JPH0946349A - Atmセルスイッチングシステム - Google Patents

Atmセルスイッチングシステム

Info

Publication number
JPH0946349A
JPH0946349A JP7191488A JP19148895A JPH0946349A JP H0946349 A JPH0946349 A JP H0946349A JP 7191488 A JP7191488 A JP 7191488A JP 19148895 A JP19148895 A JP 19148895A JP H0946349 A JPH0946349 A JP H0946349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
atm
cell
atm cell
circuit
congestion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7191488A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Sugimoto
茂 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP7191488A priority Critical patent/JPH0946349A/ja
Publication of JPH0946349A publication Critical patent/JPH0946349A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソフトウエア処理を軽減し、簡単な構成で迅
速にATMセルスイッチの輻輳の解消を図ることができ
る。 【構成】 スタンプ回路12aは、状態監視回路6aが
閾値オーバーを通知すると、閾値をオーバーしたATM
セルに対してEFCIスタンプを行う。検出回路13a
は、EFCIセルを検出するとそれをBECN生成回路
9aに通知すると共に、そのVPI/VCIも通知す
る。生成回路9aは、そのVPI/VCI値を持つBE
CNセルを生成する。送信制御回路10aは送信要求が
あると、BECNセルを送信する。それと共に、BEC
Nセルの送信間隔制御を行うためのタイマを内蔵し、E
FCIが検出されるとタイマ動作を開始する。このタイ
マによってバックプレッシャ制御のためのBECNセル
の端末2aへの送信間隔が一定時間間隔以下にならない
ように制御する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はATM(非同期転送モー
ド)セルスイッチングシステムに関し、特に輻輳制御に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ATM交換機の開発が行われてい
る。図2はATM交換機の機能構成図である。この図2
において、セルフルーティングスイッチSLの出力キュ
ー5aの輻輳を検出し、バックプレッシャーによってそ
れを回避する輻輳制御とは、以下のようなものである。
【0003】先ず、スイッチの出力キューにBECN
(Backward Explicit Conges
tion Notification:逆方向明示的輻
輳通知)セルによる輻輳制御の開始用閾値と終了用閾値
とを設ける。この開始用閾値をオーバーさせたセルのコ
ネクションの送信側に対してBECNセル送信制御を開
始する。これによって、そのコネクションが輻輳状態で
あることを通知し、セル送信速度の抑制を要求する。
【0004】端末側2aが送信を抑制した結果、終了用
閾値をアンダーするとBECNセル送信制御を終了す
る。BECNセルのVPI(仮想パス識別子)/VCI
(仮想チャネル識別子)値は輻輳制御対象コネクション
の値を持つ。回線のVPI/VCI値は双方向ペアで同
一である。
【0005】従来、バックプレッシャー制御は以下に述
べるようにソフトウエア処理によって行っていた。即
ち、スイッチの出力キューの閾値に対するキューの状態
を出力キュー状態監視回路Kで監視する。BECN送信
開始閾値をオーバーしたとき、オーバーしたことと、該
当セルのVPI/VCI値を上位ソフトウエアへ通知す
る。ソフトウエアはBECN送信制御を開始する。即
ち、VPI/VCI値から該当ライン回路を識別し、そ
れに対して送信用BECNセルのデータを設定し、1回
或いは定期的に送信を命令する。BECN送信終了閾値
をアンダーしたとき、マイクロプロセッサPによるソフ
トウエア処理で送信制御を解除するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術では、一般にバックプレッシャー制御は、エ
ンドーエンド間の輻輳制御では時間的に遅くて不都合で
ある場合に使用する。よって、輻輳発生から輻輳抑制ま
でをできるだけ短時間で行うことが必要とされる。マイ
クロプロセッサPによるソフトウエア制御では、輻輳検
出からBECNセル送信までの時間が長いという問題が
あった。
【0007】また、このような処理は回線ごとに実行す
る必要があるため、回線数が多くなると、ソフトウエア
処理が増大し、実現困難となる問題があった。
【0008】以上のようなことから、ソフトウエア処理
を軽減し、簡単な構成で迅速にATMセルスイッチの輻
輳の解消を図ることができるATMセルスイッチングシ
ステムの提供が要請されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、第1の発明は、
ATM交換機内の『ATMセルバッファ』に蓄積されて
いるATMセルの数を監視し、このATMセルの蓄積状
態に応じて、ATM交換機に接続されている『端末装
置』に対して輻輳制御を行うATMセルスイッチングシ
ステムであって、全ての『上記ATMセルバッファ』に
蓄積されているATMセルの数をそれぞれ監視し、蓄積
ATMセル数が所定閾値以上か否かを判断して状態情報
としてそれぞれ出力する『ATMセル数監視手段』を
『ATMセルスイッチ』に備えると共に、上記端末装置
からの入力ATMセルの方路情報から『上記ATMセル
スイッチ』内の方路に対応する『上記ATMセルバッフ
ァ』の状態情報を参照する『参照手段』と、この参照に
よって入力ATMセルに対する方路の『上記ATMセル
バッファ』が上記所定閾値以上に達すると、所定間隔以
上の時間間隔で輻輳制御を行うためのATMセルを生成
して『上記端末装置』に与える『輻輳制御手段』とを上
記ATM交換機の『ライン回路』に備えることで、上述
の課題を解決するものである。
【0010】また、第2の発明は、ATM交換機内の
『ATMセルバッファ』に蓄積されているATMセルの
数を監視し、このATMセルの蓄積状態に応じて、AT
M交換機に接続されている『端末装置』に対して輻輳制
御を行うATMセルスイッチングシステムであって、
『上記ATMセルバッファ』に蓄積されているATMセ
ルの数を監視し、蓄積ATMセル数が所定閾値以上か否
かを判断して、所定閾値以上の場合はATMセルに輻輳
ビット表示を行う『輻輳ビット表示手段』を『ATMセ
ルスイッチ』に備えると共に、『上記ATMセルスイッ
チ』からのATMセルに設定されている輻輳ビット表示
を検出すると、所定間隔以上の時間間隔で輻輳制御を行
うためのATMセルを生成して『上記端末装置』に与え
る『輻輳制御手段』を上記ATM交換機の『ライン回
路』に備えることで、上述の課題を解決することもでき
る。
【0011】
【作用】上述の第1の発明によれば、ATMセルスイッ
チ内のATMセル数監視手段によって全てのATMセル
バッファに蓄積されているATMセルの数をそれぞれ監
視し、これらの蓄積ATMセルの数が所定閾値以上であ
れば輻輳状態と判断して、そのATMセルバッファを方
路とする入力ATMセルを送出している端末装置に輻輳
を通知してATMセル送出を抑制させるため、輻輳制御
のためのATMセル(例えば、BECNセルやFECN
セル)を生成して端末装置に与えて制御するものであ
る。このような構成で輻輳制御を行うので、ソフトウエ
ア処理を軽減し、簡単なハードウエア回路構成で非常に
短時間でATMセルスイッチ内での輻輳の解消を図るこ
とができる。
【0012】また、第2の発明は、ATMセルスイッチ
の輻輳ビット表示手段によって、ATMセルバッファに
蓄積されているATMセルの数が、所定閾値以上の場合
は輻輳ビット表示を行って出力し、ライン回路の輻輳制
御手段によってATMセルスイッチから輻輳ビット表示
を検出すると、所定間隔以上の時間間隔で輻輳制御のた
めのATMセルを生成して端末装置に与えることで、輻
輳を抑制するように構成するものである。このような構
成で輻輳制御を行うので、ソフトウエア処理を軽減し、
簡単な構成で迅速にATMセルスイッチ内での輻輳の解
消を図ることができる。
【0013】
【実施例】次に本発明の好適な実施例を図面を用いて説
明する。そこで、本実施例のATM交換システムの輻輳
制御方式では、ATM交換機のスイッチの出力キューの
しきい値によって輻輳を検出し、バックプレッシャーに
よってそれを回避する輻輳制御において、スイッチでE
FCI(Explicit Forward Cong
estion Indicator:輻輳状態を前方に
通知するための表示)スタンプ回路と、出側ライン回路
でEFCIを検出する回路と、BECNセルを生成して
送信を要求する回路と、送信間隔を一定値以下にしない
回路とを持つように構成するものである。
【0014】尚、上記輻輳ビットEFCIはATMセル
のヘッダのペイロードタイプPT3ビットの内の、1ビ
ットに網輻輳有無を設定して表示するものである。
【0015】更に、スイッチの出力キュー状態情報をラ
イン回路へ通知するための回路及び信号線と、入り側ラ
イン回路において出力キュー状態情報を管理する回路
と、出力キュー状態と通過セルのヘッダ値を比較してB
ECNセルを生成して送信を要求する回路と、送信間隔
を一定値以下にしない回路とを持つように構成するもの
である。
【0016】『第1実施例』:図1は本第1実施例のA
TM交換機の機能ブロック図である。この図1におい
て、ATM交換機は、ライン回路4a〜4n、4a1〜
4n1と、セルフルーティングスイッチ3とから構成さ
れ、このATM交換機には端末2a〜2nが接続されて
いる。更に、セルフルーティングスイッチ3は、EFC
Iスタップ回路12、出力キュー5、出力キュー状態監
視回路6が回線ごとに備えられている。更にまた、ライ
ン回路4a1〜4n1には、それぞれEFCI検出回路
13、BECNセル生成回路9、BECNセル送信制御
回路10などが備えられている。
【0017】セルフルーティングスイッチ3は、出力バ
ッファ型スイッチであって、出力バッファである出力キ
ュー5a〜5nを備える。これらの出力キューは、FI
FO方式のメモリ回路で構成され、各出力キューには、
ATMセルが例えば、200個程度格納されるものであ
る。
【0018】また、セルフルーティングスイッチ3は、
端末2a又は2bからのATMセルの宛先方路に応じて
出力キューから出力されるわけであるが、図1では説明
を簡単にするために、端末2aからのATMセルを出力
キュー5aから出力し、出ライン回路4a1を通じて端
末2bに伝送する例を示している。
【0019】出力キュー状態監視回路6aは、論理ゲー
ト回路、カウンタ、比較器などで構成し、出力キュー5
a内のATMセルの個数を管理し、所定閾値(例えば、
キューの容量を200個とした場合に、閾値を100個
程度とする。)以上か否かを監視し、所定閾値以上にな
ると輻輳を表す状態情報(1又は0の2値信号)をEF
CIスタンプ回路12aに与える。
【0020】EFCIスタンプ回路12aは、論理ゲー
ト回路で構成し、出力キュー状態監視回路6aからの状
態情報によって、輻輳を表す状態情報であると認識する
とATMセルのヘッダのペイロードタイプPTの3ビッ
トの内のPTIにビットを立てる、即ち、EFCIスタ
ンプを行って、出力キュー5aに与えるのである。
【0021】EFCI検出回路13aは、出ライン4a
1に備えられ、論理ゲート回路で構成し、セルフルーテ
ィングスイッチ3からのATMセルを与えられると、そ
のATMセルにEFCIスタンプがあるか否かの検出を
行い、EFCIスタンプを検出すると、BECNセル生
成回路9aに検出有りを通知すると共に、そのATMセ
ルのVPI/VCIも通知する。
【0022】BECNセル生成回路9aは、EFCI検
出回路13aからEFCIスタンプ検出有りの通知と、
VPI/VCIとを受けると、BECNセルを生成し、
BECNセル送信制御回路10aに送信要求を与えるも
のである。
【0023】BECNセル送信制御回路10aは、BE
CNセルの送信要求を受けるとそのBECNセルを端末
2aに向けて送信すると共に、内蔵するタイマでBEC
Nセル送信間隔が所定時間間隔(t1)以下で次のBE
CNセルを送信しないように管理するものである。
【0024】BECNセル受信回路11は、ATM交換
機からBECNセルを受信すると、バックプレッシャを
行って、送信するATMセルを停止したり、送信速度を
低下させたりして、ATM交換機におけるATMセルの
輻輳を回避させるような動作を行うものである。
【0025】(動作): (スイッチ出力キューしき
い値監視): 出力キュー5aに対して出力速度以上
の入力が続くと、出力キューのバッファ(セル収容数、
例えば、200程度)にセルが溜まり、これによって閾
値(例えば、セル個数100)を超える場合が起きる。
そこで、出力キュー状態監視回路6aは、ATMセルの
蓄積量の閾値に対する関係を1ATMセルごとに監視
し、出力キュー状態情報を生成する。
【0026】(EFCIスタンプ): EFCIスタ
ンプ回路12aは、出力キュー状態監視回路6aが閾値
オーバーを通知すると、閾値をオーバーしたATMセル
に対してEFCIスタンプを行う。即ち、ペイロードタ
イプインジケータPTIの第2ビットを1とする、つま
り、『X1X』とする。
【0027】(BECNセル生成): EFCI検出
回路13aは、EFCIセルを検出するとそれをBEC
N生成回路9aに通知すると共に、そのATMセルのV
PI/VCIも通知する。BECNセル送信制御回路1
0aは、そのVPI/VCI値を持つBECNセルを生
成する。そして、BECNセル送信制御回路10aへ送
信要求を出す。
【0028】(BECNセル送信): BECNセル
送信制御回路10aは、BECNセル生成回路9aから
の送信要求をトリガとして送信動作を開始する。BEC
Nセル送信制御回路10aは送信要求があると、BEC
Nセル生成回路9aで生成したセルを送信する。それと
共に、BECNセル送信制御回路10aは、BECNセ
ルの送信間隔制御を行うためのタイマを内蔵し、EFC
Iが検出されるとタイマ動作を開始する。このタイマに
よってバックプレッシャ制御のためのBECNセルの端
末2aへの送信間隔が一定時間間隔(t1)以下になら
ないように制御するものである。
【0029】即ち、BECNセル送信制御回路10a
は、BECNセルは、端末2a〜2b間の転送ATMセ
ル(ユーザセル)の隙間に挿入して端末2aに転送する
ため、BECNセルの送信間隔が余りに短い間隔で連続
的に挿入されると、端末間の転送に悪い影響を与えるた
めに常に一定時間間隔(t1)以上で送信するように制
御するものである。
【0030】更に、BECNセル送信制御回路10a
は、1回のEFCI検出でBECNセルの生成を行い、
BECNセル送信制御回路10aのタイマが動作し始め
ると、後に2回目のEFCI検出で、BECNセル生成
回路9aから送信要求があっても、上記一定時間間隔
(t1)の間は無視し、BECNセルの送信を行わな
い。
【0031】即ち、BECNセル送信制御回路10aの
タイマは、最初のEFCI検出で、カウント動作を開始
する。カウントしている間はEFCI検出があっても無
視する。このタイマが一定時間(t1)後、動作を停止
すると、新たなEFCI検出に対する動作を受け付ける
状態となり、EFCIセルが到着すればBECNセルを
送信し、タイマを再動作させることができる。
【0032】このようにして送信されたBECNセルは
セルフルーティングスイッチ3を通じて入ライン回路4
aから端末2aのBECNセル受信回路11に伝送され
る。BECNセル受信回路11は、BECNセルを受け
ると、セルフルーティングスイッチ3の出力キューで輻
輳が起きていることを認識し、ATMセルの送信量を制
御するのである。
【0033】(第1実施例の効果): 以上の第1実
施例のATM交換機によれば、ソフトウエア処理を行う
ことなく、ハードウエア回路だけでバックプレッシャ制
御を行うことができるので、従来に比べATM交換機の
ソフトウエア処理の負荷を軽減することができると共
に、高速制御を行うことができる。
【0034】具体的には、1ATMセルごとに出力キュ
ー状態を管理し、専用の信号線を用いずにライン回路に
通知し、ソフトウエア処理によらず、出ライン回路でB
ECNセルの生成と送信とを行うことで、輻輳検出から
BECNセル送信までの時間を短時間にして、バックプ
レッシャ制御性能を向上させることができる。
【0035】『第2実施例』:本第2実施例は、上述の
第1実施例のようにEFCIを使用することなく、バッ
クプレッシャー制御を行うように構成するものである。
【0036】図3は本第2実施例のATM交換機の機能
構成図である。この図3において、ATM交換機は、入
ライン回路8a〜8nと、セルフルーティングスイッチ
9と、出ライン回路7a〜7nとから構成されている。
入ライン回路8a〜8nはヘッダ変換回路81a〜81
nと、BECNセル生成回路82a〜82nと、BEC
Nセル送信制御回路83a〜83nと、出力キュー状態
管理回路84a〜84nとから構成されている。セルフ
ルーティングスイッチ9は、出力キュー91a〜91n
と、出力キュー状態監視回路92a〜92nと、出力キ
ュー状態通知回路93とから構成されている。
【0037】出力キュー状態監視回路92a〜92n
は、論理ゲート回路、カウンタ回路などから構成され、
出力キュー91aに蓄積されているATMセルの蓄積個
数を監視し、閾値個数よりも大きいか否かによって出力
キュー状態情報を生成して出力キュー状態通知回路93
に与える。同様にして他の出力キュー状態監視回路92
b〜92nも出力キューの状態を監視して、出力キュー
状態情報を出力キュー状態通知回路93に与える。
【0038】出力キュー状態通知回路93は、論理ゲー
ト回路、カウンタ回路などから構成され、セルフルーテ
ィングスイッチ9内の全ての出力キューからの出力キュ
ー状態情報を取り込み、これらの出力キュー状態情報を
多重化して状態情報通知用信号として全ての入ライン回
路8a〜8nの出力キュー状態管理回路84a〜84n
に与える。
【0039】ヘッダ変換回路81a〜81nは、論理ゲ
ート回路、カウンタ回路などから構成され、端末2aか
らATMセルのヘッダのVPI/VCIを読み取り、方
路に応じた出VPI/VCIに変換すると共に出力キュ
ーに対応した出力キュー番号なども付加したATMセル
をセルフルーティングスイッチ9に与え、更に、検出さ
れた上記ATMセルのヘッダのVPI/VCIをBEC
Nセル生成回路82a〜82nに与える。
【0040】BECNセル生成回路82a〜82nは、
論理ゲート回路などから構成され、与えられたATMセ
ルのVPI/VCIから出力キュー状態管理回路84a
〜84nを参照して、上記VPI/VCIに対応する出
力キューが輻輳状態にあるか否かを確認する。輻輳状態
にあると確認されるとそのVPI/VCIに対してBE
CNセルを生成して送信要求をBECNセル送信制御回
路83a〜83nに与える。
【0041】BECNセル送信制御回路83a〜83n
は、論理ゲート回路、カウンタ回路などから構成され、
送信要求を受けると内蔵しているタイマーを動作させ
て、送信間隔が一定時間以下にならないようにしなが
ら、BECNセルを端末2aに送信し、バックプレッシ
ャ制御を行うものである。
【0042】(動作): (スイッチ出力キューの閾
値監視): 出力キュー91aに対して出力速度以上
の入力ATMセルが続くと、出力キュー91aにATM
セルが溜まり、これによって閾値を超える場合が起き
る。そこで、出力キュー状態監視回路92aは、ATM
セルの蓄積量の閾値に対する関係を1ATMセルごとに
監視し、出力キュー状態情報を生成する。
【0043】(出力キュー状態情報の通知と管理):
全ての出力キュー91a〜91nの状態情報は、全て
の入ライン回路8a〜8nに対して状態情報通知用信号
線で通知される。入ライン回路8a〜8nでは、出力キ
ュー状態管理回路84a〜84nによって現在の出力キ
ュー状態を常時管理しており、1ATMセルごとにアッ
プデイトされる。出力キュー状態管理回路84a〜84
nは、全ての出力キュー91a〜91nに対応してその
状態を保持するレジスタを備え、そのレジスタは1AT
Mセルごとに通知される出力キュー状態情報によってア
ップデイトされる。
【0044】(BECNセル生成): BECNセル
生成回路82a〜82nは、通過するATMセルのヘッ
ダを監視し、そのVPI/VCI値に対応する出力キュ
ー状態管理回路84a〜84nの状態レジスタをチェッ
クする。VPI/VCIと出力キューとの対応は、ヘッ
ダ変換後のセルフルーティング用データ中の出力キュー
番号によって行う。このときに、該当レジスタが輻輳状
態となっている場合、そのATMセルは輻輳状態の出力
キュー91へ送信されるということであるので、そのコ
ネクションに対して輻輳通知を行うために、そのATM
セルのVPI/VCI値を持つBECNセルを生成す
る。そして、BECNセル送信制御回路83a〜83n
へ送信要求を出すのである。
【0045】(BECNセル送信): BECNセル
送信制御回路83a〜83nは、BECNセル生成回路
82a〜82nからの送信要求をトリガとして送信動作
を開始する。これらのBECNセル送信制御回路83a
〜83nは、送信要求が与えられると、BECNセル生
成回路82a〜82nで生成したBECNセルを送信す
る。それと共に送信間隔制御のタイマーを動作開始させ
る。このタイマによって送信間隔が一定時間以下になら
ないようにする。即ち、タイマーが動作している間はB
ECNセルの送信要求を受け付けず、一定時間(t1)
経過後まで無視してタイマー動作するように制御するも
のである。
【0046】このようにして送信されたBECNセルは
端末2aのBECNセル受信回路11に伝送される。B
ECNセル受信回路11は、BECNセルを受けると、
セルフルーティングスイッチ9の出力キューで輻輳が起
きていることを認識し、ATMセルの送信量を制御する
のである。
【0047】(入ライン回路8aの機能構成): 図
4は入ライン回路8aの一例の機能構成図である。この
図4においては、『出力キューごとにタイマーを備える
ものであって』、入ライン回路8aは、ヘッダ変換回路
81aと、BECNセル生成回路82aと、BECNセ
ル送信制御回路83aと、出力キュー状態管理回路84
aとから構成されている。具体的には、出力キュー状態
管理回路84aは、出力キュー#0用状態レジスタ84
1a〜出力キュー#n用状態レジスタ84naから構成
されている。これらのn個の状態レジスタにセルフルー
ティングスイッチ9の出力キュー91a〜91nの出力
キュー状態情報が記憶され、BECNセル生成回路82
aに与えられるのである。
【0048】BECNセル送信制御回路83aは、出力
キュー#0用送信制御タイマ831a〜出力キュー#n
用送信制御タイマ83naと、BECNセル送信回路8
3a1とから構成されている。このようにタイマーは出
力キューの数だけ備え、出力キュー状態レジスタ841
a〜84naに対応してそれぞれ独立に動作する。BE
CNセル生成回路82aから送信要求が与えられた出力
キューに対応するタイマーは最初のBECNセル送信要
求で、カウント動作を開始する。カウントしている間は
その出力キューに対する送信要求があっても無視する。
その他の出力キューに対する送信動作はこれとは関係な
くそれぞれ独立して行われる。タイマーが動作を完了す
ると、送信要求を受け付けることが可能な状態となり、
送信要求があればBECNセルを送信して、タイマーを
再動作させるのである。
【0049】(第2実施例の効果): 以上の第2実
施例のATM交換機によれば、1ATMセルごとに出力
キュー状態を管理し、専用の状態情報通知用信号線を用
いて入ライン回路8aに通知し、この入ライン回路8a
でBECNセルの生成・送信を行うことで輻輳検出から
BECNセル送信までを短時間で行うことができるよう
になった。
【0050】また、ハードウエア回路だけで構成でき、
ソフトウエアを使用することなく実現することができる
ので、ATM交換機全体のソフトウエア処理負担を軽減
することができる。
【0051】更に、上述の第1実施例と比べると、出力
キュー状態情報通知用信号線が必要であるが、上述の第
1実施例では輻輳の通知がセルフルーティングスイッチ
が輻輳しているその出力キューを通って出ライン回路で
検出され、ここからBECNセルを生成してセルフルー
ティングスイッチから入ライン回路を通じて端末2aに
与えられるため、バックプレッシャー制御が遅くなる
が、第2実施例の場合は、最短でバックプレッシャー制
御を行うことができる。
【0052】(他の実施例): (1)尚、以上の第
2実施例の入ライン8aの機能構成は、出力キューごと
にタイマーを備えるものであるが、図5は他の実施例の
入ライン回路8´の機能構成図であり、入ライン回路に
1個のタイマを備えるものである。この図5において、
入ライン回路8´は、ヘッダ変換回路81aと、BEC
Nセル生成回路82aと、出力キュー状態管理回路84
aと、BECNセル送信制御回路83´aとから構成さ
れ、上述の図4の構成と異なることは、BECNセル送
信制御回路83´a内に全出力キュー用送信制御タイマ
ー830aと、BECNセル送信回路83´a1を備え
ることである。
【0053】即ち、BECNセル送信制御回路83´a
は、入ライン回路8´に1個(出力キュー全部に1個)
タイマーを備えるものである。
【0054】全出力キュー用送信制御タイマー830a
は、入ライン回路8´に1個だけ備え、全ての出力キュ
ー状態レジスタ841a〜84naに対して共通であ
る。この全出力キュー用送信制御タイマー830aは、
最初のBECNセル送信要求で、カウント動作を開始す
る。カウントしている間は全ての送信要求を無視し、所
定時間後にカウント動作を停止する。タイマーが動作を
停止すると、送信要求を受け付けることが可能になり、
BECNセル生成回路82aから送信要求があればBE
CNセルを送信し、全出力キュー用送信制御タイマー8
30aを再動作させてBECNセルの送信制御を行うも
のである。
【0055】(2)また、上述のセルフルーティングス
イッチは、上述の出力バッファ型のスイッチの他、入力
バッファ型スイッチや、共通バッファ型スイッチや、ク
ロスポイントバッファ型スイッチなどであっても適用す
ることができる。
【0056】(3)更に、端末2aへのバックプレッシ
ャ制御だけでなく、逆方向の端末2bにもバックプレッ
シャ制御を行うことも同じような構成で行うことができ
る。
【0057】(4)更にまた、本発明は、BECNセル
によるバックプレッシャ制御による輻輳制御だけでなく
他に、FECN(順方向明示的輻輳通知)セルによって
輻輳制御を行うことに適用することもできる。
【0058】
【発明の効果】以上述べた様に第1の発明は、『ATM
セルスイッチ』に全ての『上記ATMセルバッファ』に
蓄積されているATMセルの数をそれぞれ監視し、蓄積
ATMセル数が所定閾値以上か否かを判断して、この判
断結果を状態情報としてそれぞれ出力する『ATMセル
数監視手段』を備え、『ATM交換機のライン回路』
に、『端末装置』からの入力ATMセルの方路情報から
『上記ATMセルスイッチ』内の方路に対応する『上記
ATMセルバッファ』の状態情報を参照する『参照手段
と、この参照によって入力ATMセルに対する方路の
『上記ATMセルバッファ』が上記所定閾値以上に達す
ると、所定間隔以上の時間間隔で輻輳制御を行うための
ATMセルを生成して『上記端末装置』に与える『輻輳
制御手段』とを備えたことで、非常に短時間でソフトウ
エア処理を軽減して、簡単なハードウエア回路構成でA
TMセルスイッチの輻輳の解消を図ることができる。
【0059】また、第2の発明は、『ATMセルスイッ
チ』に『ATMセルバッファ』に蓄積されているATM
セルの数を監視し、蓄積ATMセル数が所定閾値以上か
否かを判断して、所定閾値以上の場合はATMセルに輻
輳ビット表示を行う『輻輳ビット表示手段』を備え、
『ATM交換機のライン回路』に『ATMセルスイッ
チ』からのATMセルに設定されている輻輳ビット表示
を検出すると、所定間隔以上の時間間隔で輻輳制御を行
うためのATMセルを生成して『上記端末装置』に与え
る『輻輳制御手段』を備えたことで、ソフトウエア処理
を軽減し、簡単なハードウエア構成で迅速にATMセル
スイッチの輻輳の解消を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のATM交換機の機能構成
図である。
【図2】従来例のATM交換機の機能構成図である。
【図3】第2実施例のATM交換機の機能構成図であ
る。
【図4】第2実施例のATM交換機の入ライン回路の機
能構成図である。
【図5】他の実施例の入ライン回路の機能構成図でる。
【符号の説明】
1…ATM交換機、2a、2b…端末、3、9…セルフ
ルーティングスイッチ、4a〜4n…入ライン回路、4
a1〜4n1…出ライン回路、5a〜5n…出力キュ
ー、6a〜6n…出力キュー状態監視回路、9a〜9n
…BECNセル生成回路、10a〜10n…BECNセ
ル送信制御回路、12a〜12n…EFCIスタンプ回
路、13a〜13n…EFCI検出回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM交換機内のATMセルバッファに
    蓄積されているATMセルの数を監視し、このATMセ
    ルの蓄積状態に応じて、ATM交換機に接続されている
    端末装置に対して輻輳制御を行うATMセルスイッチン
    グシステムであって、 全ての上記ATMセルバッファに蓄積されているATM
    セルの数をそれぞれ監視し、蓄積ATMセル数が所定閾
    値以上か否かを判断して、この判断結果を状態情報とし
    てそれぞれ出力するATMセル数監視手段をATMセル
    スイッチに備えると共に、 上記端末装置からの入力ATMセルの方路情報から上記
    ATMセルスイッチ内の方路に対応する上記ATMセル
    バッファの状態情報を参照する参照手段と、この参照に
    よって入力ATMセルに対する方路の上記ATMセルバ
    ッファが上記所定閾値以上に達すると、所定間隔以上の
    時間間隔で輻輳制御を行うためのATMセルを生成して
    上記端末装置に与える輻輳制御手段とを上記ATM交換
    機のライン回路に備えることを特徴とするATMセルス
    イッチングシステム。
  2. 【請求項2】 上記輻輳制御手段は、全てのATMセル
    バッファの状態情報に応じて個々に輻輳制御のためのA
    TMセル送信の送信間隔制御を行うためのタイマーを全
    てのATMセルバッファの数だけ備え、これらのタイマ
    ーによって、上記入力ATMセルの方路に対応する上記
    ATMセルバッファの状態情報に応じて、個々に輻輳制
    御のためのATMセル送信制御の送信間隔を計数して所
    定間隔以上で送信することを特徴とする請求項1記載の
    ATMセルスイッチングシステム。
  3. 【請求項3】 上記輻輳制御手段は、ATMセル送信の
    送信間隔制御を行うためのタイマーを一つ備え、このタ
    イマーによって入力ATMセルに対応するATMセルバ
    ッファの上記状態情報に応じて、輻輳制御のためのAT
    Mセル送信制御の送信間隔を計数して所定間隔以上で送
    信し、上記タイマーが送信間隔制御のための所定時間経
    過前に他の入力ATMセルによる輻輳制御のためのAT
    Mセル送信要求が発生しても受け付けない構成であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のATMセルスイッチング
    システム。
  4. 【請求項4】 上記輻輳制御は、逆方向明示的輻輳通知
    セルによるバックプレッシャ制御、又は順方向明示的輻
    輳通知セルによる制御であることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載のATMセルスイッチングシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 ATM交換機内のATMセルバッファに
    蓄積されているATMセルの数を監視し、このATMセ
    ルの蓄積状態に応じて、ATM交換機に接続されている
    端末装置に対して輻輳制御を行うATMセルスイッチン
    グシステムであって、 上記ATMセルバッファに蓄積されているATMセルの
    数を監視し、蓄積ATMセル数が所定閾値以上か否かを
    判断して、所定閾値以上の場合はATMセルに輻輳ビッ
    ト表示を行う輻輳ビット表示手段をATMセルスイッチ
    に備えると共に、 上記ATMセルスイッチからのATMセルに設定されて
    いる上記輻輳ビット表示を検出すると、所定間隔以上の
    時間間隔で輻輳制御を行うためのATMセルを生成して
    上記端末装置に与える輻輳制御手段を上記ATM交換機
    のライン回路に備えることを特徴とするATMセルスイ
    ッチングシステム。
JP7191488A 1995-07-27 1995-07-27 Atmセルスイッチングシステム Pending JPH0946349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7191488A JPH0946349A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 Atmセルスイッチングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7191488A JPH0946349A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 Atmセルスイッチングシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0946349A true JPH0946349A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16275486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7191488A Pending JPH0946349A (ja) 1995-07-27 1995-07-27 Atmセルスイッチングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0946349A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100454180B1 (ko) * 2000-11-09 2004-10-26 엘지전자 주식회사 전방향 폭주표시 코드 모니터 처리장치 및 그의 제어방법
CN100442754C (zh) * 1998-03-20 2008-12-10 富士通株式会社 路由和测试用于短信元的atm交换装置的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100442754C (zh) * 1998-03-20 2008-12-10 富士通株式会社 路由和测试用于短信元的atm交换装置的方法
KR100454180B1 (ko) * 2000-11-09 2004-10-26 엘지전자 주식회사 전방향 폭주표시 코드 모니터 처리장치 및 그의 제어방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6094418A (en) Feedback control method and device in ATM switching system
US6714989B1 (en) ATM controller and ATM communication control device
US6452903B1 (en) Network switch supporting rate-based and credit-based flow control mechanisms on a link-by-link basis
JPH10271132A (ja) パケット交換網におけるフロー制御方式
JPH08307420A (ja) セル交換における輻輳制御方式
JP3062041B2 (ja) 非同期転送網における輻輳制御方式
JPH1198148A (ja) レート制御装置
US6711133B1 (en) Method for controlling congestion in ATM switching system
JPH0946349A (ja) Atmセルスイッチングシステム
US5923645A (en) Cell rate control device and method
US6466541B1 (en) Cell pacing on a network link employing a rate-based flow control protocol with underlying credit-based flow control mechanisms
JP2001203697A (ja) フロー制御方法およびそれを実行する通信要素
US20130121144A1 (en) Multiplexing apparatus and discard method
JP2757482B2 (ja) プロセッサ間通信システム
JPH0974420A (ja) 帯域制御方式
JPH088932A (ja) 輻輳制御方法
JP2768762B2 (ja) 交換機
JPH0983537A (ja) ビットレート制御回路
JP3095001B2 (ja) 通信制御装置
JP3597112B2 (ja) Atm交換機の輻輳制御方式
JP3006349B2 (ja) フレームリレー交換機
JP3556081B2 (ja) Rmセル処理装置
KR100299054B1 (ko) 비동기전송모드 교환기에서 버퍼 관리를 이용한 가용 비트 속도 사용 파라미터 제어 방법
JP3106198B2 (ja) Atm網のセル流量監視システム
JP3148853B2 (ja) パケット輻輳通知方法およびそのための装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term