JPH0946991A - 磁石発電機の回転子および回転子抜き取り工具 - Google Patents

磁石発電機の回転子および回転子抜き取り工具

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JPH0946991A
JPH0946991A JP21097795A JP21097795A JPH0946991A JP H0946991 A JPH0946991 A JP H0946991A JP 21097795 A JP21097795 A JP 21097795A JP 21097795 A JP21097795 A JP 21097795A JP H0946991 A JPH0946991 A JP H0946991A
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crankshaft
hole
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Masao Iwata
雅夫 岩田
Yoshiki Kitamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ孔穿設などの追加加工を施すことなく、
抜き取り工具によってクランクシャフトから回転子を簡
単かつ迅速に抜き取り可能にする。 【解決手段】 回転体1に、該回転体1をクランクシャ
フト5から抜き取るための抜き取り工具Hの引き抜き部
材10が挿入されて、この引き抜き部材10に周辺部が
係合される複数の抜き取り用貫通孔3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の点火
装置に使用される磁石発電機の回転子および回転子抜き
取り工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁石発電機の回転子をエンジ
ンのクランクシャフトから取り外す場合、回転軸に嵌挿
されたプーリを抜き取るのに使用するプーリ抜き取り工
具が利用されている。
【0003】図10はかかる従来のプーリ抜き取り工具
およびこれにより抜き取られる磁石発電機の回転子を示
す、同図において、21はエンジンのクランクシャフト
で、このクランクシャフト21には磁石,磁極およびバ
ランスウェイト等を有し、かつ非磁性材に略円盤状に成
形された回転子22の軸孔23が嵌挿されている。
【0004】また、前記回転子22はクランクシャフト
21端に形成された雄ねじ部24に螺合されたナット3
2により、自由脱抜が不可能となるように固定されてい
る。なお、25は回転子22の一側面に周方向に沿って
突設された複数枚の冷却フアンである。
【0005】一方、26は中心部にボルト27を螺合し
たボルト取付部材で、これの両端に各2本のアーム2
8,29が各支軸30,31を介して回動可能に連結さ
れており、アーム29の先端には係止爪29aが一体に
設けられている。
【0006】このプーリ抜き取り工具では、まず、前記
各アーム29端の係止爪29aを図示のように、クラン
クシャフト21に嵌挿されている回転子22外周部の内
側面に係止させ、前記ボルト27の先端をクランクシャ
フト21の先端面に衝き当てる。
【0007】なお、かかる作業の前後にナット32を雌
ねじ部24から取り外しておいて、続いて前記ボルト2
7をボルト取付部材26に対してねじ込む。これによ
り、そのねじ込み力による軸方向トルクを受けてアーム
28,29は支軸30,31を中心に変位し、係止爪2
9aに保持された回転子22がクランクシャフト21か
ら軸方向に抜き取られる。
【0008】図11は従来の回転子抜き取り工具および
これにより抜き取られる磁石発電機の回転子を示す。同
図において、35は回転子22にこれの両側面を貫通す
るように設けられた複数のねじ孔である。
【0009】また、36はこれらのねじ孔35に先端が
ねじ込まれる雄ねじで、この雄ねじ36はプレート37
に設けられた挿通孔38にそれぞれ挿通され、各雄ねじ
36のねじ頭36aにて抜け止めされている。
【0010】前記プレート37にはこれの中央部にボル
ト27がねじ込まれ、これの先端部が前記クランクシャ
フト21の先端面に衝き当て可能となっている。
【0011】この抜き取り工具では、前記ねじ孔35に
ある深さまで雄ねじ36の先端部をねじ込み、続いて、
前記ボルト27をプレート37にねじ込んで、そのボル
ト27の先端をクランクシャフト21の端面に衝き当
る。
【0012】そして、前記プレート37を回転子22に
対し平行となる姿勢を保って、前記ボルト27をさらに
ねじ込む。こうすることにより、プレート37には雄ね
じ36を介して回転子22に、これをクランクシャフト
21から引き抜こうとする力が付与される。このため、
回転子22はクランクシャフト21からスムーズに抜き
取られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示す汎用のプーリ抜き取り工具を使用して回転子を抜
き取る場合には、回転子22の外周面に沿って係止爪2
9aを係止させることが必要で、磁石発電機およびエン
ジンの小形化が図られる現今では、その回転子22の外
周にかかる係止爪29aを案内するための空間を確保す
ることが難しく、結局、かかるプーリ抜き取り工具を実
用できないという問題点があった。
【0014】また、図11に示す抜き取り工具を使用す
る場合には、成形によって得た回転子に対してねじ孔3
5を後工程で追加加工する必要があり、回転子の無加工
化を実現できず、生産効率の低下とコストアップを招く
という問題点があった。
【0015】この発明は前記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、ねじ孔穿設などの追加加工
を施すことなく、極めて簡単かつ確実に、抜き取り工具
によってクランクシャフトから抜き取りを行うことがで
きる磁石発電機の回転子を得ることを目的とする。
【0016】また、この発明は回転子周辺に十分な作業
空間が得られなくても確実に、しかも極めて簡単な作業
および操作にて回転子をクランクシャフトから抜き取る
ことができる磁石発電機の回転子抜き取り工具を得るこ
とを目的とする。
【0017】さらに、この発明は引き抜き部材の抜き取
り用貫通孔に対する簡単な係脱操作によって、回転子の
クランクシャフトからの引き抜き操作を迅速に行えるよ
うにする磁石発電機の回転子抜き取り工具を得ることを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る磁
石発電機の回転子は、回転体に、該回転体をクランクシ
ャフトから抜き取るための抜き取り工具の引き抜き部材
が挿入されて、この引き抜き部材に周辺部が係合される
複数の抜き取り用貫通孔を設けたものであり、前記抜き
取り工具の抜き取り用貫通孔への挿入に続く周辺への係
合作動と、さらにその抜き取り工具の引き抜き操作によ
って、回転子をクランクシャフトから引き抜き可能にし
ている。
【0019】請求項2の発明に係る磁石発電機の回転子
抜き取り工具は、エンジンのクランクシャフトに軸孔を
嵌挿した磁石発電機の回転子に対向配置されるプレート
と、該プレートの中央部に貫通するように螺合されて、
先端部が前記クランクシャフト端に当接されるねじ部材
と、前記プレートに一端部が抜け止めされるように装着
された複数本の引き抜き部材とを設けて、該引き抜き部
材の他端に、前記回転子に設けられた複数の抜き取り用
貫通孔に挿入され、かつ該引き抜き用貫通孔周辺部に係
合される係合部材とを形成したものであり、前記引き抜
き部材の先端部を回転子の抜き取り用貫通孔へ挿入して
摺動や回転の操作を行うことで、その抜き取り用貫通孔
周辺に引き抜き部材の係合部材を引掛け、さらに部材の
ねじ込み操作によって発生する直線トルクを前記係合部
材を介して回転子およびクランクシャフト間に付与し
て、その回転子をクランクシャフトから抜き取れるよう
にしている。
【0020】請求項3の発明に係る磁石発電機の回転子
抜き取り工具は、回転操作によって回転子の抜き取り用
貫通孔周辺部に係合可能な係合突起部を引き抜き部材の
先端部に設けたものであり、この係合状態にてプレート
を介し前記引き抜き部材をねじ部材のねじ込みにより引
き上げることで、回転子のクランクシャフトからの引き
抜きを可能にしている。
【0021】請求項4の発明に係る磁石発電機の回転子
抜き取り工具は、直線移動操作によって回転子の抜き取
り用貫通孔周辺部に係合可能な係合突起部を引き抜き部
材の先端部に設けたものであり、この係合状態にてプレ
ートを介し前記引き抜き部材をねじ部材のねじ込みによ
り引き上げることで、回転子のクランクシャフトからの
引き抜きを可能にしている。
【0022】請求項5の発明に係る磁石発電機の回転子
抜き取り工具は、引き抜き部材を装着しているプレート
の回動操作によって回転子の抜き取り用貫通孔周辺部に
係合可能な係合突起部を引き抜き部材の先端部に設けた
ものであり、この係合状態にてプレートを介し前記引き
抜き部材をねじ部材のねじ込みにより引き上げること
で、回転子のクランクシャフトからの引き抜きを可能に
している。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図について説明する。図1において、1は回転子であ
り、これの中心部にエンジンのクランクシャフトに嵌挿
される軸孔2を有する。この軸孔2は必要に応じテーパ
状に形成される。
【0024】前記回転子は軸孔2を挟んで外周部の対向
位置(互いに180°の反対位置)に磁石および磁極か
らなるポールピース部(図示しない)とバランスウェイ
ト(図示しない)とを有する。
【0025】また、3は前記回転子2の複数箇所、ここ
では2箇所に貫通形成された抜き取り用貫通孔である。
そして、この抜き取り用貫通孔3は後述の抜き取り工具
の一部である棒状の引き抜き部材が挿通可能な挿通孔3
aと、この挿通孔3aに連続して前記引き抜き部材に連
設された係合ピンが挿通可能なピン挿通孔3bとからな
る。なお、3cは冷却フアンで、図示のように等間隔に
配置されている。
【0026】図2は前記回転子1をクランクシャフトか
ら抜き取る前記抜き取り工具およびその抜き取り構造を
示し、同図において、5は回転子1の前記軸孔2を嵌挿
しているクランクシャフトである。
【0027】そして、このクランクシャフト5の先端部
の雄ねじ5aには、ナット6が締め込まれて、回転子1
がクランクシャフト5から容易に脱抜しないように固定
されている。なお、このナット6は前記抜き取り作業時
には取り外される。
【0028】また、7は抜き取り工具Hの支持体をなす
例えば円板状のプレートであり、このプレート7の中心
部には、先端部が前記クランクシャフト5端面に当接さ
れるボルトなどのねじ部材8がねじ込まれ、さらに、こ
のプレート7の複数箇所には貫通孔9が設けられてい
る。
【0029】10はこれらの貫通孔9に挿通された前記
抜き取り工具Hの引き抜き部材で、これの一端には抜け
止め用の頭部11が設けられており、他端には係合部材
としての係合ピン12が突設されている。
【0030】なお、引き抜き部材10の前記他端部の径
は、図1に示す抜き取り用貫通孔3の挿通孔3aより僅
か小さい径とされ、係合ピン12は前記ピン挿通孔3b
を自由に挿通可能な長さを持つものの、このピン挿通部
3b以外の領域では挿通孔3aの径の外方にまで及んで
いる。
【0031】従って、かかる構成になる回転子抜き取り
工具Hでは、回転子1のクランクシャフト5からの抜き
取り時には、先ず、各引き抜き部材10の前記他端を、
図3に示すように抜き取り用貫通孔3内へ矢印方向Aに
挿入する。
【0032】この挿入は、引き抜き部材10自身を前記
抜き取り用貫通孔3のうち挿通孔3aに、係合ピン12
をピン挿通孔3bに、それぞれ挿入することによってな
される。
【0033】次に、この挿入後は、各抜き取り部材10
自身を前記貫通孔9内で、矢印方向Bに例えば90°の
角度分回転操作する。これにより、各係合ピン12は回
転子1の裏面の挿通孔3a周辺に至り、かかる状態で前
記ねじ部材8をプレート7に対しねじ込んでいくと、そ
の係合ピン12はその挿通孔3a周辺の回転子1の裏面
に当接する。
【0034】また、このねじ部材8の続くねじ込みによ
って、これの先端部は前記クランクシャフト5の先端面
に当った後、プレート7がクランクシャフト5がある側
とは反対の方向(図2中右方)に移動する。
【0035】このため、このプレート7に係止されてい
る前記引き抜き部材10端の係合ピン12が回転子1を
裏側から引き抜き方向(図2中右方)へ付勢し、この回
転子1は大きな引っ張りトルクを受けてクランクシャフ
ト5からスムースに抜き取られる。
【0036】図4および図5はこの発明の他の実施の形
態を示す。この実施の形態では、回転子1に複数(ここ
では2個)の矩形の抜き取り用貫通孔15を形成してお
き、この抜き取り用貫通孔15に対して、プレート7に
これの面に沿って直線移動可能に取り付けられた引き抜
き部材16端の係合部材としてのフック部17を挿入可
能としてある。
【0037】従って、この実施の形態では、前記と同様
に引き抜き部材16端のフック部17を貫通孔15に矢
印方向Cに挿入した後は、前記プレート7上で引き抜き
部材16を図5に示すように、矢印方向Dへ直線移動さ
せることで、図6に示すように、そのフック部17を回
転子1の背面に位置させることができる。そして、この
後、ねじ部材8のねじ込みにより、前記同様にして回転
子1の抜き取りを行うことができる。
【0038】図7および図8はこの発明の他の実施の形
態を示す。この実施の形態では、回転子1に複数(ここ
では、2個)の略L字状の抜き取り用貫通孔18を形成
しておき、この抜き取り用貫通孔18に対して、プレー
ト7に取り付けられた引き抜き部材19端の係合部材と
してのフック部20を挿入可能としてある。
【0039】なお、前記各抜き取り用貫通孔18は回転
子1の円周方向に沿った円周方向孔18aと、その回転
子1の半径方向に延びる径方向孔18bとからなる。
【0040】従って、この実施の形態では、図2に示し
たものと同様にプレート7に支持させた引き抜き部材1
9のフック部20を抜き取り用貫通孔18の径方向孔1
8bに矢印方向Eに挿入した後、前記プレート7を僅か
の角度分だけ矢印方向Fに回動する。
【0041】こうすることで、前記フック部20を前記
円周方向孔18a周辺で回転子1の背面に位置させた
後、前記ねじ部材8のねじ込みにより図9に示すよう
に、その背面にフック部20を係止させることができ、
続くねじ部材8のねじ込みによって、前記同様にして回
転子1の抜き取りを行うことができる。
【0042】なお、この場合においては、前記プレート
7を回動させずに、引き抜き部材19自体を径方向孔1
8bに挿入した後水平移動させることによっても、フッ
ク部20を回転子1の背面に位置させることができ、従
って、前記同様に、回転子1の抜き取りを行うことがで
きる。
【0043】なお、前記各引き抜き部材16,19端に
設けたフック17,20に限らず、これに代えて他のあ
らゆる突起物を用いても、前記同様の回転子1の引き抜
きが行えることはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、回転体に、該回転体をクランクシャフトから抜き取
るための抜き取り工具の引き抜き部材が挿入されて、こ
の引き抜き部材に周辺部が係合される複数の抜き取り用
貫通孔を設けるように構成したので、ねじ孔穿設などの
追加加工を施すことなく極めて簡単かつ確実に、抜き取
り工具によってクランクシャフトから回転子を簡単かつ
迅速に抜き取れるものが得られる効果がある。
【0045】また、請求項2の発明によれば、エンジン
のクランクシャフトに軸孔を嵌挿した磁石発電機の回転
子に対向配置されるプレートと、該プレートの中央部に
貫通するように螺合されて、先端部が前記クランクシャ
フト端に当接されるねじ部材と、前記プレートに一端部
が抜け止めされるよう装着された複数本の引き抜き部材
とを設けて、該引き抜き部材の他端に、前記回転子に設
けられた複数の抜き取り用貫通孔に挿入され、かつ該引
き抜き用貫通孔周辺部に係合される係合部材とを形成す
るように構成したので、前記引き抜き部材の先端部を回
転子の抜き取り用貫通孔へ挿入して摺動や回転の操作を
行うことで、その抜き取り用貫通孔周辺に引き抜き部材
の係合部材を引掛け、さらに部材のねじ込み操作によっ
て発生するトルクを前記係合部材を介して回転子および
クランクシャフト間に付与して、その回転子をクランク
シャフトから容易かつ確実に抜き取れるものが得られる
効果がある。
【0046】請求項3の発明によれば、回転操作によっ
て回転子の抜き取り用貫通孔周辺部に係合可能な係合突
起部を引き抜き部材の先端部に設けたので、係合状態に
てプレートを介し前記引き抜き部材をねじ部材のねじ込
みにより引き上げることで、回転子のクランクシャフト
からの引き抜きを容易に実現できるものが得られる効果
がある。
【0047】請求項4および請求項5の発明によれば、
直線移動操作によって回転子の抜き取り用貫通孔周辺部
に係合可能な係合突起部を引き抜き部材の先端部に設け
たり、あるいは引き抜き部材を装着しているプレートの
回動操作によって回転子の抜き取り用貫通孔周辺部に係
合可能な係合突起部を引き抜き部材の先端部に設けたの
で、前記係合状態にてプレートを介し前記引き抜き部材
をねじ部材のねじ込みにより引き上げることで、回転子
のクランクシャフトからの引き抜きを容易に実現できる
ものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態による磁石発電機の回
転子を示す正面図である。
【図2】この発明の一実施の形態による磁石発電機の回
転子抜き取り工具を示す一部切欠き断面図である。
【図3】図2における抜き取り用貫通孔と引き抜き部材
との関係を示す要部の斜視図である。
【図4】この発明の他の実施の形態による磁石発電機の
回転子を示す正面図である。
【図5】図4における抜き取り用貫通孔と引き抜き部材
との関係を示す要部の斜視図である。
【図6】図5における抜き取り用貫通孔に対する引き抜
き部材の係合状態を示す要部の断面図である。
【図7】この発明の他の実施の形態による磁石発電機の
回転子を示す正面図である。
【図8】図7における抜き取り用貫通孔と引き抜き部材
との関係を示す要部の斜視図である。
【図9】図8における抜き取り用貫通孔に対する引き抜
き部材の係合状態を示す要部の断面図である。
【図10】従来のプーリ抜き取り工具を示す側面図であ
る。
【図11】従来の回転子抜き取り工具を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転子 2 軸孔 3,15,18 抜き取り用貫通孔 5 クランクシャフト 7 プレート 8 ボルト(ねじ部材) 10,16,19 引き抜き部材 12 係合ピン(係合部材) 17,20 フック(係合部材) H 抜き取り工具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石,磁極およびバランスウェイトを有
    し、非磁性材にて略円盤状に成形された回転体と、該回
    転体に設けられて、エンジンのクランクシャフトに嵌挿
    される軸孔とを備えた磁石発電機の回転子において、前
    記回転体に、該回転体を前記クランクシャフトから抜き
    取るための抜き取り工具の引き抜き部材が挿入されて、
    この引き抜き部材に周辺部が係合される複数の抜き取り
    用貫通孔を設けたことを特徴とする磁石発電機の回転
    子。
  2. 【請求項2】 エンジンのクランクシャフトに軸孔を嵌
    挿した磁石発電機の回転子に対向配置されるプレート
    と、該プレートの中央部に貫通するように螺合されて、
    先端部が前記クランクシャフト端に当接されるねじ部材
    と、前記プレートに一端部が抜け止めされるように装着
    された複数本の引き抜き部材と、該引き抜き部材の他端
    に形成され、前記回転子に設けられた複数の抜き取り用
    貫通孔に挿入され、かつ該引き抜き用貫通孔周辺部に係
    合される係合部材とを備えた磁石発電機の回転子抜き取
    り工具。
  3. 【請求項3】 前記引き抜き部材が、これの回転操作に
    よって前記抜き取り用貫通孔周辺部に係合可能な係合突
    起部を先端部に有することを特徴とする磁石発電機の回
    転子抜き取り工具。
  4. 【請求項4】 前記引き抜き部材が、これの直線移動操
    作によって前記抜き取り用貫通孔周辺部に係合可能な係
    合突起部を先端部に有することを特徴とする磁石発電機
    の回転子抜き取り工具。
  5. 【請求項5】 前記引き抜き部材が、これを装着してい
    るプレートの回動操作によって前記抜き取り用貫通孔周
    辺部に係合可能な係合突起部を先端部に有することを特
    徴とする磁石発電機の回転子抜き取り工具。
JP21097795A 1995-05-02 1995-07-27 磁石発電機の回転子および回転子抜き取り工具 Expired - Fee Related JP3713311B2 (ja)

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