実施例では、閉鎖体突起21Hの表面上に二つの着色ドット23Hが 設けられる。 チューブアセンブリ12Hは、容器の閉鎖体突起21Hに結合するようになさ れた閉鎖体アダプタ18Hを含む。閉鎖体アダプタ18Hの構造は、第1図ない し第3図に示した実施例に関して上記で説明した閉鎖体アダプタ18に類似して いる。しかし、閉鎖体アダプタ18Hは、閉鎖体20H上の表示23Hを検知す る光ファイバ検知システムを含む。具体的には、第14図に示した実施例では、 二本の光ファイバ19Hの端部が 閉鎖体アダプタ18Hの壁の穴に取り付けられる。光ファイバは、閉鎖体アダプ タ18Hが閉鎖体20Hの突起21Hに適切に接続されたときに閉鎖体20H上 の着色ドットまたはスポット23Hに位置合わせされるように構成される。光フ ァイバは、適切な監視システムまたは制御システム(たとえば、第4図に示した 応答システム130)に接続することができる。光ファイバ19Hは、そのよう な監視システムまたは制御システムに永久的に取り付けることも、あるいは、監 視制御システムと閉鎖体アダプタ18Hのどちらかに接続し、そのどちらかから 切り離すように設計することもできる。 閉鎖体アダプタ18Hと閉鎖体20Hとの間に適当な接続を確立すると、光フ ァイバは着色ドット23Hから監視システムまたは制御システム、あるいはその 両方へ光を送る。着色ドットからの光を受け取ったときに適当な信号を生成し、 適切な接続が確立されたことを示すことができる。 第14図に示したシステムは、単一のタイプのチューブアセンブリ12Hを様 々な麻酔薬と共に使用できるようにするキーシステムまたはコードシステムを提 供する。さらに、このシステムでは、各麻酔薬タイプごとにドットまたはスポッ ト23H の色だけが異なるものであればよいので、単一のタイプの閉鎖体20Hを様々な 麻酔薬と共に使用することができる。検知制御システムは、当業者に周知の従来 型のプロセスを介して、様々な色を区別することができる。特定のタイプの気化 器では、特定の所定の色または一組の色がセンサシステムによって認識される。 適当な色を認識することによって、気化器が動作できるようにし、あるいは(麻 酔薬のタイプ、容器の寸法など)適当な状況情報を表示し、あるいはその両方を 行う信号が生成される。 所定の色が認識されない場合、気化器が動作を妨げられ、あるいは適当な警告 メッセージまたは警報メッセージが表示され、あるいはその両方が行われる。 チューブアセンブリ12Hは、容器閉鎖体上の着色ドットを検知する光ファイ バシステムだけでなく、第13図に示した気化器上または気化器中の移送装置1 20Hに接続された同様なシステムをチューブアセンブリ12Hの端部上に備え ることができる。チューブアセンブリチューブ12Hの気化器端部はピン16H を含み、このピンは、第5図ないし第7図に示した実施例に関して上記で説明し たピン16Bとほぼ同じであっ てよい。したがって、ピン16Hは、I.S.O.ノッチ39Hなどの一つまた は複数の機械的キーを含むことができる。 しかし、ピン16Hは、頂部上向き表面上の表示も含む。図の好ましい実施例 では、この表示は着色ドットまたはスポット27Hの形態である。スポット27 Hは、所定の配列として構成され、特定の色を有する。 移送装置120Hの受容出入口内には、ブロック29Hに終端部がある検知装 置がある。複数の光ファイバ31Hがブロック29Hを貫通する。光ファイバ3 1Hの端部は、ピン16Hが受容出入口に適切に挿入されたときに着色スポット 27Hに位置合わせされるように構成される。光ファイバ31Hはスポット27 Hから光信号を送り、この情報は、状況情報を提供し、あるいは気化器またはそ の他の装置の動作を制御し、あるいはその両方を行うために、必要に応じて(た とえば、前述の第4図に示した応答システム130で)処理することができる。 ドットまたはスポット27Hは、麻酔薬のタイプ、容器の寸法などに関するコー ド化情報を提供することができる。ある種の応用例では、チューブアセンブリ1 2Hを、容器閉鎖体20Hに永久的に取り付けられた装置として提供することが 望ましい。 上記で第14図に関して論じた光ファイバシステム19Hの場合と同様に、光 ファイバセンサ29Hおよび関連する制御システムの設計では、当業者に知られ ており、その詳細が本発明のいかなる部分も形成しない適当な従来型の技法を使 用することができる。現在考えられているような使用できる光ファイバ検知シス テムには、Omron in Milan,Italy、Sensormati c S.r.l.in Bologna,Italy、and Keyence in Como,Italyから販売されているシステムが含まれる。 移送チューブアセンブリの端部に係合するために気化器上または気化器内で使 用できる固有の移送装置220を第15図および第16図に示す。これらの図で は、チューブアセンブリ端部ピン161は、移送装置220に挿入されている。 ピン161は、前述のピン16、16A、16B、16C、16D、16E、1 6F、16Gのどれかと同様なものでよい。ピン16Iは、液体充填通路226 およびガス通気通路228を規定する。ピン16Iは、ラッチングフランジまた はタブ229を備えることもできる。図示を容易にするために、第16図および 第15図から(第1図および第2図に関して上記で詳しく 説明した要素12および58と同様な、あるいはそれらと同じ)移送チューブを 省略してある。 移送装置220は、気化器(図示せず)上または気化器内に取り付けることが できる本体230を含む。本体230は、気化器の一体部分として提供すること も、あるいは気化器に取り付けるべき別体の構成要素として提供することもでき る。 本体は、ピンが本体230に適切に接続されたときにそれぞれ、ピン液体充填 通路226およびガス通気通路228と連通する、液体充填通路232およびガ ス通気通路234を規定する。本体230は、くさび246を受容する内部キャ ビティも規定する。本体230は、くさび246上の角度付きカム従動子表面2 33に係合する角度付きカム表面231を有する。 移送装置220は、本体230に取り付けられ、(図示しない適当な操作レバ ーまたはハンドルを介して)本体230に対して回転するようになされた回転可 能な部材238を含む。回転可能な部材238は、その端部上で円弧状に延びる 傾斜カム表面またはらせんカム表面240を含む。カム表面240は、本体23 0内に保持された固定くさび246上のカム従動子表面241に係合する。 固定部材246は、係合解除ロック解除位置(第15図)から係合ロック位置 (第16図)へ移動するようになされる。部材238を回転させると、傾斜カム 表面240はくさび246を係合解除位置から係合位置へ移動する。係合位置で は、第16図に示したように、くさび246は、ピン16Iに係合し、本体23 0の内側表面の本体通路232および234とピン16Iを密封係合させる。 好ましくは、移送装置220に新規の弁アセンブリも提供される。この弁アセ ンブリは、第一の弁ステム250と、弁ステム250に接続された第一の弁部材 252とを含む。弁ステム250は回転可能な部材238に取り付けられ、弁部 材252は、第15図に示したように充填通路232を閉塞するようになされる 。 第二の弁は、回転可能な部材238に取り付けられた弁ステム254と、第1 5図に示したようにガス通気通路234を閉塞するためにステム254の端部に 取り付けられた弁部材256とを含む。各弁ステム250および254は、移送 装置本体230中の関連する穴内に摺動可能に受容される。各ステム250およ び254の端部は、らせん経路の一部を規定する ように傾斜された弧状カムトラックに摺動可能に取り付けられる。したがって、 回転可能な部材238を回転させると、カムトラックは弁ステム250および2 54、したがって弁部材252および256を移送装置本体230の前方へ押し 、通路232および234(第16図)を開放する。 好ましくは、ピン16Iが移送装置220に適切に挿入されたことを検知し、 あるいは必要に応じて他の情報(たとえば、麻酔薬のタイプ、容器の寸法など) を提供し、あるいはその両方を行う検知システムが提供される。このために、ピ ン16Iは表示260を含む。移送装置本体262内に、この表示を検知し、あ るいは読み取る検知手段262が取り付けられる。表示260および検知手段2 62にはたとえば、第9図ないし第14図に示した実施例に関して上記で説明し た電気システム、または電子システム、または光学システム、またはその他のシ ステムを含めることができる。これには、レーザ光線走査可能なバーコード記録 、磁気データ記憶媒体などのシステムを含めることができる。 移送装置220は、ラッチレバー229を含む特殊な機械的キーシステムを含 むこともできる。このために、移送装置本体 230内に係合部材266が配設され、係合部材266は、ピン16Iが本体2 30に挿入されたときにフランジ229に係合する角度付き末端268を含むス テムを有する。部材266は通常、ばね268によって内側へバイアスされる。 ピン16Iが移送装置本体230に挿入されると、ピン上のフランジ229が部 材266に係合し、部材266を半径方向外側へばね268に押し付ける。部材 266のこの移動を使用して、連動システム、キー読取りシステム、またはその 他の検知インタフェースシステム中の適当なスイッチを作動させることができる 。 第17図および第18図は、第4図に概略的に示し上記で説明した移送装置1 20の機能を実行できる移送装置の他の形態を示す。第17図および第18図中 の移送装置は、全体的に参照符号320で示されており、気化器の一体部品とす ることも、あるいは、気化器に取り付けることができる別体として提供すること もできる。 装置320は、第1図ないし第3図に示したチューブアセンブリ12や第4図 に示したチューブアセンブリ12Aなど中間移送チューブアセンブリを使用する 必要なしに容器14Jを直 接受容するようになされる。容器14J上に閉鎖体20Jが取り付けられ、閉鎖 体20Jは、第1図ないし第3図に示した実施例に関して上記で説明した閉鎖体 20とほぼ同じ構造を有する。この構造は、カラー22Jおよび上向きに延びる 卵形突起21Jによって規定される外部構成を有する。 移送装置320は、(第4図に示した気化器104などの)気化器内または気 化器上に配設された本体330を含む。本体は、容器閉鎖体の卵形突起21J用 の受容凹部、または受容領域、または受容出入口331を規定する。本体330 は、カラー20J用の拡大凹部333を規定する。本体330は、移送通路また は充填通路332およびガス通気通路334も規定する。通路332および33 4は出入口331と連通する。貫通導管335が、通路332の端部に取り付け られ、出入口331内へ突き出ており、貫通導管337が、通路334の端部に 取り付けられ、出入口331内へ突き出ている。これらの貫通導管は、第3図に 示した貫通手段72および74に関して上記で説明したのと同様に閉鎖体シール を貫通するようになされる。 本体330内に規定された受容キャビティ340内に一対の 弧状固定フランジ339が互いに約180°離れた位置に取り付けられる。各固 定部材339は、圧縮ばね342によって半径方向外側へバイアスされる。 回転可能な部材338が、本体330内で固定部材342の半径方向外側へ回 転することができるように取り付けられる。部材338は、容器14Jの長手方 向軸に一致する中央軸の周りで回転することができる。部材338を回転するハ ンドル(図示せず)を提供することができる。 回転可能な部材338は、半径方向内側を向くカム表面344を規定する。カ ム表面344は一定の半径を有さないが、回転可能な部材338の回転可能な軸 とカム表面344との間の距離は、回転可能な部材338の内周の一部に沿って 最大距離(第17図)から最小距離(第18図)まで減少する。 手術者は最初、第17図に示したように移送装置320内に容器14Jを位置 決めし、次いで、貫通導管335および337が少なくとも部分的に閉鎖体20 Jの受容出入口で受容されるように、容器14Jを貫通導管335および337 に接触させて軸方向へ移動する。この点で、閉鎖体カラー22Jの底部は固定部 材339の傾斜表面に隣接する。次いで、回転可 能な部材338を回転させることができ、これによって、カム表面344は、固 定部材339に係合し、固定部材をばね342のバイアス力に対抗して閉鎖体カ ラー22Jに押し付ける。角度付き固定部材339がカラー22Jの下縁部に係 合すると、カラー22Jとカラー22Jに接続された容器14Jはさらに内側へ 貫通導管335および337上に押し付けられ、貫通導管は閉鎖体21J内のシ ールを貫通する。固定部材339は半径方向最内側位置(第18図)に保持され 、麻酔薬を気化器へ移送できるように容器14Jを移送装置320内で密封係合 状態に保持する。 弁システムは、第一の弁ステム350と、第一の弁部材352と、第二の弁ス テム354と、第二の弁部材356とを備え、それぞれ、上記で第15図および 第16図に関して説明した弁ステム250、弁部材252、弁ステム254、弁 部材256に関して上記で説明したのとほぼ同様に装置320に提供することが できる。 必要に応じて、容器14Jは、移送装置320中のセンサによって検知できる 少なくとも一つの表示を備えることができる。考えられた好ましい形態では、こ の表示は、閉鎖体20J上ま たは閉鎖体20J中の電子キー360として提供される。センサシステムは、電 子読取りシステム362の形であり、移送装置本体330の受容出入口331に 取り付けられる。表示360および検知システム362は、第15図および第1 6図に示した表示260および検知システム262に関して上記で論じた技法を 含め、適当な特殊技法または従来型技法を含むことができる。 移送装置320は、特殊な一体型閉塞装置を含むことができる。閉塞装置は、 移送装置本体330に取り付けられた適当な特殊センサシステムまたは従来型セ ンサシステム372を含む。そのような検知システム372を使用して、容器閉 鎖体20Jの末端部の位置を検知し、かつ回転可能な部材338が回転したとき に閉鎖体カラー22Jの底縁部が固定部材339に適切に係合するように容器1 4Jが移送装置内の十分に遠い位置まで挿入された場合にしか回転可能な部材3 38が動作できないようにすることができる。これによって、容器14Jが移送 装置320内に適切に配設されなかった場合に弁部材352および356の開放 が防止される。そのようなシステムは、光電池センサ、近接センサ、電気センサ など従来型の検知手段を使用 することができる。そのようなシステムの詳細な設計および動作は当業者には周 知であり、そのようなシステムの詳細な設計は本発明のいかなる部分も形成しな い。 第19図は、第17図および第18図に示した移送装置320の修正例を示す 。第19図に示した移送装置は、全体的に参照符号320Aで指定されている。 移送装置320Aは、第17図および第18図に関して上記で詳しく説明した容 器14Jを受容するようになされる。移送装置320Aは、装置の排出端部に特 殊な二次弁システム376を含む。装置320Aの残りの部分は、上記で第17 図および第18図に関して説明した移送装置320と同じ内部構造を有し、この 移送装置と同様に動作する。 二次弁システム376Aは、円筒形外形を有する突起部分378Aに取り付け られる。排出通路または移送通路332Aが円筒形部分378A内へ延び、ガス 通気経路334Aも円筒形部分378A内へ延びる。移送通路332Aは、円筒 形部分378A内を横方向へ延び、円筒形部分378Aの外側円筒形表面に規定 された環状溝382Aと連通する、終端部分380Aを有する。同様に、通気ガ ス通路334Aは、円筒形部分 378A内を横方向に、円筒形部分378Aの外側円筒形表面に規定された環状 溝386Aへ延びる終端部分384Aを有する。 円筒形部分378Aは、ブロック390Aに規定された円筒形キャビティまた は穴388A内に取り付けられる。ブロック390Aは、上記で第4図に関して 説明した気化器104などの気化器に取り付けられるようになされる。ブロック 390Aは、気化器104A中の充填通路と連通する充填通路392Aを規定し 、気化器104Aに規定されたガス通気通路と連通するガス通気通路394Aを 規定する。ブロック充填通路392Aは、穴388Aの内側表面上に規定された 環状溝395Aに開放し、ブロックガス通気通路394Aは、穴388Aの内側 表面上に規定された環状溝396Aに開放する。 ブロック390Aが気化器104A上に固定されている間、円筒形部分378 Aおよび取り付けられた本体330Aは軸X上で約180°にわたって回転する ことができる。第19図は、第一の位置、すなわち回転範囲の一方の極位置での 装置を示し、この図では、容器14Jは直立しており、この配向で接続し、ある いは切り離すことができる。 本体330Aの回転の他方の極端の位置(図示せず)では、麻酔薬液体が容器 14Jから流れることができるように容器14Jが反転される。好ましくは、円 筒形部分378Aと固定ブロック390Aとの間にねじ付き係合部が存在する。 これは、第19図では、ブロック穴388A内の円筒形部分378A上のねじ形 状397Aによって概略的に示される。ブロック穴388Aはかみ合せねじを含 む。 本体330AがX軸の周りで回転すると、ねじ付き係合部によって、ねじ付き 係合部が左側であるか、それとも右側であるかに応じ、かつ本体330Aの回転 方向に応じて、円筒形部分378Aが軸Xに沿って(第19図で左または右へ) 移動する。本体330Aが適当な方向へ回転することによって、円筒形部分37 8AがX軸に沿って第19図で右の方へ移動し、環状溝382Aがブロック環状 溝395Aに整列し、環状溝386Aがブロック環状溝396Aに整列する。溝 が整列するのは、本体330Aが約180°にわたって回転し、容器14Jが完 全に反転したときである。溝が整列すると、麻酔薬が通路を流れ、ガス通気通路 が連通し、それによって麻酔薬液体を容器14Jから気化器104A内へ流入さ せることができる。 二次弁システム376Aは必要に応じて修正することができる。たとえば、環 状溝395Aおよび396Aをなくすることができ、通路392Aおよび394 Aは直接穴388Aへ延びることができる。別法として、環状溝382Aおよび 386Aをなくすることができ、通路332Aおよび334Aは直接穴388A へ延びることができる。 上記で第19図に関して説明した新規の二次弁システム376Aを、第15図 および第16図で220と指定したタイプの移送装置に組み込むことができる。 このために、第20図は、新しい参照符号276Aで指定された二次弁システム を、第15図および第16図に示した移送装置220に関して上記で説明した装 置とほぼ同様な本体230Aを有する移送装置220Aと共に示す。 本体230Aは、第19図に示した円筒形部分378Aに関して上記で説明し たのと同様に二次弁システム276Aで受容される延長円筒形部分278Aを含 む。第20図に示した二次弁システム276Aの動作は、第19図に示した二次 弁システム376Aの動作と同じである。移送装置本体230Aの構造および内 部構成要素は、上記で第15図および第16図に関し て説明した本体230の構造および構成要素と同じである。もちろん、第20図 では、容器(図示せず)は中間コネクタチューブを介して移送装置220Aに接 続される。したがって、移送装置本体230Aを両極端の位置(第20図に示し た接続/切り離し位置と充填位置(図示せず))間で回転させるときは、接続移 送チューブの延長部分ならびに容器を(手または適当な構造ホルダ(図示せず) によって)適切に支持しなければならない。 移送装置の他の実施例は、第21図ないし第42図に示されており、この実施 例には、使いやすさを向上させ、誤用および不適切な操作の可能性を低減させる いくつかの新規の機能が組み込まれている。この装置は、全体的に参照符号42 0で示めされ、第21図ないし第28図では、気化器104Bの一部に取り付け られている。気化器104Bは、第4図に示した気化器104に関して上記で概 略的に説明したように動作するように設計された従来型の気化器でよい。 移送装置420は、上記で第1図ないし第3図に関して論じたタイプの容器な どの麻酔薬容器に直接接続されるように設計される。容器は、第1図に示した閉 鎖体20などの閉鎖体を備 えることができるが、閉鎖体20は固着タブ68を含まない。その他の点では、 閉鎖体および容器の内部構造は、第1図ないし第3図に関して説明した構造とほ ぼ同じでよい。移送装置420と共に使用すべきそのような容器は第24図ない し第28図および第30図ないし第33図に示されており、これらの図では、容 器は全体的に参照符号14Lで指定されている。 第21図に示したように、移送装置は背部プレート422と、前部プレート4 24と、回転可能な本体430とを含む。背部プレート422および前部プレー ト424は(下記で詳しく説明する手段によって)互いに固定される。プレート 422および424は、気化器内の流体導管およびガス通気導管が気化器の側に 開口する気化器104B上の位置に一定の方向をもって固定装置として互いに取 り付けられる。 本体430は、前部プレート424の前面上に取り付けられ、前部プレート4 24、背部プレート422および気化器104Bに対して回転することができる 。移送装置本体430は、いくつかの配向のうちで回転軸R(第22図)の周り で回転するように設計される。第一の「装填/取り外し」位置または「ホーム」 位置が第21図ないし第25図に示されており、この位 置では、容器14Lを装置420に接続し、容器420から切り離すことができ る。この初期位置では、初期充填された容器14Lが、装置420に適切に接続 されたときに、容器内容物C(第25図)が閉鎖体シール(たとえば、第3図中 のシール60および62などのシール)に接触できるほど傾斜しないように、本 体430を水平に対してある角度に配向させる。この位置では、移送装置内の内 部流体移送通路は、下記で詳しく説明する手段によって閉塞される。 容器14Lは、下記で詳しく説明するユニークな固定システムによって第25 図に示した傾斜位置で本体430に初期接続され固定される。容器14Lが移送 装置420に適切に接続され固定された後、容器14Lがほぼ反転される第26 図に示したほぼ垂直な位置へ本体430を回転させることができる。ほぼ垂直な この位置では、液体麻酔薬が気化器104Bに流入するのを防止するために移送 装置420内の内部通路が閉鎖される。移送装置420の構成要素間の摩擦のた めに、第26図に示した本体430のほぼ垂直な配向が自己維持される。 内部通路を気化器104Bに開放するには、本体430をさらに(第26図で 時計回り方向へ)回転させなければならない。 本体430をさらに回転させるには、(下記で詳しく説明する装置によって与え られる)バイアス力を打ち勝たなければならない。手術者は手動で本体430を 回転させてバイアス力を打ち勝たなければならず、次いで、内部通路が開放し、 そのため、液体麻酔薬が重力の影響で気化器104Bに流入できるようになる第 27図に示したほぼ垂直な配向に本体430を保持し続けなければならない。 所望の量の液体麻酔薬が気化器内に投与された後、第26図に示したほぼ垂直 な位置に戻るように本体430を解放することができる。別法として、第25図 に示した初期装填/取り外し配向まで本体を回転させることができる。手術者が 第27図に示した垂直な位置に本体430を保持することを中断するときはいつ でも、本体が、第26図に示したほぼ垂直な位置へ戻り、内部通路が閉塞される 。 液体麻酔薬を気化器容器から排出する、あるいは移送装置420中の内部通路 を排出する、あるいはその両方を行う必要があるときはいつでも、容器14Lが 直立する第28図に示したほぼ垂直な配向へ本体430を回転させる。第28図 に示した位置では、移送装置の内部通路が再び開放し、そのため、気 化器104Bと容器14Lとの間が連通する。次いで、重力の影響で麻酔薬液体 を容器14Lに流入させることができる。 その後、本体430を初期装填/取り外し位置(第25図)に戻すことができ 、容器14Lを移送装置420から取り外すことができる。 本発明の好ましい形態では、本体430の装填/取り外し位置が(下記で詳し く説明する構成要素によって)自己維持され、この位置は、麻酔薬の容器全体を 本体430に接続したときでも自己維持される。 次に、移送装置420の詳細な構成および動作について、容器14Lを移送装 置420に接続する新規の機構から説明する。第29図に示したように、本体4 30は円形底部プレートまたは底部432およびブロック434とを含む。好ま しい実施例では、円形部分432およびブロック434は、ステンレス鋼やその 他の適切な材料など、単一の材料片から機械加工される。ブロック434は、容 器閉鎖体を受容する受容キャビティ、または受容凹部、または受容出入口440 を規定する。 第33図に示したように、容器14Lは、出入口440内で受容される突起状 卵形部分21Lを含む閉鎖体20Lを有する。 閉鎖体20Lの内部構造は、第1図ないし第3図に関して上記で詳しく説明した 閉鎖体20の内部構造とほぼ同じである。 引き続き第33図を参照すると分かるように、ブロック434には中空貫通部 材、スパイク、またはカニューレ446が取り付けられ、この部材446は、閉 鎖体の流体充填流路中の閉鎖体シールを貫通する角度付き末端部を有する。同様 に、ブロック434には中空貫通部材、スパイク、またはカニューレ450が取 り付けられ、この部材450は、閉鎖体のガス通気流路中の容器閉鎖体シールを 貫通するために出入口440内へ突き出る末端部を有する。 最初、容器14Lは、卵形突起部分21Lを、出入口440に部分的に挿入す るが、閉鎖体の膜シールを貫通するほど遠くまでは挿入しないことによって位置 決めされる。閉鎖体20Lを本体434に部分的に挿入することによって容器を 位置決めした後、固定システムを閉鎖体に係合することができる。固定システム は、半円筒形リング部分454と後方へ突き出るアーム対456および458と を備えるクランプ部材452(第29図)を含む。第21図および第33図に示 したように、半円筒形リング部分454の内側末端部は、クランプ452が、 適切に位置決めされた容器14Lに隣接する係合配向または固定配向に移動した ときに容器閉鎖体20Lの下縁部に係合できる肩部460を規定する。 クランプ452は、開口解放位置(第22図)と閉鎖固定位置(第24図、第 32図、第33図)との間で移動することができる。クランプ452は、摺動リ ンク464および466によってブロック434に取り付けられる。第22図お よび第29図に示したように、リンク464は、ブロック434によって規定さ れたスロット468に摺動可能に配設される。第29図および第30図に示した ように、他方のリンク466は、ブロック434によって規定されたスロット4 70に摺動可能に配設される。リンク464は、ピン472(第22図および第 29図)によってクランプアーム456に旋回可能に接続される。リンク466 は、ピン474(第29図および第30図)によってクランプアーム458に旋 回可能に接続される。 クランプリンクは、第一のレバーアーム482および第二のレバーアーム48 4にねじ480によって固定されたハンドルバー478を備える操作レバー47 6(第22図)に取り付けられる。第一のレバーアーム482の末端部は、ブロ ック 434(第29図)の一方の側面上に規定されたV字形凹部486で受容される 。第一のリンク482の末端部は、ピン488によってブロック434に取り付 けられる。ピン488は、第一のリンク482によって規定された穴490、お よびブロック434によって規定された穴492で受容される。第一のリンク4 82は、スロット494内を延びるねじ496のシャンクを受容する縦長のスロ ット494も規定し、リンク464によってねじ穴498にねじ込み可能に係合 する。 ブロック434の他方の側面では、凹部502(第29図および第30図)に 第二のレバー484が配設される。レバー484の末端部は穴506を規定する 。ピン508は、穴506内を延びてブロック434中の受容穴(図では見えな い)に進入する。第二のレバー484は、リンク466に規定されたねじ穴51 8(第29図)にねじ込み可能に係合する末端部を有するねじ516のシャンク を受ける縦長の孔も規定する。 操作ハンドルまたはレバー476は、クランプ452が開口解放位置(第22 図および第23図)から閉鎖係合位置(第24図および第30図ないし第33図 )へ移動するまで前方位置(第22図および第23図)から後方位置(第25図 および 第29図)へ旋回することはできない。これは一つには、ブロック434とクラ ンプアーム456および458との間の機械的干渉の結果である。具体的には、 ブロック434の各側面が肩部522(第21図、第22図、第29図、第30 図、第32図)を規定する。クランプ452が開口解放位置にあるとき(第22 図)、クランプアーム456および458は522の肩部に接して固定される。 この位置では、ピン472および474によって規定されるクランプ452の旋 回軸は肩部522の近傍ではあるが後方に位置する。ハンドル476を後方へ( 第22図で左から右へ)移動しようとする場合、ハンドルレバーアーム482お よび484を用いても、リンク464および466を後方へ摺動させるのに十分 な力を生成することはできない。これは、ブロック肩部522がクランプアーム 456および458に係合し、かつこのリンクのモーメントアームが比較的短い からである。すなわち、ハンドル476の旋回軸と、ハンドル476とリンク4 64および466との接続部との間の距離はかなり短いものに過ぎず、クランプ 旋回軸(ピン472および474)と係合肩部522との間の距離はかなり短い ものに過ぎない。 ハンドル476を後方位置へ移動するには、クランプ452をまず手動で開口 解放位置(第22図および第23図)から閉鎖係合位置(第21図および第25 図)へ旋回させなければならない。このためには、容器14Lを移送装置出入口 に十分に挿入した後、クランプ肩部460(第22図)が容器閉鎖体20Lの端 部に係合するように、クランプ452を閉鎖体に接触させて手動で旋回させるこ とができる。この位置では、クランプアーム456および458がリンク464 および466に長手方向に整列する。次に、ハンドル476を後方位置(第25 図および第30図ないし第33図)へ旋回させることができる。 図示していないが、ある種のケースでは、容器14Lが移送装置420に挿入 できるように適切に位置決めされないかぎりクランプ452が開口解放位置から 閉鎖係合位置へ旋回するのを防止する適当な連動機構を提供することが望ましい 。 ハンドル476を後方へ旋回させると、クランプ452が後方に引かれ、容器 閉鎖体20L(およびそれに取り付けられた容器14L)がさらに移送装置に引 き込まれる。第33図に示したように次いで、貫通スパイク446および450 が閉鎖体 シールを貫通し、容器14L内部との連通を確立する。 本体430は、第21図および第29図に示した前部プレート424および背 部プレート422に回転可能に取り付けられる。具体的には、背部プレート42 2は穴530を規定し、前部プレート424は穴532を規定し、本体430は 穴534を規定する。穴は、軸536を受容するように位置合わせされる。第3 7図に示したように、軸536は、本体430の一面の対向穴540で受容され る拡大ヘッド538を含む。軸536の背部端部は、背部プレート422の背面 の対向穴544内に配設された環状溝542を規定する。従来型のCリング54 8は溝542にスナップばめされ、軸536をアセンブリ内に保持する。 隣接するプレート424に対する本体430の回転に適応し、同時に適当な流 体シールをもたらすために、本体430の円形部分432と前部プレート424 との間にガスケット550(第29図および第37図)が配設される。ガスケッ ト550は、軸536を受容する穴552を規定する。 移送装置が第27図および第28図に示した完全に垂直な位置のどちらかにあ るときを除いて、移送装置中の流体通路が閉 塞されることを想起されたい。ハンドル476が完全に後方へ(第25図および 第30図ないし第33図に示した位置へ)移動しないかぎり本体430が軸53 6上でホーム位置(第25図)から回転するのを防止する新規の機構が提供され る。これによって、容器14Lが移送装置に適切に係合する前に移送装置420 が気化器104Bとの流体連通を確立する位置へ移動する可能性が低減する。 次に、ハンドル476が後方位置にないかぎり本体430が第25図に示した 装填/取り外し位置から回転するのを妨げる新規の連動機構について第29図お よび第34図ないし第36図に関して説明する。第29図および第34図に示し たように、ハンドル第2レバー484は、外側へ突き出るほぼ三角形の足部56 0を規定する。第34図ないし第36図に示したように、本体430は、足部5 60の下方に張り出し肩部部分562を規定する。ハンドル476が前方位置( 第34図)にあるとき、足部560は肩部562から最も遠い位置にある。ハン ドルを後方位置(たとえば、第30図)へ移動すると、足部560が肩部562 の頂部に係合する。 肩部562は、駆動ピン566(第35図および第36図) を受容する穴564を規定する。肩部566よりも上方へ延びる本体430の隣 接する側面は、駆動ピン566の隣接する部分を受容する部分的に円筒形のキャ ビティ568を規定する。本体430は、第35図中の570のように、キャビ ティ568の上方で横方向外側へ延び、駆動ピン566が本体434から外れる のを防止する。穴564は、本体430内を前部プレート424へ延びる。 前部プレート424は、前部穴574および拡大背部穴またはカウンタ穴57 6を規定する。直径が小さな方の穴574は、第29図の前部プレート424に 見ることができる。前部プレート424のより大きなカウンタ穴576は背部プ レート422へ開口する。 背部プレート422は、前部プレート424の拡大カウンタ穴576に整列す る盲穴580を規定する。背部プレート盲穴580は第29図に見ることができ る。 穴580および576内には、ヘッド604と、前部プレート424のより小 さな直径の穴574内を延びるようになされた小さな直径のシャンク608とを 有するラッチピンと共に、 圧縮ばね602が配設される。シャンク608の末端部は、本体430に保持さ れた駆動ピン566の底部に係合する。 前述のピン566および608のラッチ動作は、前部プレート424と背部プ レート422との間の固定関係に依存する。次に、ラッチ動作について説明する 前に、これらのプレートを互いに固定する構造について説明する。背部プレート 422と前部プレート424は、前部プレート穴576の背部プレート盲穴58 0との整列を維持するように互いに固定され気化器104Bに取り付けられる。 このために、第29図に示したように、ガスケット550の穴593、前部プレ ート424の穴586、背部プレート422の穴588に4本のねじ584が設 置される。ねじ584は、気化器104B内へ延び、気化器の四つのねじ穴59 0にねじ込み可能に係合する。 前部プレート524のねじ受容穴586はそれぞれ、各ねじ584のヘッドを 凹状構造で受容する拡大カウンタ穴を有する。軸536に近い方の二本のねじ5 84は、常に本体430に覆われる。この二本のねじへのアクセスは本体430 に規定された二つの穴591によって行われる(第22図および第29 図)。本体430を水平位置(図示せず)へ回転させると、穴591が前部プレ ート424の二つの下方ねじ受容孔586に位置合わせされる。これによって、 二本のねじ584を設置し、あるいは取り外すことができる。軸536から遠い 方の他の二本のねじ586は、(本体430の位置にはかかわらずに)回転可能 な本体430に覆われず、この二本のねじには、前部プレート424の前面で直 接アクセスすることができる。 前部プレート424を背部プレート422に直接固定する追加ねじ594が提 供される。このために、前部プレート424はねじ594を収容する穴596を 規定し、背部プレート422は、ねじ594をねじ込み可能に係合するねじ穴5 98を規定する。 前部プレート424と背部プレート422が気化器104B上で互いに固定さ れるので、前部プレート穴576は背部プレート穴580に位置合わせされたま まになる。操作ハンドル476が前方位置にあるとき(第24図、第34図、第 35図)、ラッチばね602がラッチピンを上向きにバイアスさせ、そのため、 ピンシャンク608がある程度だけ本体の穴564 内へ延びる。このため、前部プレート424および背部プレート422に対する 本体430の回転が妨げられる。 しかし、ハンドル476を後方位置へ回転させると(第25図および第30図 )、ハンドル足部560が駆動ピン566に係合し、駆動ピン566を内側へ押 す。第36図に示したように、駆動ピン566の長さは、ハンドル476が後方 位置へ移動され、足部560が肩部562の頂部に当接したときに、駆動ピン5 66の底部が本体430と前部プレート424との間の界面に位置するような長 さである。これによって、ラッチピンのシャンク608が下向きに押され、その ため、シャンク608の末端部も、本体430と前部プレート424の一面との 間の結合面に存在する。駆動ピン566の直径を前部プレート424の穴574 の直径よりもいくらか大きなものとして、駆動ピン562が前部プレート穴57 4に進入するのを妨げることができる。この位置では、ラッチピンシャンク60 8が本体430から完全に引き出され、次に、第25図に示した装填/取り外し 位置から離れる方向へ本体430を回転させることができる。 第27図に示した完全に垂直な充填位置へ本体430を回転させるには、手術 者が、新規のバイアスシステムを圧倒し、かつ第27図に示した完全に垂直な位 置に本体430を維持するのに十分な力で本体430を保持しなければならない 。バイアスシステムは、第29図、第31図、第32図にさらに詳しく示されて いる。バイアスシステムは、前部プレート424の一面に規定された凹部622 (第29図)に取り付けられたブロック620を含む。ブロック620は、内部 に取り付けねじ628が配設された孔(図では見えない)を有する下向きに延び る脚部626を規定する。前部プレート424の凹部622の底部に、ねじ62 8にねじ込み可能に係合してブロック620をプレート424上に保持するねじ 穴630(第29図)が規定される。 ブロック620の頂面は、ブロック620を貫通する大きな直径のカウンタ穴 634に連通する小さな穴632を規定する。カウンタ穴634内には、大きな ヘッド638と、小さな直径の穴632内を延びてブロック620の頂面の上方 へ突き出る小さな直径のシャンク640とを有する移動可能な当接ピンが配設さ れる。カウンタ穴634内の移動可能なピンヘッド 638の下方に圧縮ばね644が配設される。ばね644は、穴634の底部で ブロック620のねじ部分にねじ込み可能に係合する止めねじ648(第29図 および第34図)によって穴634内に保持される。 第29図に示したように、本体430の円形プレート部分432は、係合ピン 652のねじ付き端部を受容するねじ穴650を円筒形側表面430に規定する 。本体430を軸536上で、第26図に示した位置へ回転させると、係合ピン 652が、ブロック620から突き出る可動ピンシャンク640の末端部に接触 する。(第26図で時計回り方向への)さらに回転させるには、圧縮ばね644 のバイアス力を圧倒するほど大きなトルクを本体430に課すしかない。手術者 は、気化器を充填するために麻酔薬容器14Lを垂直位置(第27図)に保持す る必要があるかぎり、本体430に対して大きなトルクを維持しなければならな い。この位置では、移送装置420内の流体通路が開口し、液体麻酔薬が、反転 された容器14Lから気化器に流入することができる。手術者が容器14Lまた は本体430を放した場合、アセンブリは、第26図に示した位置へバイアスさ れ、流体通路が再び閉塞される。 次に、移送装置420中の新規の内部通路システムについて、特に第29図、 第31図、第33図、第37図ないし第39図に関して説明する。第29図は、 液体充填通路660とガス通気通路662とを含む気化器104Bを示す。液体 充填通路660は、背部プレート422の充填通路または穴664に位置合わせ され、気化器ガス通気通路662は、背部プレート422のガス通気通路または 穴666に位置合わせされる。 背部プレート422は、液体充填通路664から延びる溝または流路668を 規定する。流路668は、軸受容穴530の周りにほぼ弧状の部分を有する。同 様に背部プレート422は、ガス通気通路666から延びる溝または流路670 を規定する。流路670は軸受容穴530の周りにほぼ弧状の部分を有する。 前部プレート424の背面は、ほぼ平坦であり、開口溝668および670の 上方にシールを形成する。前部プレート424は、それを完全に通過する二つの 液体通路ガス通気通路対を有する。一方の対は、液体通路674と通気通路67 6とを含み、他方の対は、液体通路678とガス通気通路680とを含む。 円形プレート部分432は、第37図に示した、ガスケット 550を受容する後方に面する凹部555を規定する。この凹部は、本体430 が軸536上で回転したときにガスケット550が円形プレート部分432に保 持され、円形プレート部分432と共に回転するように、ガスケット550の形 状にほぼ一致する。 回転可能な本体430が、第27図および第38図に示したように容器14L が反転された垂直配向であるとき、前部プレート液体穴674および前部プレー トガス通気穴676は、回転可能な本体430の内部に開口する。このために、 回転可能な本体430は、それぞれ、前部プレート通路674および676に整 列する、液体通路690およびガス通気通路692を本体430の背面に規定す る(第38図)。ガスケット550は、液体通路690に位置合わせされる液体 通路穴694(第29図)を規定し、ガス通気通路692(第29図)に位置合 わせされるガス通気穴696(第29図)を規定する。本体通路690および6 92は、第31図に示したように容器出入口440に対してほぼ直角に延びる。 液体通路690は中空スパイク446と連通し、ガス通気通路692は中空スパ イク450と連通する。 第27図に示した位置から離れる方向へ、回転可能な本体430を移動した場 合、本体液体通路690およびガス通気通路692はそれぞれ、前部プレート4 24の液体通路674およびガス通気通路676の位置からずれる。前部プレー ト通路674および676は次いで、本体430と共に回転するガスケット55 0によって閉塞される。 したがって、本体が、第27図に示した位置にあるときに、手術者が本体43 0を放した場合、本体430は前述のバイアスばね640(第26図)によって 、第26図に示した非垂直位置へ移動され、第37図に示したように前部プレー ト424の通路674および676が閉塞される。これは、第27図に示した垂 直位置に本体430を手動で維持する手術者が存在し、かつその手術者が気化器 の充填を観測することができるのでないかぎり気化器の充填を妨げる安全機能で ある。これによって、気化器に過度の充填を行い、あるいはその他の方法で気化 器を不適切に充填する可能性が低減する。さらに、反転された麻酔薬容器14L から気化器に麻酔薬を充填する間、手術者が本体430を適切な位置に連続的に 保持しなければならないので、手術者は、構成要素の漏れまたはその他の故障を 容易に知るこ とができる。 第27図に示した垂直位置から離れる方向へ、回転可能な本体430を移動す る際、本体430が、第28図に示した垂直排水位置へ移動するまで、前部プレ ート通路対674および676は、他方の通路対678および680と共に、閉 塞されたままになる。この位置では、前部プレート通路674および676は閉 塞されたままであるが、プレート424の下部通路対、すなわち液体通路678 およびガス通気通路680は、第39図に示したように本体430内の通路69 0および692に開口される。この位置では、背部プレート422の溝668お よび670内の流体を含め、移送装置通路内の流体が、重力の影響で移送装置を 通じて完全に排出され、容器14L内に戻り、そのため、残留麻酔薬が大気へ逃 げるのを防止することができる。そればかりでなく、必要に応じて、気化器容器 中の液体麻酔薬を移送装置を通じて気化器容器から排出し、容器14L内に戻す ことができる。 その後で、本体430を再び、第25図に示した装填/取り外し位置へ回転さ せることができる。当然のことながら、操作ハンドル476が、第25図ないし 第28図に示した後方位置 にあるとき、クランプ452を直接引っ張り、あるいは誤ってクランプ452に ぶつかることによって容器クランプ452を開口することはできない。これは、 第30図および第32図に示したように、クランプアーム456および458が それぞれ、後方へ溝468および470内に引き込まれるからである。これによ って、クランプアーム456および458が容器閉鎖体20Lから外側へ旋回す るのが妨げられる。 しかし、操作ハンドル476を前方位置に戻した場合(第21図および第24 図)、クランプ452を容器閉鎖体20Lから外すことができる。この位置では 、クランプアーム456および458が、本体スロット468および470を越 えて、外側へ角度付けされた解放位置(第22図および第23図)へのクランプ 452の旋回に適応するのに十分な位置へ突き出る(第29図、第30図、第3 1図)。その後で、次の処理または処分を行う前に、容器14Lを移送装置42 0から引き抜き、ふたをすることができる。 第24図に示したように操作ハンドル476が前方位置に戻ると、操作レバー 足部560が係合解除位置(第34図)に戻る。次いで、ラッチピンシャンク6 08が圧縮ばね602の 影響で係合位置に戻り、回転可能な本体430を前部プレート424にロックす る。これによって、操作ハンドル476が再び後方位置(第25図)へ移動され ないかぎり回転可能な本体430の次の移動が妨げられる。 第21図ないし第42図に示した好ましい実施例では、回転可能な本体430 が垂直充填位置(第27図)または垂直排出位置(第28図)にあることを示す ものとして触覚的な感覚を与えることが望ましい。このために、次に説明するよ うに新規の戻り止めシステムが提供される。 第27図、第29図、第41図に示したように、背部プレート422は盲穴7 02を規定し、前部プレート424は背部プレート穴702に位置合わせされる 穴704を規定する。穴702および704内に圧縮ばね706が配設される。 穴704内に戻り止め球708が配設され、リップによって穴704内に保持さ れ、あるいは穴704の周りの前部プレート424の部分710にピーニング( peening)される。 第41図に示したように、回転可能な本体430は、それが、第27図に示し た垂直位置にあるときに、球708の突起部分を受容するようになされた穴71 6を規定する。本体430が 回転して穴716が球708に整列するまで、球708は前部プレート穴704 内でばね706のバイアス力に対抗して内側に押される。 球708が外側へ、回転可能な本体430の整列した穴716中の所定の位置 の外側にバイアスされると、手術者は、適当な位置に達したことを示すものとし て小さな抵抗を感じる。しかし、当然のことながら、球708は、第47図およ び第21図に示した完全に垂直な位置から離れる方向への本体430の回転に対 しては大きな抵抗を与えない。そのような回転に対する抵抗はかなり小さく、そ のため、上記に詳しく述べたように手術者が本体430を放して内部流路を自動 的に遮断したときにはいつでも、ばねバイアス駆動ピン640(第26図)が本 体430を非垂直位置へ移動することができる。 第27図に示した垂直位置と第28図に示した垂直位置との間の他の位置と同 様に、第26図に示した非垂直位置では、回転可能な本体の穴716が球708 から外れる。次いで、回転可能な本体430は、組み立てられた構成要素間の摩 擦のためのほぼ一定の抵抗トルクの下で回転することができる。 (容器14Lが排出位置に来る)第28図に示した他の垂直 位置へ本体430を回転させると、同様な戻り止めシステムが、適当な位置に到 達したことを示す触感的な感覚を与える。このために、第42図に示したように 、背部プレート422は、盲穴702から約180°だけ離れた位置に他の盲穴 720を規定する。前部プレート424は、盲穴720に位置合わせされる穴7 22を規定する。穴720および722内に圧縮ばね724が配設される。穴7 22内の圧縮ばね724上に球726が配設される。球726は、リップによっ て穴722内に保持され、あるいは穴722の周辺の周りの前部プレート424 の部分730にピーニングされる。 第28図に示した垂直排水位置へ、回転可能な本体430を回転させると、本 体430の穴716が球726に整列し、球726の一部が穴716に進入し、 回転に対する大きな抵抗を付与し、かつ排水位置が確立されたことを示す触感的 な感覚を与える。 ある種の応用例では、操作ハンドル476に連動して、本体430が特定の回 転配向にあるときを除いてハンドル476が後方位置(第25図ないし第28図 )から前方解放位置(第21図ないし第24図)に戻るのを防止する手段を提供 するこ とも望ましい。たとえば、本体430が、第25図に示した装填/取り外し位置 にあるときにのみ、ハンドル476が後方位置から前方位置へ回転できるように する、適当な連動機構(図示せず)を移送装置420上に提供することができる 。ある種の応用例では、選択された情報に対応する表示を容器閉鎖体20Lに設 け、その表示を検知する検知システムを提供することも望ましい。検知された情 報を使用して、第4図ないし第20図に示した表示検知システムに関して上記で 詳しく説明したシステム状況表示、警報、連動機構、より総合的な制御機構など を提供することができる。 上記で第21図ないし第42図に関して説明した移送装置420とほぼ同様な 移送装置820で使用される表示検知システムを第43図に概略的に示す。移送 装置820は、気化器(たとえば、上記で第21図に関して説明した気化器10 4B)に取り付けられるようになされた背部プレート822を含む。背部プレー ト822には前部プレート824が取り付けられる。本体830は、プレート8 24および822に回転可能に取り付けられ、麻酔薬容器14Mの閉鎖体端部を 受容するようになされる。移送装置820および容器14Mは、容器14Mが容 器閉鎖体内に表示を有し、移送装置820が容器閉鎖体受容出入口領域に検知シ ステムを有することを除いて、上記で第21図ないし第42図に関して詳しく説 明した移送装置420および容器14Lにほぼ類似している。 第44図に示したように、この表示は電子マイクロチップ850と着色部材8 52とを備える。第46図に示したように、マイクロチップ850および着色部 材852は、卵形突起21M内の容器閉鎖体に取り付けられる。 センサシステムは、移送装置820上に取り付けられた環状アンテナ860を 含む。センサシステムは、容器が移送装置820に適切に挿入されたときに着色 部材852に位置合わせされるように容器受容出入口に隣接して位置決めされた 末端部を含む光ファイバ864も含む。 電子チップ850は、従来型の表面弾性波技法を使用することも、あるいは従 来型の磁気データ記憶技法を使用することも、あるいは適当な従来型情報記録技 法または特殊情報記録技法を使用することもできる。 表示852の色は、光ファイバ864を使用する検知システムによって検知す ることができる。レーザ光走査可能な光学的 データ記憶媒体、レーザ光走査可能なバーコードレコードなど、他の技法を使用 することができる。 さらに、機械的なキーの形態を使用することも、あるいは構造的なキーの形態 を使用することもできる。 移送装置820で様々な表示システムおよび表示検知システムを使用して、第 4図に示した充填システム102に関して上記で詳しく説明した多数の方法で充 填システム内で処理できる信号を与えることができる。 本発明の上記の詳細な説明および本発明の図面から、本発明の新規な着想また は原則の真の趣旨および範囲から逸脱せずに多数の変形および修正を行うことが できることが容易に明らかになろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 麻酔薬を容器から気化器へ適切に移送するのを容易にする方法であって、 (A)前記容器に少なくとも一つの表示を提供し、前記容器を前記気化器に接 続するステップと、 (B)前記容器が前記気化器に接続されたときに前記表示を検知するステップ と、 (C)接続が確立されたときにステップ(B)に応答して信号を生成するステ ップとを含む方法。 2. 麻酔薬を容器から気化器へ適切に移送するのを容易にする方法であって、 (A)移送チューブに少なくとも一つの表示を提供し、前記チューブの一端を 前記気化器に接続し、かつ前記チューブの他端を前記容器に接続して前記容器を 前記気化器に接続し、前記容器と前記チューブとの間に流体の連通を確立するス テップと、 (B)前記容器が前記気化器に接続されたときに前記表示を検知するステップ と、 (C)接続が確立されたときにステップ(B)に応答して信 号を生成するステップとを含む方法。 3. ステップ(A)が、容器の寸法、麻酔薬のタイプ、有効期限、容器の妥当 な位置の各特性のうちの少なくとも一つを識別する少なくとも一つの表示を提供 することを含む請求の範囲第1項または第2項に記載の方法。 4. ステップ(A)が複数の表示を与えることを含み、ステップ(B)が複数 の表示を読み取ることを含む請求の範囲第1項または第2項に記載の方法。 5. ステップ(A)が、前記容器の特性を表すものとしての表示を提供するこ とを含み、 さらに、前記方法が、 特性を記録するステップ、 視覚的通知または聴覚的通知を生成するステップ、 前記気化器の動作の少なくとも一部を制御するステップのうちの少なくとも一 つでステップ(C)に応答することを含む請求の範囲第1項または第2項に記載 の方法。 6. ステップ(A)が、 構造的なキーの形態、 電気導体接点の形態、 電子データ記憶媒体および 光学的に読取り可能な表面表示の各形態のうちの一つの形態の所定の一組のデ ータとしてのコードで表示を提供することを含む請求の範囲第1項または第2項 に記載の方法。 7. ステップ(A)が、前記気化器に接続された前記移送チューブの端部上に 前記少なくとも一つの表示を提供することを含む請求の範囲第2項に記載の方法 。 8. ステップ(B)が、コネクタが前記チューブに接続されたときに前記容器 上の前記表示の存在を検知することを含む請求の範囲第2項に記載の方法。 9. 麻酔薬を容器から気化器へ適切に移送するのを容易にする方法であって、 (A)前記容器上に少なくとも一つの表示を提供し、移送チューブを用いて前 記容器を前記気化器に接続し、前記容器と前記チューブとの間に流体の連通を確 立するステップと、 (B)前記容器が前記チューブを用いて前記気化器に接続されたときに前記表 示を検知するステップと、 (C)接続が確立されたときにステップ(B)に応答して信号を生成するステ ップとを含む方法。 10. 麻酔薬を容器から気化器へ適切に移送するのを容易にするシステムであ って、 (A)前記容器上の少なくとも一つの表示と、 (B)容器が前記気化器に接続されたときに前記表示を検知する前記気化器上 のセンサと、 (C)接続が確立されたときに、前記表示を検知したことに応答して信号を発 生する信号発生装置とを備えるシステム。 11. 麻酔薬を容器から気化器へ適切に移送するのを容易にするシステムであ って、 (A)前記容器と移送チューブとの間に流体の連通を確立するために、前記気 化器に接続すべき一端と前記容器に接続すべき他端とを含む移送チューブと、 (B)前記チューブ上の少なくとも一つの表示と、 (C)前記チューブを用いて容器が前記気化器に接続されたときに前記表示を 検知する前記気化器上のセンサと、 (D)接続が確立されたときに、前記表示を検知したことに応答して信号を発 生する信号発生装置とを備えるシステム。 12. 前記表示が、前記気化器に接続された前記チューブの端部上に配置され る請求の範囲第10項に記載のシステム。 13. 麻酔薬を容器から気化器へ適切に移送するのを容易にするシステムであ って、 (A)前記容器上の少なくとも一つの表示と、 (B)前記容器と移送チューブとの間に流体の連通を確立するために、前記気 化器に接続すべき一端と前記容器に接続すべき他端とを含む移送チューブと、 (C)前記チューブが前記容器に接続されたときに前記表示を検知する前記チ ューブ上のセンサと、 (D)接続が確立されたときに、前記表示を検知したことに応答して信号を発 生する信号発生装置とを備えるシステム。 14. 移送チューブの一端用の改良された結合部材であって、結合部材が、特 定の麻酔薬を識別する第一の麻酔薬特有のキーの形態を有し、特定の麻酔薬気化 器に接続することができ、移送チューブの他端が、麻酔薬を容器から気化器へ適 切に移送するのを容易にするために麻酔薬の容器に接続することができ、前記結 合部材が、 前記第一のキーの形態によって与えられる特定の麻酔薬認識(ID)の他に情 報を提供するために、特性を示す少なくとも一つの表示を前記結合部材上に備え る結合部材。 15. 前記結合部材が、前記第一の麻酔薬特有のキーの形態を規定するピンを 含み、かつ前記ピンから外側へ延び前記表示を規定する少なくとも一つのフラン ジを有する請求の範囲第14項に記載の結合部材。 16. 前記フランジが、弧状の外周と、前記ピンの末端部の方を向く凹部とを 有する請求の範囲第15項に記載の結合部材。 17. 前記凹部が部分的に、凹状の弓形背面によって規定される請求の範囲第 16項に記載の結合部材。 18. 前記結合部材が、前記ピンから外側へ延び他の表示を規定する第二のフ ランジを含む請求の範囲第15項に記載の結合部材。 19. 前記第二のフランジが、弧状の外周と、前記ピンの末端部の方を向く凹 部とを有する請求の範囲第18項に記載の結合部材。 20. 麻酔薬気化器上の移送装置に接続できる移送チューブの一端用の改良さ れた結合部材であって、移送チューブの他端が麻酔薬容器に接続することができ 、前記結合部材が、 前記気化器に接続されるピンと、前記ピンから外側へ延び、前記移送装置に係 合し、かつ(1)所定の特性を示し、(2) 前記移送装置によって検知できる少なくとも一つの表示を規定する少なくとも一 つのフランジとを備える改良された結合部材。 21. 前記フランジが、弧状の外周と、前記ピンの末端部の方を向く凹部とを 有する請求の範囲第20項に記載の結合部材。 22. 前記凹部が部分的に、凹状の弓形背面によって規定される請求の範囲第 21項に記載の結合部材。 23. さらに、前記ピンから外側へ延び他の表示を規定する第二のフランジを 含む請求の範囲第20項に記載の結合部材。 24. 麻酔薬気化器上の移送装置に接続できる移送チューブの一端用の結合部 材の改良であって、移送チューブの他端が麻酔薬容器に接続することができ、 前記結合部材上に配置され、所定の特性を示す少なくとも一つの表示を含み、 前記表示が、 電気導体接点構成、 電子データ記憶媒体、 光学的に読取り可能な表面表示のうちの少なくとも一つを含む前記改良。 25. 麻酔薬容器に接続できる移送チューブの結合部材を受容する装置であっ て、前記結合部材が、少なくとも一つの麻酔 薬排出通路を規定し、前記装置が、 (1)前記結合部材用の受容キャビティと、(2)固定カム表面と、(3)前 記受容キャビティから前記本体を通じて延びる少なくとも一つの流体移送通路を 規定する本体と、 前記本体上で回転できるように取り付けられ、回転可能なカム表面を規定する 回転可能な部材と、 前記本体内の前記受容キャビティに隣接して配設され、前記固定カム表面に隣 接する第一のカム従動子表面を有し、前記回転可能なカム表面に隣接する第二の カム従動子表面を有するクランプ部材とを備え、前記回転可能な部材の回転によ って、前記クランプ部材が前記結合部材に押し付けられ、前記結合部材部材が前 記本体内にクランプされ、前記排出通路と前記移送通路との間に連通が確立され る装置。 26. さらに、 前記移送通路と前記回転可能な部材との間で延び、弁部材が前記移送通路を閉 塞する第一の位置と前記弁部材が前記移送通路を開放する第二の位置との間で往 復運動ができるように前記本体によって案内される弁ステム上の弁部材と、 前記回転可能な部材が回転したときに前記第一の位置と第二 の位置との間で前記弁ステムを移動するために前記弁ステムに係合された前記回 転可能な部材上のカムトラックとを含む請求の範囲第25項に記載の装置。 27. 少なくとも一つの表示が前記ピン上に含まれ、前記装置がさらに、前記 表示を検知するセンサを含む前記ピンと共に使用するための請求の範囲第25項 に記載の装置。 28. 前記センサが、 光学データ記憶媒体、 電子データ記憶媒体のうちの少なくとも一方を読み取るシステムを含む請求の 範囲第27項に記載の装置。 29. 麻酔薬容器上に貫通可能な閉鎖体を受容する装置であって、(1)前記 容器閉鎖体用の受容出入口と、(2)前記出入口内へ延びる貫通導管と、(3) 凹部と、(4)前記貫通導管から本体自体を通じて延びる少なくとも一つの流体 移送通路とを規定する本体と、 前記本体上で回転できるように取り付けられ、回転可能なカム表面を規定する 回転可能な部材と、 前記本体凹部内の前記受容キャビティに隣接して配設され、前記回転可能なカ ム表面に隣接する第一のカム従動子表面を有 し、前記容器閉鎖体に係合する内側へ移動できるカム表面を有するクランプ部材 とを備え、前記回転可能な部材の回転によって、前記クランプ部材が前記容器閉 鎖体に押し付けられ、(1)前記容器閉鎖体が前記受容出入口内にさらに押し込 まれ、前記閉鎖体が前記貫通導管によって貫通され、(2)貫通された閉鎖体が 固定位置にクランプされる装置。 30. さらに、 前記移送通路と前記回転可能な部材との間で延び、弁部材が前記移送通路を閉 塞する第一の位置と前記弁部材が移送通路を開放する第二の位置との間で往復運 動ができるように前記本体によって案内される弁ステム上の弁部材と、 前記回転可能な部材が回転したときに前記第一の位置と第二の位置との間で前 記弁ステムを移動するために前記弁ステムに係合された前記回転可能な部材上の カムトラックとを含む請求の範囲第29項に記載の装置。 31. 少なくとも一つの表示が前記閉鎖体上に含まれ、前記装置がさらに、前 記表示を検知するセンサを含む前記閉鎖体と共に使用される請求の範囲第29項 に記載の装置。 32. 前記センサが、 光学データ記憶媒体、 電子マイクロチップデータ記憶媒体のうちの少なくとも一方を読み取るシステ ムを含む請求の範囲第31項に記載の装置。 33. さらに、前記クランプ部材を半径方向内側へバイアスさせる圧縮ばねを 含む請求の範囲第29項に記載の装置。 34. 液体麻酔薬の容器に気化器を接続するために麻酔薬気化器上に取り付け るのに適した移送装置であって、 前記気化器に取り付けられるようになされ、(1)受容穴と、(2)前記穴の 内側の周りで延び前記穴と連通する溝と、(3)前記気化器と前記穴との間で延 びる流体移送通路を規定する第一の本体と、 前記容器と連通する出入口を含む第二の本体を備え、該第二の本体は、(1) 前記第一の本体に対する軸の周りでの前記第二の本体自体の回転、および(2) 前記第二の本体自体の円筒形部分の前記穴に沿った軸方向の移動に適応するため に前記穴で受容される円筒形部分を含み、前記円筒形部分が、周方向環状溝と、 前記周方向環状溝から前記出入口へ向って延びる流体移送溝を規定し、それによ って、 前記第二の本体が、(1)前記第一および第二の本体の前記 環状溝が連通して前記移送装置中の流体流に適応する第一の位置と、(2)前記 環状溝が連通せず、前記移送装置内の流体流を妨げる第二の位置との間で軸方向 へ移動することができ、 前記第二の本体が、(1)流体が前記移送装置から流出できない第一の配向と 、(2)前記流体が、重力の作用で前記移送装置から前記気化器へ流れることが できる第二の配向との間で回転することができる移送装置。 35. 前記第二の本体の出入口が、前記容器に直接接続されるようになされる 請求の範囲第34項に記載の移送装置。 36. 前記第二の本体の出入口が、移送チューブに接続されるようになされ、 移送チューブが前記容器に接続される請求の範囲第34項に記載の移送装置。 37. 液体麻酔薬の容器に気化器を接続するために麻酔薬気化器上に取り付け るのに適した移送装置であって、 前記気化器に取り付けられるようになされ、(1)受容穴と、(2)前記気化 器から延び前記穴と連通する流体移送通路を規定する第一の本体と、 前記容器と連通する出入口を含む第二の本体を備え、該第二の本体は、(1) 前記第一の本体に対する軸の周りでの前記第 二の本体自体の回転、および(2)前記第二の本体自体の円筒形部分の前記穴に 沿った軸方向の移動に適応するために前記穴で受容される円筒形部分を含み、前 記円筒形部分が、前記出入口から前記穴へ延びる流体移送通路を規定し、前記第 二の本体が前記穴に沿った一方の軸方向位置での少なくとも二つの異なる回転位 置にあり、前記第一の本体と前記第二の本体との間の流れが可能であるときに、 前記第一および第二の本体通路が連通し、前記第二の本体が、前記第一の本体と 第二の本体との間の流れが遮断される前記穴に沿った他方の軸方向位置へ移動す ることができる移送装置。 38. 前記第一の本体が、前記穴の内側の周りで延び前記穴と連通する環状溝 を規定し、前記第一の本体の流体移送通路が前記環状溝と連通する請求の範囲第 37項に記載の移送装置。 39. 前記第二の本体の円筒形部分が、前記円筒形部分の外側の周りで延び前 記穴と連通する環状溝を規定し、前記第二の本体の流体移送通路が前記環状溝と 連通する請求の範囲第37項に記載の移送装置。 40. 前記第一の本体が、前記気化器から延び前記穴と連通する他の流体移送 通路を規定し、 前記第二の本体が、前記出入口から前記穴へ延びる他の流体移送通路を規定す る請求の範囲第37項に記載の移送装置。 41. 貫通可能な閉鎖体を有する麻酔薬の容器に気化器を接続するために麻酔 薬気化器上に取り付けるのに適した移送装置であって、 前記閉鎖体を受容する領域を規定する本体と、 前記閉鎖体を貫通するために前記領域に存在する少なくとも一つの中空貫通ス パイクと、 前記スパイクと前記気化器との間で前記本体を貫通する通路と、 前記閉鎖体に係合するようになされ、伸長位置と引き込み位置との間で移動で きるクランプと、 前記クランプを前記伸長位置と前記引き込み位置との間で移動するために前記 クランプに接続された操作ハンドルとを備え、前記容器閉鎖体が前記スパイクに 押し付けられ、前記スパイクが前記閉鎖体に貫通し、前記容器閉鎖体が前記本体 にクランプされる移送装置。 42. 気化器の流体通路を麻酔薬の容器に接続するために麻酔薬気化器上に取 り付けるのに適した移送装置であって、 前記気化器流体通路で前記気化器に取り付けられるようになされ、前記気化器 流体通路と円弧上の少なくとも二つの位置との間で連通する流体通路を有する固 定部と、 前記固定部上に回転できるように取り付けられた本体とを備え、前記容器を接 続することができる受容領域を規定し、前記本体が、二つの回転位置、すなわち 充填位置および排水位置のそれぞれにあるときに前記容器と前記固定部流体通路 を連通させる流体通路を規定する回転可能な前記本体とを備える移送装置。 43. 前記固定部が、 前記気化器に取り付けることができ、前記固定部流体通路の一部を規定する弧 状流路を有する背部プレートと、 前記流路を密封するために前記背部プレートに取り付けられ、円弧上の別々の 位置に第一および第二の通路を規定する前部プレートとを含み、前記第一および 第二の通路がそれぞれ、前記流路と連通し、前記前部プレートを貫通する請求の 範囲第42項に記載の移送装置。 44. 前記回転可能な本体が、前記容器上の閉鎖体を貫通する貫通スパイクを 含む請求の範囲第42項に記載の移送装置。 45. 前記回転可能な本体が、前記容器上の閉鎖体と係合し、前記本体上に前 記容器を保持する可動クランプを有する請求の範囲第44項に記載の移送装置。 46. 前記固定部が、伸長位置の方へ垂直方向にバイアスされた当接ピンを有 し、 前記回転可能な本体が、前記本体が所定の位置へ回転したときに前記当接ピン に係合する係合ピンを有する請求の範囲第42項に記載の移送装置。 47. 前記固定部が、伸長位置の方へ垂直にバイアスされたラッチピンを有し 、 前記回転可能な本体が、前記ラッチピンを受容して前記本体の回転を妨げる穴 を有する請求の範囲第42項に記載の移送装置。 48. 前記回転可能な本体が、前記ラッチピンを前記穴から押し出し前記本体 が回転できるようにする、前記穴内で回転できる駆動ピンを有する請求の範囲第 47項に記載の移送装置。 49. 前記固定部が、前記穴から部分的に突き出るように垂直方向へバイアス された球を含む少なくとも一つの穴を規定し、 前記回転可能な本体が、前記球の前記突起部を所定の回転位 置で受容する穴を規定する請求の範囲第42項に記載の移送装置。 50. 前記容器上の表示を検知する検知システムを含む請求の範囲第42項に 記載の移送装置。 51. 気化器の流体通路を液体麻酔薬の容器に接続するために麻酔薬気化器上 に取り付けるのに適した移送装置であって、 前記固定部上で回転できるように取り付けられ、ほぼ平坦な係合面を規定する 、固定部および回転可能な本体とを備え、 前記固定部が、前記気化器流体通路と前記固定部の前記面を連通させる流体通 路を規定し、 前記回転可能な本体が、前記容器と前記回転可能な本体の前記面の間を連通さ せる流体通路を規定し、 前記固定部の前記流体通路と前記回転可能な本体の前記流体通路が、前記回転 可能な本体の二つの回転位置でしか連通しない移送装置。 52. 前記固定部が、 前記気化器に取り付けることができ、前面と、前記固定部流体通路の一部を規 定する前記前面の弧状流路とを有する背部プレートと、 前記背部プレートに取り付けられ、前記固定部の平坦な面を規定する前面を有 し、前記流路を密封するために前記背部プレート前面に接して配設された背面を 有する前部プレートとを備え、前記前部プレートが、それぞれ、前記流路と連通 し前記前面を貫通する、第一および第二の通路を円弧上の別々の位置に規定する 請求の範囲第51項に記載の移送装置。 53. 前記回転可能な本体が、前記容器上の閉鎖体を貫通する貫通スパイクを 含む請求の範囲第51項に記載の移送装置。 54. 前記回転可能な本体が、前記容器上の閉鎖体と係合し、前記本体上に前 記容器を保持する可動クランプを有する請求の範囲第53項に記載の移送装置。 55. 前記固定部が、伸長位置の方へ垂直方向にバイアスされた当接ピンを有 し、 前記回転可能な本体が、前記本体が所定の位置へ回転したときに前記当接ピン に係合する係合ピンを有する請求の範囲第51項に記載の移送装置。 56. 前記固定部が、伸長位置の方へ垂直方向にバイアスされたラッチピンを 有し、 前記回転可能な本体が、前記ラッチピンを受容して前記本体 の回転を妨げる穴を有する請求の範囲第51項に記載の移送装置。 57. 前記回転可能な本体が、前記ラッチピンを前記穴から押し出し前記本体 が回転できるようにする、前記穴内で回転できる駆動ピンを有する請求の範囲第 56項に記載の移送装置。 58. 前記固定部が、前記穴から部分的に突き出るように垂直方向へバイアス された球を含む少なくとも一つの穴を規定し、 前記回転可能な本体が、前記球の前記突起部を所定の回転位置で受容する穴を 規定する請求の範囲第51項に記載の移送装置。 59. 前記容器上の表示を検知する検知システムを含む請求の範囲第51項に 記載の移送装置。
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