JPH09506367A - 化合物 - Google Patents

化合物

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JPH09506367A
JPH09506367A JP7516268A JP51626895A JPH09506367A JP H09506367 A JPH09506367 A JP H09506367A JP 7516268 A JP7516268 A JP 7516268A JP 51626895 A JP51626895 A JP 51626895A JP H09506367 A JPH09506367 A JP H09506367A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D213/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/04Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D213/60Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Abstract

(57)【要約】 本発明は式I: [式中、R、R1、R2、R3、Z、Aおよびmは明細書の記載と同意義である]で示される化合物に関する。これらの化合物はロイコトリエンアンタゴニストであり、それ自体、ロイコトリンに関連する種々の疾患の治療に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 化合物 発明の分野 本出願は、1992年6月30日出願の米国特許出願番号第07/906,7 71号の一部継続出願である、1993年3月2日出願の出願番号第08/02 5,198号の継続出願である、1993年6月30日出願の出願番号PCT/ US93/06234の一部継続出願である。本発明の分野は、ロイコトリエン 、特にロイコトリエンB4に由来するかまたは関連する疾患の治療にて有用であ ることが見いだされた、ある種の置換ピリジニル−2−プロペノエートおよびそ の同族体の分野にある。かかる化合物は、ロイコトリエンの作用を拮抗すること において有用性を有する。 発明の背景 ロイコトリエンとして知られる一連の生物活性脂質は、呼吸系、心臓血管系お よび胃腸系にて薬理学的効果を発揮する。一般に、ロイコトリエンは2つのサブ クラス、すなわち、ペプチドロイコトリエン(ロイコトリエンC4、D4およびE4 )およびジヒドロキシロイコトリエン(ロイコトリエンB4)に分類される。本 発明は、主としてヒドロキシロイコトリエン(LTB)に関するが、この特定の 群のロイコトリエンに限定されるものではない。 ペプチドロイコトリエンは「アナフィラキシーの遅反応性物質(SRS−A) 」に関連する生物学的応答に関与している。この応答は、in vivoにて、冠状動 脈収縮のごとき心臓血管効果および多くの他の生物学的応答における長期にわた る気管支収縮として現れる。ペプチドロイコトリエンの薬理学は、平滑筋収縮、 心臓筋衰弱、血管透過性の上昇および粘液生成の増加を包含する。 比較的には、LTB4は、白血球とリンパ球の機能の刺激を介してその生物学 的効果を発揮する。LTB4は、多形核白血球(PMN)の走化性、化学運動性 および凝集を刺激する。 ロイコトリエンは、臨界的には、多くの型の心臓血管系疾患、肺疾患、皮膚科 学的疾患、腎臓疾患、アレルギー性疾患、ならびに喘息、成人呼吸窮迫症候群、 嚢胞性線維症、乾癬および炎症性腸疾患を包含する炎症性疾患の介在に関与して いる。 ロイコトリエンB4(LTB4)は、ボルギート(Borgeat)およびサミュエル ソン(Samuelsson)により、1979年に最初に記載され、後に、コーリー(Co rey)および共同研究者らにより5(S),12(R)−ジヒドロキシ−(Z,E,E, Z)−6,8,10,14−エイコサテトラエン酸であることが明らかにされた。 該化合物は、LTA4の酵素的加水分解により生じるアラキドン酸カスケード 生成物である。肥満細胞、多形核白血球、単球およびマクロファージにより産生 されることが判明している。LTB4は、PMN白血球に対するin vitroにおけ る有効な刺激剤であることがわかっており、走化性および化学運動性移動、付着 、凝集、脱顆粒反応、スーパーオキシド生成および細胞毒性の増加を引き起こす 。LTB4の効果は、高度な立体特異性を示す白血球表面上の別個の受容体部位 を介して媒介される。ヒト血液PMN白血球に関する薬理学的研究は、ペプチド 走化性因子に対して特異的な受容体とは別の2つのクラスのLTB4特異的受容 体の存在を示している。受容体のセットのそれぞれが、別のセットのPMN白血 球機能に関連しているようである。カルシウム動員は両方の機構に関与している 。 LTB4は、in vivoにおける炎症媒体として確立されている。それは、重度の 肺機能不全のヒトの肺の洗浄物中に高レベルで見いだされたのみならず、イヌに おける気道過敏症にも関連していた。 本発明の化合物および医薬組成物は、LTB4の効果、または末端器官、例え ば気道平滑筋での他の薬理学的に活性な媒体を拮抗することにより、ヒトまたは 動物を含む、対象における、ロイコトリエンが因子となっている疾患の治療にお いて価値を有する。 発明の要約 一の態様において、本発明は、式I: [式中、 AはCH2であり、ZはS(O)q(ここに、qは0、1または2)、CH2、C HOH、C=OまたはNRxまたはOであるか;または AはC=Oであり、ZはNRxであり; mは0〜5であり; Rxは水素または低級アルキルであり; Rは、C1〜C20−脂肪族、未置換または置換5員ヘテロアリール−C1〜C10 −脂肪族−O−、未置換または置換フェニル−C1〜C10−脂肪族(ここに、置 換フェニルは、低級アルコキシ、低級アルキル、トリハロメチルおよびハロから なる群より選択される1個または2個以上の基を有する)であるか、またはRは C1〜C20−脂肪族−O−であるか、またはRは未置換または置換フェニル−C1 〜C10−脂肪族−O−(ここに、置換フェニルは、低級アルコキシ、低級アルキ ル、トリハロメチルおよびハロからなる群より選択される1個または2個以上の 基を有する)であり; R1は、R4、−(C1〜C5脂肪族)R4、−(C1〜C5脂肪族)CHO、−(C1〜 C5脂肪族)CH2OR5であり; R2およびR3は、独立して、ハロ、低級アルコキシ、CF3、CNまたは低級 アルキルであり; R4は、テトラゾール−5−イルあるいはCOOHまたはそのエステルもしく はアミドであり; R5は、H、低級アルキル、CH3(CH2)0-6COまたはフェニル(CH2)0-3C Oを意味する] で示される化合物またはN−オキシドまたは医薬上許容される塩を包含する。 さらなる態様において、本発明は、式Iの化合物またはその塩と、担体とを混 合してなる組成物に関する。医薬用途に適する組成物であって、医薬上許容され る賦形剤または担体と、医薬上許容される塩の形態であってもよい式Iの化合物 とからなるものは、これらの組成物に包含される。 これらの化合物はまた、疾患、特に乾癬および炎症性腸疾患を治療するのに用 いることもできる。 これらの化合物の製造方法もまた、本発明の範囲に包含され、該方法は、 a)塩を形成させるか、または b)エステルを形成させ; c)チオエーテルをスルホキシドもしくはスルホンに酸化するか;または d)6−ハロメチルピリジル化合物を適当なメルカプタン、ヒドロキシまたは アミノ化合物と反応させることにより式Iの化合物を形成させることからなる。 一般的具体例 以下の定義を本発明を記載するのに使用する。 「脂肪族」は飽和および不飽和基を包含するものとする。これは、直鎖および 分枝鎖、飽和またはモノもしくはポリ不飽和鎖(二重結合および三重結合がどの ような組み合わせで存在していてもよい)を包含する。「低級アルキル」なる語 は、いずれかの異性体形の炭素数1ないし6のアルキル基をも意味するが、特に 直鎖状のものである。「低級アルコキシ」は、低級アルキル−O−基を意味する 。「アシル−低級アルキル」は、カルボニルの炭素が、低級アルキルの定義にお いて記載された炭素数1〜6のうちの1つの炭素として数えられる(O)C−低 級 アルキル基をいう。「ハロ」はフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味す る。フェニル環は、1個または2個以上のこれらの基で置換されていてもよい。 複数の置換基は同じであっても異なっていてもよく、例えば、3個のクロロ基で あってもよく、あるいはクロロとアルキル基の組み合わせであってもよく、さら に後者の組み合わせがクロロ/アルキルのパターンにおいて異なるアルキル基を 有していてもよい。 「未置換または置換5員ヘテロアリール」なる語は、酸素、硫黄または窒素で ある1個または2個以上のヘテロ原子を有する5員芳香族環を意味する。このよ うな環は、例えば、フリル、チエニル、テトラゾリル、チアゾリル、イソチアゾ リル、トリアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアジアゾリル、ピロリ ル、イミダゾリルまたはピラゾリルである。環は1個または2個以上の低級アル キル基、好ましくは、メチルで置換されていてもよい。 「医薬上許容されるエステル形成基」なる語は、これらの化合物に存在しうる 酸官能基より生成することのできるすべてのエステルを包含する。得られるエス テルは、医薬的使用への用途において許容されるものであろう。それによれば、 該エステルは親の化合物の生物学的活性を保持しており、その用途および疾患の 治療における使用にて都合の悪いまたは有害な効果を有していないことを意味す る。 アミドを酸基から形成させてもよい。最も好ましいアミドは、窒素が水素また は炭素数1〜6のアルキルにより置換されているものである。ジエチルアミドが 特に好ましい。 本発明の化合物の医薬上許容される塩もまた本発明に包含されるものである。 これらの塩は、医薬用途への適用が許容される塩であろう。該語句は、塩が親の 化合物の生物学的活性を保持しており、疾患の治療において都合の悪いまたは有 害な効果を有していないことを意味する。 医薬上許容される塩を標準的方法で製造する。塩基の酸付加塩の場合には、適 当な溶媒に溶かした親化合物を、過剰な有機または無機酸で処理するか、または 、例えばR4がCOOHの場合には過剰な有機または無機塩基で処理する。 ピリジル環の窒素のオキシドは、当該分野にて知られており、本明細書にて示 されている手段により製造してもよい。これらは本発明の一部であると考えられ る。 置換基をいくつか組み合わせることにより、本発明の化合物中にキラル中心が 形成され、あるいは別の形態の異性中心が形成される場合、かかる異性体形はす べて本発明に包含されるものである。キラル中心のある化合物を、ラセミ体混合 物として投与してもよく、またはラセミ体を分離して個々のエナンチオマーを単 独で使用してもよい。 ロイコトリエンアンタゴニストとして、これらの化合物は、ロイコトリエン、 特にLTB4に付随する、またはその原因もしくは効果に起因する種々の疾患の 治療にて用いることができる。乾癖および炎症性腸疾患のごとき炎症性疾患は、 本明細書に記載の化合物を塗布または投与することにより治療してもよい。これ らの化合物を用いて、肺の、または肺以外での疾患を包含するアレルギー性疾患 を治療することも期待できる。例えば、これらの化合物は、抗原誘発のアナフィ ラキシスに有用であろう。これらは、喘息、アレルギー性鼻炎および過敏性腸疾 患の治療に有用である。これらの化合物により、ブドウ膜炎およびアレルギー性 結膜炎のごとき目の疾患を治療することもできる。 これらの化合物は経口活性を示し、すなわち、該化合物は消化管で吸収され、 試験モデルにてin vivo活性を示す。ロイコトリエンアンタゴニストである構造 的に類似する他の化合物と比較した場合、この活性は独特なものである。他のか かる化合物も消化管にて吸収されるかもしれないが、該化合物は、標的器官また は症状にて、特に乾癬などの局所疾患の治療との関連において、治療応答を示さ ない。 好ましい化合物は、RがC8〜C20アルコキシ、チエニル−C1〜C10アルコキ シ、未置換または置換チアゾリル−C1〜C10アルコキシ、フェニル−C1〜C10 アルコキシまたは置換フェニルC1〜C10アルコキシであり;R1が−(C1〜C3 アルキル)R4または−(C2〜C3アルケニル)R4であって、R2およびR3が共に ハロゲンの化合物である。より好ましい化合物は、Rが未置換または置換フェニ ル−C1〜C10アルコキシ、特に未置換−フェニル(CH2)2-8−O−基、または p−フルオロもしくはp−メトキシフェニル(CH2)2-8−O−基、またはCH3( CH2)7-9−O−であり;mが0〜5、最も好ましくは0、1または2であり; R1がHO2C−CH=CH−またはHO2C−CH2CH2−である化合物または その塩、エステルもしくはアミド誘導体である。Aについては、CH2基が好ま しい。ZについてはS(O)qおよびOが好ましく、S(O)qにおいて、qは1、2 または3である。もう一つ別の下位群の好ましい化合物は、R2およびR3がハロ ゲン、メチルまたはメトキシであり、特に両方がハロゲン、メチルまたはメトキ シである化合物である。2,6−ジクロロ化合物が好ましい化合物である。個々 の好ましい化合物は以下のとおりである: (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− フルオロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジメチルフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジメトキシフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウ ム、 (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6 −ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸リチウム 、 (E)−3−[3−[4−(4−フルオロフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[4−(4−フルオロフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジフルオロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウ ム、 (E)−3−[3−[2−(4−フルオロフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[2−(4−フルオロフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6 −ジフルオロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリ ウ ム、 (E)−3−[3−(4−フルオロベンジルオキシ)−6−[(2,6−ジクロロフェ ニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム、 (E)−3−[3−[4−フェニルブチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニ ルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム、 (E)−3−[3−[2−フェニルエチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニ ルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム、 (E)−3−[3−[2−(4−フルオロフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロパン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[4−(4−フルオロフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロパン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロパン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[2−(4−メトキシフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[2−(4−フルオロフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,4, 6−トリクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナト リウム、 (E)−3−[3−[2−(4−フルオロフェニル)エチルオキシ]−6−[(2−ク ロロ−6−メチルフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナ トリウム、 (E)−3−[3−[2−(4−メトキシフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロパン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[2−(4−クロロフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6−ジ クロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[8−(4−メトキシフェニル)オクチルオキシ]−6−[(2,6 −ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルチ オ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[3−フェニルプロピルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェ ニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−N,N−ジエチル3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジ クロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペンアミド、 (E)−3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルオ キシ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−(チエン−2−イル)エチルオキシ]−6−[(2,6−ジク ロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−(チエン−3−イル)エチルオキシ]−6−[(2,6−ジク ロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−(3−メチルチアゾール−2−イル)エチルオキシ]−6 −[(2,6−ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸 、 (E)−N,N−ジエチル3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジ クロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペンアミド、 (E)−3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルス ルフィニル)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルス ルホニル)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルチオ)メ チル]−2−ピリジニル]プロパン酸、 3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルスルフィ ニル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸、 3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルスルホニ ル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸、 3−[3−[8−(4−メトキシフェニル)オクチルオキシ]−6−[(2,6−ジク ロロフェニルスルフィニル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸、および 3−[3−[8−(4−メトキシフェニル)オクチルオキシ]−6−[(2,6−ジク ロロフェニルジオキシスルホニル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸、また はその遊離酸または別の医薬上許容される塩。 合成法 これらの化合物を製造するのに、同一方法に変形を加えたいくつかの方法が用 いられていた。一般に、使用される方法は、まずR基を合成するのに必要な中間 体を製造し、ついで式Iのコア構造を形成するのに必要なフェニル中間体を調製 し:ついでピリジル中間体を調製し、該フェニル中間体と反応させてコア構造を 形成させることであった。そして、塩、遊離酸、アミド、別のエステルなどを調 製した。 前記したように、第1工程は、市販されていないR基を形成するのに必要な中 間体を製造することであった。この化学作用は置換フェニルC1〜C10−脂肪族 −O−基のケースにて示されている。同一または類似する化学作用が公開特許出 願、例えば、PCT国際特許番号PCT/US91/03398、PCT/US 91/03772、PCT/US91/03940およびPCT/US91/0 3399に開示されている。それらすべてを出典明示により本明細書の一部とす る。これらの文献に開示されている化学作用は、式IのR基を形成するのに本明 細書に記載の方法の代わりに、または組み合わせて用いることができる。 通常、次に、チオール中間体ではなく、置換ピリジルクロリドを調製するが、 この操作は本発明の実施に臨界的な操作ではない。置換6−クロロメチルピリジ ル中間体の製造は、PCT/US91/03772および前記した他のPCT出 願に開示の出発化合物および化学作用を用いて開始できる。PCT/US91/ 03772に開示されている化学作用を用いて出発物質の2,6−ルチジン−α 2,3−ジオールを、例えば、2−(E−2−カルボニルメチルエテニル)−3−[ 4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−クロロメチルピリジンに変形 できる。この操作を後記するスキームIに示す。ついで、新規の化学作用、両方 の条件および試薬DBUを用い、塩基性構造の式Iを製造するために、チオフェ ノールをクロロメチル置換ピリジンに結合させる。ついで、塩基または酸を用い 、所望であれば、いずれのエステル基も加水分解できる。塩の溶液を酸性化する こ とによってその塩より遊離酸を得ることができる。標準的反応条件および試薬を 用い、エステルおよびアミドを調製できる。文献に記載の方法により、対応する 酸ハライド、例えば、酸塩化物よりテトラゾールを得ることができる。 前記したPCT出願の記載に従って製造するか、または市販されている供給源 より得られる前駆体を用い、スキームIに概説した工程を用い、式Iの化合物を 製造できる。 ジオールを6−(クロロメチル)ピリジン化合物に変換するのに用いることが できる条件および試薬についての一般的記載は、PCT出願番号PCT/US9 1/03772に見られる。各工程について記載されている一般的事項を、当該 出願の実施例に記載された特定の化学的操作と共に出典明示により本明細書の一 部とする。 式Iの右側部分を製造するのに有用な多数のチオフェノールおよびチオアルキ ルフェニル化合物が市販されている。排除するというわけではないが、一覧は以 下のとおりである:2,5−ジクロロチオフェノール、2,6−ジメチルチオフェ ノール、2,4−ジクロロチオフェノール、2−クロロ−6−メチルチオフェノ ール、2−クロロ−4−フルオロチオフェノール、2,4−ジクロロベンジルチ オール、2−クロロ−6−フルオロベンジルメルカプタンおよび2,4−ジフル オロベンジルチオール。他のチオールは、ブロモ化合物をチオ尿素で処理し、つ づいて塩基加水分解することによって、ハロアルキルフェニル(そのブロモ形が 好ましい)化合物をその対応するメルカプタンに変換することに関する、公開さ れた化学操作により製造することができる。また、チオフェノールは、その対応 するチオカルバメートを熱転位させ、つづいて加水分解することによっても製造 できる。 チオールとクロロメチルピリジル化合物のカップリングは、1,8−ジアザビ シクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)および適当な溶媒、例えば、 CH3CNを利用する新規な方法を用いてなされる。水分をその系より除去し、 不活性ガス、例えば、アルゴンを用いる。約50℃ぐらいのわずかに高い温度が 好ましく;カップリング反応は約3時間で終了する。 コア構造が形成されると、いずれのエステルも酸または塩基を用いて加水分解 することができる。塩基が好ましい。あるいは酸は別のエステル、アミドまたは 別の塩に変換できる。 本発明の医薬組成物は、医薬担体または希釈体と、ある量の式(I)の化合物 とからなる。該化合物は、生理学的に応答する量にて配合されているか、または より少量にて配合されていてもよく、その結果、意図する治療を行うために、使 用者は2またはそれ以上の単位の組成物を摂取する必要があるであろう。これら の組成物は固体、液体として、または気体の形態にて製造してもよい。あるいは 、これら3種のうちの1つの形態を、固体をエアロゾル手段によりデリバーする 時、または液体をスプレーもしくはエアロゾルとしてデリバーする時のように、 投与時に別の形態に変形してもよい。 好ましくは、医薬上許容される形態にて、治療上有効量の式Iの化合物を対象 に投与することからなる、LTB4介在疾患の治療法は本発明の範囲内にある。 例えば、有効量の式Iの化合物を投与することによる媒介物質の放出に由来する アレルギー応答の徴候の阻害は本発明の範囲内に含まれる。投与は適当な間隔の 投与単位にて、または必要ならば単一投与量にて実施してもよい。通常、この方 法は徴候の軽減を特に必要とする場合に行われるであろう。しかし、該方法はま た、逐次もしくは予防的処理として実施するのに有用である。治療される症状ま たは疾患の重度などのファクターを考慮し、前記した投与量の範囲から投与すべ き有効投与量を慣用的実験操作により決定するのは当該分野の技術の範囲内であ る。 組成物および医薬担体または希釈体の性質は、もちろん、意図する投与経路、 例えば、非経口、局所、経口または吸入によるかに依存するであろう。 局所投与の場合、医薬組成物は、皮膚、目、耳または鼻への投与に適したクリ ーム、軟膏、リニメント、ローション、ペースト、エアロゾルおよび滴剤の形態 であろう。 非経口投与の場合、医薬組成物は、アンプルのごとき滅菌した注射可能な液体 の形態、または水性もしくは非水性液体懸濁物の形態であろう。 経口投与の場合、医薬組成物は、錠剤、カプセル、散剤、ペレット、トローチ 、ロゼンジ、シロップ、液体またはエマルジョンの形態であろう。 医薬組成物が溶液または懸濁液の形態で利用される場合には、適当な医薬担体 または希釈剤は、例えば、水性系では水;非水性系ではエタノール、グリセリン 、プロピレングリコール、トウモロコシ油、綿実油、ピーナッツ油、ゴマ油、流 動パラフィンおよびそれらと水との混合物;固体系ではラクトース、カオリンお よ びマンニトール;およびエアロゾル系ではジクロロジフルオロメタン、クロロト リフルオロエタンおよび圧縮二酸化炭素を包含する。さらに、医薬担体または希 釈剤に加えて、本発明の組成物が、安定化剤、酸化防止剤、保存剤、滑沢剤、沈 殿防止剤、粘度調節剤などのような他の成分を含んでいてもよいが、その付加成 分は本発明の組成物の治療効果に悪影響を及ぼさないものとする。 このように記載した医薬調製物を、所望の最終生成物に適するように薬化学者 の常套手段に従って製造する。 これらの組成物において、担体または希釈剤の量は変化するが、好ましくは、 担体または希釈剤が、活性成分の懸濁液もしくは溶液の大部分を占めるものとす る。希釈剤が固体である場合、固体活性成分より少量、等量あるいは多量に存在 していてもよい。 通常には、ロイコトリエンが因子となっている疾患の徴候を阻害するのに十分 な非毒性量を配合した組成物にて式Iの化合物を対象に投与する。局所処方は、 約0.01ないし5.0重量%の活性成分を含み、必要ならば予防または治療薬と して患部に塗布されるであろう。経口的に、あるいは他の食物摂取または注射投 与法にて用いる場合には、組成物の用量は1回の投与につき活性成分が50mg ないし1000mgとなるように選択される。都合よくは、約50mgないし約 5000mgより選択される一日の投与量で、等しい用量を一日に1〜5回投与 する。 これらの化合物を、本発明にしたがって投与する場合、許容されない毒物学的 効果は考えられない。バイオアッセイ 本発明の多くの化合物のアンタゴニスト活性の特異性を、塩化カリウム、カル バコール、ヒスタミンおよびPGF2のようなアゴニストに対する比較的低レベ ルの拮抗作用により測定する。 本発明の方法にて用いる化合物のレセプター結合親和性を、ヒトU937細胞 膜上の[3H]−LTB4結合部位への化合物の結合能により測定する。本発明の 方法にて用いる化合物のLTB4アンタゴニスト活性を、用量依存法にて、フラ −2(fura−2)、蛍光性カルシウムプローブを用いて測定される一過性のカル シウム惹起LTB4の拮抗能により測定する。利用される方法は1991年3月 31日出願の以前に公開されたPCT出願PCT/US91/03772に開示 されている。そこに開示されているアッセイを出典明示により本明細書の一部と する。 特別な具体例 以下の実施例は、本発明の化合物の製法および使用法を説明するものである。 これらの実施例は、単なる例示であって、本発明の範囲を何ら制限または限定す るものではない。請求の範囲を参照し、発明者に保持される事項を明確にする。 実施例1 2−(E−2−カルボキシメチルエテニル)−3−[4−(4−メトキシフェニル) ブチルオキシ]−6−クロロメチルピリジン塩酸塩 1A 1−ヨード−4−(4−メトキシフェニル)ブタン . 4−(4−メトキシ フェニル)ブタン−1−オール(9.37g、52ミリモル、アルドリッチ)の乾 燥トルエン(185ml)中撹拌溶液に、アルゴン雰囲気下、トリフェニルホス フィン(17.8g、67.6ミリモル)およびイミダゾール(10.6g、15 6ミリモル)を加えた。10分経過後、I2(17.1g、67.6ミリモル)を 加えた。ついで、反応物を65℃で30分間加熱した。室温に冷却した後、反応 物の体積を1/4に濃縮した。残りの溶液をEt2Oで希釈し、H2Oおよびブラ インで洗浄し、乾燥(MgSO4)した。溶媒を除去し、得られた残渣をCH2Cl2に 溶かし、フラッシュクロマトグラフィーカラム(シリカ)に付した。ヘキサン中 2%EtOAcで溶出し、無色油を得た:1H NMR(250MHz,CDCl3) δ7.08(d,J=8.7Hz,2H,フェニル)、6.82(d,J=8.7Hz,2 H,フェニル)、3.78(s,3H,OMe)、3.17(t,J=7.4Hz,2H, I−CH2)、2.54(t,J=7.2Hz,2H,ベンジル)、1.85(m,2H, CH2)、1.60(m,2H,CH2).1B 3−ヒドロキシ−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド . 2,6−ルチジン−α2,3−ジオール(15g、107.8ミリモル、アルドリッ チ)を乾燥CH2Cl2(200ml)に懸濁させ、MnO2(47g、539ミリ モル)で処理した。反応物を室温で6時間撹拌した。反応混合物をセライト床を 介して濾過し、溶媒を蒸発させた。粗製アルデヒドを黄褐色固体として得、次工 程に直接使用した:1H NMR(250MHz,CDCl3)δ10.65(s,1 H,OH)、10.30(s,1H,アルデヒド)、7.30(m,2H,4,5−ピリ ジル)、2.55(s,3H,メチル).1C 3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−メチル−2−ピリ ジンカルボキシアルデヒド . 1−ヨード−4−(4−メトキシフェニル)ブタン (12.6g、43.4ミリモル)の乾燥DMF(45ml)の溶液に、アルゴン 雰囲気下、3−ヒドロキシ−6−メチル−2−ピリジン カルボキシアルデヒド (7.2g、52.5ミリモル)および無水K2CO3(30g、217ミリモル) を加えた。反応物を90℃で2.5時間激しく撹拌した。室温に冷却した後、反 応物をEtOAcで希釈し、H2O、水性NH4Clおよびブラインで洗浄し、乾燥 (MgSO4)させた。蒸発させて暗色油として粗製アルデヒドを得、それをさらに 精製することなく用いた。1D 2−(E−2−カルボキシメチルエテニル)−3−[4−(4−メトキシフェ ニル)ブチルオキシ]−6−メチルピリジン . 前記の操作により得られた3−[ 4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−メチル−2−ピリジンカルボ キシアルデヒドを、アルゴン雰囲気下、乾燥トルエン(200ML)に溶かし、 (トリフェニルホスホルアニリデン)酢酸メチル(14.5G、43.4ミリモル )で処理した。反応物を50℃で1時間加熱した。室温に冷却後、反応物をEt OAcで希釈し、H2Oおよびブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4)させた。フラッ シュカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン中20%EtOAc)に付して 精製し、淡黄色油を得た:1H NMR(250MHz,CDCl3)δ8.07(d ,J =15.7Hz,1H,ビニル)、7.10(m,4H,フェニル,4,5−ピリジル) 、7.07(d,J=15.7Hz,1H,ビニル)、6.81(d,J=8.7Hz,2 H,フェニル)、3.97(t,J=6.1Hz,2H,O−CH2)、3.79(s,3 H,OMe)、3.78(s,3H,メチルエステル)、2.54(t,J=7.2Hz, 2H,ベンジル)、2.48(s,3H,メチル)、1.85(m,2H,CH2)、1 .60(m,2H,CH2);MS(ES):356.4(M+H).1E 2−(E−2−カルボキシメチルエテニル)−3−[4−(4−メトキシフェ ニル)ブチルオキシ]−6−メチルピリジン N−オキシド . 2−(E−2−カル ボキシメチルエテニル)−3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6 −メチルピリジン(13.6g、38.2ミリモル)を乾燥CH2Cl2(100m l)に溶かし、0℃に冷却した。これに、50%mCPBA(13.2g、38. 3ミリモル)を10分間にわたって3回に分けて添加した。冷却浴を取り外し、 反応物を室温で15時間撹拌した。反応物を水性NaHCO3中に注ぎ、生成物を CH2Cl2に抽出した。有機抽出物をH2Oおよびブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4 )させた。粗生成物を黄色固体として得、それをさらに精製することなく使用 した。1F 2−(E−2−カルボキシメチルエテニル)−3−[4−(4−メトキシフェ ニル)ブチルオキシ]−6−ヒドロキシメチルピリジン . 前記操作にて得られた 2−(E−2−カルボキシメチルエテニル)−3−[4−(4−メトキシフェニル) ブチルオキシ]−6−メチルピリジン N−オキシドを、アルゴン雰囲気下、乾燥 DMF(100ml)に懸濁させて0℃に冷却した。これに、無水トリフルオロ 酢酸(54ml、380ミリモル)をゆっくりと添加した。反応物を0℃で20 分間、つづいて室温で18時間維持した。反応溶液をゆっくりと飽和Na2CO3 水溶液に加え、1時間撹拌した。ついで、生成物をEtOAcに抽出し、合した有 機抽出物をH2Oおよびブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4)させた。フラッシュカ ラムクロマトグラフィー(シリカ、EtOAc:ヘキサン:CH2Cl2(25:2 5:50))に付して精製し、ワックス状固体を得た:1 H NMR(250MHz,CDCl3)δ8.08(d,J=15.7Hz,1H,ビ ニル)、7.23(d,J=8.4Hz,1H,5−ピリジル)、7.16(d,J=8 .4Hz,1H,4−ピリジル)、7.09(d,J=8.7Hz,2H,フェニル)、7 .03(d,J=15.7Hz,1H,ビニル)、6.82(d,J=8.7Hz,2H,フ ェニル)、4.69(d,J=4.1Hz,2H,CH2OH)、4.01(t,J=6. 1Hz,2H,OCH2)、3.82(s,3H,OMe)、3.78(s,3H,メチル エステル)、3.62(t,J=4.1Hz,1H,OH)、2.55(t,J=7.2 Hz,2H,ベンジル)、1.85(m,2H,CH2)、1.58(m,2H,CH2) ;MS(CI):374.3(M+H).1G 2−(E−2−カルボキシメチルエテニル)−3−[4−(4−メトキシフェ ニル)ブチルオキシ]−6−クロロメチルピリジン塩酸塩 . 2−(E−2−カル ボキシメチルエテニル)−3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6 −ヒドロキシメチルピリジン(1.00g、2.69ミリモル)を、アルゴン雰囲 気下、SOCl2(1.96ml、26.9ミリモル)の無水トルエン(20ml) 中冷却(0℃)溶液に加えた。冷却浴を取り外し、反応物を室温で4.5時間撹 拌した。溶媒および過剰なSOCl2を蒸発させた。得られた粗生成物(黄褐色固 体)をさらに精製することなく用いた。この物質を以下の実施例において列挙さ れている化合物を製造するための出発物質に供した。 実施例2 (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6−ジ クロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸リチウム2A (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸メチル . 2,6−ジクロロチオフェノール(53mg、0.297ミリモル、アルドリッ チ)を乾燥MeCN(0.60ml)に溶かし、2−(E−2−カルボキシメチル エテニル)−3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−クロロメチ ルピリジン塩酸塩(115mg、0.270ミリモル)および1,8−ジアザビシ クロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU、0.142ml、0.949ミリ モル)で処理した。反応物を、アルゴン雰囲気下、50℃で3時間撹拌した。反 応溶液をEtOAcで希釈し、H2Oおよびブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4)させ た。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、EtOAc:CH2Cl2:ヘ キサン(10:15:75))に付して精製し、無色ワックス状固体を得た。1 H NMR(250MHz,CDCl3)δ7.94(d,J=15.7Hz,1H,ビ ニル)、7.31(d,J=7.6Hz,2H,アリール)、7.13(m,4H,アリ ール,ピリジル)、7.11(d,J=8.4Hz,1H,ピリジル)、6.86(d, J=8.7Hz,2H,フェニル)、6.69(d,J=15.7Hz,1H,ビニル)、 4.14(s,2H,CH2S)、3.97(t,J=6.1Hz,2H,CH2O)、3. 80(s,3H,OMe)、3.78(s,3H,メチルエステル)、2.63(t,J =7.2Hz,2H,ベンジル)、1.81(m,4H,CH2CH2); 元素分析 C2727Cl2NO4Sとして、計算値(%):C,60.90;H,5. 11;N,2.63;測定値(%):C,60.61;H,5.01;N,2.57; MS(ES+):532.0(M+H).2B(E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6 −ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸リチウム . (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6 −ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸メチル( 65mg、0.122ミリモル)をTHF(1.0ml)およびMeOH(0.50 ml)に溶かし、1.0M LiOH(0.25ml、0.25ミリモル)で処理し た。反応物をアルゴン雰囲気下で20時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、生成物を 逆相MPLC(RP−18シリカ、H2O−MeOHグラジエント)により精製し た。凍結乾燥に付し、無色アモルファス固体を得た。1 H NMR(250MHz,d4−MeOH)δ7.68(d,J=15.7Hz,1H ,ビニル)、7.37(d,J=7.6Hz,2H,アリール)、7.13(m,4H,ア リール,ピリジル)、7.02(d,J=8.4Hz,1H,ピリジル)、6.82(d ,J=15.7Hz,1H,ビニル)、6.81(d,J=8.7Hz,2H,フェニル) 、4.13(s,2H,CH2S)、4.00(t,J=6.1Hz,2H,CH2O)、3 .75(s,3H,OMe)、2.62(t,J=7.2Hz,2H,ベンジル)、1.80 (m,4H,CH2CH2); 元素分析 C2624Cl2NO4SLi・15/8H2Oとして、計算値(%):C, 55.95;H,5.01;N,2.51;測定値(%):C,55.75;H,4. 58;N,2.36;MS(ES+):518.0(M+H,遊離酸). 2,6−ジクロロチオフェノールの代わりに適当なチオフェノールまたはメル カプタンを用いる以外、同様の操作により以下の化合物を製造した: (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジフルオロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウ ム、 (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジメチルフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロベンジルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[4−(4−フルオロフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[4−(4−フルオロフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジフルオロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウ ム、 (E)−3−[3−[2−(4−フルオロフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[2−(4−フルオロフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6− ジフルオロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウ ム、 (E)−3−[3−(4−フルオロベンジルオキシ)−6−[(2,6−ジクロロフ ェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム、 (E)−3−[3−[4−フェニルブチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニ ルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム、 (E)−3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルチ オ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム、 3−[3−[2−(4−フルオロフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロ ロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロパン酸ナトリウム、 3−[3−[4−(4−フルオロフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロ ロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロパン酸ナトリウム、 3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロ ロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロパン酸ナトリウム、 (E)−3−[3−[2−(4−メトキシフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウム 、 (E)−3−[3−[2−(4−フルオロフェニル)エチルオキシ]−6−[(2−ク ロロ−6−メチルフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナ トリウム、 3−[3−[2−(4−メトキシフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロ ロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロパン酸ナトリウム、およ び (E)−3−[3−[4−(4−メトキシフェニル)ブチルオキシ]−6−[(2,6− ジメトキシフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ナトリウ ム。 実施例3 遊離酸の製造 前記した塩の酸の形態は、その塩がまだ溶解していないならば、該塩を水に溶 かし、ついでその溶液を鉱酸、例えば希(6N)HClのような酸で酸性化する ことにより製造した。沈殿物を濾過することにより酸を回収した。実施例1−3 に開示の方法を用い、そのようにして以下の化合物を製造した。 (E)−3−[3−[2−(4−クロロフェニル)エチルオキシ]−6−[(2,6−ジ クロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[8−(4−メトキシフェニル)オクチルオキシ]−6−[(2,6 −ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルチ オ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[3−フェニルプロピルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェ ニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニル オキシ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−(チエン−2−イル)エチルオキシ]−6−[(2,6−ジク ロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−(チエン−3−イル)エチルオキシ]−6−[(2,6−ジク ロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−(3−メチルチアゾール−2−イル)エチルオキシ]−6 −[(2,6−ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸 、 (E)−3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルス ルフィニル)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルス ルホニル)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルチオ)メ チル]−2−ピリジニル]プロパン酸、 3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルスルフィ ニル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸、 3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルスルホニ ル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸、 3−[3−[8−(4−メトキシフェニル)オクチルオキシ]−6−[(2,6−ジク ロロフェニルスルフィニル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸、および 3−[3−[8−(4−メトキシフェニル)オクチルオキシ]−6−[(2,6−ジク ロロフェニルスルホニル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸。 実施例4 (E)−N,N−ジエチル3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6− ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペンアミド 4A 2−(E−2−カルボキシメチルエテニル)−3−(2−フェネチルオキシ) −6−ヒドロキシメチルピリジン . 1−ヨード−4−(4−メトキシフェニル) ブタンの代わりに臭化フェネチルを用い、1Fの製造について記載されている操 作に類似する操作にてこの物質を製造した。4B 2−(E−2−カルボキシエテニル)−3−(2−フェネチルオキシ)−6− ヒドロキシメチルピリジン . 2−(E−2−カルボキシメチルエテニル)−3− (2−フェネチルオキシ)−6−ヒドロキシメチルピリジン(150mg、0.4 9ミリモル)のMeOH−THF(1:2)(3ml)中撹拌溶液に、1M Na OH(0.98ml、0.98ミリモル)を加えた。反応物を室温で24時間撹拌 し、ついで5%HClを用いてpH4.5に調整した。溶媒を蒸発させ、粗カルボ ン酸を減圧下で乾燥させて標記化合物を得た:1 H NMR(250MHz,CDCl3)δ8.11(d,J=15.7Hz,1H,ビ ニル)、7.33−7.19(m,7H,アリール)、6.99(d,J=15.7Hz ,1H,ビニル)、4.68(s,2H,CH2O)、4.19(t,J=6.1Hz,2 H,OCH2)、3.13(t,J=7.2Hz,2H,ベンジル)。4C (E)−N,N−ジエチル 3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[ヒドロ キシメチル]−2−ピリジニル]−2−プロペンアミド . 2−(E−2−カルボ キシエテニル)−3−(2−フェネチルオキシ)−6−ヒドロキシメチルピリジン (143.3mg、0.48ミリモル)のDMF(1ml)中溶液に、アルゴン雰 囲気下、t−ブチルクロロジメチルシラン(172.8mg、1.15ミリモル) およびイミダゾール(163.2mg、2.40ミリモル)を加えた。反応物を室 温で18時間撹拌し、ついでEtOAcとH2Oの間に分配した。有機相を水性Na HCO3で洗浄し、乾燥(MgSO4)させた。 上記製造のジシリル化中間体のCH2Cl2(1ml)中冷却(0℃)溶液に、 塩化オキサリル(75mg、0.60ミリモル)および触媒DMF(1滴)を加 えた。反応物を0℃で1.5時間、ついで室温で0.5時間撹拌した。溶媒を蒸発 させ、酸塩化物をTHF(1ml)に懸濁させた。この溶液に、THF(1ml )中のジエチルアミン(0.5ml、4.8ミリモル)を加えた。反応溶液を室温 で45分間撹拌し、ついでEtOAcとH2Oの間に分配した。有機相をH2Oで洗 浄し、乾燥(MgSO4)させた。 そのシリルエーテルのTHF(1ml)中冷却(0℃)溶液に、フッ化テトラ ブチルアンモニウム(1.44ml、1.44ミリモル、THF中1M)を加えた 。冷却浴を取り外し、反応物を室温で1.5時間撹拌した。反応物をH2Oでクエ ンチし、生成物をEtOAcに抽出した。有機相をH2Oで洗浄し、乾燥(MgSO4) させた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、CH2Cl2中3%MeO H)に付して精製し、油を得た:1H NMR(250MHz,CDCl3)δ8.0 9(d,J=15.7Hz,1H,ビニル)、7.71(d,J=15.7Hz,1H,ビ ニル)、7.32(m,5H,アリール)、7.26(s,2H,アリール)、4.7 5(s,2H,CH2O)、4.24(t,J=6.1Hz,2H,OCH2)、3.55 (m,4H,アミドCH2)、3.19(t,J=7.2Hz,2H,ベンジル)、1.2 8および1.23(3重線,J=7.0Hz,6H,アミドMe).4C (E)−N,N−ジエチル 3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6 −ジクロロフェニルチオ)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペンアミド . 一級アルコール(35mg、0.10ミリモル)のトルエン(0.5ml)中冷 却(0℃)溶液に、塩化チオニル(119mg、1.0ミリモル)を加えた。反 応物を室温で1.5時間撹拌した。溶媒および過剰な試薬を蒸発させて粗クロロ メチル塩酸塩の化合物を得た。 残りの合成は、2,6−ジクロロチオフェノールとカップリングさせることに より2Aについて記載されているのと同一の操作を用いて行い、油としてその生 成物を得た:1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.98(d,J=15.7 Hz,1H,ビニル)、7.30(m,8H,アリール,ビニル)、7.10(m,2H, アリール)、6.99(d,1H,アリール)、4.17(s,2H,CH2S)、4. 12(t,J=6.1Hz,2H,OCH2)、3.50(m,4H,アミドCH2)、3 .11(t,J=7.2Hz,2H,ベンジル)、1.25および1.18(3重線,J =7.0Hz,6H,アミドMe; 元素分析:C27281222S・1/4H2Oとして、計算値(%):C,62. 37;H,5.52;N,5.39;測定値(%):C,62.07;H,5.13; N,5.39; MS(ES):515.0(M+H). 実施例5 本発明の化合物を配合する医薬用途としての処方は、種々の形態にて、多数の 賦形剤と一緒に製造できる。種々の処方の製造手段は、レミントンの製薬科学の ような標準テキストならびに同様の刊行物およびその必携に開示されている。処 方の具体的な例を以下に示す。 軟膏 親水性ペトロラクタム 成分 配合量(%重量/重量) コレステロール 30.0g ステアリルアルコール 30.0g ホワイトワックス 78.0g 活性成分 2.0g ホワイトペトロラクタム 860.0g ステアリルアルコール、ホワイトワックスおよびホワイトペトロラクタムを一 緒に融解させ(例えば、蒸気浴)、コレステロールおよび活性成分を加える。撹 拌を開始し、固体がなくなるまで続ける。熱源を取り外し、混合物を固化させ、 金属製またはプラスチック製チューブに詰める。 エマルジョン軟膏 成分 配合量(%w/w) メチルパラベン 0.25g プロピルパラベン 0.15g ラウリル硫酸ナトリウム 10.0g 活性成分 5.0g プロピレングリコール 120.0g ステアリルアルコール 250.0g ホワイトペトロラクタム 250.0g 精製水 1000.0gまで適量 ステアリルアルコールとホワイトペトロラクタムを加熱しながら混合する。他 の成分を水に溶かし、ついでこの溶液を加温(約50〜100℃)したアルコー ル/ペトロラクタムの混合物に加え、混合物が固化するまで撹拌する。ついでそ の物質をチューブまたは他の適当な包装形態に詰めることができる。 実施例6 吸入用処方 式Iの化合物(1〜10mg/ml)を等張生理食塩水に溶かし、使用当たり 所望量の薬をデリバーするように調節される空気流で作動する噴霧器よりエアロ ゾル化する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,E E,FI,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MN, MW,NO,NZ,PT,RO,RU,SD,SI,S K,TJ,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: [式中、 AはCH2であり、ZはS(O)q(ここに、qは0、1または2)、CH2、CH OH、CO、NRxまたはOであるか;または AはC=Oであり、ZはNRxであり; mは0〜5であり; Rxは水素または低級アルキルであり; Rは、C1〜C20−脂肪族、未置換または置換5員ヘテロアリール−C1〜C10 −脂肪族−O−、未置換または置換フェニル−C1〜C10−脂肪族(ここに、置 換フェニルは、低級アルコキシ、低級アルキル、トリハロメチルおよびハロから なる群より選択される1個または2個以上の基を有する)であるか、またはRは C1〜C20−脂肪族−O−であるか、またはRは未置換または置換フェニル−C1 〜C10−脂肪族−O−(ここに、置換フェニルは、低級アルコキシ、低級アルキ ル、トリハロメチルおよびハロからなる群より選択される1個または2個以上の 基を有する)であり; R1は、R4、−(C1〜C5脂肪族)R4、−(C1〜C5脂肪族)CHO、−(C1〜 C5脂肪族)CH2OR5であり; R2およびR3は、独立して、ハロ、低級アルコキシ、CF3、CNまたは低級 アルキルであり; R4は、テトラゾール−5−イルあるいはCOOHまたはそのエステルもしく はアミドであり; R5は、H、低級アルキル、CH3(CH2)0-6COまたはフェニル(CH2)0-3C Oを意味する] で示される化合物またはN−オキシドまたは医薬上許容される塩。 2.RがC8〜C20アルコキシ、チエニル−C1〜C10アルコキシ、置換チアゾ リル−C1〜C10アルコキシ、フェニル−C1〜C10アルコキシまたは置換フェニ ル−C1〜C10アルコキシであり;R1が−(C1〜C3アルキル)R4または−(C2 〜C3アルケニル)R4である請求項1記載の化合物。 3.Rがチエン−2−イルエチルオキシ、チエン−3−イルエチルオキシ、3 −メチルチアゾール−2−イルエチルオキシ、未置換または置換フェニル−C2 〜C10アルコキシまたはCH3(CH2)7-9−O−であり;mが0、1または2で あり;R1がHO2C−CH=CH−またはHO2C−CH2CH2−である化合物 またはその塩、エステルもしくはアミド誘導体である請求項2記載の化合物。 4.R2およびR3が共にハロゲンであるか、または共にメチルである請求項3 記載の化合物。 5.(E)−3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニ ルスルフィニル)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 (E)−3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルス ルホニル)メチル]−2−ピリジニル]−2−プロペン酸、 3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルチオ)メ チル]−2−ピリジニル]プロパン酸、 3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルスルフィ ニル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸、 3−[3−[2−フェネチルオキシ]−6−[(2,6−ジクロロフェニルスルホニ ル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸、 3−[3−[8−(4−メトキシフェニル)オクチルオキシ]−6−[(2,6−ジク ロロフェニルスルフィニル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸、および 3−[3−[8−(4−メトキシフェニル)オクチルオキシ]−6−[(2,6−ジク ロロフェニルスルホニル)メチル]−2−ピリジニル]プロパン酸、またはその遊 離酸または別の医薬上許容される塩である請求項4記載の化合物。 6.有効量の請求項1に係る式Iの化合物を単独でまたは適当な担体と組み合 わせて投与することからなる乾癖の治療法。 7.医薬上許容される担体と、請求項1に係る化合物とからなる組成物。 8.有効量の請求項1に係る式Iの化合物を単独でまたは適当な担体と組み合 わせて投与することからなる炎症性腸疾患の治療法。
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