JPH09501653A - 薬学的組成物 - Google Patents

薬学的組成物

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Abstract

(57)【要約】 経口的に吸収することのできる少なくとも1つの薬学的に活性なアミジン基を有する活性成分を含む、新規な薬学的組成物。このアミジン基は、基(a)、(b)および(c)(式中、R7は水素、アルキル基および/またはアリール基を表す)から選択された化合物である。

Description

【発明の詳細な説明】 薬学的組成物 本発明は、活性成分として少なくとも1つの活性アミジン基を有する新規な薬 学的組成物およびその使用に関するものである。 疾患時に予防的処置をしなかった場合のエイズ患者のほぼ70%を冒すとされ ているニューモシスティスカリニイ肺炎を治療するために、特定のアトマイザを 用い、エーロゾルとしてペンタミジンイセチオネートの水溶液を使用することは 知られている。この場合において、この公知のペンタミジンイセチオネートは、 下記式P により示されるような構造を有する。 しかしながら、この公知のペンタミジンイセチオネートは、これを経口的に投 与したときにあまり吸収されず、したがってこのタイプの投与では身体に対する 薬理的効果を発現させることができないという点が不利である。この理由のため に、この製剤は患者の筋肉内または静脈内に投与されている。しかしながら、こ のように使用するガレン製薬は、投与に形態により、重大な副作用を生じる。 静脈内投与においては、意識消失するまで、倦怠感および嘔吐を伴う急激な血 圧低下(低血圧症)が生じる。筋肉内投与においては、患者に有利な点は存在せ ず、しばしば注射した場所に極度な痛みが生じ、組織の壊死をもたらし、これに より長期間のその治療を必要とする。 これらの副作用は、先に記載したようなペンタミジンイセチオネートの噴霧化 では起こらない。しかしながら、重大なニューモシスティスカリニイ肺炎のほん の僅かな場合にのみ、噴霧化治療が行われている。なぜならば激しい発作がエー ロゾルの吸入を不可能にするか、あるいは少なくとも極端に困難にしているから である。この投与の形態は、この活性成分の均一な分散を達成するために、患者 が正確な吸引技術を学ばなくてはならず、これは治療を成功させるために必要で あるため、患者の緊密な協力が求められる。 しかしながら、その器官系へのストレスを低減させ、低毒性を確立するために は、この投与の形態には幾つかの重大な欠点がある。エーロゾル治療において( 投与の15%以下において)、しばしば気管支痙攣が生じ、医学的対応策を必要 とするので、各投与は少なくとも一人の医師を必要とする外来通院を行わなけれ ばならない。さらに、肺への投与は、0.5〜30μmの直径の均一な粒子サイ ズを生成可能である特殊なアトマイザを必要とする。 アトマイザのタイプおよびこの装置のためのセッティングに依存して、活性成 分の十分な濃度が、しばしば所望の場所に到達しないことがある。 肺以外では、この方法では治療不可である。このことに関連して、ニューモシ スティスカリニイ肺炎の再発率は、このエーロゾルの正確な一定の予防治療が行 われないときに増加するであろう。 上記のように経口的に投与されるペンタミジンを含む薬学的組成物は、実用的 な薬学的効果を示さない。経口投与により得られる活性成分の治療効果のための 必須条件は、胃腸管からのその吸収である。この場合において、膜貫通のための 最も重要なメカニズムは、受動的な拡散である。受動的拡散による吸収の程度は 、脂肪親和性に依存し、したがって、活性成分の酸性または塩基性と緊密に関連 する。ペンタミジンのような強い塩基性化合物(pK4=11.4)は、ほとん ど全体的にイオン形状において胃(pH=1)および腸(pH=7.4)に存在す るであろう。その分子は、胃腸管通過のときに親水性である。したがって、脂肪 親和性膜の通過と関連する経口吸収は、非常に制限された度合いにおいてのみ達 成される。ペンタミジンの高い塩基性は、その官能基、すなわちアミジンによる ものである。このことは、過去においてなぜ経口投与が十分に吸収効果を示さな かったのか、また長期間にわたり非常に制限された薬学的効果しか与えなかった のかを説明する障害となる部分を明らかにしている。 官能基としてアミジンを有するすべての活性成分により、経口的に投与したと き十分に吸収し得ないことが明らかにされていると思われる。 したがって本発明の目的は、経口的に使用可能である薬学的に有効なアミジン 基を含む薬学的組成物を提案することである。 この目的は、請求の範囲第1項に記載された特徴を有する薬学的組成物により 達成される。従属クレームは、さらなる有利な展開を示している。 したがって、本発明によれば、下記式: (式中、R7はアルキル基残基および/またはアリール基である)の少なくとも 1つの化合物の形状である、少なくとも1つの有効なアミジン官能基を含む薬学 的に活性な成分を使用する薬学的組成物が提案される。 アミドキシム、アミドキシムエステルおよび1,2,4オキサジアゾールは、 経口的に吸収され、アミジンである実際の活性形態に戻るエステラーゼおよびN 還元により元に戻る(“プロドラッグ”の原理)。したがって、経口投与のため の最も有効な医学的形態が利用でき、これは非常に多くの適応症に利用できる。 この提案された薬学的組成物は、官能基のアミジンが、活性成分のうちの必須成 分であるという事実によりとくに重要となる(いくつかの適用の分野によって、 その程度は異なる)。中でも、アミジン基は、次の活性成分または原料の種類: ペンタミジン、ジミナゼン(diminazen)、イソメタミジウムおよびトロンビン インヒビターの一つの成分である。活性アミジン基を含む活性成分は、中でも次 の用途に利用できる: ― 内蔵リーシュマニア症および皮膚リーシュマニア症の予防および治療; ― トリパノソーマ症(アフリカトリパノソーマ症)の予防および治療; ― ニューモシスティスカリニイによる肺炎(PcP)の予防および治療; ― プロテアーゼ、トロンビンインヒビター、フィブリノーゲンレセプターア ンタゴニスト、血小板凝集インヒビターの阻害; ― 悪性腫瘍の成長の阻害(ガン化学療法); ― 血圧を低下させること; ― N−メチル−D−アスパラテートレセプターアンタゴニストおよび保護。 胃腸管における変換されたアミジン官能基の優秀な吸収能力は、活性成分の分 子の顕著に減少した塩基性および増加した脂肪親和性によるものが明らかである 。上記のように、胃腸管からの吸収は、経口投与の後の活性成分の治療効果に重 要である;このことは、活性成分の酸性または塩基性に緊密に関係する。しかし ながら、アミドキシムエステルまたはオキサジアゾールである限り、アミジン官 能基の化学変換により、塩基性は顕著に減少する。11であるアミジンのpK2 値は、アミドキシムエステルまたはオキサジアゾールにしたときに5以下まで減 少する。pH7.4での遊離塩基の百分率は、ゼロのアミジンから、100のア ミドキシムエステルまたはオキサジアゾールまで上昇する。腸において、活性成 分であるアミドキシムまたはアミドキシムエステルまたはオキサジアゾールは、 吸収の主な場所では、ほとんど遊離塩基の形態で存在する。アミジン官能基の転 換により、塩基性の減少とともに、対応する活性成分の脂肪親和性が増加する。 本発明により提案された転換されたアミジン官能基を有する薬学的組成物は、未 解決であった経口吸収能力を示し、したがってアミジンの薬学的効果を明らかに 増加するものである。提案された活性成分は、胃および/または腸において吸収 可能なだけではなく、血液/脳バリアをも克服できる。したがって、もし活性成 分が提案された形状の少なくとも1つの活性アミジン基を含むものであるならば 、十分となる。本発明は基本的に、少なくとも1つのアミジン基を有するすべて の活性成分を包含するものである。 したがって、この活性成分は、複数のアミジン基を含み(例えば2つのペンタ ミジン);これらの基の少なくとも1つが上記のような方法で変性されているも のである。全く同様の方法において、活性成分が少なくともアミジン基を有して いる限りは、活性成分の混合物を使用することができる。 好適な活性成分は、ペンタミジン、ジミナゼン、イソメタミジウムまたはトロ ンビンインヒビターから選択される。 もし薬学的組成物が、次の一般式I: (式Iにおいて、R1およびR6は同一でも異なっていてもよいが、R1およびR6 は同時にアミジン基を有するものではなく、次の基 および/または を意味し、R7は水素、アルキル基および/またはアリール基およびその塩類で ある)により示されるような活性成分を有するならばとくに好適である。さらに 、式Iにおいて、R2、R3、R4およびR5は、同一でも異なっていてもよく、水 素、−NO2基、ハロゲン類および/またはOR3基を意味する;この場合におい てR3は水素および/またはアルキル基であることができる。XおよびYは、同 一でも異なっていてもよく、式Iにおいて酸素、窒素または硫黄を表し、nは0 〜8のいずれかの数である。 上記で示され且つ式Iで示される活性成分を含む本発明の薬学的組成物は、こ の組成物がニューモシスティスカルニイ肺炎の予防および/または治療に使用さ れるとき、優れた予防および治療特性を有するという驚くべき事実が観察された 。とくに式Iに示された活性成分は、公知のペンタミジニセチオネートに関連す る不利な点を有していないため、例えば上記の式Iで示される活性成分を含む本 発明の薬学的組成物を噴霧化以外の方法で投与したとき、組織壊死および低血圧 症をもたらさない。さらに、この経口投与は、本発明の薬学的組成物に含まれる 活性成分がとくに単純且つ再現性よく投与することができ、これにより本発明の 薬学的組成物を用いる予防および/または治療が顕著に改善されることはさらな る遊離な点となる。式Iの活性成分の塩類は、同等の効果を有することが明らか となっている。 さらに本発明の薬学的組成物のとくに有利な態様において、本発明の組成物は 、式Iにより示される活性成分を有するものである;この態様において、R1お よびR6は、同時に同一ではないか、または異なっているものであり、次の基: (もしn=5であるならばR2およびR5は水素であり、且つXおよびYが同一で あるならば酸素を意味する)を表す。 本発明の組成物のこのような態様は、ペンタアミジンジイセチオネートとの比 較において、これは顕著な脂肪親和性および低い塩基性を有し、したがって再吸 収可能であり、且つXNSにアクセス可能であり、また顕著に治療および/また は予防の可能性を改善している。 さらに本発明の薬学的組成物の同様な有利さは、式IにおいてR1およびR6が 同一または異なっており、これは次の基: または (R7は水素、アルキル基および/またはアリール基およびこれらの塩類である )を表す活性成分を有するものでも生じる。 とくに式Iで示され、且つ本発明の薬学的組成物に含まれる活性成分が、次の 一般式: (式中、R7はC1−C4アルキル基、とくにメチル基を表し、あるいはC12−C1 8 アルキル残基を表す)を有する化学構造を有するとき、この組成物の薬学的有 効性は、さらに改善され、薬学的組成物におけるこの活性原料の濃度は減少する か、投与される1日の投与量が減少する。 本発明の組成物に関する上記で示されるように、式IにおいてR1およびR6は 同一でも異なっていてもよい。とくにR1およびR6が式Iにおいて同じである場 合、この方法において調製される活性成分は、とくに容易に合成可能であり、こ の方法によれば活性成分のコストのかかる分離が合成により排除される。 上記のように、一般式Iにおいて、nは0ないし8のいずれかの数を意味して いる。しかしながら、本発明の組成物は、nが2ないし6のいずれかの数を表す 構造が好ましい。 式Iの活性成分の顕著に高度な薬学的有効性およびその簡単な合成設備により 特徴つけられる、本発明の組成物のさらなる有利な展開において、R2、R3、R4 および/またはR5は、OCH3基を表すのがよい。 本発明の薬学的組成物における活性成分の濃度は、投与の各ケースおよび1日 の投与量に依存する。本発明の組成物は、0.01〜50重量%の濃度、好まし くは1〜20重量%の濃度の式Iの活性成分を有するのが好ましい。 上記において、本発明の薬学的組成物と関連して、このことは活性成分を含む 本発明の薬学的組成物にとって常に重要なこととなる。しかしながら、一般的に 、活性成分の混合物を提供することもできる。 本発明の経口投与において、活性成分が再現性よく投与され得る特定の度合い が確立されている;これは、ニューモシスティスカルニイ肺炎の治療および予防 に対して重大な影響を及ぼす。さらに経口投与は、エーロゾルにより治療できな い、あるいはこれが困難である肺以外の重大なケースでさえ、治療が可能である ことが確立した。 本発明の薬学的組成物は、ニューモシスティスカルニイ肺炎の予防および/ま たは治療だけではなく、動物またはヒトのトリパノソーマ症感染および/または リーシュマニア症の予防および/または治療に利用することができることが驚く べきことに明らかとなった。ここでも本発明の薬学的組成物の経口投与が適用さ れる;この経口投与において驚くべきことに、ペンタアミジンジイセチオネート に関する上記の副作用は生じない。 上記のように、本発明の薬学的組成物の高度な有効性は、式Iの活性成分が、 そのペンタアミジンジイセチオネートと比較した低い塩基性および高い脂肪親和 性により、経口投与されたとき、胃腸管のその通過のときに吸収されるという事 実によるものである。完全な吸収のときまたはその後、その経口投与における脂 肪親和性により、胃腸管において吸収しない、あるいは僅かにのみ吸収する、対 応するジアミジンまたはジアミジン誘導体が得られるように代謝が生じる。この 代謝が存在しないと、所望の薬学的有効性が得られない。 本発明の薬学的組成物のin vivoで生じる上記で概要を説明した代謝は、本発 明の薬学的組成物の態様の変化を例に用いて、次の再生により概略的に示すこと ができる。 本発明の薬理学的組成物のとくに好適な態様は、下記に示される式II、IIIま たはIVにより特徴付けられる: 上記式II〜IVの活性成分を含む本発明の薬学的組成物のこれらの特定の態様は 、ニューモシスティスカルニイ肺炎および/またはリーシュマニア症、トリパノ ソーマ症感染の治療および/または予防において、および/または細胞増殖抑制 として、予期されない効果でもって経口的に投与することができる。 請求の範囲に記載された本発明の改善された薬学的効果は、数ある中でも、本 発明の組成物が血液−脳バリアを明らかに克服可能であるという事実に帰すると いう、例えば一般式Iにより示されるような本発明の組成物に含まれる活性成分 に関して、基本的に注意するべきである。このことはとりもなおさず、本発明の 薬学的組成物を使用した場合、とくに上記の態様において式II〜IVの活性成分を 含む本発明の薬学的組成物を使用した場合、これは患者の中枢神経系を攻撃する 有効なファイトエクサイターを意味する;これは公知のペンタアミジンジイセチ オネートには見られないことである。 このように本発明の薬学的組成物は、トリパノソーマ症感染の中枢神経系形態 の治療のために有効な薬剤として使用可能となるものであり、この薬剤は、この 目的のために従来使用されていたヒ素含有治療手段の高度な毒性を有しないもの である。 経口投与のための形態は、液体、半固体または固体製剤、とくにタブレット、 糖類のコーティングしたピル、ペレットまたはマイクロカプセルとして調製され 得る。液体製剤が使用されるこの態様において、活性成分の混合物の活性成分は 、適切な非毒性溶媒、例えば水、1価のアルコール、とくにエタノール、多価ア ルコール、とくにグリセリンおよび/またはプロパンジオール、ポリグリコール 、とくにポリエチレングリコールおよび/またはミグリコール、グリセリンメチ ラール、ジメチルイソソルビット、天然および/または合成オイルおよび/また はエステル類において存在することができる。 半固体または固体製剤の製造において、従来の基本的なフィラーを使用するこ とができる。例えば、ベントナイト、ビーガム、グアー粉および/またはセルロ ース誘導体、とくにエチルセルロースおよび/またはカルボキシメチルセルロー ス、さらにビニルアルコールおよび/またはビニルピロリドンからのポリマー、 アルギネート、ペクチン、ポリアルリレート、固体および/または液体ポリエチ ルグリコール、パラフィン、脂肪アルコール、ワセリンおよび/またはワックス 類、脂肪酸および/または脂肪酸エステル等が使用できる。また、それ自体公知 であるフィラーを固体製剤に含ませることができ、例えばコロイド状珪酸、タル ック、ラクトース、スターチパウダー、糖類、ゼラチン、金属酸化物および/ま たは金属塩類が挙げられる。さらに別の添加剤としては、安定化剤、乳化剤、分 散財および防腐剤が挙げられる。 本発明の組成物のさらなる有利な展開は、従属的な請求の範囲に記載されてい る。 本発明の組成物を、以下の実施例によりさらに詳細に説明する。 態様1 4,4'−ペンタメチレンジオキシジベンズアミドキシムの1gを、蒸留した新 しい無水酢酸の10mlにゆっくりと混合し、室温で1時間、撹拌を続けた。反応 の最後で、過剰の無水酢酸を水で加水分解した。得られた沈殿物を濾過し、3規 定のアンモニア溶液5mlで洗浄した。この処理された沈殿物を、さらなるアンモ ニア臭が認められなくなるまで、脱イオン水で洗浄した。最後に、この沈殿物を 乾燥キャビネットにおいて100℃で1時間乾燥させ、アセトニトリルにより再 結晶した。 収率:590mg(理論量の48%)、微細な無色の針状物。 融点:152℃ 態様2 4,4'−ペンタメチレンジオキシジベンズアミドキシムの1gを、蒸留した新 しい無水酢酸の10mlと混合し、還流して5分間加熱した。冷却および過剰の無 水酢酸の加水分解後、僅かに黄色がかった原料生成物を得た。これをカラムクロ マトグラフィー(シリカゲル60−CHCl3/MeOH(V:V、9:1)で 精製し、次に無水エタノールで再結晶した。 収率:677mg(理論量の60%)、微細な無色の針状物。 融点:137℃ 態様3 ジアセチル−4,4'−ペンタメチレンジオキシジベンズアミドキシムの1gを 、9:1の容量比のクロロホルム―メタノールからなる溶媒混合物の100mlに 溶解し、ブタ膵臓リパーゼ(PPL)(シグマ社製、粗タイプ)の5gと混合し 、室温で撹拌した。この反応は、薄層クロマトグラフィー(シリカゲル−CHC l3/eOH(9:1))により追跡され、ペンタメチレンジオキシジベンズア ミドキシムが形成してすぐに中断した。次に、リパーゼを濾過し、透明な濾液を シュウ酸で飽和させ、エーテルの3倍容と混合した。この組成物をクロロホルム /メタノール(V:V 9:1)に溶解させ、カラムクロマトグラフィー(シリ カゲル、クロロホルム/メタノール(V:V 9:1))により精製した。 収率:40mg(理論量の4.4%) 融点:110℃ このようにして得られた分析データをベースにして、実験1〜3により生成さ れた生成物は、上記の式A、BおよびCである化学構造を有することが確認され た。 これらの薬学的有効性を証明するために、上記の生成物は、ニューモシスティ スカリニイに対する作用が試験された。 この目的のために、200〜220gの平均体重を有する雌のSprague-Dawley ラットに対し、1リットルにつき1.5mgのデキサメタソンおよび10mgのオフ ロキサジンを含む水を8週間にわたり飲ませる治療を行った。この最初の治療の 最後に、動物の1群に対し、ニューモシスティスカリニイの感染があったかどう かを確認するために、nembutal麻酔下、気管支を洗浄した。この洗浄した材料を 3000rpmで遠心分離し、その再懸濁した生成物の10μlを標本スライド 上に滴下し、空気中乾燥させた。このようにして調製された物質をGiemusa迅速 染色法に施し、顕微鏡観察を行った。ニューモシスティスカリニイ感染が検出さ れた場合、活性成分の試験を開始した。試験される活性成分を用い、動物を10 日間治療した。この試験期間の終わりで、気管支の洗浄をnembutal麻酔下、この 動物に施した。洗浄液体は、Progen社(Progen Biotechnik GMBH、ハイデルベル グ)のニューモシスティス直接指標試験に基づいて調製した。この試験において 、螢光イソチオシアネートでラベルされたモノクローナル抗体は、様々な展開段 階においてニューモシスティスカリニイと反応し、螢光顕微鏡で視認できるよう になる。0〜100の6つの目盛りによる評価スケールに従って、それぞれの洗 浄液体の感染の度合いを顕微鏡を用いて測定した。化合物1(実験1、式A)の 結果は、公知のペンタミジンイセチオネートとの比較として示されている。 表1から分かるように、化合物1は、公知のペンタミジンイセチオネートより も、ニューモシスティスカリニイに対して顕著に優れた有効性を証明している。 化合物1が経口投与されたとき、高い有効性を示すが、公知のペンタミジンイセ チオネートは、非経口的に投与されたとき、わずかな治療効果を示すのみである ことは、とくに注目すべきことである。 トリパノソーマ症感染に対する上記の化合物1(実験1、式A)の有効性を示 すために、下記の試験を行った。この場合において、次の内容に対する有効性が 試験された:動物病原性エクサイタートリパノソーマブルセイ(trypanosoma br ucei)、トリパノソーマビバックス(trypanosoma vivax)、トリパノソーマコ ンゴレンセ(trypanosoma congolense)およびトリパノソーマエバンシ(trypan osoma evansi)、さらにヒト睡眠病、トリパノソーマローデシエンセ(trypanos oma rhodesiense)。 試験は、マウスモデルに対して行い、公知のペンタミジンイセチオネートを比 較物質とした。試験される物質は、それぞれのトリパノソーマ系に感染した動物 に、皮下投与された。対照として、感染した動物の同じ数を未処理とした。3週 間の観察の後、治療された動物の数、治療効果投与(D.A.)、再発投与(R .D.)および阻害投与(H.D.)を決定した。これらの結果を表2〜表6の 例として示す;使用した試験方法に対するさらなるデータもその表に示した。 表2および表6から分かるように、化合物1はエクサイタートリパノソーマ症 に対して良好な有効性が証明され、これはヒト病原性トリパノソーマ症と動物病 原性エクサイターとの関係により、ヒト睡眠病の研究モデルとして役立つ。また 化合物1は、ヒト病原性エクサイタートリパノソーマローデシエンセの感染に対 して有効性を示している。 しかしながら、公知のペンタミジンイセチオネートとに比較において、トリパ ノソーマブルセイおよびトリパノソーマローデシエンセに対する化合物1の有効 性はわずかに弱いものであった。化合物1はトリパノソーマビバックスおよびト リパノソーマエバンシに対してほんの僅かに低い有効性を示した。化合物1は、 トリパノソーマコンゴレンセの感染に対して有効性は認められなかった。 この試験結果は、新規な薬学的組成物により証明された有効性の範囲が、ペン タミジンイセチオネートと同じであることを示している。ある種のトリパノソー マに対しては、わずかに低い有効性であった。このことにもかかわらず、この新 規な組成物は、ペンタミジンイセチオネートとは対照的に、適用できる治療に対 して明確な改善を示した。この治療は、非経口的に投与する必要がない。投与の 形態に基づく副作用が排除されることにより、この新規な薬学的組成物は、第1 に、医療的にあまり効果がない領域においてでさえ、トリパノソーマ症感染に対 する総括的な治療および予防を行うことができる。さらに、従来使用されていた ヒ素含有治療薬の致命的な副作用を受けることなく、中枢神経にトリパノソーマ 症感染が明らかとなった患者を治療することができる。 リーシュマニア症に対する薬学的有効性を示すために次の試験を行った。 この試験では、ハムスターを用い、リーシュマニアドノバニ(Leishmania don ovani)を感染させた。各場合において試験される物質を、様々な投与量でもっ て皮下に投与し、公知のペンタミジンイセチオネートとその有効性を皮下区した 。感染した、未治療の動物を対照群として使用した。 8日後、肝臓細胞核におけるリーシュマニアの数を、Stauberら、J.Protozool 、5、269-273(1958年)のモデルに従って測定した。 表7は、化合物1(式A、実験1)の例を用いる試験の詳細を示している。 表7から分かるように、化合物1(態様1、式A)は、リーシュマニアドノバ ニに対し極めて明確な有効性を示している。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年7月11日 【補正内容】 補正された請求の範囲 1. 少なくとも1つのアミジン基を有する少なくとも1つの活性成分、従来 から用いられているキャリアおよび助剤を含有してなる経口投与のための薬学的 組成物であって、該組成物は、一般式I (式Iにおいて、R1およびR6は、同一でも異なっていてもよく、次の基 から選択され、 式中、R7は、水素、アルキル基またはアリール基を表し、; R2、R3、R4およびR5は、同一でも異なっていてもよい水素、−NO2、ハロ ゲンおよび/またはOR8基を表し; R8は水素および/またはアルキル基であり; XおよびYは、同一でも異なっていてもよい酸素、窒素または硫黄を表し;およ び nは0ないし8の値を有し、および/またはその塩類であり、ただし、R1およ びR6が同時に同一ではない場合、次の基を表す:) のペンタミジン活性成分を含むことを特徴とする薬学的組成物。 2. 一般式Iにおいて、R1およびR6が同時に同じではなく、あるいは異な っ ているものであり、次の基: および/または (式中、n=5、R1〜R5が水素、且つXおよびYが同一ではないとき、酸素を 表す)を表すことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の薬学的組成物。 3. 式Iにおいて、R1およびR6は同一または異なっているものであり、且 つ次の基: (式中、R7は水素、アルキル基および/またはアリール基であり、および/ま たはその塩類である)を表すことを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に 記載の薬学的組成物。 4. R7がC12−C18アルキル基であることを特徴とする請求の範囲第1項 ないし第3項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 5. R7がC1−C4アルキル基、とくにCH3基であることを特徴とする請求 の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 6. 式Iにおいて、R1およびR6が同一であることを特徴とする請求の範囲 第1項ないし第5項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 7. 式Iにおいてnが2ないし6の値を有することを特徴とする請求の範囲 第1項ないし第6項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 8. R2、R3、R4および/またはR5が、OCH3基を表す請求の範囲第1 項ないし第7項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 9. 組成物が、0.01〜50重量%の濃度で活性成分を含む請求の範囲第 1項ないし第8項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 10. 組成物が、一般式Iの活性成分の混合物を含む請求の範囲第1項ない し第9項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 11.組成物が、下記IIないしIVの少なくとも1つの活性成分または該活性成 分の塩類を含むことを特徴とする請求の範囲第1項ないし第10項のいずれか1 項に記載の薬学的組成物: 12. ニューモシスティスカルニイ肺炎、とくに肺以外の激しい症状発現の ための予防および/または治療のための、請求の範囲第1項ないし第11項のい ずれか1項に記載の薬学的組成物の使用。 13. 動物またはヒトトリパノソーマ症感染、とくに中枢神経に対するその 発現の予防および/または治療のための、請求の範囲第1項ないし第11項のい ずれか1項に記載の薬学的組成物の使用。 14. リーシュマニア症の予防および/または治療による医療を行うための 、請求の範囲第1項ないし第11項のいずれか1項に記載の薬学的組成物の使用 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07C 323/39 7419−4H C07C 323/39 C07D 271/06 9051−4C C07D 271/06

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1つの有効アミジン基の少なくとも1つの活性成分、従来か ら用いられているキャリアおよび助剤を含有してなる経口投与のための薬学的組 成物であって、該アミジン基が、 (式中、R7は水素、アルキル基および/またはアリール基である)から選択さ れた化合物として存在することを特徴とする薬学的組成物。 2. 活性成分が、ペンタミジン、ジミナゼン、イソメタミジウムおよびトロ ンビンインヒビターから選択される請求の範囲第1項に記載の薬学的組成物。 3. 組成物が、一般式I: (式Iにおいて、R1およびR6は、同一でも異なっていてもよく、次の基 から選択され、 式中、R7は、請求の範囲第1項で規定されたものであり; R2、R3、R4およびR5は、同一でも異なっていてもよい水素、−NO2、ハロ ゲンおよび/またはOR8基を表し; R8は水素および/またはアルキル基であり; XおよびYは、同一でも異なっていてもよい酸素、窒素または硫黄を表し;およ び nは0ないし8の値を有し、および/またはその塩類であり、ただし、R1およ びR6が同時に同一ではない場合、次の基を表す:) のペンタミジン活性成分を含むことを特徴とする請求の範囲第1項または第2項 に記載の薬学的組成物。 4. 一般式Iにおいて、R1およびR6が同時に同じではなく、あるいは異な っているものであり、次の基: および/または (式中、n=5、R1〜R5が水素、且つXおよびYが同一ではないとき、酸素を 表す)を表すことを特徴とする請求の範囲第3項に記載の薬学的組成物。 5. 式Iにおいて、R1およびR6は同一または異なっているものであり、且 つ次の基: (式中、R7は水素、アルキル基および/またはアリール基であり、および/ま たはその塩類である)を表すことを特徴とする請求の範囲第3項または第4項に 記載の薬学的組成物。 6. R7がC12−C18アルキル基であることを特徴とする請求の範囲第1項 ないし第5項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 7. R7がC1−C4アルキル基、とくにCH3基であることを特徴とする請求 の範囲第1項ないし第5項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 8. 式Iにおいて、R1およびR6が同一であることを特徴とする請求の範囲 第3項ないし第7項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 9. 式Iにおいてnが2ないし6の値を有することを特徴とする請求の範囲 第3項ないし第8項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 10. R1、R2、R3、R4および/またはR5が、OCH3基を表す請求の範 囲第3項ないし第9項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 11. 組成物が、0.01〜50重量%の濃度で活性成分を含む請求の範囲 第1項ないし第10項のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 12. 組成物が、活性成分の混合物を含む請求の範囲第1項ないし第11項 のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 13. 組成物が、一般式Iの成分の混合物を含む請求の範囲第12項に記載 の薬学的組成物。 14. 組成物が、下記IIないしIVの少なくとも1つの活性成分または該活性 成分の塩類を含むことを特徴とする請求の範囲第1項ないし第13項のいずれか 1項に記載の薬学的組成物: 15. ニューモシスティスカルニイ肺炎、とくに肺以外の激しい症状発現の ための予防および/または治療のための、請求の範囲第1項ないし第14項のい ずれか1項に記載の薬学的組成物の使用。 16. 動物またはヒトトリパノソーマ症感染、とくに中枢神経に対するその 発現の予防および/または治療のための、請求の範囲第1項ないし第14項のい ずれか1項に記載の薬学的組成物の使用。 17. リーシュマニア症の予防および/または治療のための、請求の範囲第 1項ないし第14項のいずれか1項に記載の薬学的組成物の使用。
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