JPH0946466A - 通信時間を計数するファクシミリ装置 - Google Patents

通信時間を計数するファクシミリ装置

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JPH0946466A
JPH0946466A JP7192983A JP19298395A JPH0946466A JP H0946466 A JPH0946466 A JP H0946466A JP 7192983 A JP7192983 A JP 7192983A JP 19298395 A JP19298395 A JP 19298395A JP H0946466 A JPH0946466 A JP H0946466A
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communication
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signal
communication data
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JP7192983A
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English (en)
Inventor
Hidenori Yanagase
英則 柳川瀬
Koji Eguchi
浩司 江口
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信中に通信時間を表示可能にする。 【構成】 ファクシミリ装置1のCPU2には、アドレ
ス/データバス3を介して管理情報蓄積用RAM7(R
AM7)、及びインターフェイス12が接続されてい
る。RAM7は、CPU2が必要とする各種管理情報デ
ータを一時的に記憶する記憶部であり、送信データ量、
受信データ量、伝送レート、算出した通信所要時間、及
び通信データバイト数を記憶する。インターフェイス1
2には操作/表示部18が接続される。操作/表示部1
8は、通信所要時間及び通信の残時間を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置の通
信時間計数方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置は、送信及び
受信中に現在の通信ページ数を操作パネルのディスプレ
イ等に表示している。
【0003】即ち、送信局は現在の通信ページ数をディ
スプレイに表示し、受信局は各ページの先頭のデータを
受信する毎にページ数をカウントアップし現在の通信ペ
ージ数をディスプレイに表示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ装
置にあっては、ディスプレイには現在の通信ページ数が
示され、その送受信に必要とされる時間は表示されず、
従って、例えばファクシミリ装置が既に送信動作中であ
った場合、次回の送信者にファクシミリ装置の監視を絶
えず強いることになる。この結果、次回の送信者の他作
業の停滞要因となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、全通信データ量を第1の記憶部に格納
し、通信済み通信データ量を逐次第2の記憶部に格納
し、制御手段により通信経過時間を計数すると共に、通
信経過時間、全通信データ量、及び通信済み通信データ
量により通信に必要な時間を計数して、表示部に表示す
るものである。
【0006】
【作用】全通信データ量を第1の記憶部に格納し、また
通信済み通信データ量を逐次第2の記憶部に格納する。
制御手段は通信が開始されると通信経過時間を計数する
と共に、計数した通信経過時間、第1の記憶部に格納し
た全通信データ量、及び第2の記憶部に格納した通信済
み通信データ量により通信に必要な時間を計数する。そ
して、計数した通信時間を表示部に表示する。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。なお、各図面に共通する要素には同一
の符号を付す。
【0008】第1実施例 図1は本発明に係る第1実施例のファクシミリ装置のブ
ロック図である。
【0009】ファクシミリ装置1のCPU2には、アド
レス/データバス3を介してプログラム用ROM4、通
信データ蓄積用RAM5(RAM5)、通信バッファ用
RAM6(RAM6)、後に詳述する管理情報蓄積用R
AM7(RAM7)、モデム/NCUインターフェイス
8、符号/復号化部9(EDC9)、ラインメモリ1
0、記録/読取処理部11、及びインターフェイス12
が接続されている。CPU2は、プログラム用ROM4
に格納されているプログラムデータに基づいて、ファク
シミリ装置1全体のシステム制御、通信データの流れの
管理、通信制御、及び網制御の総括コントロールを行う
ものである。
【0010】RAM5は、符号/復号化部9より送出さ
れる通信データを蓄積する。RAM6は送受信バッファ
として利用される。モデム/NCUインターフェイス8
には、情報の伝送を行うモデム13、及び回線の確立を
行う網制御部14が接続される。符号/復号化部9には
ラインメモリ10を介して記録/読取処理部11が接続
される。記録/読取処理部11には、受信した通信デー
タを印刷するプリンタ15、及び送信原稿を読み取るス
キャナ16が接続される。符号/復号化部9は、スキャ
ナ16で読み取った画像データを通信データ圧縮モード
に応じてラインメモリ10から読み出しながら圧縮し、
また、受信した通信データを復元してラインメモリ10
に送出する。
【0011】インターフェイス12には、ドライバやセ
ンサ等を制御する機構制御部17、及び操作/表示部1
8(OPE18)が接続される。操作/表示部18は、
マンマシンインターフェイスを行い、通信に伴う主な機
器の操作内容(動作支持)をインターフェイス12を経
てCPU2に伝え、また、機器の状態表示内容をCPU
2からインターフェイス12を経て伝えられ、表示す
る。
【0012】ここで、RAM7内の内容を図2を用いて
説明する。図2は、第1実施例のファクシミリ装置に設
けた管理情報蓄積用RAMの内容説明図である。
【0013】RAM7は、CPU2が必要とする各種管
理情報データを一時的に記憶する記憶部である。RAM
7は5個のエリアを有しており、これらエリアは夫々、
送信データ量記憶用エリアRAM7ー1(単位:バイ
ト)、受信データ量記憶用エリアRAM7ー2(単位:
バイト)、伝送レート記憶用エリアRAM7ー3(単
位:バイト/秒)、通信所要時間記憶用エリアRAM7
ー4(単位:秒)、及び通信データバイト数記憶用エリ
アRAM7ー5(単位:バイト)となっている。
【0014】次に、第1実施例のファクシミリ装置の送
信局・受信局の送受信動作を制御別に説明する。第1実
施例では、通信前に、全通信データのバイト数及び伝送
レートにより通信所要時間を算出してOPE18に表示
し、通信中、送信済みの通信データのバイト数及び伝送
レートにより通信に掛かった時間を算出して、通信の残
時間を計数しOPE18に表示している。
【0015】送受信手順は、ITUーT勧告T.30に
従っており、その中の非標準機能設定信号(NSS)の
ファクシミリ情報フィールド(FIF)のデータを用い
ることによって、送信局が受信局に全通信データ量を伝
える。これにより、受信局はその通信で受信すべき全通
信データ量を知ることができる。
【0016】先ず、送信局の制御を図3〜図5を加えて
説明する。図3〜図5は第1実施例のファクシミリ装置
の送信局での制御を示すフローチャートである。
【0017】送信者が送信用の原稿をファクシミリ装置
1にセットすると、原稿はスキャナ16で読み取られ、
ステップS1で、画像データは記録/読取処理部11を
経て、一旦ラインメモリ10に記憶される。ステップS
2で、符号/復号化部9はCPU2より入力した通信デ
ータ圧縮モードに応じて、ラインメモリ10から画像デ
ータを読み出しながら圧縮し、通信用データとする。こ
の時、ステップS3で、RAM7ー1のデータを初期化
する。符号/復号化部9で圧縮した通信用データは、ス
テップS4でRAM5に格納されるが、この時、1バイ
ト(byte)転送毎に、ステップS5で、CPU2はRA
M7ー1内のデータをカウントアップ(+1)し、この
値を格納する。この動作を、ステップS6で、その通信
の最終データを転送するまで行うと、RAM7ー1内の
データは全通信データ量(byte)となる。
【0018】ステップS7で、呼設定処理にて回線接続
後、ステップS8で、非標準機能識別信号・ディジタル
識別信号(NSF・DIS)を受信し、NSF信号が相
手機(受信機)とコンパチブルでなければ、ステップS
10に進み、NSF信号が受信機とコンパチブルであれ
ば、ステップS11に進む。ステップS10に進んだ場
合、DIS信号が受信機とコンパチブルでなければ、後
述するステップS45に進み、コンパチブルであればス
テップS12に進む。また、ステップS11に進んだ場
合、RAM7ー1より通信データ量を読みだし、NSF
信号の非標準のFIF内のデータとし、ステップS12
で適切な運用モードを設定する。この後、ステップS1
3で、送信端末識別信号・非標準機能設定信号(TSI
・NSS)又は送信端末識別信号・ディジタル命令信号
(TSI・DCS)を受信機へ送出する。以上により、
発呼側の送信、被呼側の受信が確定し、ステップS14
に進む。
【0019】ステップS14で、送信局は受信機へトレ
ーニング・TCF信号を送出する。受信機はトレーニン
グ・TCF信号により伝送路の状態をチェックする。こ
の時、受信機から応答がない場合は、ステップS16か
らステップS12へ戻るが、この動作を3回試行した場
合は、ステップS45に進む。受信機からの応答を受信
した場合、その応答がトレーニング失敗信号(FTT)
であればステップS18に進み、トレーニングを再行す
る。また、応答が受信準備完了信号(CFR)であれ
ば、ステップS19からステップS20に進む。また、
CFR信号も受信されない場合は、ステップS45に進
む。
【0020】ステップS20に進んだ場合は受信機へト
レーニング信号を送出する。そして、ファクシミリメッ
セージ伝送とその確認、及び同期の保持等の処理(フェ
ーズCの処理)を行うが、この時、RAM7に格納した
全通信データのバイト数及び伝送レートにより、通信所
要時間を算出してOPE18に表示する。そして、送信
済みの通信データのバイト数をRAM7に格納して伝送
レートと比較することにより通信に掛かった時間を算出
して、通信の残時間をOPE18に表示する。以下に、
その制御を詳述する。
【0021】先ず、ステップS21で、確定した伝送レ
ートを単位ビット/秒(bit/sec )から単位バイト/秒
(byte/sec)に変換して、RAM7ー3に書き込む。次
に、ステップS22で、CPU2はRAM7ー1のデー
タをRAM7ー3のデータで除算し、その商(余りは切
り捨てる)を通信所要時間(sec )としてRAM7ー4
に書き込む。この時、ステップS23で、RAM7ー5
のデータを初期化し、ステップS24で、RAM7ー4
のデータを時/分/秒に変換して、そのデータをOPE
18に転送し表示させる。これにより、送信者は送信に
掛かる時間を確認できる。続いて、通信データをRAM
5からRAM6を経てモデム13に転送すると共に、ス
テップS25で、1バイト転送毎にRAM7ー5の通信
バイト数をカウントアップ(+1)する。
【0022】1ページ分のメッセージ送出が終了してい
ない場合は、ステップS26からステップS28に進
み、RAM7ー5のデータとRAM7ー3のデータとを
比較する。RAM7ー5のデータがRAM7ー3のデー
タよりも小さい場合、RAM7ー5のデータがRAM7
ー3のデータ以上になるまで、ステップS25、ステッ
プS26、及びステップS28の動作を繰り返し、RA
M7ー5のデータがRAM7ー3のデータ以上になる
と、ステップS29に進む。ステップS29で、RAM
7ー4のデータをカウントダウン(−1)した後、カウ
ントダウンした値を再びRAM7ー4に格納し、ステッ
プS23に戻る。そして、ステップS24で通信の残時
間をOPE18に表示する。以上の制御を通信の最終デ
ータまで行うことにより、送信局の通信所要時間及び通
信の残時間の表示を行う。
【0023】そして、現在通信しているページの通信デ
ータが終了、即ち、1ページ分のメッセージ送出が終了
すると、ステップS26からステップS27に進み、制
御復帰信号(RTC)を受信機に送出する。
【0024】RTC信号送出後はステップS30に進
み、CPU2は、最終原稿であるか否かを判断する。最
終原稿でない場合、即ち、複数枚(ページ)の通信を行
う場合は、ステップS31に進み、受信機にマルチペー
ジ信号(MPS)を送出する。そしてステップS32
で、その確認信号(MCF)を受信機から受信すると、
ステップS24へ戻り、上述の動作を繰り返してファク
シミリメッセージの送信を再開すると共に、通信の残時
間の表示を行う。また、受信機からのMCF信号が無
く、ステップS33で、受信機からのリトレーニング肯
定信号(RTP)を受けると、ステップS12へ戻る。
ここで、受信機からRTP信号が受信されず、ステップ
S34で、リトレーニング否定信号(RTN)を受信し
た場合は、ステップS12へ戻り、RTN信号も受信さ
れない場合は、後述するステップS44に進む。
【0025】CPU2は、ステップS30で、最終原稿
であると判断すると、ステップS35に進み、モードを
変更するか否かを判断する。モードを変更する場合は、
ステップS36に進み、モードを変更しない場合はステ
ップS37に進む。ステップS36に進んだ場合は、受
信機にメッセージ終了信号(EOM)を送り、ステップ
S38で、MCF信号を受信機から受信、又はステップ
S39で、RTP信号を受信、或いはステップS40で
RTN信号を受信すると、ステップS12へ戻る。ステ
ップS40でRTN信号が受信されない場合は、ステッ
プS44に進む。
【0026】ステップS37に進んだ場合、即ち、送信
局に続けて送るべき原稿がない場合は、受信機へ手順終
了信号(EOP)を送出する。この後、ステップS41
でMCF信号を受信、又はステップS42でRTP信号
を受信した場合はステップS44に進む。ステップS4
4で、CPU2はRAM7ー5のデータを初期化すると
共に、RAM7ー4のデータを時/分/秒に変換してO
PE18に表示させる。これにより、送信者は通信の終
了を確認できる。そして、ステップS45で、受信機へ
切断命令信号(DCN)が送出されると、ステップS4
6で回線を切断する。
【0027】ところで、ステップS41で受信機からM
CF信号を受信せず、又はステップS42でRTP信号
を受信せずにステップS43でRTN信号を受信した場
合は、ステップS12へ戻る。また、EOP送出後、M
CF信号、RTP信号、及びRTN信号のいずれも受信
しない場合は、ステップS44に進む。
【0028】次に、受信局の制御を図6及び図7を加え
て説明する。図6及び図7は、第1実施例のファクシミ
リ装置の受信局での制御を示すフローチャートである。
【0029】回線接続後、ステップS50で送信機へN
SF信号・DIS信号を送出する。そして、送信機から
のNSS信号を受信するとステップS52に進み、NS
S信号を受信しない場合は、ステップS53に進む。ス
テップS53に進んだ場合は、通信所要時間を表示しな
い通常の受信処理を行う。即ち、電話回線から受信した
通信データ信号は、網制御部14を通過してモデム13
で復調され、モデム/NCUインターフェイス8を経て
RAM6に蓄積される。RAM6は受信バッファとして
利用され、RAM6の通信データは、順次アドレス/デ
ータバス3を介して符号/復号化部9に入力される。通
信データは符号/復号化部9で復元され画像データとな
り、ラインメモリ10及び記録/読取処理部11を経
て、プリンタ15に送られ、プリンタ15により画像記
録として再生される。
【0030】ステップS52に進んだ場合、NSS信号
のFIFの内容が送信機とコンパチブルであれば、FI
F内の送信データ量のデータをRAM7ー2の受信デー
タ記憶用エリアに書き込む。このデータが全通信データ
量(単位:バイト)となる。ステップS54で、送信機
からのトレーニング・TCF信号を受信し、受信結果が
良好でなければステップS55からステップS56に進
み、FTT信号を送信機に送出し、ステップS51へ戻
る。また、トレーニング・TCF信号の受信結果が良好
であれば、ステップS55からステップS57に進み、
CFR信号を送出する。
【0031】CPU2は、CFR信号送出後、送信機か
らの命令受信又はメッセージキャリア受信を検出する図
示せぬタイマを制御して時間を計数しており、ステップ
S59で、所定時間(T2)経過前にメッセージキャリ
アを受信するとタイマを解除し、ステップS61からス
テップS62に進み、送信機からトレーニングを受信す
る。トレーニング受信後、フェーズCの処理を行うが、
この時、送信局の制御と同様に、RAM7に格納した全
通信データのバイト数及び伝送レートにより、通信所要
時間を算出すると共に、送信済みの通信データのバイト
数を伝送レートと比較することにより通信に掛かった時
間を算出して、通信所要時間及び通信の残時間をOPE
18に表示する。以下に、その制御を詳述する。
【0032】先ず、ステップS63で、確定した伝送レ
ートを単位ビット/秒(bit/sec )から単位バイト/秒
(byte/sec)に変換して、RAM7ー3に書き込む。次
に、ステップS64で、RAM7ー2のデータをRAM
7ー3のデータで除算し、その商(余りは切り捨てる)
を通信所要時間(sec )としてRAM7ー4に書き込
む。この時、ステップS65で、CPU2はRAM7ー
5のデータを初期化し、ステップS66で、RAM7ー
4のデータを時/分/秒に変換し、そのデータをOPE
18に表示させる。これにより、受信者は受信に掛かる
時間を確認できる。続いて、ステップS67で、受信し
た通信データをモデム13からRAM6へ転送するが、
その1バイト転送毎にRAM7ー5の通信用データバイ
ト数をカウントアップする。RAM6へ転送される通信
データは、前述したように、順次アドレス/データバス
3を介して符号/復号化部9に入力され、ここで復元さ
れて画像データとなる。そして、画像データは、ライン
メモリ10及び記録/読取処理部11を経て、プリンタ
15に送られ、画像記録として再生される。
【0033】この時、ステップS69でRAM7ー5の
データがRAM7ー3のデータよりも小さい場合は、R
AM7ー5のデータがRAM7ー3のデータと同じ値、
若しくはそれ以上の値となるまで、ステップS67、ス
テップS68、及びステップS69の動作を繰り返す。
ステップS69で、RAM7ー5のデータがRAM7ー
3のデータ以上となった場合、ステップS70に進み、
RAM7ー4のデータをカウントダウンし、ステップS
65へ戻り、RAM7ー5のデータを初期化し、通信の
残時間をOPE18に表示する。
【0034】送信機側で1ページ分のメッセージ送出が
終了し、ステップS68でRTC信号が受信局に送出さ
れると、ステップS58に戻る。ここで、最終原稿では
ない場合、即ち、複数ページの通信が行われる場合、ス
テップS60で、MPS信号が受信される。また、最終
原稿である場合、ステップS71に進み、ステップS7
1でEOP信号が受信された場合は、ステップS73に
進む。ステップS71で、EOP信号が受信されず、ス
テップS72で、EOM信号が受信されると、ステップ
S73に進む。ステップS73では、CPU2は受信し
た通信データの画品質が良好か否かの判断を行う。良好
である場合はステップS74に進み、良好でない場合は
ステップS75に進む。ステップS74に進んだ場合、
トレーニング再行するか否かの判断をし、再行するので
あれば、ステップS76で、RTP信号を送出し、再行
しないのであれば、ステップS77で、MCF信号を送
信機に送出し、この後、ステップS58に戻る。そし
て、命令受信及びメッセージキャリア受信が検出されな
いまま、ステップS59で、所定時間T2が経過する
と、ステップS79で回線は切断される。
【0035】ところで、ステップS72でEOM信号が
送出されない場合は、ステップS78に進み、CPU2
はRAM7ー5のデータを初期化すると共に、RAM7
ー4のデータを時/分/秒に変換してOPE18に表示
させ、ステップS79で回線を切断する。
【0036】第1実施例では、RAM6とモデム13間
の通信用データの転送は1バイト毎にCPU2が行って
いるが、例えば、データ転送の作業だけを高速に行うD
MA(Direct Memory Access)をアドレス/データバス
3に接続し、DMAによりRAM6へ通信用データを転
送するようにしてもよい。この場合、DMAで転送した
毎にその転送バイト数分、RAM7ー5のデータに加算
する制御となる。
【0037】また、第1実施例ではRAM7内に、送信
用の全通信データバイト数を格納するエリアRAM7ー
1及び受信用の全通信データバイト数を格納するエリア
RAM7ー2を有しているが、送信及び受信で共用すれ
ば、両エリアRAM7ー1、7ー2を1個の通信データ
記憶用エリアにしてもよい。
【0038】第1実施例では、RAM7に送受信用の全
通信データを記憶させると共に、全通信データを伝送レ
ートで除算して通信所要時間を算出し、OPE18に表
示することにより、ファクシミリ装置1の利用者(送信
者及び受信者)に通信所要時間を知らせることができ
る。さらに、通信中においても、通信済みのデータのバ
イト数をカウントして伝送レートと比較することによ
り、通信に掛かった時間を計数すると共に通信の残時間
を算出してOPE18に表示するので、利用者が通信終
了前に終了時間を知ることができる。従って、利用者が
通信終了を待つ場合、ファクシミリ装置1の側に居て通
信終了を待つ必要がなくなる。
【0039】第2実施例 第1実施例では、誤り訂正モードを有していないファク
シミリ通信手順を用いて説明したが、誤り訂正モードを
有するファクシミリ装置においても通信所要時間を算出
して表示することができる。以下、誤り訂正モードを有
するファクシミリ装置の通信所要時間算出方法を説明す
る。図8は第2実施例の誤り訂正モードを有するファク
シミリ装置の1ページ分の通信データを示す説明図であ
る。
【0040】誤り訂正モードを有するファクシミリ装置
では、送受信される通信データはフレーム及びパーシャ
ルページ(P.P)に分けられ、送信局はP.P単位で
通信データを送信し、その中でエラーとなったフレーム
があれば、受信局はエラーのフレームの再送を送信局に
要求する。そして、P.P単位でエラーが無くなるまで
再送を繰り返す。1フレームは64又は256バイトで
あり、1P.Pは256フレームである。その他の構造
は、第1実施例と同様であるので説明は省略する。
【0041】次に、第2実施例のファクシミリ装置の送
信局・受信局の送受信動作を図9〜図17を用いて制御
別に説明する。送受信の制御手順は、ITUーTの勧告
T.30に従っている。図9〜図14は第2実施例のフ
ァクシミリ装置の送信局での制御を示すフローチャー
ト、図15は第2実施例のファクシミリ装置の誤りフレ
ーム送出時の通信所要時間算出を示すフローチャート、
図16及び図17は第2実施例のファクシミリ装置の受
信局での制御を示すフローチャートである。
【0042】先ず、送信局の制御を説明する。なお、ス
テップS1〜ステップS25までの制御手順は第1実施
例と同様であるので説明は省略する。誤り訂正モードを
有するファクシミリ装置の場合、ステップS25で、C
PU2は通信データを1バイト転送毎にRAM7ー5の
通信バイト数をカウントアップした後、ステップS10
0からステップS101へ進む。ステップS101で
は、1つのP.Pの通信データの送出、又は1ページの
通信データの送出が終了したか否かを判断する。例え
ば、図8のP.P0の通信データの送出が終了していれ
ば、ステップS102へ進み、終了していなければステ
ップS28に進む。ステップS102で、送信局は部分
ページ制御復帰信号(RCP)を受信機へ送出する。1
ページ分のメッセージ送出が終了していなければ、RC
P信号送出後、ステップS125からステップS103
へ進み、PPS(部分ページ信号)・NULLを受信機
に送出する。ステップS104で、受信機からの応答を
受信すれば、ステップS105に進む。
【0043】例えば、P.P0内のフレーム2及びフレ
ーム10でエラーが発生した場合、受信機はフレーム2
及びフレーム10の再送を要求する部分ページ信号(P
PR)を送出し、ステップS106からステップS10
9へ進む。ステップS109で送信局はトレーニング信
号を受信機に送出し、ステップS110で、フレーム2
及びフレーム10を送出する。この時、CPU2はフレ
ーム2及びフレーム10を送出する時間を算出し、通信
所要時間に加える制御を行う。以下、図15を用いてそ
の制御を説明する。
【0044】誤りフレーム(フレーム2、10)を送出
する場合、ステップS111で、再送するデータ量(by
te)、即ち、フレーム2及びフレーム10の総バイト数
をRAM7−1に加算し、その和をRAM7ー1に再格
納する。ステップS112で、CPU2は確定した伝送
レート(byte/sec)をRAM7ー3に書き込んだ後、ス
テップS113で、RAM7ー1のデータをRAM7ー
4のデータで除算し、その商(余りは切り捨てる)を通
信所要時間(sec )としてRAM7ー4に書き込む。こ
の時、ステップS114で、RAM7ー5のデータを初
期化し、ステップS115で、RAM7ー4のデータを
時/分/秒に変換して、そのデータをOPE18に転送
し表示させる。これにより、送信者は送信に掛かる時間
を確認できる。続いて、ステップS116で、CPU2
は通信データをRAM5からRAM6を経てモデム13
に転送すると共に、1バイト転送毎にRAM7ー5の通
信バイト数をカウントアップする。
【0045】再送データが終了していない場合は、ステ
ップS117からステップS118に進み、RAM7ー
5のデータとRAM7ー3のデータとを比較する。RA
M7ー5のデータがRAM7ー3のデータよりも小さい
場合、RAM7ー5のデータがRAM7ー3のデータ以
上になるまで、ステップS116、S117、及びS1
18の動作を繰り返し、RAM7ー5のデータがRAM
7ー3のデータ以上になると、ステップS119に進
む。ステップS119で、RAM7ー4のデータをカウ
ントダウンした後、カウントダウンした値を再びRAM
7ー4に格納し、ステップS114に戻る。そして、ス
テップS115で通信の残時間をOPE18に表示す
る。上述の制御を再送データの終了まで行うことによ
り、送信局の通信所要時間及び通信の残時間の再表示を
行う。
【0046】そして、再送データが終了すると、ステッ
プS117からステップS120に進み、RCP信号を
受信機に送出し、ステップS103に戻る。P.P0の
誤りフレーム再送は終了しているので、ステップS10
3からステップS104、ステップS105、ステップ
S122、そしてステップS124へ進み、受信機から
のMCF信号を受信すると、再びステップS20に戻
る。MCF信号を受信しない場合は、ステップS45に
進む。
【0047】ところで、回線状態の影響により誤りフレ
ームの再送を失敗し、ステップS103〜ステップS1
06、及びステップS109〜ステップS120の動作
を3回繰り返し、4回目のPPR信号を、ステップS1
06で受信した場合、ステップS107で、訂正を続行
するか否かを判断する。訂正続行する場合は、ステップ
S108に進み、訂正続行信号(CTC)を送出し受信
機から応答信号を受信すると、ステップS109に進
む。また、ステップS107で訂正を続行しない場合、
再送終了の手順を行う。再送終了の制御手順について
も、勧告T.30に従っているので説明は省略する。
【0048】また、ステップS103で、PPS・NU
LL送出後、ステップS104で、受信機から応答が無
く、3回試行している場合、ステップS121からステ
ップS45に進む。また、ステップS105で、PPR
信号が送られない場合、ステップS122及びステップ
S123に進み、PPR信号待ちの状態となる。さら
に、RNR信号が受信されない場合はステップS124
に進み、RR信号が受信されないときはステップS45
に進む。
【0049】また、RCP信号送出時(ステップS10
2)、1ページ分のメッセージ送出が終了し、且つその
ページが最終原稿ではない場合、ステップS125から
ステップS126及びステップS128へ進み、PPS
・MPS信号を送出する。ステップS129で、受信機
からの応答を受信すれば、ステップS130に進む。ス
テップS130で、受信機は誤りフレームの再送を要求
するPPR信号を送出し、ステップS131へ進む。こ
の後、誤りフレームを送出する時間を算出し、通信所要
時間に加える制御を行い、RCP信号を送出するまでの
動作は、ステップS106〜ステップS120と同様で
あるので説明は省略する。RCP信号送出後、ステップ
S128に戻る。誤りフレームの再送は終了しているの
で、ステップS129、ステップS130、ステップS
137、そしてステップS138へ進む。ステップS1
38での動作は、ステップS124での動作と同様であ
るので説明は省略する。
【0050】ところで、回線状態の影響により誤りフレ
ームの再送を失敗し、ステップS131で、4回目のP
PR信号を受信した場合、ステップS132へ進む。ス
テップS132からステップS133又は再送終了手順
へ進む動作は、ステップS107からステップS1O8
又は再送終了手順へ進む動作と同様であるので説明は省
略する。なお、再送終了の制御手順については、勧告
T.30に従っているので説明は省略する。
【0051】また、ステップS139からステップS4
5に進む動作は、ステップS121からステップS45
に進む動作と同様であるので説明は省略する。また、ス
テップS130でPPR信号が送られない場合にPPR
信号を待つ動作、即ち、ステップS137からステップ
S140に進む動作は、ステップS122からステップ
S123に進む動作と同様である。
【0052】また、RCP信号送出時(ステップS10
2)、1ページ分のメッセージ送出が終了し、且つその
ページが最終原稿である場合、ステップS125からス
テップS126及びステップS127へ進む。モードを
変更しない場合、即ち、送信原稿が他にない場合はステ
ップS141に進み、PPS・E0P(手順終了信号)
信号を送出する。モードを変更する場合、即ち、モード
を変更して送信する原稿が他にある場合はステップS1
54に進む。ステップS141に進む場合、この後、ス
テップS142からステップS149へ進む動作、及び
ステップS144からステップS145に進む動作は、
ステップS103からステップS120へ進む動作、及
びステップS106からステップS107に進む動作と
同様であるので、説明は省略する。なお、再送終了の制
御手順については、勧告T.30に従っているので説明
は省略する。
【0053】誤りフレームの再送終了後、ステップS1
42からステップS151へ進む。ステップS151
で、受信機からのMCF信号を受信すると、再びステッ
プS45に進む。また、MCF信号を受信しない場合
も、ステップS45に進む。また、ステップS152か
らステップS45に進む動作は、ステップS121から
ステップS45に進む動作と同様であり、ステップS1
50からステップS153に進む動作は、ステップS1
22からステップS123に進む動作と同様であるので
説明は省略する。
【0054】ステップS154に進む場合、この後、ス
テップS155からステップS162へ進む動作、及び
ステップS157からステップS158に進む動作は、
ステップS104からステップS120へ進む動作、及
びステップS106からステップS107に進む動作と
同様であるので、説明は省略する。誤りフレームの再送
終了後、ステップS155からステップS164へ進
む。ステップS164で、受信機からのMCF信号を受
信するとフェーズB、即ちステップS12に進む。ま
た、MCF信号を受信しない場合、ステップS45に進
む。なお、再送終了の制御手順については、勧告T.3
0に従っているので説明は省略する。また、ステップS
165からステップS45に進む動作は、ステップS1
21からステップS45に進む動作と同様であり、ステ
ップS163からステップS166に進む動作は、ステ
ップS122からステップS123に進む動作と同様で
あるので説明は省略する。
【0055】上述したように、誤り送出時間及び通信所
要時間の算出は、最終原稿になるまで、P.P毎に行う
が、時間の算出はPPR信号を送出後、誤りフレーム送
出の際に行われる。時間算出以外の制御手順について
は、勧告T.30に従っているので、説明は省略する。
【0056】次に、受信局の制御を説明する。なお、ス
テップS50〜ステップS58までの制御手順は第1実
施例と同様であるので説明は省略する。
【0057】誤り訂正モードを有するファクシミリ装置
の場合、ステップS58で、受信局は送信機から命令を
受信すると、ステップS200からステップS201に
進む。ステップS201で、送信機からCTC信号を受
信しない場合、ステップS202に進む。ステップS2
02で、PPS・Q(QはEOP、MPS、EOM、又
はNULL)信号を受信すると、ステップS203に進
み、受信した通信データの画質が良好であるかの判断を
行う。画質が良好でなければ、ステップS204に進
み、PPR信号を送出しエラーとなったフレームの再送
を要求する。この時、ステップS205で、再送要求デ
ータ量(byte)をRAM7ー2のデータと加算し、その
和をRAM7ー2に再格納する。そして、ステップS5
8、ステップS59、ステップS61、ステップS6
2、ステップS63、及びステップS64に進み、再び
通信所要時間を算出し、OPE18に再表示する。
【0058】ステップS201で、CTC信号を受信し
た場合、ステップS206に進み、訂正続行応答信号
(CTR)を送信機に出力し、ステップS58に戻り、
命令を受信すると、ステップS201に進み上述の手順
を行う。また、ステップS203で画質が良好であると
判断した場合、ステップS207に進み、次の通信デー
タを受信可能であれば、ステップS209に進み、MC
F信号を送出して、ステップS58に進む。
【0059】また、ステップS207で受信不可能と判
断した場合、ステップS210へ進み、受信不可信号
(RNR)を送信機に送出する。ステップS211で送
信機から命令を受信した場合、ステップS212に進
み、RR信号又はPPS・Q信号が受信されなければ、
図7のステップS79に進む。また、ステップS211
で命令受信がなく、ステップS213で、所定時間(T
2)が経過すると、ステップS79に進む。
【0060】また、ステップS202でPPR・Q信号
を受信しない場合は、再送終了の手順を行う。再送終了
の制御手順は、勧告T.30に従っているので説明は省
略する。その他の制御手順においても、勧告T.30に
従っているので説明は省略する。
【0061】以上の動作を、通信データが終了するまで
行う。
【0062】第2実施例では、受信局が部分ページ要求
信号(PPR)を送出後に行われる誤りフレームの送信
/受信について、その送受信する通信用データの転送に
対し、RAM7ー5の通信データバイト数のデータをカ
ウントアップする制御を行い、再度、通信所要時間を算
出し再表示するので、通信所要時間を正確に表示でき
る。
【0063】第2実施例では、再送する通信データバイ
ト数のデータをカウントアップしているが、カウントア
ップしない場合は、送信局側でPPR信号を受信した時
にCPU2に信号を送出して、再送するデータのバイト
数をカウントアップしない制御、即ち、ステップS11
1からステップS119の制御を行わないようにすれば
よい。また受信局側では、PPR信号を送出した時にC
PU2に信号を送出して、ステップS205を行わない
で、且つ再送データ受信時にステップS63からステッ
プS70を行わない制御をすればよい。
【0064】第3実施例 第1、第2実施例のファクシミリ装置1は、符号/復号
化部9から送出される通信用データを通信用データ蓄積
用RAM5に一旦全部蓄積した後、受信機に転送してい
るが、第2実施例のファクシミリ装置は、符号/複合化
部から送出される通信データをメモリ部に全部蓄積せ
ず、逐次受信機に転送している。以下、図18に基づい
て第3実施例を説明する。図18は、第3実施例のファ
クシミリ装置のブロック図である。
【0065】ファクシミリ装置30のCPU31には、
アドレス/データバス32を介して、送信原稿を読み取
る読取部33、メモリ部34、受信した通信データを印
刷する印刷部35、モデム/NCU部36、符号/復号
化部37、制御部38、及び操作表示部39が接続され
ている。CPU31は、図示せぬプログラム用ROMに
格納されているプログラムデータに基づいて、ファクシ
ミリ装置30全体のシステム制御、通信データの流れの
管理、通信制御、及び網制御の総括コントロールを行う
ものである。
【0066】メモリ部34は、符号/復号化部37より
送出される通信データを蓄積する。モデム/NCU部3
6は、情報の伝送及び回線の確立を行う。符号/復号化
部37は、読取部33で読み取った画像データを通信デ
ータ圧縮モードに応じて圧縮し、また、受信した通信デ
ータを復元して画像データとして印刷部35に送出す
る。制御部38は、通信データの送信が開始されると、
通信に必要な残時間を計数して、計数結果をCPU31
に送出する。操作/表示部39は、通信に伴う主な機器
の操作内容(動作支持)をCPU31に伝え、また、機
器の状態表示内容をCPU31から伝えられ表示する。
【0067】符号復号化部37は、復号化部40、モデ
ィファイドハフマン(MH)符号化部41、モディファ
イドリード(MR)符号化部42、モディファイドモデ
ィファイドリード(MMR)符号化部43、及び比較器
47を内部に有しており、夫々が内部制御/データ線で
接続されている。また、MH符号化部にはMH用レジス
タ44が接続され、MR符号化部にはMR用レジスタ4
5が接続され、MMR符号化部にはMMR用レジスタ4
6が接続される。比較器47は、各符号化部41、4
2、43で符号化された夫々の通信データの符号化量を
比較する。
【0068】制御部38は、送信総符号量格納レジスタ
48(単位:バイト)、送信済み符号量格納レジスタ4
9(単位:バイト)、送信経過時間計数カウンタ50
(単位:秒)、減算器51、及び除算器52、53を内
部に有しており、夫々が内部制御/データ線で接続され
ている。送信総符号量格納レジスタ48及び送信済み符
号量格納レジスタ49の値は減算器51に送出され、送
信済み符号量格納レジスタ49及び送信経過時間計数カ
ウンタ50(以下、カウンタ50と記す)の値は除算器
52に送出され、減算器51及び除算器52の値が除算
器53に送出される。
【0069】次に、第3実施例のファクシミリ装置の通
信(送信)動作を同じく図18を用いて説明する。
【0070】送信者が送信用の原稿をファクシミリ装置
30にセットすると、原稿は読取り部33で読み取ら
れ、読み取られた画像データはメモリ部34及び符号/
復号化部37に転送される。符号/復号化部37では、
各符号化部41、42、43が並行して随時各方式別に
符号化を行い、読取り終了時に各レジスタ44、45、
46に符号量を格納する。そして呼設定処理にて回線接
続後、即ち、通信開始時に制御部38は、符号/復号化
部37の各レジスタ44、45、46内の値を参照し、
比較器47の結果から符号量の最も少ない方式を選択
し、符号/復号化部37に通知後、メモリ部34内の画
像データを符号/復号化部37に転送する。符号/復号
化部37は通知された方式に従って、画像データを圧縮
する。符号化速度は通信速度より高速であり、従って、
符合化後の通信データは一時メモリ部34に再格納され
る。同時に、通信データはモデム/NCU部36へも転
送され、逐次受信機へ送信されて行く。制御部16は送
信開始後、通信データが1バイト送信される毎に、送信
済み符号量格納レジスタをカウントアップ(+1)す
る。ここで、符号化終了時点での総符号量は、送信総符
号量格納レジスタ48に格納される。
【0071】送信開始と同時に、制御部38はカウンタ
50を制御し、送信経過時間の計数を開始すると共に、
送信済み符号量格納レジスタ49の値及びカウンタ50
の値を除算器52へ送り、送信済み符号量格納レジスタ
49の値をカウンタ50の値で除算する。除算した結果
を実通信速度とし、除算器53へ出力する。また、送信
総符号量格納レジスタ48の値及び送信済み符号量格納
レジスタ49の値を減算器51へ送り、送信総符号量格
納レジスタ48の値から送信済み符号量格納レジスタ4
9の値を減算し、その値を除算器53へ出力する。除算
器53では、減算器51から入力した値を除算器52か
ら入力した値で除算し、その値を通信に必要な残時間
(通信の残時間)としてCPU31へ出力する。CPU
31は、入力した通信の残時間を操作/表示部39へ送
り図示せぬLCDパネル上に表示させる。
【0072】制御部38は、一定間隔毎に、例えば1秒
毎に送信済み符号量格納レジスタ49の値を更新し、そ
の都度通信の残時間を算出してCPU31へ送出し、C
PU31は操作/表示部18のLCDパネル上に更新表
示する。
【0073】なお、画像データの符号化が終了していな
い時点、即ち、送信総符号量格納レジスタ48に総符号
量が格納されていない時点では、送信済み符号量格納レ
ジスタ49の値のみを更新し、通信の残時間は表示しな
い。
【0074】第3実施例では、送信済み符号量及び送信
経過時間により実通信速度を算出し、この実通信速度を
用いて通信の残時間を算出するので、残時間を正確に表
示できる。
【0075】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
全通信データ量を第1の記憶部に格納し、通信済み通信
データ量を逐次第2の記憶部に格納し、制御手段は通信
が開始されると通信経過時間を計数すると共に、計数し
た通信経過時間、第1の記憶部に格納した全通信データ
量、及び第2の記憶部に格納した通信済み通信データ量
により通信に必要な時間を計数して、表示部に表示する
ことにより、例えばファクシミリ装置が既に送信動作中
である場合であっても、通信時間が表示されているの
で、次回の送信者にファクシミリ装置の監視を絶えず強
いることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のファクシミリ装置の
ブロック図である。
【図2】第1実施例の管理情報蓄積用RAMの内容説明
図である。
【図3】第1実施例のファクシミリ装置の送信局のフロ
ーチャートである。
【図4】第1実施例のファクシミリ装置の送信局のフロ
ーチャートである。
【図5】第1実施例のファクシミリ装置の送信局のフロ
ーチャートである。
【図6】第1実施例のファクシミリ装置の受信局のフロ
ーチャートである。
【図7】第1実施例のファクシミリ装置の受信局のフロ
ーチャートである。
【図8】1ページ分の通信データを示す説明図である。
【図9】第2実施例のファクシミリ装置の送信局のフロ
ーチャートである。
【図10】第2実施例のファクシミリ装置の送信局のフ
ローチャートである。
【図11】第2実施例のファクシミリ装置の送信局のフ
ローチャートである。
【図12】第2実施例のファクシミリ装置の送信局のフ
ローチャートである。
【図13】第2実施例のファクシミリ装置の送信局のフ
ローチャートである。
【図14】第2実施例のファクシミリ装置の送信局のフ
ローチャートである。
【図15】第2実施例の誤りフレーム送出時のフローチ
ャートである。
【図16】第2実施例のファクシミリ装置の受信局のフ
ローチャートである。
【図17】第2実施例のファクシミリ装置の受信局のフ
ローチャートである。
【図18】第3実施例のファクシミリ装置のブロック図
である。
【符号の説明】
1、30 ファクシミリ装置 2、31 CPU 7 管理情報蓄積用RAM 18、39 操作/表示部 34 メモリ部 38 制御部 48 送信総符号量格納レジスタ 49 送信済み符号量格納レジスタ 50 送信経過時間計数カウンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全通信データ量を第1の記憶部に格納
    し、 通信済み通信データ量を逐次第2の記憶部に格納し、 制御手段により通信経過時間を計数すると共に、通信経
    過時間、前記全通信データ量、及び前記通信済み通信デ
    ータ量により通信に必要な時間を計数して、表示部に表
    示することを特徴とするファクシミリ装置の通信時間計
    数方法。
  2. 【請求項2】 第3の記憶部に通信速度を格納し、通信
    開始前に、通信速度及び前記全通信データ量により前記
    制御手段は全通信時間を算出して表示部に表示する請求
    項1記載のファクシミリ装置の通信時間計数方法。
  3. 【請求項3】 誤り訂正モードを有し、再送データ量を
    全通信データ量に加算して前記第1の記憶部に再格納
    し、全通信データ量及び通信速度により前記制御部は通
    信時間を算出する請求項2記載のファクシミリ装置の通
    信時間計数方法。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記通信経過時間及び
    通信済み通信データ量により通信速度を算出して通信時
    間を計数する請求項1記載のファクシミリ装置の通信時
    間計数方法。
  5. 【請求項5】 通信データを送受信するファクシミリ装
    置において、 全通信データ量を格納する第1の記憶部と、 送受信済み通信データ量を格納する第2の記憶部と、 通信経過時間を計数すると共に、この通信経過時間、前
    記第1の記憶部に格納した全通信データ量、及び前記第
    2の記憶部に格納した通信済み通信データ量により通信
    時間を計数する制御手段と、 前記通信時間を表示する表示部とを設けたことを特徴と
    するファクシミリ装置。
JP7192983A 1995-07-28 1995-07-28 通信時間を計数するファクシミリ装置 Withdrawn JPH0946466A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5236969U (ja) * 1975-09-08 1977-03-16

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5236969U (ja) * 1975-09-08 1977-03-16
JPS6110222Y2 (ja) * 1975-09-08 1986-04-02

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