JPH09501578A - 分解可能な外科用器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 消毒用に容易に分解する外科用器具が、中空チューブ（１，１０１）内に共軸に配して、ロッド一端に取っ手を、他端に作動先端（４５，１０４，１０５）を有する内ロッド（２，１０２）から成る。取っ手が内ロッドに脱着可能に相互接続され、内ロッドが少なくとも１つの施錠ピン（２５，２６，１２５，１２６）により中空チューブに脱着可能に相互接続される。

Description

【発明の詳細な説明】 分解可能な外科用器具 背景技術 最近に至るまで、大抵の腹部及び胸部手順(procedures)では、体腔を観察し必 要な診断・治療を行なうための大きな切開が必要であった。本発明は、最小限に 侵襲的な(invasive)外科的手順に用いられる外科用器具に全般的に関する。全般 に、これらの手順に用いられる器具は閉軸種のものである。これらの器具は通常 分解できないので、一般に受入れられている消毒手順の後ですら組織の顕微鏡的 ポケット(microscopic pockcts)や血液がしばしば器具に残るため完全な消毒は 不可能であった。 外科用閉軸器具の完全な消毒を確保するためには、器具が主要構成部分へと本 質的に分解可能であり、結果として生じる開口が清掃ブラシを受入れるのに充分 な大きさのものでなければならない。これにより器具全表面が特定の消毒媒体に 確実に晒され、それにより、器具が完全に消毒されないという懸念がなくなる。 発明の開示 本発明によれば、中空チューブ内に同軸に配されて末端に作業先端を、基端に 取っ手を有する内ロッドから成り、取っ手が内ロッドに脱着可能に相互接続され る、外科的器具が提供される。又、少なくとも１つの施錠ピンが内ロッド末端に 固定され、中空チューブ内面に形成された施錠タブとインターロック可能である 。 図面の簡単な説明 図面において、 図１は、本発明による分解可能な外科用器具の斜視図である。 図２は、器具取っ手の斜視図である。 図３は、分解した状態での取っ手の斜視図である。 図４は、取っ手外し手段の斜視図である。 図５は、取っ手と内ロッドとを相互接続する手段の斜視図である。 図６は、図４の６−６線断面図である。 図７及び８は、器具末端の斜視図である。 図９は、図７の９−９線断面図である。 図１０は、分解した状態での器具斜視図である。 図１１は、器具の代替実施例の斜視図である。 図１２は、代替の取っ手外し手段の斜視図である。 図１３は、取っ手と内ロッドとを相互接続する代替手段の斜視図である。 図１４は、代替の取っ手外し手段の断面図である。 図１５は、取っ手と内ロッドとを相互接続する代替手段の一部の拡大断面図で ある。 図１６は、中空外チューブと内ロッドとを相互接続する代替手段の断面図であ る。 図１７は、図１６の１７−１７線に沿った図である。そして 図１８は、代替の施錠ピンと施錠タブの拡大断面図である。 発明を実施する最良の形態 図面において、番号１は外科用器具の中空外タブを示し、番号２は一端に施錠 素子３を配した内ロッドを示す。器具の作動先端はその末端に配され、公知のよ うにリンク機構６により開閉する顎部４，５から成る。 器具基端に配されて中空チューブ１に固定されるのが回転ノブ７である。顎部 ４，５の３６０°の回転を容易にするため、回転ノブ７を取っ手素子８に回転可 能に取付ける。 取っ手素子９は、図６に最も良く示した施錠手段により脱着可能に取っ手素子 ８に接続する。より明細には、施錠手段は取っ手素子８に一体形成した閉じリン グ１０，１１と、取っ手素子９に一体形成した部分閉じリング１２から成る。ノ ブ１３は、圧縮ばね1４により取っ手手段の外方へ、即ち、図６右方へ偏寄させ る。勿論、ノブ１３は取っ手手段の反対側に配置しても操作可能である。ノブ１ ３に取付けるのは施錠ロッドであり、対応する外部１６よりも小径の内部１５か ら成る。保持ピン１７が施錠ロッドの反ノブ１３側の端に固定され、施錠ロッド が器具取っ手手段から外れるのを防ぐよう働く。 図５に最も良く示しているように、内ロッド２と取っ手素子９とを相互接続す る手段を設ける。つまり、内ロッド２が取っ手素子１８の開口１８を通って延び 、施錠素子３が長孔１９内に配するインターロック配置により取っ手素子９に関 して作動可能な相互接続関係を成す。勿論、取っ手８，９を公知の仕方で操作す ることが結果としてリンク機構６の作動となり、それにより顎部４，５が所望通 り開閉する。 公知の様に、単極柱２０を器具基端の取っ手素子８上面に形成する。又、器具 の快適性及び操作性を改良するため、取っ手自体は人間工学的形状(ergonomic c onfiguration)に造る。 本発明によれば、内ロッド２と対応する器具作動先端とがコレット機構により 取外し可能に中空チューブ１に接続される。つまり、コレット２１は中空チュー ブ１から独立して内ロッド２のまわりを回転可能であり、その一端の斜角(bevel led)面２２から成る。取付ハウジング２４の外ねじ山付端部２３は中空チューブ １末端に形成された内ねじ山と係合可能である。図９に最も良く示しているよう に、施錠ピン２５，２６はリンク機構６のハウジングにばねのように取付けられ 、各々、ノッチ２７，２８を備えている。組立てられた器具においては、ノッチ ２７，２８が取付ハウジング２４と係合するよう、施錠ピン２５，２６を取付ハ ウジング２４内に形成された長孔状開口内に配する。 図１に示すように完全に組立てた器具を図１０に示すように完全に分解した器 具へと分解するためには、最初にノブ１３を図２の矢印２９で示すように取っ手 の内方へと押す。これにより施錠ロッド小径部１５が図６の左方へと動かされ、 リング１２の開いた部分が部分１５を滑り抜け、結果として取っ手素子８，９の 分離となる。取っ手素子８，９の分離と同時に、図５に最も良く示しているよう に施錠素子３を長孔１９から抜け出させる。 この操作に続いて、図９に矢印３０で示すようにコレット２１を手で器具の末 端の方へと押すことによって、施錠ピン２５，２６がコレット２１の斜角面に沿 って摺動し、それによって施錠ピン２５，２６を内ロッド２に関して充分な距離 内方に圧縮し、ノッチ２７，２８が取付ハウジング２４から外れる。すると、内 ロッド２と対応する器具作動先端とは容易に分解でき、それにより施錠素子３が 最初に開口１８を通して引込められる。次いで 内ロッド２を中空チューブ１を通してずっと引く。すると器具は図１０に示すよ うに分解状態に配される。 分解に続き、器具の個々の素子を一般に認められる消毒手続により好都合且つ 完全に消毒する。次いで、器具は内ロッド２を中空チューブ１及び開口１８を通 して挿入することにより再組立てし、施錠素子３を単に長孔１９へ挿入する。次 いでノブ１３を押すことにより、リング１２を施錠ロッドの部分１５のまわりに 位置させる。この操作と同時に、施錠ピン２５，２６を夫々ノッチ２７，２８に より取付ハウジング２４にインターロックする。ノブ１３から手を離すと、外部 １６がリング１２に入り、充分大きな径なのでリング１２の開いた部分から外れ ることを防ぎ、取っ手を完全に組立てた状態に固定することができ、それにより 器具を適宜の外科的手順で再使用する用意ができる。 図１１〜１８は図１〜１０に示された外科的器具の代替実施例を示す。特に図 １１及び１２に関し、番号１０１は外科的器具の中空外チューブを示し、番号１ ０２は一端に施錠素子１０３を配した内ロッドを示す。器具の作動先端はその末 端に配され、リンク機構１０６により開閉される顎部１０４，１０５から成る。 器具基端に配されて中空チューブ１０１に固定されるのが回転ノブ１０７である 。取っ手素子１０８，１０９を設け、図１３〜１５に最も良く示した施錠手段に より相互接続する。又、取っ手素子１０９は約３０°オフセットさせて器具の快 適性及び操作性を改良する。 器具の代替実施例の取っ手施錠手段は、取っ手素子１０８に一体形成された閉 じリング１１０，１１１と取っ手素子１０９に一体形成された部分閉じリング１ １２とから成る。ノブ１１３は圧縮ばね１１４により取っ手手段の外方へ、即ち 図１４の右方へ偏寄させる。ノブ１３に関して述べたように、ノブ１１３も取っ 手手段の反対側に配置しても操作可能である。ノブ１１３に取付けられた施錠ロ ッドは対応する外部１１６よりも小径の内部１１５から成る。保持ピン１１７は 施錠ロッドの反ノブ1１３側の端部に固定され、施錠ロッドが器具取っ手手段か ら外れるのを防ぐよう働く。本発明の代替実施例によれば、リング１１２は図１ ５に最も良く示しているように斜角面１１２ａを備える。 本発明の代替実施例でも、内ロッド１０２と対応する器具作動先端とを、図７ 〜９に関して表示・記述したのと類似の手段により取外し可能に中空チューブ１ ０１に接続する。より明細には、図１６〜１８に最も良く示しているように、施 錠ピン１２５，１２６はリンク機構１０６のハウジングにばねのように取付け、 各々、ノッチ１２７，１２８を備える。施錠ピン１２５，１２６のための最適な 冶金学的化合物は熱処理した鋼４２０(steel 420)であることが判明している。 中空チューブ１０１と内ロッド１０２との分離を容易にするため、ノッチ１２７ ，１２８は図１８に最も良く示しているように丸みを帯びた形状とする。最後に 、施錠タブ１２９，１３０を中空外チューブ１０１の内面に一体形成する。 図１１〜１８に示した器具を組立てるためには、内ロッド１０２を中空チュー ブ１０１に滑り込ませて施錠素子１０３を長孔１１９に挿入する。次いで、取っ 手素子１０８と対応する施錠手段とを図１４で示したように配し、細長部分１１ ６の内面１１６ａを閉じリング１１０の隣接面１１０ａから離間した状態で、リ ング１１２を面１１０ａと１１６ａとの間の隙間に単に挿入する。リング１１２ がその開いた部分により小径部分１１５のまわりの位置へと動くので、施錠ロッ ドが斜角端１１２ａにより右方へと漸次度合いを増加させて押圧される。次いで 、リング１１２が施錠ロッドのまわりに完全に着座した時に、大径部分１１６を 圧縮ばね１１４により左へ移動させ、リング１１２を外部１１６のまわりの施錠 位置へとパチンと嵌め込む。この手段により、取っ手素子１０８，１０９が、ノ ブ１１３を操作する必要なしに自動的に施錠される。 この操作と略同時に、中空外チューブ１０１の内面に一体形成された施錠タブ １２９，１３０と夫々インターロック関係を成す施錠ピン１２５，１２６のノッ チ１２７，１２８により内ロッド１０２を中空外チューブ１０１とのインターロ ック関係をとらせる。そのとき、器具は図１１に示したように完全に組立てられ た操作状態に配される。 完全に組立てられた器具を分解するためには、リング１１２がリング１１２の 開いた部分を介して施錠ロッドの小径部分１１５と離れるようノブ１１３を手で 内方に押すだけでよく、同時に施錠素子１０３を長孔１１９から外す。次いで、 使用者は、圧力が施錠ピン １２５，１２６に相交わる仮想平面内で器具に加えられるようリンク機構１０６ のハウジングまわりの器具末端を単に把持せねばならない。施錠ピン１２５，１ ２６のばね様性質のため、そして、施錠ピン１２５，１２６に隣接した内ロッド １０２部分が内ロッド１０２の残りの部分よりも小径であるため、この圧力によ り施錠ピンの１つを内ロッド１０２の軸線の方へと内方に回転せしめる。ノッチ １２７，１２８が丸みを帯びているため、外れるよう回転しなかった方の施錠ピ ンが容易に各施錠タブを外させ、それにより内ロッド１０２が中空チューブ１０ １から外方に手で引抜かれる。 分解に続いて、器具構成部分の消毒に取りかかる。次いで、器具の代替実施例 は内ロッド１０２を中空外チューブ１０１へと挿入することにより再組立てする 。施錠素子１０３を長孔１１９に挿入し、同時に施錠ピン１２５，１２６が夫々 施錠タブ１２９，１３０とインターロック関係を成し、リング１１２が施錠ロッ ドの大径部分１１６のまわりの位置へと自動的にパチンと嵌め込まれる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年１月２７日 【補正内容】 差替え原文第４頁の訳文 発明を実施する最良の形態 図面において、番号１は外科用器具の中空外チューブを示し、番号２は一端に 施錠素子３を配した内ロッドを示す。器具の作動先端はその末端に配され、公知 のようにリンク機構６により開閉する顎部４，５から成る。 器具基端に配されて中空チューブ１に固定されるのが回転ノブ７である。顎部 ４，５の３６０°の回転を容易にするため、回転ノブ７を取っ手素子８に回転可 能に取付ける。 取っ手素子９は、図６に最も良く示した施錠手段により脱着可能に取っ手素子 ８に接続する。より明細には、施錠手段は取っ手素子８に一体形成した閉じリン グ１０，１１と、取っ手素子９に一体形成した部分閉じリング１２から成る。ノ ブ１３は、圧縮ばね１４により取っ手手段の外方へ、即ち、図６右方へ偏寄させ る。勿論、ノブ１３は取っ手手段の反対側に配置しても操作可能である。ノブ１ ３に取付けるのは施錠ロッドであり、対応する外部１６よりも小径の内部１５か ら成る。保持ピン 差替え原文第８頁の訳文 図１１〜１８は図１〜１０に示された外科的器具の代替実施例を示す。特に 図１１及び１２に関し、番号１０１は外科的器具の中空外チューブを示し、番号 １０２は一端に施錠素子１０３を配した内ロッドを示す。器具の作動先端はその 末端に配され、リンク機構１０６により開閉される顎部１０４，１０５から成る 。器具基端に配されて中空チューブ１０１に固定されるのが回転ノブ１０７であ る。取っ手素子１０８，１０９を設け、図１３〜１５に最も良く示した施錠手段 により相互接続する。又、取っ手素子１０９は約３０°オフセットさせて器具の 快適性及び操作性を改良する。 器具の代替実施例の取っ手施錠手段は、取っ手素子１０８に一体形成された閉 じリング１１０，１１１と取っ手素子１０９に一体形成された部分閉じ又は隙間 リング１１２とから成る。ノブ１１３は圧縮ばね１１４により取っ手手段の外方 へ、即ち図１４の右方へ偏寄させる。ノブ１３に関して述べたように、ノブ１１ ３も取っ手手段の反対側に配置しても操作可能である。ノブ１１３に取付けられ た施錠ロッドは 差替え原文第１０頁の訳文 図１１〜１８に示した器具を組立てるためには、内ロッド１０２を中空チュー ブ１０１に滑り込ませて施錠素子１０３を長孔１１９に挿入する。次いで、取っ 手素子１０８と対応する施錠手段とを図１４で示したように配し、細長部分１１ ６の内面１１６ａを閉じリング１１０の隣接面１１０ａから離間した状態で、リ ング１１２を面１１０ａと１１６ａとの間の隙間に単に挿入する。リング１１２ がその開いた部分又は隙間により小径部分１１５のまわりの位置へと動くので、 施錠ロッドが斜角端１１２ａにより右方へと漸次度合いを増加させて押圧される 。次いで、リング１１２が施錠ロッドのまわりに完全に着座した時に、大径部分 １１６を圧縮ばね１１４により左へ移動させ、リング１１２を外部１１６のまわ りの施錠位置へとパチンと嵌め込む。この手段により、取っ手素子１０８，１０ ９が、ノブ１１３を操作する必要なしに自動的に施錠される。 この操作と略同時に、中空外チューブ１０１の内面に一体形成された施錠タブ １２９，１３０と夫々インターロック関係を成す施錠ピン１２５，１２６の突起 １２７，１２８により内ロッド１０２を中空外チューブ１０１とのインターロッ ク関係をとらせる。そのとき、器具は図１１に示したように完全に組立てられた 操作状態に配される。 差替え原文第１１頁の訳文 完全に組立てられた器具を分解するためには、リング１１２がリング１１２の 開いた部分を介して施錠ロッドの小径部分１１５と離れるようノブ１１３を手で 内方に押すだけでよく、同時に施錠素子１０３を長孔１１９から外す。次いで、 使用者は、圧力が施錠ピン１２５，１２６に相交わる仮想平面内で器具に加えら れるようリンク機構１０６のハウジングまわりの器具末端を単に把持せねばなら ない。施錠ピン１２５，１２６のばね様性質のため、そして、施錠ピン１２５， １２６に隣接した内ロッド１０２部分が内ロッド１０２の残りの部分よりも小径 であるため、この圧力により施錠ピンの１つを内ロッド１０２の軸線の方へと内 方に回転せしめる。突起１２７，１２８が丸みを帯びているため、外れるよう回 転しなかった方の施錠ピンが容易に各施錠タブを外させ、それにより内ロッド１ ０２が中空チューブ１０１から外方に手で引抜かれる。 分解に続いて、器具構成部分の消毒に取りかかる。次いで、器具の代替実施例 は内ロッド１０２を中空外チューブ１０１へと挿入することにより再組立てする 。施錠素子１０３を長孔１１９に挿入し、 差替え原文第１４頁の訳文 ７． 縦軸線を有する中空チューブと、基端及び末端を有し前記中空チューブ を通って延びる内ロッドと、前記中空チューブに対し前記内ロッドの往復動を加 える取っ手手段と、前記末端に取付けられた作動先端と、一対の取っ手から成る 前記取っ手手段と、前記取っ手手段と係合可能で、内外部分から成る施錠ロッド とから成り、前記部分の一方が前記部分の他方よりも小径であり、前記取っ手の １つが前記取っ手に取付けられたリングにより前記施錠ロッドに関して係合可能 であり、該リングが隙間を有し、該隙間の幅は一方の、施錠ロッドの小さい方の 部分の径よりも大きく、他方の、施錠ロッドの大きい方の部分の径よりも小さく 、前記リングはリング厚が隙間に隣接した外端にて最も狭いよう斜角をつけられ ている、外科用器具。 ８． 閉じリングが前記取っ手の他方に形成され、該他方部分が前記閉じリン グから離間している、請求項７による外科用器具。 ９． 前記他方部分が前記閉じリングの方へと偏寄される、請求項８による外 科用器具 １０． 前記施錠ロッドの大きな方の部分が隙間付けしたリングと、その中央 孔により、係合可能である、請求項７による外科用器具。 １１． 縦軸線を有する中空チューブと、基端及び末端を有し前記中空チュー ブを通って延びる内ロッドと、前記中空チューブに対し前記内ロッドの往復動を 加える取っ手手段と、前記末端に取付けられた作動先端と、前記中空チューブと 共軸でそれに関して往復動可能なコレットと、前記内ロッドに接続された施錠ピ ンと、前記中空チューブに接続され前記内ロッドに関して共軸に配した取付ハウ ジングと、施錠ノッチからなる前記施錠ピンと、インターロック関係で前記取付 ハウジングの部分と係合する前記施錠ノッチと、斜角端から成る前記コレットと 、前記斜角端と摺動係合で配した前記施錠ピンの一部とから成る、外科用器具。 【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年８月８日 【補正内容】 差替え原文第９頁の訳文 対応する外部１１６よりも小径の内部１１５から成る。保持ピン１１７は施錠ロ ッドの反ノブ１１３側の端部に固定され、施錠ロッドが器具取っ手手段から外れ るのを防ぐよう働く。本発明の代替実施例によれば、リング１１２は図１５に最 も良く示しているように斜角面１１２ａを備える。 本発明の代替実施例でも、内ロッド１０２と対応する器具作動先端とを、図７ 〜９に関して表示・記述したのと類似の手段により取外し可能に中空チューブ１ ０１に接続する。より明細には、図１６〜１８に最も良く示しているように、施 錠ピン１２５，１２６はリンク機構１０６のハウジングにばねのように取付け、 各々、施錠ピン突起１２７，１２８を備える。施錠ピン１２５，１２６のための 最適な冶金学的化合物は熱処理した鋼４２０(steel 420)であることが判明して いる。中空チューブ１０１と内ロッド１０２との分離を容易にするため、突起１ ２８の後端は図１８に最も良く示しているように凸状の、丸みを帯びたカム表面 として形成する。更に又、突起１２８の先端１２８ｂも凸状の丸みを帯びた形状 にしてもよい。勿論、突起１２７は同様形状の後先端を有することができる。最 後に、施錠タブ１２９，１３０を中空外チューブ１０１の内面に一体形成する。 差替え原文第１３頁の訳文 請求の範囲 １． 縦軸線を有する中空チューブと、基端及び末端を有し前記中空チューブ を通って延びる内ロッドと、前記中空チューブに対し前記内ロッドの往復動を加 える取っ手手段と、前記末端に取付けられた作動先端と、当該施錠ピン及び当該 施錠タブが施錠ピン突起によりインターロックされ得るよう、前記内ロッドに接 続された施錠ピン及び前記中空チューブの内面に形成された施錠タブを含み、施 錠ピンが内ロッド及び中空チューブの係合の間に施錠タブ上を通る先端及び取外 しの間に施錠タブ上を通る後端を有する施錠突起から成り、施錠ピン突起後端が 縦軸線に沿った方向に凸状に丸みを帯びたカム表面から成ることにより、前記施 錠タブに隣接した領域で前記中空チューブの半径方向内方に加えられる圧力が前 記施錠タブによって前記施錠ピンの内方回転を引起こしつつ前記施錠タブをして 前記施錠ピンの前記丸みを帯びた後端に沿って乗り上がらせ、それにより施錠タ ブから前記施錠ピンを外すこととなる、前記中空チューブと前記内ロッドとを脱 着可能に相互接続する手段と、から成る外科用器具。 ３． 前記施錠ピン突起の先端が縦軸線に沿って凸状に丸みを帯びたカム表面 から成る、請求項１による外科用器具。 ４． 前記施錠ピンが前記基端の方へと延びる、請求項１による外科用器具。 ５． 前記作動先端が一対の顎部からなる、請求項１による外科用器具。 ６． 前記取っ手手段が人間工学的形状のものである、請求項１による外科用 器具。 差替え原文第１６頁の訳文 前記取っ手手段と係合可能で細長の内外部分から成る施錠ロッドとから成り、前 記部分の各々がその全長にわたって略均一の径のものであり、前記施錠ロッドが 、一方の位置では前記取っ手の一方が前記部分の一方に関して取外し可能であり もう１つの位置では前記部分の前記他方に関してインターロックされるよう、限 られた距離移動可能である、外科用器具。 １５． 前記施錠ロッドがインターロック位置の方へとばね偏寄される、請求 項１４による外科用器具。 １６． リングが前記取っ手の前記一方に形成され、該リングが隙間を有し、 該隙間の幅が一方の、施錠ロッドの小さい方の部分の径よりも大きく、他方の、 施錠ロッドの大きい方の部分の径よりも小さく、前記リングが前記施錠ロッドと 協働してその大きい方の部分により前記施錠ロッドとインターロック係合し、前 記リングが前記施錠ロッドからその小さい方の部分により外れることができる、 請求項１４による外科用器具。 １７． 縦軸線を有する中空チューブと、基端及び末端を有し前記中空チュー ブを通って延びる内ロッドと、前記中空チューブに対し前記内ロッドの往復動を 加える取っ手手段と、前記末端に取付けられた作動先端と、取外し可能に相互接 続された前記中空チューブ及び前記内ロッドと、前記中空チューブと共軸でそれ に対して前記中空チューブの軸線に平行な方向に往復動可能なコレットと、

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＣＡ，ＪＰ (72)発明者 ラマーティナ、 ティモシー アメリカ合衆国 30243 ジョージア州 ローレンスヴィル スワニー ロバーツ コート 1988 (72)発明者 ボウシャ、 チャールズ イー. アメリカ合衆国 92718 カリフォルニア 州 アーヴァイン ウエストポート ６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 縦軸線を有する中空チューブと、基端及び末端を有し前記中空チューブ を通って延びる内ロッドと、前記中空チューブに対し前記内ロッドの往復動を加 える取っ手手段と、前記末端に取付けられた作動先端と、当該施錠ピン及び当該 施錠タブがインターロックされ得るよう、前記内ロッドに接続された施錠ピン及 び前記中空チューブの内面に形成された施錠タブを含み、前記中空チューブと前 記内ロッドとを脱着可能に相互接続する手段と、から成る外科用器具。 ２． 前記施錠ピンが施錠ノッチから成り、前記施錠ノッチがインターロック 関係で前記施錠タブと係合する、請求項１による外科用器具。 ３． 前記施錠ノッチが略丸い形状をしている、請求項２による外科用器具。 ４． 前記施錠ピンが前記基端の方へと延びる、請求項１による外科用器具。 ５． 前記作動先端が一対の顎部からなる、請求項１による外科用器具。 ６． 前記取っ手手段が人間工学的形状のものである、請求項１による外科用 器具。 ７． 縦軸線を有する中空チューブと、基端及び末端を有し前記中空チューブ を通って延びる内ロッドと、前記中空チューブに対し前記内ロッドの往復動を加 える取っ手手段と、前記末端に取付けられた作動先端と、一対の取っ手から成る 前記取っ手手段と、前記取っ手手段と係合可能で、内外部分から成る施錠ロッド とから成り、前記部分の一方が前記部分の他方よりも小径であり、前記取っ手の １つが斜角した部分閉じリングにより前記施錠ロッドに関して係合可能である、 外科用器具。 ８． 閉じリングが前記取っ手の他方に形成され、該他方部分が前記閉じリン グから離間している、請求項７による外科用器具。 ９． 前記他方部分が前記閉じリングの方へと偏寄される、請求項８による外 科用器具。 １０． 前記部分閉じリングの斜角部分が前記他部分と摺動可能に係合可能で ある、請求項７による外科用器具。 １１． 縦軸線を有する中空チューブと、基端及び末端を有し前記中空チュー ブを通っ て延びる内ロッドと、前記中空チューブに対し前記内ロッドの往復動を加える取 っ手手段と、前記末端に取付けられた作動先端と、前記中空チューブと共軸でそ れに関して往復動可能なコレットと、前記内ロッドに接続された施錠ピンと、前 記中空チューブに接続され前記内ロッドに関して共軸に配した取付ハウジングと 、施錠ノッチからなる前記施錠ピンと、インターロック関係で前記取付ハウジン グの部分と係合する前記施錠ノッチと、斜角端から成る前記コレットと、前記斜 角端と摺動係合で配した前記施錠ピンの一部とから成る、外科用器具。 １２． 前記作動先端が一対の顎部からなる、請求項１１による外科用器具。 １３． 前記取っ手手段が人間工学的形状のものである、請求項１１による外 科用器具。 １４． 縦軸線を有する中空チューブと、基端及び末端を有し前記中空チュー ブを通って延びる内ロッドと、前記中空チューブに関して前記内ロッドの往復動 を加える取っ手手段と、前記末端に取付けられた作動先端と、一対の取っ手から 成る前記取っ手手段と、前記取っ手手段と係合可能で細長の内外部分から成る施 錠ロッドとから成り、前記部分の各々がその全長にわたって略均一の径のもので あり、前記施錠ロッドが、一方の位置では前記取っ手の一方が前記部分の一方に 関して取外し可能でありもう１つの位置では前記部分の前記他方に関してインタ ーロックされるよう、限られた距離移動可能である、外科用器具。 １５． 前記施錠ロッドがばね偏寄される、請求項１４による外科用器具。 １６． 部分閉じリングが前記取っ手の前記一方に形成され、前記部分閉じリ ングが前記施錠ロッドと協働する、請求項１４による外科用器具。 １７． 縦軸線を有する中空チューブと、基端及び末端を有し前記中空チュー ブを通って延びる内ロッドと、前記中空チューブに対し前記内ロッドの往復動を 加える取っ手手段と、前記末端に取付けられた作動先端と、取外し可能に相互接 続された前記中空チューブ及び前記内ロッドと、前記中空チューブと共軸でそれ に対して前記中空チューブの軸線に平行な方向に往復動可能なコレットと、前記 内ロッドに接続された施錠ピンと、前記中空 チューブに接続された取付ハウジングと、取外し可能に相互接続された前記施錠 ピン及び前記取付ハウジングと、斜角端から成る前記コレットと、前記斜角端と 摺動係合で配した前記施錠ピンの一部とから成る、外科用器具。