JPH0947899A - プレス装置及び移動式プレス装置 - Google Patents

プレス装置及び移動式プレス装置

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JPH0947899A
JPH0947899A JP21828595A JP21828595A JPH0947899A JP H0947899 A JPH0947899 A JP H0947899A JP 21828595 A JP21828595 A JP 21828595A JP 21828595 A JP21828595 A JP 21828595A JP H0947899 A JPH0947899 A JP H0947899A
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    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/30Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor
    • B30B9/3078Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor with precompression means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B30BPRESSES IN GENERAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばタイヤを取り除いた普通自動車の本体
をそのままの状態で小さな圧縮プレス物に押圧するプレ
ス装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 被プレス物を投入するための上部開口を
有するプレス室と、このプレス室上部開口を被プレス物
を押圧しながら閉塞する上部プレス蓋と、プレス室内の
一側壁側からその対向壁に向けて被プレス物を押圧する
プレスラムと、押圧された被プレス物を排出するために
この対向壁に排出口を形成する排出口開放手段とを備え
たプレス装置であって、前記上部プレス蓋が、前記一側
壁側近傍を支点として開閉する第1の上部プレス蓋と、
前記対向壁側近傍を支点として開閉する第2の上部プレ
ス蓋とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばタイヤを取り
除いた普通自動車の本体をそのままの状態で小さなプレ
ス片に押圧するプレス装置に関するものである。また特
に、点在する自動車廃棄場に出向いてプレス処理可能な
ようにコンパクトに構成されたプレス装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年より産業廃棄物の処理は、社会問題
となっている。本出願人は資源の再利用に関する種々の
提案を既に行っている。特に、廃棄された自動車は、資
源の再利用が期待されているため、再利用し易いように
解体されるべきものである。
【0003】しかしながら、廃棄された自動車を資源と
して再利用するためには、自動車専用の解体施設が備わ
った解体場を建設し、その解体場に廃棄された自動車を
移送しなければならない。しかし、現実には自動車専用
の解体施設が備わった解体場は少ない。また、単に自動
車を廃棄する廃棄場は全国に点在し、これら点在する自
動車廃棄場の自動車を解体場まで移送するには自動車が
嵩張るため、移送費が馬鹿にならず、現実は廃棄場で野
ざらしの状態になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、プレス装置自
体を点在する自動車廃棄場に移送して個々の廃棄場で嵩
張らない程度に自動車をプレスして解体場に移送するこ
とを考慮すると、プレス装置は、公道走行のための高さ
制限、幅制限等があり、少なくとも公道走行可能な大き
さ制限内に構成されたものでなければならない。
【0005】例えばタイヤを取り除いた普通自動車の本
体を被プレス物としてそのままの状態で小さな圧縮プレ
ス塊に押圧するには、少なくとも普通自動車の本体を投
入できる大きさの開口と、プレス室とが必要となる。し
かし、プレス室及び開口自体が大きくなると、プレス装
置自体を大きくせざるを得ず、従ってプレス装置の駆動
系をも含めると、プレス装置自体が公道走行可能な大き
さを超えてしまう結果となる。
【0006】このため、プレス装置は小さくせざるを得
ず、このプレス装置に投入する際には、被プレス物であ
る普通自動車を小さく破断しなければならなかった。こ
れでは、単にプレスを行って普通自動車の嵩を小さくし
ようとする目的からは離れてしまう結果となる。
【0007】本発明は、例えばタイヤを取り除いた普通
自動車の本体をそのままの状態で小さな圧縮プレス物に
押圧するプレス装置を得ることを目的とする。また特
に、点在する自動車廃棄場に出向いてプレス処理可能な
ようにコンパクトに構成されたプレス装置を得ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプレス装置
では、被プレス物を投入するための上部開口を有するプ
レス室と、このプレス室上部開口を被プレス物を押圧し
ながら閉塞する上部プレス蓋と、プレス室内の一側壁側
からその対向壁に向けて被プレス物を押圧するプレスラ
ムと、押圧された被プレス物を排出するためにこの対向
壁に排出口を形成する排出口開放手段とを備えたプレス
装置であって、前記上部プレス蓋が、前記一側壁側近傍
を支点として開閉する第1の上部プレス蓋と、前記対向
壁側近傍を支点として開閉する第2の上部プレス蓋とを
備えたものであるため、プレス装置自体及びプレス装置
の駆動系を含めて公道走行可能な大きさを超えないよう
にコンパクトにすることができ、点在する自動車廃棄場
へのプレス装置の移送が可能である。
【0009】即ち、上部プレス蓋は、第1の上部プレス
蓋と第2の上部プレス蓋とを備えているため、普通自動
車の本体を投入できる大きさの開口とプレス室とを備え
たプレス装置であっても、被プレス物を上部投入口から
プレス室に投入した後、これら2つの上部プレス蓋を両
側から閉じるようにして押圧することができる。これに
より1枚のプレス蓋を駆動するものに比べて装置の高さ
を小さくすることができ、プレス装置自体及びプレス装
置の駆動系を含めて公道走行可能な大きさを超えないよ
うにコンパクトにすることができる。尚、2つの上部プ
レス蓋が閉じられた後には、プレスラムによってプレス
室を構成する側壁の一部をその対向壁に向けて被プレス
物を押圧する。押圧された圧縮プレス物は排出口開放手
段によってこの対向壁を開放して排出口から排出され
る。
【0010】また、このプレス装置では、前記第1の上
部プレス蓋の支点からプレス面側の先端縁までの距離が
支点から上面側の先端縁までの距離よりも長く、前記第
2の上部プレス蓋の支点からプレス面側の先端縁までの
距離が支点から上面側の先端縁までの距離よりも短く、
プレス時に前記第1の上部プレス蓋の先端部と第2の上
部プレス蓋の先端部とが互いに重なって各々の上面側及
び下面側に対して傾斜した接合面を形成するため、後続
のプレスラムでのプレスの際に、押圧される被プレス物
が第1と第2の上部プレス蓋との継合部に引っ掛かり難
く、良好なプレスを行うことができる。
【0011】具体的には先端部が、プレス時に前記第1
の上部プレス蓋の先端部と第2の上部プレス蓋の先端部
とが互いに重なって各々の上面側及び下面側に対して傾
斜した接合面を形成するものであれば、その傾斜角度や
構成は任意に選択することができる。尚必要に応じて、
第1及び第2の上部プレス蓋が面一になった時に、この
面一の状態を保持させる例えば閂状部材などの開放係止
部材をこの第1及び第2の上部プレス蓋に装着させても
よい。
【0012】更に好ましくは、このプレス装置では、前
記第1の上部プレス蓋が上面側から油圧シリンダにより
押圧されることにより閉じられ、前記第2の上部プレス
蓋が下面側へ別の油圧シリンダにより牽引されることに
より閉じられるものであるため、プレスラムのプレス初
期に、より高い圧力が生じる第1の上部プレス蓋の開放
を押圧する油圧シリンダによって良好に阻止することが
できる。しかも、第2の上部プレス蓋の牽引を行う油圧
シリンダをプレス装置の側面に設置でき、プレス装置自
体をコンパクトにすることができる。
【0013】このプレス装置は、例えばコンテナやトラ
ック等に積んで自動車廃棄場に出向いてプレス処理を行
うことができるが、公道走行可能なシャシ上に移動式プ
レス装置とすることができる。即ち、本発明の移動式プ
レス装置では、公道走行可能なシャシ上に、被プレス物
を投入するための上部開口を有するプレス室と、このプ
レス室上部開口を被プレス物を押圧しながら閉塞する上
部プレス蓋と、プレス室内の一側壁側からその対向壁に
向けて被プレス物を押圧するプレスラムと、押圧された
被プレス物を排出するためにこの対向壁に排出口を形成
する排出口開放手段とを備えたプレス手段を搭載した移
動式プレス装置であって、前記上部プレス蓋が、前記一
側壁側近傍を支点として開閉する第1の上部プレス蓋
と、前記対向壁側近傍を支点として開閉する第2の上部
プレス蓋とを備えたものである。
【0014】この移動式プレス装置は、トラックの荷台
や牽引車両に牽引されるトレーラなど公道走行可能なシ
ャシ上に搭載されればよい。このような移動式のプレス
装置では、上部プレス蓋が、前記一側壁側近傍を支点と
して開閉する第1の上部プレス蓋と、前記対向壁側近傍
を支点として開閉する第2の上部プレス蓋とを備えたも
のであるため、プレス装置自体及びプレス装置の駆動系
を含めて公道走行可能な大きさを超えないようにコンパ
クトにすることができ、例えタイヤを取り除いた普通自
動車の本体を被プレス物としてそのままの状態で投入で
きる大きさの開口とプレス室とを備えても、2枚の上部
プレス蓋の駆動系を含めて公道走行可能な高さ制限,幅
制限を下回らせることができ、点在する自動車廃棄場へ
の移送が可能である。
【0015】また、この移動式プレス装置では、前記第
1の上部プレス蓋の支点からプレス面側の先端縁までの
距離が、支点から上面側の先端縁までの距離よりも長
く、前記第2の上部プレス蓋の支点からプレス面側の先
端縁までの距離が、支点から上面側の先端縁までの距離
よりも短く、プレス時に前記第1の上部プレス蓋の先端
部と第2の上部プレス蓋の先端部とが互いに重なって各
々の上面側及び下面側に対して傾斜した接合面を形成す
るため、後続のプレスラムでのプレスの際に、押圧され
る被プレス物が第1と第2の上部プレス蓋との継合部に
引っ掛かり難く、良好なプレスが得られる。尚必要に応
じて、第1及び第2の上部プレス蓋が面一になった時
に、この面一の状態を保持させる例えば閂状部材などの
開放係止部材をこの第1及び第2の上部プレス蓋に装着
させてもよい。
【0016】更に好ましくは、この移動式プレス装置で
は、前記第1の上部プレス蓋が上面側から油圧シリンダ
により押圧されることにより閉じられ、前記第2の上部
プレス蓋が下面側へ別の油圧シリンダにより牽引される
ことにより閉じられるものであるため、プレスラムのプ
レス初期に、より高い圧力が生じる第1の上部プレス蓋
の開放を押圧する油圧シリンダによって良好に阻止する
ことができる。しかも、第2の上部プレス蓋の牽引を行
う油圧シリンダをプレス装置の側面に設置でき、プレス
装置自体を公道走行可能な大きさ制限範囲でシャシ上に
搭載することができる。
【0017】また、押圧された被プレス物を前記排出口
からプレス室外に押し出す排出手段を備えたものである
ため、被プレス物の排出を良好に行うことができる。ま
た好ましくは、この排出手段によって押し出された圧縮
プレス物を傾斜面上で滑られて降ろす渡し板をシャシに
伏仰可能に装備したものであるため、プレス作業の効率
向上が図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明のプレス装置の一実
施の形態の正面構成を示した説明図である。図に示す通
り、プレス装置(2) はトレーラシャシ(1) の後輪タイヤ
のほぼ上に搭載され、このトレーラシャシ(1) は牽引車
(3) で牽引されることにより、移動式のプレス装置を構
成している。
【0019】具体的には、トレーラシャシ(1) の後輪タ
イヤのほぼ上にプレス装置(2) が搭載されている。トレ
ーラシャシ(1) には、左右対象位置に前方,中間,後方
の合計6箇所に油圧ジャッキ(11)が装備されており、プ
レス作業中のシャシ(1) を固定して水平に安定させる。
尚、油圧ジャッキ(11)はアウトリガージャッキでもよ
い。
【0020】トレーラシャーシ(1) と牽引車(3) との接
合部には、油圧発生装置(12)が設置されており、ディー
ゼルエンジンによって発電機を駆動して油圧を発生さ
せ、油圧ジャッキ(11)やプレス装置(2) の電気駆動部に
電源を供給し、油圧駆動部に油圧を供給する。また、ト
レーラシャシ(1) の後部には、プレス装置(2) によって
プレスされた圧縮プレス物を滑り落として排出する渡し
板(13)がトレーラシャシ(1) の後端部の支点を中心に回
動自在に装着されている。
【0021】プレス装置(2) は、例えばタイヤを取り除
いた普通自動車本体を被プレス物として上部開口(21)か
ら投入することのできる大きさの箱形のプレス室(22)が
あり、このプレス室の上部開口(21)を両側から閉塞する
2つの上部プレス蓋(23)(24)がある。第1の上部プレス
蓋(23)はプレス装置(2) の前方端縁部に立設された支持
台の上部に支点を有した第1油圧シリンダ(25)の押圧に
よって閉塞される。また、第2の上部プレス蓋(24)はプ
レス装置(2) の両側壁面に支点を有した第2油圧シリン
ダ(26)の牽引によって閉塞される。これらの第1及び第
2の上部プレス蓋(23)(24)の閉塞によって投入された被
プレス物は下方に押し潰される。
【0022】ところで、一枚の上部プレス蓋で普通自動
車本体をプレスするプレス装置では上部プレス蓋は少な
くとも普通自動車本体よりも大きくなる。従って、これ
を駆動する油圧シリンダは大きなものとなり、油圧シリ
ンダのストロークを考慮すると公道走行可能な高さ制限
を超えてしまう。これに対して、本プレス装置では、第
1及び第2の上部プレス蓋(23)(24)を備えたものである
ため、一枚のプレス蓋を用いる場合の約半分の高さでよ
く、タイヤを取り除いた普通自動車本体を被プレス物と
して上部開口(21)から投入することのできる大きさのプ
レス装置自体及びこのプレス装置の駆動系を含めて公道
走行可能な大きさを超えないようにコンパクトにするこ
とができる。尚、第1の上部プレス蓋(23)の先端部は下
面が長くなるように傾斜して、第2の上部プレス蓋(24)
の先端部は逆に上面が長くなるように傾斜して、両者が
閉塞して面一になった時に両先端部の傾斜が合致するよ
うに形成されている。
【0023】第1及び第2の上部プレス蓋(23)(24)によ
って下方に押し潰された被プレス物は、プレス装置(2)
のプレス室の前方側壁を構成するプレスラム(27)を前方
から後方に向けて押圧する第3油圧シリンダ(28)によっ
て、前方から後方に押し潰される。前後に押し潰された
圧縮プレス物は、後方側壁(29)を図示していない駆動手
段で上昇させて後方を開放し、プレスラム(27)に入れ子
式に設けられた排出用ピストン(排出手段)(30)を後方
に伸ばして、開放された排出口(31)から、前述の後方に
傾斜して差し渡した渡し板(13)上に排出される。
【0024】次に、具体的なプレス装置の駆動動作を示
して説明する。図2のa図〜e図は図1のプレス装置の
駆動動作を説明する説明図である。a図に示す通り、プ
レス室投入口(21)の両側にある第1及び第2の上部プレ
ス蓋(23)(24)は開放状態として、プレスラム(27)は前方
位置にあり、後方側壁(29)と共に箱形のプレス室(22)を
形成している。このプレス室(22)にタイヤを取り除いた
普通自動車本体を被プレス物(20)として投入する。この
場合、普通自動車本体(20)は、上下を逆さにして車のボ
ンネットや天井部分が下になるようにプレス装置(2) に
投入される。
【0025】b図に示す通り、第1及び第2の上部プレ
ス蓋(23)(24)を各々の油圧シリンダ(25)(26)で閉塞する
ことにより、普通自動車本体(20)が上方から押し潰され
る。この時、第1の上部プレス蓋(23)の先端部が下に傾
斜したものであり、尚且第2の上部プレス蓋(24)の先端
部が上に傾斜したものであるため、第1の上部プレス蓋
(23)の押圧の方が先行するように閉塞する。また、第1
の上部プレス蓋(23)は第1油圧シリンダ(25)で上面側か
ら押圧され、第2の上部プレス蓋(24)は第2油圧シリン
ダ(26)で下面側へ牽引される。第2油圧シリンダ(26)も
第1油圧シリンダ(25)と同じように上面側から押圧する
ように配置してもよいが、このような構成にするとプレ
ス装置(2) 自体が長くなり、公道走行可能な長さに納ま
り難くなる。
【0026】c図に示す通り、第1及び第2の上部プレ
ス蓋(23)(24)の先端部が互いに重なり合って完全に閉塞
した後に、d図のように、第3の油圧シリンダ(28)がプ
レスラムを後方に押圧することにより、普通自動車本体
(20)を後方側壁(29)方向に押し潰す。
【0027】この時、普通自動車本体(20)は上下を逆さ
にして投入されているため、ボンネットや天井部分が器
のように曲折して圧縮プレスされる。この曲折されたボ
ンネットや天井部分がエンジン系内に残存する油等を受
け、プレス装置内に溢れ出すことを防ぐ。また、この圧
縮プレスによってエンジン系は圧縮プレス物(20)の上面
にまとまってプレスされるため、圧縮プレス物(20)から
アルミニウム合金を多く含んだエンジン系を引きちぎる
に際しても容易に作業ができる特徴もある。
【0028】d図に示す通り、圧縮プレスされた圧縮プ
レス物(20)は、e図のように、後方側壁(29)を開放した
後に、プレスラム(27)に入れ子式に設けられた排出用ピ
ストン(30)を伸ばして、開放された排出口(31)から排出
される。なお、排出用ピストン(30)は第3油圧ピストン
(28)と別の油圧供給系で駆動させてもよいが、単に圧縮
プレス物(20)を排出させる程度の圧力でよいので、第3
油圧ピストン(28)と同じ油圧系で駆動させてもよい。
【0029】なお、プレス装置(2) を搭載したトレーラ
シャシ(1) を牽引車(3) で自動車廃棄場へ牽引させ、こ
こで牽引車(3) を切離し、プレス装置(2) でプレス作業
を行い圧縮プレス物を排出する。その間、プレス作業中
は不要となる切離された牽引車(3) が、別のトレーラシ
ャシを牽引して戻り、この別のトレーラシャシ上にプレ
スされた圧縮プレス物を搭載して、所望の自動車専用の
解体施設が備わった解体場へ移送することができる。従
って、プレス作業中は不要となる牽引車を有効に利用す
ることができ、プレス作業やスクラップ運搬作業の作業
コストを低減させることもできる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、被プレス物
を投入するための上部開口を有するプレス室と、このプ
レス室上部開口を被プレス物を押圧しながら閉塞する上
部プレス蓋と、プレス室内の一側壁側からその対向壁に
向けて被プレス物を押圧するプレスラムと、押圧された
被プレス物を排出するためにこの対向壁に排出口を形成
する排出口開放手段とを備えたプレス装置であって、前
記上部プレス蓋が、前記一側壁側近傍を支点として開閉
する第1の上部プレス蓋と、前記対向壁側近傍を支点と
して開閉する第2の上部プレス蓋とを備えたものである
ため、プレス装置自体及びプレス装置の駆動系を含めて
公道走行可能な大きさを超えないようにコンパクトにす
ることができ、点在する自動車廃棄場へのプレス装置の
移送が可能である。
【0031】また、本発明では、前記第1の上部プレス
蓋の支点からプレス面側の先端縁までの距離が支点から
上面側の先端縁までの距離よりも長く、前記第2の上部
プレス蓋の支点からプレス面側の先端縁までの距離が支
点から上面側の先端縁までの距離よりも短く、プレス時
に前記第1の上部プレス蓋の先端部と第2の上部プレス
蓋の先端部とが互いに重なって各々の上面側及び下面側
に対して傾斜した接合面を形成するため、後続のプレス
ラムでのプレスの際に、押圧される被プレス物が第1と
第2の上部プレス蓋との継合部に引っ掛かり難く、良好
なプレスを行うことができる。
【0032】更に好ましくは、前記第1の上部プレス蓋
が上面側から油圧シリンダにより押圧されることにより
閉じられ、前記第2の上部プレス蓋が下面側へ別の油圧
シリンダにより牽引されることにより閉じられるもので
あるため、プレスラムのプレス初期に、より高い圧力が
生じる第1の上部プレス蓋の開放を押圧する油圧シリン
ダによって良好に阻止することができる。しかも、第2
の上部プレス蓋の牽引を行う油圧シリンダをプレス装置
の側面に設置でき、プレス装置自体をコンパクトにする
ことができる。
【0033】本発明の移動式プレス装置では、公道走行
可能なシャシ上に、被プレス物を投入するための上部開
口を有するプレス室と、このプレス室上部開口を被プレ
ス物を押圧しながら閉塞する上部プレス蓋と、プレス室
内の一側壁側からその対向壁に向けて被プレス物を押圧
するプレスラムと、押圧された被プレス物を排出するた
めにこの対向壁に排出口を形成する排出口開放手段とを
備えたプレス手段を搭載した移動式プレス装置であっ
て、前記上部プレス蓋が、前記一側壁側近傍を支点とし
て開閉する第1の上部プレス蓋と、前記対向壁側近傍を
支点として開閉する第2の上部プレス蓋とを備えたもの
であるため、プレス装置自体及びプレス装置の駆動系を
含めて公道走行可能な大きさを超えないようにコンパク
トにすることができ、例えタイヤを取り除いた普通自動
車の本体を被プレス物としてそのままの状態で投入でき
る大きさの開口と、プレス室とを備えても、公道走行可
能な高さ制限,幅制限を下回らせることができ、点在す
る自動車廃棄場への移送が可能である。
【0034】また、この移動式プレス装置では、前記第
1の上部プレス蓋の支点からプレス面側の先端縁までの
距離が、支点から上面側の先端縁までの距離よりも長
く、前記第2の上部プレス蓋の支点からプレス面側の先
端縁までの距離が、支点から上面側の先端縁までの距離
よりも短く、プレス時に前記第1の上部プレス蓋の先端
部と第2の上部プレス蓋の先端部とが互いに重なって各
々の上面側及び下面側に対して傾斜した接合面を形成す
るため、後続のプレスラムでのプレスの際に、押圧され
る被プレス物が第1と第2の上部プレス蓋との継合部に
引っ掛かり難く、良好なプレスが得られる。
【0035】更に好ましくは、前記第1の上部プレス蓋
が上面側から油圧シリンダにより押圧されることにより
閉じられ、前記第2の上部プレス蓋が下面側へ別の油圧
シリンダにより牽引されることにより閉じられるもので
あるため、プレスラムのプレス初期に、より高い圧力が
生じる第1の上部プレス蓋の開放を押圧する油圧シリン
ダによって良好に阻止することができる。しかも、第2
の上部プレス蓋の牽引を行う油圧シリンダをプレス装置
の側面に設置でき、プレス装置自体を公道走行可能な大
きさ制限範囲でシャシ上に搭載することができる。
【0036】また、押圧された被プレス物を前記排出口
からプレス室外に押し出す排出手段を備えたものである
ため、被プレス物の排出を良好に行うことができる。ま
た好ましくは、この排出手段によって押し出された圧縮
プレス物を傾斜面上で滑られて降ろす渡し板をシャシに
伏仰可能に装備したものであるため、プレス作業の効率
向上が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス装置の一実施の形態の正面構成
を示した説明図である。
【図2】a図〜e図は図1のプレス装置の駆動動作を説
明する説明図である。
【符号の説明】
(1) …トレーラシャシ、 (2) …プレス装置、 (3) …牽引車、 (11)…油圧ジャッキ、 (12)…油圧発生装置、 (13)…渡し板、 (20)…被プレス物、圧縮プレス物(普通自動車本体)、 (21)…上部開口、 (22)…プレス室、 (23)…第1の上部プレス蓋、 (24)…第2の上部プレス蓋、 (25)…第1油圧シリンダ、 (26)…第2油圧シリンダ、 (27)…プレスラム、 (28)…第3油圧シリンダ、 (29)…後方側壁(排出口開放手段)、 (30)…排出用ピストン(排出手段)、 (31)…排出口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被プレス物を投入するための上部開口を
    有するプレス室と、このプレス室上部開口を被プレス物
    を押圧しながら閉塞する上部プレス蓋と、プレス室内の
    一側壁側からその対向壁に向けて被プレス物を押圧する
    プレスラムと、押圧された被プレス物を排出するために
    この対向壁に排出口を形成する排出口開放手段とを備え
    たプレス装置であって、 前記上部プレス蓋が、前記一側壁側近傍を支点として開
    閉する第1の上部プレス蓋と、前記対向壁側近傍を支点
    として開閉する第2の上部プレス蓋とを備えたことを特
    徴とするプレス装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたプレス装置であっ
    て、 前記第1の上部プレス蓋の支点からプレス面側の先端縁
    までの距離が、支点から上面側の先端縁までの距離より
    も長く、 前記第2の上部プレス蓋の支点からプレス面側の先端縁
    までの距離が、支点から上面側の先端縁までの距離より
    も短く、 プレス時に前記第1の上部プレス蓋の先端部と第2の上
    部プレス蓋の先端部とが互いに重なって各々の上面側及
    び下面側に対して傾斜した接合面を形成することを特徴
    とするプレス装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたプレス装置であっ
    て、 前記第1の上部プレス蓋が上面側から第1油圧シリンダ
    により押圧されることにより閉じられ、 前記第2の上部プレス蓋が下面側へ第2油圧シリンダに
    より牽引されることにより閉じられることを特徴とする
    プレス装置。
  4. 【請求項4】 公道走行可能なシャシ上に、被プレス物
    を投入するための上部開口を有するプレス室と、このプ
    レス室上部開口を被プレス物を押圧しながら閉塞する上
    部プレス蓋と、プレス室内の一側壁側からその対向壁に
    向けて被プレス物を押圧するプレスラムと、押圧された
    被プレス物を排出するためにこの対向壁に排出口を形成
    する排出口開放手段とを備えたプレス手段を搭載した移
    動式プレス装置であって、 前記上部プレス蓋が、前記一側壁側近傍を支点として開
    閉する第1の上部プレス蓋と、前記対向壁側近傍を支点
    として開閉する第2の上部プレス蓋とを備えたことを特
    徴とする移動式プレス装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された移動式プレス装置
    であって、 前記第1の上部プレス蓋の支点からプレス面側の先端縁
    までの距離が、支点から上面側の先端縁までの距離より
    も長く、 前記第2の上部プレス蓋の支点からプレス面側の先端縁
    までの距離が、支点から上面側の先端縁までの距離より
    も短く、 プレス時に前記第1の上部プレス蓋の先端部と第2の上
    部プレス蓋の先端部とが互いに重なって各々の上面側及
    び下面側に対して傾斜した接合面を形成することを特徴
    とする移動式プレス装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載されたプレス装置であっ
    て、 前記第1の上部プレス蓋が上面側から第1油圧シリンダ
    により押圧されることにより閉じられ、 前記第2の上部プレス蓋が下面側へ第2油圧シリンダに
    より牽引されることにより閉じられることを特徴とする
    移動式プレス装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載された移動式プレス装置
    であって、 前記押圧された被プレス物を前記排出口からプレス室外
    に押し出す排出手段を備えたことを特徴とする移動式プ
    レス装置。
  8. 【請求項8】 前記排出手段によって押し出された圧縮
    プレス物を傾斜面上で滑られて降ろす渡し板をシャシに
    伏仰可能に装備したことを特徴とする請求項7に記載さ
    れた移動式プレス装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008184683A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Nippon Steel Corp 使用済み自動車のプレス品の製造方法および使用済み自動車のプレス品
BE1017757A3 (nl) * 2007-09-17 2009-06-02 Vandijck Danny Een machiene geschikt om het verpakken van alle soorten materialen.
CN101955038A (zh) * 2010-06-08 2011-01-26 昆山新莱洁净应用材料股份有限公司 一种挤压收集装置
CN102391340A (zh) * 2011-10-31 2012-03-28 河北玉星生物工程有限公司 一种甲钴胺的制备方法

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