JPH09500667A - 2つのセルラーゼ成分を含んでなる洗剤組成物 - Google Patents

2つのセルラーゼ成分を含んでなる洗剤組成物

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JPH09500667A JP7504296A JP50429695A JPH09500667A JP H09500667 A JPH09500667 A JP H09500667A JP 7504296 A JP7504296 A JP 7504296A JP 50429695 A JP50429695 A JP 50429695A JP H09500667 A JPH09500667 A JP H09500667A
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Abstract

(57)【要約】 保持型活性を有し、好ましくは少なくとも0.01s-1のkcatに相当するpH8.5でのセロトリオースに対する触媒活性を有しそして土壌粒状除去できる1)第一のセルラーゼ成分、および触媒活性ドメインに結合した少なくとも1個の非触媒ドメインを含んでなる多重ドメインを有し、好ましくは10-4IUよりより高い1mgのセルラーゼタンパク質当たりのレッド アビセル7.5に対する少なくとも1つの活性を有しそして色彩澄明化能力がある2)第二のセルラーゼ成分を含んでなる洗剤組成物であって、セルラーゼ成分の少なくとも一つは単一(組換え体)成分である該洗剤組成物は、セルロース含有布帛の洗浄および色彩澄明化に対し有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 2つのセルラーゼ成分を含んでなる洗剤組成物 本発明は、セルロース含有布帛を洗浄するために用いるとき、改善された土壌 粒子の除去並びに色彩澄明化を与えることのできるセルラーゼを含んでなる洗剤 組成物に閏する。 発明の背景 布帛、特にセルロース含有布帛を繰り返し洗浄すると、一般に用いた布帛にお いて粗さをもたらす。セルロース含有布帛、例えば綿の粗さの軽減のためのセル ロース分解酵素の使用は、提案されそしてずいぶん以前に実証された。しかし、 この軽減の機構は、未だ詳しくは明らかにされていない。 良好な洗浄特性を示すのみならず、良好な布帛−柔軟性能および他の布帛の好 みの利益を与える洗剤組成物に対する必要性は、今日業界において十分に確立さ れている。 国際公開WO89/09259(ノボノルディスクA/S)において、綿含有布帛の粗さ を減少させるために用いられるべきセルラーゼ調製品が記載されている。この特 許出願WO89/09259において、エンドグルカナーゼ活性に富んだセルラーゼ分画が 開示されている。 繊維洗浄および布帛に対する粗さ−軽減剤によるセルロース分解酵素、すなわ ちセルローゼの効能が、ある期間認められてきた;英国特許 2,075,028、英国特 許 2,095,275および英国特許 2,094,826は、改善された洗浄性能のためのセルラ ーゼを有する洗剤組成物を開示する;英国特許 1,368,599は綿含有布帛の粗さ軽 減のためのセルラーゼの使用を開示する;英国特許 4,435,307は、粗さ−軽減剤 添加剤として、フミコラ インソレンス由来のセルロース分解酵素並びにその分 画(ACXIと称す)の使用を教示する。 ヨーロッパ特許公開 0269168は、セルラーゼ含有最適化洗剤組成物を開示して おり、この組成物は穏やかなアルカリpH域で配合されそして組合された布帛洗浄 、布帛柔軟性および布帛取扱い性能を与える。 セルラーゼの実際的利用は、業界で公知のセルラーゼ調製品が複合な混合物で あるという事実により妨げられてきたが、この混合物の内一定の分画のみは布帛 −取扱いに関連して有効である;従って洗剤産業に対しセルラーゼの費用のかか る有効な産業的生産を遂行することは困難であった;そして多量のそのようなセ ルラーゼ調製品は、布帛に対する所望効果を得るために適用される必要がある。 セルラーゼ調製品における改善は又、洗剤中適用性により十分に同一視できる ことは証明されてこなかった。 今日まで、洗たく物の洗浄のための幾つかの酵素調製品例えばセルラーゼの有 利な作用を、国際的に認められた酵素分類に明確に関連させるための問題があっ た。例えばこれまで公知の全ての標準に従い、良好な洗浄特性を示すことが期待 されるセルラーゼとして記載されている多くの酵素は、洗浄条件下セルロース含 有布帛に対する色彩澄明化に関して活性でない。 今日、良好な洗浄性能と色彩澄明化をなすことのできる適当な酵素の選択に対 し入手できる唯一の指針は、時間と資金を厳しく要求するフルスケールの洗浄試 験である。CMC、濾紙、非晶質および結晶性セルロースを用いるようなセルラー ゼ活性のための全ての公知の分析は、価値ある酵素を不活性酵素から区別するこ とができずそしてセルロース含有布帛の洗浄に対して用いられるとき予期した性 能に関して何ら提案を与えない。 従って、顧客の要求に満足するセルラーゼ含有洗剤組成物を開発することが一 つの問題である;何故ならセルラーゼ酵素の性質がこの目的に対して実際に機能 するかどうか当業界では知られていない。 また、洗浄サイクルの制限された数の後、セルロース−含有布帛、例えば綿を 部分的に分解しない十分な色彩澄明化および土壌粒子除去の双方を与えることの できる新規な酵素洗剤組成物を提供することが望ましい。 発明の要約 本発明は、保持型活性を有しそして土壌粒子除去のできる第一のセルラーゼ成 分、および触媒ドメインに結合した少なくとも1個の非触媒ドメインを含んでな る多重ドメインを含んでなりそして色彩澄明化能力がある第二のセルラーゼ成分 を含んでなる洗剤組成物(ここにおいてセルラーゼ成分の少なくとも一つは、単 一(組換え体)成分である)に関する。 そのような組成物は、洗たく物の洗剤、粒状並びに液体洗剤として特に有用で ある。 驚くべきことに、以下の内容が見出された;すなわちセルロース−含有布帛を 洗浄するために用いた場合、色彩澄明化に関して活性であるセルラーゼ成分は、 好ましくは多重ドメイン、すなわち1個又はそれ以上の非触媒ドメインに結合し た1個又はそれ以上の触媒ドメイン、例えばセルロース結合ドメインを有するこ と、および成分は保持型活性又は反転型活性を有し得ること;およびセルロース 含有布帛の洗浄のために用いるとき、土壌粒子の除去に関してセルラーゼ成分が 保持型活性である。 以下のように信じられている;すなわち第一のセルラーゼ成分の 保持−型活性は、低分子量の炭水化物基質に対し触媒活性を示すべき成分の能力 によって実証できる;そして色彩澄明化を得し得る第二のセルラーゼ成分の多重 ドメイン構造は、セロデキストリン、特に6個のグルコース単位を有するセロデ キストリン (DP6 ) 、例えば染色された微結晶セルロースに対する高い触媒活性 を示すための成分能力および低分子量の炭水化物基質に対し実質的に触媒作用を 示さない成分の能力によって実証され得る。 また、以下の内容が見出された;すなわち少なくとも2個のセルロース分解成 分(第一の成分は、染色された微結晶セルロースに対し低度の活性および短いセ ロリゴサッカリドに対し高度の活性を示し、そして第二の成分は染色された微結 晶セルロースに対し高度の活性を示す)から成るセルラーゼ組成物は、セルロー ス含有布帛例えば綿を洗浄するために用いられる洗剤の能力の改善のため、特に 土壌粒子除去(第一成分)および布帛の損傷を誘発することなくより良い色彩澄 明化を達成するため、洗剤組成物中で補完的に使用できる。 本発明は、更に前記利益並びにプロテアーゼの存在下ヘビーデューティー (he avy duty) 液体中での改善された安定性を有する、該第一および第二のセルラー ゼ成分を有する洗剤組成物に関する。これまでに以下の内容が観察された、すな わちセルラーゼはプロテアーゼの作用に感受性である、すなわち洗剤中で普通に 用いられるプロテアーゼの存在下、セルラーゼは低分子量に分解し、対象のセル ラーゼ酵素の失活をもたらす。 本発明に係る組成物の第一のセルラーゼ成分は、高レベルの洗剤プロテアーゼ を有するヘビーデューティー洗剤組成物の中性pHにおいて、驚くべきことかつ予 期に反し性能活性の高い安定性を示す。このセルラーゼ成分の性能安定性は、通 常のボリックアシッド (bo ric acid) を基材とした可逆性プロテアーゼ阻害剤を有する重質液体組成物中の プロテアーゼによって分解を受けにくいことであることが見出された。 中性pHのヘビーデューティー液体組成物は、本発明の主な利益を失うことなく 、界面活性剤組成物、プロテアーゼのレベルおよびプロテアーゼ可逆性阻害剤に より広く変化することができる。前述した第一および第二のセルラーゼ成分を含 んでなる本発明に係る洗剤組成物の典型的例は、本出願の実施例において記載さ れる。 本発明の別の目的は、土壌粒子除去可能な第一セルラーゼ成分および色彩澄明 化可能な第二セルラーゼ成分を含んでなる洗剤添加剤を提供することにありここ においてセルラーゼ成分の少なくとも一つは単一成分である。 更に、本発明の別の目的は、本発明の洗剤組成物を利用することを含んでなる 洗浄機における布帛の処理方法を提供することである。 図 面 本発明を、更に図面によって説明する。 第1図は、グリコシダーゼ保持の機構を示し、そして 第2図は、グリコシダーゼの反転の機構を示す。 発明の詳細な記載 本明細書および請求の範囲において、語句「セルラーゼ成分」は、セルロース を加水分解する酵素を示す。セルラーゼ成分は、与えられた微生物によって生産 されるセラーゼ系、例えば通常例えばセロビオヒドロラーゼ、エキソ−セロビオ ヒドロラーゼ、エンドグルカナーゼ、β−グルコシダーゼとして同定される酵素 を含む幾つか の異なるセルラーゼ酵素成分を大部分を含んでなるセルラーゼ系において生じる 成分であってよい。 択一的に、セルラーゼ成分は単一成分であってよく、すなわち与えられた微生 物によって生産されるセルラーゼ系において通常生じる他のセルラーゼ成分が実 質的存在しない成分であり、単一成分は組換え体成分であり、すなわち単一成分 をコードするDNA 配列をコードし次いで引き続きDNA 配列で細胞を形質転換し次 いで縮主中で発現させることによって生産された組換え体成分であり、例えば国 際公開WO91/17243およびWO91/17244(これらはその番号を引用して本明細書に加 えられる)を参照のこと。宿主は、好ましくは非相同の宿主であるが、しかし宿 主は一定条件下相同の宿主であってもよい。 本発明で用いられるような、語句「セルラーゼタンパク質の重量」は、セルラ ーゼ構成を構成するタンパク質の重量を意味する。 本発明で用いられるような、語句「色彩澄明化」は、衣料品および/又は布帛 の表面から毛羽および毛玉を除去することにより多数洗浄サイクルを通しての最 初の色の保存を言う。 本発明で用いられるような、語句「土壌粒子除去」は、土壌の粒子又は繊維表 面上で拡がった微小繊維によって補促された他の不溶性物質の粒子によって汚染 されたセルロース含有布帛又は衣料品、例えば綿の増加せしめられた洗浄を言う 。 本発明で用いられているような、語句「保持型活性」は、(第一の)セルラー ゼ成分によって触媒された加水分解の立体化学過程を意味することを意図され、 ここにおいて機構(保持グリコシドの)が第1図に示される、注 Chem. Rev., 9 0, 1171-1202真 (1990) (シノット、M. L. : Catalytic mechanism of enzymati c glycosyl transfer) 。保持型活性を有するセルラーゼの活性部位を残す分解 生成物並びに基質の双方は、β−配置にある、注 Eur. J. Biochem. 217, 947-9 53頁 (1993) 。 本発明で用いられるような、語句「反転型活性」は、セルラーゼ成分によって 触媒される加水分解の立体化学の過程を意味することを意図し、ここにおいて機 構(反転グルコシダーゼの)は、第2図に示される、注 Chem. Rev., 90, 1171- 1202頁 (1990) (シナット、M. L. : Catalytic mechanism of enzymatic glycos yl transfer) およびEur. J. Biochem. 217, 947-953頁 (1993) 。 グリコシド結合の加水分解の立体化学は、酵素活性部位の構造およびトポロジ ーによって確実に書き取られそして単一置換又は二重置換触媒構造の結果として 通常解釈される。次のように信じられている;すなわち与えられたセルラーゼ群 における全ての酵素、注 Gene (Amst.), 81, 83-95頁 (1989) および Biochem. J., 293, 781-788頁 (1993) 、はそれらのアミノ酸保持が極めて低いときでさえ 類似の折りたたみを有し、そして従って与えられたセルラーゼ群の構成員は全て 、同じ一般的折りたたみおよびトポロジーを有する (J. Biochem, 217, 947-953 頁 (1993))。 更に、以下の内容が企図されている;すなわち第一のセルラーゼ成分はエキソ 様式の作用を有し、この語句「エキソ様式の作用」は、セロビオース単位を除去 することにより非還元鎖端からセルロースの分解の開始を意味することを意図す る。 また、次のように意図される;すなわち第二のセルラーゼ成分は、エンド様式 の作用を有してもよく、この「エンド様式の作用」はセルロース繊維中の低結晶 度の無定形領域を加水分解することを意味するものと意図される。 本発明で用いられるような、語句「ドメイン」は特定の仕事を行うことのでき るアミノ酸配列を示すことが意図される。例えば、語 句「炭水化物結合ドメイン」又は「セルロース結合ドメイン」(「CBD 」)は、 酵素を炭水化物の基質、特にセルロースに結合せしめることのできるアミノ酸配 列を示すことが意図され、そして語句「触媒活性ドメイン」 (「CAD 」) は、触 媒開裂を行うことができそして1個又はそれ以上の活性部位を有するアミノ酸配 列を示すことが意図される。CBD は非触媒ドメインの例である。CAD's およびCB D's は、結合領域によって連結されるか又は結合され得る。注、Trends Biotech nol., 5, 255-261頁 (1987) およびMicrobiol. Rev., 55, 303-315 (1991) 。 本発明で用いられているような、語句「コア酵素」は単一ドメイン、すなわち 触媒活性ドメイン、から本質的に成る酵素を示すことを意図し、コア酵素は「尾 (tail) 」を有しない。 本発明で用いられるような、語句「染色された微結晶セルロースに対する活性 」は、アルカリpH、温度、時間、撹拌および洗剤濃度に関する洗浄条件に擬装し た条件下、加水分解から生じる標識生成物の遊離を測定することにより分光学的 に測定される光吸収/螢光生成化合物、例えば反応性染料で共有的に標識された 微結晶セルロースに対する加水分分解活性を言及する。分析は「方法」のもとで 以下に記載される。 従って、染色された微結晶セルロースに対する触媒活性を示すセルロース成分 は、擬装洗浄条件下均質された微結晶セルロースから標識された可溶性生成物を 放出することにおいて活性でなければならない。 本発明で用いられるような、語句「短いセロロリゴサッカリドに対する活性」 は、2個のグルコース単位および追加の脱離基、例えばグルコース単位又は均質 グルコース単位、又はクロモゲンの/螢光生成の基、又は他の基を含有するセロ オリゴサッカリドに対する 活性を言及し、グリコシド結合の分解をもたらしそしてアルカリ条件、温度、期 間、撹拌そして洗剤濃度に関した擬似洗たく条件のもと加水分解下でのクロモゲ ン又は螢光生成標識化合物放出又は還元末端回復として測定される。分析は下記 の「方法」のもとで記載される。 従って、短いセロオリゴサッカリドに対する触媒活性を示すセルロース化合物 は、洗浄条件下短いセロオリゴサッカリドの加水分解において活性でなければな らず、セロオリゴサッカリドは2個のグルコース単位および追加の脱離基、例え ばグルコース単位、又は均質グルコース単位又はクロモゲンの/螢光生成基又は 他の基を含有する。 本明細書において、語句「免疫活性」は生成されるタンパク質が天然セルロー ス−又はヘミセルロース−分解酵素に対して生じる抗体に対して反応性であるこ とを示すことを意図している。 本明細書において、語句「同族体」はDNA によってコードされるポリペプチド を示すことを意図し、このDNA は一定の特定の条件下(例えば5×SSC 中プレソ ーキング次いで20%ホルムアミド、5×Denhard't's 溶液、50mMのリン酸ナトリ ウムの溶液中、pH6.8 で40℃以下で1時間プレハイブリダイジング次いで 100μ MATPを加えた同じ溶液中、40℃以下で18時間ハイブリッド形成)、対象のアミノ 酸配列を有するセルラーゼ成分をコードするDNA と同じプローブにハイブリッド している。語句は、天然配列中の1又はそれ以上の部位で1又はそれ以上のアミ ノ酸残基の天然配列置換のC末端又はN末端のいずれか又は双方に、1又はそれ 以上のアミノ酸残基の付加し、天然アミノ酸配列のいずれか又は双方の端部で又 は天然配列内の1又はそれ以上の部位で1又はそれ以上のアミノ酸残基の欠失、 又は天然配列中の1又はそれ以上の部位で1又はそれ以上のアミノ 酸残基の挿入によって得られる対象の配列の誘導体を含むことを意図する。次の ように理解されるべきである;すなわちどんな誘導体でも前記と同じプローブに ハイブリダイズしそしてこれは本発明の範囲内のセルラーゼ酵素誘導体は、対象 のアミノ酸配列と同じ有利な活性および効果を全て有することを示す。また、置 換又は付加又は欠失又は挿入は、対象配列のアミノ酸の比較的制限された数に好 ましく関係し、すなわち少量の付加、置換、欠失又は挿入であり、何故なら多く の付加、置換、欠失又は挿入は前記のハイブリッド形成要求を満たさないセルラ ーゼ成分(ポリペプチド)を生起するであろう。 本発明は、保持型活性を有しそして土壌粒子除去を有する第一のセルラーゼ成 分と触媒ドメインに結合した少なくとも1個の非触媒ドメインを含んでなる多重 ドメインを有しそして色彩澄明化の能力がある第二のセルラーゼ成分を含んでな る洗剤組成物に関し、ここにおいて少なくとも1つのセルラーゼ成分は単一(組 換え体)成分である。 セルラーゼ成分は、適当な技術を使用することにより対象の微生物から得るこ とができる。例えば、セルラーゼ調製品は、微生物を発酵し次いで公知方法によ り発酵ブロス又は微生物からセルラーゼ含有調製品を単離することにより得るこ とができるが、しかしより好ましくは公知の方法で組換えDNA 工学により得るこ ともできる。そのような方法は、対象のセルラーゼ成分をコードするDNA を有し そして発現し得る組換えDNA ベクターで形質転換された細胞を、酵素の発現を許 容する条件下培地中で培養し次いで培地から酵素を回収することを通常含んでな る。 セルラーゼをコードするDNA 配列のクローニング 親セルラーゼをコードするDNA 配列が、当業者に周知の種々の方 法により対象のセルラーゼを生産する任意の細胞又は微生物から単離できる。最 初に、ゲノムDNA および/又はcDNAライブラリーは、研究されるべきセルラーゼ を生産する生物体から染色体DNA 又はメッセンジャーDNA を用いて構築されるべ きである。次いで、もしもセルラーゼのアミノ酸配列が公知である場合、相同の 、標識したオリゴヌクレオチドプローブが合成できそして細菌DNA のゲノムライ ブラリー由来の又は真菌cDNAライブラリー由来のセルラーゼをコードするクロー ンを同定するために用いられる。択一的に、細胞又は真菌の他の菌株由来のセル ラーゼに相同の配列を含有する標識オリゴヌクレオチドプローブは、ハイブリッ ド形成およびより低い厳重さの洗浄条件を用い、セルラーゼをコードするクロー ンを同定するためプローブとして使用できる。 セルラーゼ生産クローンを同定するための別の方法は、ゲノムDNA を発現ベク ター、例えばプラスミドにゲノムDNA の発配を挿入し、得られたゲノムDNA ライ ブラリーでセルラーゼ−ネガチブ細菌を形質転換し、次いでセルラーゼのための 基質を含有する寒天上に形質転換された細菌をプレートする。セルラーゼ−含有 プラスミドを含むこれらの細胞は、分泌されるセルラーゼによる基質の消化によ り、澄明な寒天の輪状によって囲まれたコロニーを生産するであろう。 択一的に、酵素をコードするDNA 配列は、確立された標準法、例えばS. L. ビ ーカーゲおよびM. H. カルターS, Tetrahedron Letters 22, 1981, 1859-1869頁 に記載されたホスホアミジテ法、又はマーターズ等、The EMBO J. 3, 1984, 801 -805頁によって記載された方法により合成的に調製できる。ホスホアミジテ法に よれば、オリゴヌクレオチドが、例えば自動DNA 合成機で合成され、精製され、 アニールされ、結合されそして適当なベクター中でクロー化される 。 最後に、合成、ゲノム又はcDNA起源の断片(適当なものとして)(この断片は 全DNA 配列の種々の部分に対応する)を標準法に従い結合させることによって得 られるDNA 配列は、ゲノムおよび合成混合物、合成およびcDNA混合物又はゲノム およびcDNAを起源混合物から作成され得る。DNA 配列は又、例えば米国特許 4,6 83,202又はR.K. サイエ等、Science 239, 487-491頁に記載される如く、特異的 プライマーを用いポリメラーゼ鎖反応 (PCR)により製造できる。 セルラーゼ変異体の発現 本発明によれば、前記方法又は当業者に公知の択一的方法により生産される突 然変異のセルラーゼをコードする配列は、プロモーター、オペレーター、リボソ ーム結合部位、翻訳開始シグナル、および所望によりレプレッサー遺伝子又は種 々の活性化遣伝子をコードする調節配列を典型的に含む発現ベクターを用い、酵 素形で発現できる。発現タンパク質の分泌を可能とするため、「シグナル配列」 をコードするヌクレオチドがセルラーゼをコードする配列の前に挿入され得る。 コントロール配列の方向のもとで発現に対し、本発明に従って処理されるべき標 的遣伝子は、適当な読み枠内でコントロール配列に操作的に結合される。プラス ミドベクターに挿入できそして突然変異体セルラーゼ遣伝子の転写を支持できる プロモーター配列には、制限されないが原核β−ラクタマーゼプロモーター (ビ ラカマロフ等、1978, Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. 75 : 3727-3731) およ びtac プロモーター (デボエル等、1983, Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. 80 : 21-25) が含まれる。更に、Scientific American, 1980, 242 : 74-94中の「 Useful proteins from recombinant bacteria」中に参照文が見出される。 一つの態様によれば、B.ズブチリス (subtilis) は、突然変異 されたDNA を有する発現ベクターにより形質転換される。もしも発現が、B.ズ ブチリスの如き分泌微生物内で生起する場合、シグナル配列は翻訳シグナルに続 きそして対象のDNA 配列に先行し得る。シグナル配列は、発現生産物を細胞壁に 輸送しここでそれは分泌により生産物から開裂される。定義される如き語句「コ ントロール配列」は、存在する場合シグナル配列を含むことを意図される。 本発明のセルラーゼ変異体の今日的好ましい方法において、線状真菌が宿主生 物体として用いられる。線状真菌宿主生物体は、好都合には組換えタンパク質を 生産するための宿主としてこれまで用いられてきているもの、例えばアスペルギ ルス (Aspergillus) sp.例えばA.ニガー (niger)A.ニドランス (nidulans ) 又はA.オリゼ (oryzae) の菌株であってよい。組換えタンパク質の生産にお けるA.オリゼの使用は、例えばヨーロッパ特許238023に広範囲に記載されてい る。 アスペルギルスにおけるセルラーゼ変異体の発現に対し、セルラーゼ変異体を コードするDNA 配列は、プロモーターによって先行される。プロモーターはアス ペルギルスにおいて強い転写活性を示すどんなDNA 配列であってよくそして細胞 外又は細胞内タンパク質例えばアミラーゼ、グルコアミラーゼ、プロテアーゼ、 リパーゼ、セルラーゼ又は解糖酵素をコードする遣伝子から由来してもよい。 A.オリゼTAKAアミラーゼ、リゾムコールマイヘイ (Rhizomucor miehei)アス パラギン酸プロテインナーゼ、A.ニガー中性α−アミラーゼ、A.ニガー酸安 定性α−アミラーゼ、A.ニガーグルコアミラーゼ、リゾムコールマイヘイリパ ーゼ、A.オリゼアルカリプロテアーゼ又はA.オリゼトリオースホスフェート イソメラーゼをコードする遺伝する由来するプロモーターである。 特に、宿主生物体がA.オリゼである場合、本発明方法で使用す るための好ましいプロモーターは、A.オリゼTAKAアミラーゼプロモーターであ り、何故ならそれはA.オリゼにおいて強い転写活性を示すからである。TAKAア ミラーゼブロモーターの配列は、ヨーロッパ特許238023から明らかである。 停止およびポリアデニル化配列は、プロモーターと同じ起源から好ましく由来 され得る。 真菌宿主細胞を形質転換するために用いられる技術は、ヨーロッパ特許238023 に好ましく記載され得る。 宿主細胞由来のセルラーゼ変異体の分泌を確保するため、セルラーゼ変異体を コードするDNA 配列はシグナル配列によって先行され、このシグナル配列は天然 産生シグナル配列又はその機能的部分又は細胞からタンパク質の分泌を与える合 成配列であってよい。特に、シグナル配列はアスペルギルスsp. アミラーゼをコ ードする遣伝子、リゾルコールマイヘイリパーゼ又はプロテアーゼをコードする 遣伝子、又はフミコラセルラーゼ、キシラナーゼ又はリパーゼをコードする遺伝 子から由来できる。シグナル配列は、A.オリゼTAKAアミラーゼ、A.ニガー中 性α−アミラーゼ、A.ニガー酸安定性α−アミラーゼ又はA.ニガーグルコア ミラーゼをコードする遣伝子から好ましく由来される。 形質転換される宿主細胞を培養するために用いられる培地は、アスペルギルス 細胞を増殖させるために適したどんな通常の培地であってもよい。形式転換体は 、通常安定でありそして選択圧の非存在下培養できる。しかし、もしも形質転換 体が不安定であることが見出されると、細胞内に導入される選択マーカーは選択 のために使用できる。 宿主細胞から分泌される成熟セルラーゼタンパク質は、遠心分離又は濾過によ り培地から細胞を分離し、次いで塩例えば硫酸アンモ ニウムにより培地のタンパク質成分を沈殿させ、次いでクロマトグラフィー法例 えばイオン交換クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー等を含 む周知の手順により培地から好都合に回収され得る。 単一組換え成分でない本発明の洗剤組成物によって構成される成分は、セルラ ーゼ系の一部として与えられた微生物により生産される如き通常の技術によって 生産される成分であってよい。 本発明の好ましい態様において、非相同の宿主においてクローニングされそし て発現されることによって生産される単一成分は、組成物のセルラーゼタンパク 質の総重量基準で、少なくとも5%、好ましくは少なくとも10%、特に少なくと も20%の量で洗剤組成物中に存在する。 第一および第二の成分の双方は、それぞれ、すなわち、単一成分をコードする DNA 配列のクローニング次いでDNA 配列で細胞形質転換次いで非相同又は相同で あってよい宿主内での発現による細胞形質転換により生産される組換え(単一) 成分であってよい。しかし、第一および第二成分はまたクローン化されそして同 じ非相同又は相同宿主内で発現され得る。 本発明の好ましい態様において、第一および第二セルラーゼ成分は、好ましく は約30:1〜約1:30、より好ましくは約10:1〜約1:10、特に約2:1〜1 :2の範囲内のセルラーゼタンパク質の重量比で洗剤組成物中に存在する。 従って、本発明で権利要求される洗剤組成物は、1lの洗液当たり、0.001−1 00mgの生成洗液中の濃度に相当する濃度で、第一および第二のセルラーゼ成分を それぞれ含んでなる。 好ましくは、第一および第二のセルラーゼ成分はそれぞれ、真菌又は細菌セル ラーゼ成分であり、すなわち真菌又は細菌起源である 。 次の内容が企図される;すなわち第一および第二のセルラーゼ成分は、それぞ れ、セルロース分解酵素を生産し得ることが知られている微生物、例えばフミコ ラ (Humicola) 、バシラス (Bacillus) 、トリコデルマ (Trichoderma)、フサリ アム (Fusarium) 、マイセリオファトラ (Myceliophthora) 、ファネロカエテ ( Phanerochaete)、シゾフィラム (Shizophyllum) 、ペニシリウム (Penicillium) アスペルギルス (Aspergillus)およびゲオトリカム (Geotricum)の種から誘導さ れるか又は単離されそして精製され得る。誘導された成分は、相同又は非相同成 分のいずれかであってよい。好ましくは、成分は相同である。しかし、所望の性 質又は複数の性質を有する高度精製セルラーゼ成分に対して生ぜしめられた抗体 と免疫反応性でありかつ非相同成分が特異的微生物である非相同成分もまた好ま しい。 好ましくは、第一のセルラーゼは低分子量の炭水化物基質に対する触媒活性、 特に少なくとも0.001s-1のkcatに相当するpH8.5 でのセロトリオースに対する 触媒活性を示す。 第一のセルロース成分は、色彩澄明化を与えるには不十分か又は不可能である かもしれず、従って染色された微結晶セルロースに低する低い触媒活性を示す。 本発明の好ましい態様において、第一のセルラーゼ成分はコア (core) 酵素で あり、すなわち尾 (tail) を有しないセルラーゼであるか又は単一ドメインタン パク質である。 本発明の洗剤組成物において好都合な第一のセルラーゼ成分は、セロビオヒド ロラーゼ成分であってよく、そしてこの成分はフミコラ インソレンス、DSM180 0 から由来する高度精製の約70kDのセロビロヒドロラーゼ (EC3. 2. 1. 91) に対して生じる抗体と免疫 反応性であるか、又は該成分はセルラーゼ活性を示す約70kDのセロビオヒドロラ ーゼの同族体又は誘導体である。好ましいセロビオヒドロラーゼ成分は、添付の 配列番号:1に示されるNucleic Acid Research, vol. 18 (1990), 668頁 (De O liviera, Alzevedo, M. and Radford, A.)に開示されたアミノ酸配列であるか、 又は該セロビオヒドロラーゼの好ましい変異体は該配列と少なくとも60%、好ま しくは少なくとも70%、より好ましくは75%、より好ましくは少なくとも80%、 より好ましくは85%、特に少なくとも90%相同であるアミノ酸配列を有する。以 下の例1において、セロビオヒドロラーゼ成分がCBH 1として言及されている。 もう一つの好ましいセロビオヒドロラーゼは、添付の配列番号:1の(部分) アミノ酸配列番号1−449 に相当する449 個のアミノ酸から成るアミノ酸を有す るコア酵素(「コアCBH 1」)である。 択一的に、第一のセルラーゼ成分はフミコラ インソレンス、DSM1800 から由 来する高精製の約50kDエンドグルカナーゼに対して生した抗体と免疫反応性であ るか、又はセルラーゼ活性を示す約50kDのエンドグルカナーゼの同族体又は誘導 体であるエンドグルカナーゼ成分である。好ましいエンドグルカナーゼ成分は、 PCT 請求項No. WO91/17244、図14A−Fに開示されるアミノ酸配列(これは添付 の配列番号:2に示される)、又は該エンドグルカナーゼの好ましい変異体は、 該配列と少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%、より好ましくは75%、よ り好ましくは少なくとも80%、より好ましくは85%、特に少なくとも90%の相同 であるアミノ酸配列を有する。以下の例1において、エンドグルカナーゼ成分は EG1として言及される。 択一的に、第一のセルラーゼ成分は高精製の約50kD(見掛け分子量)に対して 生じた抗体と免疫反応性であるエンドグルカナーゼで あってよく、アミノ酸組成物はフサリアムオキシスポラム、DSM2672 から由来す る(2nグリコシル化部位)エンドグルカナーゼを有する45kDに対応するか、又 はこれはセルラーゼ活性を示す約50kDのエンドグルカナーゼの同族体又は誘導体 である。好ましいエンドグルカナーゼ成分は、PCT 特許出願No. WO91/17244、図 13に開示されるアミノ酸配列(これは、添付の配列番号:3に示される)を有す るか、又は該エンドグルカナーゼの好ましい変異体は、該配列と少なくとも60% 、好ましくは少なくとも70%、より好ましくは75%、より好ましくは少なくとも 80%、より好ましくは85%、特に少なくとも90%の相同であるアミノ酸配列を有 する。以下の例1において、エンドグルカナーゼ成分はEG I-Fとして言及される 。 EG I-Fセルラーゼ成分は、添付の配列番号:3のアミノ酸配列に相当するDNA 配列を含有するプラスミドで形質転換後そして通常のTakaプロモーターおよびAM G ターミネーターを用い、アスペルギルスオリゼ (Aspergillus Oryzae) により 生産できる。 EG I-Fは、カチオンクロマトグラフィー法を用い同質に精製できそしてpIが9 超を有する。計算されたpIは、Adv. Protein Chem. 17, 69-165 頁 (1962) (C. Tanford) からPHKa値を用いアミノ酸組成に基づいて9である。分子吸光係数は 58180に計算される。 更に、もう一つの好ましいセルラーゼ成分は、ヨーロッパ特許公開271004に開 示された全てのセルラーゼであってよく、セルラーゼは 500以上の非分解指数 ( NDI)を有しそして7以上の最適pHを有する好アルカリセルラーゼあるか又はその 8以上のpHでのその相対活性は、カルボキシメチルセルロース (CMC)を基質とし て用いたとき最適条件下活性の50%又はそれ以上であり;セルラーゼは好ましく は、アルカリセルラーゼK(バシラス (Bacillus) sp. KSM-635, FERM BP 1485 より生産);アルカリセルラーゼK−534(バシラスsp . KSM-534, FERM Bp 1508 より生産);アルカリセルラーゼK−539(バシラスsp . KSM-539, FERM BP 1509 より生産);アルカリセルラーゼK−577(バシラスsp . KSM-577, FERM BP 1510 により生産);アルカリセルラーゼK−521(バシラス sp. KSM-521, FERM BP 1507 により生産);アルカリセルラーゼK−580(バシラ スsp. KSM-580, FERM BP 1511により生産);アルカリセルラーゼK−588(バシ ラスsp. KSM-588,FERM BP 1513 により生産);アルカリセルラーゼK−597(バ シラスsp. KSM-597, FERM BP 1514により生産) ;アルカリセルラーゼK−522( バシラスsp. KSM-522, FERM BP 1512 により生産);CMカーゼI、CMカーゼII( 双方ともバシラスsp. KSM-635, FERM BP 1485 により生産);アルカリセルラー ゼEーIIおよびアルカリセルラーゼE−III(双方ともバシラスsp. KSM-522, FE RM BP 1512 により生産)から選ばれる。 好ましくは、色彩澄明化が可能である第二のセルラーゼ成分は、多重ドメイン 、すなわち1又はそれ以上の非触媒ドメインに結合した1又はそれ以上の触媒ド メイン、例えばセルロース結合ドメインを有する、何故なら色彩澄明化に関する 活性は、例えばセルロース結合ドメインの存在により高められるからである。 第二のセルラーゼ成分は、保持型活性又は反転型活性を有していてもよい。 好ましくは、第二のセルラーゼ成分は、セロドキストリン(1以上)、より好 ましくは比較的長鎖のセロドキストリン(1以上)、特に減少せしめられた長鎖 デキストリン(1以上)に対し高い触媒活性を示す。 本発明の好ましい態様において、第二のセルラーゼ成分は、染色された微結晶 セルロースに対する高い触媒活性、特に10-4IUよりもより高い、1mgのセルラー ゼタンパク質当たりレッドアビセル (Re d Avicel) に対する触媒活性を示す。 本発明の洗剤組成物中の色彩澄明化成分として有用な(第二の)セルラーゼ成 分は、低分子量の炭水化物基質に対し通常本質的に触媒活性を示さない。好まし くは第二のセルラーゼ成分は、低分子量の炭水化物基質に対する触媒活性、特に 0.01s-1未満のkcatに相当するpH8.5 で、セロトリオースに対し触媒活性をし ;より好ましくは第二のセルラーゼ成分は、セロトリオースに対し本質的に触媒 活性を示さない、すなわち成分はセロトリオースを加水分解できないが、しかし β−1,4−グルコース単位の高オリゴマーを加水分解できる。 レッド アビセル (Red Avicel) に対する触媒活性は、以下の「方法」のもと で記載したように測定される。 本発明の洗剤組成物中の第二のセルラーゼ成分の存在の主目的は、成分の色彩 澄明化能力にあるけれども、第二の成分はまたしばしば土壌粒子除去も可能であ る。 本発明の洗剤組成物中で有用な好都合の第二のセルラーゼ成分は、エンドグル カナーゼ成分でありこれはフミコラ インソレンス、DSM1800 から由来の高精製 の約43kDのエンドグルカナーゼに対して生じる抗体と免疫反応性であるか、又は これはセルラーゼ活性を示す約43kDのエンドグルカナーゼの同族体又は誘導体で ある。好ましいエンドグルカナーゼ成分はPCT 特許出願No. WO91/17243、配列# 2に示されるアミノ酸配列であり、このアミノ酸配列は添付配列番号:4に示さ れるか、又は該エンドグルカナーゼの好ましい変異体は、該配列と少なくとも60 %、好ましくは少なくとも70%、より好ましくは75%、より好ましくは少なくと も80%、より好ましくは85%、特に少なくとも90%相同であるアミノ酸配列を有 する。以下の例1においてエンドグルカナーゼ成分はEG Vとして言及される。 別の好ましいエンドグルカナーゼ成分は、PCT 特許出願No. WO93/11249、配列 #11に開示された部分DNA 配列によってコードされるアミノ酸を含んでなり、こ れは添付配列番号:5において示されるか、又は該エンドグルカナーゼの変異体 は、該配列と少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%、より好ましくは75% 、より好ましくは少なくとも80%、より好ましくは85%、特に少なくとも90%相 同であるアミノ酸配列を有する。以下の例1においてエンドグルカナーゼ成分は EG VIとして言及される。 別の好ましいエンドグルカナーゼ成分は、PCT 特許出願No. WO93/11249、配列 #9に開示された部分DNA 配列によってコードされるアミノ酸を含んでなり、こ れはその番号を引用して本明細書に加入される。以下の例1において、エンドグ ルカナーゼ成分はEG IIとして言及される。 更に別の好ましいエンドグルカナーゼ成分は、PCT 特許出願No. WO93/11249、 配列#7に開示された部分DNA 配列によってコードされるアミノ酸を含んでなり 、これはその番号を引用して本明細書に加入される。以下の例1において、エン ドグルカナーゼ成分はEG IIIとして言及される。 択一的に、第二のセルラーゼ成分は、エンドグルカナーゼ成分でありこれはバ シラスラウタス (Bacillus lautus)、NCIMB40250から由来の高精製の約60kDのエ ンドグルカナーゼに対して生じる抗体と免疫反応性であるか、又はこれはセルラ ーゼ活性を示す約60kDのエンドグルカナーゼの同族体又は誘導体である。好まし いエンドグルカナーゼ成分は、PCT 特許出願No. WO91/17243、配列#7に示され るアミノ酸配列であり、このアミノ酸配列は添付配列番号:6に示されるか、又 は該エンドグルカナーゼの好ましい変異体は、該配列と少なくとも60%、好まし くは少なくとも70%、より好ましくは75 %、より好ましくは少なくとも80%、より好ましくは85%、特に少なくとも90% 相同であるアミノ酸配列を有する。以下の例1において約60kDのエンドグルカナ ーゼ成分はEG Cとして言及される。 特異的面において、本発明は洗剤組成物を提供する。酵素は1又はそれ以上の 酵素を含有する別個の添加剤を添加することにより、又は全てのこれらの酵素を 含んでなる組み合わせた添加剤を添加することにより洗剤組成物中に含ましめる ことができる。本発明の洗剤組成物、すなわち別個の添加剤又は組み合わされた 添加剤は、例えば粒質物、液体、スラリー等として配合できる。好ましい洗剤添 加剤調製品は粒質物、特に無粉塵性粒質物、液体、特に安定化液体、スラリー又 は保護された酵素である。 無粉塵性粒質物は、例えば米国特許 4,106,991および米国特許 4,661,452に記 載されるように製造でき、そして所望により当業者に公知の方法でコートされ得 る。 液体酵素調製品は、例えばポリオール例えばプロピレングリコール、糖又は糖 アルコール、乳酸、ホウ酸又はホウ酸誘導体例えば芳香族ホウ酸エステルを添加 することにより安定化でき、そして調製品は確立された方法により製剤化できる 。他の酵素安定化剤は業界公知である。保護された酵素は、ヨーロッパ特許2382 16に開示される方法に従って製造できる。 洗剤組成物 本発明の洗剤組成物は、如何なる好都合の形態で、例えば粉末又は液体として 配合できる。本発明の洗剤組成物は、業界公知の他の洗剤用成分、例えばビルダ ー、漂白剤、漂白活性化剤、抗土壌再付着剤、香料等実施例に示す如く含有でき る。 追加的に洗剤組成物は、界面活性剤を含んでなり、これはアニオン、非イオン 、両性、カチオン又は双性イオンタイプ並びにこれら のタイプの混合物であってよい。 これらの界面活性剤の典型的リストは、1972年5月23日ノリスに付与された米 国特許 3,664,961に示される。 アニオン界面活性剤の混合物は、特に本発明で適当であり、例えば重量比5: 1〜1:2、好ましくは3:1〜2:3、より好ましくは3:1〜1:1のスル ホナートおよびスルファート界面活性剤の混合物である。好ましいスルホナート には、アルキル基中に9〜15個、特に11〜13個の炭素原子を有するアルキルベン ゼンスルホナート、および脂肪族がC12−C18脂肪源、好ましくはC16−C18脂 肪源に由来するα−スルホナート化メチル脂肪酸エステルが含まれる。各々の場 合、カチオンはアルカリ金属、好ましくはナトリウムである。好ましいスルファ ート界面活性剤は、アルキル基中に12〜18個の炭素原子を有するアルキルスルフ ァートであり、所望によりアルキル基中に10〜20個、好ましくは10〜16個の炭素 原子および1〜6の平均エトキシル化度を有するエトキシスルファートとの混合 物中存在し得る。本発明で好ましいアルキルスルファートの例は、獣脂アルキル スルファート、ココナッツアルキルスルファート、およびC14-15アルキルスル ファートである。各場合のカチオンは、再たびアルカリ金属カチオン、好ましく はナトリウムである。また、スルホナートおよび/又はエトキシスルファートの 混合物が、本発明で用いるのに好ましい。 本発明で有用な非イオン界面活性剤の1つのクラスは、8〜17、好ましくは9. 5〜13.5の範囲内に平均疎水性−親油性バランス (HLB)を有する界面活性剤を与 えるため、疎水性部分を有する酸化エチレンの縮合物である。疎水性(親油性) 部分は、性質として脂肪族又は芳香族であってよくそして特に疎水性基を縮合す るポリオキシエチレン基の長さは、容易に調節でき親水性および疎水性要素間の 所望程度のバランスを有する水溶性化合物を生成する。 このタイプの特に好ましい非イオン界面活性剤は、1モルのアルコール当たり 3〜8モルの酸化エチレンを有するC9−C15第一アルコールエトキシラート、 特に1モルのアルコール当たり6〜8モルの酸化エチレンを有するC14−C15第 一アルコールそして1モルのアルコール当たり3〜5モルの酸化エチレンを有す るC12−C14第一アルコールである。 他のクラスの非イオン界面活性剤は、次式: RO(Cn2nO)tx (式中、Zはグルコース由来の部分であり;Rは12〜18個の炭素原子を有する飽 和疎水アルキル基であり;xは1.3〜4である) で表わされるアルキルポリグルコシド化合物であり、該化合物は10%未満の未 反応脂肪酸および50%未満の短鎖アルキルポリグルコシドを含む。このタイプの 化合物および洗剤中でのそれらの使用は、ヨーロッパ特許0070077,0075996およ び0094118に開示されている。 また、非イオン界面活性として、次式: (式中、R1はヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピ ル又はそれらの混合物であり、R2はC5-31ヒドロカルビルであり、そしてZは 鎖に直接結合した少なくとも3個のヒドロキシルを有する直鎖ヒドロカルビル鎖 を有するポリヒドロキシヒドロカルビルである) で表わされるポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤又はそのアルコキシル化 誘導体である。好ましくは、R1はメチルであり、R2 は直鎖C11-5アルキル又はアルケニル鎖例えばココナッツアルキル又はその混 合物であり、そしてZは反応性アミノ化反応において還元糖例えばグルコース、 フルクトース、マルトース、ラクトースから誘導される。 更に別のクラスの界面活性剤は、半極性界面活性剤例えば酸化アミンである。 適当な酸化アミンは、モノC8−C20、好ましくはC10−C14N−アルキル又 はアルケニルアミン酸化物およびプロピレン−1,3−ジアミン酸化物であり、 ここにおいて残りのN位置は、メチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピ ル基によって置換される。 別なクラスの界面活性剤は、両性界面活性剤、例えばポリアミンベスの種であ る。 カチオン界面活性剤も又本発明において洗剤組成物中に使用できそして適当な 四級アンモニウム界面活性剤は、モノC8−C16、好ましくはC10−C14 N− アルキル又はアルケニルアンモニウム界面活性剤から選ばれ、ここにおいて残り のN位置はメチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピル基によって置換さ れる。 界面活性剤タイプの混合物は、好ましく、より特にアニオン−非イオンおよび 又アニオン−非イオン−カチオン混合物が好ましい。特に好ましい混合物は、英 国特許2040987およびヨーロッパ公開特許0087914に記載されている。洗剤組成物 は、1−70重量%の界面活性剤を含有できるが、しかし通常界面活性剤は1−30 重量%、より好ましくは10−25重量%の量で本発明の組成物において存在する。 ビルダー ビルダー物質は、本発明において5%〜80%の組成物で典型的に 存在するであろう。本発明における組成物は、ホスホナート−含有ビルダーが存 在しないか又は実質的に存在せず(本発明で実質的に存在しないとは総洗剤ビル ダー系の1%未満を構成するものと定義される)、そして本発明においてビルダ ー系は水溶性ビルダー、水不溶性ビルダー又はそれらの混合物から成る。 水不溶性ビルダーは、無機イオン交換物質、普通には無機水和アルミノシリケ ート物質、より特に水和合成ゼオライト例えば水和ゼオライトA,X,B,MAP 又はHSであってよい。 好ましいアルミノシリケートイオン交換物質は、単位胞式: Mz〔(AlO2)z (SiO2)y〕xH2O (式中、Mはカルシウム交換カチオンであり、zおよびyは少なくとも6であり ;yに対するzのモル比は1.5〜0.5でありそしてxは少なくとも5、好ましくは 7.5〜276、より好ましくは10〜264である) を有する。アルミノシリケート物質は、水和形でありそして好ましくは10%〜 28%、より好ましくは18%〜22%の水を含有する結晶である。 前記アルミノシリケートイオン交換物質は、更に0.1〜10μm、好ましくは0.2 〜μmの粒度直径によって特徴づけられる。本発明における「粒度直径」は、通 常の分析技術例えば走査電子顕微鏡を用いる顕微鏡測定により測定されるような 与えられたイオン交換物質の平均粒径直径を表わす。アルミノシリケートイオン 交換物質は、それらのカチオンイオン交換能力によって更に特徴づけられ、これ は無水基準で計算して、1gのアルミノシリケート当たり少なくとも200mg当量 のCaCO3水硬度でありそしてこれは一般に300mg当量/g〜352mg当量/gの範囲 内にある。本発明におけるアルミノシリケートイオン交換物質は、英国特許1,42 9,143で詳しく述べら れているそれらのカルシウムイオン交換速度によって更に特徴づけられる。 本発明の実施において有用なアルミノシリケートイオン交換物質は、商業的に 入手できそして天然産生物質であってよいが、しかし好ましくは合成的に誘導さ れる。アルミノシリケートイオン交換物質を製造する方法は、米国特許3,985,66 9において議論されている。本発明で有用な好ましい合成結晶性アルミノシリケ ートイオン交換物質は、ゼオライトA、ゼオライトB、ゼオライトX、ゼオライ トMAP、ゼオライトHSおよびそれらの混合物の名称のもとで入手可能である。特 に好ましい態様において、結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、ゼオラ イトAでありそして次式: Na12〔(AlO2)12 (SiO2)12〕xH2O (式中、xは20〜30、特に27である) を有する。式Na86〔(AlO2)86 (SiO)106〕−10.276H2Oのゼオライトxも又、式 Na6〔(AlO2)6 (SiO2)6〕7.5H2OのゼオライトHS同様に好ましい。 他の適当な水不溶性の無機ビルター物質は、加層シリケート、例えばSK−6( ヘキスト)である。SKS-6は、ナトリウムシリケート(Na2Si2O5)から成る結晶 性加層シリケートである。高Ca++/Mg++結合能力は、主にカチオン交換機構であ る。熱水中で、物質はより可溶性となる。 1個のカルボキシ基を含有する適当なカルボキシラートには、ベルギー特許83 1,368,821,369および821,370に開示されているように乳化酸、グリコール酸お よびそのエーテル誘導体が含まれる。2個のカルボキシ基を有するポリカルボキ シラートには、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオキシ)ジ酢酸、マレイン酸 、マロン酸、(エチレンジオキシ)ジ酢酸、マレイン酸ジグリコール酸、酒石酸 、タルトロン酸およびマフル酸の水溶性塩、並びにドイツ公開公報2,446,686、 および2,446,687および米国特許3,935,257に記載される如エーテルカルボキシレ ートおよびベルギー特許840,623に記載されるスルフィニルカルボキシレートが 含まれる。3個のカルボキシ基を含有するポリカルボキシラートには、特に、水 溶性シトラート、アコニトラートおよびシトラコラナート並びにスクシナート誘 導体例えばベルギー特許1379241に記載されたカルボキシメチレオキシスクシネ ート、オランダ出願7205873中で記載されたラクトキシスクシナートおよびオキ シポリカルボキシラート物質例えば英国特許1,387,447で記載される2−オキサ −1,1,3−プロパントリカルボキシラートが含まれる。 4個のカルボキシ基を含有するポリカルボキシラートには、英国特許1,261,82 9に開示されたオキシジスクシナート、1,1,2,2−エタンテトラカルボキ シラート、1,1,3,3−プロパンテトラカルボキシラートおよび1,1,2 ,3−プロパンテトラカルボキシラートが含まれる。スルホ置換基を有するポリ カルボキシラートには、英国特許1,398,421および1,398,421および1,398,422に 開示されたスルホスクシナートおよび英国特許1,081,179に記載されるスルホナ ート化熱分解シトラートが含まれ、一方、ホスホン置換基を有するポリカルボキ シラートは、英国特許1,439,000に開示されている。 アクリル酸および複素環式ポリカルボキシラートには、シクロペンタン−シス 、シス、シス−テトラカルボキシラート、シクロペンタジエンペエンタカルボキ シラート、2,3,4,5−テトラヒドロフラン−シス、シス、シス−テトラカ ルボキシラート、2,5−テトラヒドロフラン−シス−ジカルボキシラート、2 ,2,5,5−テトラヒドロフラン−テトラカルボキシラート、1,2,3,4 ,5,6−ヘキサン−ヘキサカルボキシラートおよびソルビトル、マニトールお よびキシリトールの如き多ヒドロキシ含有アルコルのカルボキシメチル誘導体が 含まれる。芳香族ポリカルボキシラートにはメリト酸、ピロメリト酸および英国 特許1,425,343に開示されたフタル酸誘導体が含まれる。 上記の内、好ましいポリカルボキシラートは、1分子当たり3個までのカルボ キシ基を含有するヒドロカルボキシラート、より特にシトラートである。 本発明において使用するための好ましいビルダー系には、水溶性アルミノシリ ケートビルダー例えばゼオライトA、および水溶性カルボキシラートキレート化 剤例えばクエン酸の混合物を含む。 本発明の目的のためのビルダー系の一部を形成できる他のビルダー物質には、 無機物質例えばアルカリ金属カーボナート、ビカーボナート、シリケートおよび 有機物質例えば有機ホスホナート、アミノアルキレンホスホナートおよびアミノ ポリカルボキシラートが含まれる。 他の水溶性有機塩は、ホモ−又はコ−ポリマー酸又はそれらの塩であり、ここ においてポリカルボン酸は2個以下の炭素原子により互いに分離された少なくと も2個のカルボキシル基を含んでなる。 このタイプのポリマーは、英国特許公開1,596,756に開示されている。そのよ うな塩の例は、分子量2000−5000のポリアクリレートおよび無水マレイン酸とそ れらのコポリマーであり、そのようなコポリマーは分子量20,000〜70,000、特に 約40,000を有する。 任意成分 本発明は、通常洗剤組成物の一部を形成する任意の成分を典型的に含むであろ う。抗再着および土壌懸濁剤、螢光増白剤、漂白剤、漂白活性化剤、土壌抑制剤 、凝結防止剤、染料および顔料は、その ような任意成分の例でありそして所望のように種々の量で添加できる。 本発明において適当な抗再付着および土壌懸濁剤には、セルロース誘導体例え ばメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセル ロース、およびホモ−又はコ−ポリマーポリカルボン酸およびビルダーとして前 述の無水マレイン酸−アクリル酸コポリマー、並びに無水マレイン酸とエチレン のコポリマー、メチルビニルエーテル又はメタクリル酸、コポリマーの少なくと も20モル%を構成する無水マレイン酸に含まれる。これらの物質は、通常組成物 の0.5〜10重量%、より好ましくは0.75〜8重量、最も好ましくは1〜6重量% のレベルで用いられる。 好ましい螢光増白剤は、性質においてアニオンであり、その例はジナトリウム 4,4′−ビス−(2−ジエタノールアミノ−4−アニリノ−s−トリアジン− 6−イルアミノ)スチルベン−2:21ジスルホネート、ジナトリウム4,−41 −ビス−(2−モルホリノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノス チルベン−2:21−ジスルホナート、ジナトリウム4,41−ビス−(2,4− ジアニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2:21−ジスル ホナート、モノナトリウム41,411−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリ アジン−6−イルアミノ)スチルベン−2−スルホナート、ジナトリウム4,41 −ビス−(2−アニリノ−4−(N−メチル−N−2−ヒドロキシエチルアミ ノ)−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2,21−ジスルホナー ト、ジナトリウム4,41−ビス−(4−フェニル−2,1,3−トリアゾール −2−イル)−スチルベン−2,21ジスルホナート、ジナトリウム4,41ビス (2−アニリノ−4−(1−メチル−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリ アジン−6−イルア ミノ)スチルベン−2,21ジスルホナートナトリウム2(スチルビル−411− (ナフト−11,21:4,5)−1,2,3−トリアーゾール−211−スルホナ ートおよびジナトリウム−4.4′−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニルで ある。 あらゆる粒状の無機パーハイドレート漂白剤が、組成物の3〜40重量%、より 好ましくは8〜25重量%そして最も好ましくは12〜20重量%の量で使用できる。 そのような漂白剤の好ましい例は、ナトリウムパーボラートモノヒドラートおよ びテトラヒドラート、パーカーボナートおよびそれらの混合物である。パーカー ボナート粒子は、例えば洗剤の他の顆粒成成分と乾燥混合される。 本発明において組成物は、1〜40重量%、好ましくは3〜30重量%、最も好ま しくは5〜25重量%のアルカリ金属パーカーボナート漂白剤を;250〜900μm、 好ましくは500〜700μmの平均寸法を有する粒子の形で含有する。 本発明の組成物が洗たく活性である場合、パーカーボネートのレベルは、典型 的には20〜80重量%の範囲内である。 アルカリ金属パーカーボナート漂白剤は、通常ナトリウム塩の形である。ナト リウムパーカーボナートは、2Na2CO33H2O2に相当する式を有する付加化合物で ある。貯蔵安定性を高めるため、パーカーボナート漂白剤は、アルカリ金属スル ファートおよびカーボナートの更に混合塩でコートできる。コーティングプロセ スと共にそのようなコーティングは、1977年3月9日にインテロックスに付与さ れた英国特許1,466,799に記載されている。パーカーボネートに対する混合塩コ ーティング物質の重量割合は、1:2000〜1:4、より好ましくは1:99〜1: 9そして最も好ましくは1:49〜1:19の範囲内にある。好ましくは、混合塩は 硫酸ナトリウムおよび炭酸ナトリウムから成り、そしてこれは一般式Na2SO4.n .Na2CO3(式 中、nは0.1〜3であり、好ましくはnは0.3〜1.0でありそして最も好ましくは nは0.2〜0.5である)を有する。 他の適当なコーティング物質は、1.6:1〜2.8:1のS1O2:Na20比から成るナ トリシウムシリケートおよびマグネシウムシリ・ケートである。 商業的に入手可能なコートされたパーカーボナート漂白剤は、重金属イオン封 鎖剤、例えばEDTA、1−ヒドロキシエチリデン1,1−ジホスホン酸(HEDP)又 はアミノホスホナートの低レベルを含有でき、これは製造工程中で挿入される。 前記の本発明において記載されているような挿入のための好ましい重金属イオン 封鎖剤には、有機ホスホナートおよびアミノアルキレンボリ(アルキレンホスホ ナート)例えばアルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホナート、ニトリロト リメチレンホスホナート、エチレンジアミンテトラメチレンホスホナートおよび ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナートが含まれる。 特に洗たく物洗剤組成物を製造する場合、パーカーボネート含有洗剤粉末は、 好ましくは650g/l超の嵩密度を有する。 もう一つの好ましい、別個に混合された成分は普通に漂白活性化剤として言及 されている、ペルオキシカルボン酸ブリーチ前駆体であり、これは小球状にした か又は集塊した形で好ましく加えられる。このタイプの適当な化合物の例は、英 国特許1586769および2143231に開示されておりそして小球状形へのそれらの形成 方法は、ヨーロッパ公開特許出願0062523に記載されている。そのような化合物 の好ましい例は、テトラアセチルエチレンジアミンおよび3,5,5−トリメチ ルヘキサノイルベンゼンスルホナートである。 漂白活性化剤は、通常組成物の0.5〜10重量%、よりしばしば1〜8重量%そ して好ましくは2〜6重量%のレベルで用いられる。 他の任意の成分は、シリコーンにより例示されるあわ抑制剤、およびシリカ− シリコーン混合物である。シリコーンは、一般にアルキル化ポリシロキサン物質 によって代表され、一方シリカは、シリカエーロゲルおよびキセロゲル並びに種 々のタイプの疎水性シリカによって例示される微粉砕形で通常用いられる。これ らの物質は粒状物として配合でき、ここにおいてあわ抑制剤は、水溶性又は水分 散性の実質的に非−表面−活性洗剤不透過性担体中に好都合に放出的に配合され る。択一的に、あわ抑制剤は液体担体中で溶解又は分散されそして1以上の他の 成分上にスプレーすることにより適用される。 前述の如く、有用なシリコーンあわ制御剤は、以前に述べたタイプのアルキル 化シロキサンと固体シリカの混合物を含んでなる。そのような混合物は、シリコ ーンを固体表面にはりつけることによって製造される。好ましいシリコーンあわ 制御剤は、約1:1〜約1:2のシラネート化(Silanated)シリカに対するシリ コーンの重量比で、約500〜約200,000の範囲内の分子量を有するジメチルシリコ ーン液体と密に混合される、10μm〜20μmの粒度および50m2/g超の比積面 積を有する疎水性シラネート化(最も好ましくはトリメチル−シラネート化)シ リカによって代表される。 好ましいあわ制御剤は、バートロタ等の米国特許3,933,672に開示されている 。他の特に有用なあわ抑制剤は、1972年4月28日に公開されたドイツ特許出願DT OS 2,646,126に記載された自己−乳化シリコーンあわ抑制剤である。そのような 化合物の例は、ダウコーニング社から商業的に入手可能なDC-544であり、これは シロキサン/グリコールコポリマーである。 前記あわ抑制剤は、組成物の0.001〜2重量%、好ましくは0.01〜1重量%の レベルで通常用いられる。あわ改質剤は、別個の粒質 物として好ましく作成されそしてこれは他のあわ調節物質例えばC20−C40脂肪 酸、微結晶ワックスおよび酸化エチレンおよびプロピレンオキシドの高分子量コ ポリマーをその中に配合せしめることができ、これはさもなければマトリックス の分散性に悪影響を与えるであろう。そのようなあわ改質粒状物を形成する技術 は、前記バルトロタ等の米国特許3,933,672に開示される。 他の有用なポリマー物質は、ポリエチレングリコール、特に分子量1000−1000 0、より特に2000−8000そして最も好ましくは約4000の該ポリエチレングリコー ルである。約0.20〜5重量%、より好ましくは0.25〜2.5重量%のレベルで用い られる。これらのポリマーは、前記のホモ−又はコ−ポリマーポリカルボキシラ ート塩は、白色維持、布帛灰色沈積および遷移金属不純物の存在下、粘土、タン パク質および酸化性土壌に対する洗浄能力を改善するために価値がある。 本発明の組成物中で有用な土壌放出剤は、好都合には、種々の配列にあるテレ フタル酸とエチレングリコールおよび/又はプロピレングリコール単位のコポリ マー又はターポリマーである。そのようなポリマーの例は、通常に譲渡された米 国特許4116885および4711730およびヨーロッパ公開特許出願0272033に開示され ている。ヨーロッパ特許公開072033に従った特定の好ましいポリマーは、次式: (CH3(PEG)43)0.75(POH)0.25[T-PO)2.8(T-PEG)0.4]T(PO-H)0.25 ((PEG)43CH3)0.75 (式中、PEGは− (OC2H4)O−であり、POは (OC3H6O) でありそしてTは (pcOC6 H4CO)である)を有する。 ジメチルテレフタレート、ジメチルスルホイソフタレート、エチレングリコー ルおよび1−2プロパンジオールとしての改質ポリエ ステルは又非常に有用であり、末端基は第一にスルホベンゾアートおよび第二に はエチレングリコールおよび/又はプロパンジオールのモノエステルから成る。 目的は、スルホゾンゾアート基により両末端でキャップされたポリマーを得るこ とであり、この文脈において「第一に」、ここにおける該コポリマーの大部分は 、スルホベンゾアート基により末端がキャブされるであろう。しかし、幾つかの コポリマーは十分にキャプされてはいないであろうしそして従ってそれらの末端 基は、エチレングリコールおよび/又はプロパン1−2ジオールのモノエステル から成り、「第二に」それらの種から成ってもよい。 本発明において選択されたポリエステルは、約46重量%のジメチルテレフタル 酸、約16重量%のプロパン1,2−ジオール、約10重量%のエチレングリコール 、約13重量%のジメチルスルホ安息香酸および約15重量%のスルハイソフタル酸 、を含みそして約3000の分子量を有する。 ポリエステルおよびその製造方法は、ヨーロッパ特許公開311342に記載されて いる。 幾つかのポリマー物質、例えば典型的には分子量5000−20000、好ましくは100 00−15000のポリビニルピロリドンは又、洗浄過程中布帛間で不安定な染料の移 行を防止するのに有用な薬剤を形成する。特に、好ましい洗剤成分は、色彩保護 利益のタイプを与える技術との組合せである。このような技術の例は、同時係属 ヨーロッパ特許出願92.202.168.6(以下に簡単に開示)に開示されるようなポリ アミド−N−オキシド含有ポリマーである。 これらのポリマーは次の構造式I: (式中、Pは重合可能単位であり、それに対しN−O基は結合できるか又はここ においてN−O基は重合可能単位の一部であるか又は双方の組合せを形成し; xはO又は1であり; Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、複素環式又は脂環式基又はこれら の任意の組合せであり、それに対しN−O基の窒素は結合できるか又はここにお いてN−O基の窒素はこれらの基の一部である) を有する単位である。 N−O基は次の一般構造: (両式中、R1,R2およびR3は脂肪族基、芳香族、複素環式又は脂環式基又は これらの組合せであり、x又は/およびy又は/およびzは0又は1でありそし てここにおいてN−O基の窒素は結合できるか又はここにおいてN−O基の窒素 はこれらの基の一部を形 成する) によって表わすことができる。 N--O基は、重合可能単位(P)の一部であることができるか又はポリマー主 鎖は双方の組合せに結合できる。 N−O基が重合可能単位の一部を形成ずる適当なポリアミンN−オキシドは、 ポリアミンN−オキシドを含んでなり、ここにおいてRは脂肪族、芳香族、脂環 式又は複素環式基から選ばれる。該ポリアミンN−オキシドの1つの種類は、ポ リアミンN−オキシドの群を含んでなり、ここにおいてN−O基の窒素はR基の 一部を形成する。好ましいポリアミンN−オキシドは、Rが複素環式群例えばピ リジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジン、キノリン、アクリ ジンおよびそれらの誘導体であるポリアミンN−オキシドである。該ポリアミン N−オキシドの別の種類は、N−O基の窒素がR基に結合しているポリアミンN −オキシドの群を含んでなる。 他の適当なポリアミンN−オキシドは、ポリアミンオキシドであり、それに対 しN−O基が重合可能単位に結合している。これらのポリアミンN−オキシドの 好ましい種類は、一般式Iを有するポリアミンN−オキシドであり、式中、Rは 芳香族、複素環式又は脂環式基でありここにおいてN−O官能基の窒素は該R基 の一部である。 これらの種類の例は、ポリアミンオキシドであり、ここにおいてRは複素環式 化合物、例えばピリジン、ピロール、イミダゾールおよびそれらの誘導体である 。 ポリアミンN−オキシドの別の好ましい種類は一般式Iを有するポリアミンオ キシドであり、式中Rは芳香族、複素環式又は脂環式基でありここにおいてN− O官能基の窒素は該R基に結合している 。 これらの種類の例は、ポリアミンオキシドでありここにおいてR基は芳香族例 えばフェニルであってよい。 いかなるポリマー主鎖も、形成されるアミンオキシドが水溶性でありかつ染料 移行阻止性を有する限り用いることができる。適当なポリマー主鎖の例は、ポリ ビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミ ド、ポリアクリレートおよびそれらの混合物である。 本発明のアミンN−オキシドポリマーは、典型的には、10:1〜1:1000000 のアミンN−オキシドに対するアミンの割合を有する。しかし、ポリマー含有ポ リアミンN−オキシド中に存在するアミンオキシド基の量は、適当な共重合によ り又は適当な程度のN−酸化により変化し得る。好ましくは、アミンN−オキシ ドに対するアミンの割合は、2:3〜1:100000である。より好ましくは、1: 4〜1:1000000;最も好ましくは1:7〜1:1000000である。ポリマーは、ラ ンダム又はブロックコポリマーを含み、ここで1つのモノマータイプはアミンN −オキシドでありそして他のモノマータイプは、アミンx−オキシドであるか又 はそうでない。ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド単位は、10未満のpKa 、好ましくは7未満のpKa、より好ましくは6未満のpKaを有する。 ポリアミンN−オキシド含有ポリマーは、大抵の場合任意の程度の重合で得ら れうる。重合度は、もしも物質が乾燥の水溶性および染料懸濁力を有する場合、 重要でない。 典型的には、ポリアミンN−オキシド含有ポリマーの平均分子量は、500〜100 0,000、好ましくは1,000〜50,000、より好ましくは2,000〜30,000、最も好まし くは3,000〜20,000の範囲内にある。 ポリアミンN−オキシド含有ポリマーは、典型的には洗剤組成物 の0.001〜10重量%、より好ましくは0.01〜2重量%、最も好ましくは0.05〜1 重量%で存在する。 他の色彩−留意技術は、ペルオキシダーゼの使用に基づくことができる。 布帛柔軟剤は又、本発明に従って洗剤組成物中に配合できる。 これらの試剤は、無機又は有機のタイプであってよい。無機柔軟剤は、ドイツ 特許公開1,400,898に開示されたスメクメイト粘土によって例示される。有機布 帛柔軟剤には、ドイツ公開特許1514276およびヨーロッバ特許0011340に開示され る如く水不溶性第三アミンが含まれそしてモノC12−C14四級アンモニウム塩と のそれらの組合わせは、ヨーロッパ特許0026527およびヨーロッパ特許0026528に 開示されそしてジ−長鎖アミドがヨーロッパ特許0242919に開示される。布帛柔 軟系の他の有用な有機成分には、ヨーロッパ特許公開0299575および0313146に開 示される如く高分子量のポリエチレンオキシド物質が含まれる。 これらの物質は通常組成物の噴霧乾燥部分に添加され、しかしある場合それら を乾燥混合粒状物としてそれらを添加するか、又は組成物の他の固体成分上に溶 融液体としてそれらをスプレーすることはより好都合であろう。 本発明の洗剤組成物により含まれる特定セルラーゼ成分以外の酵素は、プロテ アーゼ、リパーゼ、エステラーゼ、ペルオキシダーゼ、オキシダーゼ、アミラー ゼ、および他の種類のセルラーゼ等の如く、組成物中に存在できる。 製造プロセス 本発明に係る組成物は、乾燥混合、噴霧乾燥、凝集および造粒およびこれらの 技術の任意の組合わせを含む多様の方法を経由して製造できる。 好ましい製造プロセス 本発明の組成物を製造する好ましい方法には、噴霧乾燥、高速ミキサー中の凝 集および乾燥混合の組合せを含む。 比較的不溶性のアニオン界面活性剤を含有する第一の粒状成分は、噴霧乾燥さ れそして噴霧乾燥製品の一部は転換されそして残余と再配合する前に低レベルの 非イオン界面活性剤噴霧に委ねられる。第二の粒状成分は、連続高速ブレンダー 例えばロジゲ (Lodige) KMミキサー中、中和剤として炭酸ナトリウムを用いアニ オン界面活性剤の乾燥中和によって製造される。他の乾燥混合成分例えばカルボ キシラートキレート化剤、無機過酸素漂白剤、漂白活剤化、土壌懸濁剤、シリケ ートおよび酵素と共に第一および第二の成分は、次いでコンベヤーベルトに供給 されそこからそれらは水平に回転するドラに移送されそしてそのドラムの中で香 料およびシリコーンあわ抑制剤が製品上に噴霧される。高度に好ましい組成物に おいて、更にドラム混合工程が用いられ、ここでは低(約2%)レベルの微枠細 結晶性アルミノシリケートが、導入され密度を増加させそして粒状流れ特性を改 善する。 本発明の洗剤組成物は、粒状形でありそしてそれらの密度によって特徴づけら れ、これは通常の洗剤組成物の密度よりもより高い、本発明の組成物の密度は、 20℃で測定した場合、550〜950g/l、好ましくは組成物の1l当たり650〜850 gである。 本発明の組成物の「圧粉体 (compact)」は、無機充てん剤塩の量により、組成 物の見地から最高に反映され;無機充てん剤塩は粉末形で洗剤組成物の通常の成 分である。通常の洗剤組成物において、充てん剤塩は実質的量で、典型的には全 組成物の17−35重量%の量で存在する。 本発明の組成物において、充てん剤塩は全組成物の15%を超えな い量、好ましくは組成物の10重量%を超えない量、最も好ましくは5重量%を超 えない量で存在する。 本発明の組成中の無機充てん剤塩、例えばミート (meant)は、スルファートお よび塩化物のアルカリおよびアルカリ土類金属塩から選ばれる。 好ましい充てん剤塩は硫酸ナトリウムである。 洗浄方法 本発明の圧粉体洗剤組成物は、本発明の組成物を相当に少ない量で、洗浄機の 主洗浄サイクルで用いた場合、通常の洗剤組成物よりも同種の有効性を達成でき る能力を有する。 従って、本発明の他の態様において、洗浄機中で布帛の洗浄方法が提供され、 ここにおいて本発明に係る洗剤組成物の15〜170gの量が主洗浄サイクルで用い られる。 典型的には、ヨーロッパ式条件下で、推償される用量は、予備洗浄の必要性な しで、主洗浄サイクルに対し80〜140gの洗剤組成物である。 本発明の洗剤組成物は、好ましくはドラムに直接送られそして機械の外側ケー シングを介して間接的に送られない。これはバッグ又は容器中の組成物を入れる ことによって最も容易に達成でき、そのバッグ又は容器から組成物は撹拌、温度 上昇又はドラム中の洗液中の浸入に応答して洗浄サイクルの開始時に放出できる 。そのような容器は、洗浄されるべき布帛と共に、ドラム内に装入されるであろ う。択一的に、洗浄機はそれ自身、例えばアクセスドア内の分配集成装置により 、組成物をドラムに直接添加できるように適合され得る。 バッグ又は容器内に納められた洗剤組成物を含んでなる製品は、通常次のよう に設計される;すなわち容器の保全性は乾燥のとき容 器から外に出ることを防ぐため、乾燥状態で維持されるが、しかし洗浄環境に暴 露し、通常水性溶流中浸漬した場合、容器の内容物の放出のために適合せられる 。 通常、容器は軟質であり、例えばバッグ又は小袋であろう。バッグはヨーロッ パ特許公開0018678に開示されるように、内容物を保持するため水不透過性保護 物質でゴートされた繊維状構造物から造られることができる。択一的に、それは 、ヨーロッパ特許公開0011500,0011501,0011502、および0011968に開示されて いるように水性媒質中で破壊されることが企図されている端シール又はクロージ ャーを備えた水不溶性合成ポリマー物質から形成されることができる。水破砕性 クロージャーの好都合の形態は、ポリエチレン又はポリプロピレンの如き水不透 過性ポリマーフィルムから造られた小袋の水可溶接着剤を配置してそして封止一 端から成る。 バッグ又は容器製品形態の変形において、積層されたシート製品が使用でき、 ここにおいて中央の軟質シートが組成物で含浸されおよび/又はコートされ次い で1又はそれ以上の外側層が適用され布帛様審美効果をもたらす。複数の層が共 に封止され使用中添着を保つか又はコートされもしくは含浸された物質の放出を 促進するため水と接触して分離するかもしれない。 択一的ラミネート形は、エンボスされ又は変形された1つの層を含んでなり一 連の小袋様容器を与えそしてその各々に洗剤組成物が釈量された量でデポジット され、第二の層は第一の層に重なりそして二つの層が接触している小袋用容器間 のこれらの領域においてそこにシールされている。成分は粒状、ペースト又は溶 融形でデボジュットできそしてラミネート層は、水にそれら添加する前に小袋様 容器の内容物が外に出ることを防止すべきである。複数の層は、分離でき又は水 と接触すると共に添合されて留まることもでき、唯一 必要なことは構造物が小袋様容器の内容物を溶液中に急速に放出することを許容 すべきである。支持体の単位面積当たり小袋様容器の数は、選択的事項であるが 、通常は1m2当たり500〜25,000であろう。 本発明のこの点において、軟質のラミネート層に対して使用できる適用な物質 は、とりわけ、スポンジ、紙および織布および不織布を含む。 しかし、本発明に係る洗浄方法を行う好ましい方法には、液体は透過するが固 体組成物は不透過である壁を有する再使用可能な分散装置の使用を含む。 この種の装置は、ヨーロッパ特許公開043069および0344070に開示されている 。後者の出願は、オレフィスを画成する支持リングから延びるバッグの形状の軟 質シートを含んでなり、オレフィスは洗浄サイクル中の1つの洗浄サイクルに対 しバッグに十分な製品を認めるように適合される。洗浄媒質の部分は、オレフィ スを通ってバッグに流れ、製品を溶解しそして溶液はオレフィスを通って外に向 って洗浄媒質を通過する。支持リングは、マスキング装置を備え、湿った、未溶 解製品が外へ出ることを防ぎ、この装置は輪止めをかけられた輪の配置で中央の ボスから延びる半径方向に延びた壁、又は壁がらせん形を有する同様の構造を含 んでなる。 方 法 標識された微結晶セルロースに対する活性の測定 レッドアビセル基質の調製 レッドアビセル基質を次の如く調製した: アビセル (Avicel)(登録商標) は、旭化成(株)(日本)により製造される微結 晶セルロース製品である。162gのアゼセル(登録商標)は、アビセルのセルロ ースポリマー鎖を形成する1モルのグル コース単位に相当する。 反応性染料として、染料プロシオン (Procion) (登録商標) RedH-E3Bが用いら れ、これはインペリアルケミカルカルインダストリー(株)(ICI、イギリス) より製造される。 反応性染料は、製造者によって提供される綿に関する使用のための指示に従っ て、アゼセル(登録商標)に共結結合した。 蒸留水に溶解した10g/lのプロシオン(登録商標)Red H-E3Bの溶液を、調 製しそして20℃で一夜撹拌した。溶液を5000rpmで20分間遠心分離し次いで沈殿 物を除去した。 10gのアゼセル(登録商標)を、250mlのコニカルビーカー内に装入した。50m lの染料溶液を添加し次いで混合物を室温で1時間振とうした。混合物をゆっく り50℃に30分間加熱し、次いで熱水に懸濁させたNa2SO4(500g/l無水Na2SO4) の1mlを添加した。 混合物をゆっくり90℃に約45分聞加熱した。この加熱期間中、熱水中のNa2SO4 (500g/l無水Na2SO4) の3mlを、約15分後に混合物に添加し、次いで熱水中の Na2SO4(500g/l無水Na2SO4) の6mlを、追加的に約30分後に加えた。 混合物を85℃で20分間放置した。次いで、3×1mlのアルカリ溶液(100g/ l Na2SO4,4g/l NaOH)を5分間間隔で加えた。生成混合物を85℃で1時 間振とうし次いで一夜放冷した。 混合物を4000rpmで25℃で15分間遠心分離した。上澄みを除去し次いで60mlの 水を沈殿物に加えた。混合物を磁気撹拌器上で30分間撹拌し、次いで15分間遠心 分離した。上澄みがもはや着色しなくなるまでこの手順をくり返し、次いで生成 沈殿物を凍結乾燥し乾燥染色基質、レッドアビセルを得た。 測定方法 レッドアビセルに対する触媒活性 0.1Mトリス−HCl 緩衝液 (pH7.5)に懸濁させた前記調製の40g/lのレッド アビセル(162gの乾燥アビセル(登録商標)当たり5gの染料に相当する)含有 の基質懸濁液を製造した。 測定されるべき酵素サンプルを同緩衝液に溶解した。 0.5mlの基質懸濁液および0.5mlの酵素溶液を混合し次いで40℃で温度設定され た微生物学的振とう器内にとりつけた。2時間後、混合物を4000gで4℃で遠心 分離することにより反応を停止させた。上澄みを狭い1cmキュベットに移し次い で吸光度を536nmの波長で測定した。 計算および得られた定義 前記のように製造されたレッドアビセルの合計染料吸着を、85%リン酸に溶解 した染色された基質の溶液の536nmの波長で吸光度を測定することにより推定し た。補正は、リン酸および緩衝液中でそれぞれ測定された吸光度の差異に対して なされた。 この補正は、85%リン酸およびトリス−HCl 緩衝液中、(未結合)赤色染料の 536nmで監視された吸光度の比較から測定された: 基質から放出される着色生成物の濃度は、染色プロセスが酵素的加水分解に対 するサセプタンスのプロフィルに沿って均一に進行したものとの仮定のもと、基 質(レッドアゼセル)中の1モルのグルコース単位当たりの全染料着色、すなわ ち162gの乾燥アビセル( 登録商標)当たり5gの赤色染料から計算できる。 測定された光学密度 (O.D.) 引く対応ブランクを、酵素濃度(mg酵素タンパク 質/ml)に対してプロットした。ブランクを超えて0.2 O.D.までの曲線の初期 範囲を、計算のために用いた。 従って、レッドアビセル、すなわちプロシオン(登録商標)Red H-E3Bで染色 されたアゼセル(登録商標)に対する酵素活性の1 IUは、1lの合計容積中0. 046 O.D.のレッドアゼセルに相当するグルコース単位として着色生成物の1mm ole/分を可溶化することのできる酵素の量として定義される。 セルラーゼ活性 (S-CEVU) の測定 セルラーゼ酵素は、CMCを加水分解し、これによりインキュベーション混合物 の粘度が増加する。 S-CEVUにより測定されるセルラーゼ活性の測定は、分析方法AF302/2-GB(これ は要求により出願人から入手できる)に従って行なわれた。 S-CEVU分析は、カルボキシメチルセルロース (CMC)の溶液粘度を減少させるサ ンプルの能力を測定することにより、サンプル中に存在する触媒活性の量を定量 する。分析は、CMC基質の粘度を減少させるための相対的酵素標準を用い40℃,p H7.5で行なわれる。 セロトリオースのセルラーゼ活性 kcat(s-1)により、セロトトリオースに対するセルラーゼ活性を組合せた 分析により測定した: セロトリオース →グルコース+セロビオース (触媒:セルラーゼ) グルコース+O2+H2O →グルコナート+H2O2 (触媒:グルコースオキシダーゼ) H2O2+ABTSR →ABTSOX(触媒:ペルオキシダーゼ) これは418nmで分光光度的に追跡した(418nmでABTSOXの最大吸光度)。方 法 GOD-Period Test Kit(ベーリンガマインハイムから入手可能art.124 036)を 用いた。試験キット中の緩衝液−酵素溶液を、500mlのミリQ水に溶解した。溶 液のpHを8.5に調節した (NaOH) 。 80mgのABTSR(ベーハシがマインカイムから入手可能、art.756407)を、10mg /mlのABTSRの総濃度に対応する10mlのGOD-Periodに溶解した。 水に溶解した5mmole(2.52mg/ml)のにセロトリオース(メルクから入手可 能、art.24741)の基質保存溶液を沈殿させた。1000μmole,500μmole,376μ mole,250μmole,100μmoleおよび60μmoleに対応する水中の希釈濃度を調製し た。 反応混合物を、1部の基質溶液と1部のGOD-Periodとを混合することによって 調製した。 1.0−3.0μmoleの濃度で測定されるべきセルラーゼ酵素の溶液を調製した。 50μlの酵素溶液と450μlの反応混合物を混合した。 測定を、40°に温度設定されたダイオードアーレー分光光度計、1cmキュベッ ト、418nmの波長で測定した。反応を、20秒間毎、合計で600秒間ABTSの酸化を測 定することにより追跡した。 計算: kcat (s-1)を用い、セロトリオースに対するセルラーゼ活性を、Cinewea ther-Burkプロットから計算した(1/v対1/〔s]のプロット):傾きおよ び交点は線状回帰分析により測定した。 セルラーゼ ε=66,310M-1cm-1 ABTSOX ε=0.0323μmole-1cm-1 次の実施例は、本発明を説明しそしてその理解を促進する。 例I セロトリオース並びに染色した微結晶セルロースに対する、それぞれのセルラ ーゼ活性(S-CEVUで測定)の測定を、前記の如く行った。 これらの測定を、酵素、すなわち測定される活性と共に次の表I中に揚げられ るセルラーゼ成分に対して行なわれた。CBH1,EG1およびEG I-Fは保持型活性 を有する (Eur.J.Biochem.217,947-953頁 (1993))。 結果は、次の内容を示している。すなわち、示されたCBH I,EG IおよびE G I-Fのセルラーゼ成分はセルラーゼ成分EG II,EG III,EG VおよびEG V コア,EG VIに比較してRed Avicelに対して極めて低い触媒活性を有し、そして それらの全ては536nmの波長で10-4より高い高い吸収性に相当する1mgのセルロ ースタンパク質当たりpH7.5でRed Avicelに対して触媒活性を示す。従って、セ ルラーゼ成分EG II,EG III,EG V,EG Vコア,EG VIおよびEG Cは、 セルロース含有布帛を洗洗するために用いられるとき色彩澄明化が可能でありそ して有効である。言及されたセルロース成分は、土壌粒子除去も可能であるが、 しかしそれらの土壌粒子除去能力は、温和な布帛損傷と組合わされ、これはセル ラーゼ成分CBH IおよびEG Iの土壌粒子除去能力とは対照している、下記参 照。 更に、以下の内容が示される;すなわち、セルラーゼ成分CBH I,EG Iお よびEG I-Fは、pH8.5でセロトリオースに対し触媒活性を示し、一方EG II,EG III,EG V EG Vコア、EG VIおよびEG Cはセロトリオース活性に対し て何ら活性を示さない。従って、セルラーゼ成分CBH,EG I-FおよびEG Iは、0 .001−100mgの用量範囲で用いるとき、布帛の損傷なくそして色澄明発化なしで 土壌粒子除去を行うことができる。 例II A.よごれ除去 試験手順 4個のカーボンブラックでよごれたスワッチ (5×7.5cm)を、撹拌のための10 個のステンレス鋼球と共に40℃でリニテスト(Linitest)中で洗浄した。洗剤濃 度は、0.7%であり、水道水を用いた。各リニテストポットを、400mlの洗剤溶液 で充てんした。洗浄サイクル時聞は60分であった。各サイクル後、スワッチをす すぎ、各ス ワッチを別個に水道水でそそいだ。次いで全てのスワッチを洗浄機内ですすいだ 。 対照洗剤は酵素を含まないヨーロッパ−タイプであり、染料移動阻害剤ポリマ ーおよびpH7までのクエン酸を含まない。 よごれ除去対未洗浄カーボンブラック染れスワッチを、2回洗浄サイクル後ス ペクトラフラッシュ(Spectraflasch)500を用い分光光学的反射率をより測定し た。よごれ除去の%は、未洗浄のスワッチと対比して反射率の%差として表わさ れた。測定結果を下記の表に示す。数値は、4種のカーボンブラックよごれのス ワッチの平均値である。 B.脱ピリング/色彩澄明化 試験手順 4個の青色下着スワッチ (古いパジャマ布帛、サイズ10×7.5cm)を、10個のス テンレス鋼球と共に40℃でリニテスト中で洗浄した。洗剤濃度は0.7%であり、 水道水を用いた。 洗浄サイクル時間は60分であった。各サイクル後、下着スワッチをすすいだが 、各スワッチは別個に水道水下ですすいだ。次いで全てのスワッチを洗浄機内に 共にすすいだ。 対照洗剤は、酵素を有しないヨーロッパ−タイプの洗剤組成物であり、そして 染料移行阻害剤ポリマーおよびpH7までのクエン酸を 含まない。 可視評価(*)対対照(酵素なし)は、5回洗浄後に行なわれた。測定結果を 下記の表に示す。数値は4回の下着のスワッチの平均値である。 0=同等に良好 1=わずかに良好 3=はるかに良好 4=優れている 例III〜例XIX 以下の組成物を作成したが、ここにおいて又はこれに対し第一および第二のセ ルラーゼ成分が、存在し得るか又は添加され得る。 a)圧縮粒状組成物:例IIIおよび例IV b)通常の粒状洗剤:例Vおよび例VI c)液体洗剤:例VIIおよび例VIII 本発明の液体洗剤組成物は、有効量の第一および第二のセルラーゼ成分、好ま しくは0.0001〜10%、より好ましくは0.001〜1%そして最も好ましくは0.001〜 0.1重量%のセルラーゼ酵素タンパク 質を組成物に含んでなる。 d)粒状洗剤組成物:例IX−XIII 本発明の粒状洗剤組成物は、有効量の第一および第二のセルラーゼ成分、好ま しくは0.001%〜10%、より好ましくは0.05〜5%そして最も好ましくは0.01重 量%〜1重量%の合計セルラーゼ酵素タンパク質を組成物中に含有する。 e)液体洗剤組成物:例XIV−XVII f)棒状布帛洗浄組成物 汚れた布帛を手洗いするのに適した石けんを、標準押出し加工により製造する 。石けんは、有効量の第一および第二セルラーゼ成分、好ましくは0.001%〜10 %、より好ましくは0.01重量%〜1重量%の組成物を含みそして以下の成分を含 んでなる: 例XVIII 成 分 重量% アルキルスルフェート 30 ホスフェート (ナトリウムトリポリホスフェートとして) 7 ナトリウムカーボネート 25 ナトリウムピロホスフェート 7 ココナッツモノエタノールアミド 2 ゼオライトA(0.1−10ミクロン) 5 カルボキシメチルセルロース 0.2 ポリアクリレート(分子量 1400) 0.2 (6−ノナアミドカプロイル) オキシベンゼンスルホナート 5 ナトリウムパーカーボネート 5 増白剤、香料 0.2 プロテアーゼ 0.3** リパーゼ(100 KNU) 0.3 CaSO4 1 MgSO4 1 水 4 充てん剤* 残り100%まで * CaCo3、タルク、粘土、シリケート等の如き通常の物質から選択できる。 ** 組成物1g当たり活性酵素の量を示す。 洗浄洗たく用石けんは、通常の石けんに加工され又は当業者に通常の如き装置 を用いて石けんに加工できる。 例XIV 圧縮粒状洗剤: w/w% アルキルスルフェート 8.0 アルキルエトキシスルフェート 2.0 C25およびC45アルコールの混合物 3回および7回エトキシル化 6.0 ポリヒドロキシ脂肪酸アミド 2.5 ゼオライト 17.0 加層ミリケート/シトラート 16.0 カーボネート 7.0 マレイン酸アクリル酸コポリマー 5.0 土壌放出ポリマー 0.4 CMC 0.4 ポリ(4−ビニルピリジン)−N−オキシド 0.1 PEG2000 0.2 プロテアーゼ(4 KNPU) 2.5 リパーゼ(100 KLU) 0.2 EG V(1000 S-CEVU) 0.2 EG I (1250 S-CEVU) 1.0 TAED 6.0 パーカーボネート 22.0 エチレンジアミンジコハク酸(EDDS) 0.3 あわ抑制剤 3.5 ジナトリウム−4,4′−ビス(2−モルホリノ −4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ) スチルベン−2,2′−ジスルホナート 0.25 ジナトリウム−4,4′−ビス (2−スルホスチリル)ビフェニル 0.05 水、香料(封入)および少量物質 100部まで
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年11月2日 【補正内容】 請求の範囲 1.保持型活性および少なくとも0.01s-1のkcatに相当するpH8.5でセロトリ オースに対する触媒活性を有するセロビオヒドロラーゼ又はエンドグルカナーゼ 成分でありそして土壌粒子除去できる第一のセルラーゼ成分;並びに 触媒活性ドメインに結合した少なくとも1個の非触媒ドメインを含んでなる多 重ドメインを有しそして色彩澄明化能力がある第二のセルラーゼ成分を含んでな る、洗剤組成物であって、セルラーゼ成分の少なくとも一つは単一(組換え体) 成分である、前記洗剤組成物。 2.単一(組換え体)成分が、組成物中のセルラーゼタンパク質の全重量%基 準で、少なくとも5%の量で存在する、請求の範囲第1項記載の洗剤組成物。 3.第一および第二の成分が、単一成分である請求の範囲第1又は2項記載の 洗剤組成物。 4.第一および第二のセルラーゼ成分の各々が、1lの洗浄溶液当たり、0.00 1−100mgのセルラーゼタンパク質の洗液中の濃度に相当する濃度で存在する、請 求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 5.第一セルラーゼ成分および第二セルラーゼ成分が、約30:1〜約1:30の 範囲内のセルラーゼタンパク質の重量比で存在する、請求の範囲第1項記載の洗 剤組成物。 6.第一セルラーゼ成分および第二セルラーゼ成分が、約10:1〜約1:10の 範囲内の重量比で存在する、請求の範囲第5項記載の洗剤組成物。 7.第一セルラーゼ成分および第二セルラーゼ成分が、約2:1 〜約1:2の範囲内のセルラーゼタンパク質の重量比で存在する、請求の範囲第 6項記載の洗剤組成物。 8.第一セルラーゼ成分および第二セルラーゼ成分のそれぞれが、菌類又は細 菌セルラーゼ成分である、請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の洗剤組 成物。 9.第一セルラーゼ成分および第二セルラーゼ成分のそれぞれが、フミコラ(H umicola)バシラス(Bacillus)トリコデルマ(Trichoderma)フサリウム(Fusa rium)マイセリオファトラ(Myceliophthora)ファネロカエテ(Phanerochaete)シゾフィラム(Shizophyllum)ペニシリウム(Penicillium)アスペルギルス(As pergillus) 又はゲオトリカム(Geotricum)の菌株から由来することのできるもの である、請求の範囲第8項記載の洗剤組成物。 10.第一セルラーゼ成分が、低分子量の炭水化物基質に対し触媒活性を示す、 請求の範囲第1〜9項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 11.第一セルラーゼ成分が、コア酵素又は単一ドメインタンパク質である、請 求の範囲第1〜12項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 12.第一セルラーゼ成分が、染色された微結晶セルロースに対し低い触媒活性 を示しそして色彩澄明化を与えるのに不十分であるか又は不可能である、請求の 範囲第1〜11項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 13.第一セルラーゼ成分が、フミコラ インソレンス(Humicola insolens)、D SM1800から由来した高精製の約70kDセロビオヒドロラーゼ(EC3.2.1.91) に対して生ぜしめられた抗体と免疫反応性であるか、又はセルラーゼ活性を示す 約70kDのセロビオヒドロラーゼの誘導体である、請求の範囲第1〜12項のいずれ か1項に記 載の洗剤組成物。 14.セロビオヒドロラーゼ成分が、配列番号:1に掲載されたアミノ酸配列を 有するか又は該セロビオヒドロラーゼの変異体が該配列と少なくとも60%相同で あるアミノ酸配列を有する、請求の範囲第13項記載の洗剤組成物。 15.第一セルラーゼ成分が、フミコラ インソレンス(Humicola insolens)、D SM1800由来の高精製の約50kDエンドグルカナーゼに対し生ぜしめられた抗体と免 疫反応性であるか、又はセルラーゼ活性を示す約50kDのエンドグルカナーゼの誘 導体である、請求の範囲第1〜12項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 16.エンドグルカナーゼ成分が、配列番号:2に掲載されたアミノ酸配列を有 するか又は該エンドグルカナーゼの変異体が該配列と少なくとも60%相同である アミノ酸配列を有する、請求の範囲第15項記載の洗剤組成物。 17.第一セルラーゼ成分が、フサリウム オキシスポラム(Fusarium oxysporu m)、DSM2672由来の高精製の約58kDエンドグルカナーゼに対し生ぜしめられた抗 体と免疫反応性であるか、又はセルラーゼ活性を示す約58kDのエンドグルカナー ゼの誘導体である、請求の範囲第1〜12項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 18.エンドグルカナーゼ成分が、配列番号:3に掲載されたアミノ酸配列を有 するか又は該エンドグルカナーゼの変異休が該配列と少なくとも60%相同である アミノ酸配列を有する、請求の範囲第17項記載の洗剤組成物。 19.第二セルラーゼ成分が、6個のグルコース単位を有するセロデキストリン に対し高い触媒活性を示す、請求の範囲第1〜12項のいずれか1項に記載の洗剤 組成物。 20.第二セルラーゼ成分が、染色された微結晶セルロースに対し 高い触媒活性を示す、請求の範囲第19項記載の洗剤組成物。 21.第二セルラーゼ成分が、10-4IUよりより高い1mgのセルラーゼタンパク質 当たりのレッド アゼセル(Red Avicel)に対する触媒活性を有する、請求の範 囲第20項記載の洗剤組成物。 22.第二セルラーゼ成分が、0.01s-1未満のkcatに相当するpH8.5でのセロト リオースに対する触媒活性を有する、請求の範囲第19〜21項のいずれか1項に記 載の洗剤組成物。 23.第二セルラーゼ成分が、フミコラ インソレンス(Humicola insolens) 、DSM1800由来の高精製の約43kDエンドグルカナーゼに対し生ぜしめられた抗体 と免疫反応性であるか、又はセルラーゼ活性を示す約43kDのエンドグルカナーゼ の誘導体である、請求の範囲第19〜22項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 24.エンドグルカナーゼ成分が、配列番号:4に掲載されたアミノ酸配列を有 するか又は該エンドグルカナーゼの変異体が該配列と少なくとも60%相同である アミノ酸配列を有する、請求の範囲第23項記載の洗剤組成物。 25.エンドグルカナーゼ成分が、配列番号:5に掲載された部分DNA配列によ ってコードされるアミノ酸配列を含んでなるか又は該エンドグルカナーゼの変異 体が該アミノ酸配列と少なくとも60%相同であるアミノ酸配列を有する、請求の 範囲第23項記載の洗剤組成物。 26.第二セルラーゼ成分が、バシラス ラウタス(Batillus lautus)、NCIMB40 250由来の高精製の約60kDエンドグルカナーゼに対し生ぜしめられた抗体ど免疫 反応性であるか、又はセルラーゼ活性を示す約60kDのエンドグルカナーゼの誘導 体である、請求の範囲第19項記載の洗剤組成物。 27.エンドグルカナーゼ成分が、配列番号:6に掲載されたアミ ノ酸配列を有するか又は該エンドグルカナーゼの変異体が該配列と少なくとも60 %相同であるアミノ酸配列を有する、請求の範囲第26項記載の洗剤組成物。 28.洗剤組成物が粒状組成物である、請求の範囲第1〜27項のいずれか1項に 記載の洗剤組成物。 29.粒状洗剤組成物が、圧縮粒状組成物である、請求の範囲第28項記載の洗剤 組成物。 30.洗剤組成物が、液体組成物である、請求の範囲第1〜27項のいずれか1項 に記載の洗剤組成物。 31.液休組成物が、ヘビーデューティー液体組成物である、請求の範囲第30項 記載の洗剤組成物。 32.プロテアーゼ、リパーゼ、エステラーゼ、オキシダーゼ、ペルオキシダー ゼおよびアミラーゼから成る群から選ばれる1種又はそれ以上の酵素を追加的に 含んでなる、請求の範囲第1〜31項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 33.第一セルラーゼ成分が、プロテアーゼの存在下改善された安定性を有する 、請求の範囲第30又は31項記載の洗剤組成物。 34.保持型活性および少なくとも0.01s-1のkcatに相当するpH8.5でセロトリ オースに対する触媒活性を有するセロビオヒドロラーゼ又はエンドグルカナーゼ 成分でありそして土壌粒子除去できる第一のセルラーゼ成分;並びに 触煤活性ドメインに結合した少なくとも1個の非触媒ドメインを含んでなる多 重ドメインを有しそして色彩澄明化能力がある第二のセルラーゼ成分を含んでな る、酵素組成物であって、成分の少なくとも一つは単一(組換え体)成分である 、前記酵素組成物。 35.洗浄機内で布帛を処理する方法であって、布帛を保持型活性および少なく とも0.01s-1のkcatに相当するpH8.5でセロトリオ ースに対する触媒活性を有するセロビオヒドロラーゼ又はエンドグルカナーゼ成 分でありそして土壌粒子除去できる第一のセルラーゼ成分;並びに触媒活性ドメ インに結合した少なくとも1個の非触媒ドメインを含んでなる多重ドメインを有 しそして色彩澄明化能力がある第二のセルラーゼ成分(セルラーゼ成分の少なく とも一つは単一(組換え体)成分である)を含んでなる、洗液を用いて処理する 、前記処理方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI (C12N 15/09 ZNA C12R 1:645) (C12N 15/09 ZNA C12R 1:07) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AM,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CN,CZ,FI,HU,JP,KE,KP,K R,KZ,LK,LT,LV,MG,MN,MW,NO ,NZ,PL,RO,RU,SD,SI,SK,TT, UA,US,UZ,VN (72)発明者 コンベンツ,アンドレ クリスチャン ベルギー国,ベー―1831 ディーゲム,ド リー リンデン 14 (72)発明者 ジェフリーズ,ブライアン ベルギー国,ベー―2000 アントワーペ ン,ドルッケリストラート 6 (72)発明者 ティコーミロフ,ドミトリー フェオドロ ビッチ デンマーク国,デーコー―2850 ナエル ム,スコズボルウバイ 344

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.保持型活性を有しそして土壌粒子除去のできる第一のセルラーゼ成分、お よび触媒ドメインに結合した少なくとも1個の非触媒ドメインを含んでなる多重 ドメインを含んでなりそして色彩澄明化能力がある第二のセルラーゼ成分を含ん でなる洗剤組成物であって、ここにおいてセルラーゼ成分の少なくとも一つは、 単一(組換え体)成分である前記洗剤組成物。 2.単一(組換え体)成分が、組成物中のセルラーゼタンパク質の総重量基準 で、少なくとも5%の量で存在する、請求の範囲第1項記載の洗剤組成物。 3.第一成分および第二成分が、単一成分である請求の範囲第1又は2項記載 の洗剤組成物。 4.第一セルラーゼ成分および第二セルラーゼ成分の、それぞれが洗浄溶液1 l当たり 0.001−100mg セルラーゼタンパク質の洗液の濃度に相当する濃度で存 在する、請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 5.第一セルラーゼ成分および第二セルラーゼ成分が、約30:1〜約1:30の 範囲内のセルラーゼタンパク質の重量比で存在する、請求の範囲第1項記載の洗 剤組成物。 6.第一セルラーゼ成分および第二セルラーゼ成分が、約10:1〜約1:10の 範囲内の重量比で存在する、請求の範囲第5項記載の洗剤組成物。 7.第一セルラーゼ成分および第二セルラーゼ成分が、約2:1〜約1:2の 範囲内のセルラーゼタンパク質の重量比で存在する、請求の範囲第6項記載の洗 剤組成物。 8.第一セルラーゼ成分および第二セルラーゼ成分のそれぞれが 、菌類又は細菌セルラーゼ成分である、請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に 記載の洗剤組成物。 9.第一セルラーゼ成分および第二セルラーゼ成分のそれぞれが、フミコラ ( Humicola) バシラス (Bacillus) トリコデルマ (Trichoderma)フサリウム (Fusarium) マイセリオファトラ (Myceliophthora) ファネロカエテ (Phan erochaete)シゾフィラム (Shizophyllum) ペニシリウム (Penicillium)アス ペルギルス (Aspergillus) 又はゲオトリカム (Geotricum)の菌株から由来するこ とのできるものである、請求の範囲第8項記載の洗剤組成物。 10.第一セルラーゼ成分が、低分子量の炭水化物基質に対し触媒活性を示す、 請求の範囲第1〜9項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 11.第一セルラーゼ成分が、少なくとも0.01s-1のkcatに相当する、pH8.5で セロトリオースに対する触媒活性を有する、請求の範囲第10項記載の洗剤組成物 。 12.第一セルラーゼ成分が、コア酵素又は単一ドメインタンパク質である、請 求の範囲第1〜11項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 13.第一セルラーゼ成分が、染色された微結晶セルロースに対し低い触媒活性 を示しそして色彩澄明化を与えるのに不十分であるか又は不可能である、請求の 範囲第1〜12項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 14.第一セルラーゼ成分が、フミコラ インソレンス (Humicola insolens)、 DSM1800から由来した高精製の約70kDセロビオヒドロラーゼ (EC3.2.1.91) に対して生ぜしめられた抗体と免疫反応性であるか、又はセルラーゼ活性を示 す約70kDのセロビオヒドロラーゼの誘導体である、請求の範囲第1〜13項のいず れか1項に記 載の洗剤組成物。 15.セロビオヒドロラーゼ成分が、配列番号:1に掲載されたアミノ酸配列を 有するか又は該セロビオヒドロラーゼの変異体が該配列と少なくとも60%相同で あるアミノ酸配列を有する、請求の範囲第14項記載の洗剤組成物。 16.第一セルラーゼ成分が、フミコラ インソレンス (Humicola insolens)、 DSM1800由来の高精製の約50kDエンドグルカナーゼに対し生ぜしめられた抗体と 免疫反応性であるか、又はセルラーゼ活性を示す約50kDのエンドグルカナーゼの 誘導体である、請求の範囲第1〜13項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 17.エンドグルカナーゼ成分が、配列番号:2に掲載されたアミノ酸配列を有 するか又は該エンドグルカナーゼの変異体が該配列と少なくとも60%相同である アミノ酸配列を有する、請求の範囲第16項記載の洗剤組成物。 18.第一セルラーゼ成分が、フサリウム オキシスポラム (Fusarium oxyspor um) 、DSM2672 由来の高精製の約58kDエンドグルカナーゼに対し生ぜしめられた 抗体と免疫反応性であるか、又はセルラーゼ活性を示す約58kDのエンドグルカナ ーゼの誘導体である、請求の範囲第1〜13項のいずれか1項に記載の洗剤組成物 。 19.エンドグルカナーゼ成分が、配列番号:3に掲載されたアミノ酸配列を有 するか又は該エンドグルカナーゼの変異体が該配列と少なくとも60%相同である アミノ酸配列を有する、請求の範囲第18項記載の洗剤組成物。 20.第二のセルラーゼ成分が、6個のグルコース単位を有するセロデキストリ ンに対し高い触媒活性を示す、請求の範囲第1〜13項のいずれか1項に記載の洗 剤組成物。 21.第二セルラーゼ成分が、染色された微結晶セルロースに対し 高い触媒活性を示す、請求の範囲第20項記載の洗剤組成物。 22.第二セルラーゼ成分が、10-4IUよりより高い1mgのセルラーゼタンパク質 当たりのレッド アゼセル (Red Avicel) に対する触媒活性を有する、請求の範 囲第21項記載の洗剤組成物。 23.第二セルラーゼ成分が、0.01s-1未満のkcatに相当するpH8.5でのセロト リオースに対する触媒活性を有する、請求の範囲第20〜22項のいずれか1項に記 載の洗剤組成物。 24.第二セルラーゼ成分が、フミコラ インソレンス (Humicola insolens)、 DSM1800 由来の高精製の約43kDエンドグルカナーゼに対し生ぜしめられた抗体と 免疫反応性であるか、又はセルラーゼ活性を示す約43kDのエンドグルカナーゼの 誘導体である、請求の範囲第20〜23項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 25.エンドグルカナーゼ成分が、配列番号:4に掲載されたアミノ酸配列を有 するか又は該エンドグルカナーゼの変異体が該配列と少なくとも60%相同である アミノ酸配列を有する、請求の範囲第24項記載の洗剤組成物。 26.エンドグルカナーゼ成分が、配列番号:5に掲載された部分DNA 配列によ ってコードされるアミノ酸配列を含んでなるか又は該エンドグルカナーゼの変異 体が該アミノ酸配列と少なくとも60%相同であるアミノ酸配列を有する、請求の 範囲第24項記載の洗剤組成物。 27.第二セルラーゼ成分が、バシラス ラウタス (Batillus lautus)、NCIMB4 0250由来の高精製の約60kDエンドグルカナーゼに対し生ぜしめられた抗体と免疫 反応性であるか、又はセルラーゼ活性を示す約60kDのエンドグルカナーゼの誘導 体である、請求の範囲第20項記載の洗剤組成物。 28.エンドグルカナーゼ成分が、配列番号:6に掲載されたアミ ノ酸配列を有するか又は該エンドグルカナーゼの変異体が該配列と少なくとも60 %相同であるアミノ酸配列を有する、請求の範囲第27項記載の洗剤組成物。 29.洗剤組成物が粒状組成物である、請求の範囲第1〜28項のいずれか1項に 記載の洗剤組成物。 30.粒状洗剤組成物が、圧縮粒状組成物である、請求の範囲第29項記載の洗剤 組成物。 31.洗剤組成物が、液体組成物である、請求の範囲第1〜28項のいずれか1項 に記載の洗剤組成物。 32.液体組成物が、ヘビーデューティー液体組成物である、請求の範囲第31項 記載の洗剤組成物。 33.プロテアーゼ、リパーゼ、エステラーゼ、オキシダーゼ、ペルオキシダー ゼおよびアミラーゼから成る群から選ばれる1種又はそれ以上の酵素を追加的に 含んでなる、請求の範囲第1〜32項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。 34.第一セルラーゼ成分が、プロテアーゼの存在下改善された安定性を有する 、請求の範囲第31又は32項記載の洗剤組成物。 35.保持型活性を有しそして土壌粒子除去のできる第一のセルラーゼ成分、お よび触媒ドメインに結合した少なくとも1個の非触媒ドメインを含んでなる多重 ドメインを有しそして色彩澄明化能力がある第二のセルラーゼ成分を含んでなる 洗剤用添加剤であって、ここにおいてセルラーゼ成分の少なくとも一つは、単一 (組換え体)成分である前記洗剤用添加剤。 36.洗浄機内で布帛を処理する方法であって、布帛を、保持型活性を有しそし て土壌粒子除去のできる第一のセルラーゼ成分、および触媒ドメインに結合した 少なくとも1個の非触媒ドメインを含んでなる多重ドメインを有しそして色彩澄 明化能力がある第二のセル ラーゼ成分を含んでなる洗液組成物であって、セルラーゼ成分の少なくとも一つ は、単一(組換え体)成分である前記洗液組成物を用いて処理する、前記処理方 法。
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