JPH094897A - クリーンベンチ - Google Patents

クリーンベンチ

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Publication number
JPH094897A
JPH094897A JP15434295A JP15434295A JPH094897A JP H094897 A JPH094897 A JP H094897A JP 15434295 A JP15434295 A JP 15434295A JP 15434295 A JP15434295 A JP 15434295A JP H094897 A JPH094897 A JP H094897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clean bench
globe
fan
valve
glove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15434295A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Abe
研 安部
Kyosuke Hayashi
恭輔 林
Masami Ito
正巳 伊藤
Toshihiko Yamawaki
敏彦 山脇
Nobuyoshi Fujimoto
信義 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Space Development Agency of Japan
Hitachi Ltd
Original Assignee
National Space Development Agency of Japan
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Space Development Agency of Japan, Hitachi Ltd filed Critical National Space Development Agency of Japan
Priority to JP15434295A priority Critical patent/JPH094897A/ja
Publication of JPH094897A publication Critical patent/JPH094897A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はクリーンベンチのグローブの不使用時
の膨らみを防止し、内部観察を容易にし、また、グロー
ブを膨らます際、内部流体を導入することにより、クリ
ーンベンチ内部圧力の上昇を防ぎ、外部に対して負圧を
保持することを目的とする。 【構成】本発明はクリーンベンチのグローブ2にカバー
3を設けて密閉空間を作り、ここに通じる細管8と弁9
を介して、グローブ2を使用しない時には弁10を開
き、ファン6のサクション側の圧力を導入してグローブ
2の中の空気を抜き、ワイパーで視野の邪魔にならぬ所
に片付け、グローブ2を使用する際には弁11を開き、
ファン6のデリベリ側の流体を導入して内圧を上げるこ
となくグローブ2を膨らませることを特徴としたクリー
ンベンチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクリーンベンチに係り、
特に、密閉され、且つ制御された環境空間を必要とする
動植物や物理化学実験操作のために使用され、例えば宇
宙船,航空機,潜水艦等制限された空間に設置される容
積の小さいクリーンベンチに関する。
【0002】
【従来の技術】クリーンベンチには密閉性,内部気体の
換気・清浄化,実験者の操作性の他に、内部の汚染物を
外に漏らさぬ様、内圧を周囲圧力より低く保つことが要
求される。
【0003】実験者による操作は、クリーンベンチ筐体
の前面、或いは側面に取付けられた気密性のある柔軟な
グローブにより行われるが、グローブ内は筐体外圧力、
外は筐体内圧力のため、グローブに手を入れていない時
でも圧力差によりグローブは膨らんでしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】操作を終り内部を監視
しようとする場合や、カメラで監視しながら遠隔操作に
より内部でグローブなしで実験する場合、膨らんだグロ
ーブは甚だしく視野の妨げになる。地上の広いスペース
の中に設置されているクリーンベンチの場合、通常、グ
ローブを裏返しにし、筐体外部に引出しておくことで視
野の妨げになることは避けられるが、狭いスペースの場
合、それは通行の妨げになり、通行の際引っ掛けるとグ
ローブの破損,気密性の破壊につながり採用できない。
【0005】また、グローブの使用に先立って、外に引
出していたグローブを中に入れたり、内部の潰してあっ
たグローブが周囲の空気により膨らむ場合、筐体内の空
気はその分だけ圧縮され内圧が上昇する。
【0006】地上の大きなクリーンベンチの場合、グロ
ーブの容積は全体にとって取るに足らぬ大きさであり、
系統はフィルター、及びエアーカーテンで周囲より隔離
されているだけで、完全な閉鎖系ではないので、上記の
内圧上昇がクリーンベンチの周囲に対する相対負圧を破
壊する心配はないが、宇宙用の小型の場合、内圧上昇は
50mm水柱を超え、相対負圧をなくすだけでなく、逆に
内部圧力の方が周囲圧力を上回り内部の物質が周囲に漏
れることになる。
【0007】本発明は上述の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、グローブが不使用時に内外差
圧により膨らみ、視野の妨げになることを防止すること
は勿論、グローブをクリーンベンチに入れたり、膨らま
せる場合であってもクリーンベンチ内圧が上昇して相対
負圧がなくなることを防止したクリーンベンチを提供す
るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はグローブの入口
部分に密閉カバーを設け、このカバーを閉めるとグロー
ブとカバーはクリーンベンチ内部、及び外部から隔離さ
れた密閉空間となり、この部分とクリーンベンチ内空気
循環系のファンのサクション側とを弁を介して細管によ
り連結したものである。
【0009】
【作用】本発明では、前記カバーを閉じると密閉空間が
できると同時に、カバーにより押されて細管に通じる弁
が開き、グローブ内圧力は外部に対し負となりグローブ
は潰れる。地上だと重みで垂れ下がり視野の邪魔になら
なくなるが、宇宙の場合、無重力なのでそのままの位置
に平たいものが留まっている恐れがあり、ワイパーによ
り払い去り視野の邪魔にならぬ所で押さえておく。
【0010】また、前記の状態から出発して、まずワイ
パーを元に戻し、グローブ、及びカバーからなる密閉空
間は、閉じた弁を介して細管によりクリーンベンチ内空
気循環系ファンのデリベリにも連結している。
【0011】前記カバーを締め付けているネジ2本のう
ち1本を緩めると、グローブとファンのサクションを結
ぶ細管のファン側端にある電磁弁が閉じ、代わりにグロ
ーブとファンデリベリを連結している細管のファン側端
にある電磁弁が開き、チャンバー内の空気の一部がグロ
ーブ内に移り、グローブはチャンバー内圧を上げること
なく膨らむ。
【0012】更に、もう1本のネジを緩めるとカバーは
開き、ファンデリベリに通じる電磁弁の電源は切れファ
ンからの給気は止まる。
【0013】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて本発明を説
明する。
【0014】図1に本発明のクリーンベンチを正面から
眺めた図を示す。該図の如く、筐体1の前面にはグロー
ブ2が付ついており、このグローブ2の入口はカバー3
により覆われている。また、クリーンベンチの内部に
は、潰れたグローブ2を視野から払い去るためのワイパ
ー4がある。カバー3はヒンジ5により筐体1に取付け
られており、作業の邪魔になる場合にはヒンジ部5で取
外すことができるようになっている。
【0015】図2は図1に示したクリーンベンチを上面
より眺めた概念図であり、膨らんだグローブ2,空気循
環用ファン6,フィルター7,ファンサクション、及び
デリベリとグローブ2とカバー3で作られる密閉空間を
連結する細管8,細管8のグローブ側端にある弁9とフ
ァンのサクション、及びデリベリ端にそれぞれある電磁
弁10、及び11が示されている。
【0016】図3は、グローブ2とカバー3、及び弁9
の断面を示す。カバー3の縁の部分にはガスケット12
が取付けられ、ネジ13A,13Bを締めることにより
押し付けられ密閉空間を形成する。弁9のスピンドル1
4はカバー3を閉じると押されて弁9が開く。
【0017】ネジ13A,13Bのネジ穴15A,15
Bの底には電気接点があり、ネジ13A,13Bを締め
込むと底に近い部分でスイッチプレート16A,16B
の接点17A,17Bと相手側スイッチプレート18
A,18Bの接点19A,19Bがそれぞれ接触し通電
する。接点17A,17Bと接点19A,19Bが接触
し通電すると電磁弁10が開き、その後、ネジ13A,
13Bの何れか一方を緩め、接点17A,17Bと接点
19A,19Bのうち何れか1組の接触が離れると電磁
弁10が閉じ、代わりに電磁弁11が開く。
【0018】更に、ネジ13A,13Bを両方共緩める
と、接点17A,17Bと接点19A,19Bの接触が2
組共に離れ、電磁弁11も閉じる。
【0019】図4は、電磁弁10,11の開閉に関する
インターロックを示す。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明のクリーンベンチに
よれば、グローブの入口部分に密閉カバーを設け、この
カバーを閉めるとグローブとカバーはクリーンベンチ内
部、及び外部から隔離された密閉空間となり、この部分
とクリーンベンチ内空気循環系のファンのサクション側
とを弁を介して細管により連結したものであるから、グ
ローブが不使用時に内外差圧により膨らみ、視野の妨げ
になることを防止することは勿論、グローブをクリーン
ベンチに入れたり、膨らませる場合であってもクリーン
ベンチ内圧が上昇して相対負圧がなくなることを防止し
たクリーンベンチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーンベンチの一実施例を示す正面
図である。
【図2】本発明のクリーンベンチの一実施例を示す平面
図である。
【図3】図2の部分詳細図である。
【図4】図3における弁の開閉に関するインターロック
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…筐体、2…グローブ、3…カバー、4…ワイパー、
5…ヒンジ、6…空気循環用ファン、7…フィルター、
8…細管、9…弁、10,11…電磁弁、12…ガスケ
ット、13A,13B…ネジ、14…スピンドル、15
A,15B…ネジ穴、16A,16B,18A,18B
…スイッチプレート、17A,17B,19A,19B
…接点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 正巳 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 山脇 敏彦 茨城県つくば市千現2丁目1番地の1 宇 宙開発事業団筑波宇宙センター内 (72)発明者 藤本 信義 茨城県つくば市千現2丁目1番地の1 宇 宙開発事業団筑波宇宙センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリーンベンチの内部操作用グローブ入口
    部分にカバーを設け、グローブ不使用時は前記カバーを
    閉じてグローブを密閉容器としてクリーンベンチ内部、
    及び外部から隔離し、この密閉容器を細管により、クリ
    ーンベンチ空気循環系のファンのサクション側に連結
    し、相対的に負圧にしてグローブ内空気を抜き潰すこと
    を特徴としたクリーンベンチ。
  2. 【請求項2】前記請求項1において、グローブ使用に先
    立って、密閉容器−グローブと循環系ファンのサクショ
    ンとの連結管の弁を閉じ、密閉容器を細管により循環系
    ファンのデリベリに連結することにより、クリーンベン
    チ内圧を増加することなく、グローブを膨らませること
    を特徴としたクリーンベンチ。
JP15434295A 1995-06-21 1995-06-21 クリーンベンチ Pending JPH094897A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15434295A JPH094897A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 クリーンベンチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15434295A JPH094897A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 クリーンベンチ

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Publication Number Publication Date
JPH094897A true JPH094897A (ja) 1997-01-10

Family

ID=15582063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15434295A Pending JPH094897A (ja) 1995-06-21 1995-06-21 クリーンベンチ

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JP (1) JPH094897A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018108956A1 (en) * 2016-12-15 2018-06-21 I.M.A. Industria Macchine Automatiche S.P.A. Protected containment chamber and connected method
EP3771526A1 (de) * 2019-07-30 2021-02-03 Skan Ag Handschuhvorrichtung zum geschützten eingriff in ein containment

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018108956A1 (en) * 2016-12-15 2018-06-21 I.M.A. Industria Macchine Automatiche S.P.A. Protected containment chamber and connected method
EP3771526A1 (de) * 2019-07-30 2021-02-03 Skan Ag Handschuhvorrichtung zum geschützten eingriff in ein containment
WO2021016726A1 (de) * 2019-07-30 2021-02-04 Skan Ag Handschuhvorrichtung zum geschützten eingriff in ein containment

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