JPH0949441A - 燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置 - Google Patents
燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置Info
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- JPH0949441A JPH0949441A JP20229695A JP20229695A JPH0949441A JP H0949441 A JPH0949441 A JP H0949441A JP 20229695 A JP20229695 A JP 20229695A JP 20229695 A JP20229695 A JP 20229695A JP H0949441 A JPH0949441 A JP H0949441A
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Abstract
いて、油圧タイマ装置のシール性を良好にし、組付製造
を容易にし、切粉等の異物の発生に基づく噴射ポンプの
噴射不良の発生を防止する。 【解決手段】 タイマハウジング56に圧入される第1
シリンダライナ62と第2シリンダライナ63間に形成
される空隙65に、タイマピストン60の移動量をカム
リング24に伝達するスライドピン58を設けた。空隙
65は、スライドピン58の移動を許容する。このた
め、耐摩耗材料の難加工材からなるシリンダライナに座
ぐり穴部分を加工形成することなしに、スライドピン5
8の移動のための許容空隙65をタイマ組付時に容易に
形成できる。第2シリンダライナ63が袋状に形成され
るため、シリンダライナ内部のこの袋状部分から外部に
は燃料が漏れ出ないので、タイマハウジング56の侵食
を防止する。
Description
噴射ポンプに関するものである。
噴射ポンプとして、プランジャの往復運動と回転運動と
により燃料の分配および圧送を行うフェイスカム式噴射
ポンプと、回転運動を行う分配ロータとこの分配ロータ
の内部に径方向に往復摺動可能なプランジャとを備えて
燃料を分配および圧送するインナカム式噴射ポンプとが
知られている。これらのフェイスカム式噴射ポンプとイ
ンナカム式噴射ポンプの両方の分配型燃料噴射ポンプに
おいては、フェイスカムおよびインナカムの回動角度を
油圧タイマ装置により調節することにより、燃料の昇圧
タイミングとディーゼル機関の対応する気筒への分配タ
イミングとを適合させることで、燃料噴射時期を調節し
ている。
おいては、タイマピストンがハウジングのシリンダボア
内をフィード燃料圧とばね力との差により移動すること
で、タイマピストンに連結されるカム部材の角度位置を
変化させ、カム部材のカムプロフィールに応じてカム面
を上り下りするプランジャによる燃料の圧送タイミング
すなわち燃料噴射時期を制御するようにしている。
更する従来の油圧タイマ装置においては、タイマピスト
ンあるいはハウジングの摩耗を防ぐため、ハウジング内
に鉄製のシリンダライナを圧入することが知られてい
る。
によってタイマピストンに加わる衝撃力は大きくなり、
耐摩耗対策からタイマピストンを鉄系の材料とし、タイ
マピストンが摺動する鉄系材料よりなるシリンダライナ
をハウジングのシリンダに装着するようになってきた。
この場合、アルミニウム製のハウジングと、鉄製のシリ
ンダライナとは線膨張係数の値が倍ほど異なるため、低
温時にハウジングが収縮した場合、シリンダライナはハ
ウジングにより外側から締め付けられるため本来の収縮
量以上に収縮され、タイマピストンとシリンダライナと
の間のクリアランスが小さくなり、極端な場合はタイマ
ピストンが固着状態となり、適正な燃料噴射時期の制御
が困難となる欠点があった。このため、タイマ機構のシ
リンダライナとタイマピストンとの円滑な摺動をいつも
確保するため、ハウジングとシリンダライナとが軸方向
の両端の圧入部で圧入し、この圧入部間の部位において
シリンダライナとハウジングとの間に第1の空隙を長手
方向に延設し、圧入部においてシリンダライナとタイマ
ピストンとの間に半径方向の第2の空隙を位置させるよ
うにした分配型燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置が本出
願人により特許出願済である。
ングに油圧タイマ装置を組み付けるとき、ハウジングに
圧入して固定するシリンダライナの外径は軸方向に均一
の同一径で形成されている。このため、ハウジングにシ
リンダライナを圧入するとき、最初にハウジングに対し
圧入されるシリンダライナ前方部分のシール性は良好で
あるが、後からハウジングに対し圧入されるシリンダラ
イナ後方部分のシール性が損なわれることがあった。
組み付けた後、このシリンダライナの内壁に対し往復摺
動するタイマピストンの移動方向長さ分だけタイマピス
トンとカム部材との連結部材の移動を許容する穴部分つ
まり座ぐり部分をシリンダライナに形成する必要があっ
た。分配型燃料噴射ポンプの従来の油圧タイマ装置に収
容するシリンダライナの比較例を図6、図7および図8
に示す。
イナ91は、一端側に開口端911と他端側に袋状の閉
塞端912を有する。このシリンダライナ91は軸方向
に外径が均一な有底円筒状である。そして軸方向の中央
部に座ぐり加工により形成した上部座ぐり穴913と下
部座ぐり穴914がライナの内部と外部とを連通するよ
うに形成されている。
は、円筒状で、両端が開口端921、922で、軸方向
に基本的に均一な外径であり、軸方向中央部の上部に上
部座ぐり穴913、下部に下部座ぐり穴914が形成さ
れている。しかし、この図6、図7及び図8に示す従来
のシリンダライナは中空円筒状の一体品で形成されてい
ることから、従来の油圧タイマ装置は次の問題点(1)、
(2)、(3) および(4) が生じていた。
大きさならびに位置が不適正な場合にはタイマピストン
とカム部材とを連結する連結部材とシリンダライナとの
干渉が発生することがあった。 (2) シリンダライナに上記座ぐり部を形成することはシ
リンダライナが鉄系の材料で形成されている場合には加
工が困難であり、加工性が悪いという問題がある。
で形成する場合、座ぐり部の穴部分に切粉が発生し、こ
の切粉が残存すると異物となって燃料中に侵入し、精密
摺動部品の機能を損なうという問題がある。 (4) ハウジングにシリンダライナを圧入固定する場合、
円筒軸方向に長いシリンダライナをハウジングに圧入す
る必要があることから、大きな圧入荷重が必要となり、
例えば図6に示すように圧入荷重軽減領域Aが発生し、
ハウジングの圧入口側の圧入代(圧入方向に対しシリン
ダライナ後方部分の圧入代)が小さくなり、このハウジ
ングの圧入口部分のシール性が低下するという問題があ
る。
問題を解決するため、油圧タイマ装置のシール性を良好
にし、組付製造を容易にし、切粉等の異物の発生に基づ
く噴射ポンプの噴射不良の発生を防止するようにした分
配型燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置を提供することを
目的とする。
燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置は、燃料噴射ポンプの
油圧タイマ装置であって、ハウジングにシリンダライナ
を圧入によって固定し、このシリンダライナの内径部を
摺動するタイマピストンによって噴射時期を設定するタ
イマ装置において、ハウジングに圧入するシリンダライ
ナが複数部品から構成され、少なくとも一方のシリンダ
ライナ部材と他方のシリンダライナ部材との間にタイマ
ピストンとカム部材とを連結する連結部材の移動を許容
する空間部を形成したことを特徴とする。
油圧タイマ装置は、請求項1記載において、前記シリン
ダライナは、第1シリンダライナと第2シリンダライナ
とからなり、一方のシリンダライナを有底筒状の袋状に
形成したことを特徴とする。本発明の請求項3記載の燃
料噴射ポンプの油圧タイマ装置は、請求項2記載におい
て、前記第1シリンダライナの外径と前記第2シリンダ
ライナの外径を異なる外径とし、外径の小さい側のシリ
ンダライナを圧入した後に、外径の大きな側のシリンダ
ライナを圧入固定したことを特徴とする。
油圧タイマ装置は、前記ハウジングに圧入固定されるシ
リンダライナと、このシリンダライナの内壁に摺動可能
に挿入されるタイマピストンと、前記シリンダライナの
少なくとも一端側を油密に閉塞するタイマカバーとを備
え、前記タイマピストンの一端側に形成されるタイマ高
圧室は、前記ハウジングと前記タイマカバーと前記シリ
ンダライナと前記タイマピストンとで区画形成されるこ
とを特徴とする
プの油圧タイマ装置によると、シリンダライナが分割型
で、複数部品で構成され、この複数部品間に形成される
空隙部分にタイマピストンの移動量をカム部材に伝達す
る連結部材の移動を許容する空間を設けたため、耐摩耗
材料のシリンダライナに座ぐり穴部分を加工形成するこ
となしに、上記連結部材の移動のための許容空間をタイ
マ組付時に容易に形成でき、シリンダライナが干渉部材
にはならないという効果がある。
マ装置によると、シリンダライナが袋状に形成されるた
め、シリンダライナ内部のこの袋状部分から外部には燃
料が漏れ出ないので、タイマハウジングの侵食を防止す
るという効果が大である。請求項3記載の燃料噴射ポン
プの油圧タイマ装置によると、シリンダライナの外径の
小さいシリンダライナを先に圧入し、外径の大きなシリ
ンダライナを後に圧入したため、後の圧入ライナ部材の
外周とハウジング内壁との間の圧入代が大となり、この
圧力代部分の液密性が良好となり、シール性が向上する
という効果が得られ、油圧による噴射時期の適切な制御
が行えるという効果がある。
マ装置によると、タイマ高圧室をハウジングとタイマカ
バーとを含む部材で構成したため、ハウジング側のシリ
ンダライナ挿入穴を貫通穴として穴加工できるため、シ
リンダ挿入穴の加工が容易に行えるという効果がある。
づいて説明する。以下、インナカム圧送式分配型燃料噴
射ポンプに本発明を適用した実施例について図1および
図2および図3に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例を図1および図2お
よび図3に基づいて説明する。
ポンプの一般的な全体構成を示しており、ドライブシャ
フト10は図示しないエンジンによって駆動され、エン
ジン回転数の2分の1の回転数に同期して回転運動を行
う。またドライブシャフト10には、燃料フィードポン
プであるベーン式ポンプ12が取り付けられ、シグナル
ロータ14がこのドライブシャフト10と同軸的に固定
されている。図3では、ベーン式ポンプ12の部分を実
際の組付方向から90度展開した説明の分かり易い展開
図として示されている。
プリングを介して分配ロータ16に連結される。分配ロ
ータ16の内部に半径方向に形成された複数個のシリン
ダには、それぞれプランジャ18が半径方向に摺動可能
に挿入されている。そして分配ロータ16がドライブシ
ャフト10によって駆動されて回転するとき、プランジ
ャ18、ローラ受け20、およびローラ22は遠心力を
受けてカムリング24の内周カム面に対して押圧される
ように、それらの部分が構成される。したがって、ロー
ラ22とカムリング24のカム山との結合状態がドライ
ブシャフト10の回転により変化し、プランジャ18は
1回転中に気筒数と等しい回転数だけ、圧力室26に対
して往復運動する。
周面に対向するように取り付けられている。シグナルロ
ータ14には、所定角(例えば、5度)に凸状歯が複数
個配置される。分配ロータ16の外周にには1個の分配
ポート32とエンジン気筒数と同数の吸入グルーブ34
とが形成されている。シリンダ36には、燃料室40と
シリンダボア42とを連通する吸入通路44が形成され
ており、シリンダ36およびハウジング46には外部の
各気筒の噴射弁48をシリンダボア42に吐出弁49を
介して導通可能な分配通路50が形成されている。燃料
ポンプのハウジング46には、圧力室26の圧力を制御
するスピル弁52が設けられており、このスピル弁52
により燃料噴射ポンプの噴射開始時期、噴射量、噴射率
が制御される。
は、アルミニウム鋳物製のタイマハウジング56内に設
置されており、カムリング24と連結部材としてのスラ
イドピン58を介して接続されたアルミニウム製のタイ
マピストン60、それを受け入れるシリンダライナ6
2、およびタイマピストン60を図中右方向に押圧付勢
する圧縮コイルスプリング64から構成される。カムリ
ング24の外周面24aは円筒状をなし、ハウジング4
6に対し、ドライブシャフト10を中心に回転方向に摺
動し、燃料室40内の高圧燃料が導入されるタイマ高圧
室66の燃料圧によりタイマピストン60を位置決めす
ることによって、カムリング24の回転角度位置を決定
し、燃料噴射時期を調節する。
0、逆止弁72を介して燃料が供給される。一方、燃料
室40とタイマ低圧室74との連通通路76には油圧制
御弁78が設けられ、さらに低圧用絞り80がタイマ低
圧室74とベーンポンプ12の吸込側の間の連通路82
の途中に設けられている。油圧制御弁78は電子式制御
装置84によって開閉制御され、タイマ低圧室74内の
油圧を調節し、噴射時期を調節する。
の低圧室側のライナ挿入穴の開口端にはスペーサ68を
介してスプリングカバー69が取付ボルト73により締
め付け固定されている。またスプリングカバー69、ス
ペーサ68、タイマハウジング56の内壁ならびにタイ
マピストン60の一端面とで区画形成されるタイマ低圧
室74は、Oリング95、96により外部と液密にシー
ルされている。
されるシリンダライナ61は、二分割型で、第1シリン
ダライナ62とこの第1シリンダライナ62から分離さ
れた第2シリンダライナ63とからなる。以下、このタ
イマハウジング56とシリンダライナ61の形状および
構造について詳述する。
一体に形成されるタイマ機構部分で一端561が開口端
として形成され、他端が袋状に閉穴状の閉端562とし
て形成されている。タイマハウジング56に形成される
シリンダライナ挿入用の穴は段付穴に形成され、この段
付穴の内径は、第1シリンダライナ62を挿入する部分
の内径が、第2シリンダライナ63を挿入する部分の内
径よりも若干大径(例えば約1mm大径)に形成されて
いる(外径差δ)。そして、圧入時、タイマハウジング
56の一端561の穴部分側から第2シリンダライナ6
3を挿入し、図1に示す部分に圧入固定し、次いで一端
561の穴部分から第1シリンダライナ62を圧入し固
定する。
ナ部品からなり、第1シリンダ62とこれと分離される
第2シリンダライナ63とからなる。第1シリンダライ
ナ62は、両側開口の円筒状で、その外径が第2シリン
ダライナ63の外径よりもδ=約1mm程度大きい。第
2シリンダライナ63は、一端が袋状の有底円筒状であ
り、その外径が第1シリンダライナ62の外径よりも約
1mm程度小さい。第2シリンダライナ63を袋形状と
したのは、タイマピストン60がアルミニウム製のハウ
ジング46を侵食するのを防止するのに効果的であるた
めである。これら第1シリンダライナ62と第2シリン
ダライナ63は、第2シリンダライナ63、第1シリン
ダライナ62の順にタイマハウジング56の一端561
の開口穴部分から圧入し図1に示す位置に固定される。
2の一端621と第2シリンダライナ63の一端631
との間に環状に形成される空隙65は、タイマピストン
60とカムリング24とを連結するスライドピン58の
ピストン軸方向移動を許容する空間を形成する程度の円
筒軸方向間隔をもっている。第2シリンダライナ63
は、円筒状のライナ部632とこの円筒状ライナ部の一
端を閉塞するプレート部633とから構成されており一
体に鉄系材料により形成されている。第1シリンダライ
ナ62と第2シリンダライナ63の内壁にタイマピスト
ン60が摺動可能に挿入されたときには、タイマ高圧室
66が第2シリンダライナ63の内壁とタイマピストン
60の一端面とで区画形成される。
ダライナ62と63との間に空隙65が形成されるた
め、タイマピストン60を駆動するスライドピン58と
第1シリンダライナ62および第2シリンダライナ63
との干渉がない。したがって、油圧位置制御されるタイ
マピストン60によりカムリング24の回転角位置を所
望の噴射時期設定位置に設定することを妨げない。
ンダライナ63との各位置への圧入固定をすることで空
隙65を形成できるから、耐摩耗材料からなる難加工材
のシリンダライナに従来のような座ぐり部を形成する切
削加工等の難加工作業が不要となる。さらに、切削加工
が不要となることから切屑等の異物が発生することがな
いので、精密摺動部品であるプランジャ部分に異物の噛
み込みなどが発生する心配がない。さらにはまた、タイ
マハウジング56の一端561の開口穴に第1シリンダ
ライナ62および第2シリンダライナ63を挿入すると
き、各ライナ部品の軸長が一体型のライナ品に比べ相対
的に短いことから圧入荷重が小さくてすむので、圧入固
定時のシリンダライナ62、63とタイマハウジング5
6の内壁面との圧入代が相対的に大きくとれるためシー
ル性が向上する。したがって油圧精密制御が行えること
で、噴射時期の適切な調節が行える。
および図5に示す。図4および図5に示す第2実施例
は、シリンダライナ81を、両端開口の2個の円筒状の
第1シリンダライナ82と第2シリンダライナ83とか
ら形成した例である。タイマ機構を構成する部分は、タ
イマハウジング86とタイマカバー87とから構成さ
れ、タイマハウジングおよびタイマカバーで形成される
シリンダライナ挿入穴861部分に第1シリンダライナ
82と第2シリンダライナ83が挿入されている。以
下、これらの構成要素を詳述する。
一体に形成され、両端が開口するシリンダライナ挿入用
穴861を有している。そして圧縮コイルスプリング6
4を設ける低圧側と反対側のタイマ高圧室66側を形成
する部分にタイマカバー87の円状凸部871を挿入固
定できるようにしている。
ライナ挿入用穴861の一端側開口部に装入可能な円状
凸部871と、この開口部を閉塞するように取付けるフ
ランジ部872を有する。このフランジ部872がタイ
マハウジング86の一端に当接し、外部からボルト8
9、90が締め付け固定されることにより、Oリング9
4の内外が液密に保持される。タイマ高圧室66は、タ
イマピストン60の一端面と第2シリンダライナ83内
壁とタイマハウジング86の内周壁とタイマカバー87
の凸部端面とで区画形成される。タイマカバー87を取
り付ける前、第2シリンダライナ83については、シリ
ンダライナ用挿入穴861の他端側の穴からも圧入固定
することができる。
ダライナ82とこれとは別体の第2シリンダライナ83
とからなる。第1シリンダライナ81と第2シリンダラ
イナ83は、外径が同径の円筒状で、内径も相互に同径
である。第1シリンダライナ82と第2シリンダライナ
83は、タイマハウジング86に形成されるライナ挿入
用穴861の一方の側あるいはぞれぞれ別個の穴から圧
入固定することができる。
イナ82と第2シリンダライナ83との外径および内径
が互いに同径であることから、基本形状を同様にできる
のでシリンダライナの製造コストを低減できるという効
果がある。第2実施例においては、第1実施例と同様に
タイマスライドピン58の移動時の干渉防止効果がある
ことはもちろん、シリンダライナに座ぐり穴加工を不要
とし、座ぐり切削加工が不要となることから切粉等の異
物の発生がないし、第1シリンダライナ82および第2
シリンダライナ83の軸長が短いことから圧入荷重を低
下でき、シリンダライナ82、83の外周とタイマハウ
ジング86との圧入代を十分の大きくとれるから、シー
ル性が向上するという効果もある。
に示す第1シリンダライナ63のライナ部632に相当
するライナ部分とプレート部633に相当するプレート
部とを別体とすることもできる。この場合には、プレー
ト部分の形状とライナ部分の形状が袋状でなく単純な形
状であるからライナ部に相当する部分の製造コストが低
減できるという効果がある。
である。
面図である。
ポンプの構成図である。
である。
面図である。
ある。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置であっ
て、ハウジングにシリンダライナを圧入によって固定
し、このシリンダライナの内径部を摺動するタイマピス
トンによって噴射時期を設定するタイマ装置において、 ハウジングに圧入するシリンダライナが複数部品から構
成され、少なくとも一方のシリンダライナ部材と他方の
シリンダライナ部材との間にタイマピストンとカム部材
とを連結する連結部材の移動を許容する空間部を形成し
たことを特徴とする燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置。 - 【請求項2】 前記シリンダライナは、第1シリンダラ
イナと第2シリンダライナとからなり、一方のシリンダ
ライナを有底筒状の袋状に形成したことを特徴とする請
求項1記載の燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置。 - 【請求項3】 前記第1シリンダライナの外径と前記第
2シリンダライナの外径を異なる外径とし、外径の小さ
い側のシリンダライナを圧入した後に、外径の大きな側
のシリンダライナを圧入固定したことを特徴とする請求
項2記載の燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置。 - 【請求項4】 前記ハウジングに圧入固定されるシリン
ダライナと、このシリンダライナの内壁に摺動可能に挿
入されるタイマピストンと、前記シリンダライナの少な
くとも一端側を油密に閉塞するタイマカバーとを備え、 前記タイマピストンの一端側に形成されるタイマ高圧室
は、前記ハウジングと前記タイマカバーと前記シリンダ
ライナと前記タイマピストンとで区画形成されることを
特徴とする請求項1記載の燃料噴射ポンプの油圧タイマ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20229695A JP3700866B2 (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20229695A JP3700866B2 (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0949441A true JPH0949441A (ja) | 1997-02-18 |
JP3700866B2 JP3700866B2 (ja) | 2005-09-28 |
Family
ID=16455202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20229695A Expired - Fee Related JP3700866B2 (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 燃料噴射ポンプの油圧タイマ装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3700866B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107221308A (zh) * | 2016-03-22 | 2017-09-29 | 雅马哈株式会社 | 销组装体及乐器 |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP20229695A patent/JP3700866B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107221308A (zh) * | 2016-03-22 | 2017-09-29 | 雅马哈株式会社 | 销组装体及乐器 |
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JP3700866B2 (ja) | 2005-09-28 |
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