JPH0948708A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH0948708A
JPH0948708A JP7221072A JP22107295A JPH0948708A JP H0948708 A JPH0948708 A JP H0948708A JP 7221072 A JP7221072 A JP 7221072A JP 22107295 A JP22107295 A JP 22107295A JP H0948708 A JPH0948708 A JP H0948708A
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JP
Japan
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cosmetic
derivative
alcohol
cosmetic preparation
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP7221072A
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English (en)
Inventor
Shuji Iwao
修司 岩尾
Masatsugu Miyazaki
雅嗣 宮崎
Kenji Sakamoto
憲二 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非水溶媒又は高濃度アルコール系の化粧料製
剤を容器に収容した化粧料であって、高湿度、高温下に
おける保存安定性に極めて優れた化粧料を提供する。 【解決手段】 非水溶媒又は高濃度アルコール系の化粧
料製剤を、700μm以上の厚みを有する高密度ポリエ
チレンを材質とした容器に収容されてなることを特徴と
する化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料製剤を、7
00μm以上の厚みを有する高密度ポリエチレン(以
下、HDPEと略称)製の容器に収容したことを特徴と
する、保存性に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、非水溶媒又は高濃度アルコー
ル等で有効成分の安定化を図った育毛剤などの化粧料製
剤を収容する容器材料には、ガラスまたはアルミ等が用
いられているが、重い・高いコスト・割れるなどの欠点
を有している。これらの欠点を解消した種々のプラスチ
ック材料を用いた容器が特開昭49−38984号、同
53−44267号、同54−53087号、特開平3
−252449号、同3−252450号、同6−17
9441号、同6−285960号等に提案されてい
る。しかしながら、これらの容器では、高湿度下で吸湿
したり、高温で層剥離・有効成分の容器への吸着・分解
及び内容物減量等が認められ、安定化が不十分であるこ
とが分かった。このように、非水溶媒または高濃度アル
コール化粧料製剤を安定化させ、安価でしかもリサイク
ル可能な材質を用いた容器の開発が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、非水溶媒又
は高濃度アルコール系の化粧料製剤の、高湿度、高温下
での安定化を図った安価なプラスチック材料を用いた容
器に収容された化粧料に関する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、非水溶
媒又は高濃度アルコール中に有機成分を溶解または分散
或いは乳化させた化粧料製剤を、700μm以上の厚み
を有する高密度ポリエチレン製容器に収容させてなるこ
とを特徴とする化粧料が提供され、また、前記高濃度ア
ルコールが、アルコール含量50重量%以上のものであ
ることを特徴とする前記化粧料が提供され、更に、前記
有効成分が、ペンタデカン酸グリセリド、ビタミン類ま
たはそれらの誘導体、生薬エキス、グリチルレチン酸ま
たはその誘導体、イソプロピルメチルフェロール、ヒノ
チキオール、オクトピロックス、ハイドロキノン誘導
体、コウジ酸、ポリフェノール誘導体、アニオン性ポリ
マー、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、ノニオン性
ポリマー、高重合シリコンまたはその誘導体から選ばれ
た1種又は2種以上であることを特徴とする前記化粧料
が提供され、更にまた、前記化粧料製剤が、育毛剤、セ
ット剤、トリートメント剤またはシミ・シワ防止剤であ
ることを特徴とする前記化粧料が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、かかる実情に鑑み、前
記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、700μm
以上の厚みを有するHDPE製容器が高湿下で変形・減
量・有効成分の分解等がなく、高湿度下においても吸湿
・変形等が認められない高バリヤー性容器であることを
見い出し、本発明を完成した。
【0006】HDPEは分子構造上、疎水的であり水蒸
気透過度(25℃)は0.5で各種材質の中で最も低い
が、ガス透過度の指標となるポリマーセグメントのPerm
achor(πi)では39と低く、有機溶媒等の高温下での
減量防止が課題の1つであることが知られている(Dr.M
orris Salame,PPS' Report,No15,1985.4月、渡辺、Food
Paching,P46,1988/3)。従って、一般のHDPEでは
吸湿防止に優れているもののエタノール等の蒸気ガスの
透過があり、化粧料等の有機成分の安定性を保持するこ
とが課題であった。そこで、上記有効成分を含有した化
粧料製剤において、有効成分の保存安定性を向上させる
ことについて鋭意研究を重ねた結果、この組成物を収容
する容器として、特定の厚み(700μm以上)を有す
るHDPE製容器が経時的に吸湿・減量及び有効成分の
安定化において効果が発揮されることを知見したもので
ある。尚、経済性等の点から厚みは2000μm以下が
好ましい。
【0007】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の化粧料製剤の非水溶媒、又は高濃度アルコール
としては、化粧料製剤の有効成分の種類や使用目的等に
より選定することができる。非水溶媒としては、例え
ば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、is
o−プロパノール、エチレングリコール、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコール、グリセリン、ヘキシレング
リコール、イソプレングリコール、アセトン等が使用で
きる。また高濃度アルコールとしては、例えば、50重
量%以上のC1〜3の低級アルコール1種または2種以上
選定でき、具体的には50重量%以上の、メタノール、
エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール等が
挙げられ、好ましくは通常組成物全体の70重量%以上
のエタノールが挙げられる。
【0008】また本発明の化粧料製剤の有効成分として
は、ペンタデカン酸グリセリド、ビタミンA、ビタミン
12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミン
H等のビタミン類またはそれらの誘導体、センブリ、フ
ラボノール、サポニン、アルカロイド等の生薬エキス、
グリチルレチン酸またはその誘導体、イソプロピルメチ
ルフェロール、ヒノチキオール、オクトピロックス、ハ
イドロキノン誘導体、コウジ酸、ポリフェノール誘導
体、アニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、両性ポ
リマー、ノニオン性ポリマー、高重合シリコンまたはそ
の誘導体の1種又は2種以上用いることができる。
【0009】更に、本発明の化粧料製剤のその他の成分
としては、アニオン・カチオン・両性・ノニオン活性
剤、高級アルコール、炭化水素、天然油脂、エステル
油、脂質誘導体、多価アルコール、高級脂肪酸、コハク
酸クエン酸等の有機酸、グリシン、グルタミン酸等のア
ミノ酸及び誘導体、着色料、香料等が挙げられる。
【0010】本発明の化粧料製剤は、機能的には、育毛
剤、セット剤、トリートメント剤、またはシミ・シワ防
止剤等である。
【0011】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を説明する
が、本発明はこれらの実施例に制約されるものではな
い。尚、化粧料製剤の配合成分の使用割合は重量基準で
ある。 実施例1及び2 表1に示す組成の育毛剤を調整し、高温・高湿度下に保
存し、以下に示す測定方法及び評価基準により、中身の
重量変化、有効成分含量及び水分量等を評価した。その
結果を表1に示す。 (1)中身の重量変化 量目の分かった試料を各種容器に充填し、試料と容器を
併せた重量を測定する。経時的に重量を測定し、中身の
重量変化を次式で算出する。 ○:50℃の高温・30%RHの高湿度下1ヶ月保存で
△Wが1%以下の増減 △:50℃の高温・30%RHの高湿度下1ヶ月保存で
△Wが1〜2%の増減 ×:50℃の高温・30%RHの高湿度下1ヶ月保存で
△Wが2%を越える増減 (2)容器変形・層剥離 試料を50℃または25℃−90%RH下に1ヶ月保存
し、容器の外観を評価する。 ○:変形・層剥離がほとんどない △:変形・層剥離がややある ×:変形・層剥離が著しくある (3)水分量(無水アルコールを使用した場合) カールフィッシャー(メタノール脱水溶剤・カールフィ
ッシャー試液)により、25℃−90%RH下3ヶ月保
存品の水分量を測定。 ○:0.5重量%以下 △:0.5〜1重要% ×:1重量%以上
【0012】
【表1】
【0013】実施例3 ヘアセット剤 ポリメタクリル酸エステル(ユカフォーマーAM75−205) 3(%) ポリビニルピロリドン 1 イソプロピルミリステート 0.5 塩化アルキルトリメチルアンモニウム 0.3 ポリオキシエチレン(40)ステアリルエーテル 0.2 オキシベンゾン 0.05 香料 0.2 精製水 10.0 エタノール バランス これを1000μmの厚みのHDPE製容器に収容し、
実施例1と同様に評価した結果、容器変形がなく、水分
量も問題なく、品質上、安定であった。
【0014】実施例4 ヘアトリートメント剤 シリコンエマルジョン 14.0(%) アクリルアミド系両性ポリマー 1.5 POE(20)グリセリルモノイソステアレート 0.5 グリセリン 2.0 POE(5)POP(30)ステアリルエーテル 1.0 アロエエキス 0.1 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.05 色素 微量 香料 0.1 精製水 30.0 エタノール バランス これを2000μmの厚みのHDPE製容器ディスペン
サーに収容し、実施例1と同様に評価した結果、高温で
減量・容器変形もなく品質上、安定であった。
【0015】実施例5 シミ防止剤 コウジ酸 4.0(%) ビタンンE誘導体 0.2 グリチルレチン酸 0.2 カミツレ抽出液 0.3 クジン抽出液 0.1 POE(40)モノステアレート 0.5 プロピレングリコール 2.0 香料 0.1 紫外線吸収剤 微量 精製水 20.0 エタノール バランス これを1200μmの厚みのHDPE製容器に収容し、
実施例1と同様に評価した結果、高温で減量・容器変形
もなく品質上、安定であった。
【0016】実施例6 シワ改善剤 ビタミンA 0.05(%) パントテニルエチルエーテル 0.2 コラーゲン加水分解物 1.0 レイシ抽出液 0.1 シコンエキス 0.2 セイヨウノコギリソウ抽出液 0.1 グリコール酸 3.0 ヘキシレングリコール 2.0 香料 0.1 精製水 15.0 イソプロピルアルコール 5.0 エタノール バランス これを800μmの厚みのHDPE製容器に収容し、実
施例1と同様に評価した結果、高温で減量・容器変形も
なく品質上、安定であった。
【0017】
【発明の効果】本発明の化粧料は、化粧料製剤を700
μm以上の厚みを有するHDPE製容器に収容させたも
のであるから、長期間にわたって、内容物である非水溶
媒又は高濃度アルコール系の化粧料製剤の重量変化、水
分量の変化、容器の変形、層剥離等がなく、化粧料製剤
の長期保存安定性が極めて優れている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非水溶媒又は高濃度アルコール中に有機
    成分を溶解または分散或いは乳化させた化粧料製剤を、
    700μm以上の厚みを有する高密度ポリエチレン製容
    器に収容させてなることを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 前記高濃度アルコールが、アルコール含
    量50重量%以上のものであることを特徴とする請求項
    1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 前記有効成分が、ペンタデカン酸グリセ
    リド、ビタミン類またはそれらの誘導体、生薬エキス、
    グリチルレチン酸またはその誘導体、イソプロピルメチ
    ルフェロール、ヒノチキオール、オクトピロックス、ハ
    イドロキノン誘導体、コウジ酸、ポリフェノール誘導
    体、アニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、両性ポ
    リマー、ノニオン性ポリマー、高重合シリコンまたはそ
    の誘導体から選ばれた1種または2種以上であることを
    特徴とする請求項1記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 前記化粧料製剤が、育毛剤、セット剤、
    トリートメント剤またはシミ・シワ防止剤であることを
    特徴とする請求項1記載の化粧料。
JP7221072A 1995-08-07 1995-08-07 化粧料 Pending JPH0948708A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013253028A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Lion Corp 化粧料含有物品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013253028A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Lion Corp 化粧料含有物品

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