JP7542301B2 - オープンショーケース - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 展示会名 第53回スーパーマーケット・トレードショー2019 開催場所 住 所 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1 幕張メッセ 開催日 2019年2月13日から2月15日まで(3日間)
本発明は、陳列室に多段状の陳列棚と陳列デッキが設けてあるオープンショーケースに関する。
陳列商品の出し入れを容易化するために、陳列室の底部の陳列デッキをショーケース本体に対して出し入れ可能とすることは、例えば特許文献1のオープンショーケースに開示されている。特許文献1のオープンショーケースでは、基部と、棚板と、棚板の前縁に配置されるストッパーで陳列棚(陳列デッキ)を構成しており、陳列室の底部左右壁に固定した案内レールで陳列棚を出し入れ可能に案内している。基部の前側には冷気吸込み部材が連結されており、その前縁にフロントパネルが固定され、同パネルの内側に冷気吸込口が開口されている。陳列棚がショーケース本体の前方へ引出される際には、フロントパネルと冷気吸込み部材が同行移動する。
特開2016-106828号公報
オープンショーケースは、陳列商品の種類や大きさ、あるいは陳列商品量の違いなどに応じて、陳列デッキを出し入れ可能な可動態様に設定し、あるいは出し入れ不能な固定態様に設定する。また、左右幅が大きなオープンショーケースの場合にはショーケース本体を2分して、左右いずれか一方の陳列デッキを可動態様とし、他方を固定態様に設定して使用することもある。このように、可動態様の陳列デッキと固定態様の陳列デッキを使い分けるオープンショーケースにおいては、可動態様の陳列デッキの陳列面の高さが、固定態様の陳列デッキの陳列面の高さより、出し入れ構造の分だけ高くなってしまう。そのため、可動態様の陳列デッキと固定態様の陳列デッキに同種、同サイズの商品を陳列するとき、陳列された商品群の高さに段差が生じるため統一感が得られにくい。また、陳列室の最下段の陳列棚の高さが左右半部で同じに設定してある場合には、可動態様の陳列デッキと最下段の陳列棚の間の上下間隔が出し入れ構造の分だけ小さくなるため、陳列商品の高さによっては、固定態様の陳列デッキ上に陳列することはできても、可動態様の陳列デッキ上には陳列できないことがある。
本発明の目的は、可動陳列デッキの載置面(陳列面)の高さを、固定陳列デッキの載置面の高さと同じにして、統一感のある状態で商品の陳列を行えるオープンショーケースを提供することにある。
本発明に係るオープンショーケースは、陳列室2を備えたショーケース本体1が、隣接する単位ケース体1A・1Bを接続して構成されている。各単位ケース体1A・1Bの底部の左右にはデッキ装着枠13が設けられている。単位ケース体1A・1Bのいずれか一方のデッキ装着枠13の装着面16に固定陳列デッキ14Aが設けられ、他方のデッキ装着枠13の装着面16に可動陳列デッキ14Bが設けられて、各デッキ14A・14Bの下面に送風通路4aが区画されている。デッキ装着枠13の装着面16の高さ位置は、いずれの単位ケース体1A・1Bにおいても同一に設定されている。固定陳列デッキ14Aの中空パネル状に構成されるデッキ本体25は、横長四角状の載置面27となるデッキ壁と、デッキ壁の4辺部を下向きに折曲げた周側壁25aと、各周側壁25aの下端を内向きに折曲げた座壁25bとを有し、左右の座壁25bがデッキ装着枠13の装着面16で支持され、前側の周側壁25aの座壁25bがデッキ装着枠13の前部に橋絡固定される前枠28で支持されている。可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41は、横長四角形状の載置面48となるデッキ壁を有し、デッキ本体41の底壁と左右のデッキ装着枠13の装着面16の間に配置したスライド構造で出し入れ可能に支持されている。そして、スライド構造を介したデッキ装着枠13の装着面16から可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41の載置面48までの高さ寸法と、左右の周側壁25aの高さ寸法と座壁25bの厚み寸法とデッキ壁の厚み寸法の和で規定されるデッキ装着枠13の装着面16から固定陳列デッキ14Aのデッキ本体25の載置面27までの高さ寸法とが同一寸法に設定されており、可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41の載置面48が、固定陳列デッキ14Aのデッキ本体25の載置面27と同一平面上に位置するように構成されていることを特徴とする。
スライド構造は、デッキ装着枠13に第1ブラケットを介して固定される固定レール43と、デッキ本体41に第2ブラケット44を介して固定される可動レール45と、固定レール43と可動レール45の間に配置されるローラー枠46とを備えている。可動レール45のスライド中心Pはデッキ装着枠13の装着面16より下側に位置しており、かつ、可動レール45の出し入れ軌跡が送風通路4aの前壁22の上端より上方に位置している。
可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41の前部に、循環空気の吸込口構造とカードスタンド51が固定されている。可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41が陳列室2の前方へ引出される状態において、吸込口構造およびカードスタンド51がデッキ本体41に同行して前方へ引出される。
固定陳列デッキ14Aのデッキ本体25の後部下面に補強枠26が固定されている。送風通路4aの内部に設けた脚枠19で前記補強枠26を支持している。
本発明に係るオープンショーケースにおいては、スライド構造を介したデッキ装着枠13から可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41の載置面48までの高さ寸法と、デッキ装着枠13から固定陳列デッキ14Aのデッキ本体25の載置面27までの高さ寸法とを同一寸法に設定して、可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41の載置面48が、固定陳列デッキ14Aのデッキ本体25の載置面27と同一平面上に位置するように構成したので、可動陳列デッキ14Bの載置面48の高さと、固定陳列デッキ14Aの載置面27の高さを面一にすることができる。したがって本発明に係るオープンショーケースによれば、各載置面27・48に同種、同サイズの商品を陳列するとき、陳列された商品群の高さに段差が生じるのを解消して、統一感のある状態で商品の陳列を行うことができる。
スライド構造は、デッキ装着枠13に第1ブラケットを介して固定される固定レール43と、デッキ本体41に第2ブラケット44を介して固定される可動レール45と、固定レール43と可動レール45の間に配置されるローラー枠46などで構成するようにした。こうしたスライド構造によれば、デッキ本体41に大量の陳列商品が載置してある場合でも、デッキ本体41を軽快かつ円滑に出し入れできる。また、可動レール45のスライド中心Pをデッキ装着枠13の装着面16より下側に位置させているので、デッキ本体41の載置面48をより低く設定して、上下高さが大きな商品をデッキ本体41上に陳列することができる。さらに、可動レール45の出し入れ軌跡が送風通路4aの前壁22の上端より上方に位置しているので、可動レール45やデッキ本体41が前壁22に接当干渉するのを確実に避けながらデッキ本体41を出し入れできる。
可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41の前部に、循環空気の吸込口構造とカードスタンド51が固定されている。こうした可動陳列デッキ14Bによれば、デッキ本体41が引出されるときは、吸込口構造が同行して前方へ引出されるので、デッキ本体41を前方へ引出す前に吸込口構造を取外す必要がなく、より少ない手間でデッキ本体41の出し入れを行える。また、デッキ本体41を陳列室2内へ戻すだけで、吸込口構造およびカードスタンド51を適正位置まで復帰させることができる。
固定陳列デッキ14Aのデッキ本体25の後部下面に補強枠26を固定し、送風通路4aの内部に設けた脚枠19で補強枠26を支持するようにした。このように、デッキ本体25を左右のデッキ装着枠13および前枠28で支持したうえで、脚枠19で補強枠26を支持すると、デッキ本体25の後部に作用する荷重を脚枠19に負担させることができるので、デッキ本体25をさらに強固に支持して、安定した状態で陳列商品を支持できる。
本発明に係るオープンショーケースの陳列デッキを示す縦断正面図である。 オープンショーケースの正面図である。 ショーケース本体の分解斜視図である。 単位ケース体の底部構造を示す斜視図である。 単位ケース体と陳列デッキの関係構造を示す分解側面図である。 固定陳列デッキの縦断正面図である。 図6におけるA-A線断面図である。 可動陳列デッキの縦断正面図である。 図8におけるB-B線断面図である。 図8におけるC-C線断面図である。 デッキ本体を前方へ引出した状態の縦断側面図である。
(実施例) 図1から図11に本発明の実施例に係るオープンショーケースを示す。図2に示すように、オープンショーケースは、ショーケース本体1の内部に前面が開口する陳列室2を備える。陳列室2の背壁には多段状の陳列棚3が設けられており、陳列室2の底部、背部、および上部には、冷気を循環させる循環通路4が設けられている。ショーケース本体1は、2分された左半側の単位ケース体1Aと、右半側の単位ケース体1Bを接続してなるものであり、各単位ケース体1A・1Bの側面開口に側壁5を固定して構成されている(図3参照)。ショーケース本体1は、全体として1.8m前後の左右幅を有する。個々の単位ケース体1A・1Bは、それぞれ冷気を循環させる循環通路4を備えている。循環通路4は、循環ファン6が配置される底部の送風通路4aと、蒸発器7が配置される背部の冷却通路4bと、吹出口8を備えた上部の吹出通路4cとで構成される(図5参照)。吹出口8から後述する吸込口構造に向かって冷気を吹出すことにより、陳列室2の前面にエアーカーテンを形成して外気の侵入を遮断できる。
各単位ケース体1A・1Bと側壁5とを締結固定する場合には、図3に向かって左端の側壁5に、左側の単位ケース体1Aの左壁を合計6個のボルトで締結する。また、単位ケース体1Aの右壁に、右側の単位ケース体1Bの左壁を合計6個のボルトで締結する。さらに、右側の単位ケース体1Bの右壁に、右端の側壁5を合計6個のボルトで締結する。このとき、ボルトの締結作業を容易化するために、各単位ケース体1A・1Bの吹出通路4cの上壁前部と、下壁の前後中途部、および陳列室2の背壁の上下中途部に、ボルトをねじ込み操作するための開口9が設けられている。各単位ケース体1A・1Bと側壁5を締結固定したのち、開口9は図示していない蓋体で塞がれる。図2において、符号10は陳列棚3を支持する棚柱であり、各棚柱10は各単位ケース体1A・1Bの背壁の左右両側に固定されている。
各単位ケース体1A・1Bの底部には、同じ構造のデッキ装着枠13が設けられており、各デッキ装着枠13に陳列デッキを組むことにより、各デッキの下方に送風通路4aが区画される。陳列デッキは、デッキ本体部を出し入れできない固定陳列デッキ14Aと、デッキ本体部を出し入れできる可動陳列デッキ14Bの2種があり、陳列商品の種類や大きさ、あるいは陳列商品量の違いなどに応じて、いずれか一方を各単位ケース体1A・1Bの底部に組込むことができる。本実施例のショーケースでは、図1に示すように、左側の単位ケース体1Aの底部に固定陳列デッキ14Aが組込まれ、右側の単位ケース体1Bの底部に可動陳列デッキ14Bが組込まれている。尤も、固定陳列デッキ14Aを右側の単位ケース体1Bの底部に組み、可動陳列デッキ14Bを左側の単位ケース体1Aの底部に組んでもよい。
図1に示すようにデッキ装着枠13は、送風通路4aの左右側面を区画する底側壁15の上端を内向きに折曲げて形成されており、各単位ケース体1A・1Bごとに左右一対ずつ設けられている。デッキ装着枠13の上端の装着面16の前端寄りには、ねじ穴17が形成されており、装着面16の後端寄りには、取付ボルト18がねじ込み装着されている。各単位ケース体1A・1Bの底壁の中央後部寄りには、デッキ装着枠13と協同してデッキ本体25を支持するハット形の脚枠19が固定されている。図1、図6、図8に、各単位ケース体1A・1Bおよび側壁5を締結して一体化するボルト20とウェルディングナット21を示す。可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41を陳列室2の前方へ引き出し可能とするために、デッキ装着枠13の装着面16は、送風通路4aの前壁22の上端より上方に突出されている(図9参照)。
固定陳列デッキ14Aは、中空パネル状に構成されるデッキ本体25と、同本体25の下面の左右中央に固定される補強枠26とを備えている。デッキ本体25は、横長四角状のデッキ壁を有し、その4辺部を下向きに折曲げて周側壁25aとし、さらに各周側壁25aの下端を内向きに折曲げて座壁25bとしている。デッキ壁の上面が陳列商品を載置するための載置面27となる。固定陳列デッキ14Aをデッキ装着枠13に載置した状態では、図6に示すように、左右の座壁25bがデッキ装着枠13の装着面16で支持され、デッキ本体25の前側の周側壁25aの座壁25bが、デッキ装着枠13の前部に橋絡固定される前枠28で支持され(図7参照)、さらに補強枠26が脚枠19で支持される。
前枠28は断面がL字状の枠体からなり、枠体の左右両側をデッキ装着枠13の前部に橋絡した状態で、前枠28に挿通したボルト29をねじ穴17にねじ込むことにより、デッキ装着枠13に固定される。この状態の枠体の上縁は、デッキ本体25の載置面27より僅かに上方へ突出している。左右の周側壁25aの前後端と同壁25aの後部寄りには、取付ボルト18およびボルト29との干渉を避け、あるいは前枠28および陳列室2の背壁の座壁を受け入れる逃げ部30が切欠き形成されている。
先に説明したように、固定陳列デッキ14Aのデッキ本体25は送風通路4aの上面を覆っており、送風通路4aの前壁22の内面に固定した受枠31と前枠28との間に循環空気の吸込口構造とカードスタンド32とが設けられている。吸込口構造は、一群のスリット33が形成された横長の蓋枠34と、蓋枠34の内面に配置されるフィルター35とを備えており、蓋枠34およびフィルター35が受枠31に向かって下り傾斜する状態で、前枠28と受枠31との間に嵌め込まれている。フィルター35は必要に応じて蓋枠34から取り外すことができる。カードスタンド32には、商品価格を表示するカード36が装着されている。
可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41は、上向きに開口する四角皿状に構成されて、左右のデッキ装着枠13とデッキ本体41の底壁の間に配置したスライド構造で出し入れ可能に支持されている。デッキ本体41は、横長四角形状のデッキ壁を有し、その4辺部を上向きに折曲げて周側壁41aとしている。スライド構造は、デッキ装着枠13の装着面16に第1ブラケット42を介して固定される固定レール43と、デッキ本体41の底壁に第2ブラケット44を介して固定される可動レール45と、固定レール43と可動レール45の間に配置されるローラー枠46などを備えた、市販のベアリング型のスライドレールで構成されている。ローラー枠46の上下には一群の鋼製のボール47が一定間隔おきに配置されて、図示していないリテーナで回転自在に保持されている。
可動陳列デッキ14Bにおいては、デッキ本体41の底壁の上面が、陳列商品を載置するための載置面48となる。デッキ本体41を支障なく出し入れするために、デッキ本体41が出し入れされるときの可動レール45の出し入れ軌跡は、送風通路4aの前壁22の上端より上方に位置されている(図9参照)。また、スライド構造の下半側はデッキ装着枠13の装着面16より下側に位置されている。そのうえで、スライド構造を介したデッキ装着枠13から可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41の載置面48までの高さ寸法と、デッキ装着枠13から固定陳列デッキ14Aのデッキ本体25の載置面27までの高さ寸法とが同一寸法に設定されており、可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41の載置面48が、固定陳列デッキ14Aのデッキ本体25の載置面27と同一平面上に位置するように構成した。なお、本実施例では図1に示すように、可動レール45のスライド中心(レール中心)Pは、デッキ装着枠13の装着面16より下側に位置している。
可動陳列デッキ14Bにおいては、左右の第2ブラケット44の前端間に、循環空気の吸込口構造とカードスタンド51とが設けられている。吸込口構造は、一群のスリット52が形成された横長の蓋枠53と、蓋枠53の内面に配置されるフィルター54とを備えており、蓋枠53が受枠31に向かって下り傾斜し、フィルター54が水平姿勢で支持される状態で、蓋枠53が第2ブラケット44に固定されている。フィルター54は必要に応じて蓋枠53から取り外すことができる。カードスタンド51には、商品価格を表示するカード55が装着されている。可動陳列デッキ14Bは、図10に示す状態でデッキ装着枠13に組付けられる。左右の第1ブラケット42の上面後端に設けた組付溝56を取付ボルト18に係合し、前部に設けたボルト穴57に挿通したボルトをねじ穴17にねじ込むことにより、デッキ本体41およびスライド構造をデッキ装着枠13に固定することができる。
上記のように、本実施例のオープンショーケースでは、スライド構造を介したデッキ装着枠13から可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41の載置面48までの高さ寸法と、デッキ装着枠13から固定陳列デッキ14Aのデッキ本体25の載置面27までの高さ寸法とを同一寸法に設定して、可動陳列デッキ14Bのデッキ本体41の載置面48が、固定陳列デッキ14Aのデッキ本体25の載置面27と同一平面上に位置するように構成したので、各載置面27・48に同種、同サイズの商品を陳列するとき、陳列された商品群の高さに段差が生じるのを解消して、統一感のある状態で商品の陳列を行うことができる。また、各単位ケース体1A・1Bに設けられるデッキ装着枠13の装着面16の高さが同じであるので、各単位ケース体1A・1Bに固定陳列デッキ14Aと可動陳列デッキ14Bが設けてある状態から、固定陳列デッキ14Aのみ、あるいは可動陳列デッキ14Bのみが設けられている状態にデッキ仕様を変更する作業を簡便に行うことができる。
スライド構造を、固定レール43と、可動レール45と、両レール43・45の間に配置されるローラー枠46などで構成したので、デッキ本体41に大量の陳列商品が載置してある場合でも、デッキ本体41を軽快かつ円滑に出し入れできる。また、可動レール45のスライド中心Pをデッキ装着枠13の装着面16より下側に位置させたので、デッキ本体41の載置面48をより低く設定して、上下高さが大きな商品をデッキ本体41上に陳列することができる。さらに、可動レール45の出し入れ軌跡を送風通路4aの前壁22の上端より上方に位置させたので、可動レール45やデッキ本体41が前壁22に接当干渉するのを確実に避けながらデッキ本体41を出し入れできる。
可動陳列デッキ14Bにおいて陳列商品の入換えや補充を行う場合には、図11に示すようにデッキ本体41を陳列室2の前方へ引出して、その載置面48を最下段の陳列棚3より前側へ配置させる。このように、デッキ本体41が陳列棚3より前側へ引出された状態では、載置面48を遮るものがないので陳列商品の入換えや補充を効率良く行うことができる。また、デッキ本体41が引出されるときは、吸込口構造が同行して引出されるので、デッキ本体41を前方へ引出す前に吸込口構造を取外す必要がなく、より少ない手間でデッキ本体41の出し入れを行えるうえ、デッキ本体41を陳列室2内へ戻すだけで、吸込口構造およびカードスタンド51を適正位置まで復帰させることができる。
デッキ本体25の後部下面に補強枠26を固定し、送風通路4aの内部に設けた脚枠19で補強枠26を支持するようにしたので、換言すれば、デッキ本体25を左右のデッキ装着枠13および前枠28で支持したうえで、脚枠19で補強枠26を支持するようにしたので、デッキ本体25の後部に作用する荷重を脚枠19に負担させることができ、デッキ本体25をさらに強固に支持して、安定した状態で陳列商品を支持することができる。
上記の実施例では、市販されているベアリング型のスライドレールでスライド構造を構成したがその必要はなく、スライド構造はローラー型のスライドレールや戸車を用いて構成してあってもよい。本発明は、温蔵用の陳列棚3を備えているオープンショーケースにも適用できる。単位ケース体1A・1Bの左右幅が小さい(90cm未満)場合には、脚枠19は省略することができ、逆に単位ケース体1A・1Bの左右幅が大きい(120cm以上)場合には、脚枠19を設けることが好ましい。
1 ショーケース本体
1A 左側の単位ケース体
1B 右側の単位ケース体
2 陳列室
3 陳列棚
4 循環通路
4a 送風通路
13 デッキ装着枠
14A 固定陳列デッキ
14B 可動陳列デッキ
16 装着面
19 脚枠
22 送風通路の前壁
25 固定陳列デッキのデッキ本体
26 補強枠
27 載置面
28 前枠
41 可動陳列デッキのデッキ本体
42 第1ブラケット
43 固定レール
44 第2ブラケット
45 可動レール
46 ローラー枠
48 載置面
P スライド中心

Claims (4)

  1. 陳列室(2)を備えたショーケース本体(1)が、隣接する単位ケース体(1A・1B)を接続して構成されているショーケースであって、
    各単位ケース体(1A・1B)の底部の左右にはデッキ装着枠(13)が設けられており、
    単位ケース体(1A・1B)のいずれか一方のデッキ装着枠(13)の装着面(16)に固定陳列デッキ(14A)が設けられ、他方のデッキ装着枠(13)の装着面(16)に可動陳列デッキ(14B)が設けられて、各デッキ(14A・14B)の下面に送風通路(4a)が区画されており、
    デッキ装着枠(13)の装着面(16)の高さ位置は、いずれの単位ケース体(1A・1B)においても同一に設定されており、
    固定陳列デッキ(14A)の中空パネル状に構成されるデッキ本体(25)は、横長四角状の載置面(27)となるデッキ壁と、デッキ壁の4辺部を下向きに折曲げた周側壁(25a)と、各周側壁(25a)の下端を内向きに折曲げた座壁(25b)とを有し、左右の座壁(25b)がデッキ装着枠(13)の装着面(16)で支持され、前側の周側壁(25a)の座壁(25b)がデッキ装着枠(13)の前部に橋絡固定される前枠(28)で支持されており、
    可動陳列デッキ(14B)のデッキ本体(41)は、横長四角形状の載置面(48)となるデッキ壁を有し、デッキ本体(41)の底壁と左右のデッキ装着枠(13)の装着面(16)の間に配置したスライド構造で出し入れ可能に支持されており、
    スライド構造を介したデッキ装着枠(13)の装着面(16)から可動陳列デッキ(14B)のデッキ本体(41)の載置面(48)までの高さ寸法と、左右の周側壁(25a)の高さ寸法と座壁(25b)の厚み寸法とデッキ壁の厚み寸法の和で規定されるデッキ装着枠(13)の装着面(16)から固定陳列デッキ(14A)のデッキ本体(25)の載置面(27)までの高さ寸法とが同一寸法に設定されており、可動陳列デッキ(14B)のデッキ本体(41)の載置面(48)が、固定陳列デッキ(14A)のデッキ本体(25)の載置面(27)と同一平面上に位置するように構成されていることを特徴とするオープンショーケース。
  2. スライド構造は、デッキ装着枠(13)に第1ブラケット(42)を介して固定される固定レール(43)と、デッキ本体(41)に第2ブラケット(44)を介して固定される可動レール(45)と、固定レール(43)と可動レール(45)の間に配置されるローラー枠(46)とを備えており、
    可動レール(45)のスライド中心(P)は、デッキ装着枠(13)の装着面(16)より下側に位置しており、かつ、可動レール(45)の出し入れ軌跡が送風通路(4a)の前壁(22)の上端より上方に位置している請求項1に記載のオープンショーケース。
  3. 可動陳列デッキ(14B)のデッキ本体(41)の前部に、循環空気の吸込口構造とカードスタンド(51)が固定されており、
    可動陳列デッキ(14B)のデッキ本体(41)が陳列室(2)の前方へ引出される状態において、吸込口構造およびカードスタンド(51)がデッキ本体(41)に同行して前方へ引出される請求項1、または2に記載のオープンショーケース。
  4. 固定陳列デッキ(14A)のデッキ本体(25)の後部下面に補強枠(26)が固定されており、
    送風通路(4a)の内部に設けた脚枠(19)で前記補強枠(26)を支持している請求項1から3のいずれかひとつに記載のオープンショーケース。
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