JPH0949760A - 光ビーム位置および角度制御装置 - Google Patents

光ビーム位置および角度制御装置

Info

Publication number
JPH0949760A
JPH0949760A JP19971995A JP19971995A JPH0949760A JP H0949760 A JPH0949760 A JP H0949760A JP 19971995 A JP19971995 A JP 19971995A JP 19971995 A JP19971995 A JP 19971995A JP H0949760 A JPH0949760 A JP H0949760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
light beam
control unit
steering
compensator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19971995A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Kodeki
一秀 小出来
Katsuhiko Yamada
克彦 山田
Toshio Kashiwase
俊夫 柏瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LASER NOSHUKU GIJUTSU KENKYU
LASER NOSHUKU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
LASER NOSHUKU GIJUTSU KENKYU
LASER NOSHUKU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LASER NOSHUKU GIJUTSU KENKYU, LASER NOSHUKU GIJUTSU KENKYU KUMIAI, Mitsubishi Electric Corp filed Critical LASER NOSHUKU GIJUTSU KENKYU
Priority to JP19971995A priority Critical patent/JPH0949760A/ja
Publication of JPH0949760A publication Critical patent/JPH0949760A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ビーム位置および角度の制御量演算時間の
短縮、高精度化および光ビーム伝送距離の長距離化が可
能な光ビーム位置および角度制御装置を得る。 【解決手段】 光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれを補
正するための傾動角が制御可能な複数個のステアリング
ミラー(61,62)と、これらステアリングミラーか
らの光ビームの位置ずれを検出する位置検出センサ(6
8)と、ステアリングミラーからの光ビームの角度ずれ
を検出する角度検出センサ(69)と、位置検出センサ
および角度検出センサの出力に基づいてステアリングミ
ラーの補正量を計算する補償装置(70)と、この補償
装置の出力に基づいてステアリングミラーを駆動するス
テアリングミラー駆動装置(73)とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ビーム光軸位
置ずれおよび角度ずれを高精度に制御して、光ビーム伝
送の長距離化を可能にする光ビーム位置および角度制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば特開平1−63919号
公報に示された従来の光ビーム位置および角度制御装置
を示す構成図である。図において、1はレーザ発信器、
2はビーム形状成形装置、3,4および5は制御駆動装
置、6,7および8はそれぞれ制御駆動装置3,4およ
び5で駆動されるミラー、9,10および11はビーム
スポット位置を検出する4分割フォトディテクタであ
る。
【0003】次に動作について説明する。いま、ミラー
6の反射面が基準となる傾斜位置から傾いた場合、4分
割フォトディテクタ9の検出面上におけるビームスポッ
ト位置が変化することとなり、4つの分割ディテクタの
検知出力が一致しなくなる。これらの出力検知信号は、
制御駆動装置3に入力される。制御駆動装置3では4分
割フォトディテクタ9からの4つの検知信号に基づい
て、調整用光ビームLの光軸の傾き方向またはミラー6
の反射面の傾斜方向が求められ、反射面の傾斜が基準位
置となるようにミラー6の駆動が行われる。これにより
ミラー6によって反射された調整用光ビームLの光軸
は、常に一定に維持され、ミラー7,8も同様に制御さ
れる。この制御によりビーム光軸は各4分割フォトディ
テクタの中心を通過することになり、ビーム光軸の位置
ずれおよび角度ずれが補正されることになる。
【0004】図12は例えば特開平2−113439号
公報に示された従来の光ビーム位置および角度制御装置
を示す構成図である。図において、21は平面反射鏡、
22は平面反射鏡21を駆動するアクチュエータ、23
は偏光ビームスプリッタ、24は4分割フォトダイオー
ド、25は角度変動検知器、26はコーナキューブ、2
7はコーナキューブ26を駆動するアクチュエータ、2
8はダイクロイツクミラー、29は4分割フォトダイオ
ード、30は光軸変動検知器である。
【0005】次に動作について説明する。平面反射鏡2
1によって反射され、偏光ビームスプリッタ23に入射
された光束は2方向に分割され、一方が角度変動検知用
の4分割フォトダイオード24の分割受光面に入射さ
れ、角度変動のずれ方向およびずれ量が検知される。し
たがって角度変動検知器25によって角度変動のずれ方
向およびずれ量を検出し、その検出量に基づいてアクチ
ュエータ22を制御して平面反射鏡21の角度を調整
し、常に光軸の角度が一定になるように制御する。次に
偏光ビームスプリッタ23で分割された他方の光束は、
コーナキューブ26を介してダイクロイツクミラー28
に入射され、透過光と反射光とに分割され、透過光は4
分割フォトダイオード29に入射される。したがって光
軸変動検知器30により、光軸のずれ方向及びずれ量を
検出し、この検出信号に基づいてアクチュエータ27に
よりキューブ26を位置調整する。
【0006】図13は例えば特開平5−18815号公
報に示された従来の光ビーム位置および角度制御装置を
示す構成図である。図において、31はレーザ光源、3
2,33および34は一部透過型反射鏡、35は一部反
射型反射鏡、36および37は全反射鏡、38および3
9は自動ミラージンバル、40および41はスクリー
ン、42および43はレンズ、44および45はビーム
位置検出器、46はレーザ光計測装置、47は光学装
置、48は角度誤差演算回路、49および50はジンバ
ル駆動回路、51はアライメントレーザ光源、52はレ
ーザ光である。
【0007】次に動作について説明する。一部反射型反
射鏡35は全反射鏡36から入射されたレーザ光52の
一部を反射してスクリーン40に出射し、このスクリー
ン40上での照射位置、つまりレーザ光52の位置変位
がビーム位置検出器44で検出される。一部透過型反射
鏡33は一部反射型反射鏡35を透過した大部分のレー
ザ光52を反射し、一部透過型反射鏡34を介してスク
リーン41に出射し、このスクリーン41上での照射位
置、つまりレーザ光52の位置変位がビーム位置検出器
45で検出される。角度誤差演算回路48はビーム位置
検出器44,45で検出されたレーザ光52の位置変位
から角度補正量を算出する。ジンバル駆動回路49,5
0は角度誤差演算回路48で算出された角度補正量に基
づいて自動ミラージンバル38,39を駆動し、全反射
鏡36および一部透過型反射鏡33を回動させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ビーム位置お
よび角度制御装置は以上のように構成されているので、
ビーム光軸の位置と角度を制御する場合、以下のような
問題点があった。まず、図11の光ビーム位置および角
度制御装置では、駆動装置で駆動されるミラーの取り付
け位置誤差が存在すると、ビーム光軸ずれ補正後もそれ
が原因で起きるビーム光軸位置ずれおよび角度ずれが残
るという問題点があった。
【0009】また、図12の光ビーム位置および角度制
御装置では、ビーム光軸の角度ずれと位置ずれを分離し
て補正する方法となっており、補正ミラーの取り付け位
置誤差が存在してもその影響を制御で打ち消すことがで
きる構成となっている。しかしビーム光軸位置ずれを補
正するキューブとビーム光軸角度ずれを補正するミラー
の途中に偏光ビームスプリッタを挿入してビーム角度検
知器にビームを伝送させる構成となっているため、偏光
ビームスプリッタを挿入できないほどの狭い空間にビー
ムを伝送させる場合やビーム伝送空間に偏光ビームスプ
リッタを挿入することによる伝送効率の低下を避けたい
場合や偏光ビームスプリッタを挿入できないほどミラー
とキューブ間の距離が小さい場合、このような構成がで
きないという問題点があった。
【0010】さらに、図13の光ビーム位置および角度
制御装置では、2つのビーム位置検出器で検出したそれ
ぞれのビーム光軸位置ずれ量からビーム光軸の角度ずれ
と位置ずれを角度誤差演算回路を用いて算出し、2つの
自動ミラージンバルを駆動させてビーム光軸の角度ずれ
と位置ずれを補正する方法となっており、補正ミラーの
取り付け位置誤差が存在してもその影響を制御で打ち消
すことができ、狭い空間にビームを伝送させる場合や2
つの自動ミラージンバル間距離が小さい場合でも実現で
きる構成となっている。しかしビーム光軸角度ずれ量を
検出するためには、2つのビーム位置検出器で検出した
それぞれのビーム光軸位置ずれ量と伝送光路長との関係
から求めなくてはならなく、演算量が増すという問題点
があった。
【0011】この発明は上述のような問題点を解消する
ためになされたもので、光ビーム位置および角度の制御
量演算時間の短縮、高精度化および光ビーム伝送距離の
長距離化が可能な光ビーム位置および角度制御装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
わる光ビーム位置および角度制御装置は、光ビームを所
定の位置および角度に制御する制御装置において、光ビ
ーム光軸の位置ずれと角度ずれを補正するための傾動角
が制御可能な複数個のステアリングミラーと、これらス
テアリングミラーからの光ビームの位置ずれを検出する
位置検出センサと、ステアリングミラーからの光ビーム
の角度ずれを検出する角度検出センサと、位置検出セン
サおよび角度検出センサの出力に基づいてステアリング
ミラーの補正量を計算する補償装置と、この補償装置の
出力に基づいてステアリングミラーを駆動するステアリ
ングミラー駆動装置とを備えたものである。
【0013】また、請求項2記載の発明に係わる光ビー
ム位置および角度制御装置は、光ビームを所定の位置お
よび角度に制御する制御装置において、光ビーム光軸の
位置ずれと角度ずれを補正するための傾動角が制御可能
な複数個のステアリングミラー、これらステアリングミ
ラーからの光ビームの位置ずれを検出する位置検出セン
サ、ステアリングミラーからの光ビームの角度ずれを検
出する角度検出センサ、位置検出センサおよび角度検出
センサの出力に基づいてステアリングミラーの補正量を
計算する補償装置および該補償装置の出力に基づいてス
テアリングミラーを駆動するステアリングミラー駆動装
置を有する制御ユニットを複数個直列に配置したもので
ある
【0014】また、請求項3記載の発明に係わる光ビー
ム位置および角度制御装置は、請求項2の発明におい
て、それぞれの制御ユニットにおける補償装置は、その
制御ユニット内のセンサ出力だけを用いて各ステアリン
グミラーの傾動角を求める分配器と、この分配器の出力
を用いてステアリングミラーの補正量を計算するフィー
ドバック補償器とを備えたものである。
【0015】また、請求項4記載の発明に係わる光ビー
ム位置および角度制御装置は、請求項3の発明におい
て、それぞれの制御ユニットにおける補償装置は、その
上流側の制御ユニットのセンサ出力から下流側の制御ユ
ニットに対する影響をあらかじめ予測してこの予測値を
フィードフォワードするフィードフォワード補償器を備
えたものである。
【0016】また、請求項5記載の発明に係わる光ビー
ム位置および角度制御装置は、請求項3の発明におい
て、それぞれの制御ユニットにおける補償装置は、その
上流側の制御ユニットのステアリングミラー駆動装置へ
の入力値から下流側の制御ユニットに対する影響をあら
かじめ予測してこの予測値をフィードフォワードするフ
ィードフォワード補償器を備えたものである。
【0017】また、請求項6記載の発明に係わる光ビー
ム位置および角度制御装置は、請求項3の発明におい
て、それぞれの制御ユニットにおける補償装置は、その
上流側の制御ユニットの過去のステアリングミラー駆動
装置への入力値を記憶する記憶器と、その上流側の制御
ユニットのセンサ出力と上記記憶器の出力から上流側の
制御ユニットに働く外乱を推定する外乱推定器と、該外
乱推定器の出力および現在の上流側の制御ユニットのス
テアリングミラー駆動装置への入力値を用いて下流側の
制御ユニットに対する影響をあらかじめ予測してこの予
測値をフィードフォワードするフィードフォワード補償
器とを備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1を示す構
成図である。図において、61,62は光ビーム光軸の
位置ずれと角度ずれを補正するためのステアリングミラ
ーであって、ステアリングミラー61は、到来する光ビ
ームを反射する全反射ミラー63と、この全反射ミラー
63を駆動するアクチュエータ66とからなり、同じ
く、ステアリングミラー62は、全反射ミラー63で反
射された光ビームを反射する全反射ミラー64と、この
全反射ミラー64を駆動するアクチュエータ67とから
なる。68はステアリングミラー62の全反射ミラー6
4で反射されビームスプリッタ75,74を介して到来
する光ビームの光軸の位置ずれを検出する位置検出セン
サ、69はビームスプリッタ75で分離され全反射ミラ
ー65で反射されて到来する光ビームの光軸の角度ずれ
を検出する角度検出センサである。
【0019】70は検出センサ68および69の出力に
基づいて光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれ量からステ
アリングミラー駆動量を計算するための補償装置、73
は補償装置70の出力に基づいてステアリングミラー6
1,62を駆動するためのステアリングミラー駆動装置
である。補償装置70は、例えば光ビーム光軸の位置ず
れと角度ずれ量からステアリングミラー傾動角を計算す
るための分配器71と、この分配器71からのステアリ
ングミラー傾動角に基づいてフィードバック制御量を計
算するフィードバック補償器72とからなる。
【0020】なお、構成要素61〜75は制御ユニット
Uを構成する。また、ここでは、ステアリングミラー6
1,62は2自由度を持つものである。つまり紙面垂直
方向軸回転と紙面水平方向軸回転するものである。この
例では、位置検出センサ68と角度検出センサ69をス
テアリングミラー61,62と対面に配置させている。
また、ビームスプリッタ75は到来する光ビームの量が
位置検出センサ68等を破壊する恐れのない程度のもの
であれば、省略してもよい。
【0021】次に動作について説明する。ステアリング
ミラー61,62が外乱によって傾動したりあるいは入
射ビーム光軸が変動すると、位置検出センサ68と角度
検出センサ69はそれぞれビーム光軸位置ずれおよび角
度ずれ量を検出する。そのずれ量は補償装置70の分配
器71に入力され、分配器71は光ビーム光軸の位置ず
れと角度ずれ量からステアリングミラー傾動角を計算す
る。フィードバック補償器72は分配器71からのステ
アリングミラー傾動角に基づいてフィードバック制御量
であるステアリングミラー補正量を計算する。このステ
アリングミラー補正量はステアリングミラー駆動装置7
3に入力され、このステアリングミラー駆動装置73に
よりアクチュエータ66,67が駆動され、それぞれス
テアリングミラー61と62はビーム光軸位置ずれおよ
び角度ずれを補正するように傾動する。
【0022】図2はこの発明の実施の形態1における制
御ユニットUの要部を模式的に示す構成図である。図に
おいて、制御ユニットUのステアリングミラー61,6
2には、図示しないマイコンの制御手段より予め光ビー
ム光軸の位置と角度の指令値が基準値として与えられて
いる。この指令値に対して、位置検出センサ68と角度
検出センサ69を代表的に表すセンサSERからの検出
出力が加算され、補償装置70で補償され、さらに外乱
等も加味して、ステアリングミラー駆動角の情報として
ステアリングミラー61,62に供給される。
【0023】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示す構成図である。図において、図1と対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。図
において、81,82は光ビーム光軸の位置ずれと角度
ずれを補正するためのステアリングミラーであって、ス
テアリングミラー81は、到来する光ビームを反射する
全反射ミラー83と、この全反射ミラー83を駆動する
アクチュエータ86とからなり、同じく、ステアリング
ミラー82は、全反射ミラー83で反射された光ビーム
を反射する全反射ミラー84と、この全反射ミラー84
を駆動するアクチュエータ87とからなる。88はステ
アリングミラー82の全反射ミラー84で反射されビー
ムスプリッタ95,94を介して到来する光ビームの光
軸の位置ずれを検出する位置検出センサ、89はビーム
スプリッタ94で分離され全反射ミラー85で反射され
て到来する光ビームの光軸の角度ずれを検出する角度検
出センサである。
【0024】90は検出センサ88および89の出力に
基づいて光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれ量からステ
アリングミラー駆動量を計算するための補償装置、93
は補償装置90の出力に基づいてステアリングミラー8
1,82を駆動するためのステアリングミラー駆動装置
である。補償装置90は、例えば光ビーム光軸の位置ず
れと角度ずれ量からステアリングミラー傾動角を計算す
るための分配器91と、この分配器91からのステアリ
ングミラー傾動角に基づいてフィードバック制御量を計
算するフィードバック補償器92とからなる。96は全
反射ミラー64からの光ビームの一部を位置検出センサ
68に透過し、残りを直交する方向に反射する一部透過
型直交ミラー、97,98は一部透過型直交ミラー96
とステアリングミラー81の全反射ミラー83との間に
設けられた直交ミラーである。その他の構成は、図1と
同様である。
【0025】なお、構成要素61〜74は第1の制御ユ
ニットU1を構成し、構成要素81〜98は第2の制御
ユニットU2を構成する。また、この例では、制御ユニ
ットは2個の場合であるが、3個以上の場合も含むよう
にしてもよい。その場合、図3において、同じ構成の制
御ユニットが単に増えるだけである。また、ここでは、
ステアリングミラー61,62および81,82は2自
由度を持つもの、つまり、紙面垂直方向軸回転と紙面水
平方向軸回転するものとしているが、1自由度を持つス
テアリングミラー4個を配置するものや、1自由度を持
つステアリングミラー2個と2自由度を持つステアリン
グミラー1個を配置するようにしてもよい。また、この
例では、制御ユニット当たり位置検出センサと角度検出
センサを用いているが、位置検出センサ2個あるいは角
度検出センサ2個を用いるようにしてもよい。さらに、
ビームスプリッタ95は到来する光ビームの量が位置検
出センサ88等を破壊する恐れのない程度のものであれ
ば、省略してもよい。
【0026】次に動作について説明する。第1の制御ユ
ニットU1のステアリングミラー61,62が外乱によ
って傾動したりあるいは入射ビーム光軸が変動すると、
位置検出センサ68と角度検出センサ69はそれぞれビ
ーム光軸位置ずれおよび角度ずれ量を検出する。そのず
れ量は補償装置70の分配器71に入力され、分配器7
1は光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれ量からステアリ
ングミラー傾動角を計算する。フィードバック補償器7
2は分配器71からのステアリングミラー傾動角に基づ
いてフィードバック制御量であるステアリングミラー補
正量を計算する。このステアリングミラー補正量はステ
アリングミラー駆動装置73に入力され、このステアリ
ングミラー駆動装置73によりアクチュエータ66,6
7が駆動され、それぞれステアリングミラー61と62
はビーム光軸位置ずれおよび角度ずれを補正するように
傾動する。
【0027】第2の制御ユニットU2では、ステアリン
グミラー81,82が外乱によって傾動したり第1の制
御ユニットU1の制御による影響によりビーム光軸が変
動すると、第2の制御ユニットU2の位置検出センサ8
8と角度検出センサ89はそれぞれビーム光軸位置ずれ
および角度ずれ量を検出する。そのずれ量は補償装置9
0の分配器91に入力され、分配器91は光ビーム光軸
の位置ずれと角度ずれ量からステアリングミラー傾動角
を計算する。フィードバック補償器92は分配器91か
らのステアリングミラー傾動角に基づいてフィードバッ
ク制御量であるステアリングミラー補正量を計算する。
このステアリングミラー補正量はステアリングミラー駆
動装置93に入力され、このステアリングミラー駆動装
置93によりアクチュエータ86,87が駆動され、そ
れぞれステアリングミラー81と82はビーム光軸位置
ずれおよび角度ずれを補正するように傾動する。
【0028】ここで、制御ユニット数を4とする場合、
i番目のユニットのステアリングミラー補正量をΔθi(i
=1〜4)、適切なθi(i=1〜4)の関数fi(i=1〜4)を用いて
フィードバック制御量をfii)とすると
【0029】
【数1】
【0030】と表される。
【0031】図4はこの発明の実施の形態2における制
御ユニットU1およびU2の要部を模式的に示す構成図
である。図において、第1の制御ユニットU1のステア
リングミラー61,62には、図示しないマイコンの制
御手段より予め光ビーム光軸の位置と角度の指令値が基
準値として与えられている。この指令値に対して、位置
検出センサ68と角度検出センサ69を代表的に表すセ
ンサSERからの検出出力が加算され、補償装置70で
補償され、さらに外乱等も加味して、ステアリングミラ
ー駆動角の情報としてステアリングミラー61,62に
供給される。同様に、第2の制御ユニットU2のステア
リングミラー81,82には、図示しないマイコンの制
御手段より予め光ビーム光軸の位置と角度の指令値が基
準値として与えられている。この指令値に対して、位置
検出センサ88と角度検出センサ89を代表的に表すセ
ンサSERからの検出出力が加算され、補償装置90で
補償され、さらに外乱等も加味して、ステアリングミラ
ー駆動角の情報としてステアリングミラー81,82に
供給される。
【0032】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3を示す構成図である。図において、図3と対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。図
において、90Aは検出センサ88と89および検出セ
ンサ68と69の出力に基づいて光ビーム光軸の位置ず
れと角度ずれ量からステアリングミラー駆動量を計算す
るための補償装置、93Aは補償装置90Aの出力に基
づいてステアリングミラー81,82を駆動するための
ステアリングミラー駆動装置である。補償装置90A
は、例えば光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれ量からス
テアリングミラー傾動角を計算するための分配器91
と、この分配器91からのステアリングミラー傾動角に
基づいてフィードバック制御量を計算するフィードバッ
ク補償器92と、第1の制御ユニットU1のセンサ即ち
位置検出センサ68および角度検出センサ69からそれ
ぞれ得られるビーム光軸位置ずれおよび角度ずれ量に基
づいてフィードフォワード制御量を計算するフィードフ
ォワード補償器101とからなる。その他の構成は、図
3と同様である。
【0033】なお、構成要素61〜74は第1の制御ユ
ニットU1を構成し、構成要素81〜89,90A,9
3A,94〜98は第2の制御ユニットU2を構成す
る。また、この例でも、制御ユニットは2個の場合であ
るが、3個以上の場合も含むようにしてもよい。その場
合、図5において、第3の制御ユニット以下は第2の制
御ユニットと同じ構成のものとなる。また、ここでは、
ステアリングミラー61,62および81,82は2自
由度を持つもの、つまり紙面垂直方向軸回転と紙面水平
方向軸回転するものとしているが、1自由度を持つステ
アリングミラー4個を配置するものや、1自由度を持つ
ステアリングミラー2個と2自由度を持つステアリング
ミラー1個を配置するようにしてもよい。さらに、この
例では、制御ユニット当たり位置検出センサと角度検出
センサを用いているが、位置検出センサ2個あるいは角
度検出センサ2個を用いるようにしてもよい。
【0034】次に動作について説明する。第1の制御ユ
ニットU1のステアリングミラー61,62が外乱によ
って傾動したりあるいは入射ビーム光軸が変動すると、
位置検出センサ68と角度検出センサ69はそれぞれビ
ーム光軸位置ずれおよび角度ずれ量を検出する。そのず
れ量は補償装置70の分配器71に入力され、分配器7
1は光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれ量からステアリ
ングミラー傾動角を計算する。フィードバック補償器7
2は分配器71からのステアリングミラー傾動角に基づ
いてフィードバック制御量であるステアリングミラー補
正量を計算する。このステアリングミラー補正量はステ
アリングミラー駆動装置73に入力され、このステアリ
ングミラー駆動装置73によりアクチュエータ66,6
7が駆動され、それぞれステアリングミラー61と62
はビーム光軸位置ずれおよび角度ずれを補正するように
傾動する。
【0035】第2の制御ユニットU2では、ステアリン
グミラー81,82が外乱によって傾動したり第1の制
御ユニットU1の制御による影響によりビーム光軸が変
動すると、第2の制御ユニットU2の位置検出センサ8
8と角度検出センサ89はそれぞれビーム光軸位置ずれ
および角度ずれ量を検出する。そのずれ量は補償装置9
0Aの分配器91に入力され、分配器91は光ビーム光
軸の位置ずれと角度ずれ量からステアリングミラー傾動
角を計算する。フィードバック補償器92は分配器91
からのステアリングミラー傾動角に基づいてフィードバ
ック制御量を計算する。
【0036】一方、第1の制御ユニットU1の検出セン
サ68,69からそれぞれ得られるビーム光軸位置ずれ
および角度ずれ量をフィードフォワード補償器101に
入力し、フィードフォワード制御量を計算する。このフ
ィードバック制御量とフィードフォワード制御量を加え
たものがステアリングミラー補正量であり、このステア
リングミラー補正量はステアリングミラー駆動装置93
Aに入力され、このステアリングミラー駆動装置93A
によりアクチュエータ86,87が駆動され、それぞれ
ステアリングミラー81と82はビーム光軸位置ずれお
よび角度ずれを補正するように傾動する。
【0037】ここで、制御ユニット数を4とする場合、
i番目のユニットの位置検出センサ信号をxi(i=1〜4)、
角度検出センサ信号をαi(i=1〜4)、上側のステアリン
グミラーをθi1(i=1〜4)、下側のステアリングミラーを
θi2(i=1〜4)とする。このとき、各ステアリングミラー
の傾動角とセンサ出力の関係は、式(2)で表される。
【0038】
【数2】
【0039】である。ただし、ai1(i=1〜4)はステアリ
ングミラーとセンサの配置から幾何学的に求められる2
×2のマトリクスである。上式より、第1の制御ユニッ
トU1のステアリングミラーは ν=a11θ1 となるので、θ1は θ=a11 -1ν1 として求められる。これが第1の制御ユニットU1の分
配器71の働きである。この分配器71の出力θ1を用
いると、フィードバック制御量は適切なθ1の関数f1
用いて
【0040】 Δθ1=f1(θ1) (3)
【0041】と表される。これがフィードバック補償器
72の働きである。第2の制御ユニットU2のステアリ
ングミラーは ν2=a21θ1+a11θ2=a11(θ2+a11 -121θ1) ここで
【0042】
【数3】
【0043】とすると
【0044】
【数4】
【0045】となり、これよりθ2バーは
【0046】
【数5】
【0047】として求められる。これが、第2の制御ユ
ニットU2の分配器91の働きである。この分配器91
の出力θ2バーを用いると、フィードバック制御量は適
切なθ2バーの関数f2を用いて
【0048】
【数6】
【0049】と表される。これがフィードバック補償器
92の働きである。よって、第1の制御ユニットU1の
ステアリングミラーと同じ関係が得られる。したがっ
て、θ2に関する制御量は
【0050】
【数7】
【0051】と表される。ここで式(4)の右辺第1項は
フィードバック制御量を表し、右辺第2項はフィードフ
ォワード制御量を表している。右辺第2項がフィードフ
ォワード補償器101の働きである。同様にして第3、
第4の制御ユニットのステアリングミラーの制御量を求
め、まとめて表すと
【0052】
【数8】
【0053】と表される。ここで、式(5)の左辺のΔθi
はi番目の制御ユニットのステアリングミラーに対する
角度指令値、右辺のθiは i番目の制御ユニットのステ
アリングミラーの実際の傾動角を意味している。式(5)
の右辺第1項はフィードバック制御量、右辺第2項はフ
ィードフォワード制御量に対応する。したがって、フィ
ードフォワード制御には実際のステアリングミラーの傾
動角が必要となるが、これをセンサ信号から測定する。
式(5)の右辺第2項に、式(2)から求められる実際のステ
アリングミラー傾動角を代入することにより、フィード
フォワード制御量にセンサ情報を用いることになる。こ
れは式(6)で表され、フィードフォワード制御量は、そ
の前段の制御ユニットのみのセンサ情報を用いる形とな
っている。
【0054】
【数9】
【0055】この式(6)において右辺第1項がフィード
バック補償器72,92の働きを示し、右辺第2項がフ
ィードフォワード補償器101の働きを示している。
【0056】図6はこの発明の実施の形態3における制
御ユニットU1およびU2の要部を模式的に示す構成図
である。図において、第1の制御のユニットU1のステ
アリングミラー61,62には、図示しないマイコンの
制御手段より予め光ビーム光軸の位置と角度の指令値が
基準値として与えられている。この指令値に対して、位
置検出センサ68と角度検出センサ69を代表的に表す
センサSERからの検出出力が加算され、補償装置70
で補償され、さらに外乱等も加味して、ステアリングミ
ラー駆動角の情報としてステアリングミラー61,62
に供給される。
【0057】同様に、第2の制御ユニットU2のステア
リングミラー81,82には、図示しないマイコンの制
御手段より予め光ビーム光軸の位置と角度の指令値が基
準値として与えられている。この指令値に対して、位置
検出センサ88と角度検出センサ89を代表的に表すセ
ンサSERからの検出出力が加算され、補償装置90A
でフィードバック補償され、また、位置検出センサ68
と角度検出センサ69を代表的に表すセンサSERから
の検出出力に基づくフィードフォワード補償が補償装置
90Aでなされ、これら双方の補償出力にさらに外乱等
も加味して、ステアリングミラー駆動角の情報としてス
テアリングミラー81,82に供給される。
【0058】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4を示す構成図である。図において、図3と対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。図
において、90Bは検出センサ88と89および補償装
置70の出力に基づいて光ビーム光軸の位置ずれと角度
ずれ量からステアリングミラー駆動量を計算するための
補償装置、93Bは補償装置90Bの出力に基づいてス
テアリングミラー81,82を駆動するためのステアリ
ングミラー駆動装置である。補償装置90Bは、例えば
光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれ量からステアリング
ミラー傾動角を計算するための分配器91と、この分配
器91からのステアリングミラー傾動角に基づいてフィ
ードバック制御量を計算するフィードバック補償器92
と、第1の制御ユニットU1の補償装置70からのフィ
ードバック制御量に基づいてフィードフォワード制御量
を計算するフィードフォワード補償器102とからな
る。その他の構成は、図3と同様である。
【0059】なお、構成要素61〜74は第1の制御ユ
ニットU1を構成し、構成要素81〜89,90B,9
3B,94〜98は第2の制御ユニットU2を構成す
る。また、この例でも、制御ユニットは2個の場合であ
るが、3個以上の場合も含むようにしてもよい。その場
合、図7において、第3の制御ユニット以下は第2の制
御ユニットと同じ構成のものとなる。また、ここでは、
ステアリングミラー61,62および81,82は2自
由度を持つもの、つまり、紙面垂直方向軸回転と紙面水
平方向軸回転するものとしているが、1自由度を持つス
テアリングミラー4個を配置するものや、1自由度を持
つステアリングミラー2個と2自由度を持つステアリン
グミラー1個を配置するようにしてもよい。さらに、こ
の例では、制御ユニット当たり位置検出センサと角度検
出センサを用いているが、位置検出センサ2個あるいは
角度検出センサ2個を用いるようにしてもよい。
【0060】次に動作について説明する。第1の制御ユ
ニットU1のステアリングミラー61,62が外乱によ
って傾動したりあるいは入射ビーム光軸が変動すると、
位置検出センサ68と角度検出センサ69はそれぞれビ
ーム光軸位置ずれおよび角度ずれ量を検出する。そのず
れ量は補償装置70の分配器71に入力され、分配器7
1は光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれ量からステアリ
ングミラー傾動角を計算する。フィードバック補償器7
2は分配器71からのステアリングミラー傾動角に基づ
いてフィードバック制御量であるテアリングミラー補正
量を計算する。このステアリングミラー補正量はステア
リングミラー駆動装置73に入力され、このステアリン
グミラー駆動装置73によりアクチュエータ66,67
が駆動され、それぞれステアリングミラー61と62は
ビーム光軸位置ずれおよび角度ずれを補正するように傾
動する。
【0061】第2の制御ユニットU2では、ステアリン
グミラー81,82が外乱によって傾動したり第1の制
御ユニットU1の制御による影響によりビーム光軸が変
動すると、第2の制御ユニットU2の位置検出センサ8
8と角度検出センサ89はそれぞれビーム光軸位置ずれ
および角度ずれ量を検出する。そのずれ量は補償装置9
0Bの分配器91に入力され、分配器91は光ビーム光
軸の位置ずれと角度ずれ量からステアリングミラー傾動
角を計算する。フィードバック補償器92は分配器91
からのステアリングミラー傾動角に基づいてフィードバ
ック制御量を計算する。
【0062】一方、第1の制御ユニットU1の補償装置
70からのフィードバック制御量をフィードフォワード
補償器102に入力し、フィードフォワード制御量を計
算する。このフィードバック制御量とフィードフォワー
ド制御量を加えたものがステアリングミラー補正量であ
り、このステアリングミラー補正量はステアリングミラ
ー駆動装置93Bに入力され、このステアリングミラー
駆動装置93Bによりアクチュエータ86,87が駆動
され、それぞれステアリングミラー81と82はビーム
光軸位置ずれおよび角度ずれを補正するように傾動す
る。
【0063】ここで、制御ユニット数を4とする場合、
フィードフォワード制御量は式(5)の右辺第2項におい
て、ステアリングミラー傾動角をステアリングミラー駆
動装置入力値に置き換えたものになる。これを計算する
ことにより、式(5)は式(7)のように表され、フィード
フォワード制御量は、その前段の制御ユニットのみのス
テアリングミラー駆動装置フィードバック入力値を用い
る形になっている。
【0064】
【数10】
【0065】この式(7)において右辺第1項がフィード
バック補償器72,92の働きを示し、右辺第2項がフ
ィードフォワード補償器102の働きを示している。
【0066】図8はこの発明の実施の形態4における制
御ユニットU1およびU2の要部を模式的に示す構成図
である。図において、第1の制御のユニットU1のステ
アリングミラー61,62には、図示しないマイコンの
制御手段より予め光ビーム光軸の位置と角度の指令値が
基準値として与えられている。この指令値に対して、位
置検出センサ68と角度検出センサ69を代表的に表す
センサSERからの検出出力が加算され、補償装置70
で補償され、さらに外乱等も加味して、ステアリングミ
ラー駆動角の情報としてステアリングミラー61,62
に供給される。
【0067】同様に、第2の制御ユニットU2のステア
リングミラー81,82には、図示しないマイコンの制
御手段より予め光ビーム光軸の位置と角度の指令値が基
準値として与えられている。この指令値に対して、位置
検出センサ88と角度検出センサ89を代表的に表すセ
ンサSERからの検出出力が加算され、補償装置90B
でフィードバック補償され、また、第1の制御ユニット
U1の補償装置70からのフィードバック制御量に基づ
くフィードフォワード補償が補償装置90Bでなされ、
これら双方の補償出力にさらに外乱等も加味して、ステ
アリングミラー駆動角の情報としてステアリングミラー
81,82に供給される。
【0068】実施の形態5.図9はこの発明の実施の形
態5を示す構成図である。図において、図3と対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。図
において、90Cは検出センサ88,89および検出セ
ンサ68,69の検出出力と補償装置70の出力に基づ
いて光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれ量からステアリ
ングミラー駆動量を計算するための補償装置、93Cは
補償装置90Cの出力に基づいてステアリングミラー8
1,82を駆動するためのステアリングミラー駆動装置
である。
【0069】補償装置90Cは、例えば光ビーム光軸の
位置ずれと角度ずれ量からステアリングミラー傾動角を
計算するための分配器91と、この分配器91からのス
テアリングミラー傾動角に基づいてフィードバック制御
量を計算するフィードバック補償器92と、第1の制御
ユニットU1の補償装置70のフィードバック補償器7
2からのフィードバック制御量を記憶する記憶器103
と、この記憶器103の出力と第1の制御ユニットU1
の検出センサ68,69の出力に基づいて第1の制御ユ
ニットU1の外乱を推定する外乱推定器104と、この
外乱推定器104の出力とフィードバック補償器72の
出力に基づいてフィードフォワード制御量を計算するフ
ィードフォワード補償器105とからなる。その他の構
成は、図3と同様である。
【0070】なお、構成要素61〜74は第1の制御ユ
ニットU1を構成し、構成要素81〜89,90C,9
3C,94〜98は第2の制御ユニットU2を構成す
る。また、この例でも、制御ユニットは2個の場合であ
るが、3個以上の場合も含むようにしてもよい。その場
合、図9において、第3の制御ユニット以下は第2の制
御ユニットと同じ構成のものとなる。また、ここでは、
ステアリングミラー61,62および81,82は2自
由度を持つもの、つまり、紙面垂直方向軸回転と紙面水
平方向軸回転するものとしているが、1自由度を持つス
テアリングミラー4個を配置するものや、1自由度を持
つステアリングミラー2個と2自由度を持つステアリン
グミラー1個を配置するようにしてもよい。さらに、こ
の例では、制御ユニット当たり位置検出センサと角度検
出センサを用いているが、位置検出センサ2個あるいは
角度検出センサ2個を用いるようにしてもよい。
【0071】次に動作について説明する。第1の制御ユ
ニットU1のステアリングミラー61,62が外乱によ
って傾動したりあるいは入射ビーム光軸が変動すると、
位置検出センサ68と角度検出センサ69はそれぞれビ
ーム光軸位置ずれおよび角度ずれ量を検出する。そのず
れ量は補償装置70の分配器71に入力され、分配器7
1は光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれ量からステアリ
ングミラー傾動角を計算する。フィードバック補償器7
2は分配器71からのステアリングミラー傾動角に基づ
いてフィードバック制御量であるステアリングミラー補
正量を計算する。このステアリングミラー補正量はステ
アリングミラー駆動装置73に入力され、このステアリ
ングミラー駆動装置73によりアクチュエータ66,6
7が駆動され、それぞれステアリングミラー61と62
はビーム光軸位置ずれおよび角度ずれを補正するように
傾動する。
【0072】第2の制御ユニットU2では、ステアリン
グミラー81,82が外乱によって傾動したり第1の制
御ユニットU1の制御による影響によりビーム光軸が変
動すると、第2の制御ユニットU2の位置検出センサ8
8と角度検出センサ89はそれぞれビーム光軸位置ずれ
および角度ずれ量を検出する。そのずれ量は補償装置9
0Cの分配器91に入力され、分配器91は光ビーム光
軸の位置ずれと角度ずれ量からステアリングミラー傾動
角を計算する。フィードバック補償器92は分配器91
からのステアリングミラー傾動角に基づいてフィードバ
ック制御量を計算する。一方、第1の制御ユニットU1
の補償装置70からステアリングミラー駆動装置73へ
の過去のフィードバック制御量を記憶器103に記憶
し、この記憶器103の出力と第1の制御ユニットU1
のセンサ68と69からのそれぞれビーム光軸位置ずれ
および角度ずれ量に基づいて第1の制御ユニットU1の
外乱を外乱推定器104において推定する。
【0073】そして、外乱推定器104の出力と現在の
第1の制御ユニットU1の補償装置70からステアリン
グミラー駆動装置73への入力値をフィードフォワード
補償器105に入力し、フィードフォワード制御量を計
算する。このフィードバック制御量とフィードフォワー
ド制御量を加えたものがステアリングミラー補正量であ
り、このステアリングミラー補正量はステアリングミラ
ー駆動装置93Cに入力され、このステアリングミラー
駆動装置93Cによりアクチュエータ86,87が駆動
され、それぞれステアリングミラー81と82はビーム
光軸位置ずれおよび角度ずれを補正するように傾動す
る。
【0074】この実施の形態5は、実質的に実施の形態
3による光ビーム位置および角度制御装置と実施の形態
4による光ビーム位置および角度制御装置を合わせ、両
者の長所を持たせたものであるが、制御のタイミングを
考慮せずに加えただけではフィードフォワード制御が悪
影響を及ぼす場合があるため、各フィードフォワード制
御のタイミングを考慮する。ここで、制御ユニット数を
4とする場合、まず、k番目の時刻における状態量を表
すために、状態量に(k)をつけることにする。実際のス
テアリングミラー傾動角θi(k)とステアリングミラー駆
動装置入力値Δθi(k)との間の誤差の要因としては、外
乱やステアリングミラーの非線形成分(ヒステリシスな
ど)が考えられる。これらをまとめてdi(k)とおく。即
ち、
【0075】
【数11】
【0076】と表される。k番目の時刻においてd1(k)〜
d4(k)は測定することができないので、最小サンプル時
間遅れを考慮して、近似的に1サンプル前のd1(k-1)〜d
4(k-1)を用いることを考える。式(8)のdi(k)をdi(k-1)
で置き換え、得られたθi(k)を式(5)の右辺に代入し、
整理すると式(9)が得られる。フィードフォワード制御
量は、その上流側のすべての制御ユニットのセンサ情報
とステアリングミラー駆動装置フィードバック入力値と
1サンプル時間前のステアリングミラー駆動装置フィー
ドバック入力値を用いる形になっている。この式(9)に
おいて右辺第1項がフィードバック補償器72,92の
働きを示し、右辺第2項がフィードフォワード補償器1
05の働きを示している。
【0077】
【数12】
【0078】さらに式(9)を計算することにより式(10)
が得られる。
【0079】
【数13】
【0080】フィードフォワード制御量は、その前段の
制御ユニットのみのセンサ情報とステアリングミラー駆
動装置フィードバック入力値と1サンプル時間前のステ
アリングミラー駆動装置フィードバック入力値を用いる
形になっている。この式(10)において右辺第1項がフィ
ードバック補償器92の働きを示し、右辺第2項がフィ
ードフォワード補償器105の働きを示している。
【0081】図10はこの発明の実施の形態5における
制御ユニットU1およびU2の要部を模式的に示す構成
図である。図において、第1の制御のユニットU1のス
テアリングミラー61,62には、図示しないマイコン
の制御手段より予め光ビーム光軸の位置と角度の指令値
が基準値として与えられている。この指令値に対して、
位置検出センサ68と角度検出センサ69を代表的に表
すセンサSERからの検出出力が加算され、補償装置7
0で補償され、さらに外乱等も加味して、ステアリング
ミラー駆動角の情報としてステアリングミラー61,6
2に供給される。
【0082】同様に、第2の制御ユニットU2のステア
リングミラー81,82には、図示しないマイコンの制
御手段より予め光ビーム光軸の位置と角度の指令値が基
準値として与えられている。この指令値に対して、位置
検出センサ88と角度検出センサ89を代表的に表すセ
ンサSERからの検出出力が加算され、補償装置90C
でフィードバック補償され、また、第1の制御ユニット
U1の補償装置70からの過去と現在のフィードバック
制御量と、位置検出センサ68と角度検出センサ69を
代表的に表すセンサSERからの検出出力に基づくフィ
ードフォワード補償が補償装置90Cでなされ、これら
双方の補償出力にさらに外乱等も加味して、ステアリン
グミラー駆動角の情報としてステアリングミラー81,
82に供給される。
【0083】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、光ビームを所定の位置および角度に制御する制御
装置において、光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれを補
正するための傾動角が制御可能な複数個のステアリング
ミラーと、これらステアリングミラーからの光ビームの
位置ずれを検出する位置検出センサと、ステアリングミ
ラーからの光ビームの角度ずれを検出する角度検出セン
サと、位置検出センサおよび角度検出センサの出力に基
づいてステアリングミラーの補正量を計算する補償装置
と、この補償装置の出力に基づいてステアリングミラー
を駆動するステアリングミラー駆動装置とを備えている
ので、ビーム光軸位置ずれを検出する位置検出センサと
ビーム光軸角度ずれを検出する角度検出センサを有する
ためセンサから直接それらのずれ量が得られるために余
分な演算処理を行わなくてすみ制御量演算時間の短縮が
図れ、ステアリングミラーの設置誤差を制御により打ち
消すことができ、補償装置を用いたことによりステアリ
ングミラーとセンサの設置が自由に行えるので狭い空間
にビームを伝送することができるという効果がある。
【0084】また、請求項2記載の発明によれば、光ビ
ームを所定の位置および角度に制御する制御装置におい
て、光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれを補正するため
の傾動角が制御可能な複数個のステアリングミラー、こ
れらステアリングミラーからの光ビームの位置ずれを検
出する位置検出センサ、ステアリングミラーからの光ビ
ームの角度ずれを検出する角度検出センサ、位置検出セ
ンサおよび角度検出センサの出力に基づいてステアリン
グミラーの補正量を計算する補償装置およびこの補償装
置の出力に基づいてステアリングミラーを駆動するステ
アリングミラー駆動装置を有する制御ユニットを複数個
直列に配置し、光ビームを制御するので、ビーム伝送光
路を長距離にすることができ、故障時の対応が容易であ
り、光路長の変更に対する対応が容易であるという効果
がある。
【0085】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の発明において、それぞれの制御ユニットにお
ける補償装置は、その制御ユニット内のセンサ出力だけ
を用いて各ステアリングミラーの傾動角を求める分配器
と、この分配器の出力を用いてステアリングミラーの補
正量を計算するフィードバック補償器とを備えているの
で、制御装置の配線を簡素化でき、制御アルゴリズムの
簡素化ができるという効果がある。
【0086】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項3の発明において、それぞれの制御ユニットにおける
補償装置は、その上流側の制御ユニットのセンサ出力か
ら下流側の制御ユニットに対する影響をあらかじめ予測
してこの予測値をフィードフォワードするフィードフォ
ワード補償器を備えているので、各制御ユニット間の干
渉の除去ができ、フィードバック制御系設計が容易にな
り、各制御ユニットの応答が安定し、制御系のヒステリ
シスなどの非線形成分や制御系に付加される外乱を検出
できるという効果がある。
【0087】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項3の発明において、それぞれの制御ユニットにおける
補償装置は、その上流側の制御ユニットのステアリング
ミラー駆動装置への入力値から下流側の制御ユニットに
対する影響をあらかじめ予測してこの予測値をフィード
フォワードするフィードフォワード補償器を備えている
ので、各制御ユニット間の干渉の除去ができ、フィード
バック制御系設計が容易になり、各制御ユニットの応答
が安定し、デジタル制御特有のサンプル時間遅れなしに
フィードフォワード制御を行えるという効果がある。
【0088】さらに、請求項6記載の発明によれば、請
求項3の発明において、それぞれの制御ユニットにおけ
る補償装置は、その上流側の制御ユニットの過去のステ
アリングミラー駆動装置への入力値を記憶する記憶器
と、その上流側の制御ユニットのセンサ出力と上記記憶
器の出力から上流側の制御ユニットに働く外乱を推定す
る外乱推定器と、該外乱推定器の出力および現在の上流
側の制御ユニットのステアリングミラー駆動装置への入
力値を用いて下流側の制御ユニットに対する影響をあら
かじめ予測してこの予測値をフィードフォワードするフ
ィードフォワード補償器とを備えているので、各制御ユ
ニット間の干渉の除去ができ、フィードバック制御系設
計が容易になり、各制御ユニットの応答が安定し、デジ
タル制御特有のサンプル時間遅れなしにフィードフォワ
ード制御を行え、制御系のヒステリシスなどの非線形成
分や制御系に付加される外乱を検出でき、制御ユニット
の故障診断ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る光ビーム位置および角度制御
装置の実施の形態1を示す構成図である。
【図2】 この発明に係る光ビーム位置および角度制御
装置の実施の形態1の要部を示す構成図である。
【図3】 この発明に係る光ビーム位置および角度制御
装置の実施の形態2を示す構成図である。
【図4】 この発明に係る光ビーム位置および角度制御
装置の実施の形態2の要部を示す構成図である。
【図5】 この発明に係る光ビーム位置および角度制御
装置の実施の形態3を示す構成図である。
【図6】 この発明に係る光ビーム位置および角度制御
装置の実施の形態3の要部を示す構成図である。
【図7】 この発明に係る光ビーム位置および角度制御
装置の実施の形態4を示す構成図である。
【図8】 この発明に係る光ビーム位置および角度制御
装置の実施の形態4の要部を示す構成図である。
【図9】 この発明に係る光ビーム位置および角度制御
装置の実施の形態5を示す構成図である。
【図10】 この発明に係る光ビーム位置および角度制
御装置の実施の形態5の要部を示す構成図である。
【図11】 従来の光ビーム位置および角度制御装置を
示す構成図である。
【図12】 従来の他の光ビーム位置および角度制御装
置を示す構成図である。
【図13】 従来のさらに他の光ビーム位置および角度
制御装置を示す構成図である。
【符号の説明】
61,62,81,82 ステアリングミラー、63〜
65,83〜85 全反射ミラー、66,67,86,
87 アクチュエータ、70,90,90A,90B,
90C 補償装置、74,75,94,95 ビームス
プリッタ、96一部透過型直交ミラー、97,98 直
交ミラー、101,102,105フィードフォワード
補償器、103 記憶器、104 外乱推定器。
フロントページの続き (72)発明者 柏瀬 俊夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを所定の位置および角度に制御
    する制御装置において、 光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれを補正するための傾
    動角が制御可能な複数個のステアリングミラーと、 該ステアリングミラーからの光ビームの位置ずれを検出
    する位置検出センサと、 上記ステアリングミラーからの光ビームの角度ずれを検
    出する角度検出センサと、 上記位置検出センサおよび上記角度検出センサの出力に
    基づいて上記ステアリングミラーの補正量を計算する補
    償装置と、 該補償装置の出力に基づいて上記ステアリングミラーを
    駆動するステアリングミラー駆動装置とを備えたことを
    特徴とする光ビーム位置および角度制御装置。
  2. 【請求項2】 光ビームを所定の位置および角度に制御
    する制御装置において、 光ビーム光軸の位置ずれと角度ずれを補正するための傾
    動角が制御可能な複数個のステアリングミラー、該ステ
    アリングミラーからの光ビームの位置ずれを検出する位
    置検出センサ、上記ステアリングミラーからの光ビーム
    の角度ずれを検出する角度検出センサ、上記位置検出セ
    ンサおよび上記角度検出センサの出力に基づいて上記ス
    テアリングミラーの補正量を計算する補償装置および該
    補償装置の出力に基づいて上記ステアリングミラーを駆
    動するステアリングミラー駆動装置を有する制御ユニッ
    トを複数個直列に配置したことを特徴とする光ビーム位
    置および角度制御装置。
  3. 【請求項3】 それぞれの制御ユニットにおける補償装
    置は、その制御ユニット内のセンサ出力だけを用いて各
    ステアリングミラーの傾動角を求める分配器と、該分配
    器の出力を用いてステアリングミラーの補正量を計算す
    るフィードバック補償器とを備えたことを特徴とする請
    求項2記載の光ビーム位置および角度制御装置。
  4. 【請求項4】 それぞれの制御ユニットにおける補償装
    置は、その上流側の制御ユニットのセンサ出力から下流
    側の制御ユニットに対する影響をあらかじめ予測してこ
    の予測値をフィードフォワードするフィードフォワード
    補償器を備えたことを特徴とする請求項3記載の光ビー
    ム位置および角度制御装置。
  5. 【請求項5】 それぞれの制御ユニットにおける補償装
    置は、その上流側の制御ユニットのステアリングミラー
    駆動装置への入力値から下流側の制御ユニットに対する
    影響をあらかじめ予測してこの予測値をフィードフォワ
    ードするフィードフォワード補償器を備えたことを特徴
    とする請求項3記載の光ビーム位置および角度制御装
    置。
  6. 【請求項6】 それぞれの制御ユニットにおける補償装
    置は、その上流側の制御ユニットの過去のステアリング
    ミラー駆動装置への入力値を記憶する記憶器と、その上
    流側の制御ユニットのセンサ出力と上記記憶器の出力か
    ら上流側の制御ユニットに働く外乱を推定する外乱推定
    器と、該外乱推定器の出力および現在の上流側の制御ユ
    ニットのステアリングミラー駆動装置への入力値を用い
    て下流側の制御ユニットに対する影響をあらかじめ予測
    してこの予測値をフィードフォワードするフィードフォ
    ワード補償器とを備えたことを特徴とする請求項3記載
    の光ビーム位置および角度制御装置。
JP19971995A 1995-08-04 1995-08-04 光ビーム位置および角度制御装置 Pending JPH0949760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19971995A JPH0949760A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 光ビーム位置および角度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19971995A JPH0949760A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 光ビーム位置および角度制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0949760A true JPH0949760A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16412480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19971995A Pending JPH0949760A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 光ビーム位置および角度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0949760A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100435058C (zh) * 2006-09-30 2008-11-19 北京航空航天大学 一种用于控制超磁致伸缩快速倾斜镜的实时光轴稳定系统
US11177879B2 (en) 2018-04-24 2021-11-16 Signify Holding B.V. Systems and methods for free space optical communication using active beam steering

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100435058C (zh) * 2006-09-30 2008-11-19 北京航空航天大学 一种用于控制超磁致伸缩快速倾斜镜的实时光轴稳定系统
US11177879B2 (en) 2018-04-24 2021-11-16 Signify Holding B.V. Systems and methods for free space optical communication using active beam steering

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5654817A (en) Scanning device
US20080137054A1 (en) Image exposure apparatus
JP6978659B2 (ja) 画像投影装置および補償方法
WO2001014827A1 (en) Integrated system for line-of-sight stabilization and auto-alignment of off-gimbal passive and active electro-optical sensors
US7330312B2 (en) Image blur compensation device
JPH0949760A (ja) 光ビーム位置および角度制御装置
US6163333A (en) Multi-beam scanning optical apparatus
JPS60424A (ja) 光ビ−ム走査装置における波長制御方式
JPH10133130A (ja) 多色画像形成装置の光走査装置
JP3499984B2 (ja) 画像形成装置
JP2725067B2 (ja) 画像形成装置
JPH09159948A (ja) 画像形成装置
US5828909A (en) Driving apparatus
JPH11194286A (ja) マルチビーム走査装置
JPH11212011A (ja) 画像形成装置
JP2010286716A (ja) 光伝送装置
JP2001108930A (ja) 走査光学装置及びその制御方法
JP3889549B2 (ja) 光ビーム走査装置及び画像形成装置
EP0654697B1 (en) Driver
JPH04189239A (ja) 印刷装置におけるオフセット及びスキュー補正方式
JPH11119073A (ja) 自動光軸制御装置
JPH06152537A (ja) 光ビーム自動追尾装置
JP3238648B2 (ja) 光強度制御装置および光強度制御方法
KR100600276B1 (ko) 홀로그래픽 롬 디스크의 서보 장치
JPH08261841A (ja) 光学的アライメント調整装置