JPH09500332A - 振動吸収形ハンドル付き動力工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 衝撃的作動工具についている振動吸収形ハンドルであり、このハンドルは一体形振動吸収材料の中に包まれ、ハンドルの穴の中にたわみ部材を備えており、工具ハウジングの曲折表面に押しつけて取付けられ、作業者によって与えられる圧力に応じて曲折表面の頂点を乗り越えて前後に揺動する。

Description

【発明の詳細な説明】 振動吸収形ハンドル付き動力工具 発明の背景 本発明は、一般的にいえば、動力工具に関し、さらに詳しくいえば、舗装破砕 機などの衝撃作動式動力工具であって、ハンドルが使用中の振動及び衝撃を吸収 するように設計されているものに関する。可搬形舗装破砕機が動作しているとき ピストンによって作られるエネルギーの一部分がたがねとハウジングを通して作 業者の腕に逆に伝わる。これは、作業者を疲労させて、生産性を下げる。 従来の振動吸収形ハンドルは上向き方向と下向き方向の両方にわずかにたわむ ことができる。たがねが突き刺さった状態になり、作業者がそれを取除くために 上方に引っ張ると、ハンドルの上向きたわみ性は、作業者の引っ張る力に反対に 作用する。 前述のことは、振動吸収形ハンドルを有する現在の工具にあると知られている 欠点を例示している。したがって、上述の欠点の一つ以上を解消することを目的 とした代替品を提供することが有益であることは明らかである。それゆえ、あと でさらに完全に開示する特徴を備える適当な代替品を提供する。 発明の概要 本発明の一つの面において、これは、縦の対称軸と第１の端を有する細長いハ ンドルケースと、前記対称軸と共軸で、前記第１の端に開口部を形成し、前記ハ ンドルケースの中に伸び入る穴と、工具ハウジングの一部分に接続され、前記対 称軸と共軸で前記穴の中に伸び入る支持部材と、前記穴の中に前記対称軸と共軸 に配置され、前記支持部材の上に入れ子にかぶせられて、前記穴の中に伸び入り 、前記ハンドルケースと前記支持部材に固定された中空管状弾性たわみ部材と、 を備え、前記ハンドルケースが前記工具ハウジングにあって前記対称軸のところ に外方に伸びる頂点がある角度を有する曲折面で前記工具ハウジングに接触し、 それによってハンドルが、前記たわみ部材をたわめると、前記頂点を乗り越えて 前 後に揺動できることを特徴とする動力工具用の振動吸収形ハンドルを提供するこ とによって達成される。 前述及びその他の面は、添付図面と併せて考慮するとき、本発明の以下の詳細 な説明から明らかになる。 図面の簡単な説明 図１は、本発明の舗装破砕機の、一部分断面で、取除いた部品のある略正面図 である。 図２は、下向き位置にたわめられたハンドルを示している図１と同様の図であ る。 詳細な説明 図１を参照すると、図示されていない部品、すなわち、往復動ピストン、ピス トンを作動させるための流体通路と開口、衝撃流体を供給する流体入口ポート、 衝撃流体を排出する排気通路及びハウジングの前端にたがねを保持するチヤック 部材、のすべての周知の組合せを備えるハウジング３を有する流体作動式舗装破 砕機１が示されている。動作機能の詳細は、本発明の装置が使用できる限り、本 発明の一部分でないので、それらを示してない。 ハウジング３の上端に１対の向かい合せに取付けられたハンドル５及び７が接 続され、各ハンドルは同一であり、それゆえ、一方を説明することで両方に十分 である。旋回自在な作業者用レバー９が一方のハンドル７と関連しており、周知 のように装置を作動するために作業者の手のひらによって下方に圧し下げられる 。通常の空気入口１１も略図で示されている。 振動吸収形ハンドル７には、縦の対称軸１５を有する細長いハンドルケース１ ３、第１の端１７、第２の端１９及び対称軸１５と共軸の穴２１がある。穴２１ は、第１の端１７において開口部２３を形成し、ハンドルケース１３の中へ伸び 入って入る。支持部材２５が工具ハウジング３の一部分に持続されている。支持 部材２５は対称軸１５と共軸であり、穴２１の中に入り込んでいる。 穴２１の中の中空管状弾性たわみ部材２７が対称軸１５と共軸である。たわみ 部材２７は、中に対称軸１５と共軸の中空管状ブシュ２８を固着されている。ブ シュ２８は、それを貫通する穴を有し、穴を形成する表面にねじを切られている 。たわみ部材２７及びブシュ２８は、支持部材２５の上に入れ子式にはめ込まれ ている。たわみ部材２７は、ハンドルケース１３に恒久的に固着され、ブシュ２ ８を介して支持部材２５にねじ結合で固着されている。たわみ部材２７はたわみ 性のための弾性を与え、ブシュ２８は、支持部材２５に接続するための強さを与 える。 ハンドルケース１３は、工具ハウジング３の曲折表面２９で工具ハウジング３ に接触する。曲折表面２９は、対称軸１５のところに、外方に伸びる頂点３３が ある角３１を有し、それによって、たわみ部材２７がたわめられると、ハンドル ケースが頂点３３を乗り越えて前後に揺動できる。角３１は約１７０度であるの が好ましい。 図１に見られるように、曲折表面２９は、二つの交さ平面によって形成される のが好ましい。上側平面３５は工具ハウジング３の下端に面するように向きを定 められ、下側平面３７は工具ハウジング３の下側に面するように向きを定められ 、両方の平面は、頂点３３で交さしている。ゆるやかに曲がっている表面は面積 が等しい。 支持部材２５は、対称軸１５に沿って共軸に工具ハウジング３にねじ結合され たピンである。ハンドル７が作業者によって下向きに押されていないとき、ハン ドル７は上側平面３５と接触し、下側平面３７と接触しない。図１に見られるよ うに、上側平面３５は、工具ハウジング３の縦の対称軸４０と角３６を形成して いる。下側平面３７は工具ハウジングの対称軸４０と角４２を形成している。角 ３６は約２度で、角４２は約８度であるのが好ましい。 上側平面３５及び下側平面３７をこのように位置決めした場合、上側平面３５ は、例えば装置が作動されていないときのように、作業者が下向きの圧力を解く とき又は作業者が突き刺したたがねを引き抜くために上向きの圧力を加えようと 思うとき、ハンドル７が押し当たる“止め”となる。下側平面３７は、作業者が 十分な下向き力を加えるとき、ハンドル７が押し当てられる“止め”となる。し たがって、ハンドル７が下向き方向にはたわむことができるが、ドリル操作者の 上向きの引っ張り力に悪い作用を与えないことがわかる。また、たわみ部材２７ の自在たわみ性のためにハンドル７が上側平面３５の“止め”又は下側平面３７ の“止め”に接触しているときでさえ、ハンドルは、それぞれ上又は下とは異な る方向にたわめられることができるので、ハンドルはなおある程度の量の振動を 吸収できる。 ハンドルケース１３は、振動を吸収するために、ゴムのような適当なエラスト マ材料の一体形被膜４４の中に完全に包まれている。ブシュ２８をたわみ部材２ ７に恒久的に固着し、全組合せを被膜４４の中に成形して、たわみ部材２７をハ ンドルケース１３の中に恒久的に固着した一体化部品としてハンドル７を与える ことが好ましい。たわみ部材２７をネオプレーン材料で作ることが好ましい。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．（ａ）縦の対称軸、第１の端、第２の端及び前記対称軸と共軸な穴を有 する細長いハンドルケースで、前記穴が前記第１の端に開口部を形成し、前記ハ ンドルケースの中に伸び入っているハンドルケースと、 （ｂ）工具ハウジングの一部分に接続され、前記対称軸と共軸で前記穴 の中に伸び入っている支持部材と、 （ｃ）前記穴の中に前記対称軸と共軸に配置され、前記支持部材の上に 入れ子にかぶせられて、前記穴の中に伸び込み、前記ハンドルケースと前記支持 部材に固定された中空管状弾性たわみ部材とを備え、 （ｄ）前記ハンドルケースが前記工具ハウジグにあって前記対称軸のと ころに外方に伸びる頂点がある角度を有する曲折表面で前記工具ハウジングに接 触し、それによって、前記ハンドルが、前記たわみ部材をたわめると、前記頂点 を乗り越えて前後に揺動できることを特徴とする動力工具用振動吸収形ハンドル 。 ２．前記たわみ部材が中に前記対称軸と共軸な中空管状ブシュを固着されて いる請求項１に記載のハンドル。 ３．前記ハンドルケースが弾性振動吸収被膜で覆われている請求項２に記載 のハンドル。 ４．前記たわみ部材がネオプレーン材料で作られている請求項３に記載のハ ンドル。 ５．（ａ）工具ハウジングと、 （ｂ）前記工具ハウジングに固定された１対の向かい合せに位置決めさ れた外向きに伸びるハンドルとを備え、各ハンドルが、 （ｉ）縦の対称軸、第１の端、第２の端及び前記対称軸と共軸な穴を 有する細長いハンドルケースで、前記穴が前記第１の端に開口部を形成し、前記 ハンドルケースの中に伸び入っているハンドルケースと、 （ｉｉ）前記工具ハウジングの一部分に接続され、前記対称軸と共軸 で前記穴の中に伸び込んでいる支持部材と、 （ｉｉｉ）前記穴の中に前記対称軸と共軸に配置され、前記支持部材 の上に入れ子にかぶせられて、前記穴の中に伸び込み、前記ハンドルケースと前 記支持部材に固定された中空管状弾性たわみ部材とを備え、 （ｉｖ）前記ハンドルケースが前記工具ハウジングにあって前記対称 軸のところに外方に伸びる頂点がある角度を有する曲折表面で前記工具ハウジン グに接触し、それによって前記ハンドルが、前記たわみ部材をたわると、前記頂 点を乗り越えて前後に揺動できることを特徴とする振動吸収形ハンドルを有する 衝撃作動式動力工具。 ６．各ハンドルケースが弾性振動吸収材料で覆われている請求項５に記載の 工具。 ７．前記たわみ部材がネオプレーン材料で作られている請求項６に記載の工 具。