JPH09505371A - 合成樹脂より成る連結型舗装材、連結型舗装材の敷設構造及びそれに用いる敷設プレート - Google Patents

合成樹脂より成る連結型舗装材、連結型舗装材の敷設構造及びそれに用いる敷設プレート

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JPH09505371A
JPH09505371A JP7514764A JP51476495A JPH09505371A JP H09505371 A JPH09505371 A JP H09505371A JP 7514764 A JP7514764 A JP 7514764A JP 51476495 A JP51476495 A JP 51476495A JP H09505371 A JPH09505371 A JP H09505371A
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Abstract

(57)【要約】 平面視では多角形を成している連結型舗装材、特にリサイクル合成樹脂製のものを地面へ敷設する場合、所定の弾力特性が得られて同時に材料の節約もできる方法が求められている。そのためにここでは、各舗装材構成要素(2)の中空領域分(4)に、舗装材蓋部分(5)の裏側にあって、その下端(10)が好ましくは連結型舗装材本体の下端(7)と同一平面上にある円箇状の支柱(9)を設けている。各構成要素(2)の壁面安定化のために、支柱(9)は、通例舗装材蓋部分の下端にまで達している対角骨組材(11)を介して構成要素(2)の垂直な稜と連結している。当該連結型舗装材は、その支柱(9)との噛み合わせのために設けられた固定部(22)を有する敷設プレート(20)とで問題の多い地面にも敷設できて、しかも一旦敷設した後でも容易に取りはずしのできる敷設構造を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 合成樹脂より成る連結型舗装材、連結型舗装材の敷設構造 及びそれに用いる敷設プレート 本発明は、請求項1の前文に対応するタイプの連結型舗装材に関するものであ るが、連結型舗装材の敷設構造及びそれに適した敷設プレートも包含する。 使用態様の全く異なる広場や道の舗装に利用される連結型舗装材は、多種多様 な利用形態を通してよく知られている。広く普及しているのは、地表を覆った場 合でも例えば雨水などが地中にまで入り込むことのできるほど、特に水に対して はある程度の吸収性を持った木材やコンクリートから成る連結型舗装材である。 しかし、特にコンクリート系の連結型舗装材が使用されている場合には、それ によって覆われた地面は表面が硬く、一部には脆いところもある。連結型舗装材 を例えば遊戯場、スポーツ会場あるいは動物飼育小屋用など多様な目的に用いる 場合では、弾力性のある表面を有するものが有利である。 そのようなものとして既にドイツ特許公開第3809629号公報にゴム状素 材から成る内部空洞型の舗装材が開示されている。それによると舗装材下方部分 を、主としてモルタルあるいは可塑性を有する強いコンクリートから成る敷設床 に設置するというものである。その下方部分内側には上からの圧力を抑制する突 出部が設けられているため、舗装材は敷設床のほうに押されてもある一定の深さ までしか撓まない。そのため、周囲から完全に遮断されている敷設舗装材の内部 空間は、空気が逃げずに満ちたままの状態を保っている。従って、舗装材に荷重 がかかって下へ押しつけられると、内部にある空気は圧縮されて舗装材を下から 支えるエアークッションの働きをする。 しかしこの実施態様に用いられるゴム状合成樹脂材料は密度が高いタイプなの で、舗装材表面に降りかかった液体が地中へ流れ込まないという欠点がある。 この問題は、欧州特許公開第0524609号公報に開示された連結型舗装材 敷設のための排水装置によって解消された。それによれば、隣接する連結型舗装 材の中空状単体間には幅一定の導水溝を、また、連結型舗装材側壁には導水溝と 舗装材内部とを連結する切欠部を設けている。この措置によって地表水は、たと え多量であっても連結型舗装材内部に迅速に導かれ、吸水性ある地面に設置され ているのであれば地面に吸収される。あるいはまた、前記舗装材がある程度の透 水性傾向のある地面に敷設されている場合では、地表面上を流れるように導かれ る。 欧州特許公開第0524609号公報に開示された連結型舗装材の場合、使用 する材料の特性面については特別なことが要求されないことから、リサイクル合 成樹脂が用いられている。従って、当該舗装材は地表水を効果的に誘導する機能 のほか、特に製造面に於けるエコロジー無害性により優れている。しかも、例え ば様々の酸、汚物及び尿など殆どすべての腐食性外的影響要因に対して安定であ る。さらに当該舗装材は、全く手入れが不要なほか、摩耗、天候及び凍結に対し て安定で、吸湿性及び熱膨張係数が極めて小さいため寸法維持性が非常によいの で、新たな舗装材を使用する場合でも寸法を測らずに必要部分だけの取り替えが 可能であり、敷設が簡単で補修も容易である。 欧州特許公開第0524609号公報に開示された連結型舗装材は上述のよう な好ましい特性を持っているが、それらのうちには幾つかの欠点と結びついてい るものもあり、その点を以下で説明する。リサイクル合成樹脂は原則的には確か に連結型舗装材の製造によく適しているが、しかし非リサイクル合成樹脂に比べ ると強度が劣るため、壁面を厚くしなければならない。それが製造コストや舗装 材重量の面でマイナス材料になっている。排水に利用される側面部分の切欠部に より、敷設舗装材に対する壁面部分の安定化効果や内部のエアークッションの効 果が十分に発揮されないことから、このマイナス面はさらに強調されることにな る。これは切欠部のために材料の強度が低下するし、内部の空気が外に逃げるか らである。また、子供の遊戯場やキャンプ場などで度々見かけられる比較的軟弱 な地面では、「舗装材上面蓋部分」の内側が地表面に接する程、当該舗装材が地 中に入り込んでしまう傾向がある。この沈下によって排水性が低下するほか、多 くの使用例で有利に働く弾力性も低下する。そのような状態では舗装材の蓋部分 に荷重がかかってももはや下方へ撓むことができないからである。 以上の点を考慮して、本発明では、好ましくはリサイクルの合成樹脂により製 造され、所定の弾力性を持ち同時に素材の節約を可能にする舗装材を開発するこ とを基本課題としている。勿論、敷設に於いて要求されるあらゆる事項及び特性 、 なかでも欧州特許公開第0524609号公報で云う舗装材の排水性は実現され ねばならない。その他、例えば軟弱な砂地など困難な地面への敷設が可能なもの でなければならない。 上述の最初の課題は請求項1で示した発明によって解決される。この発明に基 づく連結型舗装材の敷設に特に適した敷設構造が請求項8の対象とするところで あり、そのための敷設プレートが請求項9の内容である。 連結型舗装材の内部空間を構成する中央の中空領域に、星状の対角骨組材を介 して連結型多角形体舗装材の外側の垂直な稜と連結する環状骨組材を蓋から下方 へほぼ垂直に延びるように設けることにより、連結型舗装材の形態安定性が相当 向上し、同時に高い弾力性が得られる。従って本発明に基づいて連結型舗装材を 構成すれば、耐荷重性を低下させることなく従来の連結型舗装材より壁面をかな り薄くすることが可能である。中央の中空領域にあって蓋部分からほぼ垂直に延 びている環状骨組材は蓋自体の強化にもなっている。しかもそれによって蓋から の荷重が、連結型舗装材を敷設地面で支えている側壁の下端、特に切欠部の設け られた側壁の下端のほうへしわ寄せされることもない。次に、環状骨組材と側壁 とを連結している対角骨組材であるが、これは平坦な壁面の強化用としては公知 であるが、側面の中央部分に連結しているのではなく、外側の垂直方向に延びる 稜、すなわち、当然のことながら形態安定性の最も高い壁面の縁と連結している 。これにより、驚いたことに、連結型舗装材全体の形態安定性が相当高められる 。それによって一つには蓋の部分が至極堅固に支えられ、また一つには側壁に切 欠部(これ自体は欧州特許公開第0524609号公報により公知)を設けた連 結型舗装材を構成することが可能になる。この切欠部はリサイクル合成樹脂から 成る連結型舗装材の排水性向上に役立っている。 連結型舗装材の主な実施形態に於いて、請求項2に基づく環状骨組材は円筒状 支柱の形態である。それにより一つには舗装材の蓋部分が極めて均一に強化され ることになり、また一つには対角骨組材への力の伝達が効果的になされるので、 連結型舗装材が負荷を繰り返し受けるうちに疲労亀裂を起こすほど周辺に応力が かかりすぎることもない。 合成樹脂製の連結型舗装材のもう一つの長所は、舗装材の製造に使用される合 成樹脂の組成変更によって、及び/又は、中央中空領域に設けられた強化安定用 骨組材の調整によって連結型舗装材の弾力性をその都度使用目的にできる限り合 わせることが可能であるという点にある。これは請求項3に基づき対角骨組材の 下方に切欠部を設けることによって実現できる。切欠部の形や寸法は要求される たわみ性に合わせて決定すればよい。また、外側壁に設けた切欠部によって、舗 装材の溝を伝って流れ落ちる地表水が地表面に敷設された連結型舗装材内部に達 したとき一様に分布させることが可能である。 請求項4に基づく支柱の下端が連結型舗装材の下端と同一平面上にあるときは 、本発明に基づく連結型舗装材は非常に壁の薄い平坦なタイプのものに作り上げ ることができる。さらに、連結型舗装材を適当な敷設プレート(機能については 後述)に固定するため、請求項5に基づき支柱にそのための手段を施すことは目 的にかなっている。その固定手段としては、支柱の横断面内側に設けられた環状 の差込溝(請求項6)あるいはその外郭が環状の張り出し又は幾つかの突起にな っている、支柱の下端から出っ張った請求項7に基づく突出部から成るものが好 ましい。 本発明に基づく連結型舗装材に適した敷設構造が請求項8の対象である。それ には同じく主としてリサイクル合成樹脂から造られた敷設プレートも含まれてい る。敷設プレートには、連結型舗装材に施された固定手段と噛み合わせるための 固定部材が設けられる。それは一つには敷設プレートへの連結型舗装材自体の固 定に、また他方(少なくとも選択的には、即ち省略も可能であるが)隣接する敷 設プレートの両方にまたがる連結型舗装材によって固定するのにも有利である。 隣接する固定部間の距離が、それが隣接する敷設プレート間の関係においても 、一定であるという、本発明の敷設構造での使用に非常に適している敷設プレー トが請求項9の対象である。この特徴があることから、本敷設プレートは比較的 小型で、従って運搬も容易であり、しかも本発明に基づく連結型舗装材の敷設で はこの上なく多様な敷設パターンが可能である。 本発明に基づく連結型舗装材を請求項6に基づく実施態様で敷設プレート上に 固定させるのに非常に適しているのは、固定部材が請求項10に基づき、敷設プ レートから出っ張った保持用突出部から成っている場合である。但しその突出部 は、連結型舗装材を差し込んで上から押さえたときに支柱の横断面内側、特にそ こに設けられた円形差込溝と噛み合うことのできる、突出部から放射状に突き出 た突起を持っているものとする。 本発明の方法に基づく連結型舗装材を請求項7に基づく実施態様どおり固定す るには、請求項11に基づく敷設プレートが特に適している。この場合固定部材は 、連結型舗装材と向きあう面に設けられたはめ込み式の切り込みのある穴であっ て、連結型舗装材を差し込んだとき支柱の突出部に設けられた出っ張りと噛み合 う仕組みになっている。 連結型舗装材及び敷設プレートから成るこのような敷設構造により、一方では 、特にキャンプ場、遊戯場及びスポーツ会場などの軟弱な地面での敷設で下方空 洞型の連結型舗装材に見られる沈下現象が避けられ、また他方、敷設方法がかな り簡略化される。数個の敷設マットが並んでいる場合では、隣接する敷設マット は、両マットにまたがる連結型舗装材によって相互に固定される。また舗装材は 簡単に取り外しでき、敷設プレートと同様再使用できる。その上この敷設構造に よれば、卓越した特性を持ちながら簡単な方法で製作できる堅固な連結型中空舗 装材が実現できる。さらに、この敷設構造は請求項1以外の連結型舗装材との組 み合わせにも適している。 以上の説明や請求項において、あるいはまた下記実施例で挙げる本発明の対象 となる建設部品は、その大きさ、形態、素材の種類及び技術的構想に関して、特 別な例外的条件を要求するものではないので、いずれの適用領域であっても周知 の選択基準が制限なく適用できる。 本発明の対象についてのその他詳細事項、特徴及び長所は、例えば本発明に基 づく連結型舗装材及び連結型舗装材の敷設に適した敷設構造並びにそれに適した 敷設プレートそれぞれの主要実施態様を示した図面に基づいてなされてる以下の 説明から明らかとなる。図面の内容はそれぞれ次の通りである。 図1は、図2の線I−Iに沿った垂直縦断面に於ける本発明に基づく二連六角 体の連結型舗装材を示している。 図2は、前記舗装材の底面図(視点:図1のA)である。 図3は、前記舗装材の短い方の側面から見た側面図(視点:図2のB)である 。 図4は、前記舗装材の平面図(視点:図1のC)である。 図5は、本発明の別な態様としての3つの二連六角体を一組とする連結型舗装 材の平面図である。 図6は、本発明に基づく敷設プレートの平面図である。この図には隣接する4 つの敷設プレートが示されている。 図7は、図6に基づく敷設プレートにそれぞれ図4または図5に示した舗装材 を取り付けた場合の平面図である。 図8は、敷設プレート上に舗装材固定のための固定部材を有する本発明に基づ く敷設構造の垂直縦断図(部分図)である。 図9は、図8と同様の表示形式による固定部材の別な実施態様を示している。 以下で使用する「上」又は「下」の表現は、所定通り地面に敷設したときの連 結型舗装材又はそれに対応した位置関係にある敷設プレートに対して用いる。 図1はリサイクル合成樹脂から成る本発明に基づく舗装材1を垂直に縦断した 側面図である。この実施例では舗装材1は連結壁3を共有する同じ大きさの2つ の六角体要素2、2'から成る二連六角体の構成単体から成っている。図1〜3か ら明らかなように、各々の六角体要素2、2'の下方中央は、舗装材蓋部分5、5'を 上限とする中空領域4、4'が形成されている。当該中空領域4、4'の端にある側壁 6、6'は舗装材蓋部分5、5'に垂直な位置関係をなして連結している。下端7、7' は支持面であり、連結型舗装材が敷設時にそれを通じて後述する敷設プレートあ るいは地面に固定される。連結型舗装材の側壁6、6'の下方には切欠部8、8'が設 けられおり、これにより中空領域4、4'は側面を介して外部に通じている。この 切欠部自体は公知のものであって、図には示されてない舗装材の溝と共に網状の 排水構造を提供することが可能であるが、個々の機能は欧州特許公開第0524 609号公報に記載されている。中央の中空領域4、4'には、舗装材蓋部分の裏 側の中点に関して放射対称状に円筒状支柱9、9'が取り付けられている。その下 端10、10'は、それぞれの六角体要素2、2'の側壁6、6'の下端7、7'と同一平面上 にある。支柱9、9'の外側面からは、同様に舗装材蓋部分5、5'の裏面に結合する 対角骨組材11、11'が六角体要素2、2'の垂直方向の稜12、12'まで延びている。 対角骨組材11、11'は下方に切欠部13,13'があって、一 つにはそれを通じて対角骨組材11、11'で形成される個々の区分(14、14')間に於 ける液体の出入りが可能になり、また他方で、この対角骨組材の寸法を変えるこ とにより、舗装材蓋部分5、5'のたわみ特性に変化を与えることができる。 舗装材蓋部分5、5'の端は角の削がれた斜面15、15'になっている。その斜面は 隣接する六角体要素の同様の斜面と組み合わされて、降りかかった地表水を誘導 する溝16を形成する。 図1〜3を参照して詳細に説明した、本発明に基づく連結型舗装材の上記実施 例では、平面視おいて図4のような二つが連なった六角体を対象としている。こ れ以外でよく用いられる連結型舗装材の形態は、このような二連六角体を3つ連 結した形17であり、図5に同じく平面図で示してある。その場合、個々の六角体 は形も機能も図1〜4に示された実施例のものと同じである。 このような多角形体は任意の大きさでつくることができるが、但しいずれの場 合も好ましくは六角形の底面を持ち、組み合わされて一体となるための要素とし て互いに結合可能な単体であって、それぞれが単独壁面と同様の切欠部8のある 連結壁3を隣接単体と共有しているものとする。 図6は本発明に基づく敷設プレートを示す。これは上記の連結型舗装材1、17 と協働して敷設構造の構成に用いるものである。この種の敷設プレート20の基本 要素はベースプレート21である。図示された実施態様に於いてはベースプレート の輪郭は二連六角体が3つ結合した形であり、堅固な連結型中空舗装材を実現す る上でも適している。しかしこの形態は決して限定的なものではなく、むしろベ ースプレート21を四角形にしたり、図6の実施例の大きさの何倍もの大きさに造 り上げることも可能である。 この実施例では各敷設プレートには6カ所の固定部22がある。図ではそれぞれ 単に円形で表してある部分である。固定部22の各々は連結型舗装材1、17の六角 体要素2の固定に用いられ、六角体要素2の中央支柱9をはめ込むためのもので ある。固定部22の形態に関する詳しい説明は後に図8及び9に照らして行う。ベ ースプレート21の固定部22は隣の固定部との距離が、たとえ隣接するプレート間 の場合であっても一定になるような形で設けられているが、このように配置する ことで一つには敷設プレート20上に於ける連結型舗装材の組立に於いて多様性 を最大限発揮させることができるし、他方、個々の敷設プレート20を互いに固定 し合うことができる。それは敷設プレートの境界線23にまたがるように連結型舗 装材1、17を敷設することによる。図6の左上に描かれた敷設プレート20の例に 示されているようにベースプレートにはさらに水捌け口24を設けてもよい。これ は連結型舗装材を差し込んだときに切欠部8と重なるように配置する。水捌け口 24の配置を別な形態にしてもよいが、敷設プレート20上での連結型舗装材1、17 の組立に影響を及ぼすようであってはならない。本発明に基づく敷設プレートに 水捌け口24を設けるのは、敷設プレートを吸収性のある地面に設置して、地表水 を直接地中に誘導することを想定するからである。 図7は図6と同じように敷設プレートの配置を示したものである。プレートの 上に二連六角体の連結型舗装材1及び3組の二連六角体の連結型舗装材17が設置 されている。それらは敷設プレートの境界線を跨いだ形態になっているので、既 に上述したように、同時に敷設プレート間の固定にも役立っている。 図8では連結型舗装材1、17を、敷設プレート20に設けた固定部に固定した第 1の実施態様を表している。この場合固定部はベースプレート21から上方へ突き 出ている壺形の保持用突出部25から成っている。その保持用突出部の上端には放 射状に飛び出した縁26が設けられている。保持用突出部25の直径は、六角体要素 2の支柱9を保持用突出部25に被せたときに突出部本体から飛び出ている縁26が 支柱9の内壁の環状差込溝27に噛み合うような寸法である。 図9には固定部の実施態様として第2のパターンが示されている。そこでは敷 設プレートに設けた穴28を利用している。この穴は連結型舗装材1、17に向いた 面にあって、はめ込み式の切り込み29が入れてある。この敷設プレート20'での 固定に適した連結型舗装材1、17には六角体要素2の支柱9の下端に下向きに広 がった突出部30があり、その底部に突起31がある。突出部30と突起31は、連結型 舗装材1'、17'を敷設プレート20'に差し込むときに突出部30が穴28に挿入できて 、連結型舗装材1'、17'の設置完了時には突起31が穴28の切り込み29に単独で噛 み合うことのできるような寸法関係になっている。 固定部の上記実施態様に於いては連結型舗装材及び敷設プレートを取り外しで き、場合によっては他の場所で再使用することが可能である。この特徴を利用し ない場合は、敷設した連結型舗装材を敷設プレートと接着してもよい。この場合 は差込溝、突起などの固定部を設ける必要はなくなる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.合成樹脂、好ましくはリサイクル合成樹脂からなる平面視多角形の連結型舗 装材(1、17)であって、底部に位置する中央中空領域(4)と、前記連結型舗装材(1 、17)の蓋部(5)に略垂直に延びる側壁(6)と、当該側壁によって形成される垂直 方向の稜と、を具備する構成において、前記中央中空領域(4)に舗装材蓋部(5)か らほぼ垂直に延びている環状骨組材が設けられていること、及び、前記環状骨組 材がほぼ星形に延びる対角骨組材(11)を介して前記連結型舗装材(1、17)の前記 垂直の稜(12)と連結することを特徴とする、連結型舗装材。 2.前記環状骨組材が円筒状側面支柱(9)によって形成されていることを特徴と する、請求項1に記載の連結型舗装材。 3.前記対角骨組材(11)の下方の縁が切欠部(13)を備えることを特徴とする、請 求項1又は2に記載の連結型中空舗装材。 4.前記支柱(9)の下端(10)が前記連結型舗装材(1、17)の下端(7)と同一平面上 にあることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載の連結型舗装材。 5.前記支柱(9)に敷設プレート(20)への連結型舗装材(1、17)固定のための固定 部が設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の連 結型舗装材。 6.前記固定部が支柱(9)の横断面内側に設けられた差込溝から成っていること を特徴とする、請求項5に記載の連結型舗装材。 7.前記固定部が支柱(9)の下端(10)から延びている突出部(30)から成り、突出 部の横断面外周上に環状の又は幾つか点在する突起(31)を有することを特徴とす る、請求項5に記載の連結型舗装材。 8.連結型舗装材(1、17)用の固定部(22)を有する、好ましくはリサイクル合成 樹脂から成る敷設プレート(20)が含まれていること及び隣接する敷設プレート(2 0)が連結型舗装材(1、17)の差込によって互いに固定されるように固定部(22)が 形成されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つに記載の連結型 舗装材のための敷設構造。 9.隣接する固定部(2)間の距離が敷設プレートの境界線(23)を越えて隣の敷設 プレート(20)にまたがっている場合を含めて一定であることを特徴とする、請求 項8に記載の敷設構造用の敷設プレート。 10.前記固定部(22)が敷設プレート(20)のベースプレート(21)から突き出した位 置にあって、放射状に張り出した縁(26)を含む壺状突出部(25)から成っているこ とを特徴とする、請求項9に記載の敷設プレート。 11.前記固定部(22)が、ベースプレート(21)の連結型舗装材(1、17)に向いた面 に設けられた、切り込みの(29)のあるはめ込み式の穴(28)から成ることを特徴と する、請求項9に記載の敷設プレート。
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