JPH09503963A - 2,2´−ジピリジル、1,10−フェナントロリン及びそれらの置換アルキル誘導体を含有するポリウレタン成形用結合剤系 - Google Patents

2,2´−ジピリジル、1,10−フェナントロリン及びそれらの置換アルキル誘導体を含有するポリウレタン成形用結合剤系

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Abstract

(57)【要約】 この発明は、2,2′‐ジピリジル、1,10‐フェナントロリン及びそれらの置換アルキル誘導体からなる群から選んだ窒素含有芳香族化合物を含有するポリウレタン成形用鋳物結合剤に関する。この鋳物結合剤系は、特に鋳型を作るコールドボックス製造法に使用される鋳物配合物の製造に有用である。しかしながら、この鋳物結合剤系は、型、中子のような鋳型をアセンブリに一緒に保持するためにも使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】 2,2′‐ジピリジル、1,10‐フェナントロリン 及びそれらの置換アルキル誘導体を含有するポリウレ タン成形用結合剤系 技術分野 この発明は、2,2′‐ジピリジル、1,10‐フェナントロリン及びそれら の置換アルキル誘導体からなる群から選んだ窒素含有芳香族化合物を含有するポ リウレタン成形用結合剤系に関する。鋳物用結合剤系は、鋳物配合物およびコー ルド・ボックス法によって該鋳物配合物から作られた鋳型の調製に使用される。 2,2′‐ジピリジル、1,10‐フェナントロリン及びそれらの置換アルキル 誘導体のポリウレタン成形用鋳型結合剤系への添加は、鋳物用配合物の可使時間 を改善する。鋳物用結合剤は、中子及び鋳型のような鋳物用型を一緒にアセンブ リに保持する接着剤としても使用できる。 背景技術 ポリウレタン結合剤は、成形された鋳物用骨材を鋳型や中子として一緒に保持 するために鋳物産業においてしばしば使用される(例えば、米国特許第3,40 9,579号を参照)。それらは、中子及び鋳型のような鋳物用型を一緒にアセ ンブリに保持する接着剤としても使用される(例えば、米国特許第4,692, 479号および米国特許第4,724,892号参照)。 鋳物産業において金属部品の製造に用いられる主な方法の一つが砂型鋳造であ る。砂型鋳造において、使い捨ての型(一般に鋳型および中子)は、砂と有機ま たは無機結合剤の混合物である鋳物用配合物を圧縮および硬化させることによっ て作られる結合剤は、その鋳型および中子を強化するために使用される。 砂型鋳造において鋳型および中子を製造するために用いられる方法の一つのコ ールド・ボックス法である。このコールド・ボックス法では、ガス状硬化剤を成 形された配合物に通して硬化した鋳型および中子を製造する。 コールド・ボックス法で一般に使用されるポリウレタン成形用結合剤系は、ガ ス状第三級アミンで硬化される。ポリウレタン成形用結合剤系は、一般に圧縮お よび硬化前に砂と混合して鋳物用配合物を生成するフェノール樹脂成分とポリイ ソシアネート成分からなる。 その結合剤系の2成分を砂と混合して鋳物用配合物を生成するとき、それらは ガス状硬化剤で硬化する前に早期に反応する恐れがある。この反応が生じると、 それを鋳型および中子の製造に使用するときに鋳物用配合物の流動性を下げて、 得られる鋳型および中子の強度を低下させる恐れがある。 鋳物用配合物の可使時間は、鋳物用配合物を生成して鋳物用配合物が許容でき る鋳型および中子の製造にもはや有用でないときまでの時間間隔である。鋳物用 配合物の有用性および鋳物用配合物で調製した鋳型および中子の容認性の目安は 鋳物および中子の引張強さである。 鋳物用配合物は混合後必ずしも直ぐに使用しないから、長い可使時間の鋳物用 配合物の調製が望ましい。多くの特許が鋳物用配合物の可使時間を改善する化合 物を記載している。鋳物用配合物の可使時間を延ばすのに有効な化合物の中に有 機および/または無機リン含有化合物がある。 ポリウレタン成形用結合剤系と共に可使時間延長剤として使用される有機リン 含有化合物の例は米国特許第4,436,881号に開示されている、該特許は ジクロロアリールホスフィン、クロロジアリールホスフィン、アリールホスフィ ン酸ジクロリドまたはジアリールホスフィニル・クロリドのような2、3の有機 リン含有化合物を開示し、米国特許第4,683,252号はモノフェニルヂク ロロホスフェートのようなオルガノハロホスフェートを開示している。ポリウレ タン成形用結合剤系の可使時間を延長させる無機リン含有化合物の例は米国特許 第4,540,724号に開示されている、該特許はオキシ塩化リン、三塩化リ ン、五塩化リンのようなハロゲン化リンを開示し、米国特許第4,602,06 9号はオルトリン酸、リン酸、ハイポリン酸、メタリン酸、ピロリン酸およびポ リリン酸のような無機亜リン酸を開示している。 また、米国特許第4,760,101号は、クエン酸のようなカルボン酸を使 用してポリウレタン成形用結合剤の可使時間を延長することを開示している。 化合物を可使時間延長剤として有効にさせるためには、化合物は先ずウレタン 成形用結合剤のポリイソシアネート成分と相容性であって、砂とよく混合しなけ ればならない。さらに、鋳物環境において通常見られる温度範囲を有する砂で作 られた鋳物配合物の可使時間を改善する外に、該化合物は鋳物工場における作業 者による吸入を最小にするために低揮発性でなければならない。さらに、該化合 物は環境に許容されないストレスを与えてはならない。 発明の開示 この発明は、別個の成分として下記の成分からなり、触媒的に有効量のアミン 触媒で硬化するウレタン成形用結合剤系に関する: (A)(1)フェノール樹脂; (2)2,2′‐ジピリジル、1,10‐フェナントロリン及びそれら の置換アルキル誘導体からなる群から選んだ有効量の窒素含有芳 香族化合物からなるフェノール樹脂成分;および (B)ポリイソシアネート成分。 この鋳物結合剤は、特に鋳型の製造プロセスに有用であるが、型および中子の ような鋳型を一緒にアセンブリに保持するためにも使用できる。 鋳物配合物は成分AおよびBと骨材を混合することによって調製する。鋳物配 合物は、型および中子をガス状第三級アミンで硬化することを含むコールド・ボ ックス法によって作ることが望ましい。硬化した型および中子は鉄および非鉄部 品を鋳造するのに使用される。 2,2′‐ジピリジル、1,10‐フェナントロリン及びそれらの置換アルキ ル誘導体はコールド・ボックス結合剤系における可使時間延長剤として使用され る。 発明を実施するための最良の形態 該結合剤系のフェノール系樹脂成分はフェノール樹脂、望ましくはポリベンジ ル・エーテル・フェノール樹脂と窒素含有芳香族化合物からなる。接着促進剤お よび離型剤のような種々の任意成分と共にフェノール系樹脂成分に溶媒も使用さ れる。 ポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂は、過剰のアルデヒドをフェノール とエーテル、アルカリ性触媒または二価の金属触媒の存在下で周知の方法に従っ て反応させることにより調製される。主題の結合剤組成物の生成に使用する望ま しいポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂は、特に米国特許第3,485, 797号に記載されているポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂である。 これらのポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂は、アルデヒドとフェノー ルとの反応生成物である。それらは、重合体のフェノール核を結合する優位のブ リッジ(オルトーオルト・ベンジル・エーテル・ブリッジである)を含有するこ とが望ましい。それらは、金属イオン触媒、望ましくは、亜鉛、鉛、マンガン、 銅、スズ、マグネシウム、コバルト、カルシウムまたはバリウムのような二価の 金属イオンの存在下でアルデヒドとフェノールとをアルデヒド/フェノールのモ ル比で少なくとも1:1、一般に1.1:1.0〜3.0:1.0、望ましくは 1.1:1.0〜2.0:1.0で反応させることによって調製される。 フェノール・レゾール樹脂の調製に使用されるフェノールは、一般に次の構造 式によって表される: 但し、A、B、Cは水素原子、ヒドロキシル基、炭化水素基、オキシ炭化水素基 、ハロゲン原子、またはこれらの混合体である。しかしながら、、ビスフェノー ルAのような多環フェノールも使用できる。 ポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂の調製に使用する適当なフェノール の例はフェノール、o‐クレゾール、p‐クレゾール、p−ブチルフェノール、 p−アミルフェノール、p‐アミルフェノール、およびp‐ノニルフェノールを 含む。 フェノールと反応するアルデヒドは、これまでポリベンジル・エーテル・フェ ノール樹脂の調製に使用されたホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオ ンアルデヒド、フルフルアルデヒド、およびベンズアルデヒドのようなアルデヒ ドを含む。一般に、使用するアルデヒドは式R′CHO(R′は水素または炭素 原子数が1−8の炭化水素基である。最適のアルデヒドはホルムアルデヒドであ る。 ポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂は非水性であることが望ましい。「 非水性」とは、樹脂の重量を基準にして約10%以下、望ましくは1%以下の水 分を含有するポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂を意味する。使用される ポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂は、液体、または有機溶媒に可溶性で あることが望ましい。有機溶媒における溶解性はフェノール樹脂の骨材への均一 分配を達成するのに望ましい。ポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂の混合 物も使用できる。 フェノール樹脂としてアルコキシ変性ポリベンジル・エーテル・フェノール樹 脂も使用できる。これらのポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂は、低級ア ルキルアルコール、典型的にメタノールを除いてこれまで記載した未変性ポリベ ンジル・エーテル・フェノール樹脂がフェノールおよびアルデヒドと反応される 、または未変性フェノール樹脂と反応される方法と本質的に同一の方法で調製さ れる。 ポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂の外に、フェノール樹脂成分は少な くとも一つの有機溶媒も含む。溶媒の量はフェノール樹脂成分の全重量の40− 60重量%が望ましい。特定の溶媒および溶媒混合物はポリイソシアネート成分 と共に後で検討する。 窒素含有芳香族化合物は2,2′‐ジピリジル、1,10‐フェナントロリン 及びそれらの置換アルキル誘導体からなる群から選ぶ。これらの化合物およびそ れらのアルキル置換誘導体は、それらの合成法と共に周知である。アルキル置換 誘導体は、アルキル基に1−10の炭素原子数を有する線状アルキル基を含有す ることが望ましい。 窒素含有芳香族化合物は、結合剤のフェノール樹脂成分に添加することが望ま しく、ポリウレタン成形用結合剤系と砂を混合することにより生成する砂配合物 の可使時間を延長するのに有効な量で使用される。一般にこれは、結合剤、即ち フェノールレゾール樹脂とポリイソシアネート成分の全重量を基準にして0.0 05−1.0、望ましくは0.01−0.1重量%の量である。勿論、それ以上 の量も使用できるが、0.5%以上でさらに性能の向上はありそうもない。 ポリウレタン成形用結合剤系のイソシアネート成分は硬化剤として作用し、2 以上、望ましくは2−5の官能価を有するポリイソシアネートである。それは脂 肪族、脂環式、芳香族または混成ポリイソシアネートにすることができる。かか るポリイソシアネートの混合物も使用できる。これらは、過剰のポリイソシアネ ートをツェレウィチノフ法で決定される2個以上の活性水素原子を有する化合物 と反応させることによって生成される。そのポリイソシアネート成分は酸塩化物 または酸無水物のような化合物を含有する酸を含むことが望ましい。離型剤のよ うな任意の成分もイソシアネート硬化剤に使用できる。 使用できるポリイソシアネートの代表的な例は、ヘキサメチレンジイソシアネ ートのような脂肪族ポリイソシアネート、4,4′‐ジシクロヘキサメチレンジ イソシアネートのような脂環式ポリイソシアネート、2,4−および2,6−ト ルエンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、およびそれらの ジメチル誘導体のような芳香族ポリイソシアネートである。適当なポリイソシア ネートの他の例は15−ナフタレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリ イソシアネート、キシレンジイソシアネート、およびそのメチル誘導体、ポリメ チレンポリフェニルジイソシアネート、クロロフェニレン‐2,4‐ジイソシア ネートなどである。 ポリイソシアネートは、アミン硬化触媒を通したときにポリベンジル・エーテ ル・フェノール樹脂の硬化をもたらすのに十分な濃度で使用される。一般にポリ ベンジル・エーテル・フェノール樹脂のヒドロキシル基にたいするポリイソシア ネートのイソシアネート比は0.75:1.25〜1.25:0.75望ましく は約0.9:1.1〜0.9である。ポリイソシアネートは液体で使用される。 固体または粘性のポリイソシアネートは有機溶媒溶液の形態で使用しなければな らない、その溶媒は一般に溶液の80%以下の範囲で存在する。 ポリイソシアネート成分に使用される酸含有化合物は酸塩化物および酸無水物 を含む。使用できる酸塩化物の典型的な例は塩化フタロイル、塩化アジポイル、 塩化セバコイル、塩化シアヌル、フェニルヂクロロホスフェート、およびベンゼ ンホスホン酸ジクロリドを含む。使用できる酸無水物の典型的な例は無水マレイ ン酸および無水クロロ酢酸を含む。ポリイソシアネート成分に使用される酸含有 化合物の量は一般に結合剤の全重量を基準にして0.01〜3.0重量%、望ま しくは0.05〜0.1重量%である。 当業者は、フェノール樹脂成分およびポリイソシアネート硬化成分にいかなる 溶媒を使用するかを知っている。ポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂成分 におけるポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂と併用される有機溶媒は芳香 族溶媒、エステル、エーテル、およびアルコールであり、これら溶媒の混合体が 望ましい。 ポリイソシアネートとポリベンジル・エーテル・フェノール樹脂間の極性差は 、両成分が相容性である溶媒の選択を制限することが知られている。かかる相容 性は本発明の結合剤組成物の完全な反応および硬化を達成するのに必要である。 プロトンまたは非プロトン型の極性溶媒はポリベンジル・エーテル・フェノール 樹脂に良好な溶媒であるが、ポリイソシアネートとの相容性を限定する。 極性溶媒は、芳香族溶媒と非相容性になるほど強い極性であってはならない。 適当な極性溶媒は一般にカップリング溶媒として分類されるものであって、フル フラール、フルフリルアルコール、酢酸セルソルブ、ブチルセルソルブ、ブチル カルビトール、ヂアセトンアルコール、およびテキサノールを含む。他の極性溶 媒は米国特許第3,905,934号に開示されているタイプのジアルキルフタ レートのようなジアルキルエステルおよびジメチルグルタレートのような他のジ アルキルエステルを含む。 芳香族溶媒は、ポリイソシアネートと相容性であるが、フェノール樹脂との相 容性は低い。従って混合溶媒、特に芳香族溶媒と極性溶媒の混合体を使用するこ とが望ましい。適当な芳香族溶媒はベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベン ゼン、およびそれらの混合体である。望ましい芳香族溶媒は少なくとも90%の 芳香族含量と138℃−232℃の沸点を有する混合溶媒である。 乾性油、例えば米国特許第4,268,425号に開示されているものもポリ イソシアネート成分に使用できる。乾性油は合成または天然産で2個以上の二重 結合を有する脂肪酸のグリセリドを含み、空気にさらしたときに酸素を吸収して 不飽和部分の重合を触媒する過酸化物を与える。 該結合剤系は二パッケージ系として利用できるように作るのが望ましく、一方 のパッケージにフェノール樹脂成分を他方のパッケージにポリイソシアネート成 分を入れる。一般に該結合剤成分は混合して、次に砂または類似の骨材を混合し て鋳物配合物を生成する、または成分と骨材を順次混合することによって配合物 を生成する。イソシアネート成分と砂を混合する前に、最初にフェノール樹脂成 分を砂と混合することが望ましい。骨材粒子に結合剤を分配する方法は技術的に 周知である。配合物は、任意に他の成分、例えば酸化鉄、粉砕亜麻繊維、ウッド セリアル、ピッチ、耐火粉末、等を含む。種々の骨材および結合剤の量を用いて 周知の方法によって鋳物配合物を調製する。該結合剤系と適当な骨材を使用して 普通の型、精密鋳造用型、および耐火性の型を調製することができる。使用する 結合剤の量および骨材の種類は当業者には既知である。鋳物配合物の調製に用い る望ましい骨材は砂であり、その砂の少なくとも70%、望ましくは少なくとも 85%がシリカである。普通の鋳物用型に適当な他の骨材はジルコン、オリヴィ ン、アルミノシリケート、クロマイト砂、などを含む。 普通の砂型鋳物用の結合剤の量は、骨材の重量を基準にして一般に10%以下 、しばしば0.5%−7%の範囲内である普通の砂鋳型用結合剤含量は、普通の 砂鋳型における骨材の重量を基準にして0.6%−5%の場合が非常に多い。 使用する骨材は乾性が望ましいが、少量の水分、一般に砂の重量を基準にして 1%以下は許容される。これは、特に、使用する溶媒が非水混和性、または硬化 に必要なポリイソシアネートを過剰に使用する場合、過剰のポリイソシアネート は水分と反応するから真実である。 その鋳物配合物は必要な型に成形して、硬化させる。硬化は、米国特許第3, 409,579号に記載されているように、成形配合物に第三級アミンを通すこ とによって行うことができる。 耐湿性を改善するために、結合剤組成物に添加できる別の添加物は米国特許第 4,540,724号に記載されているようなシランである。 鋳型をアセンブリに一緒に保持するための鋳物用ペーストは周知の方法によっ て作ることができる(例えば、米国特許第4,692,479号および第4,7 24,892号を参照)鋳型をアセンブリに一緒に保持する接着剤として使用す るポリウレタン結合剤系に窒素含有芳香族化合物を使用するとき、フェノール樹 脂成分に添加される量は、フェノール樹脂成分におけるフェノール樹脂の重量を 基準にして0.05−1.0重量%、望ましくは0.1−0.5重量%である。 鋳物用ペーストのフェノール樹脂成分およびポリイソシアネート成分は、充て ん剤、望ましくはチキソトトピー剤として作用する疎水性ヒュームドシリカを含 有することが望ましい。定義によるチキソトトピー剤は混合物が受ける剪断値に 依存して粘度を変える。組成物チキソトトピーはその低剪断の粘度とその高低剪 断の粘度との比であるチキソトトピー指数によって測定できる。 各部分と混合されるチキソトトピー剤の量は樹脂成分に硬化剤成分に類似の粘 度を与えるのに十分な量である。ポリイソシアネート成分における充てん剤の量 はこの成分に対して0.5−20%、望ましくは1.0−10%、最適には1. 5−5%である。望ましい疎水性充てん剤は、カボット(Cabot)社(米国 イリノイ州タスコラ)から入手できる商品名Cab−O−Sil N−70−T Sのような疎水性ヒュームドシリカである。該ヒュームドシリカは高純度のコロ イドシリカ粒子を生成するように約1000℃で四塩化ケイ素の加水分解によっ て作られる。「高純度」とは、シリカが99重量%で、測定できるカルシウム、 ナトリウムまたはマグネシウムが存在しないことを意味する。N−70−TSの ようなヒュームドシリカの表面積は約100±20m2/gである。 ヒュームドシリカは、水吸着性を実質的に下げることができる化合物で処理す ることによって疎水性にする。かかる化合物はシランのようなオルガノシリコー ンを含む。特に望ましいシランはポリジメチルシロキサンである。個々のヒュー ムドシリカ粒子は約0.007−0.012ミクロンの範囲の公称粒度を有する 。 また、充てん剤は2成分系の樹脂性分に使用することが望ましい。樹脂性分に 望ましい充てん剤はポリイソシアネート成分に使用するタイプと同一の疎水性充 てん剤であるが、その樹脂充てん剤は疎水性である必要がない。樹脂性分に許容 される他の充てん剤の例は、カボット社のM−5のような疎水性ヒュームドシリ カ、望ましくは第四級アンモニウム化合物で処理したベントナイト粘土(例えば 、米国ニユージャジー州ハイストーンのN.L.社から入手できるSD−2)、 ビス−ジエチレン・グリコールテレフタレート、グリセリルトリス12−ヒドロ キシステアレート、多糖類、およびN.L.社から入手できる商品名Bento ne 34およびゼネラルミルケミカル社から入手できる商品名Versami de 335のような他の2、3の充てん剤を含む。樹脂成分における充てん剤 の量は、この成分の重量に対して約0.5%〜25%、望ましくは約0.5%〜 15%、最適には約1%〜9%である。 次の実施例は本発明の特定の実施態様を示す。これらの実施例は記載事項と共 に当業者による本発明の実施を可能にする。本発明の多くの他の実施態様がこれ らの特定の開示以外に使用できる。 実施例1〜6 比較例Aと実施例1〜4は、鋳物用結合剤系を使用してコールドボックス法よ り中子を作ることを説明する。これらの実施例の全てにおいて、試料はコールド ボックス法によって成形配合物をトリエチルアミンと1.0秒間接触させること によって作製した。全ての部は重量表示であり、温度は特にことわらない限り℃ 表示である。実施例においては次の略語を用いている: BLE = 可使時間延長剤 CTR = 対照 DIPY= 二塩基性エステルにおける10%溶液としての2,2′‐ジ ピリジル PHEN= テトラヒドロフランにおける10%溶液としての1,10‐ フェナントロリン PC = 塩化フタロイル TEA = トリエチルアミン 実施例の全てにおいて同じ方法を用いた。対照実験は可使時間延長剤として窒 素含有芳香族化合物を使用しなかった。 対照実験Aおよび実施例1〜4を実施するために、100重量部の常温砂(2 0℃〜25℃の温度のマンレイ(Manley)商品名IL−5W砂を約0.8 25部のフェノール樹脂成分と約2分間混合した。次に約0.675部のポリイ ソシアネート成分を添加してさらに約2分間混合した。 実施例に使用したフェノール樹脂成分は(a)触媒として無水酢酸亜鉛で調製 しフェノール1モル当り0.09モルのメタノールの添加で変性させたポリベン ジルエーテルフェノール樹脂と、(b)芳香族溶媒(HI−SOL 10とPA NASOL)/エステル溶媒(二塩基性エステルとアジピン酸ジオクチル)の重 量比が0.9/1.0になるような芳香族溶媒とエステル溶媒の混合体から成る 補助溶媒混合体(フェノール樹脂成分における樹脂/補助溶媒混合体の重量比は 1.36/1.0である)からなった。そのフェノール樹脂成分は、樹脂成分の 全重量を基準にして0.6部のシランと0.5部の剥型剤(商品名EMERES T2380)も含有した。 実施例に使用したポリイソシアネート成分は(a)ポリメチレンポリフエルイ ソシアネート(Mobay社販売の商品名MONDUR MR)と、(b)ポリ イソシアネート/溶媒混合体の重量比が約2.7/1.0であるような脂肪族と 芳香族溶媒との重量比が約1:2.9の脂肪族溶媒(ケロシン)と芳香族溶媒( 商品名PANASOL AN3NとHI−SOL 15)の混合体からなった。 そのポリイソシアネート成分に表1に示した量の可使時間延長剤を添加した(但 し、pbw(重量部)はフェノール樹脂成分とポリイソシアネート成分の全重量 を基準にしている)。 得られた鋳物配合物はブロー成形によってドッグボーン状箱形に成形し、米国 特許第3,409,579号に記載されたコールドボックス法を用いて硬化させ た。この場合、成形された配合物は次にTEAと窒素の混合体と1.4kg/c m2(20psi)の圧力下で1秒間接触させた後、4.2kg/cm2の圧力下 で約6秒間窒素でパージして、標準の方法によって引張試験試料(ドッグボーン )を作製した。 ドーグボーン造形品の引張強さを測定することによって、砂と結合剤の混合物 が実際の鋳造作業においていかに作用するかを予測できる。造形品の低引張強さ は、フェノール樹脂とポリイソシアネートが混合後で硬化前に大いに反応したこ とを示す。 次に、砂配合物は可使時間0、3時間後、5時間後に密閉容器内の環境条件下 で硬化させた。試料の引張強さはTEAガスを通した直後および24時間後に測 定した。それらの結果を表1に示す。 表1のデータは、DIPYおよびPHENが結合剤で調製した鋳物用配合物に 有効な可使時間延長剤であることを示す。そして該データは、それらが混合後3 時間および5時間エージングさせた砂において特に有効であることを示す。実施 例2および4は、ポリイソシアネート成分にPCを添加するとDIPYとPHE Nの効果がさらに改善されることを示す。 実施例5〜9 実施例5〜9は、鋳型にアセンブリを一緒に保持する接着剤ペーストとして結 合剤系の使用を示す。接着剤ペーストは、酢酸亜鉛を使用してフェノール樹脂成 分を調製すること及びそのフェノール樹脂成分窒素含有芳香族化合物を添加する ことを除いて、米国特許第4,692,479号の実施例に示されたように調製 する。典型的に、これらのペーストにはCTR Bで示したように鉛触媒を使用 したが、鉛触媒の代りに亜鉛を使用することに関心がある。問題は、フェノール 樹脂の残留亜鉛触媒がまた強力なウレタン触媒であって、フェノール樹脂ポリオ ールと重合体イソシアネートを必要以上に速く硬化させることである。さらに、 硬化速度が、過剰のアミン触媒(例えば、商品名ポリキヤットSA−1)を使用 しない限り時間と共に激減し、硬化速度が必要以上に速くなる。 ペーストのゲル化時間と硬化時間を成分のエージング後1時間および数日後の 値で表2に示す。熟成した成分の日数はカッコ内に示す。鉛触媒の使用は所望の 硬化時間の安定系を与えることがわかる。この安定で所望の硬化時間は、DIP Yを複合体に添加して反応速度に及ぼす亜鉛の作用をこわして、反応速度をSA −1触媒で完全に制御しない限り、亜鉛触媒を使用して得られない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,VN (72)発明者 ダンエバント、ウイリアム アール アメリカ合衆国オハイオ州43220 コロン ブス キブリング ロード 4507 (72)発明者 フェクチャー、ロバート ビー アメリカ合衆国オハイオ州43085 ワシン トン リリイ アベニュー 487

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.別個の成分として下記の(A)および(B)成分からなり、触媒的に有効量 のアミン触媒で硬化することを特徴とするウレタン成形用結合剤系: (A)(1)フェノール樹脂;および (2)2,2′−ジピリジル、1,10−フェナントロリン及びそれら の置換アルキル誘導体からなる群から選んだ有効量の窒素含有芳香 族化合物; からなるフェノール樹脂成分;および (B)ポリイソシアネート成分。 2.フェノール樹脂成分が、(a)二価の金属触媒の存在下でアルデヒドとフェ ノールとをアルデヒド:フェノールのモル比が1.1:1−3:1で反応させる ことによって調製したポリベンジルエーテルフェノール樹脂と、(b)レゾール 樹脂が可溶性である溶媒からなることを特徴とする請求項1のウレタン成形用結 合剤系。 3.フェノールは、フェノール、o‐クレゾール、p‐クレゾール、およびそれ らの混合物からなる群から選ぶことを特徴とする請求項1のウレタン成形用結合 剤系。 4.アルデヒドがホルムアルデヒドであることを特徴とする請求項2のウレタン 成形用結合剤系。 5.窒素含有芳香族化合物が、成分(A)と成分(B)の全重量を基準にして0 .01−3.0量%の量で使用されることを特徴とする請求項1のウレタン成形 用結合剤系。 6.ポリベンジルエーテルフェノール樹脂のヒドロキシル基:ポリイソシアネー トのイソシアネート基の比が、0.90:1.1−1.1:0.90であること を特徴とする請求項2のウレタン成形用結合剤系。 7.フェノール樹脂の調製に使用される二価の金属触媒が亜鉛であるとを特徴と する請求項2のウレタン成形用結合剤系。 8.(A)主量の骨材;および (B)別個の成分として下記の成分からなる有効結合量の結合剤系: (1)(a)フェノール樹脂;および (b)2,2′‐ジピリジル、1,10‐フェナントロリン及びそ れらの置換アルキル誘導体からなる群から選んだ有効量の窒素 含有芳香族化合物からなるフェノール樹脂成分;および (2)ポリイソシアネート成分、 からなることを特徴とする鋳物配合物。 9.結合剤組成物が、骨材の重量を基準にして0.6−5.0重量%であるとを 特徴とする請求項8の鋳物配合物。 10.窒素含有芳香族化合物がフェノール樹脂成分に可溶性であることを特徴と する請求項8の鋳物配合物。 11.フェノール樹脂成分が、(a)二価の金属触媒の存在下でアルデヒドとフ ェノールとをアルデヒド:フエノールのモル比が1.1:1−3:1で反応させ ることによって調製したポリベンジルエーテルフェノール樹脂と、(b)レゾー ル樹脂が可溶性である溶媒からなることを特徴とする請求項8の鋳物配合物。 12.フェノールは、フェノール、o‐クレゾール、p‐クレゾール、およびそ れらの混合物からなる群から選ぶことを特徴とする請求項8の鋳物配合物。 13.アルデヒドがホルムアルデヒドであることを特徴とする請求項11の鋳物 配合物。 14.多核芳香族化合物が、成分(A)と成分(B)の全重量を基準にして0. 01−3.0重量%の量で使用されることを特徴とする請求項8の鋳物配合物。 15.ポリベンジルエーテルフェノール樹脂のヒドロキシル基:ポリイソシアネ ートのイソシアネート基の比が、0.90:1.1−1.1:0.90であるこ とを特徴とする請求項11の鋳物配合物。 16.ポリイソシアネート成分が、酸塩化物、酸無水物およびそれらの混合物か らなる群から選んだ化合物を含有することを特徴とする請求項8の鋳物配合物。 17.フェノール樹脂の調製に使用される二価の金属触媒が亜鉛であることを特 徴とする請求項11の鋳物配合物。 18.主量の骨材と: (A)(1)フェノール樹脂;および(2)2,2′‐ジピリジル、1,10 ‐フェナントロリン及びそれらの置換アルキル誘導体からなる群から選んだ有効 量の窒素含有芳香族化合物からなるフェノール樹脂成分;および(B)ポリイソ シアネート成分からなり、触媒的に有効量のアミン触媒で硬化するポリウレタン 成形用結合剤系の有効結合量とを混合することからなることを特徴とする長可使 時間を有する鋳物配合物の製造法。 19.(a)鋳物用骨材;および該鋳物用骨材および(A)(1)フェノール樹 脂、および(2)2,2′‐ジピリジル、1,10‐フェナントロリン及びそれ らの置換アルキル誘導体からなる群から選んだ有効量の窒素含有芳香族化合物か らなるフェノール樹脂成分、および(B)ポリイソシアネート成分ポリウレタン 成形用結合剤系の重量を基準にして5重量%以下の結合量の該結合剤系を混合す ることによって鋳物配合物を生成する工程; (b)工程(a)で得られた鋳物配合物を原型に導入することによって鋳 型を成形する工程; (c)成形された鋳物配合物にガス状第三アミン触媒を接触させる工程; および (d)工程(c)の鋳型を原形から除去する工程からなることを特徴とす るコールドボックス法による鋳型の製造法。 20.前記結合剤組成物の量が骨材の重量を基準にして0.6−5.0%である とを特徴とする請求項19の方法。 21.(1)(a)鋳物用骨材;および該鋳物用骨材および(A)(1)フェノ ール樹脂、および(2)2,2′‐ジピリジル、1,10‐フェナントロリン及 びそれらの置換アルキル誘導体からなる群から選んだ有効量の窒素含有芳香族化 合物からなるフェノール樹脂成分、および(B)ポリイソシアネート成分ポリウ レタン成形用結合剤系の重量を基準にして5重量%以下の結合量の該結合剤系を 混合することによって鋳物配合物を生成する工程; (b)工程(a)で得られた鋳物配合物を原型に導入することによ って鋳型を成形する工程; (c)成形された鋳物配合物にガス状第三アミン触媒を接触させる 工程;および (d)工程(c)の鋳型を原形から除去する工程からなることを特 徴とするコールドボックス法による鋳型の製造方法によって鋳型を製造する工程 ; (2)液体状態の金属を丸い前記鋳型に注入する工程; (3)前記金属を冷却そして凝固させる工程;および (4)次に成形品を分離する工程からなることを特徴とする金属の鋳造方 法。 22.(A)(1)フェノール樹脂; (2)溶媒; (3)2,2′‐ジピリジル、1,10−フェナントロリン及びそ れらの置換アルキル誘導体からなる群から選んだ有効量の窒素 含有芳香族化合物;および (4)チキソトロピー疎水性ヒュムドシリカ、 からなるフェノール樹脂成分;および (B)(1)有機ポリイソシアネート; (2)溶媒;および (3)チキソトロピー疎水性ヒュムドシリカ、 からなるポリイソシアネート成分; の混和物からなることを特徴とする鋳物用ペースト。 23.フェノール樹脂が亜鉛触媒化フェノール樹脂であることを特徴とする請求 項22の鋳物用ペースト。
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