JPH09500488A - 表示装置及び陰極線管 - Google Patents

表示装置及び陰極線管

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JPH09500488A JP7528810A JP52881095A JPH09500488A JP H09500488 A JPH09500488 A JP H09500488A JP 7528810 A JP7528810 A JP 7528810A JP 52881095 A JP52881095 A JP 52881095A JP H09500488 A JPH09500488 A JP H09500488A
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ティエルク ヘリット スパニール
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Abstract

(57)【要約】 前段集束電磁界、主レンズ電磁界、電子銃の前段集束部分の四重極電磁界、及び主レンズの四重極電磁界が、只1つのダイナミック電圧(Vdyn)によってダイナミックに変わる。

Description

【発明の詳細な説明】 表示装置及び陰極線管 本発明は、表示スクリーン及び電子ビームを偏向させる偏向ユニットを具える 陰極線管を有し、該陰極線管が3つの電子ビームを発生するための列形電子銃を 具え、該列形電子銃が主レンズ電磁界及び四重極電磁界を発生するための手段を 含む主レンズ部を具え、該主レンズ電磁界及び該四重極電磁界の強度をダイナミ ックに変えるための手段を有し、該電子銃が主レンズ電磁界の前に前段集束レン ズ電磁界及び他の四重極電磁界を発生させるための手段を具え、該前段集束レン ズ電磁界及び該他の四重極電磁界の強度をダイナミックに変えるための手段を有 する表示装置に関する。 本発明は、更に、表示装置に用いるに適した陰極線管に関する。 表示装置は、特にTV受信機及びカラーモニターに用いられる。 前記のこの型の表示装置及びこのような表示装置に用いるのに適した陰極線管 は、欧州特許出願EP-509590から既知である。 動作状態においては、偏向ユニットが電磁界を発生し、表示スクリーン面内で 電子ビームを偏向させる。これらの電子ビームは電子銃で発生される。偏向電磁 界は電子ビームに対して焦点を散らす効果を持ち、非点収差を生じさせる。この 効果は偏向の程度によって変る。電子銃は主レンズ電磁界及び四重極電磁界を発 生する手段を具え、表示装置はこの主レンズ電磁界及び四重極電磁界の強度をダ イナミックに変える手段を含む。そのため、電子ビームの非点収差及び集束は偏 向の関数として制御することができ、偏向の電磁界によって生起される非点収差 は少なくとも部分的に補償され、集束が少なくとも表示スクリーン全体について ほぼ一定であるようにすることができる。これは、画像の再生に対して陽の効果 を持つ。文献においては、このような電子銃は更にDAF銃(Dynamic-Astigmat ism and Focusing)とも呼ばれる。特に表示スクリーンの端部においてモアレ効 果の妨害を防ぐために、EP-509590から既知の表示装置は、ダイナミックな前段 集束電磁界及びダイナミックな他の四重極電磁界を発生する手段を具える。特に 表示スクリーンの端部における極めて小さい垂直スポット寸法を防ぐことができ る。既知の表示装置においては、ダイナミックな前段集束電磁界とダイナミック な他の四重極電磁界とを合わせてダイナミックな円筒レンズを構成し、これが垂 直方向のビーム径に影響を与えるようにしているが、水平方向には何も影響を与 えない。この発明の範囲においては、「四重極電磁界」という語は四重極成分を 持つ電磁界を意味するものと理解されるべきである。 一般的な目的は可能な限り表示装置を簡素化することである。本発明の目的は 前記の型の簡素化された表示装置を提供することにある。 このため、本発明による表示装置は、動作状態において、前記4つの電磁界の 強度が只一つのダイナミック電圧に基づいてダイナミックに変えられることを特 徴とする。 既知の表示装置においては、2つのダイナミック電圧、即ち1つは主レンズ電 磁界及び四重極電磁界のための電圧(Vdyn)、1つは前段集束レンズ電磁界及 び他の四重極電磁界のための電圧(V”dyn)が用いられる。2つではなく只1 つのダイナミック電圧を用いることによりこの装置を簡素化することができる。 例えば、動作状態において、90°管のダイナミック電圧の振幅は700ボル ト以下であり、好ましい範囲は凡そ500ボルトと200ボルトとの間である。 110°管の場合は、好ましい振幅の範囲は1kVと2kVとの間である。 既知の表示装置においては、ダイナミック前段集束電磁界とダイナミックな他 の四重極電磁界とを合わせてダイナミックな円筒レンズを構成する。開示された 発明の範囲内で行われた実験としては、これは、この効果を得るためには比較的 大きな振幅を持つダイナミック電圧が必要であるという欠点を持つ。例えば、9 0°管で2kVの振幅が必要である。ダイナミック電圧の振幅が大きくなるにつ れて、より大きな電源が必要になる。これに加えて、損失及び容量結合による問 題が増加する。これらはfCV2で表される。ここでfは周波数、Cは容量、V は振幅である。より低いダイナミック電圧を用いることによってこの問題を低下 させることができる。 完全なダイナミック円筒レンズにおいては、EP-509590から知られるように、 水平方向のダイナミック四重極及びダイナミック前段集束レンズの強度は等しい 大きさで反対向きである。垂直方向では、2つのダイナミックレンズは、水平方 向で相互に両者が相殺し合うように増大する。この発明は特に水平ビーム径の僅 かな変化は許容されるという洞察に基づいている。これは、これが表示スクリー ン上に再生されたスポットの望まれない極端な成長に直接結び付くことはないこ とによるものである。このことから、更に水平方向で或る種のレンズ作用を示す 不完全な円筒レンズの使用が可能になる。四重極レンズを増強すること、即ち1 つの実施例においては電極の長方形の穴の長さ対幅の比を増すことによって、垂 直レンズ作用が増大する。これにより、DAF効果に対しても同一の振幅(例え ば90°管について700V及び好ましくは500Vと200Vとの間)を用い ることができる。更にこの場合、水平ビーム径の変化が起きるが、上記のように スポットの大きさには実質的な効果を殆ど持たない。振幅は、ダイナミック主レ ンズ電磁界を駆動するために用いられるダイナミック電圧に対する通常の振幅で あることから、500Vと200Vとの間の範囲が好ましい。これにより、電子 銃の主レンズ電磁界の構成の本質的な変更は必要ない。 ダイナミック電圧(Vdyn)の関数としての水平方向におけるビーム径の変化 (dBx)の割合対ダイナミック電圧の関数としての垂直方向におけるビーム径 の変化(dBy)の割合の比は、前段集束電磁界及び他の四重極電磁界に及ぼす ダイナミック電圧の影響のみを考慮すると、好ましくは −0.6≦dBx/Vdyn:dBy/Vdyn≦0 である。 ダイナミック電圧により、前段集束電磁界及び他の四重極電磁界が組合された 強度の変化に基づいてビーム径が水平方向に僅かに変化する。しかし、このビー ム径の変化はモアレ効果の減少を明確に左右するものではない。比較のため、こ の比は、理想的なダイナミック円筒レンズについて0.0、理想的なダイナミッ ク「円形」レンズについて1、理想的なダイナミック四重極レンズについて−1 と仮定している。 好ましくは、dBx/Vdyn:dBy/Vdynは−0.2と−0.6との間とされ る。 本発明の他の観点は、3つの陰極を含む列形電子銃、第1(G1)、第2(G 2)、第3(G3)、及び第4電極(G4)具え、該第3電極が第1、第2及び第 3副電極(G3a、G3b、G3c)を具え、動作状態で、主レンズが第4電極(G4 )と第3副電極(G3c)との間に形成され、四重極レンズが第3副電極(G3c) と第2副電極(G3b)との間に形成され、他の四重極レンズが第2副電極(G3b )と第1副電極(G3a)との間に形成され、前段集束レンズが第1副電極(G3a )、第2電極(G2)及び第1電極(G1)によって形成される電子銃を有する陰 極線管において、該第1及び第3副電極に等しいダイナミック電圧を印加し且つ 該第2副電極に集束電圧を印加するための手段を具えることを特徴とする陰極線 管である。 動作状態で、ダイナミック電圧(Vdyn)の関数としての水平方向におけるビ ーム径の変化(dBx)の割合対ダイナミック電圧の関数としての垂直方向にお けるビーム径の変化(dBy)の割合の比は、前段集束電磁界及び他の四重極電 磁界に及ぼすダイナミック電圧の影響のみを考慮すると、好ましくは −0.6≦dBx/Vdyn:dBy/Vdyn≦0 である。 これは、第1及び第2副電極の対面する側が例えば長方形、楕円形又は長円形 の穴を具え、これらの穴の長さ対幅の比を1.5以上とすることによって簡単に 達成される。1つの実施例においては、第2副電極の3つの穴が結合されて1つ の大きく拡がった穴になっている。EP-509590で開示された陰極線管においては 前記の比は1.25である。この比を大きくすることによって水平レンズ作用が 増加し、その結果として必要なダイナミック電圧の振幅は小さくなる。好ましく は、dBx/Vdyn:dBy/Vdynは−0.6と−0.2との間とされる。 英国特許出願GB2236613は、主レンズを持ち、その前に四重極電磁界、前段集 束レンズ及び他の四重極電磁界が配置され、これら主レンズ、四重極電磁界及び 他の四重極電磁界の強度がダイナミック電圧によって制御される陰極線管を開示 していることに注意すべきである。電子光学的な観点においては、この先行技術 では電極G1、G2及びG3によって形成される前段集束電磁界がダイナミックに 変化していない(従って上記の比dBx/Vdyn:dBy/Vdynは実質的に理想的 な四重極電磁界の値(=−1)に対応する)点で、本発明はこの先行技術 とは異なる。構成の観点においては、この先行技術ではもう1つの副電極が必要 である(G3aが2つの副電極に分割され、それらの間には異なる電位が印加され る)点で、本発明はこの先行技術とは異なる。もう1つの電極手段を使用するこ とは、電子銃の構成を更に複雑にする。 本発明の前記及び他の観点を例示により且つ添付図面を参照して更に詳細に説 明する。図面において、 図1は表示装置の断面図、 図2は電子銃の断面図、 図3は本発明による表示装置のための電子銃の模式図、 図4はスポットの大きさとビーム径との関係を示す図、 図5はレンズとレンズ作用とを説明する模式図である。 図面は寸法を表すものではない。図においては、対応する部分には同一の参照 番号を付している。 表示装置は陰極線管を含む。陰極線管はこの例ではカラー表示装置1であり、 表示窓3、円錐部4及び首部5を具える真空容器2を有する。首部5には、一平 面、即ちこの場合は図の面である並列面に並んでいる3つの電子ビーム7、8及 び9を発生する電子銃6を具えている。表示窓の内側には表示スクリーン10があ る。この表示スクリーン10は、赤、緑及び青に発光する蛍光素子が多数形成され ている。電子ビームは、電磁偏向ユニット11により表示スクリーンに向かう経路 上で表示スクリーン全面に亘って偏向され、色選択電極12を通り抜ける。色選択 電極12は表示窓3の前面に配置され、穴13を有する薄い平板からなっている。色 選択電極は、懸架素子14によって表示窓に懸架される。3つの電子ビーム7、8 及び9は、各電子ビームが1つの色のみの蛍光素子に当たるように相互に小さい 角度を保って色選択電極の穴13を通り抜ける。表示装置は更に、動作状態で電圧 を発生する装置15を具える。この電圧は導入端子16を通って電子銃の各部分に印 加される。図2は電子銃の断面図である。この電子銃は3つの陰極21、22及び23 を具える。更に、第1共通電極24(G1)、第2共通電極25(G2)、第3共通電 極26(G3)、及び第4共通電極30(G4)具え、第3共通電極が第1共通副電極 27(G3a)、第2共通副電極28(G3b)及び第3共通副電極29(G3c)を具 える。各電極は電圧を印加するための接続を有する。図示されていないが、表示 装置は手段15で発生された電圧を電極に印加するための電気導線を具える。電圧 を印加することにより、特に電極及び/又は副電極間の電圧差によって、電子− 光学電磁界が発生される。電極30(G4)と副電極29(G3c)とは主レンズ電磁 界を発生する電子−光学素子を構成し、動作状態においては、これらの電極の間 にこの電磁界が形成される。副電極29(G3c)と28(G3b)とは四重極電磁界を 発生する電子−光学素子を形成し、動作状態においては、これらの電極の間にこ の電磁界が形成される。本発明の範囲において、「四重極電磁界」の用語は四重 極成分を持つ電磁界を意味するものと理解されるべきである。特に穴の形、例え ばその穴の長さ対幅の比に依存して、発生された電磁界は、四重極成分に加えて 双極成分及びことによると高次(6、8、10等)成分を含む可能性がある。陰 極と電極24及び25とは電子銃の所謂三極管部分を構成する。電極25(G2)と副 電極27(G3a)とはこれらの電極間の空間32部分に前段集束電磁界を発生する電 子−光学素子を構成する。電極27(G3a)と28(G3b)とは空間33に四重極電磁 界を発生する電子−光学素子を構成する。全ての電極が電子ビームを通過させる ための穴を持っている。この例では、穴281、282及び283は長方形であり、穴291 、292及び293も同様である。これは図では隣に模式的に示されている。穴284、2 85及び286、及び271、272及び273もまた長方形である。 図2は従来技術による電子銃を模式的に示している。動作状態においては、ダ イナミック電位Vdynが副電極29(G3c)に印加される。電子ビームは偏向ユニ ットによって表示スクリーン全面に亘って偏向される。この偏向を行う電磁界は 更に集束効果を有し、これにより電子の偏向角によって定まる非点収差を生起す る。ダイナミック電圧Vdynは偏向角の関数として変化する。これにより、偏向 電磁界によって起きる非点収差は大部分補償される。表示スクリーンの端部では 妨害効果が起きる可能性がある。所謂モアレ効果が起きる可能性がある。この問 題の最も重要な原因の1つは、極めて小さい垂直スポット寸法、即ち所謂垂直ス ポット収縮が表示スクリーンの端部で起きる可能性があることである。この効果 を防ぐためにEP509591はダイナミック円筒レンズを有する前段集束部を具えた電 子銃を提案している。動作状態においては、ダイナミック前段集束レンズは電極 26(G2)と副電極27(G3a)との間に形成され、ダイナミック電位V’dynの関 数として水平及び垂直方向に等しく変化する。動作状態においては、四重極電磁 界は副電極27(G3a)と28(G3b)との間に発生する。穴は、電子ビームに対す る電位V’dynのダイナミックな変化の効果が四重極電磁界の結果として垂直方 向のダイナミック前段集束レンズの効果を増すように選択され、これにより垂直 スポット収縮が減少し、水平方向の前記効果が補償され、その結果として水平ス ポット寸法の変化は小さいか或いは全くない。電圧VG1、VG2、VG3b及びVG4 がそれぞれ電極G1、G2、G3b及びG4に印加される。2つの異なるダイナミッ ク電圧(Vdyn及びV’dyn)が必要であることが欠点となる。これは2つの異な る駆動電圧を必要とする。一般的な目的は可能な限り表示装置を簡素化すること である。本発明の目的は簡素化された表示装置を提供することにある。 図3は、本発明による表示装置のための電子銃を示す模式図である。電極27( G3a)と29(G3c)とは同一のダイナミック電圧Vdyn即ちVdyn≡V’dynによ って駆動される。好ましくは、電極27及び29は相互に接続される。導入端子16の 数は1つ減少し、電圧を発生する手段15は簡素化される。 ダイナミック電圧Vdynは比較的小さいことが好ましい。ダイナミック電圧の 振幅が大きいと、より大きい電源が必要である。これに加えて、損失及び容量結 合による問題が増加する。これらはfCV2で表される。ここでfは周波数、C は容量、Vは振幅である。 ダイナミック電圧Vdynの振幅が小さいと、一般的には垂直ビーム径に対する 影響が小さくなる。垂直レンズ作用が増強されると、上記の低い電圧であっても 、これを用いて垂直スポット収縮を補償するのに充分なビーム径の増加を生じさ せることができる。しかしながら、水平方向においてはビーム径が増加する。し かしながら、これがない場合であっても、水平ビーム径は僅かに増加して好まし くないスポットの成長を招く。図4は、表示スクリーン上のスポットの大きさを ビーム径の関数として示す。表示スクリーン上のスポットの大きさは多数の要因 によって定まる。その要因のいくつか(線41で示された温度の影響、線42で示さ れたクロスオーバーの増加、及び線43で示された空間電荷斥力)はビーム径が増 加するにつれて減少し、主レンズの球形収差(線44で示されている)の寄与はビ ーム径が増加するにつれて増加している。スポットの大きさの曲線(線45)は最 小点付近でほぼ平坦であり、これは、スポットの大きさに即ち画像再生に認識し 得る負の効果を与えることなく、水平ビーム径が或る限度内で変化し得ることを 意味する。 好ましくは、ダイナミック電圧の関数としての水平方向におけるビーム径の変 化は最大で垂直方向におけるビーム径の変化の60%であり、好ましくは20% と60%との間である。即ち、 −0.6≦dBx/Vdyn:dBy/Vdyn≦0 及び、好ましくは −0.6≦dBx/Vdyn:dBy/Vdyn≦−0.2 である。 簡単な円形レンズについては比dBx/Vdyn:dBy/Vbynは1(水平方向及 び垂直方向で等しい作用)であり、真の四重極レンズについてはこの比が−1( 水平方向と垂直方向とで等しい大きさの反対の作用)であり、x方向での作用が ない真の円筒レンズについてはこの比が0(dBx=0)である。従って、本発 明による電子銃においては、電子銃の前段集束部分において円筒レンズと四重極 レンズとが複合されているダイナミックレンズを用いることが好ましい。比が0 .6を超えると、画像再生に認識できる逆効果を及ぼす程の水平スポットの大き さの変化を起こし、この比が0.2より小さいと陽の効果が比較的小さい。 好ましい実施例の詳細が図3に示されている。電極G3a及びG3bは、これら第 1及び第2副電極の対向する側に長方形の穴を具えている。この穴の大きさは0 .6×1.2mmである。これらの穴の長さ対幅の比が1.5以上であることが 好ましい。電極G3a及びG3bの少なくとも1つの穴は大きく拡がった穴であって もよい。電極G2及びG3aは、対向する側に円形の穴を具えている。これは、円 筒レンズと四重極レンズとの複合体を得ることを可能にする簡単な構成である。 本発明の範囲内において多くの変形が可能であることは明らかである。例えば 、実施例では、前段集束部分が3つの電極(G1−G2−G3a)からなる電子銃を 示した。これは、電子銃の前段集束部分が3つを超える電極、例えば次のような 構成:G1−G2−G3−G4−G5で、G5が第1、第2及び第3副電極( G5a、G5b、G5c)に分割され、電極G2及びG4が相互接続され、電極G3及び G5a及びG5cが相互接続され、1つのダイナミック電圧によって駆動され、集束 電圧が電極G5bに印加される構成に変えることもできる。このような構成は、や はり電子銃の前段集束部分に円筒レンズと四重極レンズとの複合体を得ることを 可能にする。 図5は例示として、本発明による表示装置の実施例に用いることができる電子 銃の他のレンズを示す。分かり易くするためにG2のレンズを省いている。この 図には、主レンズ(ML=主レンズ)、G3bとG3c(Q2)との間に形成された ダイナミック四重極レンズ、G3bとG3a(Q1)との間に形成されたダイナミッ ク四重極レンズ、及びG3aとG2との間に形成されたダイナミックレンズが示さ れている。中央(即ち偏向を受けない電子ビーム)は線Cで示され、ダイナミッ クレンズの強度は零である。従って、電子ビームは主レンズ(ML)のみの影響 を受ける。縦軸の端部(E=East)においては、水平方向(h)及び垂直方向( v)で異なったレンズのレンズ作用が示されている。レンズ作用51(G1とG2と の間のレンズ)と52(G3aとG3bとの間のレンズ)とは互いに逆(1つのレンズ は正で他のレンズは負)であり、レンズ作用55と56とは互いに増強し合う。レン ズ作用51と52とが正確に等しい強度で且つ符号が逆ならば、電極G2−G3a−G3 bによって形成されるダイナミックレンズは、水平方向ではレンズ作用がなく且 つ垂直方向にレンズ作用があるので円筒レンズである。本発明による表示装置に おいては、DBFレンズ、即ちダイナミックレンズG2−G3aとダイナミックレ ンズG3a−G3bとのアセンブリは、円筒レンズと四重極レンズとの複合体である 。図5に示された例では、このアセンブリは水平方向には発散効果を持ち且つ垂 直方向には集束効果を持ち、水平方向でのレンズの強度は垂直方向におけるより かなり小さい。しかし零より大きい。G3cにダイナミック電圧を印加することに より、主レンズ(ML)及びG3bとG3cとの間の四重極レンズ(Q2)の強度を ダイナミックに変えることができる。これにより、所謂DAF(Dynamic-Astigm atism and Focus)レンズが形成される。四重極レンズQ2の強度は、レンズ53( 水平方向)及びレンズ57(垂直方向)によって模式的に示されている。主レンズ (ML)の強度は、レンズ54及び58によって示されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.表示スクリーン及び電子ビームを偏向させる偏向ユニットを具える陰極線管 を有し、該陰極線管が3つの電子ビームを発生するための列形電子銃を具え、該 列形電子銃が主レンズ電磁界及び四重極電磁界を発生するための手段を含む主レ ンズ部を具え、該主レンズ電磁界及び該四重極電磁界の強度をダイナミックに変 えるための手段を有し、該電子銃が主レンズ電磁界の前に前段集束レンズ電磁界 及び他の四重極電磁界を発生させるための手段を具え、該前段集束レンズ電磁界 及び該他の四重極電磁界の強度をダイナミックに変えるための手段を有する表示 装置において、動作状態で、前記4つの電磁界の強度が只一つのダイナミック電 圧に基づいてダイナミックに変えられることを特徴とする表示装置。 2.動作状態で、ダイナミック電圧の振幅が700ボルト以下であることを特徴 とする請求項1に記載の表示装置。 3.動作状態で、ダイナミック電圧の振幅の範囲が凡そ500乃至200ボルト であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 4.ダイナミック電圧(Vdyn)の関数としての水平方向におけるビーム径の変 化(dBx)の割合対ダイナミック電圧の関数としての垂直方向におけるビーム 径の変化(dBy)の割合の比が、 −0.6≦dBx/Vdyn:dBy/Vdyn≦0 であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置。 5.ダイナミック電圧(Vdyn)の関数としての水平方向におけるビーム径の変 化(dBx)の割合対ダイナミック電圧の関数としての垂直方向におけるビーム 径の変化(dBy)の割合の比が、 −0.6≦dBx/Vdyn:dBy/Vdyn≦−0.2 であることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 6.3つの陰極を含む列形電子銃、第1(G1)、第2(G2)、第3(G3)、 及び第4電極(G4)具え、該第3電極が第1、第2及び第3副電極(G3a、G3 b、G3c)を具え、動作状態で、主レンズが第4電極(G4)と第3副電 極(G3c)との間に形成され、四重極レンズが第3副電極(G3c)と第2副電極 (G3b)との間に形成され、他の四重極レンズが第2副電極(G3b)と第1副電 極(G3a)との間に形成され、前段集束レンズが第1副電極(G3a)、第2電極 (G2)及び第1電極(G1)によって形成される電子銃を有する陰極線管におい て、該第1及び第3副電極に等しいダイナミック電圧を印加し且つ該第2副電極 に集束電圧を印加するための手段を具えることを特徴とする陰極線管。 7.動作状態で、ダイナミック電圧(Vdyn)の関数としての水平方向における ビーム径の変化(dBx)の割合対ダイナミック電圧の関数としての垂直方向に おけるビーム径の変化(dBy)の割合の比が、 −0.6≦dBx/Vdyn:dBy/Vdyn≦0 であることを特徴とする請求項6に記載の陰極線管。 8.第1及び第2副電極の対面する側が長方形の穴を具え、該穴の長さ対幅の比 が1.5以上であることを特徴とする請求項6又は7に記載の陰極線管。 9.第1及び第3副電極が相互に接続されることを特徴とする請求項6乃至8の いずれか1項に記載の陰極線管。
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