JPH06144369A - 潜水機の浮力方法及び浮力装置 - Google Patents
潜水機の浮力方法及び浮力装置Info
- Publication number
- JPH06144369A JPH06144369A JP31783392A JP31783392A JPH06144369A JP H06144369 A JPH06144369 A JP H06144369A JP 31783392 A JP31783392 A JP 31783392A JP 31783392 A JP31783392 A JP 31783392A JP H06144369 A JPH06144369 A JP H06144369A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal volume
- compressed gas
- buoyancy
- unit
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バラスト鋼球等を放出することなく、又大き
な動力源を必要としない潜水機の浮力方法及び浮力装置
を提供する。 【構成】 潜水機に内容積伸縮体を設置し、該内容積伸
縮体を気体により加圧膨張させることにより排水して浮
力を得る潜水機の浮力方法及びそれに用いる浮力装置。
な動力源を必要としない潜水機の浮力方法及び浮力装置
を提供する。 【構成】 潜水機に内容積伸縮体を設置し、該内容積伸
縮体を気体により加圧膨張させることにより排水して浮
力を得る潜水機の浮力方法及びそれに用いる浮力装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海底の調査等に用いられ
る潜水機の浮上のための浮力方法及び浮力装置に関する
ものである。
る潜水機の浮上のための浮力方法及び浮力装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
潜水機の浮力技術としては、例えば実公昭56-24157号に
示されるように、潜水機内にバラスト鋼球収納ホッパー
を設け、このホッパーの下端開口部に接続した放出筒よ
りバラスト鋼球を機外へ放出する方法がある。しかし、
このようにバラスト鋼球を放出する方法では、バラスト
鋼球を回収する場合としない場合が考えられるが、前者
の場合はその回収装置を別途用意する必要があり、これ
を運用するコストが必要になる。又後者の場合は、使用
の都度バラスト鋼球のコストが発生する他、水質を守る
必要のあるプール等では使用できなかった。
潜水機の浮力技術としては、例えば実公昭56-24157号に
示されるように、潜水機内にバラスト鋼球収納ホッパー
を設け、このホッパーの下端開口部に接続した放出筒よ
りバラスト鋼球を機外へ放出する方法がある。しかし、
このようにバラスト鋼球を放出する方法では、バラスト
鋼球を回収する場合としない場合が考えられるが、前者
の場合はその回収装置を別途用意する必要があり、これ
を運用するコストが必要になる。又後者の場合は、使用
の都度バラスト鋼球のコストが発生する他、水質を守る
必要のあるプール等では使用できなかった。
【0003】又別の方法として、ポンプ等の動力によっ
て排水し、浮力を得る方法があるが、この方法では大き
な動力源が必要であり、バッテリーで動かすような小型
の潜水機では適用し難いという問題がある。
て排水し、浮力を得る方法があるが、この方法では大き
な動力源が必要であり、バッテリーで動かすような小型
の潜水機では適用し難いという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、バラスト鋼球等を放出することなく、又大きな
動力源を必要としない潜水機の浮力方法及び浮力装置を
提供するもので、その第1の特徴は、潜水機に内容積伸
縮体を設置し、該内容積伸縮体を気体により加圧膨張さ
せることにより排水して浮力を得る潜水機の浮力方法に
あり、第2の特徴は、上部板と中央に開口部を有する下
部板及びベローズにより内部に空気室を形成した内容積
伸縮体の、上記上部板の内面に電磁石体を取付け、下部
板の開口部に圧縮気体貯蔵容器の配管を気密に固着する
とともに、下部板内面の配管口の外周に着磁体を取付
け、さらに前記電磁石体に圧縮気体配管を封止する気密
栓を設けた浮力装置にある。
解消し、バラスト鋼球等を放出することなく、又大きな
動力源を必要としない潜水機の浮力方法及び浮力装置を
提供するもので、その第1の特徴は、潜水機に内容積伸
縮体を設置し、該内容積伸縮体を気体により加圧膨張さ
せることにより排水して浮力を得る潜水機の浮力方法に
あり、第2の特徴は、上部板と中央に開口部を有する下
部板及びベローズにより内部に空気室を形成した内容積
伸縮体の、上記上部板の内面に電磁石体を取付け、下部
板の開口部に圧縮気体貯蔵容器の配管を気密に固着する
とともに、下部板内面の配管口の外周に着磁体を取付
け、さらに前記電磁石体に圧縮気体配管を封止する気密
栓を設けた浮力装置にある。
【0005】
【実施例】図1は内容積伸縮体を気体により加圧膨張さ
せた状態にある本発明の浮力装置で、図1(イ)は側面
図、図1(ロ)は縦断面図である。図面において、1は
上部板11と中央に開口部14を有する下部板12及びベロー
ズ13にて構成し、内部に空気室15を形成した内容積伸縮
体である。上記内容積伸縮体1の上部板11の内面には電
磁石体5が取付けてあり、下部板12の開口部14には圧縮
気体貯蔵容器2の配管3の端部を気密に固着するととも
に、下部板12の内面の配管口の外周には着磁体6を取付
けてある。さらに前記電磁石体5には内容積伸縮体1を
収縮させたときに、圧縮気体配管3を封止する気密栓7
を設けてある。なお、4は圧縮気体配管3の途中に設け
た開閉弁である。
せた状態にある本発明の浮力装置で、図1(イ)は側面
図、図1(ロ)は縦断面図である。図面において、1は
上部板11と中央に開口部14を有する下部板12及びベロー
ズ13にて構成し、内部に空気室15を形成した内容積伸縮
体である。上記内容積伸縮体1の上部板11の内面には電
磁石体5が取付けてあり、下部板12の開口部14には圧縮
気体貯蔵容器2の配管3の端部を気密に固着するととも
に、下部板12の内面の配管口の外周には着磁体6を取付
けてある。さらに前記電磁石体5には内容積伸縮体1を
収縮させたときに、圧縮気体配管3を封止する気密栓7
を設けてある。なお、4は圧縮気体配管3の途中に設け
た開閉弁である。
【0006】図2は内容積伸縮体を収縮させた状態の本
発明の浮力装置の縦断面図である。図面において、図1
と同一符号は同一部位をあらわしている。乾電池等を用
いて電磁石体5を励磁することにより、電磁石体5は着
磁体6に固着した状態になり、内容積伸縮体1は収縮す
る。この際、電磁石体5に設けた気密栓7は圧縮気体配
管3内に侵入し、該配管3を封止する。この状態では開
閉弁4を開いても圧縮気体貯蔵容器2内の圧縮気体は内
容積伸縮体1内には流出しない。
発明の浮力装置の縦断面図である。図面において、図1
と同一符号は同一部位をあらわしている。乾電池等を用
いて電磁石体5を励磁することにより、電磁石体5は着
磁体6に固着した状態になり、内容積伸縮体1は収縮す
る。この際、電磁石体5に設けた気密栓7は圧縮気体配
管3内に侵入し、該配管3を封止する。この状態では開
閉弁4を開いても圧縮気体貯蔵容器2内の圧縮気体は内
容積伸縮体1内には流出しない。
【0007】図3は本発明の浮力装置を潜水機の外壁に
設置した状態の概略図で、図2に示す状態にある浮力装
置Bは、図2に示す内容積伸縮体1の下部板12の下面
を、潜水機Aの外壁に気密に固着して設置されている。
設置した状態の概略図で、図2に示す状態にある浮力装
置Bは、図2に示す内容積伸縮体1の下部板12の下面
を、潜水機Aの外壁に気密に固着して設置されている。
【0008】上述のように、内容積伸縮体1を収納さ
せ、開閉弁4が開いた状態で電磁石体5の励磁をやめる
と、気密栓7を引止める力が消失して圧縮気体貯蔵容器
2内の圧縮気体の圧力により気密栓7が配管3から押出
されて、内容積伸縮体1が膨張して図1に示す状態にな
り、浮力を得ることができる。
せ、開閉弁4が開いた状態で電磁石体5の励磁をやめる
と、気密栓7を引止める力が消失して圧縮気体貯蔵容器
2内の圧縮気体の圧力により気密栓7が配管3から押出
されて、内容積伸縮体1が膨張して図1に示す状態にな
り、浮力を得ることができる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
浮力装置の膨張の過程において、装置全体の重量変化は
なく、体積のみ増加するので、従来のようにバラスト鋼
球等を放出することなく乾電池等の小さな電源で容易に
浮力を得ることができるので、コスト面で有利であり特
に水質保全の必要な海域やプール等で使用すると効果的
である。又乾電池等の小さな電源で作動させることがで
きるため、蓄電池を用いるような小型無人潜水機では効
果的に使用できる。
浮力装置の膨張の過程において、装置全体の重量変化は
なく、体積のみ増加するので、従来のようにバラスト鋼
球等を放出することなく乾電池等の小さな電源で容易に
浮力を得ることができるので、コスト面で有利であり特
に水質保全の必要な海域やプール等で使用すると効果的
である。又乾電池等の小さな電源で作動させることがで
きるため、蓄電池を用いるような小型無人潜水機では効
果的に使用できる。
【図1】内容積伸縮体を気体により加圧膨張させた状態
にある本発明の浮力装置で、図1(イ)は側面図、図1
(ロ)は縦断面図である。
にある本発明の浮力装置で、図1(イ)は側面図、図1
(ロ)は縦断面図である。
【図2】内容積伸縮体を収縮させた状態の本発明の浮力
装置の縦断面図である。
装置の縦断面図である。
【図3】本発明の浮力装置を潜水機の外壁に設置した状
態の概略図である。
態の概略図である。
1 内容積伸縮体 11 上部板 12 下部板 13 ベローズ 14 開口部 15 空気室 2 圧縮気体貯蔵容器 3 圧縮気体配管 4 開閉弁 5 電磁石体 6 着磁板 7 気密栓
Claims (2)
- 【請求項1】 潜水機に内容積伸縮体を設置し、該内容
積伸縮体を気体により加圧膨張させることにより排水し
て浮力を得ることを特徴とする潜水機の浮力方法。 - 【請求項2】 上部板と中央に開口部を有する下部板及
びベローズにより内部に空気室を形成した内容積伸縮体
の、上記上部板の内面に電磁石体を取付け、下部板の開
口部に圧縮気体貯蔵容器の配管を気密に固着するととも
に下部板内面の配管口の外周に着磁体を取付け、さらに
前記電磁石体に圧縮気体配管を封止する気密栓を設けた
ことを特徴とする潜水機の浮力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31783392A JPH06144369A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 潜水機の浮力方法及び浮力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31783392A JPH06144369A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 潜水機の浮力方法及び浮力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144369A true JPH06144369A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=18092562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31783392A Pending JPH06144369A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 潜水機の浮力方法及び浮力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06144369A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100936467B1 (ko) * | 2009-07-24 | 2010-01-20 | (주)새한지오텍 | 음향탐사를 통한 해수로의 지형변화 확인 및 해저지형 정보 갱신시스템 |
KR101251631B1 (ko) * | 2012-06-21 | 2013-04-08 | 이정훈 | 침몰시 상승 추진력을 제공하는 추진백을 구비한 잠수함 구조시스템 |
KR20140138365A (ko) * | 2010-10-18 | 2014-12-04 | 대우조선해양 주식회사 | 무장 탑재를 위한 잠수함의 흘수 조정방법 |
CN106585932A (zh) * | 2015-10-17 | 2017-04-26 | 刘建华 | 潜艇上浮自救设备 |
KR20180062888A (ko) * | 2016-12-01 | 2018-06-11 | 주식회사 한화 | 가스발생기와 메탈블레더를 이용한 비상용 메탈블레더 장치 |
CN109649612A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-04-19 | 韩陈宇 | 基于智能鱼鳔的水下无人机 |
JP2020117047A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | 三菱重工業株式会社 | 水中航走体 |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP31783392A patent/JPH06144369A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100936467B1 (ko) * | 2009-07-24 | 2010-01-20 | (주)새한지오텍 | 음향탐사를 통한 해수로의 지형변화 확인 및 해저지형 정보 갱신시스템 |
KR20140138365A (ko) * | 2010-10-18 | 2014-12-04 | 대우조선해양 주식회사 | 무장 탑재를 위한 잠수함의 흘수 조정방법 |
KR101251631B1 (ko) * | 2012-06-21 | 2013-04-08 | 이정훈 | 침몰시 상승 추진력을 제공하는 추진백을 구비한 잠수함 구조시스템 |
WO2013191375A1 (ko) * | 2012-06-21 | 2013-12-27 | Lee Junghoon | 침몰시 상승 추진력을 제공하는 추진백을 구비한 잠수함 구조시스템 |
CN106585932A (zh) * | 2015-10-17 | 2017-04-26 | 刘建华 | 潜艇上浮自救设备 |
KR20180062888A (ko) * | 2016-12-01 | 2018-06-11 | 주식회사 한화 | 가스발생기와 메탈블레더를 이용한 비상용 메탈블레더 장치 |
CN109649612A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-04-19 | 韩陈宇 | 基于智能鱼鳔的水下无人机 |
JP2020117047A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | 三菱重工業株式会社 | 水中航走体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4674915A (en) | Manipulator apparatus for gripping submerged objects | |
US3435793A (en) | Portable submarine tanks | |
US4507093A (en) | Buoy device for automatic raising of submerged objects | |
US3857249A (en) | Cofferdam | |
SE9802521L (sv) | Undervattensapparat för inspektion/reparation | |
JPH06144369A (ja) | 潜水機の浮力方法及び浮力装置 | |
US4385582A (en) | Inflatable device to close a hull breach | |
US6752569B2 (en) | Underwater tool | |
JPS6115029Y2 (ja) | ||
JP3013489U (ja) | バルーン内蔵ボンベ | |
WO1998020257A1 (en) | Inverted accumulator | |
US4915052A (en) | Method for restoring and maintaining buoyancy and apparatus for preventing loss of buoyancy for floatplanes | |
JPS61162634A (ja) | 鋼板セルの沈設方法およびその装置 | |
JPS62184991A (ja) | 船体の水面下開口部閉塞栓 | |
CN217349144U (zh) | 转液装置 | |
CN219285166U (zh) | 一种可沉浮海洋生态监测装置 | |
JPS5676766A (en) | Balloon valve | |
JPS57187416A (en) | Construction work of sand pile | |
JPS5837753Y2 (ja) | 浮体構造物用支持浮体 | |
JPS6435197A (en) | Anti-fluid transport pipe working method and device used for said method | |
JP2001032990A (ja) | 空気弁の水没構造 | |
JPS5898505A (ja) | 水中に沈下させる構造物の水上接続方法 | |
JPS5814159Y2 (ja) | 圧力自動調整装置 | |
JPS63268817A (ja) | ケ−ソンの浮上方法 | |
JPS5940673B2 (ja) | 泥倉ドア液密装置 |