JPH0948055A - ウェザーストリップの表面加工方法 - Google Patents
ウェザーストリップの表面加工方法Info
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- JPH0948055A JPH0948055A JP7222689A JP22268995A JPH0948055A JP H0948055 A JPH0948055 A JP H0948055A JP 7222689 A JP7222689 A JP 7222689A JP 22268995 A JP22268995 A JP 22268995A JP H0948055 A JPH0948055 A JP H0948055A
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- extrusion molding
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/15—Sealing arrangements characterised by the material
- B60J10/17—Sealing arrangements characterised by the material provided with a low-friction material on the surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/15—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. extrusion moulding around inserts
-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/07—Flat, e.g. panels
- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
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- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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- B29K2995/0072—Roughness, e.g. anti-slip
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 シボ付けロール等による後加工をすることな
しに簡易な方法でシボ付け加工に近い表面外観を得るこ
とのできるウェザーストリップの表面加工方法を提供す
ること。 【解決手段】 熱可塑性の基材樹脂4に混合した押出成
形温度では完全に溶融しない熱可塑性樹脂の粉末5を、
口金1の流路6に通して圧縮変形させてなる薄膜をグラ
スラン2の表面に押出成形によって形成して、その薄膜
の部分をドアガラスの摺動面3として適用する。
しに簡易な方法でシボ付け加工に近い表面外観を得るこ
とのできるウェザーストリップの表面加工方法を提供す
ること。 【解決手段】 熱可塑性の基材樹脂4に混合した押出成
形温度では完全に溶融しない熱可塑性樹脂の粉末5を、
口金1の流路6に通して圧縮変形させてなる薄膜をグラ
スラン2の表面に押出成形によって形成して、その薄膜
の部分をドアガラスの摺動面3として適用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばグラスラン
等の自動車用のウェザーストリップの表面を押出成形に
よって加工する方法に関する。
等の自動車用のウェザーストリップの表面を押出成形に
よって加工する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウェザーストリップの表面に装
飾を施す加工が行われる場合がある。例えば、図4に示
すように、ドアサッシュ20に嵌装されるグラスラン1
0の昇降するドアガラス30とのリップ摺動面17,1
8には一般的には高級感を損なうという理由から光沢の
ある表面外観は好まれず、光沢を減少させる方法として
シボ付け加工等が施される場合がある。なお、グラスラ
ン10は基底部11,室内側側壁12,室外側側壁1
3,室内側リップ14及び室外側リップ15からなる断
面略コの字型のグラスランであり、基底部11,室内側
リップ14,室外側リップ15,にそれぞれ基底部摺動
面16,リップ摺動面17,リップ摺動面18が形成さ
れている。シボ付け加工は、グラスランの表面に予め押
出成形された摺動面を、ローラーの表面にシボが刻まれ
たシボ付けロール等に通すことによって摺動面にシボ模
様を形成したり、あるいはエアーでグラスビーズなどを
吹き付けることによってシボ模様を形成するものであ
る。
飾を施す加工が行われる場合がある。例えば、図4に示
すように、ドアサッシュ20に嵌装されるグラスラン1
0の昇降するドアガラス30とのリップ摺動面17,1
8には一般的には高級感を損なうという理由から光沢の
ある表面外観は好まれず、光沢を減少させる方法として
シボ付け加工等が施される場合がある。なお、グラスラ
ン10は基底部11,室内側側壁12,室外側側壁1
3,室内側リップ14及び室外側リップ15からなる断
面略コの字型のグラスランであり、基底部11,室内側
リップ14,室外側リップ15,にそれぞれ基底部摺動
面16,リップ摺動面17,リップ摺動面18が形成さ
れている。シボ付け加工は、グラスランの表面に予め押
出成形された摺動面を、ローラーの表面にシボが刻まれ
たシボ付けロール等に通すことによって摺動面にシボ模
様を形成したり、あるいはエアーでグラスビーズなどを
吹き付けることによってシボ模様を形成するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シボ付
けロールによってシボ付けを曲面部などへ施工する場合
にはシボ模様を均一に形成することができず、安定した
加工が行えないという問題がある。また被加工面が複雑
な形状である場合には、複数個のシボ付けロールが必要
になるためにコスト高となってしまう。被加工面が更に
複雑である場合には、シボ付け加工そのものが不可能に
なる場合もある。またエアーで吹き付けシボ付けする場
合においても被加工面が複雑であるとむらが発生してし
まう。その上、エアーガンやエアー供給装置などが必要
となるので、コスト高となっていまう。またシボ付け加
工は、上述したように摺動面を押出成形によって形成し
た後に行われる後加工であるためシボ付け加工専用の生
産ラインあるいは生産スペースが必要となるという問題
がある。
けロールによってシボ付けを曲面部などへ施工する場合
にはシボ模様を均一に形成することができず、安定した
加工が行えないという問題がある。また被加工面が複雑
な形状である場合には、複数個のシボ付けロールが必要
になるためにコスト高となってしまう。被加工面が更に
複雑である場合には、シボ付け加工そのものが不可能に
なる場合もある。またエアーで吹き付けシボ付けする場
合においても被加工面が複雑であるとむらが発生してし
まう。その上、エアーガンやエアー供給装置などが必要
となるので、コスト高となっていまう。またシボ付け加
工は、上述したように摺動面を押出成形によって形成し
た後に行われる後加工であるためシボ付け加工専用の生
産ラインあるいは生産スペースが必要となるという問題
がある。
【0004】そこで本発明の目的は、シボ付けロール等
による後加工をすることなしに簡易な方法でシボ付け加
工に近い表面外観を得ることのできるウェザーストリッ
プの表面加工方法を提供することにある。
による後加工をすることなしに簡易な方法でシボ付け加
工に近い表面外観を得ることのできるウェザーストリッ
プの表面加工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のウェザーストリップの表面加工方法は、
熱可塑性の基材樹脂に混合した押出成形温度では完全に
溶融しない熱可塑性樹脂の粉末を圧縮変形させてなる薄
膜をウェザーストリップの表面に押出成形によって形成
するとともに薄膜の押出成形を、ウェザーストリップを
押出成形する口金において同時に行うものである(請求
項1)。
めに、本発明のウェザーストリップの表面加工方法は、
熱可塑性の基材樹脂に混合した押出成形温度では完全に
溶融しない熱可塑性樹脂の粉末を圧縮変形させてなる薄
膜をウェザーストリップの表面に押出成形によって形成
するとともに薄膜の押出成形を、ウェザーストリップを
押出成形する口金において同時に行うものである(請求
項1)。
【0006】またウェザーストリップは、ドアサッシュ
に嵌装されるグラスランであり、表面に形成された薄膜
をドアガラスの摺動面に適用することが好ましい(請求
項2)。
に嵌装されるグラスランであり、表面に形成された薄膜
をドアガラスの摺動面に適用することが好ましい(請求
項2)。
【0007】更に粉末の圧縮変形は、押出機の先端に装
着される口金の流路径を後端部より先端部を小さく形成
したその流路内に粉末が混合された基材樹脂を通して行
うことが好ましい(請求項3)。
着される口金の流路径を後端部より先端部を小さく形成
したその流路内に粉末が混合された基材樹脂を通して行
うことが好ましい(請求項3)。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、熱可塑性
の基材樹脂に混合した熱可塑性樹脂の粉末は、押出成形
温度では完全に溶融しないものであるので、基材樹脂の
中で分離した状態で残る。その熱可塑性樹脂の粉末を圧
縮変形させてなる薄膜はウェザーストリップの表面に押
出成形によって形成されるので、断面略円形状の粉末は
一時的に断面略楕円状に変形し歪んだ状態で押し出され
る。その後、変形した粉末の歪は自然に除々に回復する
ので隣接する粉末の間と粉末とにおいて表面に凹凸が生
じ、均一なシボ付け加工に近い表面外観が得られる。ま
た、一つの口金を使用してウェザーストリップの押出成
形と薄膜の押出成形を同時に行うことができるので作業
効率がよい。
の基材樹脂に混合した熱可塑性樹脂の粉末は、押出成形
温度では完全に溶融しないものであるので、基材樹脂の
中で分離した状態で残る。その熱可塑性樹脂の粉末を圧
縮変形させてなる薄膜はウェザーストリップの表面に押
出成形によって形成されるので、断面略円形状の粉末は
一時的に断面略楕円状に変形し歪んだ状態で押し出され
る。その後、変形した粉末の歪は自然に除々に回復する
ので隣接する粉末の間と粉末とにおいて表面に凹凸が生
じ、均一なシボ付け加工に近い表面外観が得られる。ま
た、一つの口金を使用してウェザーストリップの押出成
形と薄膜の押出成形を同時に行うことができるので作業
効率がよい。
【0009】ここで完全に溶融しないものとは、粉末樹
脂が少しでも残ってその形があれば足りるものであり、
図3(a)に示すような粉末樹脂5が全く溶けていない
状態を含むことはもちろんのこと、例えば、図3(b)
に示すような外表面が少し溶けている状態あるいは図3
(c)に示すような外表面がかなり溶けている状態をも
含むことを意味する。
脂が少しでも残ってその形があれば足りるものであり、
図3(a)に示すような粉末樹脂5が全く溶けていない
状態を含むことはもちろんのこと、例えば、図3(b)
に示すような外表面が少し溶けている状態あるいは図3
(c)に示すような外表面がかなり溶けている状態をも
含むことを意味する。
【0010】なお好ましくは、請求項2に記載の発明の
ように、このウェザーストリップをドアサッシュに嵌装
されるグラスランとして使用し、表面に形成された薄膜
をドアガラスの摺動面、例えばリップ摺動面に適用する
ものであるので、シボ付け加工に近い表面外観により高
級感が引き出される。
ように、このウェザーストリップをドアサッシュに嵌装
されるグラスランとして使用し、表面に形成された薄膜
をドアガラスの摺動面、例えばリップ摺動面に適用する
ものであるので、シボ付け加工に近い表面外観により高
級感が引き出される。
【0011】また粉末の圧縮変形は、請求項3に記載の
発明によれば、押出機の先端に装着される口金の流路径
を後端部より先端部を小さく、例えばテーパー状に形成
したその流路内に粉末が混合された基材樹脂を通すだけ
でよいので簡易に行える。
発明によれば、押出機の先端に装着される口金の流路径
を後端部より先端部を小さく、例えばテーパー状に形成
したその流路内に粉末が混合された基材樹脂を通すだけ
でよいので簡易に行える。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係
る、ウェザーストリップの表面加工方法を使用する口金
1の一部を示す断面図である。このウェザーストリップ
はドアサッシュに嵌装されるソリッドゴム製のグラスラ
ン2に適用されるものであり、本発明の実施形態はグラ
スラン2の表面に、昇降するドアガラスに摺接する摺動
面3を形成・加工する方法を示している。
を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係
る、ウェザーストリップの表面加工方法を使用する口金
1の一部を示す断面図である。このウェザーストリップ
はドアサッシュに嵌装されるソリッドゴム製のグラスラ
ン2に適用されるものであり、本発明の実施形態はグラ
スラン2の表面に、昇降するドアガラスに摺接する摺動
面3を形成・加工する方法を示している。
【0013】口金1は押出機(図示しない)の先端に装
着されており、水平方向に押し出されるグラスラン2
と、グラスラン2の表面に対して摺動面3とが同時に複
合的に押し出されるようになっている。
着されており、水平方向に押し出されるグラスラン2
と、グラスラン2の表面に対して摺動面3とが同時に複
合的に押し出されるようになっている。
【0014】摺動面3は、熱可塑性の基材樹脂4に混合
された押出成形温度では完全に溶融しない熱可塑性樹脂
の粉末5を圧縮変形させてなる薄膜をグラスラン2の表
面に押出成形することによって形成されるようになって
いる。粉末5の圧縮変形は、口金1に後端部側の径より
グラスラン2の表面に通じる先端部側の径を小さく、す
なわちテーパー状に形成された流路6に粉末5が混合さ
れた基材樹脂4を通すことにより行われる。これにより
粉末5は押し出しに適する溶融状態にまで達していない
ために、図1に示すように、断面略円形状から一時的に
断面略楕円状に変形し歪んだ状態で押し出される。その
後、図2に示すように変形した粉末5の歪が除々に回復
して摺動面3の表面に凹凸が生じて均一なシボ付け加工
に近い表面外観が得られる。
された押出成形温度では完全に溶融しない熱可塑性樹脂
の粉末5を圧縮変形させてなる薄膜をグラスラン2の表
面に押出成形することによって形成されるようになって
いる。粉末5の圧縮変形は、口金1に後端部側の径より
グラスラン2の表面に通じる先端部側の径を小さく、す
なわちテーパー状に形成された流路6に粉末5が混合さ
れた基材樹脂4を通すことにより行われる。これにより
粉末5は押し出しに適する溶融状態にまで達していない
ために、図1に示すように、断面略円形状から一時的に
断面略楕円状に変形し歪んだ状態で押し出される。その
後、図2に示すように変形した粉末5の歪が除々に回復
して摺動面3の表面に凹凸が生じて均一なシボ付け加工
に近い表面外観が得られる。
【0015】熱可塑性樹脂の粉末5となる材質,粒径,
混合割合を変化させることにより摺動面3の表面状態を
種々コントロールすることができる。例えば、熱可塑性
の基材樹脂4として架橋性ポリエチレン(例えば三菱化
学の商品名「リンクロン」など)を使用し、熱可塑性樹
脂の粉末5として超高分子量ポリエチレン(例えば三井
石油化学の商品名「ハイゼックスミリオン」など)を使
用し、混合割合を架橋性ポリエチレンの100に対して
超高分子量ポリエチレンを10(10PHR)とし、押
出成形温度を約200度(℃)にした場合に、シボ付け
加工に近い表面外観が得られた。それに加え、超高分子
量ポリエチレンの有する高い摺動性能によって低摺動抵
抗でかつ耐摩耗性に優れる摺動面3を得ることができ
た。ここで、超高分子量ポリエチレンとは重量平均分子
量が約100万以上の高密度のポリエチレンをいう。
混合割合を変化させることにより摺動面3の表面状態を
種々コントロールすることができる。例えば、熱可塑性
の基材樹脂4として架橋性ポリエチレン(例えば三菱化
学の商品名「リンクロン」など)を使用し、熱可塑性樹
脂の粉末5として超高分子量ポリエチレン(例えば三井
石油化学の商品名「ハイゼックスミリオン」など)を使
用し、混合割合を架橋性ポリエチレンの100に対して
超高分子量ポリエチレンを10(10PHR)とし、押
出成形温度を約200度(℃)にした場合に、シボ付け
加工に近い表面外観が得られた。それに加え、超高分子
量ポリエチレンの有する高い摺動性能によって低摺動抵
抗でかつ耐摩耗性に優れる摺動面3を得ることができ
た。ここで、超高分子量ポリエチレンとは重量平均分子
量が約100万以上の高密度のポリエチレンをいう。
【0016】なお熱可塑性の基材樹脂4は架橋性ポリエ
チレンに限られるものではない。また熱可塑性樹脂の粉
末5も超高分子量ポリエチレンに限られるものではなく
押出成形温度では完全には溶融しないものであればよ
い。よって、同種のポリエチレンであってもグレードの
違いにより熱可塑性の基材樹脂4には押出成形温度で完
全に溶融するものを使用し、熱可塑性樹脂の粉末5には
完全に溶融しないものを使用すればよい。
チレンに限られるものではない。また熱可塑性樹脂の粉
末5も超高分子量ポリエチレンに限られるものではなく
押出成形温度では完全には溶融しないものであればよ
い。よって、同種のポリエチレンであってもグレードの
違いにより熱可塑性の基材樹脂4には押出成形温度で完
全に溶融するものを使用し、熱可塑性樹脂の粉末5には
完全に溶融しないものを使用すればよい。
【0017】以上のようにして形成された摺動面3は、
高級感を有する表面外観を生かし、図4に示したリップ
摺動面17,18に使用される。また高い摺動性能から
基底部摺動面16に使用してもよい。
高級感を有する表面外観を生かし、図4に示したリップ
摺動面17,18に使用される。また高い摺動性能から
基底部摺動面16に使用してもよい。
【0018】本発明の実施の態様では、いわゆる複合押
出によってグラスラン2の押出成形と同時に摺動面3を
押出成形によって形成するようにしたが、予め押出成形
によって形成されたグラスラン2の表面に摺動面3を押
出成形によって形成するようにしてもよい。また、表面
加工が施されたウェザーストリップをグラスラン2に適
用する実施態様を示したが、これに限らず例えばウェス
トシール部など様々な場所で使用することができる。
出によってグラスラン2の押出成形と同時に摺動面3を
押出成形によって形成するようにしたが、予め押出成形
によって形成されたグラスラン2の表面に摺動面3を押
出成形によって形成するようにしてもよい。また、表面
加工が施されたウェザーストリップをグラスラン2に適
用する実施態様を示したが、これに限らず例えばウェス
トシール部など様々な場所で使用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり請求項1に記載の発明によ
れば、熱可塑性の基材樹脂に混合した熱可塑性樹脂の粉
末を圧縮変形させてなる薄膜をウェザーストリップの表
面に押出成形によって形成するだけで均一なシボ付け加
工に近い表面外観が得られるので作業の簡易化が図れ
る。また、この際特にシボ付けローラを使用したりある
いはエアーにより吹き付けを行うなどの後加工をするこ
とがないのでコスト高となることがなく、余分な装置を
必要としないため省空間化も図れる。また、一つの口金
を使用してウェザーストリップの押出成形と薄膜の押出
成形を同時に行うので作業効率がよい。
れば、熱可塑性の基材樹脂に混合した熱可塑性樹脂の粉
末を圧縮変形させてなる薄膜をウェザーストリップの表
面に押出成形によって形成するだけで均一なシボ付け加
工に近い表面外観が得られるので作業の簡易化が図れ
る。また、この際特にシボ付けローラを使用したりある
いはエアーにより吹き付けを行うなどの後加工をするこ
とがないのでコスト高となることがなく、余分な装置を
必要としないため省空間化も図れる。また、一つの口金
を使用してウェザーストリップの押出成形と薄膜の押出
成形を同時に行うので作業効率がよい。
【0020】また請求項2に記載の発明によれば、表面
加工が行われたウェザーストリップをドアサッシュに嵌
装されるグラスランとして使用し、表面に形成された薄
膜をドアガラスの摺動面に適用するものであるので、シ
ボ付け加工に近い表面外観により高級感が引き出され
る。
加工が行われたウェザーストリップをドアサッシュに嵌
装されるグラスランとして使用し、表面に形成された薄
膜をドアガラスの摺動面に適用するものであるので、シ
ボ付け加工に近い表面外観により高級感が引き出され
る。
【0021】また請求項3に記載の発明によれば、口金
に設けられた流路内に粉末が混合された基材樹脂を通す
だけで簡易に粉末を圧縮変形させることができるの複雑
な装置を必要とせずコスト的に有利である。
に設けられた流路内に粉末が混合された基材樹脂を通す
だけで簡易に粉末を圧縮変形させることができるの複雑
な装置を必要とせずコスト的に有利である。
【図1】本発明の実施の形態に係る、ウェザーストリッ
プの表面加工方法を使用する口金1の一部を示す断面図
である。
プの表面加工方法を使用する口金1の一部を示す断面図
である。
【図2】摺動面3の表面に凹凸が生じる状態を示す断面
図である。
図である。
【図3】粉末樹脂5の溶融状態を示す状態図であり、
(a)は全く溶けていない状態,(b)は外表面が少し
溶けている状態,(c)は外表面がかなり溶けている状
態をそれぞれ示す。
(a)は全く溶けていない状態,(b)は外表面が少し
溶けている状態,(c)は外表面がかなり溶けている状
態をそれぞれ示す。
【図4】一般的な略コの字型グラスラン10をドアサッ
シュ20に取り付け、ドアガラス30を挿入した状態を
示す斜視図である。
シュ20に取り付け、ドアガラス30を挿入した状態を
示す斜視図である。
1 口金 2 グラスラン 3 摺動面 4 基材樹脂 5 粉末 6 流路 10 グラスラン 11 基底部 12 室内側側壁 13 室外側側壁 14 室内側リップ 15 室外側リップ 16 基底部摺動面 17 リップ摺動面 18 リップ摺動面 20 ドアサッシュ 30 ドアガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:30
Claims (3)
- 【請求項1】熱可塑性の基材樹脂に混合した押出成形温
度では完全に溶融しない熱可塑性樹脂の粉末を圧縮変形
させてなる薄膜をウェザーストリップの表面に押出成形
によって形成するとともに前記薄膜の押出成形を、前記
ウェザーストリップを押出成形する口金において同時に
行うことを特徴とするウェザーストリップの表面加工方
法。 - 【請求項2】前記ウェザーストリップは、ドアサッシュ
に嵌装されるグラスランであり、表面に形成された薄膜
をドアガラスの摺動面とすることを特徴とする請求項1
に記載のウェザーストリップの表面加工方法。 - 【請求項3】前記粉末の圧縮変形は、押出機の先端に装
着される口金の流路径を後端部より先端部を小さく形成
したその流路内に前記粉末が混合された基材樹脂を通し
て行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
ウェザーストリップの表面加工方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22268995A JP3572347B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | ウェザーストリップの表面加工方法 |
US08/668,514 US5716573A (en) | 1995-08-07 | 1996-06-28 | Method for surface treatment of weather strip |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22268995A JP3572347B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | ウェザーストリップの表面加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0948055A true JPH0948055A (ja) | 1997-02-18 |
JP3572347B2 JP3572347B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=16786377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22268995A Expired - Fee Related JP3572347B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | ウェザーストリップの表面加工方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5716573A (ja) |
JP (1) | JP3572347B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016155323A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | トキワケミカル工業株式会社 | 芯材を有する押出し成形品の製造方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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