JPH0947884A - ウェルドボルト溶接機 - Google Patents

ウェルドボルト溶接機

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JPH0947884A
JPH0947884A JP21968095A JP21968095A JPH0947884A JP H0947884 A JPH0947884 A JP H0947884A JP 21968095 A JP21968095 A JP 21968095A JP 21968095 A JP21968095 A JP 21968095A JP H0947884 A JPH0947884 A JP H0947884A
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JP
Japan
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bolt
weld
weld bolt
lower electrode
insertion hole
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Application number
JP21968095A
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English (en)
Inventor
Manabu Nakakura
学 中倉
Hideaki Kondo
秀明 近藤
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台のウェルドボルト溶接機によって異なる
サイズのウェルドボルトを正確に溶接すること。 【解決手段】 本発明のウェルドボルト溶接機は、平頭
部1aの裏面にプロジェクション1bを有するウェルド
ボルトを被溶接物のボルト取付孔30を貫通して更に下
部電極5の挿入孔9に挿入して、下部電極5の上面に被
溶接物とウェルドボルト1の平頭部1aを載置するもの
であって、下部電極5の挿入孔9内にウェルドボルト1
のサイズに応じて上下に摺動するよう嵌挿された円筒状
のカラー10と、常時そのカラー10を上方に付勢する
よう設けられた付勢手段(12,13)とを有すること
によりカラー10の上下動によってウェルドボルト1を
傾かせることなく、上部電極4が下降して両電極間4,
5を加圧すると共に通電してウェルドボルト1を被溶接
物に溶接するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトに設けた突
起を利用して行なうプロジェクション溶接の際に使用さ
れるウェルドボルト溶接機であって、特に、サイズの異
なるボルトを溶接し得るウェルドボルト溶接機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】抵抗溶接といわれるもののなかにプロジ
ェクション溶接がある。図5は、そのプロジェクション
溶接の原理を示した図である。プロジェクション溶接
は、図に示すように一の被溶接物51に突起(プロジェ
クション)52を設け、他の被溶接物53との溶接箇所
にその突起52を当接させ、突起52を当接した箇所
で、一の被溶接物51及び他の被溶接物53の両側から
電極54,55によって挟み込む。そして、挟み込んだ
まま電極54,55に電流を流しながら、突起52を押
しつぶすように被溶接物51,53をその電極54,5
5によって加圧する。すると、電流によって突起52に
ジュール熱が生じるとともに、電極54,55によって
与えられる圧力とで、図6に示すように突起52が潰さ
れ被溶接物51,53が溶着する。
【0003】このようなプロジェクション溶接を利用し
たものの一つにウェルドボルトがある。図7は、従来の
ウェルドボルト溶接機の電極部分を示した図である。図
に示すように、ウェルドボルト61は、ボルト頭62の
裏面に数個の突起63を設けたものである。一方、ウェ
ルドボルト溶接機65は不図示の本体に上下動が可能な
上部電極66と、その上部電極66と同軸上にウェルド
ボルト61が挿入される挿入孔67が形成された下部電
極68とが設けられている。そして、このようなウェル
ドボルト溶接機65では、ウェルドボルト61を溶接す
る対象であるワーク64の取付孔70に通した状態で挿
入孔67に挿入し、上部電極66を下降させてボルト頭
62を上方から加圧する。また、上部電極66がボルト
頭62を加圧すると同時に、上部電極66及び下部電極
68に電流を流す。すると突起63がジュール熱によっ
て溶けるとともに、そこに加えられる圧力によって潰れ
てボルト頭62がワーク64に溶着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなウ
ェルドボルト61は、径の異なるものを溶接する場合に
は、ボルトの種類毎に専用のウェルドボルト溶接機65
を用いなければならなかった。即ち、径の異なるウェル
ドボルト61に対して一のウェルドボルト溶接機65を
使用したのでは、ボルト径の大きいものでは挿入孔67
内にボルトを挿入することができなかったり、一方、ボ
ルト径の小さいものでは挿入孔67内で軸芯上に正確に
位置決めすることができない。そのためウェルドボルト
61の突起63がワーク64の取付孔70に入り込んで
ボルト頭62自体がワーク64に接触してしまうことが
起こり得る。
【0005】このように、突起63がバランス良く当接
されないと、特定の突起63に十分な電流が流れず、そ
こに十分な熱が発生しないことによりワーク64への溶
接が不十分となる。そうすると、ワーク64に溶接した
ウェルドボルト61を介して重量物を取り付けると、不
十分な溶接であるためにガタが生じ騒音が発生する等の
原因となる。また、綺麗に溶着されないことによって、
ワーク64とウェルドボルト61のボルト頭62との間
に隙間が生じ、水が侵入するようなものとなってしてし
まう。
【0006】一方、このような不都合を解消するため、
従来においては各サイズに適合したウェルドボルト溶接
機を用いていた。ところがそうした場合、一つの板金工
程で2種以上のウェルドボルト61を使用するに際し、
それぞれの専用のウェルドボルト溶接機を使用しなけれ
ばならない。そのため、工場内にはサイズに応じた各ウ
ェルドボルト溶接機の設置スペースを確保する必要があ
り、限られた作業スペースでの立ち回りが困難となる問
題があった。また、溶接機から溶接機への歩行工数がか
かる等、作業性が劣る原因ともなった。更に、各サイズ
のウェルドボルト毎に溶接機を備えていたのでは、電極
の個数が増える等、溶接機にコストがかかるという問題
があった。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点を解消すべ
く、1台の溶接機によって異なるサイズのウェルドボル
トを正確に溶接することができるウェルドボルト溶接機
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のウェルドボルト
溶接機は、平頭部の裏面にプロジェクションを有するウ
ェルドボルトを被溶接物のボルト取付孔を貫通させて更
に下部電極の挿入孔に挿入して、その下部電極の上面に
被溶接物とウェルドボルトの平頭部を載置した状態で、
上部電極が下降して両電極間を加圧すると共に通電して
ウェルドボルトを被溶接物に溶接するものであって、前
記下部電極の挿入孔内に上下に摺動可能に嵌挿された円
筒状のカラーと、前記下部電極の挿入孔内に常時前記カ
ラーを上方に付勢する付勢手段とを有するものである。
また、本発明のウェルドボルト溶接機は、前記下部電極
の上端に取り外し可能に設けられ、中心部に前記下部電
極の挿入孔に同軸上に連通する挿入孔が形成された電極
キャップを有するものであることが望ましい。
【0009】また、本発明のウェルドボルト溶接機は、
前記付勢手段が、下端部を有底形状とする前記カラーと
下部電極の挿入孔の底部とで仕切られた空間に流入する
圧縮空気であることが望ましい。また、本発明のウェル
ドボルト溶接機は、前記付勢手段が、バネであることが
望ましい。更に、本発明のウェルドボルト溶接機は、前
記下部電極または電極キャップの挿入孔内であって、挿
入されるウェルドボルトとの摺接部分に嵌挿される絶縁
パイプを有するものであることが望ましい。
【0010】本発明のウェルドボルト溶接機は、平頭部
の裏面にプロジェクションを有するウェルドボルトを被
溶接物のボルト取付孔を貫通し、被溶接物にウェルドボ
ルトが通った状態で更に下部電極の挿入孔に挿入する。
この時、ウェルドボルトの径が、前記下部電極の挿入孔
内を上下に摺動する円筒状のカラーの内径より小さい場
合には、ウェルドボルトがそのカラー内に挿入される一
方、ウェルドボルトの径がカラーの内径より大きい場合
にはカラー内には挿入されないため、そのカラーを常時
上方に押圧している付勢手段の押圧力に反してカラーを
押し下げて挿入孔内にウェルドボルトが挿入される。そ
こで、その下部電極の上面に被溶接物とウェルドボルト
の平頭部を載置した状態で、上部電極が下降して両電極
間を加圧すると共に、上部電極と下部電極の電極キャッ
プとの間を流れる電流によってプロジェクションにジュ
ール熱が発生して溶接が行なわれる。このように、1台
の溶接機によって異なるサイズのウェルドボルトが、特
に径の小さいウェルドボルトが傾いたりすることなく正
確に溶接される。
【0011】また、本発明のウェルドボルト溶接機は、
下部電極の上端に電磁キャップを累嵌させるようしたた
め、溶接するウェルドボルトのサイズに合わせてカラー
を取り替えられるよう取り外しができ、1台の溶接機に
よって異なるサイズのウェルドボルト、特に径の小さい
方のウェルドボルトが、数段階の寸法において傾いたり
することなく正確に溶接される。また、本発明のウェル
ドボルト溶接機は、溶接対象であるウェルドボルトのう
ち径の小さい方は、上部電極により押圧されると圧縮空
気によって上方に付勢されたカラー内に挿入され位置決
めされる一方、径の大きい方は、上部電極によって押圧
されると、そのウェルドボルトによって押圧されるカラ
ーと共に圧縮空気の付勢力に反して押し下げられ下部電
極の挿入孔によって位置決めされる。
【0012】また、本発明のウェルドボルト溶接機は、
溶接対象であるウェルドボルトのうち径の小さい方は、
上部電極により押圧されるとバネによって上方に付勢さ
れたカラー内に挿入され位置決めされる一方、径の大き
い方は、上部電極によって押圧されると、そのウェルド
ボルトによって押圧されるカラーと共にバネの付勢力に
反して押し下げられ下部電極の挿入孔によって位置決め
される。更に、本発明のウェルドボルト溶接機は、前記
下部電極または電極キャップの挿入孔内に嵌挿された絶
縁パイプによって、上部電極と下部電極の間に流される
電流がウェルドボルトのプロジェクション部分のみを流
れ、高いジュール熱を得て溶接を確実なものとする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のウェルドボルト溶接機の
第1の実施の形態について説明する。本実施の形態で
は、ウェルドボルトの直径が6mm(以下、「M6ボル
ト1」という)と8mm(以下、「M8ボルト2」とい
う)のものを共に溶接可能なウェルドボルト溶接機につ
いて説明する。図1は、M6ボルト1をウェルドボルト
溶接機3に挿入し加圧した状態の電極部の断面を示した
図である。また、図2,図3は、M8ボルト2をウェル
ドボルト溶接機3に挿入した際の電極部の断面を示した
図であり、図3はM8ボルト2を加圧した状態を示した
図である。
【0014】本形態のウェルドボルト溶接機3の電極部
は、円柱形の上部電極4と下部電極5とが同軸上に配設
され、共に不図示の電源に接続されている。ところで、
下部電極5の上端部には取り外しが可能なように、下部
電極5の雌ネジに対応する雄ネジが切られた電極キャッ
プ6が累嵌され一体に設けられている。一方、下部電極
5の空間12底部も、カラー10を下方から挿入できる
よう取り外し可能に構成されている。このように一体の
下部電極5及び電極キャップ6には、上端部に開放した
有底の挿入孔9が軸芯上に形成されている。即ち、電極
キャップ6の軸芯上を貫通するように形成された軸孔7
と、下部電極5の軸芯上に形成された有底の軸孔8とが
連通して、挿入孔9が形成されている。そして、電極キ
ャップ6の軸孔7の径は、下部電極5の軸孔8の径より
小さくなるように構成されている。この軸孔7には、突
起以外のウェルドボルトの軸部を電流が流れないよう絶
縁パイプ14が嵌挿されている。また、絶縁パイプ14
の内径は、M8ボルト2の軸径とほぼ同一である。
【0015】このような挿入孔9の軸孔8内には、上下
に摺動可能なカラー10が嵌挿されている。このカラー
10にも、軸芯上にM6ボルト1の軸径とほぼ同一径の
有底の挿入孔11が形成されており、更には軸孔7の径
より内径が小さく外径が大きく構成されている。また、
カラー10は、下端部分で裾が広がるような形状を有し
ており、それに合わせるように軸孔8も形成されてい
る。このように軸孔8とカラー10とで囲まれた空間1
2に、不図示のエアポンプから圧縮空気を送り込むため
のエア供給路13が形成されている。
【0016】このような構成による本形態のウェルドボ
ルト溶接機3は、ウェルドボルトのサイズに従って次の
ように作用する。先ず、M6ボルト1を溶接する場合に
は、溶接する対象であるワーク15の取付孔30に通し
た状態で挿入孔9に挿入されると、このM6ボルト1は
絶縁パイプ14を貫通してカラー10の挿通孔11内に
挿入される。M6ボルト1をカラー10の挿入孔11に
挿入させる際、挿入孔11内を摺動するためカラー10
に下方への力がかかるが、空間12内へは不図示のエア
ポンプから圧縮空気が供給され上方へ付勢されているた
め、カラー10は図1の位置のままである。ところで、
このようにして挿入孔9に挿入されたM6ボルト1は、
カラー10によって支えられ下部電極5の軸芯上に位置
決めされる。そして、上部電極4が下降し電極キャップ
6との間でボルト頭1aとワーク15とを加圧するとと
もに、上部電極4及び下部電極5に電流を流すと、ボル
ト頭1aに形成された突起1bにジュール熱が発生して
溶融し、それが圧力によって潰されてワーク15にM6
ボルト1が溶接される。
【0017】次に、M8ボルト2を溶接する場合につい
て説明する。先ず、M6ボルト1と同じように、溶接す
る対象であるワーク15の取付孔30に通した状態で上
部電極4を下降させると、M8ボルト2が挿入孔9に挿
入される。この時、絶縁パイプ14を摺接するように貫
通するが、M8ボルト2は軸孔7を通過した時点でカラ
ー10の上端に当接することとなる。それでもなお上部
電極4を下降させてM8ボルト2に下方への押圧力を加
えると、カラー10にも下方への力が加えられる一方、
空間12内へは不図示のエアポンプから圧縮空気が供給
され上方へ付勢されている。しかし、その圧縮空気によ
る付勢力よりも上部電極の押圧力の方が大きいため、M
8ボルト2はカラー10とともに下降することとなる。
このとき、M8ボルト2は、電極キャップ6に嵌挿され
た絶縁パイプ14によって支えられ下部電極5の軸芯上
に位置決めされる。
【0018】そして、上部電極4が下降し電極キャップ
6との間でボルト頭2aとワーク15とを加圧するとと
もに、上部電極4及び下部電極5に電流を流すと、ボル
ト頭2aに形成された突起2bにジュール熱が発生して
溶融し、それが圧力によって潰されてワーク15にM6
ボルト1が溶接される。
【0019】このようなウェルドボルト溶接機3によれ
ば、サイズの異なるウェルドボルト1,2であっても電
極4,5に対して同軸上に正確に位置決めできるため、
ボルト頭1a,2a裏面に設けた突起1b,2bがバラ
ンス良く電極に載りムラのない溶接が可能となった。絶
縁パイプ14を設けたことにより、より多くの電流が突
起1b,2bを流れるため高いジュール熱を発生し、溶
接を確実なものとすることができた。
【0020】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図4は、本形態のウェルドボルト溶接機の電極部の
断面を示した図であるが、第1の実施の形態と共通する
構成については同一の符号を付し、その説明は省略す
る。本形態のウェルドボルト溶接機21は、同一径の円
筒から成るカラー24が下部電極5の軸孔22内に上下
に摺動可能なように嵌挿されている。カラー24は、軸
芯上を貫く挿入孔25を有し、下部電極5の軸孔22内
に挿入されたコイルバネ26によって挿入孔23内を上
方へ付勢されている。
【0021】そして、このような構成によるウェルドボ
ルト溶接機21によれば、次のような作用によってウェ
ルドボルトが溶接される。先ず、M6ボルト1を溶接す
る場合には、上記形態と同じようにM6ボルト1はカラ
ー24の挿入孔25内に挿入され更に下方に押圧される
が、カラー24はコイルバネ26によって上方へ付勢さ
れているため、カラー24の位置はそのままで、M6ボ
ルト1が挿入孔25内へ挿入され軸芯上に位置決めされ
る。次に、M8ボルト2を溶接する場合は、M8ボルト
2は軸孔7は貫通するがカラー24の上端で当接し、そ
れでもなお上部電極4を下降させてM8ボルト2ととも
にカラー24にも下方への力が加えられると、コイルバ
ネ26の上方への付勢力に反してM8ボルト2とともに
カラー24は下降する。このとき、M6ボルト1及びM
8ボルト2ともに下部電極5の軸芯上に位置決めされ
る。
【0022】このようなウェルドボルト溶接機3によれ
ば、サイズの異なるウェルドボルト1,2であっても電
極4,5に対して同軸上に正確に配設できるため、ボル
ト頭1a,2a裏面に設けた突起1b,2bがバランス
良く電極に載りムラのない溶接が可能となった。また、
カラー24を上方へ付勢させるものとしてコイルバネ2
6を使用したため、ウェルドボルト溶接機21自体を小
型化することができ、その作成コストを低減させること
が可能となった。
【0023】なお、以上本発明に関する実施の形態につ
いて説明したがこれらに限定されるものではなく、その
趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。上記
実施の形態では、ウェルドボルトの軸径を6mmと8m
mのものについて説明したが、上記ウェルドボルト溶接
機において、軸孔及び挿通孔の寸法の異なる電極キャッ
プとカラーとに取り替えることにより、更にサイズの異
なるウェルドボルトの溶接が可能となる。また、上記実
施の第2形態では、カラーを一つの筒として示したが、
そのカラーを2重、3重にして、それぞれを上方に付勢
するようにすれば2種類以上のサイズの異なるウェルド
ボルトの溶接も可能である。また、第2の実施の形態で
は、付勢手段としてコイルバネを使用したが、板バネ等
であってもかまわない。
【0024】
【発明の効果】本発明のウェルドボルト溶接機は、ウェ
ルドボルトのサイズに応じて下部電極の挿入孔内を上下
に摺動するよう嵌挿された円筒状のカラーと、そのカラ
ーを常時上方に付勢するよう設けられた付勢手段とを有
するものであるため、1台の溶接機によって異なるサイ
ズのウェルドボルトを正確に溶接することができるウェ
ルドボルト溶接機を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の第一形態であるウェルドボ
ルト溶接機の電極部(M6ボルトを加圧した状態)の断
面を示した図である。
【図2】本発明に係る実施の第一形態であるウェルドボ
ルト溶接機の電極部(M8ボルトを挿入した状態)の断
面を示した図である。
【図3】本発明に係る実施の第一形態であるウェルドボ
ルト溶接機の電極部(M8ボルトを加圧した状態)の断
面を示した図である。
【図4】本発明に係る実施の第一形態であるウェルドボ
ルト溶接機の電極部の断面を示した図である。
【図5】プロジェクション溶接の原理を示した図であ
る。
【図6】プロジェクション部分で被溶接物が溶着する状
態を示した図である。
【図7】従来のウェルドボルト溶接機の電極部分を示す
図である。
【符号の説明】
1 M6ボルト 2 M8ボルト 3 ウェルドボルト溶接機 4 上部電極 5 下部電極 6 電極キャップ 7,8 軸孔 9,11 挿入孔 10 カラー 12 空間 13 エア供給路 14 絶縁パイプ 15 ワーク 26 コイルバネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平頭部の裏面にプロジェクションを有す
    るウェルドボルトを被溶接物のボルト取付孔を貫通させ
    て更に下部電極の挿入孔に挿入して、その下部電極の上
    面に被溶接物とウェルドボルトの平頭部を載置した状態
    で、上部電極が下降して両電極間を加圧すると共に通電
    してウェルドボルトを被溶接物に溶接するウェルドボル
    ト溶接機において、 前記下部電極の挿入孔内に上下に摺動可能に嵌挿された
    円筒状のカラーと、 前記下部電極の挿入孔内に常時前記カラーを上方に付勢
    する付勢手段とを有することを特徴とするウェルドボル
    ト溶接機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のウェルドボルト溶接機
    において、 前記下部電極の上端に取り外し可能に設けられ、中心部
    に前記下部電極の挿入孔と同軸上に連通する挿入孔が形
    成された電極キャップを有することを特徴とするウェル
    ドボルト溶接機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のウェルドボルト溶接機
    において、 前記付勢手段が、下端部を有底形状とする前記カラーと
    下部電極の挿入孔の底部とで仕切られた空間に流入する
    圧縮空気であることを特徴とするウェルドボルト溶接
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のウェルドボルト溶接機
    において、 前記付勢手段が、バネであることを特徴とするウェルド
    ボルト溶接機。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載のウェル
    ドボルト溶接機において、 前記下部電極または電極キャップの挿入孔内であって、
    挿入されるウェルドボルトとの摺接部分に嵌挿される絶
    縁パイプを有することを特徴とするウェルドボルト溶接
    機。
JP21968095A 1995-08-03 1995-08-03 ウェルドボルト溶接機 Pending JPH0947884A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020028894A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 セキ工業株式会社 頭付きロッド固定装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020028894A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 セキ工業株式会社 頭付きロッド固定装置

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