JPH0947585A - 熱変色性玩具 - Google Patents

熱変色性玩具

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JPH0947585A
JPH0947585A JP22570295A JP22570295A JPH0947585A JP H0947585 A JPH0947585 A JP H0947585A JP 22570295 A JP22570295 A JP 22570295A JP 22570295 A JP22570295 A JP 22570295A JP H0947585 A JPH0947585 A JP H0947585A
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JP
Japan
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air
chamber
main body
thermochromic
cold heat
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Application number
JP22570295A
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English (en)
Inventor
Tadashi Aoki
忠司 青木
Tsutomu Tomatsu
勉 戸松
Kyoji Aoyama
京二 青山
Naomasa Miyashita
尚政 宮下
Tsutomu Kito
勤 鬼頭
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Pilot Ink Co Ltd
Original Assignee
Pilot Ink Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】変化に富んだ玩具形態を有し、長期にわたりユ
ーザーを満足させる熱変色性玩具を提供する。 【解決手段】変色装置3が、熱変色物2を内部に収容さ
せる空冷室4と、冷熱ブロック51を収容させる冷熱源
室5と、送風手段61を配設させた送風室6とからな
る。空冷室4を変色装置3から取り外し可能に構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱変色性玩具に関
する。さらに詳細には、熱変色物と、該熱変色物を冷気
によって変色させる空冷式変色装置とを備えた熱変色性
玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平4−80594号公報に
は、熱変色物を変色させる際の、冷水や氷片に熱変色物
を直接接触させる不具合(水濡れトラブル等)を解消さ
せる目的で、「熱変色性玩具(本願の熱変色物に相当)
を空冷変色させる、冷熱発生部と該発生部より発生させ
た冷気を受け入れる空冷室を前記発生部の上部に配備し
た空冷装置であって、前記冷気発生部は氷片を収容させ
る容器と、該容器に送風させる電動送風ファンと、前記
容器の上面板に配設の吐出孔を備えており、空冷室は前
記上面板を底面として構成され、吐出孔により連通する
と共に前記電動送風ファンへの入気口を備えて容器部と
空冷室とが空気の循環可能に連通されてなる熱変色性玩
具の空冷変色装置。」が開示されている。
【0003】しかし、前記空冷変色装置は、空冷室と冷
熱発生部とが固着されているため、空冷変色装置から空
冷室を取り外すことが不可能な構造である。したがっ
て、前記空冷変色装置は、形態の変化に乏しく、また、
リアルな模擬遊び動作が不足し、ユーザーを長期にわた
り満足させることができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来の問
題点を解決するものであって、変化に富んだ玩具形態を
有し、長期にわたりユーザーを満足させる熱変色性玩具
を提供しようとするものである。さらに、リアルな模擬
遊びを楽しむことができる熱変色性玩具を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 概要 本発明は、熱変色物2と該熱変色物2を冷気によって変
色させる変色装置3とからなる熱変色性玩具1であっ
て、前記変色装置3が、前記熱変色物2を内部に収容さ
せる空冷室4と、冷熱ブロック51を収容させる冷熱源
室5と、送風手段61を配設させた送風室6とを備える
とともに、前記空冷室4、前記冷熱源室5、及び前記送
風室6が空気循環可能に接続されてなり、前記空冷室4
が前記変色装置3から分離可能であることを要旨とす
る。
【0006】また、冷熱源室5及び送風室6とを備えた
主体7と、空冷室4を備えた副体8とが着脱自在である
ことが好ましい。(図1、図2、図3参照)
【0007】また、冷熱源室5を備えた主体7と、送風
室6及び空冷室4を備えた副体8とが着脱自在であるこ
とが好ましい。(図4参照)
【0008】また、送風室6を備えた主体7と、冷熱源
室5及び空冷室4を備えた副体8とが着脱自在であるこ
とが好ましい。(図5参照)
【0009】また、一つの主体7と、複数の副体8とか
らなり、前記副体8が前記主体7に択一的に接続可能で
あることが好適である。(図6参照)
【0010】また、主体7と副体8とをフレキシブルチ
ューブ9によって接続させることが有効である。(図
1、図3、図4、図6参照)
【0011】また、熱変色物2の模擬形態と、副体8の
模擬形態とを関連させることが好ましい。
【0012】また、熱変色物2の模擬形態、副体8の模
擬形態、及び主体7の模擬形態の三者を関連させること
が好ましい。
【0013】 模擬形態 熱変色物2と副体8の関連する模擬形態は、例えば、熱
変色物2が食品又は料理、副体8が鍋やフライパン等の
調理具の組合わせ、熱変色物2が人形又は縫いぐるみ、
副体8が小部屋(試着室等)や乗物(自動車や列車等)
の組合わせ、熱変色物2がアクセサリー(指輪、ネック
レス等)であり、副体8が宝石箱である組合わせ等が挙
げられる。また、副体8と主体7の関連する模擬形態
は、例えば、副体8が鍋やフライパン、主体7がコンロ
である組合わせ、副体8が自動車、主体7が車庫である
組合わせ等が挙げられる。
【0014】 主体及び副体 前記主体7は、使用時、使用場所に固定され、副体7
は、主体に対して移動可能である。
【0015】 熱変色物 熱変色物2は、表面に、熱変色性材料を含む色材で彩色
された熱変色部21を有する。前記熱変色性材料は、常
温以下(例えば5℃〜20℃、好ましくは10℃〜20
℃)に変色点(着色点)をもつ可逆熱変色性材料が有効
であり、例えば、電子供与性呈色性有機化合物、前記化
合物の顕色剤及び前記両者の呈色反応を可逆的に生起さ
せる有機化合物媒体となる化合物を含む熱変色性材料又
は前記成分を内包する微小カプセル又は樹脂固溶体の微
粒子の可逆熱変色性材料が好ましい。
【0016】また、前記熱変色性材料は、温度変化によ
り大きなヒステリシス特性を示して着色状態と無色状態
又は有色〔一〕と有色〔二〕間の互変性を呈し、表面の
彩色が温度変化により変化するだけでなく、変化前後の
両様相のいずれか自由に選択して常温でその様相を維持
させることができる二面性を有する材料も効果的に使用
できる。
【0017】前記熱変色部21は、前記熱変色性材料を
含有するペイントやインキを塗布することによって、表
面に熱変色層を設けた構成、あるいは、熱変色性材料が
混入された合成樹脂からなる構成等が挙げられ、適宜、
所望の色彩や模様が施される。
【0018】 冷熱ブロック 前記冷熱ブロック51としては、例えば、氷塊、金属
塊、蓄冷剤ブロック(液状の蓄冷剤を薄肉の外皮体によ
って内部に密封してなる構成・寒剤ブロックともいう)
等が挙げられる。前記冷熱ブロック51の形状は、球、
円錐、角錐、立方体、直方体、多面体、環状体等、いず
れの形状であってもよい。また、前記金属塊及び前記蓄
冷剤ブロックは、予め冷蔵庫等で冷却する必要がある。
さらに、前記氷塊は、家庭で容易に入手できる点で好ま
しく、また、前記蓄冷剤ブロック及び金属塊は、液体が
溶けだすことがなく繰り返し使用できる点が好ましい。
本実施例では、複数の氷塊が採用されている。
【0019】 送風手段 送風手段61は、例えば、電動ファン、空気圧縮ポンプ
等が挙げられる。さらに詳細には、前記電動ファンとし
ては、軸流ファン、シロッコファン、遠心ファン等が挙
げられる。一方、前記空気圧縮ポンプとしては、ピスト
ン、ダイアフラム、ロータリー、ベローズ等を用いたも
のが挙げられる。そして、前記ポンプは、フレキシブル
チューブ等の比較的小さい内径の、空気抵抗が大きい空
気連通路を有する系に最適である。
【0020】
【作用】空冷室4が変色装置3から分離可能であること
(請求項1)、あるいは変色装置3の主体7と、空冷室
4を備えた副体8とが着脱自在であること(請求項2、
請求項3、請求項4)によって、空冷室4自体または空
冷室4を備えた副体8を変色装置3から取り外して遊ぶ
ことができ、色変わり遊びに加え、玩具全体の形態の変
化や、空冷室4の着脱動作自体を楽しむことができる。
【0021】また、一つの主体7と、複数の副体8とか
らなり、前記空冷室4が変色装置3に択一的に接続可能
であること(請求項5)によって、単一の主体7で、様
々な玩具形態を楽しむことができ、長期にわたりユーザ
ーを満足させる。
【0022】また、主体7と副体8とをフレキシブルチ
ューブ9によって接続させたこと(請求項6)によっ
て、主体7に対して副体8を、完全接続状態または半接
続状態で移動可能であり、空冷室4を適宜位置に自由に
配置させることができる。尚、ここでいう、完全接続状
態とは、主体7と副体8とを接続する二本の連通路(具
体的には、供給路91及び排出路92)の両方が接続さ
れた空気循環可能状態である。また、半接続状態とは、
前記二本の連通路のうち、一方の連通路が遮断され、他
方の連通路が接続された状態である。
【0023】また、熱変色物2の模擬形態と、副体8の
模擬形態とを関連対応させること(請求項7)、或いは
熱変色物2の模擬形態、副体8の模擬形態、及び主体7
の模擬形態の三者を関連対応させること(請求項8)に
よって、よりリアルな模擬遊びを楽しむことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本願発明の実
施形態について説明する。
【0025】第1実施例 図1は第1実施例の縦断面図である。熱変色物2は、合
成樹脂のブロー成形により得られ、食品または料理を模
した外観形状を有する。具体的には、ハンバーグを模し
た形状である。この他にも、食品または料理の例とし
て、パン、エビフライ、ドーナッツ、クッキー、ケー
キ、或いはグラタン、シチュー等の料理を入れた皿等が
挙げられる。
【0026】変色装置3は、送風手段61及び冷熱源室
5を備えた主体7と、空冷室4を備えた副体8とからな
る。
【0027】前記主体7は、外観形状が調理機器のコン
ロを模して形成される。そして、前記主体7は、送風手
段61を配置させた送風室6と、冷熱ブロック51を収
容させた冷熱源室5とが並設され、前記送風室6と前記
冷熱源室5とが連通孔53によって連通されている。ま
た、前記送風室6の天部には、環状に突出した吸気口7
2(装着部73)が設けられ、前記冷熱源室5の上方側
部には吐出口71が設けられている。
【0028】前記副体8は、空冷室4を備え、調理具の
フライパンを模して形成される。そして、前記副体8
は、主体7と一本のフレキシブルチューブ9(合成樹脂
製の可撓性パイプ)で接続されるとともに、装着部73
において主体7と接続される。即ち、主体7と副体8と
が空気循環可能に接続され、内部に収容させた熱変色物
2が有効に空冷変色される。
【0029】前記冷熱源室5は、直方体形状であり、そ
の頂部には冷熱ブロック51を出し入れするための開口
部が設けられ、該開口部には着脱自在の蓋52が設けら
れている。本実施例では、複数の冷熱ブロック51が互
いに接触しながらランダムな積み上げ状態(重積状態)
で収容されている。それにより、冷熱源室5内の空気流
通空間を冷熱ブロック51で有効に埋めることができ、
複雑で入り組んだ流通路を有して空気と冷熱ブロック5
1との接触面積を増加させた空気流通空間、即ち冷却効
率の高い空気流通空間を形成することができる。また、
冷熱源室5が、従来例のように横型でなく縦型であり、
冷熱ブロック51(氷塊)が重積状態で収容されている
ため、冷熱ブロック51は、冷熱源室5内では重力によ
って互いに接触状態が保持されており、溶け出しにく
い。また、溶け出したとしても、重力によって冷熱ブロ
ック51同志の接触は維持される。
【0030】前記冷熱源室5の上部側面には、吐出口7
1が突設され、該吐出口71にフレキシブルチューブ9
が着脱自在に取り付けられている。また、冷熱源室5と
送風室6との隔壁の下部には、連通孔53が開口され、
それにより冷熱源室5と送風室6とが連通される。
【0031】前記冷熱源室5の連通孔53は、冷熱源室
5底面より僅かに上方位置に設けられており、連通孔5
3と冷熱源室5の底面との間(即ち、冷熱源室5底部)
の空間が集液部31となる。前記集液部31は、冷熱ブ
ロック51から流れ落ちる水滴を貯留するため、冷熱ブ
ロック51(氷塊)を、冷熱源室5内の連通孔53と吐
出口71との間の空気流通空間で固体状態のまま適宜時
間保持でき、優れた冷却効率を維持できる。また、前記
集液部31には、外部と連通する排出孔31aが設けら
れ、使用後、前記排出孔31aから水滴を排出する。使
用時、前記排出孔31aには、栓31bが取り付けられ
ている。
【0032】前記副体8は、フライパン形状を有し、把
手部84と鍋部83とが一体の本体と、該本体と着脱自
在の透明合成樹脂製(例えばアクリル樹脂等)の蓋部8
5により構成される。前記鍋部83は、底部下方に、環
状に突出した排気口82を有するとともに、該排気口8
2上方に、熱変色物2を載せるための載置部41が配設
されている。前記載置部41は、具体的には、複数の貫
通孔を有する板部材、格子状部材、あるいは網状部材等
が挙げられる。また、鍋部83の側部には、取入口81
が貫設された把手部84が一体に延設され、鍋部83内
部と連通されている。前記把手部84の後端部には、フ
レキシブルチューブ9が取り付けられる。前記フレキシ
ブルチューブ9の他端は、主体7の吐出口71に取り付
けられる。これにより、前記主体7の吐出口71と前記
副体8の取入口81はフレキシブルチューブ9により接
続され、冷熱源室5からの冷気は、吐出口71からフレ
キシブルチューブ9を通り取入口81を経て空冷室4に
供給される。そして、前記鍋部83の底部の排気口82
は、変色装置3の吸気口72を有する装着部73と係合
可能であり、排気口82と吸気口72とを係合させ合致
させたとき、送風室6と空冷室4とが連通され、主体7
及び副体8が、空気循環可能となる。このとき、空冷室
4の内部に収容した熱変色物2は、透明の蓋部85によ
り外部から視認可能であり、変色過程を視覚的に楽しむ
ことができる。
【0033】送風室6は、吸気口72と連通孔53とを
連通させる空気流通空間であり、その内部には送風手段
61が配設されている。前記送風手段61は、ここで
は、電動ファンが採用されている。具体的には、前記電
動ファンは、直流電源61a(電池)に接続された直流
モーター61bと、該直流モーター61bの出力軸に固
着される回転可能なファン61cとから構成された、い
わゆる軸流ファンである。前記電動ファンとして、前記
軸流ファン以外にも、シロッコファン又は遠心ファン等
を採用してもよい。また、前記電動ファンの作動によ
り、本体内の空気は、図1の矢印で示す如く、送風室6
→連通孔53→冷熱源室5→吐出口71→フレキシブル
チューブ9→取入口81→空冷室4→排気口82→吸気
口72→送風室6の順で循環する。
【0034】第2実施例 図2は第2実施例の縦断面図である。変色装置3は、第
1実施例同様、箱状の主体7と、空冷室4を備えた副体
8とからなる。前記主体7内には、送風手段61を配置
させた送風室6と、冷熱ブロック51を収容させた冷熱
源室5とが設けられている。また、前記主体7の天部に
は、空冷室4を装着保持させるため、吐出口71と吸気
口72とを前後に備えた凹状の装着部73が設けられて
いる。前記副体8は、前記装着部73に対して取り外し
可能(分離可能)、即ち着脱自在である。
【0035】前記冷熱源室5内には、複数の冷熱ブロッ
ク51(具体的には、内部に水等の蓄冷剤を合成樹脂製
の外殻により密封した構成)が重積状態で収容され、前
記冷熱ブロック51の間に空気流通間隙が形成されてい
る。前記冷熱源室5は、上部に吐出口71が設けられ装
着部73に開口するとともに、底面に連通孔53が設け
られ送風室6に開口している。送風手段61からの空気
は、前記連通孔53から冷熱源室5内へ供給され、冷熱
ブロック51間を流通し、それにより冷却された空気が
前記吐出口71より空冷室4に吐出される。
【0036】送風室6には、第1実施例同様に、電動フ
ァンよりなる送風手段61が配置されている。また、送
風室6の上部には、空冷室4と連通可能な吸気口72が
装着部73に開口している。
【0037】空冷室4は、自動車(具体的にはトラッ
ク)を模した形状であり、内部に運転者を模した熱変色
物2(具体的には人形)が収容されている。前記人形の
衣服には、熱変色部21が設けられて、冷気により変色
可能である。また、前記空冷室4の上部には、開閉自在
の透明の蓋部85が設けられる。また、空冷室4の前後
には、二つの開口部よりなる取入口81及び排気口82
が設けられ、これらは、変色装置3の吐出口71及び吸
気口72とそれぞれ接続可能に構成されている。本実施
例の変色装置3内の空気は、図2の矢印で示した如く、
送風室6→連通孔53→冷熱源室5→吐出口71→取入
口81→空冷室4→排気口82→吸気口72→送風室6
の順で循環する。尚、他の構成及び作用効果は第1実施
例と同様である。
【0038】第3実施例 図3は第3実施例の縦断面図である。変色装置3は、第
1、第2実施例同様、内部に冷熱源室5及び送風室6と
を配設させた箱状の主体7と、空冷室4を備えた副体8
とからなる。熱変色物2は、食品(例えば、パン)を模
した形状である。
【0039】主体7の天面には、吐出口71と吸気口7
2とが隣接して設けられ、一方、空冷室4を有する副体
8の側面には、取入口81及び排気口82とが隣接して
設けられている。そして二本のフレキシブルチューブ9
(供給路91及び排出路92)が両端で連結部材93に
より一体化され、前記連結部材93が、主体7の取付部
(吐出口71と吸気口72)、副体8の取付部(取入口
81及び排気口82)に着脱自在に構成されている。こ
れにより、二本のフレキシブルチューブ9の着脱が容易
に成しうるとともに、電気製品と電源とを接続させるコ
ードの端部のプラグのような抜き差しするリアルな動作
が楽しめる。
【0040】前記副体8は、オーブンを模した外観形状
であり、開閉自在の透明な蓋部85を有するとともに、
側面下部に取入口81及び排気口82とが突設されてい
る。
【0041】前記主体7の冷熱源室5の底面には、連通
孔53が設けられ、これにより送風室6と連通されると
ともに、冷熱ブロック51からの水滴を、送風室6底部
の集液部31へ落下させる。
【0042】また、送風手段61として、空気ポンプが
採用されている。前記ポンプは、電源61a、モーター
61b、伸縮自在のベローズ61dにより構成される。
これにより、電動ファンよりも高い圧力で空気を送るこ
とができ、比較的細い連通路を有するチューブに対して
有利である。前記送風手段61の作動によって変色装置
3内の空気は、図3の矢印で示した如く、送風室6→連
通孔53→冷熱源室5→吐出口71→フレキシブルチュ
ーブ9(供給路91)→取入口81→空冷室4→排気口
82→フレキシブルチューブ9(排出路92)→吸気口
72→送風室6の順で循環する。尚、他の構成及び作用
効果は第1、第2実施例と同様である。
【0043】第4実施例 図4は第4実施例の縦断面図である。変色装置3は、冷
熱源室5を備えた主体7と、空冷室4及び送風室6を備
えた副体8とからなる。前記主体7は、調理機器のコン
ロを模した外観形状であり、一方、前記副体8は、調理
用鍋を模した外観形状である。
【0044】前記副体8は、鍋部83と、該鍋部83に
着脱自在の透明性の蓋部85とからなり、鍋部83と蓋
部85により空冷室4が構成される。前記鍋部83の内
部には、電動ファンからなる送風手段61を備える送風
室6と、該送風室6と空冷室4とを隔てる載置部41
(複数の通孔を有する板状部材、又は格子状部材)が設
けられている。前記載置部41には、ここでは、グラタ
ン皿を模して形成した熱変色物2が載置されている。ま
た、鍋部83の底面には排気口82が設けられる。ま
た、前記蓋部85の頂部には取入口81が突出され、そ
こにフレキシブルチューブ9が取り付けられている。
【0045】前記主体7は、冷熱源室5と集液部31を
備えた容器形状であり、天部に吸気口72が環状に突設
されるとともに、下方側面にフレキシブルチューブ9が
着脱自在に取り付けられる吐出口71が突設されてい
る。
【0046】コンロ形状の主体7の上に、鍋形状の副体
8を載せる動作により、前記主体7の吸気口72と前記
副体8の排気口82とが着脱自在に接続される。また、
フレキシブルチューブ9により、前記空冷室4の取入口
81と前記変色装置3の吐出口71とが接続される。こ
れにより、空冷室4、送風室6、及び冷熱源室5が、空
気循環可能に接続される。本実施例の変色装置3内の空
気は、図4の矢印で示した如く、送風室6→排気口82
→吸気口72→冷熱源室5→連通孔53→冷熱源室5→
吐出口71→フレキシブルチューブ9(供給路91)→
取入口81→空冷室4→載置部41→送風室6の順で循
環する。尚、他の構成及び作用効果は第1、第2、第3
実施例と同様である。
【0047】第5実施例 図5は第5実施例の縦断面図である。変色装置3は、送
風手段61を備えた主体7と、空冷室4及び冷熱源室5
を備えた副体8とからなる。前記副体8は、宝石箱を模
した外観形状を有し、前記主体7は、前記副体8を載せ
る載置台を模した外観形状を有する。熱変色物2は、宝
石や装飾品(例えば、指輪、イヤリング、ピアス、腕
輪、ネックレス等)を模した玩具形態を有する。
【0048】前記副体8の内部には、冷熱源室5と空冷
室4とが連通可能に設けられている。前記冷熱源室5内
には、外殻内に水を密封させた球状の冷熱ブロック51
が、複数個、積み重ね状態で収容されている。また、前
記冷熱源室51の上方には、複数の通孔を有する板状体
からなる載置部41が配設され、これにより、前記空冷
室4が形成される。空冷室4内において、熱変色物2
(指輪)は前記載置部41の上に載せられている。ま
た、空冷室4の側面には排気口82が開口し、冷熱源室
5の底面には取入口81が開口している。
【0049】主体7は、内部に送風室6を備え、上部に
前記副体8が装着可能な装着部73を有する。前記装着
部73の側面及び底面には、前記副体8と空気循環可能
に接続するための吐出口71及び吸気口72が設けられ
ている。本実施例の変色装置3内の空気は、図5の矢印
で示した如く、送風室6→吐出口71→取入口81(連
通孔53)→冷熱源室5→載置部41→空冷室4→排気
口82→吸気口72→→送風室6の順で循環する。他の
構成及び作用効果は、第1、第2、第3、第4実施例と
同様である。
【0050】第6実施例 図6は第6実施例の縦断面図である。変色装置3は、第
1、第2、第3実施例と同様、送風室6及び冷熱源室5
を備えた主体7と、空冷室4を備えた副体8とからな
り、本実施例では一つの主体7に対して、複数の副体8
が用意される。
【0051】前記副体8は、一つが調理器具のフライパ
ン、もう一つが鍋を模した外観形状を有する。この他に
も、前記副体8の模擬形態は、乗物(例えば、自動車
等)、収納容器(例えば、宝石箱、衣装ケース、おもち
ゃ箱等)、建物(例えば、家、小屋、車庫、温室、部屋
等)が挙げられる。
【0052】前記主体7と前記副体8とを、二本のフレ
キシブルチューブ9によって接続する。前記二本のフレ
キシブルチューブ9のうち、一本は、主体7の吐出口7
1と副体8の取入口81とを接続する供給路91を構成
し、他の一本は、主体7の吸気口72と副体8の排気口
82とを接続する排出路92を構成する。前記フレキシ
ブルチューブ9は、主体7の吐出口71及び吸気口7
2、或いは副体8の取入口81及び排気口82と、その
可撓性によって着脱が容易であり、複数の副体8を交換
して択一的に接続させることができる。他の構成及び作
用効果は、第1、第2、第3、第4、第5実施例と同様
である。
【0053】
【発明の効果】空冷室が変色装置から分離可能であるこ
と(請求項1)、あるいは変色装置の主体と、空冷室を
備えた副体とが着脱自在であること(請求項2、3、
4)によって、色変わり遊びに加え、玩具全体の形態の
変化や、空冷室の着脱動作自体を楽しむことができる。
【0054】また、一つの主体と、複数の副体とからな
り、前記空冷室が変色装置に択一的に接続可能であるこ
と(請求項5)によって、単一の主体で、様々な玩具形
態を楽しむことができ、長期にわたりユーザーを満足さ
せる。
【0055】また、主体と副体とをフレキシブルチュー
ブによって接続させたこと(請求項6)によって、主体
に対して副体が移動可能であり、空冷室を適宜位置に自
由に配置させることができる。
【0056】また、熱変色物の模擬形態と、副体の模擬
形態とを関連させること(請求項7)によって、或いは
熱変色物の模擬形態、副体の模擬形態、及び主体の模擬
形態の三者を関連させること(請求項8)によって、よ
りリアルな模擬遊びを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の縦断面図である。
【図3】本発明の第3実施例の縦断面図である。
【図4】本発明の第4実施例の縦断面図である。
【図5】本発明の第5実施例の縦断面図である。
【図6】本発明の第6実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 熱変色性玩具 2 熱変色物 21 熱変色部 3 変色装置 31 集液部 31a 排出孔 31b 栓 4 空冷室 41 載置部 5 冷熱源室 51 冷熱ブロック 52 蓋 53 連通孔 6 送風室 61 送風手段 61a 直流電源 61b 直流モーター 61c ファン 61d ベローズ 7 主体 71 吐出口 72 吸気口 73 装着部 8 副体 81 取入口 82 排気口 83 鍋部 84 把手部 85 蓋部 9 フレキシブルチューブ 91 供給路 92 排出路 93 連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 尚政 愛知県名古屋市昭和区緑町3丁目17番地 パイロットインキ株式会社内 (72)発明者 鬼頭 勤 愛知県名古屋市昭和区緑町3丁目17番地 パイロットインキ株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱変色物(2)と該熱変色物(2)を冷気
    によって変色させる変色装置(3)とからなる熱変色性
    玩具(1)であって、前記変色装置(3)が、前記熱変
    色物(2)を内部に収容させる空冷室(4)と、冷熱ブ
    ロック(51)を収容させる冷熱源室(5)と、送風手
    段(61)を配設させた送風室(6)とを備え、前記空
    冷室(4)、前記冷熱源室(5)、及び前記送風室
    (6)が空気循環可能に接続され、前記空冷室(4)が
    前記変色装置(3)から分離可能であることを特徴とす
    る熱変色性玩具。
  2. 【請求項2】冷熱源室(5)及び送風室(6)を備えた
    主体(7)と、空冷室(4)を備えた副体(8)とが着
    脱自在である請求項1の熱変色性玩具。
  3. 【請求項3】冷熱源室(5)を備えた主体(7)と、送
    風室(6)及び空冷室(4)を備えた副体(8)とが着
    脱自在である請求項1の熱変色性玩具。
  4. 【請求項4】送風室(6)を備えた主体(7)と、冷熱
    源室(5)及び空冷室(4)を備えた副体(8)とが着
    脱自在である請求項1の熱変色性玩具。
  5. 【請求項5】一つの主体(7)と、複数の副体(8)と
    からなり、前記副体(8)が前記主体(7)に択一的に
    接続可能である請求項2、3または4の熱変色性玩具。
  6. 【請求項6】主体(7)と副体(8)とをフレキシブル
    チューブ(9)によって接続させた請求項2、3、4ま
    たは5の熱変色性玩具。
  7. 【請求項7】熱変色物(2)の模擬形態と、副体(8)
    の模擬形態とを関連させた請求項2、3、4、5または
    6の熱変色性玩具。
  8. 【請求項8】熱変色物(2)の模擬形態、副体(8)の
    模擬形態、及び主体(7)の模擬形態の三者を関連させ
    た請求項7の熱変色性玩具。
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