JP2873546B2 - 冷蔵ショーケースにおける棚板の支持構造 - Google Patents
冷蔵ショーケースにおける棚板の支持構造Info
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Description
にその棚板の支持構造に関する。
内の底部を閉鎖して冷気循環通路を形成するとともに、
商品を載置する最下段の棚板である底板を、取り外し可
能に取り付け、これを取り外すことにより、冷気循環通
路の点検、清掃が行えるようにしている。このような冷
蔵ショーケースでは、載置する商品に応じて庫内の高さ
や角度を変更するために、底板上にワイヤラックが取り
付けられるようになっているが、青果等の商品がこのワ
イヤラックに食い込んで、傷みを生じやすい。また、日
常の送風機等の点検や冷気循環通路底部の清掃の際に
は、ワイヤラック及び底板の両方ともを取り外すのに手
間がかかる。
−11970号公報記載の冷蔵ショーケースでは、貯蔵
室の前部に位置する仕切板の前板部と、背部に位置する
仕切板の背板部のラック穴に、金属製ワイヤラックの前
後両端の突起を係止し、ワイヤラックに底板を載置し
て、底板上に商品を載置できるようにするとともに、底
板を取り外して、ワイヤラックを介して点検できるよう
になっている。
術は、金属製のワイヤラックに底板を載置するだけの構
成であるので、底板の角度の変更やワイヤラックの取り
外しに当たっては、底板を持ち上げて外してから、ワイ
ヤラックの角度の変更や取り外しを行うという二度手間
の作業を行わざるを得なかった。また、送風機の点検、
冷気循環通路底部の清掃の際には、結局は、底板、ワイ
ヤラック双方を取り外す手間を要する。
状体に形成したものであるので、強度が十分ではなく、
ワイヤラックと一体となって強度を保持する構成として
あり、そのため、ワイヤラックを取り外し、底板だけで
用いることができないという問題がある。その上、ワイ
ヤラック上に底板を載置しただけの構造であると、底板
が前後左右に遊動したり、地震等の振動により、底板が
大きくがたついて移動し、底板に載置した商品が転倒し
たり、山積みにした商品が崩れたりしやすい。さらにま
た、ワイヤラックと底板とが脱落して、載置されている
商品ばかりか、送風機をも損傷することがある。
克服し、取付け取り外しが容易で、かつ取付角度の変更
が容易な冷蔵ショーケースにおける棚板の支持構造を提
供することを目的とする。
題は、次のようにして解決される。 (1) 棚板の前後の縁部より垂下する各垂下片に、それ
ぞれ左右1対の貫通孔を穿設し、各貫通孔に貫通した左
右1対の支持杆における両垂下片より外方に突出する端
部を、ショーケースの内壁に穿設した係止孔に係止させ
ることにより、棚板をショーケース内に支持させ、かつ
支持杆の中間部外周に突設したピンを、棚板の下面に固
着した補強杆に穿設した係合孔に係合する。
端部に、下向きのピンを突設する。
端部に突設したピンと、中間部に突設したピンの向き
を、支持杆の中心線に関して90゜異ならせる。
下片に穿設した貫通孔を、支持杆が挿通しうる大径孔
と、大径孔より一側方に延出し、ピンが挿通しうるよう
にした横長孔とを備えるだるま孔状とする。
て、補強杆を、支持杆を覆うほぼ上向コ字状の断面形状
をなすものとし、かつその一方の側壁部に係合孔を穿設
する。
て、係合孔が穿設された補強杆の面と、支持杆とを近接
して配設するとともに、支持杆を若干弾性撓曲可能な材
料により形成し、かつ支持杆の中間部に突設したピンの
長さを、支持杆を軸心まわりに回動させることにより、
前記ピンの先端を補強杆の前記側壁に沿って摺接させつ
つ、支持杆を弾性撓曲させて、前記ピンが係合孔に係合
するような長さとする。
周に突設したピンを、棚板の下面に固着した補強杆に穿
設した係合孔に係止させたことにより、棚板に対する各
支持杆の前後方向の移動が阻止され、かつその状態で、
棚板の前後の垂下片を貫通して外方に突出した各支持杆
の端部を、ショーケースの内壁に穿設した係止孔に係止
させることにより、棚板は簡単かつ確実にショーケース
内に支持される。
を前後方向に縦断して示す図であり、この図から明らか
なように、前面開放の冷蔵ショーケースは、断熱性の箱
状の外壁(1)と内壁(2)との間に冷気循環通路(3)を備
えている。冷気循環通路(3)は、前面上部の吹出口(6)
で終わっており、ここから前面下部の吸込口(8)に向け
て冷気を吹き出して、冷蔵ショーケースの前面に冷気の
エヤカーテンを形成する。前面下部の吸込口(8)から周
辺空気とともに回収された暖められた冷気は、外壁(1)
の底部と最下段の棚板である底板(7)との間に画成され
た冷気循環通路(3)の部分から、送風機(4)により熱交
換器(5)を通されて、再び温度の下がった冷気となり、
冷気循環通路(3)内を上方へと矢印に示すように循環さ
せられる。
内壁(2)の前面板をなす吸込口(8)の後壁(9)に穿設し
た係止孔(17b)に嵌合し、かつ支持杆(15)の後端部を、
内壁(2)の後面板(10)に穿設した上下に並ぶ複数の係止
孔(17a)のひとつに嵌合することにより取り付けられる
が、この底板(7)の詳細を、以下に図2〜図4を参照し
て述べる。
四辺を直角に折り曲げて垂下片(11)を形成した、下方に
開口する箱形の部材である。互いに対向する前後の垂下
片(11)(11)には、それぞれ左右2カ所に貫通孔(12)(12)
が穿設されている。この貫通孔(12)は、支持杆(15)が挿
通しうる大径孔(12a)と、大径孔(12a)より外側方に向か
って延出し、後述するピン(14a)(14b)が挿通しうるよう
にした横長孔(12b)とを備えるだるま孔状としてある。
1)間には、断面ほぼ上向きコ字状をなす補強杆(13)が溶
接されている。すなわち、補強杆(13)は、その上端の開
口する面が底板(7)の下面に接するように、しかも前後
の貫通孔(12)(12)が、コ字の中心にくるようにして、底
板(7)に点溶接されている。この溶接した状態を、図3
に示してある。
支持杆(15)は、一方の貫通孔(12)より、補強杆(13)の内
部空間を通って、他方の貫通孔(12)へと貫通している。
この支持杆(15)は、貫通孔(12)の大径孔(12a)の直径と
見合う直径を有し、両端部には、貫通孔(12)の横長孔(1
2b)に見合う長さのピン(14a)が軸心と直角をなす下向き
に突出するよう溶接されており、さらに、中央部には、
同じく貫通孔(12)の横長孔(12b)に見合う長さのピン(14
b)が、軸心と直角をなすが、ピン(14a)とは90度角度
を異にする横向きに突出するように溶接されている。補
強杆(13)の側壁部の中央位置には、ピン(14b)に見合う
係合孔(16)が穿設されている。
を、そのピン(14a)が貫通孔(12)の横長孔(12b)に合致す
る向きとして、この貫通孔(12)に挿通してゆき、その間
に支持杆(15)をその軸心回りに90度回動させて、中央
部のピン(14b)を、貫通孔(12)の横長孔(12b)に一致させ
る。この状態で中央部のピン(14b)を通過させる。な
お、支持杆(15)の挿通を進め、反対側の貫通孔(12)に
も、90度回動させることにより通過させる。
の前後の垂下片(11)(11)に挿通してから、中央部のピン
(14b)の位置を、補強杆(13)の係合孔(16)の位置に合わ
せて、支持杆(15)をその軸心回りに回動させると、ピン
(14b)は係合孔(16)にはまりこんで、支持杆(15)が固定
される。補強杆(13)のコ字形の内部空間は、ピン(14b)
が、支持杆(15)が若干撓みながら、補強杆(13)の内壁を
擦って回動し、係合孔(16)にはまりこむような寸法に設
定されている。このようにして支持杆(15)を取り付けた
底板(7)を図4に示している。この取付状態において、
支持杆(15)の両端部のピン(14a)は下方を向いている。
5)を取り付けられた底板(7)は、図1に示すように冷蔵
ショーケースの内部において、下方に冷気循環通路の一
部を画成するようにして底部に取り付けられている。す
なわち、まず支持杆(15)の前端部を冷気の吸込口(8)の
後壁(9)に穿設した係止孔(17b)に十分に挿通し、次い
で、支持杆(15)の後端部を、内壁(2)の後面板(10)に穿
設した上下に並ぶ複数の係止孔(17a)のひとつに挿通し
て、そのピン(14a)を係止孔(17a)に引っかけて止めるの
である。
板である底板の支持構造だけでなく、それより上方に配
置する棚板の支持構造にも適用することができる。この
場合は、上記の後壁(9)の代りに、ショーケースの両側
板間にパイプ状または板状の支持杆を架設し、その後面
に穿設した係止孔に、支持杆の前端部を係止させるよう
にするのがよい。
固着し、この補強杆に穿孔した係合孔に、支持杆の中間
部に突設したピンを係合させたことにより、支持杆の棚
板に対する軸線方向の移動が阻止され(実施例のもので
は回り止めもなされる)、これら支持杆と棚板とを一緒
にショーケース内より上方に取り外すことができる。し
たがって、棚板を取り外してから支持杆をショーケース
から取り外すという二度手間を掛ける無駄がない。
るので、傾斜角度をつけない場合には、支持杆を外して
棚板だけで用いても十分に使用に耐えうる強度を有し、
支持杆は、補強杆の係合孔にピンを係合させて取り付け
られるので、簡単に棚板に着脱できる。
係合孔に係合させたこと、及び両支持杆の両端をショー
ケースの内壁に突設した係止孔に係止したことにより、
地震などの振動により棚板が大きくがたつき、棚板に載
置した商品が転倒したり、山積みにした商品が崩れるな
どのおそれを防止することができる。
部に、下向きのピンを突設して、これをショーケースの
内壁に穿設した係止孔に係止させてあるので、棚板の脱
落をより効果的に防止することができる。
ば、中間部のピンを補強杆に穿設した係合孔に係合させ
たとき、両端部のピンが常に下方を向き、それらのピン
の係止孔からの脱落を防止することができる。
片に穿設した貫通孔を、大径孔と横長孔とを有するだる
ま孔状とすると、ピンを有する支持杆の挿通を許容しな
がら、貫通孔による支持杆のゆるみない確保を保証する
ことができる。
と、棚板の強度を増大させることができるとともに、支
持杆が補強杆によって覆われ、棚板を下から見たときの
外観が向上する。
と、支持杆を棚板に貫通させた後、若干まわすだけで支
持杆を棚板に簡単に装着することができ、組付け作業を
迅速に行なうことができ、また、中間のピンが補強杆の
係合孔に係合すると、支持杆は回り止めされ、両端部の
ピンは下向きの状態で拘束され、棚板が妄りに外れるこ
とはなくなる。また一旦中間のピンが係合孔に係合する
と、そのピンが係合孔から偶発的に外れるようなことは
ない。
図である。
ある底板に補強杆を取り付ける直前の状態を示す斜視図
である。
取り付ける直前の状態を示す斜視図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 棚板の前後の縁部より垂下する各垂下片
に、それぞれ左右1対の貫通孔を穿設し、各貫通孔に貫
通した左右1対の支持杆における両垂下片より外方に突
出する端部を、ショーケースの内壁に穿設した係止孔に
係止させることにより、棚板をショーケース内に支持さ
せ、かつ支持杆の中間部外周に突設したピンを、棚板の
下面に固着した補強杆に穿設した係合孔に係合したこと
を特徴とする冷蔵ショーケースにおける棚板の支持構
造。 - 【請求項2】 各支持杆の両端部に、下向きのピンを突
設した請求項1記載の冷蔵ショーケースにおける棚板の
支持構造。 - 【請求項3】 各支持杆の両端部に突設したピンと、中
間部に突設したピンの向きを、支持杆の中心線に関して
90゜異ならせた請求項2記載の冷蔵ショーケースにお
ける棚板の支持構造。 - 【請求項4】 垂下片に穿設した貫通孔を、支持杆が挿
通しうる大径孔と、大径孔より一側方に延出し、ピンが
挿通しうるようにした横長孔とを備えるだるま孔状とし
た請求項2または3記載の冷蔵ショーケースにおける棚
板の支持構造。 - 【請求項5】 補強杆を、支持杆を覆うほぼ上向コ字状
の断面形状をなすものとし、かつその一方の側壁部に係
合孔を穿設した請求項1〜4のいずれかに記載の冷蔵シ
ョーケースにおける棚板の支持構造。 - 【請求項6】 係合孔が穿設された補強杆の面と、支持
杆とを近接して配設するとともに、支持杆を若干弾性撓
曲可能な材料により形成し、かつ支持杆の中間部に突設
したピンの長さを、支持杆を軸心まわりに回動させるこ
とにより、前記ピンの先端を補強杆の前記側壁に沿って
摺接させつつ、支持杆を弾性撓曲させて、前記ピンが係
合孔に係合するような長さとした請求項1〜5のいずれ
かに記載の冷蔵ショーケースにおける棚板の支持構造。
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5102895A JP2873546B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 冷蔵ショーケースにおける棚板の支持構造 |
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JPH08242983A JPH08242983A (ja) | 1996-09-24 |
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Family Applications (1)
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JP5102895A Expired - Fee Related JP2873546B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 冷蔵ショーケースにおける棚板の支持構造 |
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KR200474115Y1 (ko) * | 2012-06-07 | 2014-08-22 | 세대산전 주식회사 | 쇼케이스용 선반 |
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1995
- 1995-03-10 JP JP5102895A patent/JP2873546B2/ja not_active Expired - Fee Related
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