JPH0950353A - ライブラリ型記憶装置 - Google Patents

ライブラリ型記憶装置

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Publication number
JPH0950353A
JPH0950353A JP20000695A JP20000695A JPH0950353A JP H0950353 A JPH0950353 A JP H0950353A JP 20000695 A JP20000695 A JP 20000695A JP 20000695 A JP20000695 A JP 20000695A JP H0950353 A JPH0950353 A JP H0950353A
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JP
Japan
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media
data
medium
virtual volume
file
Prior art date
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Application number
JP20000695A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Yamada
高裕 山田
Fumio Nakatsuji
文男 中辻
Masafumi Yamaguchi
雅史 山口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0950353A publication Critical patent/JPH0950353A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録・再生データの転送速度を向上でき、ア
クセス時間を短縮でき、ファイルの管理が簡単になり、
記録・再生の信頼性を向上できるライブラリ型記憶装置
を提供すること。 【構成】 ファイルを仮想的なボリューム単位でストラ
イピング記憶するための複数のメディア1と、複数のメ
ディア1の管理情報を格納するメディア管理情報用磁気
ディスク15と、その管理情報に基づき、複数のドライ
ブ5〜7に対して、仮想的なボリューム単位で複数のメ
ディア1の装填・取り出しを行うアーム8〜10と、仮
想的なボリューム単位のメディア2〜4に対する記録・
再生のデータをストライピングするためのストライピン
グ制御部14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク、テープ等の
メディア(記録媒体)を複数使用して、大量のデータを
記録・再生するためのライブラリ型記憶装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータで取り扱うデータ量
の増加に伴い、画像、文字、音声等の大量のデータを記
憶・再生するための装置として、ライブラリ型記憶装置
が注目されている。
【0003】図13にその構成例を示す。図13におい
て、1はデータを記録・再生するためのメディア、5か
ら7は、メディア1を装填して記録・再生するためのド
ライブ、51はドライブに装填された記録・再生中のメ
ディア、8はメディア1をドライブに搬送、装填、ある
いはドライブ5〜7からメディア1を取り出すためのア
ーム、11はアーム8の動作を制御するためのアーム制
御部、12はドライブ5〜7に装填されたメディアに記
録・再生データを転送するための記録・再生バス、13
はアーム8を制御するためのアーム制御バス、18はラ
イブラリ型記憶装置、19はホストコンピュータ、20
はホストコンピュータの中に設けられた、メディア1の
管理情報を記録するための磁気ディスクである。
【0004】このようなライブラリ型記憶装置18にお
いて、通常、データを記録・再生する場合は、記録・再
生したいファイルがどのボリューム名のメディアに記録
されているか、そのメディアは複数のメディアの中のど
の位置にあるのかという管理情報が、ホストコンピュー
タ19の中の磁気ディスク20の中に、記録されている
ので、ホストコンピュータ19は、まずこの磁気ディス
ク20の管理情報を読み出す。ファイルを格納している
メディアのボリューム名とそのメディアの位置がわかっ
たら、ホストコンピュータ19はアーム制御バス13を
介して、アーム制御部11にそのメディアを搬送、装填
するように指示する。その指示に応じてアーム8が、必
要とされるメディアの位置まで移動し、そのメディアを
つかみドライブまで運び装填する。ドライブにおける記
録・再生データは、記録・再生バス12を通じてホスト
コンピュータ19とやり取りされる。もし、記録・再生
中メディア51以外のメディアを記録・再生したい場合
は、そのメディアをアーム8で取ってきて、メディアを
記録・再生中でないドライブ、例えばドライブ6に装填
して、記録・再生を行う。もし、3台すべてのドライブ
にメディアが装填され記録・再生中であるならば、どれ
かのメディアの記録・再生が終了するのを待ち、終了し
た時点でアーム8でそのメディアを取り出し、そのメデ
ィアを元の位置にもどす。その後、次のメディアをアー
ム8で取り出し、メディアを装填していないドライブに
搬送、装填し、記録・再生を開始する。
【0005】このとき、図13の装置では、ドライブが
3台しかないので、同時に4つ以上のメディアの記録・
再生はできない。
【0006】図14にメディアに記録されたファイルの
例を示す。1はファイルを記録している複数のメディ
ア、52から54はデータ量が小さいファイルAからフ
ァイルCである。データ量が大きいファイルDでは、フ
ァイルを3つの部分に分割しており、55はファイルD
の先頭部分、56は、55とは別のメディアに記録され
たファイルDの中央部分、57は、55および56とは
別のメディアに記録されたファイルDの最後の部分であ
る。
【0007】データ量の小さいファイルA52からファ
イルC54は、1枚のメディアの単位である1ボリュー
ム内に記録されるが、データ量が大きいファイルDで
は、ファイルの先頭部分をファイルDa、中央部分をフ
ァイルDb、最後の部分をファイルDcとファイル名を
変えて複数のメディアに記録する。このようにファイル
名を変え、幾つかのファイルに分割することで、データ
量の大きいファイルを複数のメディアに記録している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
ライブラリ型記憶装置では、メディアに記録・再生デー
タを転送するためのSCSIバスの様な記録・再生バス
が、メディアへの記録・再生データの転送スピードの数
倍のスピードでもデータを転送できる能力を有している
のが普通である。しかしながら、1枚のメディアに記録
されたファイルは1つのドライブで記録・再生するのみ
で、一度に複数のドライブで記録・再生することは出来
ないため、記録・再生バスの転送能力が高くてもそれを
活かすことが出来ず、メディア自身への記録・再生のデ
ータ転送スピードがボトルネックとなり、転送スピード
を上げることができないという課題がある。
【0009】また、従来の方法では、アームは一度に1
枚のメディアしか搬送、装填、取り出すことが出来ない
ため、例えば3枚のメディアを搬送、装填しようとして
も、まずアームが移動して最初のメディアを搬送、装填
し、またアームが移動して次のメディアを搬送、装填
し、さらにアームが移動して、その次のメディアを搬
送、装填する、といったことを繰り返す必要がある。こ
のとき、最初に搬送、装填されたメディアは1回目のア
ームの移動後、装填され記録・再生が可能だが3枚目の
メディアは3回目のアームの移動後、やっと装填され記
録・再生が可能となる。このように複数メディアを一度
に使用したい場合でも、アームの移動に時間がかかり、
記録・再生のアクセス時間が大きくなってしまうという
課題がある。
【0010】また、従来例では、ファイルのデータを単
に連続したデータとして、1枚あるいは複数のメディア
に記憶しているだけなので、あるメディアの破損等によ
りファイルの一部の記録・再生が不可能になった場合、
メディアに記録されているそのファイル全体が使用不可
能になってしまうという課題がある。
【0011】更に、従来例では、1ボリュームの中に記
録出来ないような大きなファイルは、複数のメディアに
記録するために、複数のファイル名をつけて記録しなけ
ればならず、管理が面倒になっていた。また、どのメデ
ィアがファイルのどの部分を記録しているのかという、
複数のメディアのボリューム名とその順番を対応づける
情報を格納しているホストコンピュータの中の磁気ディ
スクが破損等により、記録・再生が不可能となった場
合、ファイルを記憶している複数のメディアの正しい順
番がわからないため、正常に記録、再生ができなくなっ
てしまうという課題がある。
【0012】本発明は、従来のこのようなライブラリ型
記憶装置の課題を考慮し、記録・再生データの転送速度
を向上でき、アクセス時間を短縮でき、ファイルの管理
が簡単になり、記録・再生の信頼性を向上できるライブ
ラリ型記憶装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファイルのデ
ータを仮想的なボリューム単位でストライピング記憶す
るための複数のメディアと、その複数のメディアの仮想
的なボリューム単位での記憶管理のための管理情報を格
納する管理情報格納手段と、その格納された管理情報に
基づき、複数のメディアに対して仮想的なボリューム単
位でデータの記録・再生を行うための複数のドライブ手
段と、その複数のドライブ手段に対して仮想的なボリュ
ーム単位で複数のメディアの装填・取り出しを、管理情
報格納手段の管理情報に基づいて行う複数のアーム手段
とを備えたライブラリ型記憶装置である。
【0014】
【作用】本発明は、ファイルのデータを仮想的なボリュ
ーム単位でストライピング記憶するための複数のメディ
アと、管理情報格納手段が、複数のメディアの仮想的な
ボリューム単位での記憶管理のための管理情報を格納
し、複数のアーム手段が、複数のドライブ手段に対し
て、仮想的なボリューム単位で複数のメディアの装填・
取り出しを、管理情報に基づいて行い、複数のドライブ
手段が、その管理情報に基づき、複数のメディアに対し
て仮想的なボリューム単位でデータの記録・再生を行
う。
【0015】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。 (実施例1、本発明の請求項1等に対応した実施例)図
1は、本発明にかかる第1の実施例のライブラリ型記憶
装置の構成図である。図1において、1はメディア、2
から4はファイルAを記録しているメディア、A1から
A9は、ファイルAが細かくストライピングされ複数の
メディアに記録されたそれぞれのファイルブロック、5
から7はメディアを記録・再生するためのドライブ、8
から10はメディア1を搬送、装填、取り出すためのア
ーム、11は各アーム8〜10の動作を制御するための
アーム制御部、12はドライブ5〜7のデータの記録・
再生バス、13はアームの制御信号用のアーム制御バ
ス、14はファイルデータのストライピングを制御する
ストライピング制御部、15はストライピングされた複
数のメディアの組み合わせおよび、その複数のメディア
がどこに位置しているかという管理情報を記録している
管理情報格納手段としてのメディア管理情報用磁気ディ
スク、16はライブラリ記憶装置全体の制御部、17は
ストライピングされたメディア2からメディア4の3枚
のメディアを1つに扱うための仮想的なボリューム単
位、18はライブラリ型記憶装置、19はホストコンピ
ュータ、20はホストコンピュータ19の中の磁気ディ
スクである。図1に示すように、本実施例では1つのフ
ァイルを3枚のメディアにストライピングしている。
【0016】上記のドライブ5〜7及びストライピング
制御部14の一部が複数のドライブ手段を構成し、アー
ム8〜10及びアーム制御部11が複数のアーム手段を
構成している。
【0017】次に、上記第1の実施例のライブラリ型記
憶装置の動作について、図面を参照しながら説明する。
【0018】今、ファイルAを記録する場合を考える。
ホストコンピュータ19で、ファイルAを記録するため
のメディアの位置を、アーム制御バス13を介してアー
ム制御部11に指示する。アーム制御部11を含む全体
の制御部16では、この要求のあったメディアの位置
が、仮想的なボリューム単位のどの3枚のメディアの位
置に対応するのかを、メディア管理情報用磁気ディスク
15をアクセスすることにより知り、アーム制御部11
にこの位置情報を転送する。この位置情報にしたがって
仮想的なボリューム単位を構成するメディア2からメデ
ィア4を、アーム8からアーム10で搬送し、ドライブ
5からドライブ7に装填する。
【0019】次に、メディアを装填して記録の準備がで
きたので、ホストコンピュータ19は、記録すべきデー
タをストライピング制御部14に転送する。ストライピ
ング制御部14では、ファイルAをファイルの先頭か
ら、A1からA9までのブロックに分割し、記録・再生
バス12を介してA1、A4、A7はメディア2に、A
2、A5、A8はメディア3に、A3、A6、A9はメ
ディア4に記録する。この記録処理は3台のドライブを
同時に駆動させることにより、高速に実行できる。な
お、どのメディアがファイルAのデータブロックをどの
順番で記録しているかということは、全体の制御部16
がストライピング制御部14から情報を得て、それをメ
ディア管理情報用磁気ディスク15に同時に記録する。
ファイルAがストライピングされて、複数のメディアに
記録されたならば、ホストコンピュータ19は、そのボ
リューム名とメディアの位置を磁気ディスク20に書き
込む。
【0020】次に、ファイルAを再生する場合を考え
る。ホストコンピュータ19が、ファイルAを記録して
いるメディアの位置をアーム制御バス13を介して、ア
ーム制御部11に指示すると、記録時と同じように、全
体の制御部16はメディア管理情報用磁気ディスク15
を読み出して、仮想的なボリューム単位を構成する3枚
のメディアの位置を知り、それをアーム制御部11に転
送する。アーム制御部11はこの位置情報に従い3枚の
メディア2からメディア4をアーム8からアーム10で
搬送し、ドライブ5からドライブ7に装填する。
【0021】従来ならば、再生しようとした時、ファイ
ルが1つのメディアに記録されるため、同時には1台の
ドライブでしか再生できなかったが、ファイルをストラ
イピングしていることにより、メディア2からメディア
4にファイルAのファイルブロックが分散しているた
め、メディアを装填したドライブ5からは、ファイルブ
ロックA1が、ドライブ6からはファイルブロックA2
が、ドライブ7からはファイルブロックA3がまず、そ
れぞれ同時に再生できる。この3つのドライブからのデ
ータはそれぞれ、再生された順序が速い順に記録・再生
バス12を通じてストライピング制御部14に転送され
る。この時、ストライピング制御部14には、全体の制
御部16がメディア管理情報用磁気ディスク15を読み
出し、どのメディアがファイルAのブロックをどの順番
で記録しているかという管理情報が、あらかじめ転送さ
れている。従って、ストライピング制御部14では、ド
ライブから転送されてきたファイルAの3つのファイル
ブロックが、この管理情報に従い、A1、A2、A3の
順番に並べ換えられ、ホストコンピュータ19へ転送さ
れる。続いてドライブ5からファイルブロックA4、ド
ライブ6からファイルブロックA5、ドライブ7からフ
ァイルブロックA6がまた同時に再生できるので、同様
に記録・再生バス12を通じてストライピング制御部1
4に送られ、ここで、A4、A5、A6の順番に並べ換
えられ、ホストコンピュータ19へ転送される。A7、
A8、A9の場合も同様である。
【0022】このように、ファイルデータをストライピ
ング記憶することにより、複数のメディアに対して、同
時に記録・再生することが可能となる。また、通常は1
枚のメディアを1ボリュームとして管理していたが、デ
ータをストライピングしている複数のメディアを仮想的
なボリューム単位に割り当てることにより、1ボリュー
ムの容量が大きくなったのと同じになるため、実際の1
ボリュームよりデータ量の多いファイルの取り扱いも可
能になる。 (実施例2、本発明の請求項7等に対応した実施例)図
2は、本発明にかかる第2の実施例のライブラリ型記憶
装置の構成図である。図2において、1はメディア、5
から7はメディアを記録・再生するためのドライブ、8
から10はメディアを搬送、装填、取り出すためのアー
ム、11はアームの動作を制御するためのアーム制御
部、12はドライブ5〜7のデータの記録・再生バス、
13はアーム8〜10の制御信号用のアーム制御バス、
18はライブラリ型記憶装置、19はホストコンピュー
タ、20はホストコンピュータ19の中の磁気ディスク
である。
【0023】このライブラリ型記憶装置18において、
記録・再生する場合は、記録・再生したいファイルがど
のボリューム名のメディアに記録されているか、そのメ
ディアは複数のメディアの中のどの位置にあるのかとい
う管理情報が、従来と同様にホストコンピュータ19の
中の磁気ディスク20の中に、記録されているので、ホ
ストコンピュータ19はこの管理情報を読み出し、ファ
イルを格納しているメディアのボリューム名とそのメデ
ィアの位置がわかったら、アーム制御バス13を介し
て、アーム制御部11にそのメディアを搬送、装填する
ように指示する。アーム制御部11は3つのアーム8か
らアーム10をもち、アームの移動、メディアの搬送、
装填も同時に制御できるため、3つのアームは同時に、
必要なメディアの位置に移動し、それを掴み、搬送し、
ドライブ5からドライブ7に装填して、記録・再生をす
ることができる。
【0024】従来の方法の、1つのアームでの移動、メ
ディアの搬送、ドライブへの装填を3回繰り返す方法に
比較して、3つのアームの各動作を1回実行するだけで
良いため、アーム移動、メディアの搬送、ドライブへの
装填を従来の1/3の時間で実行し、3枚のメディアを
記録・再生することができので、アクセス時間を短くす
ることが可能となる。
【0025】図3は、上記第2の実施例における変形例
を示す構成図である。図2の第2の実施例では、3つの
アーム8〜10は独立に動作可能であったが、本変形例
では、3枚のメディアを共用アーム21で、一度にドラ
イブに搬送、装填、取り出すことができるので、同様に
従来の1/3の時間で、3枚のメディアを記録・再生す
ることができ、アクセス時間を短くすることができる。 (実施例3、本発明の請求項8等に対応した実施例)次
に、上記第1の実施例及び第2の実施例を元に構成した
本発明の第3の実施例について、図1を参照しながら説
明する。
【0026】上記第2の実施例では、複数のメディアを
一括して搬送、装填、取り出す機構を有していたが、本
実施例では、この一括して搬送、装填・取り出す複数の
メディアの数を単位として、ファイルデータをストライ
ピングしてそれぞれのメディアに記録する。例えば、図
2では一括して搬送、装填・取り出しが可能なメディア
の最大枚数は3枚であるから、3枚を1つの仮想的なボ
リューム単位として、図1のように、その中でメディア
2からメディア4にストライピングデータを記録し、こ
の3枚のメディアを3つのアーム8〜10で同時に、搬
送、装填、取り出しを行う。アームが同時に取り扱うこ
とのできるメディアの枚数とストライピングの数を一致
させることにより、アーム各一回の動作でデータの記録
・再生のための搬送、装填、取り出しが完了し、最も無
駄のない効率的なシステム運用が可能となる。 (実施例4、本発明の請求項8等に対応した実施例)図
4は、本発明にかかる第4の実施例のライブラリ型記憶
装置の構成図である。上記第3の実施例では、アームが
ストライピングされている数だけ存在し、独立に動作が
可能であったが、本実施例では仮想的なボリューム単位
17を構成しているストライピングされた3枚のメディ
アを横1列に配置することで、共用アーム21で、3枚
一度にドライブに搬送、装填、取り出すことができ、記
録・再生が可能となるため、第3の実施例と同様に、最
も無駄のない効率的なシステム運用が可能となる。 (実施例5、本発明の請求項8等に対応した実施例)図
5は、本発明にかかる第5の実施例のライブラリ型記憶
装置の構成図である。上記第3の実施例は、アームを3
つ有する1台のライブラリ型記憶装置18により構成さ
れていたが、ここでは、ライブラリ型記憶装置22から
ライブラリ型記憶装置24の3台を使用して、それぞれ
のメディアで仮想的なボリューム単位17を構成して、
第3の実施例と同様の機能を実現している。
【0027】ホストコンピュータ19の中には、ストラ
イピングされた複数のメディアの組み合わせ及びストラ
イピングの順番、その複数のメディアがどこに位置して
いるかという情報を記録しているメディア管理情報用磁
気ディスク26、ファイルをストライピングのためにフ
ァイルブロックに分割したり、逆にストライピングされ
た複数のファイルブロックを結合して、1つのファイル
にするためのストライピング制御部27、3台のライブ
ラリ型記憶装置22〜24の3つのアームを制御するた
めのアーム制御部28、ストライピング制御部27とア
ーム制御部28を含み、メディア管理情報用磁気ディス
ク26に対する記録・再生を制御している全体の制御部
25が設けられている。
【0028】ファイルを記録するときは、全体の制御部
25が、メディア管理情報用磁気ディスク26から、仮
想的なボリューム単位を構成する複数のメディアの位置
情報を読み出し、アーム制御部28に転送する。アーム
制御部28は、アーム制御バス13を介して、それぞれ
のライブラリ型記憶装置の中の、アーム制御部29から
アーム制御部31に指示し、必要なメディアを搬送、ド
ライブ5からドライブ7に装填する。記録するファイル
をストライピング制御部27でファイルブロックに分割
し、ドライブ5からドライブ7に転送して、メディアに
記録した後、全体の制御部25はファイル名、ストライ
ピングしたメディアの順番の情報を、メディア管理情報
用磁気ディスク26に記録する。
【0029】一方、ファイルを再生するときは、全体の
制御部25が、メディア管理情報用磁気ディスク26か
ら、ファイルを記録している複数メディアの位置情報を
読み出し、アーム制御部28に転送する。アーム制御部
28は、アーム制御バス13を介してアーム制御部29
からアーム制御部31に指示し、必要なメディアを搬
送、ドライブ5からドライブ7に装填し、再生する。
【0030】この場合、全体の制御部25は、メディア
管理情報用磁気ディスク26から、ファイルが複数のメ
ディアにストライピングされている順番の情報を読み出
しておき、ストライピング制御部27に転送する。スト
ライピング制御部27は各ドライブからデータのファイ
ルブロックが転送されてきたら、この情報に照らし合わ
せて、ファイルブロックを順番につなぎ合わせることに
より、ファイルを再生する。
【0031】このように複数のライブラリ型記憶装置の
各アームで、同時にメディアの搬送、装填、取り出しが
可能となるメディアの数と、ストライピングの数を一致
させることにより、各アームの1回の動作で、記録・再
生が可能となるため、無駄のない効率的なシステム運用
ができる。 (実施例6、本発明の請求項2等に対応した実施例)図
6は、本発明にかかる第6の実施例のライブラリ型記憶
装置の構成図である。図6において、1はメディア、2
及び3はファイルAを記録しているメディア、4はファ
イルAの冗長データを記録しているメディア、A1から
A4は、ファイルAが細かくストライピングされ、複数
のメディアに記録されたそれぞれのファイルブロック、
PA1、PA2はファイルAのストライピングされたフ
ァイルブロックの冗長データ、5から7はメディアを記
録・再生するためのドライブ、8から10はメディアを
搬送、装填、取り出すためのアーム、11はアームの動
作を制御するためのアーム制御部、12はドライブのデ
ータの記録・再生バス、13はアームの制御信号用のア
ーム制御バス、14はファイルデータのストライピング
を制御するストライピング制御部、32は冗長データの
生成および冗長データから、ファイルデータを復元する
冗長データ制御部、15はストライピングされた複数の
メディアの組み合わせ及び、その複数のメディアがどこ
に位置しているか、冗長データが記録されているメディ
アがどこに位置しているかという管理情報を記録してい
るメディア管理情報用磁気ディスク、16はライブラリ
型記憶装置全体の制御部、17はストライピングされた
メディア2、メディア3及び冗長データのメディア4の
3枚のメディアを1つに扱うための仮想的なボリューム
単位、18はライブラリ型記憶装置、19はホストコン
ピュータ、20はホストコンピュータ20の中の磁気デ
ィスクである。
【0032】本実施例では、ファイルAを2枚のメディ
アにストライピングし、1枚のメディアに冗長データを
付加して仮想的なボリューム単位を構成している。ホス
トコンピュータ19、ストライピング制御部14、アー
ム制御部11、メディア管理情報用磁気ディスク15等
の動作は、上記図1の第1の実施例の場合と同じであ
る。
【0033】今、ファイルAを記録する場合を考える。
ストライピング制御部14で、ファイルAの前半部分は
A1とA2に分割され、冗長データ制御部32に転送さ
れる。冗長データ制御部32では、これらのファイルブ
ロックのデータを用いて、あらかじめ決められた計算式
により、パリティデータブロックPA1を生成し、A
1、A2、PA1をそれぞれメディア2からメディア4
に記録する。計算式としては例えば排他的論理和などが
ある。同様にファイルの後半部分もストライピング制御
部14で、ファイルブロックA3、A4にストライピン
グし、冗長データ制御部32でパリティデータブロック
PA2を生成し、A3、A4、PA2をメディア2から
メディア4に記録する。このように冗長データを記録す
ることで、例えばメディア3が破損し、そのデータの一
部が記録・再生不可能になっても、メディア2とメディ
ア4のデータを再生することで、メディア3のデータを
冗長データ制御部32で、生成することが可能となる。
例えば、A1とPA1の排他的論理和をとることによ
り、A2のデータの生成が可能になる。このように、冗
長データを記録することで、データの一部が記録・再生
不可能となってもデータの復元が可能となるので、引き
続き記録・再生をすることができる。 (実施例7、本発明の請求項3等に対応した実施例)図
7は、本発明にかかる第7の実施例のライブラリ型記憶
装置の構成図である。本実施例は、図6の第6の実施例
に対して、余分にデータ再構築用メディア33とドライ
ブ34を設けている以外は同じ構成である。もし、仮想
的なボリューム単位17内のどれかのメディアが記録・
再生不可能となった場合、第6の実施例で説明した方法
により、データを復元して本実施例のドライブ34に装
填されたデータ再構築用メディア33に直ちに記録でき
る。このため、装置の保守時等に、不良メディアをデー
タ再構築用メディア33に入れ換えればよいので運用性
にすぐれている。 (実施例8、本発明の請求項3等に対応した実施例)図
8は、本発明にかかる第8の実施例のライブラリ型記憶
装置の構成図である。本実施例では、データ再構築用メ
ディア35を仮想的なボリューム単位17の数だけ用意
し、それをアーム36でドライブ34に搬送、装填、記
録・再生可能にしている。これにより、不良メディアの
数が1つの仮想的なボリューム単位に対して、1枚まで
であれば、仮想ボリューム単位の数と同じ数まで不良メ
ディアが発生しても、直ちに復元したデータをデータ再
構築メディア35への記録が可能となるので、さらに運
用性にすぐれている。
【0034】なお、図7、図8ではデータ再構築用メデ
ィアを、ファイルブロックを記録しているメディアと位
置的に分けて、別のドライブで記録・再生するようにな
っているが、図6の構成で、メディア1の一部に、デー
タ再構築用のメディアを設けておいてもよい。この場合
は、使用不可能となったメディアの代わりにメディア1
の中のデータ再構築用ディスクを搬送、装填して記録、
再生すれば良いので、余分なアーム、ドライブをなくす
ことができる。 (実施例9、本発明の請求項4等に対応した実施例)図
9は、本発明にかかる第9の実施例のライブラリ型記憶
装置の構成図である。図9において、1はメディア、3
7から42はファイルを記録しているメディア、Vol
1からVol6は各メディアに記録されているボリュー
ム名、5から7はメディアを記録・再生するためのドラ
イブ、8から10はメディアを搬送、装填、取り出すた
めのアーム、11はアーム8〜10の動作を制御するた
めのアーム制御部、12はドライブ5〜7のデータの記
録・再生バス、13はアームの制御信号用のアーム制御
バス、14はファイルデータのストライピングを制御す
るストライピング制御部、15はストライピングされた
複数のメディアの組み合わせ及び、その複数メディアが
どこに位置しているかという管理情報を記録しているメ
ディア管理情報用磁気ディスク、16はライブラリ記憶
装置全体の制御部、17はそれぞれストライピングされ
た複数メディアを1つに扱うための仮想的なボリューム
単位、18はライブラリ型記憶装置、19はホストコン
ピュータ、20はホストコンピュータの中の磁気ディス
クである。本実施例では、仮想的なボリューム単位を構
成するメディアの数は、一定ではなく、可変でも対応可
能としてある。
【0035】ここで、メディア37からメディア42に
は、それぞれVol1からVol6のボリューム名が付
けられ、それらのメディアで仮想的なボリューム単位1
7をつくっており、その管理情報がメディア管理情報用
磁気ディスク15に記録されている。
【0036】図10は、このメディア管理情報用磁気デ
ィスク15に記録されている情報の一例を示す図であ
り、43は仮想的なボリューム単位の情報、44は仮想
的なボリューム単位名、45は仮想的なボリューム単位
の容量、46は仮想的なボリュームを構成しているメデ
ィアのボリューム名とストライピングしている順番とメ
ディアの格納位置、47は仮想的なボリューム単位に記
録されているファイル名とその容量である。
【0037】図9において、仮想的なボリューム単位を
構成しているVol1とVol2とVol3の情報は、
図10の上から1番目の仮想的なボリューム単位の情報
43に記録されている。同様に図9のVol4の情報
は、図10の上から2番目の仮想的なボリューム単位の
情報43に記録され、図9のVol5とVol6の情報
は、図10の上から3番目の仮想的なボリューム単位の
情報43にそれぞれ記録されている。
【0038】図9及び図10を用いてファイルを再生す
る場合を説明する。図9のホストコンピュータ19か
ら、再生するファイル名を記録しているメディアの位置
情報が転送されてくると、全体の制御部16は、メディ
ア管理情報用磁気ディスク15にアクセスして、図10
の仮想的なボリューム単位の情報43の中の、仮想的な
ボリュームを構成しているメディアのボリューム名とス
トライピングしている順番とメディアの格納位置46を
検索する。ホストコンピュータ19からのメディアの位
置情報を、仮想的なボリューム単位を構成している複数
メディアの位置情報に変換している部分を探し出して、
その情報をアーム制御部11に転送する。アーム制御部
11は、その位置情報をもとに、図9のアーム8からア
ーム10を移動させて、必要とするメディアをドライブ
に装填する。
【0039】ホストコンピュータ19から転送されたメ
ディアのボリューム名は、図9の仮想的なボリューム単
位17の名前に対応するため、全体の制御部16はホス
トコンピュータ19からのメディアのボリューム名とフ
ァイル名により、メディア管理情報用磁気ディスク15
にアクセスして、図10の仮想的なボリューム単位の情
報43の中の、仮想的なボリューム単位名44と仮想的
なボリューム単位に記録されているファイル名とその容
量47を検索し、それをもとに、仮想的なボリューム単
位を構成しているメディアのボリューム名とストライピ
ングしている順番とメディアの格納位置46を得て、そ
れをストライピング制御部14に転送する。
【0040】アーム8からアーム10がメディアをドラ
イブに装填したならば、全体の制御部16はメディアの
ボリューム名とファイル名を読み込み、それが、図9の
メディア管理情報用磁気ディスク15を検索して得たメ
ディアのボリューム名とファイル名と一致しているかを
確認し、ファイルデータの再生を開始する。ドライブ5
からドライブ7のストライピングされた再生データは、
ストライピング制御部14で、メディア管理情報用磁気
ディスク15から得た、ストライピングしている順番の
情報に従って、ストライピング前のデータの順番に再結
合されホストコンピュータ19に転送される。
【0041】又、ファイルを記録する場合は、図9のホ
ストコンピュータ19から、記録するファイル名、アー
ム移動位置等のデータが送られてくると、全体の制御部
16が、メディア管理情報用磁気ディスク15にアクセ
スし、ファイルデータの大きさ等を参考にして、ファイ
ルを記録すべき仮想的なボリューム単位17を決める。
記録するための仮想的なボリューム単位17が決まる
と、全体の制御部16は、図10の仮想的なボリューム
単位名44を検索し、仮想的なボリューム単位を構成し
ているメディアのボリューム名とストライピングしてい
る順番とメディアの格納位置46を読み出し、図9のア
ーム制御部11にメディアの位置情報を転送する。アー
ム制御部11は、そのメディアを格納している位置をア
ーム8からアーム10に指示する。必要とするメディア
をドライブ5からドライブ7に装填したら、再生の時と
同様にメディアのボリューム名を確認した後、ホストコ
ンピュータ19にファイルデータ転送の指示を出す。
【0042】ホストコンピュータ19は、ファイルデー
タをストライピング制御部14に転送する。ストライピ
ング制御部14は、このファイルデータをデータブロッ
クに分割し、ドライブに装填されているメディアに記録
する。全体の制御部16はメディア管理情報用磁気ディ
スク15に、図10の仮想的なボリューム単位を構成し
ているメディアのボリューム名とストライピングしてい
る順番とメディアの格納位置46と仮想的なボリューム
単位に記録されているファイル名とその容量47に、こ
の新たに記録したファイルの情報を追加する。
【0043】以上のように、図10の仮想的なボリュー
ム単位を構成しているメディアのボリューム名とストラ
イピングしている順番とメディアの格納位置46で説明
したように、ストライピング単位で複数のボリューム名
を管理して仮想的なボリューム単位を構成することによ
り、本実施例のライブラリ型記憶装置を実現することが
できる。 (実施例10、本発明の請求項5等に対応した実施例)
図11は、本発明にかかる第10の実施例のライブラリ
型記憶装置の構成図である。本実施例が図9と異なる点
は、図9では、メディア37からメディア42のボリュ
ーム名をVol1からVol6としているが、図11で
は、メディア37からメディア39のボリューム名をV
a−1からVa−3、メディア40のボリューム名をV
b−1、メディア41とメディア42のボリューム名を
Vc−1とVc−2としている点である。通常Va、V
b、Vcは仮想的なボリューム単位の番号の1、2、3
といった順番の数である。例えば、最初の仮想的なボリ
ューム単位では、仮想的なボリューム番号とそれを構成
しているメディアのストライピングの順番の両者が、1
−1、1−2、1−3の様に、各メディアに記録され
る。同様に、次の仮想的なボリューム単位では2−1、
3番目の仮想的なボリューム単位では3−1、3−2が
それぞれメディアに記録される。
【0044】図11のメディア管理情報用磁気ディスク
15には、上述した図10と同様に仮想的なボリューム
単位の情報43が記録されている。第9の実施例では、
このメディア管理情報用磁気ディスク15が破損等で記
録・再生不可能となった場合は、各メディアをアクセス
しても、どのメディアがどの順番で仮想的なボリューム
単位を構成しているかは、わからないため記録・再生が
できなくなってしまう。しかし、本実施例では、仮想的
なボリューム単位を管理するための番号として、仮想的
なボリュームの番号と、それを構成しているメディアの
ストライピングの順番をサブボリューム番号として各メ
ディアに記録することにより、メディア管理情報用磁気
ディスク15が記録・再生不可能なっても、各メディア
をアクセスすれば、どのメディアがどの順番で仮想的な
ボリューム単位を構成しているかがわかるので、記録・
再生を続けることが可能となる。
【0045】また、図10の仮想的なボリュームを構成
しているメディアのボリューム名とストライピングして
いる順番とメディアの格納位置46の内、メディアのボ
リューム名とストライピングしている順番を本実施例の
ように、仮想的なボリューム番号とサブボリューム番号
で管理すれば、両者を同時に簡単に管理できるので、こ
の記録領域を小さくすることができ、その分、ファイル
情報の記録領域を増やすことができる。 (実施例11、本発明の請求項6等に対応した実施例)
図12は、本発明にかかる第11の実施例のライブラリ
型記憶装置の構成図である。本実施例が図11と異なる
点は、図11では、メディア37からメディア39のボ
リューム名をVa−1からVa−3、メディア40のボ
リューム名をVb−1、メディア41とメディア42の
ボリューム名をVc−1とVc−2としているが、図1
2では、メディア37からメディア39のボリューム名
をVdからVd+2、メディア40のボリューム名をV
d+3、メディア41とメディア42のボリューム名を
Vd+6とVd+7、メディア48からメディア50を
Vd+3nからVd+(3n+2)としていることであ
る。ここでnは0から始まる整数であり、仮想的なボリ
ューム単位を構成するメディアの数は、一定ではなく、
可変でも対応可能としてある。
【0046】第10の実施例では、仮想的なボリューム
単位を管理するための名前として、サブボリューム番号
を追加した仮想的なボリューム番号を使用していたが、
ここでは、数列を利用して一つの番号のみで管理する。
図12では、仮想的なボリューム単位を構成するメディ
アの最大数は3であるため、3n、3n+1、3n+2
の数列を考える。これを特定の番号Vdに加算すること
により、仮想的なボリュームを管理するための、メディ
アに記録される番号を得ることができる。nは0以上の
整数であるため、Vd=1とすると図12の1番上の仮
想的なボリューム単位を構成するメディアの番号は、
1、2、3となり、2番目の仮想的なボリューム単位の
メディアは4となり、3番目の仮想的なボリューム単位
のメディアは7、8となり、最後の仮想的なボリューム
単位のメディアは1+3n、1+(3n+1)、1+
(3n+2)となる。この番号は例えば、2番目の仮想
的なボリュームのように、1枚のメディアしかない場合
でも、あと2枚があるように3n+1、3n+2の番号
を割りふる。このように、3n、3n+1、3n+2を
いつも一つの仮想的なボリューム単位を構成しているメ
ディアに割り振ることにより、メディア管理情報用磁気
ディスク15が破損等より記録・再生不可能になって
も、各メディアをアクセスし、この番号を読み込んで、
数列のどこに対応しているかを知ることで、仮想的なボ
リューム単位が、どのメディアの組み合わせで、どの順
番で構成しているかがわかるため、正しくアクセスで
き、記録・再生を続けることが可能になる。また、第1
0の実施例の仮想的なボリューム番号とサブボリューム
番号で管理する方法に比べて、一つの番号で数列を用い
た計算式により管理されるため、メディア管理情報用磁
気ディスク15に記録されているメディアのボリューム
名とストライピングしている順番の記録領域をさらに小
さくできるため、さらにファイル情報の記録領域を増や
すことができる。
【0047】このように本発明によれば、複数メディア
にファイルのデータを仮想的なボリューム単位でストラ
イピングすることにより、複数メディアに対して記録・
再生データの高速並列転送が可能となり、またデータ量
の多いファイルの取り扱いも容易にすることができる。
又、複数メディアを一括して搬送、装填、取り出すこと
により、従来よりも記録・再生のアクセス時間を短くす
ることができる。又、同時に一括して搬送、装填、取り
出す複数メディアの数を単位としてデータをストライピ
ングすることにより、記録・再生データの高速並列転送
が可能になる。更に、仮想的なボリューム単位の複数メ
ディア上のストライピングされたデータに冗長データを
付加することにより、データの一部が記録・再生不可能
となっても、誤り訂正用のデータを使用して、正しいデ
ータの復元が可能になる。
【0048】又、データ再構築用のメディアを設けるこ
とにより、記録・再生不可能となったデータをデータ再
構築用メディアに復元でき、復元したデータのメディア
への記録が直ちに可能となり、システムの復旧が自動的
に短時間で可能になる。
【0049】又、仮想的なボリューム単位を管理するた
めの名前として、仮想的なボリューム番号およびサブボ
リューム番号を使用することにより、仮想的なボリュー
ム単位を管理している磁気ディスクが壊れても仮想的な
ボリュームを構成しているメディアがわかるので、記録
・再生を続けることができ、装置の信頼性を向上させる
ことが可能となる。又、ファイルデータの記録領域を増
やすことができる。又、仮想的なボリューム単位を管理
するための名前として、一定の計算式で求めた番号を使
用して管理するため、仮想的なボリューム単位を管理し
ている磁気ディスクの管理情報の記録領域をさらに小さ
くでき、ファイル情報の記録領域を増やすことができ
る。
【0050】なお、上記実施例では、いずれもメディア
としてディスクを用いる構成としたが、これに限らず、
他の記録媒体、例えばテープ等であっても良いのはもち
ろんである。
【0051】また、上記実施例では、いずれも各制御部
を専用のハードウェアにより構成したが、これに代え
て、コンピュータを用いてソフトウェア的に実現しても
よい。
【0052】また、上記実施例では、いずれも記録・再
生用バスとアーム制御バスは分けて記載したが、これに
限らず、例えばSCSIバスのように、同一のものとし
ても良いのはもちろんである。
【0053】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、記録・再生データの転送速度を向上でき、アク
セス時間を短縮でき、ファイルの管理が簡単になり、記
録・再生の信頼性を向上できるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施例のライブラリ型記
憶装置の構成図である。である。
【図2】本発明にかかる第2の実施例のライブラリ型記
憶装置の構成図である。
【図3】上記第2の実施例における変形例を示す構成図
である。
【図4】本発明にかかる第4の実施例のライブラリ型記
憶装置の構成図である。
【図5】本発明にかかる第5の実施例のライブラリ型記
憶装置の構成図である。
【図6】本発明にかかる第6の実施例のライブラリ型記
憶装置の構成図である。
【図7】本発明にかかる第7の実施例のライブラリ型記
憶装置の構成図である。
【図8】本発明にかかる第8の実施例のライブラリ型記
憶装置の構成図である。
【図9】本発明にかかる第9の実施例のライブラリ型記
憶装置の構成図である。
【図10】同第9の実施例におけるメディア管理情報用
磁気ディスクに記録されている情報の一例を示す図であ
る。
【図11】本発明にかかる第10の実施例のライブラリ
型記憶装置の構成図である。
【図12】本発明にかかる第11の実施例のライブラリ
型記憶装置の構成図である。
【図13】従来のライブラリ型記憶装置の構成図であ
る。
【図14】従来のライブラリ型記憶装置のメディアに記
録されたファイルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1〜4、37〜42、48〜50 メディア 5〜7、34 ドライブ 8〜10、36 アーム 11、28、29、30、31 アーム制御部 12 記録・再生バス 13 アーム制御バス 14、27 ストライピング制御部 15 26 メディア管理情報用磁気ディスク 16、25 全体の制御部 17 仮想的なボリューム単位 18、22、23、24 ライブラリ型記憶装置 19 ホストコンピュータ 20 磁気ディスク 21 共用アーム 32 冗長データ制御部 33、35 データ再構築用メディア 43 仮想的なボリューム単位の情報 44 仮想的なボリューム単位名 45 仮想的なボリューム単位容量

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルのデータを仮想的なボリューム
    単位でストライピング記憶するための複数のメディア
    と、その複数のメディアの前記仮想的なボリューム単位
    での記憶管理のための管理情報を格納する管理情報格納
    手段と、その格納された管理情報に基づき、前記複数の
    メディアに対して前記仮想的なボリューム単位でデータ
    の記録・再生を行うための複数のドライブ手段と、その
    複数のドライブ手段に対して前記仮想的なボリューム単
    位で前記複数のメディアの装填・取り出しを、前記管理
    情報格納手段の管理情報に基づいて行う複数のアーム手
    段とを備えたことを特徴とするライブラリ型記憶装置。
  2. 【請求項2】 ファイルのデータを記憶するための複数
    のメディアと、その複数のメディアの記憶管理のための
    管理情報を格納する管理情報格納手段と、その管理情報
    に基づき、前記複数のメディアに対してデータの記録・
    再生を行うための複数のドライブ手段と、その複数のド
    ライブ手段に対して前記複数のメディアの装填・取り出
    しを、前記管理情報格納手段の管理情報に基づき一括し
    て行うアーム手段とを備えたことを特徴とするライブラ
    リ型記憶装置。
  3. 【請求項3】 一括して装填・取り出しする前記複数の
    メディアの数を単位として、データをストライピング記
    憶することを特徴をする請求項7記載のライブラリ型記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 仮想的なボリューム単位の複数のメディ
    アに、データ復元用の冗長データを付加することを特徴
    とする請求項1記載のライブラリ型記憶装置。
  5. 【請求項5】 データ復元用のメディアを設けることを
    特徴とする請求項2記載のライブラリ型記憶装置。
  6. 【請求項6】 仮想的なボリューム単位を管理するため
    に、前記ストライピング単位で複数のボリューム名を設
    定し、その複数のボリューム名を用いて前記メディアを
    管理することを特徴とする請求項1記載のライブラリ型
    記憶装置。
  7. 【請求項7】 複数のボリューム名として、前記ストラ
    イピング単位で仮想的なボリューム番号およびサブボリ
    ューム番号を使用することを特徴とする請求項4記載の
    ライブラリ型記憶装置。
  8. 【請求項8】 複数のボリューム名として、所定の計算
    式に基づいて算出した番号を使用することを特徴とする
    請求項4記載のライブラリ型記憶装置。
JP20000695A 1995-08-04 1995-08-04 ライブラリ型記憶装置 Pending JPH0950353A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1173348A (ja) * 1997-08-28 1999-03-16 Kobe Nippon Denki Software Kk 光ディスク仮想ボリューム管理装置
US7664910B2 (en) 2004-12-20 2010-02-16 Fujitsu Limited Data management method and apparatus, hierarchical storage apparatus and computer-readable storage medium
JP2010507867A (ja) * 2006-10-24 2010-03-11 エルエスアイ コーポレーション 記憶制御装置用にメタ・ディスク集合モデルを実装するシステム及び方法

Cited By (4)

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