JPH09503972A - 可撓性織物はしけ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 可撓性織物はしけは、曵航のために、一列に連結される。はしけは、ジッパー連結を有する織物スリーブによって、相互連結されている。曵航用織物コーンが、先頭のはしけに、ジッパー連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】 可撓性織物はしけ技術分野 本発明は、単独であるいは一列に曳航されて使用される可撓性織物はしけに関 連する。発明の背景 可撓性織物はしけを、石油流出から回収された石油を貯蔵するため、そして、 真水を塩水の中で輸送するために使用することが提案されている。後者の使用方 法では、莫大な量の真水を、時には激しい波風の中で、積み込み港と荷下ろし港 の間で数千マイルをはるかに超えて、輸送することがある。本発明は、剛性の、 水上あるいは陸上タンカー、または、パイプラインより安い、可撓性はしけを使 用した、信頼性が高く、かつ、実用的な水配送システムを提供することを目的と する。発明の概要 本発明は、可撓性織物はしけを使用して海で真水を、経済的に、輸送するため には、直径２５ないし５０フィート、長さ２００ないし８００フィートのはしけ を、いくつか、一列に曳航することが有利であること、そして、ドックサイトで 、積み下ろしをするためには、満たされたときに、はしけを、簡単に、連結した り分離したりできるのがよいことを認識している。 本発明によれば、一連の織物はしけが、織物スリーブと、ジッパーであるのが 好ましい適当な連結要素とによって、一緒に連結される。先頭のはしけは、織物 のノーズコーンによって、引き縄に連結されるのが好ましい。各はしけは、両端 にカラーを有し、スリーブが、ジッパーによって、カラーに連結されるのが好ま しい。先頭のはしけの前側のカラーを、ノーズコーンにジッパーで連結すること がきる。各はしけの両端部は、同じ形状を有するのが好ましく、各はしけの本体 は、略円筒形である。図面の簡単な説明 図１は、一緒に連結された、本発明による２つのはしけを示す、側面図である 。 図２は、真水で約９０％満たされたときの、一つのはしけの端部を示す側面図 である。 図３は、図２に示すはしけの端の正面図である。 図４は、はしけの間のスリーブ連結を示す部分側面図である。 図５は、作動位置にある、ノーズコーンを示す部分側面図である。発明の詳細な説明 図面を参照すると、満たされたとき円筒状になる中央本体１２を有するはしけ １０が示されている。本体１２は、長手方向の継ぎ目１４に沿って接合される複 数の矩形の織物部分１２ａから構成されるのが、好ましい。本体１２は、その端 部が、周囲の継ぎ目で、同じデザインの、それぞれの球根状端部分１６と接合さ れる。好ましい実施態様では、本体１２は、これらの周囲継ぎ目で、または、そ の近傍で、カラー１８に接合されている。これらのカラーは、織物スリーブ２０ と共に使用される。カラーとスリーブとは、これらを容易に一緒に連結すること ができる、相補的なセット２２を備えている。曵航用織物ノーズコーン２４が、 先頭のはしけの前側カラー２０のジッパー部品と合う、１セットのジッパー部品 を備えている。このノーズコーンは、先端が補強され、適当な、曵航用取付け部 品２６あるいは係留索に連結される。 他の態様では、例えば、スリーブ２２は、一端が、それぞれのはしけの一端の カラーに、永久的に連結され、他端が、同様のはしけの他端のカラーに、ジッパ ー連結されていてもよい。 もう一つの態様では、スリーブ２２の約半分の長さを有するスリーブ延長部と して、カラー２０−２１を延長し、その自由端に取付けられた一組のジッパー部 品を設けて、スリーブ延長部同志を連結してもよい。この構成では、ジッパー連 結が、隣接するはしけの中途に位置することになる。 スリーブ２０のジッパー連結は、水密ではないので、はしけの端の間には、海 水が存在し、クッションとして作用する。同様に、ノーズコーン２４の先端は、 ノーズコーンが海水で満たされるように、十分に開いている。 はしけは、通常、９０％、真水で満たされることになり、この結果、図２およ び図３に示される、横方向に歪んだ、”満たされた”側方形状を有することにな る。図３を参照すると、はしけは、９０％満たされたとき、はしけの前部分およ び後部分１６が、縦方向の中心線２８を回転軸として、横位置での本体形状３０ を母面とする三次元回転体の表面の、前半部および後半部の形状を有するのが、 好ましい。端部分１６を、継ぎ目１６ｂで接合された、複数の織物部分１６ａに 再分割することによって、製造してもよい。 ジッパー２２は、大きな独立したプラスチックの歯要素の組を有し、これらの 歯要素は、各々が、長手方向側縁部に沿ったコードを囲う、二層（ツープライ） 織布取付けストリップに固定されている。コードは、ＰＶＣスリーブによって包 囲されたステンレス鋼のコアを有するのが好ましい。歯要素は、コードによって 、取り付けストリップに対する動きに対して制限される。各取付けストリップの ２つのプライは、それぞれのスリーブカラー１８の端部にまたがり、これに溶接 あるいは取付けられている。歯要素は、適当なプラスチックからモールドされて おり、スライド要素の移動に応答して、互いにはまる、通常の形状のものである のがよい。スライド要素は、ジッパの歯の組の一方にあり、相補的な、取付けス トリップの入り口部にはまる。これは、ドライバによって行われるのがよい。ジ ッパー２２は、ドライバあるいはスライド要素を動かす機械によって、開閉され るのがよい。 はしけは、満たしたり、空にしたりするための、一または二以上のポートを備 えている。これらのポートは、はしけの織物の適当な開口のリムに水密連結で、 取付けられている、直径約１２インチ（約３０センチメートル）の、大きな「は とめ」を備えているのがよい。「はとめ」は、着脱自在のネジ山付きプラグを受 け入れるように、雌ネジが設けられている。 二又は三以上のはしけを、先頭のはしけに曵航用コーン２６を取付けた状態で 、一列に曵航するために、容易に、一緒に連結できることが、前記説明から判る 。配送先では、各はしけは、容易に連結解除され、荷下ろしステーションまで運 行 することができる。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．はしけを使用する水域内の水より低い密度を有する材料を輸送するための可 撓性はしけであって、 細長い本体部分と、該本体部分のそれぞれの端に連結された２つの端閉鎖部 分とを有する、可撓性織物構造体の水密容器と、 前記容器のアクセスポートと、 外方端を有し、内方端によって、前記本体部分の一端に隣接して、容器に連 結された可撓性織物スリーブと、 前記スリーブの外方端に隣接した、前記スリーブ上の留め要素とを備えた、 可撓性はしけ。 ２．前記留め要素が、ジッパー要素である、請求の範囲第１項の可撓性はしけ。 ３．前記スリーブが、ジッパーによって、前記容器に連結されている、請求の範 囲第１項の可撓性はしけ。 ４．可撓性カラーが、前記本体部分の他端に隣接して、前記本体の他端に連結さ れ、 可撓性曵航用コーンが、前記カラーに連結されている、請求の範囲第１項の 可撓性はしけ。 ５．可撓性織物構造体の第２の容器が、前記留め要素と補完的な留め要素によっ て、前記スリーブに連結されている、請求の範囲第１項の可撓性はしけ。 ６．アクセスポートを有する可撓性織物構造体の、第１の細長い水密容器を備え た前側可撓性はしけと、 アクセスポートを有する可撓性織物構造体の、第２の細長い水密容器を備え た後側可撓性はしけと、 前記第１の容器を、曵航関係で、前記第２の容器に連結する可撓性織物の曵 航用スリーブと、 前記はしけを、互いに、容易に、連結解除できる、解放可能留め要素とを、 備えた、一組のはしけ。 ７．前記留め要素が、ジッパー要素を備えている、請求の範囲第６項の一組のは しけ。 ８．前記スリーブが、曵航中に伸張しているとき、前記容器の、隣接する端部が 、離間している、請求の範囲第６項の一組のはしけ。 ９．可撓性曵航用コーンが、前記前側はしけの前部に、連結されている、請求の 範囲第６項の一組のはしけ。