JPH0948015A - 水硬性無機質成形板の製造装置 - Google Patents
水硬性無機質成形板の製造装置Info
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- JPH0948015A JPH0948015A JP20314495A JP20314495A JPH0948015A JP H0948015 A JPH0948015 A JP H0948015A JP 20314495 A JP20314495 A JP 20314495A JP 20314495 A JP20314495 A JP 20314495A JP H0948015 A JPH0948015 A JP H0948015A
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- Japan
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- water
- permeable sheet
- sheet
- raw material
- manufacturing apparatus
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Abstract
(57)【要約】
【課題】厚みのある成形体でも全幅にわたって充分に減
圧脱水できて、良質な成形体を得ることができる水硬性
無機質成形体の製造装置を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】一側から他側に向かって進行する透水性シ
ートと、この透水性シート上に原料を供給する原料供給
装置と、前記透水性シートの下方に設けられ透水性シー
ト上に供給され成形された原料中の余剰水分を透水性シ
ート越しに搾水するとともに、前記透水性シートの側縁
にほぼ接し、かつ、成形される成形体の厚みと略同じ高
さまで透水性シートの両側に立ち上がる側壁をサクショ
ン面に設けたサクション手段とを備え、原料供給装置の
後方に、非通気性シートが、前記両側の側壁上面に密着
しつつ前記透水性シートと同一方向同一速度で移動する
ようになっている構成とした。
圧脱水できて、良質な成形体を得ることができる水硬性
無機質成形体の製造装置を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】一側から他側に向かって進行する透水性シ
ートと、この透水性シート上に原料を供給する原料供給
装置と、前記透水性シートの下方に設けられ透水性シー
ト上に供給され成形された原料中の余剰水分を透水性シ
ート越しに搾水するとともに、前記透水性シートの側縁
にほぼ接し、かつ、成形される成形体の厚みと略同じ高
さまで透水性シートの両側に立ち上がる側壁をサクショ
ン面に設けたサクション手段とを備え、原料供給装置の
後方に、非通気性シートが、前記両側の側壁上面に密着
しつつ前記透水性シートと同一方向同一速度で移動する
ようになっている構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水硬性無機質成形
板の製造装置に関する。
板の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築用平板ボードの製造方法として、単
層且つ厚みの厚い成形板を製造する方法として、移動す
る透水性シート上に原料を一気に供給・展開し、このシ
ートの下方に設けたサクション手段により移動途中にお
いて減圧脱水し、原料中の余剰水分を搾水して連続的に
製造する長網式抄造方法が知られている。
層且つ厚みの厚い成形板を製造する方法として、移動す
る透水性シート上に原料を一気に供給・展開し、このシ
ートの下方に設けたサクション手段により移動途中にお
いて減圧脱水し、原料中の余剰水分を搾水して連続的に
製造する長網式抄造方法が知られている。
【0003】しかし、この方法では、一般にサクション
手段側を約300mmHg〜600mmHg程度の負圧として減
圧脱水が行われるのであるが、成形体の幅より広くサク
ション手段のサクション面が設けられているので、サク
ション面の両端においては、直接外気を吸い込んでしま
い、所定の負圧に達せず、成形体中の余剰水分を充分に
搾水できないと言う問題がある。
手段側を約300mmHg〜600mmHg程度の負圧として減
圧脱水が行われるのであるが、成形体の幅より広くサク
ション手段のサクション面が設けられているので、サク
ション面の両端においては、直接外気を吸い込んでしま
い、所定の負圧に達せず、成形体中の余剰水分を充分に
搾水できないと言う問題がある。
【0004】そこで、実開昭59−19304号公報で
は、サクション手段全体を覆い得る幅の帯状の非通気性
フィルムシートを脱水を行う範囲にわたりサクション手
段の上方に配置し、サクション手段とこのフィルムシー
トとの間に成形された原料を挟みこむことで、外気が入
り込まないようにして(搾水)効率を高める方法が提案
されている。
は、サクション手段全体を覆い得る幅の帯状の非通気性
フィルムシートを脱水を行う範囲にわたりサクション手
段の上方に配置し、サクション手段とこのフィルムシー
トとの間に成形された原料を挟みこむことで、外気が入
り込まないようにして(搾水)効率を高める方法が提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
59−19304号公報の方法では、特に、厚い成形体
の場合に顕著であるが、成形体の両側部でフィルムシー
トとサクション手段との間にどうしても隙間が生じてし
まい、充分な減圧脱水効果が得られないと言う問題があ
る。
59−19304号公報の方法では、特に、厚い成形体
の場合に顕著であるが、成形体の両側部でフィルムシー
トとサクション手段との間にどうしても隙間が生じてし
まい、充分な減圧脱水効果が得られないと言う問題があ
る。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて、厚み
のある成形体でも全幅にわたって充分に減圧脱水でき
て、良質な成形体を得ることができる水硬性無機質成形
体の製造装置を提供することを目的としている。
のある成形体でも全幅にわたって充分に減圧脱水でき
て、良質な成形体を得ることができる水硬性無機質成形
体の製造装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明にかかる水硬性無機質
成形体の製造装置(以下、「請求項1の製造装置」と記
す)は、一側から他側に向かって進行する透水性シート
と、この透水性シート上に原料を供給する原料供給装置
と、前記透水性シートの下方に設けられ透水性シート上
に供給され成形された原料中の余剰水分を透水性シート
越しに搾水するサクション手段とを備える水硬性無機質
成形板の製造装置において、前記透水性シートの側縁に
ほぼ接するとともに、成形される成形体の厚みと略同じ
高さまで透水性シートの両側に立ち上がる側壁が前記サ
クション手段のサクション面に設けられ、かつ、前記原
料供給装置の後方で、非通気性シートが、前記両側の側
壁上面に密着しつつ前記透水性シートと同一方向同一速
度で移動するようになっている構成とした。
るために、請求項1に記載の発明にかかる水硬性無機質
成形体の製造装置(以下、「請求項1の製造装置」と記
す)は、一側から他側に向かって進行する透水性シート
と、この透水性シート上に原料を供給する原料供給装置
と、前記透水性シートの下方に設けられ透水性シート上
に供給され成形された原料中の余剰水分を透水性シート
越しに搾水するサクション手段とを備える水硬性無機質
成形板の製造装置において、前記透水性シートの側縁に
ほぼ接するとともに、成形される成形体の厚みと略同じ
高さまで透水性シートの両側に立ち上がる側壁が前記サ
クション手段のサクション面に設けられ、かつ、前記原
料供給装置の後方で、非通気性シートが、前記両側の側
壁上面に密着しつつ前記透水性シートと同一方向同一速
度で移動するようになっている構成とした。
【0008】一方、請求項2に記載の発明にかかる水硬
性無機質成形体の製造装置(以下、「請求項2の製造装
置」と記す)は、一側から他側に向かって進行する透水
性シートと、この透水性シート上に原料を供給する原料
供給装置と、前記透水性シートの下方に設けられ透水性
シート上に供給され成形された原料中の余剰水分を透水
性シート越しに搾水するサクション手段とを備える水硬
性無機質成形板の製造装置において、前記透水性シート
の側縁にほぼ接するとともに、成形される成形体の厚み
と略同じ高さまで透水性シートの両側に立ち上がる側壁
が前記サクション手段のサクション面に設けられ、か
つ、前記原料供給装置の後方で、この前記両側の側壁上
面に密着するように両側壁間に跨がって設けられた2つ
のロールを透水性シートの進行方向前後に有し、これら
ロール間の側面および上面が気密性を有する部材で囲繞
されている構成とした。
性無機質成形体の製造装置(以下、「請求項2の製造装
置」と記す)は、一側から他側に向かって進行する透水
性シートと、この透水性シート上に原料を供給する原料
供給装置と、前記透水性シートの下方に設けられ透水性
シート上に供給され成形された原料中の余剰水分を透水
性シート越しに搾水するサクション手段とを備える水硬
性無機質成形板の製造装置において、前記透水性シート
の側縁にほぼ接するとともに、成形される成形体の厚み
と略同じ高さまで透水性シートの両側に立ち上がる側壁
が前記サクション手段のサクション面に設けられ、か
つ、前記原料供給装置の後方で、この前記両側の側壁上
面に密着するように両側壁間に跨がって設けられた2つ
のロールを透水性シートの進行方向前後に有し、これら
ロール間の側面および上面が気密性を有する部材で囲繞
されている構成とした。
【0009】上記請求項1および請求項2の製造装置に
おいて、透水性シートは、特に限定されないが、フェル
トや不織布等で形成されていて、無端ベルト状にするこ
とが好ましい。サクション手段は、特に限定されない
が、サクションボックスをチェーンなどを介して無端状
に接続し、シートと等速度で動くようにすることが好ま
しい。
おいて、透水性シートは、特に限定されないが、フェル
トや不織布等で形成されていて、無端ベルト状にするこ
とが好ましい。サクション手段は、特に限定されない
が、サクションボックスをチェーンなどを介して無端状
に接続し、シートと等速度で動くようにすることが好ま
しい。
【0010】原料としては、公知の水硬性無機質成形板
の製造に使用されるものであれば、特に限定されない。
請求項1の製造装置において、非通気性シートは、特に
限定されないが、ゴム,プラスチック,金属等で形成さ
れていて、無端ベルト状にすることが好ましい。
の製造に使用されるものであれば、特に限定されない。
請求項1の製造装置において、非通気性シートは、特に
限定されないが、ゴム,プラスチック,金属等で形成さ
れていて、無端ベルト状にすることが好ましい。
【0011】また、請求項2の製造装置において、ロー
ルの材質は、特に限定されないが、側壁上面に密着しや
すいように表面を少なくともゴム等の弾性材で形成する
ことが好ましい。
ルの材質は、特に限定されないが、側壁上面に密着しや
すいように表面を少なくともゴム等の弾性材で形成する
ことが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は、請求項1の
製造装置の実施の形態をあらわしている。図1に示すよ
うに、この製造装置1aは、透水性シート2と原料供給
装置3とサクション手段4と非通気性シート8を備えて
いる。
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は、請求項1の
製造装置の実施の形態をあらわしている。図1に示すよ
うに、この製造装置1aは、透水性シート2と原料供給
装置3とサクション手段4と非通気性シート8を備えて
いる。
【0013】透水性シート2は、無端ベルト状になって
いて、駆動ロール21と多数のガイドロール22を介し
て図1の矢印B方向に一定速度で回転するようになって
いる。
いて、駆動ロール21と多数のガイドロール22を介し
て図1の矢印B方向に一定速度で回転するようになって
いる。
【0014】サクション手段4は、減圧ボックス5と多
数のサクションボックス6とを備えている。多数のサク
ションボックス6は、環状になったチェーン(図示せ
ず)を介して無端ベルト状に連結されていて、このチェ
ーンが掛けられたスプロケット61,61が駆動回転す
ることによってシート2と同じ回転方向に等速度で回転
するようになっているとともに、シート2の上側平行部
分と平行になった時に、各サクションボックス6の上面
がシート2の下面に密着するようになっている。
数のサクションボックス6とを備えている。多数のサク
ションボックス6は、環状になったチェーン(図示せ
ず)を介して無端ベルト状に連結されていて、このチェ
ーンが掛けられたスプロケット61,61が駆動回転す
ることによってシート2と同じ回転方向に等速度で回転
するようになっているとともに、シート2の上側平行部
分と平行になった時に、各サクションボックス6の上面
がシート2の下面に密着するようになっている。
【0015】また、サクションボックス6は、図2に示
すように、表面側、すなわち、サクション面に吸水孔6
2が多数穿設されているとともに、両側部に側壁63,
63がそれぞれ設けられて、凹溝状になっている。側壁
63,63は、成形される成形体の厚みと略同じ高さで
透水性シート2の側縁に略接する位置に設けられてい
る。
すように、表面側、すなわち、サクション面に吸水孔6
2が多数穿設されているとともに、両側部に側壁63,
63がそれぞれ設けられて、凹溝状になっている。側壁
63,63は、成形される成形体の厚みと略同じ高さで
透水性シート2の側縁に略接する位置に設けられてい
る。
【0016】減圧ボックス5は、真空ポンプやブロアー
などの減圧手段に接続されているとともに、減圧孔(図
示せず)がその上面に設けられ、かつ、サクションボッ
クス6を下側から受けるようになっており、減圧孔にサ
クションボックス6の底に設けられた孔(図示せず)が
一致するとサクションボックス6内を減圧するようにな
っている。
などの減圧手段に接続されているとともに、減圧孔(図
示せず)がその上面に設けられ、かつ、サクションボッ
クス6を下側から受けるようになっており、減圧孔にサ
クションボックス6の底に設けられた孔(図示せず)が
一致するとサクションボックス6内を減圧するようにな
っている。
【0017】原料供給装置3は、図1に示す移動範囲7
内を透水性シート2の進行方向に前後に移動するように
なっていて、側板34に両側(図では片側しかあらわれ
ていない)が囲まれた2つの展開ロール32,33の間
に原料供給口31から原料を供給し、供給された原料を
展開ロール32,33で透水性シート2上にすばやく展
開できるようになっている。
内を透水性シート2の進行方向に前後に移動するように
なっていて、側板34に両側(図では片側しかあらわれ
ていない)が囲まれた2つの展開ロール32,33の間
に原料供給口31から原料を供給し、供給された原料を
展開ロール32,33で透水性シート2上にすばやく展
開できるようになっている。
【0018】また、展開ロール32,33の最下端は、
側壁63の上端面と略一致する高さになっている。すな
わち、原料供給装置3から透水性シート2上に供給され
た原料は、展開ロール32,33によって略側壁63の
上端面と面一になるとともに、両側壁63,63間に密
に充填されるようになっている。
側壁63の上端面と略一致する高さになっている。すな
わち、原料供給装置3から透水性シート2上に供給され
た原料は、展開ロール32,33によって略側壁63の
上端面と面一になるとともに、両側壁63,63間に密
に充填されるようになっている。
【0019】非通気性シート8は、無端ベルト状になっ
ているとともに、原料供給装置3の後方に設けられてい
て、図3に示すように、原料供給装置3で原料が供給さ
れた透水性シート2とともに進行してきたサクションボ
ックス6の上部開口を被うようになっている。すなわ
ち、サクションボックス6の側壁63,63の上面に密
着するとともに両側壁間に跨がってサクションボックス
6の上部開口を気密状態に覆いながら駆動ロール81の
駆動によって透水性シート2と同じ速度で矢印C方向に
回転駆動するようになっている。
ているとともに、原料供給装置3の後方に設けられてい
て、図3に示すように、原料供給装置3で原料が供給さ
れた透水性シート2とともに進行してきたサクションボ
ックス6の上部開口を被うようになっている。すなわ
ち、サクションボックス6の側壁63,63の上面に密
着するとともに両側壁間に跨がってサクションボックス
6の上部開口を気密状態に覆いながら駆動ロール81の
駆動によって透水性シート2と同じ速度で矢印C方向に
回転駆動するようになっている。
【0020】この製造装置1aは、以上のようになって
おり、つぎのようにして所望の成形板Aを製造すること
ができる。まず、透水性シート2およびサクションボッ
クス6を同一方向に同一速度で回転させるとともに、減
圧ボックス5内を減圧手段で減圧しながら、原料供給装
置3の原料供給口31から原料が展開ロール32,33
の間を通って透水性シート2上に供給される。
おり、つぎのようにして所望の成形板Aを製造すること
ができる。まず、透水性シート2およびサクションボッ
クス6を同一方向に同一速度で回転させるとともに、減
圧ボックス5内を減圧手段で減圧しながら、原料供給装
置3の原料供給口31から原料が展開ロール32,33
の間を通って透水性シート2上に供給される。
【0021】このようにして透水性シート2上に供給さ
れた原料は、原料供給装置3の前後動によって展開ロー
ル32,33によって略側壁63の上端面と面一になる
とともに、両側壁63,63間に密に充填されるように
なる。そして、サクションボックス6の吸水孔62から
透水性シート2越し原料中の余剰水分が搾水されるので
あるが、原料供給装置3の後方に設けられた非通気性シ
ート8のところまでくると、成形された原料の上面が非
通気性シート8で完全に覆われるとともに、非通気性シ
ート8の両側縁部がサクションボックス6の側壁63,
63に密着するため、充分な減圧状態が確保でき、成形
板A両側部も均一に搾水できるとともに、原料不充填部
による通気部が発生しても外気を吸い込むことがない。
れた原料は、原料供給装置3の前後動によって展開ロー
ル32,33によって略側壁63の上端面と面一になる
とともに、両側壁63,63間に密に充填されるように
なる。そして、サクションボックス6の吸水孔62から
透水性シート2越し原料中の余剰水分が搾水されるので
あるが、原料供給装置3の後方に設けられた非通気性シ
ート8のところまでくると、成形された原料の上面が非
通気性シート8で完全に覆われるとともに、非通気性シ
ート8の両側縁部がサクションボックス6の側壁63,
63に密着するため、充分な減圧状態が確保でき、成形
板A両側部も均一に搾水できるとともに、原料不充填部
による通気部が発生しても外気を吸い込むことがない。
【0022】したがって、成形板全体を均一な脱水状態
とすることができる。なお、このようにして得られた長
尺の成形板は、所望の寸法に裁断されたのち、養生硬化
させ、必要に応じて塗装などの化粧が施される。
とすることができる。なお、このようにして得られた長
尺の成形板は、所望の寸法に裁断されたのち、養生硬化
させ、必要に応じて塗装などの化粧が施される。
【0023】図4は、請求項2の製造装置の実施の形態
をあらわしている。図4に示すように、この製造装置1
bは、ロール91,92およびボックス93とからなる
減圧補助装置9を非通気性シート8に代えて原料供給装
置3の後方に備えている以外は、上記製造装置1aと同
様になっている。すなわち、ロール91,92は、図5
に示すように、両側の側壁63,63間に跨がるように
前後方向に配置されているとともに、その下端が常に両
側の側壁63,63の上面に接するようになっている。
をあらわしている。図4に示すように、この製造装置1
bは、ロール91,92およびボックス93とからなる
減圧補助装置9を非通気性シート8に代えて原料供給装
置3の後方に備えている以外は、上記製造装置1aと同
様になっている。すなわち、ロール91,92は、図5
に示すように、両側の側壁63,63間に跨がるように
前後方向に配置されているとともに、その下端が常に両
側の側壁63,63の上面に接するようになっている。
【0024】ボックス93は、ロール91,92の間に
側面および上面を気密に囲繞している。したがって、こ
の製造装置1bによれば、上記製造装置1aと同様にサ
クションボックス6の吸水孔62から透水性シート2越
し原料中の余剰水分が搾水されるのであるが、原料供給
装置3の後方に設けられた減圧補助装置9のところまで
くると、成形された原料の上面がロール91,92およ
びボックス93によっ略気密状態に隠蔽され、この隠蔽
された部分で外気が吸引されないから非通気性シート8
と同様に充分な減圧状態が確保でき、成形板A両側部も
均一に搾水できて均一な製品を得ることができる。
側面および上面を気密に囲繞している。したがって、こ
の製造装置1bによれば、上記製造装置1aと同様にサ
クションボックス6の吸水孔62から透水性シート2越
し原料中の余剰水分が搾水されるのであるが、原料供給
装置3の後方に設けられた減圧補助装置9のところまで
くると、成形された原料の上面がロール91,92およ
びボックス93によっ略気密状態に隠蔽され、この隠蔽
された部分で外気が吸引されないから非通気性シート8
と同様に充分な減圧状態が確保でき、成形板A両側部も
均一に搾水できて均一な製品を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1および請求項2の製造装置は、
以上のように構成されているので、厚みのある成形板で
も全幅にわたって充分にかつ均一に減圧脱水でる。した
がって、この成形板を養生硬化させれば、全体に均一な
強度を有する建材等として有用な製品を得ることができ
る。
以上のように構成されているので、厚みのある成形板で
も全幅にわたって充分にかつ均一に減圧脱水でる。した
がって、この成形板を養生硬化させれば、全体に均一な
強度を有する建材等として有用な製品を得ることができ
る。
【図1】請求項1の製造装置の1実施例をあらわす側面
図である。
図である。
【図2】図1の製造装置のサクションボックスの斜視図
である。
である。
【図3】図1の製造装置の非通気性シート部分の断面図
である。
である。
【図4】請求項2の製造装置の1実施例をあらわす側面
図である。
図である。
【図5】図4の製造装置の減圧補助装置部分の断面図で
ある。
ある。
1a 水硬性無機質成形体の製造装置 1b 水硬性無機質成形体の製造装置 2 透水性シート 3 原料供給装置 5 減圧 6 サクションボックス(サクション手段) 63 側壁 8 非通気性シート 91 ロール 92 ロール 93 ボックス
Claims (2)
- 【請求項1】一側から他側に向かって進行する透水性シ
ートと、この透水性シート上に原料を供給する原料供給
装置と、前記透水性シートの下方に設けられ透水性シー
ト上に供給され成形された原料中の余剰水分を透水性シ
ート越しに搾水するサクション手段とを備える水硬性無
機質成形板の製造装置において、前記透水性シートの側
縁にほぼ接するとともに、成形される成形体の厚みと略
同じ高さまで透水性シートの両側に立ち上がる側壁が前
記サクション手段のサクション面に設けられ、かつ、前
記原料供給装置の後方で、非通気性シートが、前記両側
の側壁上面に密着しつつ前記透水性シートと同一方向同
一速度で移動するようになっていることを特徴とする水
硬性無機質成形板の製造装置。 - 【請求項2】一側から他側に向かって進行する透水性シ
ートと、この透水性シート上に原料を供給する原料供給
装置と、前記透水性シートの下方に設けられ透水性シー
ト上に供給され成形された原料中の余剰水分を透水性シ
ート越しに搾水するサクション手段とを備える水硬性無
機質成形板の製造装置において、前記透水性シートの側
縁にほぼ接するとともに、成形される成形体の厚みと略
同じ高さまで透水性シートの両側に立ち上がる側壁が前
記サクション手段のサクション面に設けられ、かつ、前
記原料供給装置の後方で、この前記両側の側壁上面に密
着するように両側壁間に跨がって設けられた2つのロー
ルを透水性シートの進行方向前後に有し、これらロール
間の側面および上面が気密性を有する部材で囲繞されて
いることを特徴とする水硬性無機質成形板の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20314495A JPH0948015A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 水硬性無機質成形板の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20314495A JPH0948015A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 水硬性無機質成形板の製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0948015A true JPH0948015A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16469151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20314495A Pending JPH0948015A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 水硬性無機質成形板の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0948015A (ja) |
-
1995
- 1995-08-09 JP JP20314495A patent/JPH0948015A/ja active Pending
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