JPH0948013A - タイルの乾式製造方法及び成型装置 - Google Patents

タイルの乾式製造方法及び成型装置

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JPH0948013A
JPH0948013A JP22249595A JP22249595A JPH0948013A JP H0948013 A JPH0948013 A JP H0948013A JP 22249595 A JP22249595 A JP 22249595A JP 22249595 A JP22249595 A JP 22249595A JP H0948013 A JPH0948013 A JP H0948013A
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JP
Japan
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mold
molding
tile
lower mold
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP22249595A
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English (en)
Inventor
Shunzo Sakai
俊造 酒井
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SAKAI KOGEI KK
Original Assignee
SAKAI KOGEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の成型装置は、成型回数を重ねるうちに
下型の成型凹部に小さな土の塊Yが付着しそれが型傷に
なって不良品が発生する。そのような現象を防止するた
め、20〜30回成型する度に成型凹部を掃除している
のであるが、その間装置を止める必要があるため生産性
が低下し、且つ、作業者が腕を傷めてしまう、などの問
題点があった。 【解決手段】 下型2の成型凹部2dに坏土Hを入れて
上型3でプレスするようにしたタイルの乾式製造方法に
おいて、坏土Hを入れる前に下型2の成型面にノズル4
から油5を噴霧するようにする。そうすると成型面に微
小な土の塊が出来掛けても、該土に油5が付着浸透し、
その状態で成型凹部2dに坏土Hを入れてプレスした場
合、油5の作用で離れやすくなった土が成型品T側に付
着して成型面が綺麗になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、坏土をプレスして
タイルを成型するタイルの乾式製造方法及び該乾式製造
方法に使用する成型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイルの成型装置を図5により説
明する。この成型装置101は、図3に示したような構
造物のコーナーに使用するL型のタイルTを製造するた
めのものであって、固定的な下型102と流体圧シリン
ダーやモータ駆動などにより上下動する上型103とに
より構成されている。下型102は絶対的な固定構造で
ある駒102aと該駒102a上で上下動する枠102
bの二部材で構成されており、図5のように枠102b
が上昇位置にあるとき、駒102aの上面と枠102b
の型孔102cで成型凹部102dが形成される。一
方、上型103は、前記下型102の成型凹部102d
に嵌合する下向きの成型凸部103aを突設してなる。
【0003】而して、上記成型装置101でタイルTを
成型するには、先ず、下型102の成型凹部102dに
坏土を入れ、次ぎに図5二点鎖線のように上型103を
下動させて成型凸部103aを下型102の成型凹部1
02dに嵌め、以て坏土を十分にプレスし、その後、上
型103を上動させ、さらに、下型102の枠102b
を下動させてプレスしたタイルを取り出すのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記成型装置101
は、成型回数を重ねるうちに下型102の成型凹部10
2dに小さな土の塊Yが付着するようになり、それが型
傷になって不良品が発生する。そのような不良品の発生
を未然に防止するため、従来は20〜30回成型する度
に下型102の成型凹部102dを掃除して土の塊が付
着しないようにしているが、その清掃作業の間、成型装
置101を止める必要があるため生産性が悪く、且つ、
清掃作業が重労働であるため作業者が腕を傷めてしま
う、などの問題点があった。
【0005】本発明は、上記に鑑みなされたものであっ
て、その目的は、下型の清掃作業を不要にすることが可
能なタイルの乾式製造方法及び成型装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、下型の成型凹部に坏土を入れて上型でプレ
スするようにしたタイルの乾式製造方法において、坏土
を入れる前に下型の成型面に油を噴霧するようにしたタ
イルの乾式製造方法を提供する。
【0007】また、下型の成型凹部に坏土を入れて上型
でプレスするようにしたタイルの成型装置において、下
型の上方にノズルを設置し、該ノズルから下型の成型面
に向けて油を噴霧し得るようにしたタイルの成型装置を
提供する。
【0008】坏土を入れる前に下型の成型面に油を噴霧
すると、下型の成型面に微小な土の塊が出来掛けても該
土に油が付着浸透し、その状態で成型凹部に坏土を入れ
て上型でプレスすると、前記油の作用で離れやすくなっ
た土が坏土側に付着し、確実に成型面が綺麗になる。従
って、土の塊が出来なくなるから下型の掃除が殆ど必要
ない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、図1は要部を示す成型装
置の概略断面図、図2(a)〜(d)は製造方法を説明
する工程図、図3は成型品たるタイルの斜視図である。
【0010】成型装置1は、図3に示したような構造物
のコーナーに使用するL型のタイルTを製造するための
ものであって、固定的な下型2と油圧シリンダーにより
上下動する上型3とにより構成されている。下型2は絶
対的な固定構造である駒2aと該駒2a上で上下動する
枠2bの二部材で構成されており、図1のように枠2b
が上昇位置にあるとき、駒2aの上面と枠2bの型孔2
cで成型凹部2dが形成される。一方、上型3は、前記
下型2の成型凹部2dに嵌合する下向きの成型凸部3a
を突設してなる。
【0011】而して、成型装置1の下型2の斜め上方に
は左右両側にノズル4,4が設置されている。該ノズル
4には油(型抜き油)が供給されるようになっており、
ノズル4の先端から油が霧状に噴出する。ノズル4によ
る油の噴霧は、下型2の成型凹部2dに坏土Hを入れる
前であり、また、上型3が三回上下動する間に一回の割
合に設定してある。
【0012】なお、図1の成型装置1はタイルTを二列
同時に成型するものであるが、図4のようにタイルTを
三列同時成型するようにすることもできる。その場合も
ノズル4は下型2の斜め上方二箇所に設置すれば足り
る。
【0013】次ぎに上記成型装置1を使ったタイルTの
乾式製造方法について図2(a)〜(d)により説明す
る。先ず、図2(a)のように、下型2の枠2bを上昇
位置にして駒2aの上部に成型凹部2dを形成し該成型
凹部2dに坏土Hを入れる。次ぎに図2(b)のよう
に、上型3を下動させて成型凸部3aを下型2の成型凹
部2dに嵌め、以て坏土Hをプレスする。次ぎに図2
(c)のように、上型3を上動させ且つ下型2の枠2b
を下動させて成型品たるタイルTを取り出す。以上のよ
うにして図2(a)〜(c)を二回循環させる。そし
て、三回目の循環において図2(c)でタイルTを取出
した後、図2(d)のように下型2の枠2bを上昇させ
て成型凹部2dを形成し、その成型凹部2dめがけてノ
ズル4から油5を噴霧する。もちろん、下型2の枠2b
を上昇させる前に油5を噴霧してもよい。その後、再び
図2(a)〜(c)を二回循環させ、三回目に図2
(d)を経由して図2(a)に戻るパターンを繰り返
す。このように下型2に定期的に油5を噴霧するパター
ンを繰り返せば、下型2の成型面に型傷の原因となる土
の塊が全く発生しない。従って、金型の掃除は一日の最
後に一回行って付着した油を拭き取るだけでよい。
【0014】なお、言うまでもなく、プレス成型したタ
イルTは、両端の不要部分を切り落とし、さらに、施釉
して焼成する必要がある。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、坏土を入れる前に噴霧した油が型傷の原因とな
る土の塊の発生を未然に防止するため、従来20〜30
回成型する間に一回の割合で行っていた下型の掃除を不
要にすることができる。その結果、従来一日2,200
回の成型が限度であった成型装置で、一日3,000回
の成型が可能になり、著しい生産性の向上を図ることが
できた。また、重労働で作業者に敬遠されていた下型の
掃除が不要になるため、作業環境をも著しく改善するこ
とができる、など極めて簡単な構造でありながら、非常
に大きな利益をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 要部を示す成型装置の概略断面図である。
【図2】 (a)〜(d)は製造方法を説明する工程図
である。
【図3】 成型品たるタイルの斜視図である。
【図4】 他の成型装置を示す概略断面図である。
【図5】 従来の成型装置を示す要部の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 …成型装置 2 …下型 2d…成型凹部 3 …上型 4 …ノズル 5 …油 T …タイル H …坏土

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型の成型凹部に坏土を入れて上型でプ
    レスするようにしたタイルの乾式製造方法において、 坏土を入れる前に下型の成型面に油を噴霧するようにし
    たことを特徴とするタイルの乾式製造方法。
  2. 【請求項2】 下型の成型凹部に坏土を入れて上型でプ
    レスするようにしたタイルの成型装置において、 下型の上方にノズルを設置し、該ノズルから下型の成型
    面に向けて油を噴霧し得るようにしたことを特徴とする
    タイルの成型装置。
JP22249595A 1995-08-07 1995-08-07 タイルの乾式製造方法及び成型装置 Pending JPH0948013A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1525967A1 (fr) * 2003-10-20 2005-04-27 Mehdi Dellagi Procédé de fabrication d'éléments architectoniques en pisé
CN112536891A (zh) * 2020-12-14 2021-03-23 深圳市泰仓祥实业有限公司 一种陶瓷生产用模装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1525967A1 (fr) * 2003-10-20 2005-04-27 Mehdi Dellagi Procédé de fabrication d'éléments architectoniques en pisé
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