JPH09503612A - 電気ワイヤ用コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電気ワイヤ（１３）の束を含むケーブル（１０）を、プリント回路基板に電気的に接続するためのコネクタ（９）であって、このコネクタは、コネクタボディ（１）と、ケーブルのワイヤを互いに一体的に支えかつこのコネクタボディに連結可能に形成されたハウジング（１２）とを備える。コネクタボディは、このコネクタボディの縁部に設けられた少なくとも一対の対向するサポート（４）を備え、外力あるいは張力が作用したときに、ケーブルがコネクタボディから簡単に分離しないようにハウジングを支え、コネクタボディの少なくとも１のサポートは、ハウジングの縁部に係合可能なフック（５）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 電気ワイヤ用コネクタ 発明の分野 本発明は、電気ワイヤ用コネクタ、特に、電気ワイヤ束を含むケーブルを、こ のケーブルの電気ワイヤを収容することにより、プリント回路基板（ＰＣＢ）に 電気的に接続するコネクタに関する。 発明の背景 ケーブルをプリント回路基板に電気的に接続する場合には、この接続を直接行 うのではなく、電気コネクタを通じて行われる。通常、これらの電気コネクタは 、コネクタボディを備え、このコネクタボディはケーブルのワイヤを収容する収 容ポートを有する。各ワイヤの収容ポート内で、ワイヤは、コネクタボディと、 コネクタリードに結合される弾性部材との間に固定される状態に、介挿される。 一般に、外力あるいは張力がケーブルに作用すると、コネクタのワイヤ収容ポ ート内に固定状態に介挿されたケーブルのワイヤが、コネクタから分離される可 能性がある。したがって、電気コネクタを介することによる、プリント回路基板 に対するケーブルの電気接触が信頼性のないものとなる可能性がある。 発明の概要 本発明の目的は、従来技術における上述の問題を解決する ことである。本発明の電気コネクタはサポートを備え、このサポートの少なくと も１は、ケーブルに連結されるハウジングを電気コネクタに強固に係合させるフ ックを有する。本発明の電気コネクタのサポートおよびケーブル用ハウジングは 、共同して作用し、ケーブルに外力あるいは張力が作用したときに、コネクタの ワイヤ収容ポートから、ケーブルのワイヤが簡単に分離することを阻止する作用 を支援する。 本発明によると、これらの目的等は、コネクタボディとケーブル用ハウジング とを備え、このハウジングがケーブルのワイヤを互いに一体的かつコネクタボデ ィに連結された状態に支えるように形成される電気コネクタにより達成すること ができる。更に、複数のワイヤ収容ポートがコネクタボディに形成され、ケーブ ルのワイヤを収容するために用いられる。少なくとも２つの対向するサポートが コネクタボディの縁部に設けられ、ケーブルに作用する外力あるいは張力により コネクタボディから容易に分離するのを阻止するようにハウジングを支えるため に用いられる。最後に、フックが少なくとも１のサポートに設けられ、ハウジン グの縁部に係合するために用いられる。 図面の簡単な説明 本発明の他の目的および特徴は、添付図面を参照する以下の実施例の説明から 明らかとなり、ここに、 第１図は、コネクタに連結されたリボンケーブルを示す本発明のコネクタの第 １実施例の斜視図であり、 第２図は、コネクタに連結されたリボンケーブルを示す本発明のコネクタの第 １実施例の側面図であり、 第３図は、本発明の第１実施例のコネクタに連結されたリボンケーブルを示す 第１図のＩ−Ｉ線に沿う断面図であり、 第４図は、本発明のコネクタの第２実施例の斜視図であり、 第５図は、本発明の第３実施例により、リボンケーブル上にモールド成形され たハウジングを示す斜視図であり、 第６図は、コネクタに連結されたハウジングを示す本発明のコネクタの第３実 施例の側面図であり、 第７図は、本発明のコネクタの第４実施例の斜視図であり、 第８図は、本発明のコネクタの第４実施例の平面図であり、 第９図は、本発明のコネクタの第４実施例の底面図であり、 第10図は、本発明のコネクタの第４実施例の前面図であり、 第11図は、本発明のコネクタの第４実施例の背面図であり、 第12図は、本発明のコネクタの第４実施例の側面図であり、 第13図は、本発明のコネクタの第４実施例に連結されたリボンケーブルを示す 第７図のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 第１図は、本発明の第１実施例による電気コネクタ９の斜視図であり、電気ワ イヤ１０を有するリボンケーブルあるい はケーブルをこのコネクタ９に連結する前の状態を示す。第１図に示すように、 コネクタ９はコネクタボディ１を備え、このコネクタボディは、複数のワイヤ収 容ポート２と、コネクタボディ１の上面の前縁部および後縁部の中央部から突出 する一対のサポート４とを有する。これらのサポート４のうちの１のサポートは 、フック５を有する。凹部６がコネクタボディ１の上面の中央部に設けられてい る。この凹部６は、コネクタボディ１の全幅に延びる。ハウジング１２は、リボ ンケーブル１０の芯線すなわちコアワイヤ１３を互いに一体的に支えるために、 モールド成形される。リボンケーブル１０のコアワイヤ１３が、コネクタボディ １の対応するワイヤ収容ポート２内に収容されると、ハウジング１２は凹部６上 に着座し、サポート４およびフック５により強固に係合されかつ支えられる。 第２図は、本発明の第１実施例のコネクタに連結されたリボンケーブル１０の 概略図である。第２図に示すように、ハウジング１２はコネクタボディ１の凹部 ６上に着座し、その前面と背面とをサポート４により強固に支えられている。１ のサポート４の上端に設けられたフック５が、ハウジング１２の上縁部を支える 。本発明のこの実施例では、フックを有してないサポート４の高さは、ハウジン グ１２よりも低い。 第３図は、第１図のＩ−Ｉ線に沿う本発明の第１実施例のコネクタの断面図で あり、このコネクタに連結されたリボンケーブルを示す。第３図に示すように、 コネクタボディ１は、各ワイヤ収容ポート２内に装着されたコネクタリード３を 備 える。これらのコネクタリード３は、コネクタボディ１内に上方に向けて挿入さ れる。コネクタリード３は、一端に弾性部材３Ａを有し、中間部に係合部材３Ｂ を有する。弾性部材３Ａは、対応するワイヤ１３をコネクタリード３に密に接触 させる。コネクタリード３がコネクタボディ１内に挿入されると、コネクタリー ド３の係合部材３Ｂは、コネクタボディ１の内面に形成された段部７に係合し、 コネクタリード３がコネクタボディ１から離れるのを阻止する。 第４図は、本発明の第２実施例のコネクタの斜視図である。このコネクタは、 サポート４の位置を除き、第１実施例と同様な構造を有する。特に、本発明の第 ２実施例におけるサポート４は、コネクタボディ１の上面の左右の縁部にそれぞ れ設けられている。本発明の他の実施例では、コネクタボディ１は、上面の４つ の縁部に設けられた４つのサポートを有してもよい。このような実施例では、１ または複数のサポートがフックを有してもよい。 第５図は、本発明の第３実施例の斜視図であり、本発明の第３実施例にしたが ってリボンケーブル上にモールド成形されたハウジングを示す。このハウジング ２２は、一対の突起２３を有し、これらの突起は、それぞれハウジング２２の前 面および背面の中央部に形成されている。本発明のこの実施例においては、コネ クタ１は、それぞれがフック５を有するサポート４を有し、このフックはハウジ ング２２の対応した突起２３に係合する。第６図は、本発明の第３実施例のコネ クタの側面図であり、サポート４とフック５と突起とにより、 コネクタ１に連結されたハウジング２２を示す。サポート４の高さ、したがって 各サポート４の上端に設けられたフック５は、ハウジング２２のそれぞれの対応 する突起２３の高さ（level）を考慮して定める必要がある。 第７図は、本発明の第４実施例の電気コネクタ１０９の斜視図であり、ケーブ ル１０をこのコネクタ１０９に連結する前の状態である。図示のように、本発明 の第４実施例のコネクタ１０９は、直角コネクタ（right angle connector）で あり、このコネクタ１０９は、コネクタ１０９へのケーブル１０の装着に対して 、プリント回路基板に直角に装着される。第７図に示すように、コネクタ１０９ はコネクタボディ１０１を備え、このコネクタボディは複数のワイヤ収容ポート １０２と、コネクタボディ１０１の上面の各側の前および後縁部から突出する一 対のサポート１０４とを有する。各対のサポート１０４の一方は、フック１０５ を有する。凹部１０６が、コネクタボディ１０１の上面の中央部に設けられる。 この凹部１０６は、コネクタボディ１０１の全幅に延びる。コネクタボディ１０ １の上面は、更に、第１３図に示すように本発明の第４実施例のハウジング１１ ２のスロット１１４に係合する突起１０８を備える。これらの突起１０８および スロット１１４は、ハウジング１１２の移動したがって何らかの外部的な横方向 の力あるいはケーブル１０上の張力によるケーブル１０のワイヤの移動を阻止す る作用を援助する。 第８図は本発明の第４実施例のコネクタボディ１０１の平面図であり、第９図 は底面図であり、第１０図は前面図であ り、第１１図は背面図であり、そして、第１４図は側面図である。これらの図に 示すように、本発明の第４実施例におけるコネクタボディ１０１は、複数の突起 １０８とサポート４とを備え、これらの突起およびサポートは、ハウジング１１ ２に強固に係合して、ワイヤ収容ポート１０２内でコネクタボディ１０１に連結 されたワイヤがケーブル１０に横方向あるいは垂直方向に沿って作用するなんら かの外力あるいは張力により、分離されるのを、阻止する。 第１３図は、本発明の第４実施例のコネクタに連結されたリボンケーブル１０ の概略図である。第１３図に示すように、ハウジング１１２はコネクタボディ１ ０１の凹部１０６上に着座し、サポート１０４によりその前面および背面を強固 に支えられている。対を形成するサポート１０４のそれぞれの上端部に設けられ たフック１０５が、ハウジング１１２の上縁部を支える。更に第１３図に示すよ うに、本発明の第４実施例では、ハウジング１１２はモールド成形され、リボン ケーブル１０のコアワイヤ１３を互いに一体的となるように支える。リボンケー ブル１０のコアワイヤ１３がコネクタボディ１０１の対応するワイヤ収容ポート １０２内に収容されたときに、ハウジング１１２は凹部１０６上に着座し、サポ ート１０４とフック１０５とハウジング１１２のスロット１１４に強固に係合す る突起１０８とにより、強固に係合されかつ支えられる。 第１３図は、更に、第７図のＩＩ−ＩＩ線に沿う本発明の第４実施例のコネク タ１０９の断面図でもあり、コネクタ１ ０９に連結されたリボンケーブル１０を示す。第１３図に示すように、コネクタ ボディ１０１は、各ワイヤ収容ポート１０２内に装着されたコネクタリード１０ ３を備える。コネクタリード１０３は、コネクタボディ１０１内に上方に向けて に挿入される。コネクタリード１０３は、その一端の弾性部材１０３Ａと、その 中間部の係合部材１０３Ｂとを備える。弾性部材１０３Ａは、対応するワイヤ１ ３をコネクタリード１０３に密に接触させる作用をなす。コネクタリード１０３ がコネクタボディ１０１内に挿入されると、コネクタリード１０３の係合部材１ ０３Ｂは、コネクタボディ１０１の内面に形成された段部１０７に係合し、コネ クタリード１０３がコネクタボディ１０１から分離するのを阻止する。 上述から明らかなように、本発明のコネクタは電気ワイヤ用のコネクタを形成 し、その１がフックを有するサポートがリボンケーブルのハウジングに強固に係 合しかつ支える。これにより、本発明の電気コネクタは、ケーブルに対する外力 あるいは張力により、ケーブルのワイヤがコネクタのワイヤ収容ポートから簡単 に分離されないように阻止するのを援助する。 本発明によると、コネクタのサポートおよびフックは、コネクタボディの形成 の際に単一の工程で形成することができる。したがって、製造コストの低減およ び使用利便性（convenience in use）の増大が得られる。 本発明のコネクタの実施例においては、フック付きのサポートを、反対側ある いは対向するサポートから離隔する方向 に向けてユーザが移動すると、ハウジングしたがってケーブルを簡単にコネクタ から分離することができる。 本発明の好ましい実施例について説明のために開示してきたが、当業者であれ ば、添付の請求の範囲に開示された発明の範囲および意図するところから離れる ことなく、種々の変更、追加、および、置換が可能なことは明らかである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＪＰ，ＵＳ (72)発明者 リー、ヒュング・シク 大韓民国、キョウングキ―ド、スウオン― シ、パルダル―ク、マエタン―ドング、ジ ュコング・アパートメント、４ダンジ 424―102

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 複数の電気ワイヤを有するケーブル用のコネクタであって、 コネクタボディと、 前記ケーブルの複数のワイヤを互いに一体的に支えるように形成され、かつ、 前記コネクタボディに連結可能なハウジングと、 前記コネクタボディに形成されて、それぞれがケーブルの１のワイヤを収容す る複数のワイヤ収容ポートと、 コネクタボディの対向縁部に設けられて互いに対向する少なくとも２つのサポ ートとを備え、少なくとも１のサポートが、ハウジングの縁部に係合可能なフッ クを有し、これらのサポートは、ケーブルに外力あるいは張力が作用したときに 、ケーブルがコネクタボディから簡単に分離するのを阻止するように、ハウジン グを支える、コネクタ。 ２． サポートは、ケーブルのハウジングを強固に支えるために十分な幅を有す るように、コネクタボディの対応する縁部における中央に配置される請求項１に 記載のコネクタ。 ３． サポートは、コネクタボディの上面の前後の縁部に設けられる請求項１に 記載のコネクタ。 ４． サポートは、コネクタボディの上面の左右の縁部に設けられる請求項１に 記載のコネクタ。 ５． サポートは、コネクタボディの上面の左右の縁部に設けられる請求項３に 記載のコネクタ。 ６． ハウジングは、対向する側面に形成された一対の突起を有し、サポートは 、これらの突起に係合可能なフックを有する請求項１に記載のコネクタ。 ７． コネクタボディの上面は、ハウジングのスロットに係合する少なくとも１ の突起を有する請求項１に記載のコネクタ。 ８． コネクタは、直角コネクタである請求項１に記載のコネクタ。 ９． サポートが、コネクタボディの上面の４つの角部に設けられる請求項１に 記載のコネクタ。 １０． コネクタリードが、各ワイヤ収容ポート内に装着され、ケーブルのワイ ヤに係合する請求項１に記載のコネクタ。 １１． コネクタリードは、一端に弾性部材を有し、この弾性部材は、ケーブル の対応するワイヤをコネクタリードに密に接触させる請求項１０に記載のコネク タ。 １２． コネクタリードは、コネクタリードの中間部に、係合部材を有する請求 項１１に記載のコネクタ。 １３． 係合部材は、コネクタボディの内面に形成された段部に係合する請求項 １２に記載のコネクタ。 １４． 凹部が、ハウジングに係合するために、コネクタボディの上面の中央部 に設けられる請求項１に記載のコネクタ。