JPH0950325A - 基準電圧発生回路 - Google Patents

基準電圧発生回路

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JPH0950325A
JPH0950325A JP20455295A JP20455295A JPH0950325A JP H0950325 A JPH0950325 A JP H0950325A JP 20455295 A JP20455295 A JP 20455295A JP 20455295 A JP20455295 A JP 20455295A JP H0950325 A JPH0950325 A JP H0950325A
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resistor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOS型電界効果トランジスタを用いて構成
した基準電圧発生回路において、設定された抵抗値を変
更することなく、基準電圧の温度係数を調整可能にす
る。 【解決手段】 出力端子と非反転及び反転入力端子との
間に抵抗R1,R2が接続された演算増幅器10と、抵
抗R3を介して反転入力端子に接続されたMOSトラン
ジスタTr1と、並列接続された複数の調整用トランジ
スタを備え、外部からの制御信号Ci(i=1〜n)に
従い、調整用トランジスタの導通数を変化させて抵抗R
1に流れる電流を変化させる温度係数調整回路12aと
により構成されている。抵抗R1〜R3が固定されてい
ても、温度係数調整回路12aにて調整用トランジスタ
の導通数を変化させ回路特性を変化させることで、基準
電圧Voの温度係数を調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CMOS集積回路
等において温度特性の優れた基準電圧を発生させるため
の基準電圧発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子回路において回路動作の
基準とするための温度係数の小さな基準電圧を発生させ
る基準電圧発生回路として、例えば、IEEJournal of
Solidstate circuits.Volsc-8.PP222(1973)に開示され
ているように、半導体素子のPN接合に基づくバンドギ
ャップ電圧が、ばらつきの少ない安定した温度特性を有
することを利用し、このバンドギャップ電圧に基づき基
準電圧を生成するものが知られている。
【0003】即ち、この基準電圧発生回路8は、図9
(a)に示すように、所定の基準電圧Voを出力する演
算増幅器10と、演算増幅器10の出力端子と非反転入
力端子との間に接続された抵抗R1と、演算増幅器10
の出力端子と反転入力端子との間に接続された抵抗R2
と、ベースとコレクタとが互いに接続されると共に演算
増幅器10の非反転入力に接続され、且つエミッタが接
地されたバイポーラトランジスタB1からなる第1の半
導体回路と、一端が演算増幅器の反転入力に接続された
抵抗R3と、ベースとコレクタとが互いに接続されると
共に抵抗R3の他端に接続され、且つエミッタが接地さ
れたバイポーラトランジスタB2からなる第2の半導体
回路とにより構成されている。
【0004】この基準電圧発生回路8においては、演算
増幅器10の入力端子のイマジナリショートにより、抵
抗R3の一端が接続された反転入力端子の電位は、非反
転入力に印加されるバイポーラトランジスタB1のベー
ス・エミッタ間電圧Vbe1 に等しく、一方、第3の抵抗
R3の他端には、バイポーラトランジスタB2のベース
・エミッタ間電圧Vbe2 が印加される。このため、抵抗
R3の両端には、バイポーラトランジスタB1,B2の
ベース・エミッタ間電圧の差(Vbe1−Vbe2)が印加さ
れ、この両端電圧に応じた一定電流I2が流れる。その
結果、電流I2により抵抗R2に誘起される所定電圧I
2・R2と、バイポーラトランジスタB1のベース・エ
ミッタ間電圧Vbe1 との加算値が基準電圧Voとして演
算増幅器10から出力され、その基準電圧Voは、次の
(1)式にて表される。
【0005】
【数1】
【0006】kはボルツマン定数、tは絶対温度、qは
電気素量である。なお、図9(b)に示す基準電圧発生
回路9は、図9(a)の基準電圧発生回路8のダイオー
ド接続されたバイポーラトランジスタB1,B2の代わ
りに、ダイオードD1,D2を用いて構成し、ベース・
エミッタ間電圧Vbe1,Vbe2に代わり、順方向電圧Vr
1,Vr2に基づき基準電圧Voを発生させるものであ
り、この場合の基準電圧Voは、次の(2)式にて表さ
れる。
【0007】
【数2】
【0008】そして、ベース・エミッタ間電圧Vbe1
(順方向電圧Vr1)は、負の温度係数(−2mV/℃程
度)を持つのであるが、(1),(2)式からわかるよ
うに、抵抗R1〜R3を適宜設定して、(1),(2)
式の第1項に、これと同じ大きさで正の温度係数を持た
せることにより、基準電圧Voの温度係数をゼロとする
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような基
準電圧発生回路8,9をCMOS集積回路上に実現しよ
うとした場合、まずバイポーラトランジスタB1,B2
を用いた基準電圧発生回路8では、その製造において
は、CMOS工程とバイポーラ工程とを組み合わせたB
iCMOS工程が必要となり、工程が複雑になってしま
うという問題があった。
【0010】また、ダイオードD1,D2を用いた基準
電圧発生回路9の場合は、CMOS工程における様々な
PN接合を利用することが考えられるが、回路特性を悪
化させる寄生トランジスタが形成されないように設計す
ることが難しいという問題があった。
【0011】これらの問題を解決するために、バイポー
ラトランジスタB1,B2(ダイオードD1,D2)の
代わりにドレイン・ソース間を接続したMOS型電界効
果トランジスタを用いる試みが行われており、この場
合、基準電圧Voは、(1)(2)式とは異なり、次の
(3)式のように表される。
【0012】
【数3】
【0013】なお、第1,2項が非反転入力端子(反転
入力端子も同じ)の電位を、第3項が抵抗R2の両端電
圧を表している。また、第2項のVthは、バイポーラト
ランジスタB1の代わりに接続されたMOS型電界効果
トランジスタのスレッショルド電圧、即ちドレイン電流
が流れ始めるゲート電圧であり、G(t)は、この回路
が形成される基板の物性等により決まる関数である。
【0014】そして、スレッショルド電圧Vthが、バイ
ポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧と同程度
の負の温度係数(−2mV/℃)を有しており、抵抗R
1〜R3を適宜選択して、上記(3)式の第1項及び第
3項に、正の温度係数を持たせることで、基準電圧Vo
の温度係数を零とすることができるのは、上述の基準電
圧発生回路8,9の場合と全く同様である。
【0015】しかし、CMOS工程においては、スレッ
ショルド電圧Vthに影響を与えるゲート電極下の絶縁膜
の膜厚がばらつくため、スレッショルド電圧Vth、延い
ては、ゲート電圧・ドレイン電流特性がばらつくことに
なる。その結果、MOS型電界効果トランジスタの特性
が、設計時に仮定されたものと異なってしまうため、抵
抗R1〜R3が集積回路上に形成される等してその抵抗
値が固定されている場合には、基準電圧の温度係数も設
計値、即ち零からずれてしまうことになり、精度のよい
基準電圧を発生させることができないという問題があっ
た。
【0016】本発明は、上記問題点を解決するために、
MOS型電界効果トランジスタを用いて構成した基準電
圧発生回路において、設定された抵抗値を変更すること
なく、基準電圧の温度係数を調整可能にすることを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の発明は、外部装置に対して
所定の基準電圧を出力するための演算増幅器と、該演算
増幅器の出力端子と非反転入力端子との間に接続された
第1の抵抗と、上記演算増幅器の出力端子と反転入力端
子との間に接続された第2の抵抗と、一端が上記非反転
入力端子に接続されると共に他端が接地され、上記第1
の抵抗に上記出力端子側から上記非反転入力端子側に向
けて電流を流す第1の半導体回路と、一端が上記反転入
力端子に接続された第3の抵抗と、一端が該第3の抵抗
の上記反転入力端子とは反対側に接続されると共に他端
が接地され、上記第2の抵抗に上記出力端子側から上記
反転入力端子側に向けて電流を流す第2の半導体回路
と、を備え、上記演算増幅器が、上記第1及び第2の半
導体回路の両端電圧の差と上記第3の抵抗の抵抗値とに
基づいて上記第2及び第3の抵抗に流れる電流により誘
起される上記第2の抵抗の両端電圧と、上記第1の半導
体回路による非反転入力端子への印加電圧との加算値
を、出力端子から上記基準電圧として出力する基準電圧
発生回路において、上記第1及び第2の半導体回路をM
OS型電界効果トランジスタにて構成し、しかも、上記
第1及び第2の半導体回路の少なくとも一方を、外部か
らの制御信号により導通,非導通が制御され、導通時に
所定電流を流すスイッチング回路を複数並列接続してな
る調整回路として構成し、該調整回路に流れる電流値
を、上記制御信号にて上記スイッチング回路の導通数を
制御することにより、調整可能としたことを特徴とす
る。
【0018】このように構成された基準電圧発生回路に
おいては、演算増幅回路の入力端子のイマジナリショー
トにより、反転入力端子の電位は非反転入力端子の電位
に等しくなるため、一端が反転入力端子、他端が第2の
半導体回路に接続された第3の抵抗の両端には、第1及
び第2の半導体回路の両端電圧の差が印加される。その
結果、この第3の抵抗の両端への印加電圧と、第3の抵
抗の抵抗値とに応じた所定電流が、第2及び第3の抵抗
に流れ、この所定電流により第2の抵抗に誘起される両
端電圧と、第1の半導体回路による非反転入力端子への
印加電圧との加算値が、基準電圧として上記出力端子か
ら出力される。
【0019】また、この基準電圧発生回路では、第1な
いし第3の抵抗の抵抗値を適宜設定することにより、基
準電圧の温度係数を零とすることができ、通常、これら
の抵抗値はそのように設定される。そして、この基準電
圧発生回路を、例えば集積回路上に構成した時に、第1
及び第2の半導体回路を構成する電界効果トランジスタ
の特性が、製造時のばらつきにより、設計時に仮定した
ものとは異なったものとなってしまった場合には、当
然、基準電圧の温度係数も、設計値、即ち零からずれて
しまうことになる。
【0020】しかし、本発明では、第1及び第2の半導
体回路の少なくとも一方が、外部からの制御信号によっ
て、スイッチング回路の導通数を制御することにより電
流値を調整可能な調整回路として構成されており、即
ち、制御信号に応じて調整回路の電圧・電流特性を変化
させることにより、当該基準電圧発生回路の特性を変化
させ、延いては、基準電圧の温度特性を調整することが
可能なようにされている。
【0021】従って、本発明の基準電圧発生回路によれ
ば、第1及び第2の半導体回路を構成するMOS型電界
効果トランジスタの特性が、設計時に仮定したものと異
なることにより、基準電圧の温度係数が所望の値からず
れてしまったとしても、制御信号により調整回路の電流
値を変化させることで、簡単に、温度係数の調整を行う
ことができ、温度変動のない高精度な基準電圧を発生さ
せることができる。
【0022】また本発明によれば、バイポーラトランジ
スタを用いることなく構成されており、CMOS工程の
みを用いて集積回路上に構成できるので、CMOS集積
回路において、製造工程を複雑にすることなく、高精度
な基準電圧を得ることができる。
【0023】なお、第1の半導体回路を調整回路とした
場合、電流値を大きくする程、温度係数は負の方向に変
化し、一方、第2の半導体回路を調整回路とした場合、
逆に電流値を大きくする程、温度係数は正の方向に変化
する。従って、例えば、調整回路の約半数のスイッチン
グ回路を導通させた時の特性を基準として設計を行え
ば、実際に製造した時に、温度係数が正負のどちらにば
らついたとしても、スイッチング回路の導通数を増減さ
せることにより、確実に温度係数を零に調整できる。
【0024】また、両方とも調整回路とした場合には、
調整可能な範囲が広がるため、MOS型電界効果トラン
ジスタの特性がより大きくばらついたとしても、確実に
基準電圧の温度係数を零に調整できる。次に、請求項2
に記載の発明は、請求項1に記載の基準電圧発生回路に
おいて、上記スイッチング回路は、ソース接地されたN
チャネルのMOS型電界効果トランジスタからなる調整
用トランジスタと、上記制御信号に従い、上記調整用ト
ランジスタのゲート・ドレイン間を接続して、該調整用
トランジスタを導通させる第1のスイッチと、該第1の
スイッチの非導通時に、上記調整用トランジスタのゲー
ト・ソース間を接続して、該調整用トランジスタを非導
通にさせる第2のスイッチと、からなることを特徴とす
る。
【0025】このように構成されたスイッチング回路で
は、外部からの制御信号により、第2のスイッチが開放
され、第1のスイッチが調整用トランジスタのゲート・
ドレイン間を接続すると、調整用トランジスタはダイオ
ード接続された状態となり導通する。
【0026】一方、制御信号により、第1のスイッチが
開放され、第2のスイッチがゲート・ソース間を接続す
ると、調整用トランジスタは確実に非導通となる。従っ
て、本発明によれば、制御信号に応じて、流すことので
きる電流値を変化させ、電圧・電流特性を変化させるこ
とが可能な調整回路を具体的に実現することができる。
【0027】また次に、請求項3に記載の発明は、請求
項2に記載の基準電圧発生回路において、上記第1のス
イッチは、ドレインが入力端に、ソースが出力端に接続
されたNチャネルのMOS型電界効果トランジスタと、
ソースが入力端に、ドレインが出力端に接続されたPチ
ャネルのMOS型電界効果トランジスタと、制御端に接
続された一方のトランジスタのゲートへの入力を他方の
トランジスタのゲートに反転させて入力する反転回路
と、により構成されたCMOSアナログスイッチからな
り、上記入力端が上記調整用トランジスタのドレインに
接続される共に、上記出力端が上記調整用トランジスタ
のゲートに接続され、更に、上記制御端に上記制御信号
が入力されることを特徴とする。
【0028】このように構成された第1のスイッチで
は、導通時には、NチャネルのMOS型電界効果トラン
ジスタには所定のHighレベルが、また、PチャネルのM
OS型トランジスタには所定のLow レベルが印加され
る。つまり、Nチャネルのトランジスタでは、出力端の
電位に関係なく、入力端の電位が低ければ十分な電流を
流すことができ、一方、Pチャネルのトランジスタで
は、出力端の電位に関係なく、入力端の電位が高ければ
十分な電流を流すことができる。このため、回路の動作
状態に応じて、入力端及び出力端の電位が変化したとし
ても、必ず、いずれか一方のトランジスタは、十分な電
流を流すように動作する。
【0029】従って、本発明によれば、第1のスイッチ
の導通時には、回路の動作状態に関わらず、第1のスイ
ッチの両端、即ち調整用トランジスタのドレイン・ゲー
ト間を、常に略同電位に保持することができ、調整用ト
ランジスタの導通状態を安定したものとすることができ
る。
【0030】更に、請求項4に記載の発明は、請求項2
または請求項3に記載の基準電圧発生回路において、上
記第2のスイッチは、ドレインが上記調整用トランジス
タのゲートに接続されると共に、ソースが上記調整用ト
ランジスタのソースに接続され、更に、ゲートに上記制
御信号が入力されたNチャネルのMOS型電界効果トラ
ンジスタからなることを特徴とする。
【0031】従って、本発明によれば、第2のスイッチ
を構成するトランジスタのゲートに所定のHighレベルを
印加して導通させた時に、該トランジスタのドレイン電
位、即ち調整用トランジスタのゲート電位に関わらず、
十分な電流を流すことができるため、調整用トランジス
タのゲート電位を確実に接地電位とすることができ、延
いては、調整用トランジスタを確実に非導通とすること
ができる。
【0032】また更に、請求項5に記載の発明は、請求
項2ないし請求項4のいずれかに記載の基準電圧発生回
路において、上記調整用トランジスタは、いずれも同一
ゲート幅、同一ゲート長に形成されていることを特徴と
する。
【0033】即ち、本発明によれば、導通された調整用
トランジスタが流すことのできる電流値はいずれも等し
く、どの調整用トランジスタも、調整回路全体の特性に
対して同じ影響力を持つため、調整は調整用トランジス
タの導通数のみを考慮すればよく、調整作業を容易なも
のとすることができる。また、調整回路は、すべて同じ
特性のトランジスタにて構成すればよいので、設計や製
造も容易にできる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、第1実施例の基準電圧発生回路を
表す電気回路図である。図1に示すように、本実施例の
基準電圧発生回路は、図9にて示した従来装置の基準電
圧発生回路において、第1の半導体回路が、バイポーラ
トランジスタB1(ダイオードD1)の代わりに温度係
数調整回路12aにて構成され、第2の半導体回路が、
バイポーラトランジスタB2(ダイオードD2)の代わ
りにNチャネルのMOS型電界効果トランジスタ(以
下、NMOSトランジスタとよぶ)Tr1にて構成され
ているだけで、それ以外の構成は、従来装置と全く同じ
であるため、同じ構成である演算増幅器10,抵抗R
1,R2,R3についての説明は省略し、構成の異なる
部分について説明する。
【0035】まず、第2の半導体回路としてのNMOS
トランジスタTr1は、ソースが接地される共に、ドレ
イン・ゲート間が接続され、所謂ダイオード接続されて
いる。そして、当該NMOSトランジスタTr1のゲー
ト電圧・ドレイン電流特性に基づき、抵抗R3と反転入
力端子の電位とにより決まる所定電流I2を抵抗R2に
流す。
【0036】一方、第1の半導体回路としての温度係数
調整回路12aは、図2に示すように、並列接続され、
制御信号Ci(i=1〜n)により個別に導通,非導通
が制御される複数のスイッチング回路TCiを備えてい
る。そして、各スイッチング回路TCiは、ドレインが
演算増幅器10の非反転入力端子への接続端aに接続さ
れると共にソースが接地されたNMOSトランジスタか
らなる調整用トランジスタTr1iと、調整用トランジス
タTr1iのドレイン・ゲート間に接続され、制御信号C
iにより導通,非導通が制御される第1のスイッチSi
と、調整用トランジスタTriのゲート・ソース間に接
続され、制御信号Ciにより、第1のスイッチSiの導
通時には非導通となり、また第1のスイッチSiの非導
通時には導通となるように制御される第2のスイッチT
iとにより構成されている。
【0037】また、第1のスイッチSiは、図3(a)
に示すように、ソースが調整用トランジスタTr1iのド
レインとの接続端diに、ドレインが調整用トランジス
タTr1iのゲートとの接続端eiに接続されたPMOS
トランジスタTr21と、ドレインが接続端diに、ソ
ースが接続端eiに接続されたNMOSトランジスタT
r22と、PMOSトランジスタTr21のゲートに印
加される制御信号Ciを反転させてNMOSトランジス
タTr22のゲートに印加する反転回路14とからなる
所謂CMOSアナログスイッチにより構成されている。
【0038】このように構成された第1のスイッチSi
では、制御信号CiがHighレベルの時に、いずれのトラ
ンジスタTr21,Tr22も導通せず、逆に、制御信
号CiがLow レベルの時に、いずれのトランジスタTr
21,Tr22も導通する。なお、トランジスタTr2
1,Tr22の導通時に、接続端di,eiの電位が高
くなる方向にシフトした時には、PMOSトランジスタ
Tr21が十分に電流を流し、逆に、接続端di,ei
の電位が低くなる方向にシフトした時には、NMOSト
ランジスタTr22が十分に電流を流すようになるた
め、回路の動作状態によって、接続端di,eiの電位
がどのように変化しても、導通状態は確実に保持され
る。
【0039】一方、第2のスイッチTiは、図3(b)
に示すように、ドレインが調整用トランジスタTr1iの
ゲートとの接続端eiに、ソースが調整用トランジスタ
Tr1iのソースとの接続端fiに、ゲートが制御信号C
iの入力端子に接続されたNMOSトランジスタTr2
3からなり、制御信号CiがHighレベルの時に導通し、
Low レベルの時に非導通となる。
【0040】そして、NMOSトランジスタTr23の
導通時には、接続端ei、即ち調整用トランジスタTr
1iのゲート電位に関わらず、十分な電流を流すことがで
きるため、調整用トランジスタTr1iのゲート電位は、
確実に接地電位に保持される。
【0041】従って、このように構成されたスイッチン
グ回路TCiでは、制御信号CiがHighレベルの時に、
第1のスイッチSiが非導通、第2のスイッチTiが導
通となり、その結果、調整用トランジスタTr1iは、ゲ
ートが接地されることになり非導通となる。また、制御
信号CiがLow レベルの時に、第1のスイッチSiが導
通、第2のスイッチTiが非導通となり、その結果、調
整用トランジスタTr1iはダイオード接続されることに
なり導通する。
【0042】また、上述のように、第1のスイッチSi
としてCMOSアナログスイッチを用い、第2のスイッ
チTiとしてNMOSトランジスタを用いているため、
上記調整用トランジスタTr1iの導通、非導通は、回路
の動作状態に関わらず、常に安定したものとなる。
【0043】以上のように構成された温度係数調整回路
12aは、調整用トランジスタTr1iの導通数により決
まる温度係数調整回路12a全体としての電圧・電流特
性に基づき、抵抗R1と基準電圧Voとにより決まる所
定電流I1を抵抗R1に流す。
【0044】なお、調整用トランジスタTr1iは、いず
れも同一ゲート幅、同一ゲート長を有するように作製さ
れており、即ち、導通時には、いずれの調整用トランジ
スタTr1i(即ち、スイッチング回路TCi)において
も同じ大きさの電流が流れるようにされている。
【0045】このため、制御信号Ciにより、調整用ト
ランジスタTr1iの導通数を制御すると、この導通数に
応じて略一定の割合で抵抗R1に流れる電流I1が変化
し、これに応じて、上述の(3)式から明かなように、
基準電圧Voの温度係数も変化する。その結果、基準電
圧Voの温度係数は、調整用トランジスタTr1i導通数
の増減に応じて略一定の分解能にて調整される。
【0046】ここで図4は、本実施例の基準電圧発生回
路2の基準電圧Voの温度係数と、調整用トランジスタ
Tr1iの導通数との関係を求めたシミュレーション結果
のグラフである。なお、調整用トランジスタTr1iの導
通数が19個の時に、温度係数調整回路12a全体の電
圧・電流特性が、反転入力端子側に接続されたNMOS
トランジスタTr1のゲート電圧・ドレイン電流特性に
略等しくなるものとし、この時の基準電圧Voの温度係
数が零となるように抵抗R1〜R3を設定している。
【0047】具体的には、抵抗R1及び抵抗R3が18
kΩ、抵抗R2が82.8kΩである。また、演算増幅
器10の電源電圧が12V、当該基準電圧発生回路2に
て生成される基準電圧Voが1.2Vであり、温度係数
は、温度範囲は−45〜125℃の間を変化させたとき
の基準電圧Voの変動から求めたものである。
【0048】図4に示すように、本実施例の基準電圧発
生回路2においては、調整用トランジスタTr1iの導通
数を増加させる程、温度係数は、負の方向に変化する。
そして、設計通りの特性を有するMOSトランジスタを
製造できたのであれば、基準電圧Voの温度係数は、図
4に示す通りのものとなるが、NMOSトランジスタT
r1や調整用トランジスタTr1iのスレッショルド電圧
Vthの温度係数が、設計時に仮定したものより小さくな
ってしまった場合、特性曲線は、図4中にて右方向にシ
フトしたものとなる。従って、この場合、調整用トラン
ジスタTr1iの導通数を増加させることにより、温度係
数を零に調整することができる。
【0049】逆に、スレッショルド電圧Vthの温度係数
が、設計時に仮定したものより大きくなってしまった場
合、特性曲線は、図4中にて左方向にシフトしたものと
なる。従って、この場合、調整用トランジスタTr1iの
導通数を減少させることにより、温度計数を零に調整す
ることができる。
【0050】なお、調整用トランジスタTr1iの導通数
は、実際には、基準電圧発生回路2の温度係数を、調整
用トランジスタTr1iの導通数を変化させて実測するこ
とにより求める。そして、制御信号Ciは、例えば、制
御信号Ciの入力端子にディップスイッチ等を接続し、
手動により設定してもよいし、基準電圧発生回路2が、
CPUを用いたシステムに組み込まれる場合には、実測
により求めた導通数を調整用データとしてメモリに格納
すると共に、制御信号Ciの入力端子にレジスタを接続
し、CPUが調整データを読み出してレジスタに設定す
るようにしてもよい。
【0051】以上説明したように、本実施例の基準電圧
発生回路2においては、制御信号Ciにより温度係数調
整回路12aの電流・電圧特性、延いては当該基準電圧
の回路特性を変化させることができ、抵抗R1〜R3が
固定されていても、基準電圧Voの温度係数を変化させ
ることが可能なようにされている。
【0052】従って、MOS集積回路上に、当該基準電
圧発生回路2を形成した場合に、NMOSトランジスタ
Tr1や調整用トランジスタTr1iの特性が、設計時に
仮定した特性とは異なり、その結果、基準電圧Voの温
度係数が零からずれてしまったとしても、制御信号Ci
を適宜設定することにより、確実に基準電圧Voの温度
係数を零に調整することができる。しかも、調整作業
は、抵抗値のトリミングといった面倒なことをすること
なく、単に制御信号を設定するだけでよく、容易に短時
間で行うことができる。
【0053】このため、本実施例によれば、CMOS集
積回路において、容易に高精度な基準電圧Voを得るこ
とができる。また、本実施例においては、調整用トラン
ジスタTr1iの導通,非導通を制御する第1のスイッチ
Siが、CMOSアナログスイッチにて構成され、回路
の動作状態によって、接続端di,eiの電位がどのよ
うに変化しても、導通状態が確実に確保されるようにさ
れていると共に、第2のスイッチTiがNMOSトラン
ジスタにて構成され、ゲート電位を確実に接地電位に設
定できるようにされている。
【0054】従って、本実施例によれば、調整用トラン
ジスタTr1iの導通数が変化することにより、回路の動
作状態が変化しても、各スイッチング回路TCiでは、
調整用トランジスタTr1iが確実にスイッチングされる
ため、回路の信頼性を向上させることができる。
【0055】次に、第2実施例について説明する。図5
は、第2実施例の基準電圧発生回路4の全体構成を表す
電気回路図である。図5に示すように、本実施例の基準
電圧発生回路4は、図9にて示した従来装置の基準電圧
発生回路8において、第1実施例の基準電圧発生回路2
とは反対に、第1の半導体回路が、バイポーラトランジ
スタB1の代わりにNMOSトランジスタTr2にて構
成され、第2の半導体回路が、バイポーラトランジスタ
B2の代わりに温度係数調整回路12bにて構成されて
いるだけで、それ以外の構成は、従来装置、及び第1実
施例と全く同様である。
【0056】そして、NMOSトランジスタTr2は、
ソースが接地されると共に、ドレイン・ゲート間が接続
され、所謂ダイオード接続されている。そして、当該N
MOSトランジスタTr2のゲート電圧・ドレイン電流
特性に基づき、抵抗R1と基準電圧Voにより決まる所
定電流I1を抵抗R1に流すと共に、この時のゲート電
圧を演算増幅器10の非反転入力に印加する。
【0057】一方、温度係数調整回路12bは、第1実
施例の温度係数調整回路12aと全く同様に構成された
ものであり、調整用トランジスタTr1iの導通数にて決
まる当該温度係数調整回路12b全体としての電圧・電
流特性に基づき、抵抗R3と反転入力端子の電位とによ
り決まる所定電流I2を抵抗R2に流す。
【0058】そして、制御信号Ciにより、調整用トラ
ンジスタTr1iの導通数を制御すると、この導通数に応
じて、略一定の割合で抵抗R2に流れる電流I2が変化
し、これに応じて基準電圧Voの温度係数も変化する。
ここで図6は、本実施例の基準電圧発生回路4の基準電
圧Voの温度係数と、調整用トランジスタTr1iの導通
数との関係を求めたシミュレーション結果のグラフであ
る。
【0059】なお、抵抗R1〜R3、演算増幅器10の
電源電圧、温度係数の測定温度範囲は、第1実施例と同
様である。図6に示すように、本実施例の基準電圧発生
回路4においては、調整用トランジスタTr1iの導通数
を増加させる程、温度係数は、正方向に変化する。
【0060】そして、第1実施例の場合と同様に、NM
OSトランジスタTr2や調整用トランジスタTr1iの
スレッショルド電圧Vthの温度係数が、設計時に仮定し
たものより大きい場合に、特性曲線は、図6中にて右方
向にシフトし、逆に、スレッショルド電圧Vthの温度係
数が設計時に仮定したものより小さい場合に、特性曲線
は、図6中左方向にシフトする。
【0061】このため、実際のスレッショルド電圧Vth
の温度係数が設計時より大きい場合には、導通数を設計
時より増加させれば、温度係数を零に調整することがで
き、逆に、実際のスレッショルド電圧Vthの温度係数が
設計時より小さい場合には、導通数を設計時より減少さ
せることにより、温度係数を零に調整することができ
る。
【0062】以上説明したように、本実施例の基準電圧
発生回路4においては、制御信号Ciにより温度係数調
整回路12bに流れる電流を調整可能にされており、抵
抗R1〜R3が固定されていても、基準電圧Voの温度
係数を変化させることが可能なようにされている。
【0063】従って、本実施例によれば、第1実施例と
同様に、当該基準電圧発生回路4を構成するMOS型電
界効果トランジスタの特性が、設計時に仮定したものと
は異なっていたとしても、制御信号Ciを適宜設定する
ことにより、基準電圧Voの温度係数を零に調整するこ
とができる。
【0064】次に、第3実施例について説明する。図7
は、第3実施例の基準電圧発生回路の全体構成を表す電
気回路図である。図7に示すように、本実施例の基準電
圧発生回路6は、図9にて示した従来装置の基準電圧発
生回路8において、第1及び第2の半導体回路が、いず
れもバイポーラトランジスタB1,B2の代わりに温度
係数調整回路12a,12bにて構成されているだけ
で、それ以外の構成は、従来装置,第1実施例,及び第
2実施例と全く同様である。
【0065】そして、温度係数調整回路12a,12b
は、第1及び第2実施例にて説明したものと全く同様の
ものである。なお、図7では、各温度係数調整回路12
a,12bに入力される制御信号が、夫々異なるもので
あることを示すために、CAi,CBiとして区別して示し
ている。
【0066】このように構成された基準電圧発生回路6
においては、制御信号CAiにより温度係数調整回路12
aを制御すると、抵抗R1に流れる電流I1が変化し、
また、制御信号CBiにより温度係数調整回路12bを制
御すると、抵抗R2に流れる電流I2が変化し、これら
の変化に応じて、基準電圧Voの温度係数も変化する。
【0067】ここで図8は、本実施例の基準電圧発生回
路6の基準電圧Voの温度係数と、各温度係数調整回路
12a,12bの調整用トランジスタTr1iの導通数と
の関係を求めたシミュレーション結果のグラフである。
なお、抵抗R1〜R3、演算増幅器10の電源電圧、温
度係数の測定温度範囲は、第1実施例と同様である。
【0068】また、図8において、実線は、温度係数調
整回路12bの調整用トランジスタTr1iの導通数を1
9個に固定して、温度係数調整回路12aの調整用トラ
ンジスタTr1iの導通数を変化させた時の特性であり、
一方点線は、逆に、温度係数調整回路12aの調整用ト
ランジスタTr1iの導通数を19個に固定して、温度係
数調整回路12bの調整用トランジスタTr1iの導通数
を変化させた時の特性である。
【0069】そして、第1及び第2実施例の場合と全く
同様に、MOSトランジスタの実際のスレッショルド電
圧Vthの温度係数が設計時より大きい場合には、図8に
おいて、実線は左方向にシフトし、点線は右方向にシフ
トし、同じく設計時より小さい場合には、図8におい
て、実線は右方向にシフトし、点線は左方向にシフトす
るため、これに応じて、調整用トランジスタTr1iの導
通数を増減させれば、基準電圧Voの温度係数は零に調
整される。
【0070】以上説明したように、本実施例の基準電圧
発生回路6においては、制御信号CAi,CBiにより温度
係数調整回路12a,12bに流れる電流を調整可能に
されており、抵抗R1〜R3が固定されていても、基準
電圧Voの温度係数を変化させることが可能なようにさ
れている。
【0071】従って、本実施例によれば、第1及び第2
実施例と同様に、当該基準電圧発生回路4を構成するM
OS型電界効果トランジスタの特性が、設計時に仮定し
たものとは異なっていたとしても、制御信号CAi,CBi
を適宜設定することにより、基準電圧Voの温度係数を
零に調整することができる。
【0072】また、本実施例では、2個の温度係数調整
回路12a,12bを有しており、一方のトランジスタ
の導通数を固定して、他方のトランジスタの導通数のみ
を変化させて調整を行えば、第1及び第2実施例と全く
同様の調整を行うことができ、また、トランジスタの導
通数を一方は増加させ他方は減少させるように変化させ
れば、温度係数を大きく変化させることができ、より広
い範囲で調整を行うことができるだけでなく、トランジ
スタの導通数を両方とも増加あるいは減少させるように
変化させれば、温度係数を微妙に変化させることがで
き、より精密な調整を行うことができる。
【0073】なお、上記実施例において、各調整用トラ
ンジスタTr1iは、いずれも同一ゲート幅、同一ゲート
長に形成され、同じ大きさの電流を流すようにしている
が、例えばi番目(i=1〜n)の調整用トランジスタ
の電流駆動能力が2n-1 倍となるように設定すれば、最
小限のトランジスタ数にて広い範囲の調整が可能とな
る。
【0074】また、上記実施例では、第2のスイッチT
iは、NMOSトランジスタにて構成したが、第1のス
イッチSiと同様に、CMOSアナログスイッチにて構
成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の基準電圧発生回路の構成を表す
電気回路図である。
【図2】 温度係数調整回路の構成を表す電気回路図で
ある。
【図3】 温度係数調整回路における第1及び第2のス
イッチの構成を表す電気回路図である。
【図4】 第1実施例における基準電圧Voの温度計数
の特性を求めたシミュレーション結果を表すグラフであ
る。
【図5】 第2実施例の基準電圧発生回路の構成を表す
電気回路図である。
【図6】 第2実施例における基準電圧Voの温度係数
の特性を求めたシミュレーション結果を表すグラフであ
る。
【図7】 第3実施例の基準電圧発生回路の構成を表す
電気回路図である。
【図8】 第3実施例における基準電圧Voの温度係数
の特性を求めたシミュレーション結果を表すグラフであ
る。
【図9】 従来の基準電圧発生回路の構成を表す電気回
路図である。
【符号の説明】
2,4,6…基準電圧発生回路 10…演算増幅器 12a,12b…温度係数調整回路 14…反転回路 R1,R2,R3…抵抗R Tr1,Tr2…NM
OSトランジスタ TCi…スイッチング回路 Tr1i…調整用トラン
ジスタ Si…第1のスイッチ Ti…第2のスイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置に対して所定の基準電圧を出力
    するための演算増幅器と、 該演算増幅器の出力端子と非反転入力端子との間に接続
    された第1の抵抗と、 上記演算増幅器の出力端子と反転入力端子との間に接続
    された第2の抵抗と、 一端が上記非反転入力端子に接続されると共に他端が接
    地され、上記第1の抵抗に上記出力端子側から上記非反
    転入力端子側に向けて電流を流す第1の半導体回路と、 一端が上記反転入力端子に接続された第3の抵抗と、 一端が該第3の抵抗の上記反転入力端子とは反対側に接
    続されると共に他端が接地され、上記第2の抵抗に上記
    出力端子側から上記反転入力端子側に向けて電流を流す
    第2の半導体回路と、 を備え、上記演算増幅器が、上記第1及び第2の半導体
    回路の両端電圧の差と上記第3の抵抗の抵抗値とに基づ
    いて上記第2及び第3の抵抗に流れる電流により誘起さ
    れる上記第2の抵抗の両端電圧と、上記第1の半導体回
    路による非反転入力端子への印加電圧との加算値を、出
    力端子から上記基準電圧として出力する基準電圧発生回
    路において、 上記第1及び第2の半導体回路をMOS型電界効果トラ
    ンジスタにて構成し、 しかも、上記第1及び第2の半導体回路の少なくとも一
    方を、外部からの制御信号により導通,非導通が制御さ
    れ、導通時に所定電流を流すスイッチング回路を複数並
    列接続してなる調整回路として構成し、該調整回路に流
    れる電流値を、上記制御信号にて上記スイッチング回路
    の導通数を制御することにより、調整可能としたことを
    特徴とする基準電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 上記スイッチング回路は、 ソース接地されたNチャネルのMOS型電界効果トラン
    ジスタからなる調整用トランジスタと、 上記制御信号に従い、上記調整用トランジスタのゲート
    ・ドレイン間を接続して、該調整用トランジスタを導通
    させる第1のスイッチと、 該第1のスイッチの非導通時に、上記調整用トランジス
    タのゲート・ソース間を接続して、該調整用トランジス
    タを非導通にさせる第2のスイッチと、 からなることを特徴とする請求項1に記載の基準電圧発
    生回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の基準電圧発生回路にお
    いて、 上記第1のスイッチは、 ドレインが入力端に、ソースが出力端に接続されたNチ
    ャネルのMOS型電界効果トランジスタと、 ソースが入力端に、ドレインが出力端に接続されたPチ
    ャネルのMOS型電界効果トランジスタと、 制御端に接続された一方のトランジスタのゲートへの入
    力を他方のトランジスタのゲートに反転させて入力する
    反転回路と、 により構成されたCMOSアナログスイッチからなり、
    上記入力端が上記調整用トランジスタのドレインに接続
    される共に、上記出力端が上記調整用トランジスタのゲ
    ートに接続され、更に、上記制御端に上記制御信号が入
    力されることを特徴とする基準電圧発生回路。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の基準電
    圧発生回路において、 上記第2のスイッチは、ドレインが上記調整用トランジ
    スタのゲートに接続されると共に、ソースが上記調整用
    トランジスタのソースに接続され、更に、ゲートに上記
    制御信号が入力されたNチャネルのMOS型電界効果ト
    ランジスタからなることを特徴とする基準電圧発生回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4のいずれかに記
    載の基準電圧発生回路において、 上記調整用トランジスタは、いずれも同一ゲート幅、同
    一ゲート長に形成されていることを特徴とする基準電圧
    発生回路。
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