JPH0947340A - ショーケース - Google Patents
ショーケースInfo
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- JPH0947340A JPH0947340A JP29241595A JP29241595A JPH0947340A JP H0947340 A JPH0947340 A JP H0947340A JP 29241595 A JP29241595 A JP 29241595A JP 29241595 A JP29241595 A JP 29241595A JP H0947340 A JPH0947340 A JP H0947340A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ショーケースの庫内における商品の陳列状況に
合わせてケースに設置したミラーの取付け角度が簡単な
操作で調整できるようにする。 【解決手段】ケース本体のコーナー部の上面(内箱2の
天井板),および背面(棚支柱3)に取付けた上部,下
部のミラー支持具6と7の間にまたがって前傾姿勢にミ
ラー5を架設したショーケースにおいて、上部,ないし
下部ミラー支持具の少なくとも一方、例えば上部のミラ
ー支持具7に、前後に位置をずらして並ぶ複数条のミラ
ー受け溝部6a,6bを設け、ミラー支持具を定位置に
固定のままで、ミラーを図示の実線,点線位置に移し替
えてミラー角度をθ1,あるいはθ2 に調整し、庫内に陳
列した商品がショーケースの前方から見てミラーに映る
ような角度に調整セットする。
合わせてケースに設置したミラーの取付け角度が簡単な
操作で調整できるようにする。 【解決手段】ケース本体のコーナー部の上面(内箱2の
天井板),および背面(棚支柱3)に取付けた上部,下
部のミラー支持具6と7の間にまたがって前傾姿勢にミ
ラー5を架設したショーケースにおいて、上部,ないし
下部ミラー支持具の少なくとも一方、例えば上部のミラ
ー支持具7に、前後に位置をずらして並ぶ複数条のミラ
ー受け溝部6a,6bを設け、ミラー支持具を定位置に
固定のままで、ミラーを図示の実線,点線位置に移し替
えてミラー角度をθ1,あるいはθ2 に調整し、庫内に陳
列した商品がショーケースの前方から見てミラーに映る
ような角度に調整セットする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、庫内に陳列した商
品をその上方に配した前傾姿勢のミラーに映し出して商
品のボリューム感を演出するようにした多段形オープン
ショーケース,ないし壁面平形のショーケースに関す
る。
品をその上方に配した前傾姿勢のミラーに映し出して商
品のボリューム感を演出するようにした多段形オープン
ショーケース,ないし壁面平形のショーケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】まず、多段形オープンショーケースを例
に、ケース本体の庫内に組み込んだミラーの従来におけ
る支持構造を図8,図9に示す。図8において、1は前
面が開放した断面略コ字形のケース本体、2はケース本
体の内箱、3は内箱2の背面パネルに設けた棚支柱、4
は上下段に並べて棚支柱3に取付けた商品陳列棚、5が
庫内上部の背面コーナーに設置した通称「庫内ミラー」
と呼ばれるミラーである。
に、ケース本体の庫内に組み込んだミラーの従来におけ
る支持構造を図8,図9に示す。図8において、1は前
面が開放した断面略コ字形のケース本体、2はケース本
体の内箱、3は内箱2の背面パネルに設けた棚支柱、4
は上下段に並べて棚支柱3に取付けた商品陳列棚、5が
庫内上部の背面コーナーに設置した通称「庫内ミラー」
と呼ばれるミラーである。
【0003】このミラー5は、最上段の商品陳列棚4に
陳列した商品(図示せず)をミラーにより前方に映し出
して陳列商品のボリューム感を演出するためのものであ
り、ショーケースの前方通路に立った人から見て、ミラ
ー5に陳列商品が映るような角度にセットして前傾姿勢
に取付けられている。ここで、前記したミラー5の従来
における支持構造では、図9に示すように、内箱2の天
井板にコ字形の上部ミラー支持具6をねじ止めし、棚支
柱3の角穴3aにはフック状脚片を備えたコ字形の下部
ミラー支持具7を係止しておき、これらミラー支持具6
と7との間にまたがってミラー5の上縁,下縁を嵌め込
んで前傾姿勢に挟持するようにしている。なお、これら
ミラー支持具6,7は樹脂成形品として作られたもので
ある。
陳列した商品(図示せず)をミラーにより前方に映し出
して陳列商品のボリューム感を演出するためのものであ
り、ショーケースの前方通路に立った人から見て、ミラ
ー5に陳列商品が映るような角度にセットして前傾姿勢
に取付けられている。ここで、前記したミラー5の従来
における支持構造では、図9に示すように、内箱2の天
井板にコ字形の上部ミラー支持具6をねじ止めし、棚支
柱3の角穴3aにはフック状脚片を備えたコ字形の下部
ミラー支持具7を係止しておき、これらミラー支持具6
と7との間にまたがってミラー5の上縁,下縁を嵌め込
んで前傾姿勢に挟持するようにしている。なお、これら
ミラー支持具6,7は樹脂成形品として作られたもので
ある。
【0004】また、図8に示した多段形オープンショー
ケースとは別に、平形ショーケースについても、上面を
開放したケース本体に対して後部から上方に向けて逆L
字形に起立するミラー支持架台を設置し、このミラー支
持架台の上部コーナーに前記と同様な手段でミラーを取
付けた壁面平形ショーケースも開発されている。
ケースとは別に、平形ショーケースについても、上面を
開放したケース本体に対して後部から上方に向けて逆L
字形に起立するミラー支持架台を設置し、このミラー支
持架台の上部コーナーに前記と同様な手段でミラーを取
付けた壁面平形ショーケースも開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のミラー支持構造では、次記のような問題点があり、
その改善策が望まれている。すなわち、 1)ショーケースを据付けたロケーション先の店舗で
は、店内に設置した多段形オープンショーケース,ある
いは平形ショーケースについて、商品の陳列量などに応
じて商品陳列棚の取付け高さを変更することがあり、こ
の場合には商品陳列棚の取付け位置変更に応じて先記し
たミラーを適正な角度に調整する必要がある。この場合
に、従来ではミラー5を一旦外した上で、上下のミラー
支持具6,7の取付け位置を修正する方法で対処してい
るが、この方法では上部ミラー支持具6を固定するねじ
の締め直し,下部ミラー支持具7の付け替えなどの面倒
な現場作業が必要であって手間が掛かる。
来のミラー支持構造では、次記のような問題点があり、
その改善策が望まれている。すなわち、 1)ショーケースを据付けたロケーション先の店舗で
は、店内に設置した多段形オープンショーケース,ある
いは平形ショーケースについて、商品の陳列量などに応
じて商品陳列棚の取付け高さを変更することがあり、こ
の場合には商品陳列棚の取付け位置変更に応じて先記し
たミラーを適正な角度に調整する必要がある。この場合
に、従来ではミラー5を一旦外した上で、上下のミラー
支持具6,7の取付け位置を修正する方法で対処してい
るが、この方法では上部ミラー支持具6を固定するねじ
の締め直し,下部ミラー支持具7の付け替えなどの面倒
な現場作業が必要であって手間が掛かる。
【0006】2)また、工場から出荷したショーケース
をロケーション先に輸送する場合には、輸送中に加わる
振動,衝撃によりミラー5がミラー支持具6,7からず
れ動いて脱落したり、破損したりするおそれがあること
から、これを防ぐために従来では、出荷時にミラー5を
粘着テープなどでミラー支持具6,7に固定し、さらに
ミラー支持具との間に緩衝用のクッション材を挟み込む
等の手間の掛かる補強措置を講じる必要であった。
をロケーション先に輸送する場合には、輸送中に加わる
振動,衝撃によりミラー5がミラー支持具6,7からず
れ動いて脱落したり、破損したりするおそれがあること
から、これを防ぐために従来では、出荷時にミラー5を
粘着テープなどでミラー支持具6,7に固定し、さらに
ミラー支持具との間に緩衝用のクッション材を挟み込む
等の手間の掛かる補強措置を講じる必要であった。
【0007】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、ミラー付きの多段形,ないし平形ショーケース
を実施対象に、ロケーション先で行うミラーの取付け角
調整作業が簡単に行え、併せてショーケースの輸送時に
特別な補強措置を講じることなくミラーの脱落,破損が
防げるようにしたショーケースを提供することにある。
であり、ミラー付きの多段形,ないし平形ショーケース
を実施対象に、ロケーション先で行うミラーの取付け角
調整作業が簡単に行え、併せてショーケースの輸送時に
特別な補強措置を講じることなくミラーの脱落,破損が
防げるようにしたショーケースを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、ショーケースに装備したミラーを
次記のように取付けるものとする。 1)前面を開放したケース本体の庫内に上下段に並ぶ商
品陳列棚, および庫内上部の背面コーナーにミラーを前
傾姿勢に装備した多段形のショーケースにおいて、ミラ
ーを上下から前傾姿勢に挟持するように庫内の天井,背
面側に取付けた上部,下部ミラー支持具のうち、少なく
とも一方の支持具については前後に位置をずらして並ぶ
複数条のミラー受け溝部を設ける。
に、本発明によれば、ショーケースに装備したミラーを
次記のように取付けるものとする。 1)前面を開放したケース本体の庫内に上下段に並ぶ商
品陳列棚, および庫内上部の背面コーナーにミラーを前
傾姿勢に装備した多段形のショーケースにおいて、ミラ
ーを上下から前傾姿勢に挟持するように庫内の天井,背
面側に取付けた上部,下部ミラー支持具のうち、少なく
とも一方の支持具については前後に位置をずらして並ぶ
複数条のミラー受け溝部を設ける。
【0009】2)上面を開放したケース本体に対してそ
の後部から起立する逆L字形のミラー取付架台の上部コ
ーナーにミラーを前傾姿勢に取付けた壁面平形のショー
ケースにおいて、ミラーを上下から前傾姿勢に挟持する
ようにミラー支持架台に取付けた上部,下部のミラー支
持具のうち、少なくとも一方の支持具については前後に
位置をずらして並ぶ複数条のミラー受け溝部を設ける。
の後部から起立する逆L字形のミラー取付架台の上部コ
ーナーにミラーを前傾姿勢に取付けた壁面平形のショー
ケースにおいて、ミラーを上下から前傾姿勢に挟持する
ようにミラー支持架台に取付けた上部,下部のミラー支
持具のうち、少なくとも一方の支持具については前後に
位置をずらして並ぶ複数条のミラー受け溝部を設ける。
【0010】3)一方、ショーケースの輸送時にミラー
が脱落するのを防止する対策として、前項1)または
2)におけるミラー支持具に対して、ミラーの左右両端
部を支える支持具にミラー脱落防止用側壁を設けた構成
がある。また、この側壁はミラー支持具とは別部品とし
てミラー支持具に係止固定することができる。さらに、
ミラーにはその下縁に沿ってクッション付きの保護枠を
取付けるのがよい。
が脱落するのを防止する対策として、前項1)または
2)におけるミラー支持具に対して、ミラーの左右両端
部を支える支持具にミラー脱落防止用側壁を設けた構成
がある。また、この側壁はミラー支持具とは別部品とし
てミラー支持具に係止固定することができる。さらに、
ミラーにはその下縁に沿ってクッション付きの保護枠を
取付けるのがよい。
【0011】上記した1),2)項の構成によれば、前後
列に並ぶミラー受け溝部のいずれかを選択してミラーを
差し替えることにより、ミラー支持具を定位置に固定し
たまま、ミラーの取付け角度が変わる。したがって、シ
ョーケースのロケーション先で商品陳列棚の取付位置を
変更した場合でも、その都度ミラー支持具を新たな位置
に付け替えるなどの面倒な作業を要することなく、簡単
な操作でミラーの取付け角度を適正な角度に調整でき
る。
列に並ぶミラー受け溝部のいずれかを選択してミラーを
差し替えることにより、ミラー支持具を定位置に固定し
たまま、ミラーの取付け角度が変わる。したがって、シ
ョーケースのロケーション先で商品陳列棚の取付位置を
変更した場合でも、その都度ミラー支持具を新たな位置
に付け替えるなどの面倒な作業を要することなく、簡単
な操作でミラーの取付け角度を適正な角度に調整でき
る。
【0012】また、3)項における側壁付きのミラー支
持具を採用することにより、ミラーの左右への動きが側
壁により規制される。したがって、ショーケースの出荷
時に粘着テープなどでミラーを固定する面倒な補強措置
を講じることなく、ショーケースの輸送時に振動などが
加わってもミラーが不測にミラー支持具から脱落するの
が確実に防げる。この場合に、側壁を別部品としてミラ
ー支持具に係止固定することで、ミラーの四隅,および
中間部を支えるミラー支持具に共通部品が使用できる。
さらに、ミラーの下縁にクッション付き保護枠を付設し
ておくことにより、ショーケースの輸送時などに加わる
衝撃を吸収緩和してミラーを破損から安全に保護でき
る。
持具を採用することにより、ミラーの左右への動きが側
壁により規制される。したがって、ショーケースの出荷
時に粘着テープなどでミラーを固定する面倒な補強措置
を講じることなく、ショーケースの輸送時に振動などが
加わってもミラーが不測にミラー支持具から脱落するの
が確実に防げる。この場合に、側壁を別部品としてミラ
ー支持具に係止固定することで、ミラーの四隅,および
中間部を支えるミラー支持具に共通部品が使用できる。
さらに、ミラーの下縁にクッション付き保護枠を付設し
ておくことにより、ショーケースの輸送時などに加わる
衝撃を吸収緩和してミラーを破損から安全に保護でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、多段形オープンショーケー
ス,壁面平形ショーケースを対象とする本発明の実施例
を図面に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で図
8,図9に対応する同一部材には同じ符号が付してあ
る。 〔実施例1〕図1,図2は図8に示した多段形オープン
ショーケースを対象とした本発明の請求項1に対応する
実施例を示すものである。この実施例においては、ケー
ス本体の庫内上部における背面コーナーでミラー5を前
傾姿勢に支持するよう、内箱2の天井板,および棚支柱
3に取付けた上部,および下部のミラー支持具6,7に
ついて、図1の構成では、上部のミラー支持具6に前後
に位置をずらして並ぶ2条のミラー受け溝部6a,6b
が形成されている。一方、図2の構成では、下部のミラ
ー支持具7に前後2条のミラー受け溝部7a,7bが形
成されいる。
ス,壁面平形ショーケースを対象とする本発明の実施例
を図面に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で図
8,図9に対応する同一部材には同じ符号が付してあ
る。 〔実施例1〕図1,図2は図8に示した多段形オープン
ショーケースを対象とした本発明の請求項1に対応する
実施例を示すものである。この実施例においては、ケー
ス本体の庫内上部における背面コーナーでミラー5を前
傾姿勢に支持するよう、内箱2の天井板,および棚支柱
3に取付けた上部,および下部のミラー支持具6,7に
ついて、図1の構成では、上部のミラー支持具6に前後
に位置をずらして並ぶ2条のミラー受け溝部6a,6b
が形成されている。一方、図2の構成では、下部のミラ
ー支持具7に前後2条のミラー受け溝部7a,7bが形
成されいる。
【0014】かかる構成おいて、ミラー5は、ミラー支
持具6,7を定位置に固定のまま、ミラー板の上下端縁
を上部,下部のミラー支持具6,7の間にまたがって架
け渡し、前傾姿勢に支持される。ここで、図1の実線で
表すようにミラー5の上縁を上部ミラー支持具6に形成
した前列の受け溝部6bに嵌め込んで係止すればミラー
角度がθ1 となる。これに対して、鎖線で表すようにミ
ラー5の上縁を後列の受け溝部6aに差し替えるとミラ
ー角度がθ2 に変更される。
持具6,7を定位置に固定のまま、ミラー板の上下端縁
を上部,下部のミラー支持具6,7の間にまたがって架
け渡し、前傾姿勢に支持される。ここで、図1の実線で
表すようにミラー5の上縁を上部ミラー支持具6に形成
した前列の受け溝部6bに嵌め込んで係止すればミラー
角度がθ1 となる。これに対して、鎖線で表すようにミ
ラー5の上縁を後列の受け溝部6aに差し替えるとミラ
ー角度がθ2 に変更される。
【0015】したがって、ショーケースのロケーション
先で商品陳列棚の取付け高さを変更した場合には、その
状況に合わせて、前記のようにミラー5の上縁を上部ミ
ラー支持具6のミラー受け溝部6a,6bの間で差し替
えるだけの簡単な操作でミラー5を適正角度に調整する
ことができる。一方、図2の構成においては、図示実線
で表すようにミラー5の下縁を下部ミラー支持具7に形
成した前列の受け溝部7aに係止すればミラー角度がθ
1 となり、これに対して鎖線で表すようにミラー5の下
縁を後列の受け溝部7bに差し替えるとミラー角度がθ
2 に変更される。
先で商品陳列棚の取付け高さを変更した場合には、その
状況に合わせて、前記のようにミラー5の上縁を上部ミ
ラー支持具6のミラー受け溝部6a,6bの間で差し替
えるだけの簡単な操作でミラー5を適正角度に調整する
ことができる。一方、図2の構成においては、図示実線
で表すようにミラー5の下縁を下部ミラー支持具7に形
成した前列の受け溝部7aに係止すればミラー角度がθ
1 となり、これに対して鎖線で表すようにミラー5の下
縁を後列の受け溝部7bに差し替えるとミラー角度がθ
2 に変更される。
【0016】なお、図1の上部ミラー支持具6と図2の
下部ミラー支持具7を併用すれば、ミラー角度をより一
層きめ細かに調節することが可能である。 〔実施例2〕図3,図4は壁面平形ショーケースを対象
とした本発明の請求項2に対応する実施例を示すもので
ある。この実施例においては、上面を開放した平形のケ
ース本体1には、その後部から上方に向け逆L字形に起
立するミラー支持架台10が設置されており、この支持
架台10の上部コーナーに取付けた上部および下部のミ
ラー支持具6,7の間にまたがってミラー5が前傾姿勢
に取付けられている。なお、この支持架台10はショー
ケースのキャノピー(天蓋)部材を兼ねており、その前
端部には庫内を照明する螢光灯11を備えたキャノピー
部10aが形成されている。なお、12はケース本体1
の冷気循環ダクトに配した冷却器、13はファンであ
り、商品陳列棚(ワイヤラック)4はケース本体1の庫
内でその取付け高さが変更できるように取付けられてい
る。
下部ミラー支持具7を併用すれば、ミラー角度をより一
層きめ細かに調節することが可能である。 〔実施例2〕図3,図4は壁面平形ショーケースを対象
とした本発明の請求項2に対応する実施例を示すもので
ある。この実施例においては、上面を開放した平形のケ
ース本体1には、その後部から上方に向け逆L字形に起
立するミラー支持架台10が設置されており、この支持
架台10の上部コーナーに取付けた上部および下部のミ
ラー支持具6,7の間にまたがってミラー5が前傾姿勢
に取付けられている。なお、この支持架台10はショー
ケースのキャノピー(天蓋)部材を兼ねており、その前
端部には庫内を照明する螢光灯11を備えたキャノピー
部10aが形成されている。なお、12はケース本体1
の冷気循環ダクトに配した冷却器、13はファンであ
り、商品陳列棚(ワイヤラック)4はケース本体1の庫
内でその取付け高さが変更できるように取付けられてい
る。
【0017】ここで、図4で示すように上部のミラー支
持具6はミラー支持架台10の天井パネル10bにねじ
止めし、該ミラー支持具6と対をなす下部のミラー支持
具7が上部コーナーを挟んで背面パネル10cに開口し
た角穴10dに係止されおり、このミラー支持具6と7
の間にまたがってミラー5が前傾姿勢に支持される。そ
して、上部,および下部のミラー支持具6,7は先記実
施例1で述べた図1,あるいは図2と同じ構造の支持具
が採用され、図4では下部のミラー支持具7に対して図
2のミラー支持具7と同様に前後列に並ぶ2条のミラー
受け溝部が形成されている。
持具6はミラー支持架台10の天井パネル10bにねじ
止めし、該ミラー支持具6と対をなす下部のミラー支持
具7が上部コーナーを挟んで背面パネル10cに開口し
た角穴10dに係止されおり、このミラー支持具6と7
の間にまたがってミラー5が前傾姿勢に支持される。そ
して、上部,および下部のミラー支持具6,7は先記実
施例1で述べた図1,あるいは図2と同じ構造の支持具
が採用され、図4では下部のミラー支持具7に対して図
2のミラー支持具7と同様に前後列に並ぶ2条のミラー
受け溝部が形成されている。
【0018】かかる構成で、図示実線で表すようにミラ
ー5の下縁を下部ミラー支持具7に形成した前列のミラ
ー受け溝部に係止すればミラー角度がθ1 となり、これ
に対して鎖線で表すようにミラー5の下縁を後列の受け
溝部に差し替えるとミラー角度がθ2 に変更される。次
に、前記の実施例1,実施例2に採用したミラー,およ
びミラー支持具について、本発明の請求項3〜5に対応
する実施例の構造をを図5〜図7に示して説明する。ま
ず、図5は図1における下部のミラー支持具7を対象と
した改良実施例である。すなわち、ミラー5の下縁を支
える下部ミラー支持具7のうち、ミラー5の左右両端を
支える支持具は、ミラー5の横の動きを規制するストッ
パとしての役目を果たす側壁7cを備えた側壁付き支持
具として作られていおり、ミラー5はその左右両端の下
縁を側壁付きミラー支持具7に嵌め込んで支持する。
ー5の下縁を下部ミラー支持具7に形成した前列のミラ
ー受け溝部に係止すればミラー角度がθ1 となり、これ
に対して鎖線で表すようにミラー5の下縁を後列の受け
溝部に差し替えるとミラー角度がθ2 に変更される。次
に、前記の実施例1,実施例2に採用したミラー,およ
びミラー支持具について、本発明の請求項3〜5に対応
する実施例の構造をを図5〜図7に示して説明する。ま
ず、図5は図1における下部のミラー支持具7を対象と
した改良実施例である。すなわち、ミラー5の下縁を支
える下部ミラー支持具7のうち、ミラー5の左右両端を
支える支持具は、ミラー5の横の動きを規制するストッ
パとしての役目を果たす側壁7cを備えた側壁付き支持
具として作られていおり、ミラー5はその左右両端の下
縁を側壁付きミラー支持具7に嵌め込んで支持する。
【0019】かかる構造のミラー支持具7を採用するこ
とにより、工場からショーケースを出荷する際にミラー
5を粘着テープなどで固定しなくても、輸送時の振動な
どでミラー5がミラー支持具から横にずれ動いて不用意
に脱落するのを防止できる。なお、図5は下部のミラー
支持具7について述べたが、上部のミラー支持具6につ
いても同様な構造で実施することができる。
とにより、工場からショーケースを出荷する際にミラー
5を粘着テープなどで固定しなくても、輸送時の振動な
どでミラー5がミラー支持具から横にずれ動いて不用意
に脱落するのを防止できる。なお、図5は下部のミラー
支持具7について述べたが、上部のミラー支持具6につ
いても同様な構造で実施することができる。
【0020】また、図6は前記した図5の応用実施例を
示すものであり、この実施例では図5のミラー支持具7
に側壁7bを一体形成する代わりに、独立部品として作
られた脱落防止用の側壁部品8を該側壁部品8に一体成
形した係止爪8aを介してミラー支持具7の端面を閉塞
するように係止固定したものである。なお、この側壁部
品8は上部側のミラー支持具6に対しても取付けること
ができることは勿論である。この構造によれば、図5の
ミラー支持具と同様に、輸送時にミラー5が不用意に脱
落するのを防止することができるほか、側壁部品8は左
右両端に配置したミラー支持具7へ必要に応じて取付け
ることができるので、ミラー5の両端,および中間部を
支えるミラー支持具の部品共通化が図れる。
示すものであり、この実施例では図5のミラー支持具7
に側壁7bを一体形成する代わりに、独立部品として作
られた脱落防止用の側壁部品8を該側壁部品8に一体成
形した係止爪8aを介してミラー支持具7の端面を閉塞
するように係止固定したものである。なお、この側壁部
品8は上部側のミラー支持具6に対しても取付けること
ができることは勿論である。この構造によれば、図5の
ミラー支持具と同様に、輸送時にミラー5が不用意に脱
落するのを防止することができるほか、側壁部品8は左
右両端に配置したミラー支持具7へ必要に応じて取付け
ることができるので、ミラー5の両端,および中間部を
支えるミラー支持具の部品共通化が図れる。
【0021】さらに、図7の構成では、ミラー5の下縁
に沿ってクッション付きの保護枠9が装着されている。
この保護枠9は硬質プラスチックで作られた断面コ字形
の枠9aの下面に軟質プラスチック製の断面円弧状のク
ッション部9bを一体成形したものである。そして、ミ
ラー5をショーケースに組み込む際に、前記した保護枠
9を下縁側に向けてミラー5を下部のミラー支持具7に
嵌め込んで支持する。これにより、ショーケースの輸送
時に加わる振動,衝撃を保護枠9のクッション部9bが
吸収緩和するので、これによりミラー5の破損が防止で
きる。
に沿ってクッション付きの保護枠9が装着されている。
この保護枠9は硬質プラスチックで作られた断面コ字形
の枠9aの下面に軟質プラスチック製の断面円弧状のク
ッション部9bを一体成形したものである。そして、ミ
ラー5をショーケースに組み込む際に、前記した保護枠
9を下縁側に向けてミラー5を下部のミラー支持具7に
嵌め込んで支持する。これにより、ショーケースの輸送
時に加わる振動,衝撃を保護枠9のクッション部9bが
吸収緩和するので、これによりミラー5の破損が防止で
きる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば次記の効果を奏する。 1)多段形ショーケース,平形ショーケースに組み込ん
だミラーに対して、請求項1または2に記したミラー支
持具を採用することにより、ミラー支持具を定位置に固
定したままミラーを差し替えるだけの簡単な操作で、商
品の陳列状態に合わせてミラーの角度を調整できてサー
ビス性の改善が図れる。
ば次記の効果を奏する。 1)多段形ショーケース,平形ショーケースに組み込ん
だミラーに対して、請求項1または2に記したミラー支
持具を採用することにより、ミラー支持具を定位置に固
定したままミラーを差し替えるだけの簡単な操作で、商
品の陳列状態に合わせてミラーの角度を調整できてサー
ビス性の改善が図れる。
【0023】2)また、ミラーの左右両端を支持するミ
ラー支持具に対して、請求項3,4に記した側壁を設け
ることにより、ショーケースの工場出荷の際に庫内ミラ
ーを粘着テープなどで固定する面倒な補強措置を講じる
ことなく、ロケーション先への輸送時の振動,衝撃など
でミラーが不用意にずれ動いてミラー支持具から脱落す
るといったトラブルを防止できる。
ラー支持具に対して、請求項3,4に記した側壁を設け
ることにより、ショーケースの工場出荷の際に庫内ミラ
ーを粘着テープなどで固定する面倒な補強措置を講じる
ことなく、ロケーション先への輸送時の振動,衝撃など
でミラーが不用意にずれ動いてミラー支持具から脱落す
るといったトラブルを防止できる。
【0024】3)さらに、ミラーの下縁側に請求項5に
記したクッション付き保護枠を設けることにより、ショ
ーケースの輸送時に加わる振動,衝撃を吸収緩和してミ
ラーを破損から安全に保護できる。
記したクッション付き保護枠を設けることにより、ショ
ーケースの輸送時に加わる振動,衝撃を吸収緩和してミ
ラーを破損から安全に保護できる。
【図1】多段形ショーケースを実施対象とする本発明の
実施例1に対応するミラー支持構造を表す側面図
実施例1に対応するミラー支持構造を表す側面図
【図2】図1の応用実施例を示すミラー支持構造の側面
図
図
【図3】平形ショーケースを実施対象とする本発明の実
施例2に対応するミラー支持構造を表す側面図
施例2に対応するミラー支持構造を表す側面図
【図4】図3における要部の詳細構造図
【図5】本発明の実施例による側壁一体形ミラー支持具
の構造を表す外形斜視図
の構造を表す外形斜視図
【図6】本発明の実施例による側壁分離形ミラー支持具
の構造を表す分解斜視図
の構造を表す分解斜視図
【図7】本発明の実施例によるクッション付きミラーの
構造を表す分解斜視図
構造を表す分解斜視図
【図8】庫内ミラー付き多段形オープンショーケース全
体の構成図
体の構成図
【図9】図7における従来のミラー支持構造を表す側面
図
図
1 ケース本体 2 内箱 3 棚支柱 4 商品陳列棚 5 ミラー 6 上部ミラー支持具 6a,6b ミラー受け溝部 7 下部ミラー支持具 7a,7b ミラー受け溝部 8 側壁部品 9 保護枠 9b クッション部
Claims (5)
- 【請求項1】前面を開放したケース本体の庫内に上下段
に並ぶ商品陳列棚,および陳列商品を前方に映し出すミ
ラーを装備した多段形オープンショーケースを対象とす
るショーケースであり、前記ミラーを庫内上部の背面コ
ーナーに取付けた上部,下部のミラー支持具の間にまた
がって前傾姿勢に架設したものにおいて、上部,下部ミ
ラー支持具の少なくとも一方に、前後に位置をずらして
並ぶ複数条のミラー受け溝部を設けたことを特徴とする
ショーケース。 - 【請求項2】上面を開放したケース本体に対してその後
部から逆L字形に起立するミラー支持用架台を備え、こ
こに陳列商品を前方に映し出すミラーを装備した壁面平
形ショーケースを対象とするショーケースであり、前記
ミラーをミラー支持架台のコーナーに取付けた上部,下
部のミラー支持具の間にまたがって前傾姿勢に架設した
ものにおいて、上部,下部ミラー支持具の少なくとも一
方に、前後に位置をずらして並ぶ複数条のミラー受け溝
部を設けたことを特徴とするショーケース。 - 【請求項3】請求項1または2記載のショーケースにお
いて、ミラー支持具のうちミラーの左右両端部を支える
支持具に、ミラー脱落防止用側壁を設けたことを特徴と
するショーケース。 - 【請求項4】請求項3記載のショーケースにおいて、側
壁を別部品としてミラー支持具に係止固定したことを特
徴とするショーケース。 - 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のショ
ーケースにおいて、ミラー板の下縁に沿ってクッション
付きの保護枠を取付けたことを特徴とするショーケー
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29241595A JPH0947340A (ja) | 1995-06-01 | 1995-11-10 | ショーケース |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-134844 | 1995-06-01 | ||
JP13484495 | 1995-06-01 | ||
JP29241595A JPH0947340A (ja) | 1995-06-01 | 1995-11-10 | ショーケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0947340A true JPH0947340A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=26468827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29241595A Pending JPH0947340A (ja) | 1995-06-01 | 1995-11-10 | ショーケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0947340A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2381800A (en) * | 2001-11-07 | 2003-05-14 | Frederic Martin Avery | Wishing well with viewing mirror |
JP2008264236A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Okamura Corp | オープンショーケース |
KR102531911B1 (ko) * | 2022-08-26 | 2023-05-16 | (주)지엘어소시에이츠 | 전시용 진열장 |
-
1995
- 1995-11-10 JP JP29241595A patent/JPH0947340A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2381800A (en) * | 2001-11-07 | 2003-05-14 | Frederic Martin Avery | Wishing well with viewing mirror |
JP2008264236A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Okamura Corp | オープンショーケース |
KR102531911B1 (ko) * | 2022-08-26 | 2023-05-16 | (주)지엘어소시에이츠 | 전시용 진열장 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040316 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050118 |