JPH0947586A - 熱変色性玩具 - Google Patents

熱変色性玩具

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JPH0947586A
JPH0947586A JP22570395A JP22570395A JPH0947586A JP H0947586 A JPH0947586 A JP H0947586A JP 22570395 A JP22570395 A JP 22570395A JP 22570395 A JP22570395 A JP 22570395A JP H0947586 A JPH0947586 A JP H0947586A
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JP
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air
chamber
cold heat
cooling
heat source
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JP22570395A
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English (en)
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Tadashi Aoki
忠司 青木
Tsutomu Tomatsu
勉 戸松
Kyoji Aoyama
京二 青山
Naomasa Miyashita
尚政 宮下
Tsutomu Kito
勤 鬼頭
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Pilot Ink Co Ltd
Original Assignee
Pilot Ink Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱変色性玩具1の変色装置3を、取り扱いが容
易にするとともに冷却効率を向上させる。 【解決手段】変色装置3が、熱変色物2を内部に収容さ
せる空冷室4と、冷熱ブロック7を収容させる冷熱源室
5と、送風手段61を配設させた送風室6とから構成さ
れる。前記冷熱ブロック7が、外殻71と、外殻71内
に密封させた蓄冷剤72とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱変色性玩具に関
する。さらに詳細には、熱変色物と、該熱変色物を冷気
によって空冷変色させる変色装置とからなる熱変色性玩
具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平4−80594号公報に
は、熱変色物を変色させる際の、冷水や氷片に熱変色物
を直接接触させる不具合(水濡れトラブル等)を解消さ
せる目的で、「熱変色性玩具(本願の熱変色物に相当)
を空冷変色させる、冷熱発生部と該発生部より発生させ
た冷気を受け入れる空冷室を前記発生部の上部に配備し
た空冷装置であって、前記冷気発生部は氷片を収容させ
る容器と、該容器に送風させる電動送風ファンと、前記
容器の上面板に配設の吐出孔を備えており、空冷室は前
記上面板を底面として構成され、吐出孔により連通する
と共に前記電動送風ファンへの入気口を備えて容器部と
空冷室とが空気の循環可能に連通されてなる熱変色性玩
具の空冷変色装置。」が開示されている。
【0003】ところが、前記空冷変色装置は、冷熱源と
して氷片(又は氷塊)を使用するため、使用後に氷片か
ら溶け出た水を排出する手間を要したり、また、溶け出
た水をこぼさないように注意しなければならなず、ユー
ザーにとって取り扱いが厄介である。また、変色装置
に、前記氷片から溶け出た水を受ける手段を配設する必
要があり、空冷室、送風手段、冷熱源室の三者を自由に
配置させることができず、変色装置の形態に制約を与え
ていた。特に、冷熱源室を、空冷室の上方位置に配置さ
せる構成では、溶け出た水が垂れて熱変色物を濡らすお
それがあった。
【0004】また、前記空冷変色装置の冷熱発生部は、
上部に吐出孔及び入気孔が設けられ、内部に水平方向に
氷片が並べられ、空気がその内部を水平方向に流れる、
言わば横型の容器である。そのため、冷熱発生部の底面
には、氷片が接触され、それに伴い冷熱発生部内の氷片
上方には、水平方向に延びる空間(上部空間)が生じ
る。そして、前記上部空間を、空気が抵抗なく略真っ直
ぐに通過しがちである。そのことにより、氷片表面と流
通空気との接触面積が減少され、冷熱発生部の冷却効率
を低下させる。特に、時間が経過するに従って氷片は溶
け出し、冷熱発生部の上表面はフラットとなり、空気
は、冷熱発生部内の前記上部空間を、氷水混合体の上面
のみと接触しながら流通する。その結果、氷片と流通空
気との接触が不十分となって冷却効率をさらに低下さ
せ、熱変色物を短時間で変色させることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来の問
題点を解決するものであって、取り扱いが容易であり、
且つ、変色装置の形態を自由に設定することができる熱
変色性玩具を提供しようとするものである。さらに、冷
却効率を向上させ、短時間で熱変色物を変色させること
ができる変色装置を備えた熱変色性玩具を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 概要 本発明は、熱変色物2と、該熱変色物2を冷気によって
変色させる変色装置3とからなる熱変色性玩具1であっ
て、前記変色装置3が、前記熱変色物2を内部に収容さ
せる空冷室4と、冷熱ブロック7を収容させる冷熱源室
5と、送風手段61を配置させた送風室6とを備えると
ともに、前記空冷室4、前記冷熱源室5、及び前記送風
室6の三者が空気循環可能に連通されてなり、前記冷熱
ブロック7が、外殻71と外殻71内に密封させた蓄冷
剤72とからなることを要旨とする。
【0007】また、前記冷熱ブロック7は、単一であっ
てもよいが、好ましくは、複数個の冷熱ブロック7を重
積状態で冷熱源室5に収容させ、前記冷熱ブロック7の
各々の間に空気流通間隙51を形成してなることが有効
である。
【0008】 冷熱ブロック 冷熱ブロック7の外形状は、例えば、球形状(図3参
照)、円錐状、円柱状(図11参照)立方体状(図12
参照)、直方体状、多面体状、環状体状(図15参
照)、玉子形状(図10参照)、テトラポット形状(図
13参照)、不規則形状(図14参照)、前記形状を有
する単体を一体的に複数連結させた形状(図16参
照)、連続気孔を備えた多孔質体形状(図17参照)、
等が挙げられる。また、表面積を大きくして冷却効率を
上げるために、冷熱ブロック7の外表面に、孔、凹凸、
フィン等を複数設けることを可能である。
【0009】外殻71は、金属または合成樹脂により、
薄肉に構成されることが好ましい。また、蓄冷剤72
は、水、各種添加剤を添加させた水溶液、又はグリコー
ル等の液体やゲル状物等が有効である。
【0010】 熱変色物 熱変色物2は、表面に、熱変色性材料を含む色材で彩色
された熱変色部21を有する。前記熱変色性材料は、常
温以下(例えば5℃〜20℃、好ましくは10℃〜20
℃)に変色点(着色点)をもつ可逆熱変色性材料が有効
であり、例えば、電子供与性呈色性有機化合物、前記化
合物の顕色剤及び前記両者の呈色反応を可逆的に生起さ
せる有機化合物媒体となる化合物を含む熱変色性材料又
は前記成分を内包する微小カプセル又は樹脂固溶体の微
粒子の可逆熱変色性材料が好ましい。
【0011】また、前記熱変色性材料は、温度変化によ
り大きなヒステリシス特性を示して着色状態と無色状態
又は有色〔一〕と有色〔二〕間の互変性を呈し、表面の
彩色が温度変化により変化するだけでなく、変化前後の
両様相のいずれか自由に選択して常温でその様相を維持
させることができる二面性を有する材料も効果的に使用
できる。
【0012】前記熱変色部21は、前記熱変色材料を含
有するペイントやインキを塗布することによって、表面
に熱変色層を設けた構成、あるいは、熱変色性材料が混
入された合成樹脂からなる構成等が挙げられ、適宜、所
望の色彩や模様が施される。
【0013】
【作用】請求項1において、特に、冷熱源室5内に収容
した冷熱ブロック7が、外殻71内に蓄冷剤72を密封
させた構成であるため、氷片のように溶け出すおそれが
ない。即ち、使用後に氷片から溶け出た水を排出する手
間や、溶け出た水をこぼさないよう注意することが不要
であり、ユーザーにとって取り扱いが容易となる。ま
た、空冷室4、送風手段61、冷熱源室5の三者を自由
に配置させて変色装置3を構成することができ、変色装
置3の形態選択の幅が拡がる。
【0014】複数個の冷熱ブロック7を重積状態で冷熱
源室5に収容させ、前記冷熱ブロック7の各々の間に空
気流通間隙51を形成してなること(請求項2)によっ
て、従来のように冷熱源室5内に冷却効率を低下させる
無駄な空間を形成することがなく、空気流通空間を冷熱
ブロック7で有効に満たすことができる。これにより、
冷熱ブロック7群と流通空気との接触面積を増加させ、
より一層、冷却効率を向上させる。特に、冷熱源室5内
に冷熱ブロック7をランダムな積み上げ状態で収容させ
た場合、空気流通間隙51が曲折した複雑な空気流通路
となり、冷却効率がさらに向上する。また、冷熱ブロッ
ク7が比較的硬質である外殻71を備えているため、前
記空気流通間隙51の形状が時間経過しても何ら変化せ
ず一定であり、冷却可能状態を安定的に維持できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本願発明の実施の形態に
ついて図面に従って説明する。
【0016】第1実施例 図1は第1実施例の斜視図、図2は図1の縦断面図、図
3は図2で使用した冷熱ブロック7の拡大断面図であ
る。
【0017】熱変色物2は、合成樹脂のブロー成形によ
り得られ、食品または料理を模した外観形状を有する。
具体的には、クロワッサン(三日月形の小形のパン)を
模した形状である。この他にも、食品または料理の例と
して、ハンバーグ、エビフライ、ドーナッツ、クッキ
ー、ケーキ、或いはグラタン、シチュー等の料理を入れ
た皿等が挙げられる。また、食品または料理形態以外に
も、人形、自動車、アクセサリー等、様々な小物玩具形
態をとることもできる。
【0018】本実施例では、クロワッサン形状の熱変色
物2の表面に熱変色部21が設けられ、前記熱変色部2
1は、冷却前では、白色であり、冷却すると、白色から
きつね色に次第に変化する(詳細には、白色→薄黄色→
きつね色→濃いきつね色)。前記白色は、パン生地を表
現し、前記きつね色(薄い焦げ茶色)は焼き上がったパ
ンの焦げた色を表現している。
【0019】変色装置3は、外観形状が調理機器のオー
ブンを模して形成される。前記変色装置3は、空冷室4
と送風室6とを有する前部と、冷熱源室5を有する後部
が並設されてなる。そして、前記空冷室4、前記送風室
6、前記冷熱源室5は、単一の循環通路内に配置され、
前記三者は、互いに空気が循環可能に連通されている。
詳細には、図2の矢印に示した如く、空気は、空冷室4
→送風室6→冷熱源室5→空冷室4の順で循環する。ま
た、送風手段61の電動ファンの回転方向を逆にするこ
とにより、空気を、空冷室4→冷熱源室5→送風室6→
空冷室4のように、図2の矢印の循環経路とは逆に循環
させることもできる。
【0020】前記冷熱源室5は、直方体形状であり、そ
の頂部には冷熱ブロック7を出し入れするための開口部
が設けられ、該開口部には着脱自在の蓋体52が設けら
れている。また、冷熱源室5の内には、複数の冷熱ブロ
ック7が互いに接触しながらランダムな積み重ね状態で
収容されている。それにより、冷熱源室5内の空気流通
空間を冷熱ブロック7で有効に埋めることができ、複雑
で入り組んだ空気流通間隙51を有した、空気と冷熱ブ
ロック7との接触面積を増加させた空気流通空間、即ち
冷却効率の高い空気流通空間を冷熱源室5内に形成する
ことができる。また、前記冷熱ブロック7が、外殻71
内に蓄冷剤72を密封させた構成(いわゆる、蓄冷ブロ
ックまたは寒剤ブロック)であることによって、冷熱ブ
ロック7は、溶け出すおそれがなく、冷熱源室5内では
重力によって互いに接触状態が保持されており、溶け出
た水によるトラブル(例えば、熱変色物2を濡らした
り、周辺に水を漏出させること)の発生する心配がな
く、その上、高い冷却効率を長時間維持できる。
【0021】前記冷熱源室5と前記空冷室4との間の隔
壁には、連通孔82が設けられる。また、前記冷熱源室
5と前記送風室6との間の隔壁には、連通孔81が設け
られている。また、前記空冷室4と前記冷熱源室6との
間の隔壁(載置部42)には、連通孔83が設けられて
いる。即ち、前記連通孔82は、冷熱源室5と空冷室4
とを連通させ、前記連通孔81は、冷熱源室5と送風室
6と連通させ、そして前記連通孔83は、空冷室4と送
風室6とを連通させる。前記空冷室4、送風室6、冷熱
源室5の三者が、前記連通孔81・82・83と、一つ
の循環通路を構成し、これにより、空冷室4、送風室
6、冷熱源室5は空気循環可能である。
【0022】前記空冷室4は、合成樹脂(例えばアクリ
ル樹脂等)からなる透明なケース41と、前記冷熱源室
5と連通する連通孔82を有する背面部と、載置部42
を構成する底面部とからなる。前記ケース41は、円弧
状の曲面部と、該曲面部と連接し互いに向かい合う二つ
の平面部とからなり、互いに直角に交わる二つの開口部
を有する。前記二つの開口部は、それぞれ前記空冷室4
の背面部と底面部とに当接され閉じられる。前記ケース
41は、冷熱源室5の頂部前端でヒンジにより回動自在
(開閉自在)に支持され、熱変色物2を出し入れするこ
とができる。
【0023】また、前記ケース41は、変色装置3本体
の頂部前端(上部コーナー)に配設されるので、透明な
ケース41の内部、即ち空冷室4を、ユーザーが外部
の、上方、前方、左右方向の4方向のいずれからでも容
易に見ることができる。また、前記ケース41の曲面部
は、前記空冷室4内部の前方からの目視をより一層容易
にする。また、前記曲面部は、空冷室4内での空気の流
通を円滑にし、連通孔82からの水平方向の冷気を、流
れの方向を迅速に変えて載置部42の熱変色物2へ下向
きに当接させる。即ち、空気の循環スピードを高めるこ
とにより、変色装置3内の空気の冷却効率を向上させ
る。
【0024】送風室6は、載置部42の連通孔83によ
り空冷室4と連通し、連通孔81により冷熱源室5と連
通している。別の言い方をすれば、送風室6は、空冷室
4と冷熱源室5とを接続する空気流通空間である。前記
送風室6内部には、送風手段61が配置されている。前
記送風手段61として、電動ファン、空気ポンプ等が挙
げられるが、ここでは、電動ファンが採用されている。
具体的には、前記電動ファンは、直流電源(電池)61
aと、該直流電源61aに接続された直流モーター61
bと、該直流モーター61bの出力軸に固着される回転
可能なファン61cとからなる、いわゆる軸流ファンに
より構成されている。前記電動ファンは、前記軸流ファ
ン以外にも、シロッコファン又は遠心ファン等を用いて
もよい。また、前記電動ファンの作動により、変色装置
3内の空気は、図2の矢印で示す如く、送風室6→連通
孔81→冷熱源室5(空気流通間隙51)→連通孔82
→空冷室4→載置部42(連通孔83)→送風室6の順
で循環する。また、ファン61aを逆回転させることに
より、変色装置3内の空気を、図2の矢印と反対方向
の、送風室6→載置部42(連通孔83)→空冷室4→
連通孔82→冷熱源室5(空気流通間隙51)→連通孔
81→送風室6の順で循環させることができる。
【0025】図3に冷熱ブロック7の拡大断面図を示
す。冷熱ブロック7は、外殻71と、該外殻71内に収
容された蓄冷剤72とからなる。前記外殻71は、例え
ば、ポリプロピレンやポリエチレン等の合成樹脂からな
る球状の容器形状に形成されている。一方、前記蓄冷剤
72は、例えば、水、各種添加剤を含有した水溶液、グ
リコール類等の液体やゲル状物が挙げられ、ここでは水
が採用されている。前記外殻71は、比較的硬質である
ため、内部の蓄冷剤72が凍結状態から液状態となって
も、容易に変形せず、冷熱ブロック7の各々の間の空気
流通間隙51の形状が維持できる。この他にも、前記冷
熱ブロック7は、金属製の外殻71内に液状またはゲル
状の蓄冷剤72を密封させた構成も挙げられる。
【0026】第2実施例 図4は第2実施例の縦断面図である。これは、第1実施
例(図2)の変形例であり、変色装置3本体の上部に空
冷室4及び送風室6を配置させ、変色装置3本体の下部
に冷熱源室5を配置させている。前記冷熱源室5、空冷
室4、及び送風室6は、連通孔81・82・83によ
り、空気循環可能に連通接続されている。送風手段61
により、変色装置3内の空気は、送風室6→連通孔83
→空冷室4→載置部42(連通孔82)→冷熱源室5
(空気流通間隙51)→連通孔81→送風室6の順で循
環する。また、ファン61cを逆回転させることによっ
て、送風室6→連通孔81→冷熱源室5(空気流通間隙
51)→載置部42(連通孔82)→空冷室4→連通孔
83→送風室6の順で循環させることができる。
【0027】前記空冷室4は、第1実施例同様の透明な
ケース41と、送風室6と連通する連通孔83を備えた
背面部と、冷熱源室5と連通する連通孔82を備えた載
置部42とからなる。
【0028】前記冷熱源室5は、横長の直方体形状であ
り、その側面には冷熱ブロック7を出し入れするための
開口部が設けられ、該開口部には着脱自在の蓋体52が
設けられている。また、冷熱源室5の内には、第1実施
例同様、複数の冷熱ブロック7(合成樹脂製外殻71内
に水等の蓄冷剤72を密封させたもの)が互いに接触し
ながらランダムな重積状態で収容されている。尚、他の
構成及び作用効果は、第1実施例と同様である。
【0029】第3実施例 図5は第3実施例の縦断面図である。第1実施例(図
2)の変形例であり、箱状の変色装置3本体の前部に、
送風室6及び空冷室4を配置させ、変色装置3本体の後
部に冷熱源室5を配置させている。特に、第1実施例と
異なる点は、空冷室4と送風室6との位置関係であり、
空冷室4が送風室6の下方位置に配置されている。そし
て、前記冷熱源室5、送風室6、及び空冷室4は、連通
孔81・82・83によって、空気循環可能に接続され
ている。送風手段61により、変色装置3内の空気は、
送風室6→連通孔83→空冷室4→連通孔82→冷熱源
室5(空気流通間隙51)→連通孔81→送風室6の順
で循環する。また、ファン61cを逆回転させることに
よって、送風室6→連通孔81→冷熱源室5(空気流通
間隙51)→連通孔82→空冷室4→連通孔83→送風
室6の順に循環させることができる。
【0030】前記空冷室4は、上面に連通孔83となる
開口部を備えた引き出し形状の透明なケース41と、冷
熱源室5と連通する連通孔82を備えた背面部とからな
る。前記ケース41は、前面の把手を摘んで手前に引き
出すことにより、空冷室4内に熱変色物2を出し入れす
ることができる。また、ケース41が透明であるため、
ケース41の前面から空冷室4内部を覗くことができ
る。尚、他の構成及び作用効果は、第1実施例と同様で
ある。
【0031】第4実施例 図6は第4実施例の縦断面図である。これは、第2実施
例(図4)及び第3実施例(図5)の変形例であり、箱
状の変色装置3本体の上部に冷熱源室5を配置させ、変
色装置3本体の下部に送風室6及び空冷室4を配置させ
ている。特に、第2実施例と異なる点は、冷熱源室5
と、空冷室4及び送風室6との位置関係であり、冷熱源
室5が、空冷室4及び送風室6の上方位置に配置されて
いる。特に、冷熱ブロック7が、外殻71内に蓄冷剤7
2を密封させた構成であることにより、蓄冷剤72が溶
け出さないため、熱変色物2及び送風手段61を濡らす
心配がない。
【0032】前記冷熱源室5、送風室6、及び空冷室4
は、連通孔81・82・83により、空気循環可能に連
通接続されている。変色装置3内の空気は、変色装置6
1の作動により、送風室6→連通孔81→冷熱源室5
(空気流通間隙51)→連通孔82→空冷室4→連通孔
83→送風室6の順で循環する。また、ファン61cを
逆回転させることによって、送風室6→連通孔83→空
冷室4→連通孔82→冷熱源室5(空気流通間隙51)
→連通孔81→送風室6の順に循環させることができ
る。
【0033】空冷室4は、第3実施例(図5)同様、透
明な引き出し形状のケース41が採用されている。尚、
他の構成及び作用効果は、第1、第2及び第3実施例同
様である。
【0034】第5〜第7実施例 図7、図8及び図9は、それぞれ第5、第6及び第7実
施例の縦断面図である。これらは、変色装置3内におい
て、空冷室4、送風室6及び冷熱源室5の三室を直列に
接続且つ配置させたものである。冷熱源室5内には、第
1実施例同様、外殻71内に水等の蓄冷剤72を密封さ
せた構成の球状の冷熱ブロック7が、複数個、収容され
ている。送風室6内には、第1実施例同様の送風手段6
1が配設される。図面(図7、図8、図9)では、空冷
室4、送風室6及び冷熱源室5の三室が垂直方向(上下
方向)に接続配置されているが、この他にも、前記冷熱
ブロック7(外殻71内に水を密封)の構成により、冷
熱ブロック7から水が溶けだすことがないため、水平方
向に三室を接続配置させた横に倒し状態で使用すること
もできる。
【0035】第5実施例 図7において、空冷室4、送風室6及び冷熱源室5が、
上から順に連接されている。詳細には、空冷室4と送風
室6とが、該空冷室4と送風室6との間の隔壁に設けた
連通孔83によって連通され、さらに送風室6と冷熱源
室5とが、該送風室6と冷熱源室5との間の隔壁に設け
た連通孔81によって連通され、そして、冷熱源室5と
空冷室4とが、連通孔82を両端に備えたダクト8によ
り接続されている。前記連通孔82は、ダクト8と空冷
室4との間の隔壁と、ダクト8と冷熱源室5との間の隔
壁とに設けられている。変色装置3内部の空気は、送風
手段61の作動によって、送風室6→連通孔81→冷熱
源室5(空気流通間隙51)→連通孔82→ダクト8→
連通孔82→空冷室4→連通孔83→送風室6の順で循
環する。また、ファン61cを逆回転させることによ
り、変色装置3内部の空気は、図示した矢印の方向とは
逆方向に、送風室6→連通孔83→空冷室4→連通孔8
2→ダクト8→連通孔82→冷熱源室5(空気流通間隙
51)→連通孔81→送風室6の順で循環させることが
できる。
【0036】第6実施例 図8に示したように、送風室6、冷熱源室5及び空冷室
4が、上から順に連接されている。詳細には、送風室6
と冷熱源室5とが、該送風室6と冷熱源室5との間の隔
壁に設けた連通孔81によって連通され、さらに冷熱源
室5と空冷室4とが、該冷熱源室5と空冷室4との間の
隔壁に設けた連通孔82によって連通され、そして、空
冷室4と送風室6とが、連通孔83を両端に備えたダク
ト8により連通されている。前記連通孔83は、ダクト
8と送風室6との間の隔壁と、ダクト8と空冷室4との
間の隔壁とに設けられている。変色装置3内の空気は、
送風手段61の作動によって、送風室6→連通孔81→
冷熱源室5(空気流通間隙51)→連通孔82→空冷室
4→連通孔83→ダクト8→連通孔83→送風室6の順
で循環する。また、ファン61cを逆回転させることに
より、変色装置3内の空気は、図示した矢印の方向と逆
向きに、送風室6→連通孔83→ダクト8→連通孔83
→空冷室4→連通孔82→冷熱源室5(空気流通間隙5
1)→連通孔81→送風室6の順で循環させることがで
きる。
【0037】第7実施例 図9に示した如く、送風室6、空冷室4及び冷熱源室5
が、上から順に連接されている。詳細には、送風室6と
空冷室4とが、該送風室6と空冷室4との間に隔壁に設
けた連通孔83によって連通され、さらに空冷室4と冷
熱源室5とが、該空冷室4と冷熱源室5との間の隔壁に
設けた連通孔82によって連通され、そして、冷熱源室
5と送風室6とが、両端に連通孔81を備えたダクト8
によって連通されている。前記連通孔81は、ダクト8
と送風室6との間の隔壁と、ダクト8と冷熱源室5との
間の隔壁とに設けられている。変色装置3内の空気は、
送風手段61の作動によって、送風室6→連通孔83→
空冷室4→連通孔82→冷熱源室5(空気流通間隙5
1)→連通孔81→ダクト8→連通孔81→送風室6の
順で循環する。また、ファン61cを逆回転させること
により、変色装置3内の空気は、図示した矢印の方向と
は逆に、送風室6→連通孔81→ダクト8→連通孔81
→冷熱源室5(空気流通間隙51)→連通孔82→空冷
室4→連通孔83→送風室6の順で循環させることがで
きる。
【0038】冷熱ブロックの他の例 図10乃至図17に、冷熱ブロック7の他の例を示す。
以下に挙げる冷熱ブロック7は、全て前記第1乃至第7
実施例に適用可能である。
【0039】冷熱ブロック7の外殻71は、図3に示す
如く球形状の他、玉子形状(図10参照)、円柱形状
(図11参照)、立方体又は直方体形状(図12参
照)、テトラポット形状(図13参照)、曲がりくねっ
た不規則な形状(図14)、環形状(図15参照)等の
中空体が有効である。
【0040】また、図16において、冷熱ブロック7
は、その外殻71が、球状の膨出部を複数連結させた中
空一体成形物である。前記膨出部の各々の間には、すき
間73が存在している。前記冷熱ブロック7を冷熱源室
5内に収容させた際、前記すき間73は、空気流通間隙
51を構成する。
【0041】図17において、冷熱ブロック7は、その
外殻71が、複数の連続気孔74を有する多孔質体の形
状をした中空一体成形物である。前記冷熱ブロック7を
冷熱源室5内に収容させた際、前記連続気孔74は、空
気流通間隙51を構成する。
【0042】
【発明の効果】請求項1の構成により、冷熱源室内に収
容した冷熱ブロックが、外殻と外殻内に密封させた蓄冷
剤とからなるため、氷片のように溶け出すおそれがな
い。即ち、使用後に氷片から溶け出た水を排出する手間
が不要となるとともに、溶け出た水をこぼさないよう注
意することも不要となり、ユーザーにとって取り扱いが
容易となる。また、空冷室、送風手段、冷熱源室の三者
を自由に配置させて変色装置を構成することができ、変
色装置の形態の自由度が拡がる。
【0043】請求項2の構成、即ち、複数個の冷熱ブロ
ックを重積状態で冷熱源室に収容させ、前記冷熱ブロッ
クの各々の間に空気流通間隙を形成してなることによっ
て、従来のように冷熱源室内に冷却効率を低下させる無
駄な空間を形成することがなく、冷熱源室内の空気流通
空間を冷熱ブロックで有効に満たすことができる。これ
により、冷熱ブロック群と流通空気との接触面積を増加
させ、より一層、冷却効率を向上させる。また、冷熱ブ
ロックが比較的硬質な外殻を備えているため、前記空気
流通間隙の形状が時間経過しても変化せず一定であり、
冷却可能状態を安定的に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の縦断面図である。
【図3】冷熱ブロックの拡大断面図である。
【図4】本発明の第2実施例の縦断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の縦断面図である。
【図6】本発明の第4実施例の縦断面図である。
【図7】本発明の第5実施例の縦断面図である。
【図8】本発明の第6実施例の縦断面図である。
【図9】本発明の第7実施例の縦断面図である。
【図10】冷熱ブロックのその他の例を示す斜視図であ
る。
【図11】冷熱ブロックのその他の例を示す斜視図であ
る。
【図12】冷熱ブロックのその他の例を示す斜視図であ
る。
【図13】冷熱ブロックのその他の例を示す斜視図であ
る。
【図14】冷熱ブロックのその他の例を示す斜視図であ
る。
【図15】冷熱ブロックのその他の例を示す斜視図であ
る。
【図16】冷熱ブロックのその他の例を示す斜視図であ
る。
【図17】冷熱ブロックのその他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 熱変色性玩具 2 熱変色物 21 熱変色部 3 変色装置 4 空冷室 41 ケース 42 載置部 5 冷熱源室 51 空気流通間隙 52 蓋体 6 送風室 61 送風手段 61a 直流電源 61b 直流モーター 61c ファン 7 冷熱ブロック 71 外殻 72 蓄冷剤 73 すき間 74 気孔 8 ダクト 81 連通孔 82 連通孔 83 連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 尚政 愛知県名古屋市昭和区緑町3丁目17番地 パイロットインキ株式会社内 (72)発明者 鬼頭 勤 愛知県名古屋市昭和区緑町3丁目17番地 パイロットインキ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱変色物(2)と、該熱変色物(2)を冷
    気によって変色させる変色装置(3)とからなる熱変色
    性玩具(1)であって、前記変色装置(3)が、前記熱
    変色物(2)を内部に収容させる空冷室(4)と、冷熱
    ブロック(7)を収容させる冷熱源室(5)と、送風手
    段(61)を配置させた送風室(6)とを備えるととも
    に、前記空冷室(4)、前記冷熱源室(5)、及び前記
    送風室(6)が空気循環可能に接続されてなり、前記冷
    熱ブロック(7)が、外殻(71)と、外殻(71)内
    に密封させた蓄冷剤(72)とからなることを特徴とす
    る熱変色性玩具。
  2. 【請求項2】複数個の冷熱ブロック(7)を重積状態で
    冷熱源室(5)に収容させ、前記冷熱ブロック(7)の
    各々の間に空気流通間隙(51)を形成してなる請求項
    1の熱変色性玩具。
JP22570395A 1995-08-09 1995-08-09 熱変色性玩具 Pending JPH0947586A (ja)

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