JPH09501956A

JPH09501956A - 固化作用を有する毛髪洗浄剤

Info

Publication number: JPH09501956A
Application number: JP8501523A
Authority: JP
Inventors: シュレーデル，フリーデル; シュティーム，トーマス
Original assignee: Wella GmbH
Current assignee: Procter and Gamble Deutschland GmbH
Priority date: 1994-06-15
Filing date: 1995-03-01
Publication date: 1997-02-25
Also published as: EP0713382A1; ES2086287T1; BR9506264A; DE4420880A1; WO1995034271A1

Abstract

(57)【要約】本発明は（Ａ）アニオン性界面活性剤一個以上を１ないし２０重量パーセント、（Ｂ）カチオン性重合物一個以上を０．１ないし２重量パーセント、（Ｃ）アクリレート／アクリルアミド−共重合物、酢酸ビニル／クロトン酸−共重合物、酢酸ビニル／クロトン酸／ビニルネオデカノエート−共重合物、アニオン性キトサン誘導体およびシェラックの中から選択された、５０ないし１００％中和されたアニオン性重合物一個以上を０．１ないし５重量パーセント、および（Ｄ）ナイロン粉末、ポリエチレン粉末およびポリメチルメタアクリレート粉末の中から選択された、平均粒度１ないし２００μｍの、溶剤に不溶の固形物一個以上を０．１ないし５重量パーセントからなる組成を含む液状毛髪洗浄剤で、シリコンオイルおよびカチオン性界面活性剤は含有しないものに関する。本発明の液状毛髪洗浄剤は、良好な洗浄作用と共に良好な毛髪固化作用を示す。

Description

【発明の詳細な説明】固化作用を有する毛髪洗浄剤本発明は、カチオン性重合物一個以上、特定のアニオン性重合物一個以上、アニオン性界面活性剤一個以上および溶剤に不溶の固形物一個以上を組み合わせて含有する、良好な毛髪洗浄作用および良好な毛髪固化作用（整髪作用）を有する、液状の毛髪洗浄剤を対象とする。毛髪洗浄剤には、通常、洗浄作用を有する界面活性剤の他に、湿潤状態においてと同様に乾燥状態においても毛髪を良好にとかすことができるように、また毛髪の帯電を阻止することができるように、さらに毛髪が柔軟で自然な手触りを示し得るように、毛髪保護作用を有する添加剤が含有されている。洗浄後に毛髪に対して清浄効果と共に良好な整髪性を付与するために、またこの髪型をできるだけ長く保持することができるようにとの目的で、通常、洗浄後に毛髪に対して重合物のアルコール溶液あるいは水−アルコール溶液の形態の整髪剤が付与される。この場合この整髪剤は洗い流されずに、毛髪上に残留される。この方法の場合洗浄剤と整髪剤の二つの処理剤が必要であるために、利用者にとっては費用と時間がかさむ。米国特許明細書４２９９８１７には、洗浄作用と共に毛髪固化作用を有するという、水溶性の多電解質錯化合物を基本とするシャンプーが記載されている。しかし米国特許明細書４２９９８１７において公知の、このシャンプーは、毛髪の固化作用が不十分である。そこで良好な洗浄作用と共に良好な毛髪固化作用を示す液状の毛髪洗浄剤を提供することが課題となっていた。そしてここに、（Ａ）アニオン性界面活性剤一個以上を１ないし２０重量パーセント、（Ｂ）カチオン性重合物一個以上を０．１ないし２重量パーセント、（Ｃ）アクリレート／アクリルアミド−共重合物、酢酸ビニル／クロトン酸−共重合物、酢酸ビニル／クロトン酸／ビニルネオデカノエート−共重合物、アニオン性キトサン誘導体およびシェラックの中から選択された、５０ないし１００％中和されたアニオン性重合物一個以上を０．１ないし５重量パーセント、および（Ｄ）ナイロン粉末、ポリエチレン粉末およびポリメチルメタアクリレート粉末の中から選択された、平均粒度１ないし２００μｍの、溶剤に不溶の固形物一個以上を０．１ないし５重量パーセント含有し、他方シリコンオイルおよびカチオン性界面活性剤は含有しないことを特徴とする液状毛髪洗浄剤を見い出した。本発明による毛髪洗浄剤は（Ａ）成分を１０ないし２０重量パーセント含有することが好ましい。（Ａ）成分のアニオン性界面活性剤は、Ｃ₁₀ないしＣ₁₈のアルキルスルヘート（アルキル硫酸）、Ｃ₁₀ないしＣ₁₈のアルキルスルホネート、Ｃ₁₀ないしＣ₁₈のアルキルベンゼンスルホネート、Ｃ₁₀ないしＣ₁₈のキシロールスルホネートおよびエチレンオキサイド単位１ないし１０個でエトキシル化されたＣ₁₀ないしＣ₁₈のアルキルエーテルスルヘート（アルキルエーテル硫酸）のアルカリ金属塩あるいはアルカリ土類金属塩、下記一般式（Ｉ）で表されるエトキシル化されたスルホ琥珀酸半エステルおよび下記一般式（II）で表されるアルキルエーテルカルボキシレートの中から選択されることが好ましい。（ここでＲ¹はＣ₁₀ないしＣ₁₈のアルキル基を意味し、Ｍはアルカリあるいはアルカリ土類金属イオンを表し、ｍは１ないし１０の整数を表している。） R²(OCH₂CH₂)_n OCH₂COOM (II) （ここでＲ²はＣ₁₀ないしＣ₁₈のアルキル基を意味し、Ｍはアルカリあるいはアルカリ土類金属イオンを表し、ｎは１ないし２０の整数を表している。）上記の中でもエチレンオキサイド単位１ないし１０個でエトキシル化されたＣ₁₀ ないしＣ₁₈のアルキルエーテルスルヘートのアルカリ金属塩あるいはアルカリ土類金属塩が特に好ましい。本発明による薬剤において（Ａ）成分として有用なアルキルスルヘートについては、たとえばヘンケル社（ドイツ、ドュッセルドルフ）からＴｅｘａｐｏｎ^R Ｋ１２の商品名で、固形物の形態で販売されているナトリウムラウリルスルヘートが好ましい。（Ａ）成分として有用なアルキルスルホネートについては、たとえばヘキスト社（ドイツ、フランクフルト）からＨｏｓｔａｐｕｒ^R ＳＡＳ３０の商品名で、３０％溶液の形態で販売されている第二級Ｃ₁₂ないしＣ₁₆のアルカンスルホネートのナトリウム塩混合物が好ましい。本発明による毛髪洗浄剤の（Ａ）成分として有用なアルキルベンゼンスルホネートについては、たとえばヘンケル社（ドイツ、ドュッセルドルフ）からＭｓａｒａｎｉｌ^R ＰａｓｔｅＡ５５の商品名で、５５％ペーストの形態で販売されている線状ドデシルベンゼンスルホネートのナトリウム塩が好ましい。（Ａ）成分として有用なキシロールスルホネートについては、たとえばアルブライト・ウイルソン社（英国、カンブリア）からＥｌｔｅｓｏｌ^R ＳＸ９３の商品名で、固形物の形態で販売されているキシロールスルホネートのナトリウム塩が好ましい。（Ａ）成分として有用なアルキルエーテルスルヘートについては、Ｃ₁₂のアルキル基を有し、エチレンオキサイド３単位でエトキシル化されたものが好ましい。本発明の薬剤において（Ａ）成分として有効に使用することのできる、エチレンオキサイド３単位でエトキシル化されたラウリルエーテルスルヘートは、たとえばヘンケル社（ドイツ、ドュッセルドルフ）から商品名Ｔｅｘａｐｏｎ^R Ｎ７０の商品名で、７０％水溶液の形態で販売されている。（Ａ）成分として有用な、エトキシル化されたスルホ琥珀酸半エステルについては、エチレンオキサイド３単位でエトキシル化された、炭素原子数１２のアルキル基を有するものが好ましい。エチレンオキサイド３単位でエトキシル化されたラウリルスルホ琥珀酸半エステルは、たとえばヘンケル社（ドイツ、ドュッセルドルフ）から、Ｔｅｘａｐｏｎ^R ＳＢ３の商品名で、ジナトリウム塩の４０％水溶液の形態で販売されている。本発明の薬剤中に（Ａ）成分として含有されるアルキルエーテルカルボキシレートについては、エチレンオキサイド１０単位でエトキシル化された、炭素原子数１２のアルキル基を有するものが好ましい。エチレンオキサイド１０単位でエトキシル化されたラウリルエーテルカルボキシレートは、たとえばヒュルス社（ドイツ、マール）からＭａｒｌｉｎａｔ^R ＣＭ１０５／８０の商品名で、ナトリウム塩の２２％水溶液の形態で販売されている。本発明による毛髪洗浄剤は（Ｂ）成分を０．５ないし１．２重量パーセント含有することが好ましい。（Ｂ）成分のカチオン性重合物は、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド／アクリルアミド−共重合物、ジメチルスルヘートで四級化されたビニルピロリドン／ジメチルアミノエチルメタアクリレート−共重合物、ヒドロキシエチルセルロースの第四級アンモニウム塩の重合物およびビニルピロリドン／メタアクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド−共重合物の中から選択されることが好ましい。（Ｂ）成分として有用なジアリルジメチルアンモニウムクロライド／アクリルアミド−共重合物は、たとえばカルゴン社（米国、ピッツバーグ）からＭｅｒｑｕａｔ^R ５５０の商品名で、８％水溶液の形態で販売されている。また（Ｂ）成分として有用な、ジメチルスルヘートで四級化されたビニルピロリドン／ジメチルアミノエチルメタアクリレート−共重合物は、たとえばガフ社（米国、ニューヨーク）からＧａｆｑｕａｔ^R ７５５の商品名の下に２０％水溶液の形態で販売されている。（Ｂ）成分として有用なヒドロキシエチルセルロースの第四級アンモニウム塩の重合物は、たとえばユニオン・カーバイド・ヨーロッパ社（スイス、ジュネーブ）からＰｏｌｙｍｅｒＪＲ^R の商品名の下に販売されている。（Ｂ）成分として有用なビニルピロリドン／メタアクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド−共重合物は、たとえばガフ社（米国、ニューヨーク）からＧａｆｑｕａｔ^R ＨＳ−１００の商品名の下に２０％水溶液の形態で販売されている。本発明による毛髪洗浄剤は（Ｂ）成分として特にヒドロキシエチルセルロースの第四級アンモニウム塩の重合物を含有することが好ましい。（Ｃ）成分は本発明による毛髪洗浄剤中に０．３ないし３重量パーセント含有されていることが好ましい。本発明による毛髪洗浄剤の（Ｃ）成分のアニオン性重合物は、本発明においては、５０ないし１００％中和された形態で用いられる。この場合中和剤は水酸化アルカリ、有機アミンおよびアルカノールアミンの中から選択されることが好ましい。中和に使用することのできる有用なアミンあるいはアルカノールアミンとして、たとえば次のものが挙げられる：２−アミノ−２−メチル−１、３−プロパンジオール、２−アミノ−２−エチル−１、３−プロパンジオール、２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール、２−アミノ−２−メチル−２−ペンタノール、１−アミノ−２−メチル−２−プロパノール、２−アミノ−１−ブタノール、３−アミノ−２−ペンタノール、２−アミノ−１−フェニル−１−ブタノール、２−ジメチルアミノ−２−メチル−１−プロパノール、２−ジメチルアミノ−２−メチル−１、３−プロパンジオール、トリス−（ヒドロキシメチル）−アミノメタン、トリスイソプロピルアミン、トリス−（ヒドロキシメチル）−ジメチルアミノメタン、およびＮ¹−（２−ヒドロキシエチル）−２−メチル−１、２−プロパンジアミン。（Ｃ）成分のアニオン性重合物は、特に水酸化ナトリウムで５０ないし１００％中和されていることが好ましい。（Ｃ）成分として有用なアクリレート／アクリルアミド−共重合物は、たとえばＢＡＳＦ社（ドイツ、ルドビッヒスハーヘン）からＵｌｔｒａｈｏｌｄ８^R の商品名で販売されている。（Ｃ）成分として有用な酢酸ビニル／クロトン酸−共重合物は、たとえばヘキスト社（ドイツ、フランクフルト）からＡｒｉｓｔｏｆｌｅｘ^R Ａの商品名で、６０％水−イソプロパノール溶液の形態で、またデルフト・ナチオナル社（ドイツ、フランクフルト）からＲｅｓｙｎ^R ２８−１３１０の商品名で販売されている。（Ｃ）成分として有用な酢酸ビニル／クロトン酸／ビニルネオデカノエート− 共重合物は、たとえばナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社（米国、ニュージャージー）からＲｅｓｙｎ^R ２８−２９３０の商品名で、固形物の形態で販売されている。本発明による毛髪洗浄剤は（Ｃ）成分として５０ないし１００％中和された酢酸ビニル／クロトン酸−共重合物を含有することが好ましい。本発明による毛髪洗浄剤は（Ｂ）成分と（Ｃ）成分を、（Ｂ）：（Ｃ）＝１：２の重量比で、含有することが好ましい。本発明による毛髪洗浄剤は（Ｄ）成分を０．１ないし２重量パーセント含有することが好ましい。本発明による毛髪洗浄剤中に（Ｄ）成分として含有される固形物は、２ないし４０μｍ（ミクロメーター）の平均粒度を有することが好ましい。（Ｄ）成分として有用なナイロン粉末は、たとえばアトヘム社（フランス、パリ）からＯｒｇａｓｏｌ^R の商品名で販売されている。（Ｄ）成分として有用なポリエチレン粉末は、たとえばＢＡＳＦ社（ドイツ、ルドビッヒスハーヘン）からＬｕｐｏｌｅｎ^R １８００ＳＰ１５の商品名で、販売されている。本発明の毛髪洗浄剤の（Ｄ）成分として有用なポリメチルメタアクリレート粉末は、たとえばチーグラー社（ドイツ、ブンジーデル）からＪｕｒｙｍｅｒ^R の商品名の下に販売されている。本発明の毛髪洗浄剤は（Ｄ）成分として２ないし４０μｍ（ミクロメーター）の粒度を有するナイロン粉末を含有することが好ましい。本発明の薬剤は、本発明による組合せにおける（Ａ）成分ないし（Ｄ）成分に加えて、更に毛髪洗浄剤において有用な両性界面活性剤を一個以上、０．１ないし２０重量パーセントの量において、含有することができる。毛髪洗浄剤に対して有用な両性界面活性剤として、たとえばＣ₈−Ｃ₁₈のアルキルベタイン、Ｃ₈− Ｃ₁₈のアルキルスルホベタイン、イミダゾールのカルボキシル誘導体、Ｃ₈−Ｃ₁ ₈ のアルキルジメチルアンモニウムアセテート、Ｃ₈−Ｃ₁₈のアルキルジメチルカルボキシルメチルアンモニウム塩並びにＣ₈−Ｃ₁₈の脂肪酸アルキルアミドベタインが挙げられる。Ｃ₈−Ｃ₁₈の脂肪酸アルキルアミドベタインとして、たとえばゴールドシュミット社（ドイツ、エッセン）からＴｅｇｏＢｅｔａｉｎ^R Ｌ７の商品名で３０％水溶液の形態で販売されている、ココヤシ脂肪酸アミドプロピルベタインおよび、たとえばミラノール・ケミカル社（米国、ニュージャージ）からＭｉｒａｎｏｌ^R Ｃ２Ｍの商品名で５０％水溶液の形態で販売されている、Ｎ−ココヤシ脂肪酸アミドエチル−Ｎ−［２−（カルボキシメトキシ）エチル］−グリシン（ＣＴＦＡ−名：Ｃｏｃｏａｍｐｈｏｃａｒｂｏｘｙｇｌｙｃｉｎａｔｅ）が挙げられる。しかし本発明の薬剤は両性界面活性剤を含まないことが好ましい。自明のことであるが本発明による毛髪洗浄剤は、毛髪洗浄剤において一般的に使用されている添加剤、たとえば炭素原子を１２ないし１８個有するオキシエチル化脂肪族アルコール、たとえば脂肪族アルコール１モル当り４０モル以下のエチレンオキサイドでオキシエチル化されたラルリルアルコール、テトラデシルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコールおよびステアリルアルコールの単独物あるいは混合物、オキシエチル化ラノリンからなる脂肪族アルコール、アルキル基中の炭素原子数が８ないし３０で、分子中のグリセリル単位数が１ないし１０である、アルキルフェノールと飽和あるいは不飽和脂肪族アルコールからなるポリグリセリルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、およびオキシエチル化ソルビタン脂肪酸エステルのような非イオン界面活性剤を０．１ないし５重量パーセント；香油を約０．５ないし５．０重量パーセント；たとえばエチレングリコールジステアレートのような乳白剤を約０．５ないし５．０重量パーセント；たとえば脂肪酸モノアルキロールアミド／エチレングリコールジステアレート−混合物のような真珠光沢剤を約１．０ないし１０．０重量パーセント；たとえば２、４、４−トリクロル−２−ヒドロキシ−ジフェニルエーテルあるいはメチルクロルイソチアゾリノンのような殺菌剤あるいは防かび剤を約０．０１ないし１．０重量パーセント；たとえばグリセリンモノラウレートあるいはココヤシ脂肪酸ジエタノールアミドのような増粘剤を約０．５ないし３．０重量パーセント；たとえば１、２−プロピレングリコールあるいはエトキシル化ソルビタンモノラウレートのような希釈剤を約０．５ないし５．０重量パーセント；たとえばクエン酸ナトリウムあるいは燐酸ナトリウムのような緩衝剤を約０．１ないし１．０重量パーセント；たとえば、必要に応じて水素添加された、エトキシル化ヒマシ油のような溶剤を約０．１ないし１．０重量パーセント；並びに、たとえばフルオレセインナトリウム塩のような染料を約０．１ないし１．０重量パーセント含有することができる。本発明による毛髪洗浄剤は水を３０ないし９０重量パーセント含有することが好ましい。本発明の薬剤は４ないし９、好ましくは４．５ないし７．５のｐＨ−値を有する。本発明の薬剤のｐＨ−値は、たとえばクエン酸、燐酸、塩酸あるいは水酸化ナトリウムを用いて調整することができる。本発明の薬剤は良好な毛髪洗浄作用を有すると共に良好な毛髪固化作用（整髪作用）を有する。本発明の薬剤を用いて洗浄した毛髪は、湿潤状態においても乾燥状態においても良好な櫛通りを示し、良好に整髪することができ、さらに良好なかさ高さを有する。本発明の薬剤は毛髪に対して毛髪の自然な感触を損なうことなく、硬さと同時に柔軟性を付与することができる。次に実施例に基づいて本発明の対象をさらに詳しく説明する。実施例実施例１：毛髪洗浄剤エチレンオキサイド３単位でエトキシル化された１１．２０ｇナトリウムラウリルエーテルスルヘートヒドロキシエチルセルロールの第四級アンモニウム１．００ｇ塩重合物（スイス、ユニオン・カーバイド・ヨーロッパ社のＰｏｌｙｍｅｒＪＲ^R ）酢酸ビニル／クロトン酸／ビニルネオデカノエート０．５０ｇ −共重合物（米国、ナショナル・スターチ・ケミカル社のＲｅｓｙｎ^R ２８−２９３０）ナイロン粉末（フランス、アトヘム社のＯｒｇａｓ０．５０ｇｏｌ^R ２００２ＵＤＮａｔＣｏｓ）水酸化ナトリウム０．２０ｇクエン酸０．１０ｇ水８６．５０ｇ１００．００ｇ実施例２：毛髪洗浄剤エチレンオキサイド３単位でエトキシル化された１１．２０ｇナトリウムラウリルエーテルスルヘートヒドロキシエチルセルロールの第四級アンモニウム１．００ｇ塩の重合物（スイス、ユニオン・カーバイド・ヨーロッパ社のＰｏｌｙｍｅｒＪＲ^R ）アクリレート／アクリルアミド−共重合物（ドイツ、０．５０ｇＢＡＳＦ社のＵｌｔｒａｈｏｌｄ８^R ）ナイロン粉末（フランス、アトヘム社のＯｒｇａｓ０．５０ｇｏｌ^R ２００２ＵＤＮａｔＣｏｓ）水酸化ナトリウム０．２０ｇクエン酸０．２０ｇ水８６．４０ｇ１００．００ｇ実施例３：毛髪洗浄剤エチレンオキサイド３単位でエトキシル化されたナ１１．２０ｇトリウムラウリルエーテルスルヘートヒドロキシエチルセルロールの第四級アンモニウム１．００ｇ塩の重合物（スイス、ユニオン・カーバイド・ヨーロッパ社のＰｏｌｙｍｅｒＪＲ^R ）酢酸ビニル／クロトン酸−共重合物（米国、ナショ０．５０ｇナル・スターチ・ケミカル社のＲｅｓｙｎ^R ２８ −１３１０）ナイロン粉末（フランス、アトヘム社のＯｒｇａｓ０．５０ｇｏｌ^R ２００２ＵＤＮａｔＣｏｓ）水酸化ナトリウム０．１０ｇクエン酸０．１０ｇ水８６．６０ｇ１００．００ｇ実施例４：毛髪洗浄剤エチレンオキサイド３単位でエトキシル化されたナ１１．２０ｇトリウムラウリルエーテルスルヘートヒドロキシエチルセルロールの第四級アンモニウム１．００ｇ塩の重合物（スイス、ユニオン・カーバイド・ヨーロッパ社のＰｏｌｙｍｅｒＪＲ^R ）酢酸ビニル／クロトン酸−共重合物（米国、ナショ０．５０ｇナル・スターチ・ケミカル社のＲｅｓｙｎ^R ２８ −１３１０）ポリメチルメタアクリレート粉末（ドイツ、チーグ０．５０ｇラー社のＪｕｒｙｍｅｒ^R ）水酸化ナトリウム０．１０ｇクエン酸０．１０ｇ水８６．６０ｇ１００．００ｇ実施例５：毛髪洗浄剤エチレンオキサイド３単位でエトキシル化されたラ２．４０ｇウリルスルホ琥珀酸半エステルのジナトリウム塩エチレンオキサイド５単位でエトキシル化されたラ８．４０ｇウリルエーテル硫酸ナトリウムヒドロキシエチルセルロールの第四級アンモニウム１．００ｇ塩の重合物（スイス、ユニオン・カーバイド・ヨーロッパ社のＰｏｌｙｍｅｒＪＲ^R ）酢酸ビニル／クロトン酸−共重合物（米国、ナショ０．５０ｇナル・スターチ・ケミカル社のＲｅｓｙｎ^R ２８ −１３１０）ナイロン粉末（フランス、アトヘム社のＯｒｇａｓ０．５０ｇｏｌ^R ２００２ＵＤＮａｔＣｏｓ）水酸化ナトリウム０．１０ｇクエン酸０．１０ｇ水８７．００ｇ１００．００ｇ実施例６：毛髪洗浄剤エチレンオキサイド１０単位でエトキシル化された０．８８ｇラウリルエーテルカルボキシレートのナトリウム塩エチレンオキサイド５単位でエトキシル化されたラ８．４０ｇウリルエーテル硫酸ナトリウムヒドロキシエチルセルロールの第四級アンモニウム１．００ｇ塩の重合物（スイス、ユニオン・カーバイド・ヨーロッパ社のＰｏｌｙｍｅｒＪＲ^R ）酢酸ビニル／クロトン酸−共重合物（米国、ナショ０．５０ｇナル・スターチ・ケミカル社のＲｅｓｙｎ^R ２８ −１３１０）ナイロン粉末（フランス、アトヘム社のＯｒｇａｓ０．５０ｇｏｌ^R ２００２ＵＤＮａｔＣｏｓ）水酸化ナトリウム０．１０ｇクエン酸０．１０ｇ水８８．５２ｇ１００．００ｇ実施例７：毛髪洗浄剤エチレンオキサイド３単位でエトキシル化されたナ１１．２０ｇトリウムラウリルエーテルスルヘートヒドロキシエチルセルロールの第四級アンモニウム１．００ｇ塩の重合物（スイス、ユニオン・カーバイド・ヨーロッパ社のＰｏｌｙｍｅｒＪＲ^R ）酢酸ビニル／クロトン酸−共重合物（米国、ナショ０．５０ｇナル・スターチ・ケミカル社のＲｅｓｙｎ^R ２８ −１３１０）ポリエチレン粉末（ドイツ、ＢＡＳＦ社のＬｕｐｏ０．５０ｇｌｅｎ^R １８００ＳＰ１５）水酸化ナトリウム０．１０ｇクエン酸０．１０ｇ水８６．６０ｇ１００．００ｇ比較試験比較試験Ａ固化作用（整髪作用）特性に関して、実施例３に記載の本発明による毛髪洗浄剤と、米国特許明細書４２９９８１７の実施例II、表Ｖに記載の組成物IIを、比較した。米国特許明細書４２９９８１７の実施例IIの組成物11（次から実施例IIと表示する）は下記の組成を有する。トリエタノールアミンラウリルスルヘート５．０００ｇヒドロキシエチルセルロースの第四級アンモニウム０．１００ｇ塩の重合物（スイス、ユニオン・カーバイド・ヨーロッパ社のＰｏｌｙｍｅｒＪＲ^R ）ナトリウムカルボキシメチルセルロース（ドイツ、０．０２５ｇヘルクレス社のＢｌａｎｏｓｅ^R ７）Ｎ−ココヤシ脂肪酸アミドエチル−Ｎ−［２−（カ３．９００ｇルボキシエトキシ）エチル］アラニン（米国、ミラノール社のＭｉｒａｎｏｌ^R Ｃ２ＭＳＦ）水９０．９７５ｇ１００．０００ｇ固化作用を比較するために、１０人の被験者の毛髪（全く損傷のないものから中程度に損傷したもの）に対して、実施例３に記載の本発明による処理剤および米国特許明細書４２９９８１７の実施例IIに記載の本発明によらない処理剤を用いて、平行試験（片側試験）を行った。被験者間における毛髪の性状の違いを排除し、一義的な結果を得るために、被験者の毛髪をまず水で湿らせた後、中央で二分した。右半分の毛髪を、被験者の毛髪の実質量に応じて実施例３の本発明による処理剤を５ないし１５ｇ用いて、一般的な方法で洗浄処理し（シャンプーし）、他方左半分の毛髪を、米国特許明細書４２９９８１７の実施例IIの本発明によらない処理剤を同量用いて、同様に洗浄処理した。約５分間洗浄した後、被験者の両方の頭髪を水ですすいだ。その場合水によるすすぎは、左右完全に分離した状態で行われるように、細心の注意を払って行った。ついで両方の毛髪をタオルでふき、櫛でとかし、乾燥させた。洗浄作用に関しては、実施例３の本発明による毛髪洗浄剤も米国特許明細書４２９９８１７の実施例IIの本発明によらない毛髪洗浄剤も、共に、熟練理容専門家達によって、良好であると判定されたのに対して、櫛通りに関しては、本発明による処理剤で処理した毛髪の方が、明らかに良好であると判定された。ついで同様に熟練理容専門家達によって二つの毛髪洗浄剤の固化作用に関して判定が行われた。表１に示されている評価はそれぞれの評価の平均値である。比較試験の結果、洗浄作用に関しては実施例３の本発明による毛髪洗浄剤は米国特許明細書４２９９８１７の実施例IIに記載の公知の毛髪洗浄剤と同様に良好な効力を有するが、毛髪固化作用（整髪作用）および髪型保持作用に関しては本発明による毛髪洗浄剤の方が明らかに優れた効力を有することが分かる。比較試験Ｂ固化作用を比較するために、１０人の被験者の毛髪（全く損傷のないものから中程度に損傷したもの）に対して、実施例１、２あるいは３に記載の本発明による毛髪洗浄剤および本発明によらない毛髪洗浄剤Ａ、ＢあるいはＣを用いて、平行試験（片側試験）を行った。本発明によらない毛髪処理剤Ａ、ＢおよびＣの組成は次の表の通りである。被験者間における毛髪の性状の違いを排除し、一義的な結果を得るために、被験者の毛髪をまず水で湿らせた後、中央で二分した。右半分の毛髪を、被験者の毛髪の実質量に応じて実施例１、２あるいは３に記載の本発明による毛髪洗浄剤を５ないし１５ｇを用いて、一般的な方法で洗浄し（シャンプーし）、他方左半分の毛髪を、実施例Ａ、ＢあるいはＣの本発明によらない処理剤を同量用いて、洗浄した。約５分間洗浄した後、被験者の頭の両方の毛髪を水ですすいだ。その場合水によるすすぎは、左右完全に分離した状態で行われるように、細心の注意を払って行った。ついでそれぞれの側の毛髪をタオルでふき、櫛でとかし、乾燥させた。熟練理容専門家達によって毛髪洗浄剤の毛髪固化作用（整髪作用）に関して判定を行った。固化作用の評価は次のように行った。０固化作用無し − 固化作用低下＋固化作用良好表２に示されている評価はそれぞれの評価値の平均値である。比較試験Ｂの結果から、実施例１、２および３に基づく本発明による毛髪洗浄剤の場合にのみ、良好な固化作用が得られることが分かる。実施例Ａに基づく、アニオン性界面活性剤およびアニオン性重合物を組み合わせて含有する、本発明によらない毛髪洗浄剤も、実施例Ｂに基づく、アニオン性界面活性剤、アニオン性重合物およびカチオン性重合物を組み合わせて含有する、本発明によらない毛髪洗浄剤も、さらに実施例Ｃに基づく、アニオン性界面活性剤および溶剤に不溶の固形物を組み合わせて含有する、本発明によらない毛髪洗浄剤も、いずれも、毛髪固化作用を示さない。比較試験Ｂの結果から、本発明に基づいて（Ａ）ないし（Ｄ）成分を組み合わせることによって初めて良好な毛髪固化作用（整髪作用）が生じることが分かる。本出願において示されている重量パーセント数は、特に指示がない限り、すべて重量パーセント数を表している。

Claims

【特許請求の範囲】１．（Ａ）アニオン性界面活性剤一個以上を１ないし２０重量パーセント、（Ｂ）カチオン性重合物一個以上を０．１ないし２重量パーセント、（Ｃ）アクリレー／アクリルアミド−共重合物、酢酸ビニル／クロトン酸− 共重合物、酢酸ビニル／クロトン酸／ビニルネオデカノエート−共重合物、アニオン性キトサン誘導体およびシェラックの中から選択された、５０ないし１００％中和された、アニオン性重合物一個以上を０．１ないし５重量パーセント、および（Ｄ）ナイロン粉末、ポリエチレン粉末およびポリメチルメタアクリレート粉末の中から選択された、平均粒度１ないし２００μｍの、溶剤に不溶の固形物一個以上を０．１ないし５重量パーセント含有し、他方シリコンオイルおよびカチオン性界面活性剤を含有しないことを特徴とする液状毛髪洗浄剤。２．（Ａ）成分を１０ないし２０重量パーセント含有することを特徴とする、請求項１に記載の毛髪洗浄剤。３．（Ａ）成分のアニオン性界面活性剤が、Ｃ₁₀ないしＣ₁₈のアルキルスルヘート、Ｃ₁₀ないしＣ₁₈のアルキルスルホネート、Ｃ₁₀ないしＣ₁₈のアルキルベンゼンスルホネート、Ｃ₁₀ないしＣ₁₈のキシロールスルホネートおよびエチレンオキサイド単位１ないし１０個でエトキシル化されたＣ₁₀ないしＣ₁₈のアルキルエーテルスルヘートのアルカリ金属塩あるいはアルカリ土類金属塩、下記一般式（Ｉ）で表されるエトキシル化されたスルホ琥珀酸半エステルおよび下記一般式（II ）で表されるアルキルエーテルカルボキシレートの中から選択されることを特徴とする、請求項１あるいは２に記載の毛髪洗浄剤。（ここでＲ¹はＣ₁₀ないしＣ₁₈のアルキル基を意味し、Ｍはアルカリ金属イオンあるいはアルカリ土類金属イオンを表し、ｍは１ないし１０の整数を表している） R²(OCH₂CH₂)_n OCH₂COOM (II) （ここでＲ²はＣ₁₀ないしＣ₁₈のアルキル基を意味し、Ｍはアルカリ金属イオンあるいはアルカリ土類金属イオンを表し、ｎは１ないし２０の整数を表している）４．（Ｂ）成分を０．５ないし１．２重量パーセント含有することを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１項に記載の毛髪洗浄剤。５．（Ｂ）成分のカチオン性重合物が、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド／アクリルアミド−共重合物、ジメチルスルヘートで四級化されたビニルピロリドン／ジメチルアミノエチルメタアクリレート−共重合物、ヒドロキシエチルセルロースの第四級アンモニウム塩の重合物およびビニルピロリドン／メタアクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド−共重合物の中から選択されることを特徴とする、請求項１ないし４のいずれか１項に記載の毛髪洗浄剤。６．（Ｃ）成分を０．３ないし３重量パーセント含有することを特徴とする、請求項１ないし５のいずれか１項に記載の毛髪洗浄剤。７．（Ｃ）成分のアニオン性重合物が、水酸化アルカリ、有機アミンおよびアルカノールアミンの中から選ばれた中和剤によって５０ないし１００％中和されていることを特徴とする、請求項１ないし６のいずれか１項に記載の毛髪洗浄剤。８．（Ｂ）成分と（Ｃ）成分が、（Ｂ）：（Ｃ）＝１：２の重量比で含有されていることを特徴とする、請求項１ないし７のいずれか１項に記載の毛髪洗浄剤。９．（Ｄ）成分が０．１ないし２重量パーセント含有されていることを特徴とする、請求項１ないし８のいずれか１項に記載の毛髪洗浄剤。 10．（Ｄ）成分の固形物が２ないし４０μｍの平均粒度を有することを特徴とする、請求項１ないし９のいずれか１項に記載の毛髪洗浄剤。