JPH0945629A - 縦型反応炉の炉口部構造 - Google Patents

縦型反応炉の炉口部構造

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JPH0945629A
JPH0945629A JP21097095A JP21097095A JPH0945629A JP H0945629 A JPH0945629 A JP H0945629A JP 21097095 A JP21097095 A JP 21097095A JP 21097095 A JP21097095 A JP 21097095A JP H0945629 A JPH0945629 A JP H0945629A
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JP
Japan
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reaction tube
seal groove
gas
vertical reactor
reactor according
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JP21097095A
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English (en)
Inventor
Hidehiro Yanagawa
秀宏 柳川
Tomoshi Taniyama
智志 谷山
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】縦型反応炉の炉口部構造に於いて、弾性材料の
パッキンを使用することなく、又水冷構造とすることな
く、炉口部を気密に閉塞可能とする。 【構成】反応管2下端に当接し炉口部を閉塞する閉塞部
材6aを設け、前記反応管と閉塞部材の境界にシール溝
13を設け、該シール溝にシールガスを導入する様構成
し、前記シール溝、及び該シール溝に導入したシールガ
スを介在させることで、反応管内部からの反応ガスの漏
出を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置の1
つである縦型反応炉、特に縦型反応炉の炉口部構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に於いて、従来の縦型反応炉の炉口
部構造を説明する。
【0003】筒状のヒータユニット1内に、上端が閉塞
された石英製の反応管2が、炉体ベース11に立設さ
れ、該反応管2内には処理すべきウェーハ3を水平姿勢
で多段に保持するボート4が装入される。該ボート4は
ボート4を反応管2内に装入、抜脱するボートエレベー
タ(図示せず)のキャップ受け5にボートキャップ6を
介して立設されており、該ボートキャップ6のフランジ
6aにより前記反応管2の下端開口部を気密に閉塞す
る。
【0004】前記反応管2の下端開口部と前記フランジ
6a間には、弾性材料であるフッ素系合成樹脂製等の耐
熱製のパッキン7が設けられている。該パッキン7の耐
熱温度は150℃〜250℃と低いので、熱による焼
損、劣化を防止する為、以下の如く冷却されている。
【0005】前記キャップ受け5には冷却水路8が設け
られ、又前記反応管2の下端フランジを押えている反応
管固定リング9に冷却水路10が設けられ、前記冷却水
路8、冷却水路10に冷却水を流通することで前記パッ
キン7を耐熱温度以下に冷却している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した様に、従来の
縦型反応炉の炉口部構造では弾性体のパッキンを使用
し、パッキンの焼損劣化を防止する為冷却を必要として
おり、この為炉口部付近の温度が下がり、反応ガスがP
OCl3 等、液化温度の高いガスでは、前記炉口部付近
で液化するという現象が生じる。液化した反応ガスは炉
口部内に溜まり、更に炉口部から溢れて装置内に流出
し、部品を腐食するという問題があった。
【0007】又、冷却構造とする為、前記冷却水路8、
冷却水路10を形成しなければならず、更に冷却水の給
排の為の冷却水配管が必要となる等、構造が複雑となる
という問題があった。
【0008】本発明は斯かる実情に鑑み、上記した弾性
材料のパッキンを使用することなく、又水冷構造とする
ことなく、炉口部を気密に閉塞可能としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、反応管下端に
当接し炉口部を閉塞する閉塞部材を設け、前記反応管と
前記閉塞部材との境界にシール溝を設け、該シール溝に
シールガスを導入する様構成し、又反応管と閉塞部材と
の当接部分をテーパ形状とし、該当接部分にシール溝を
形成し、又シール溝を複数設け、内側のシール溝にガス
導入ノズルを連通し、外側のシール溝にガス排出ノズル
を連通し、又シール溝が反応管下端に形成された反応管
フランジ下面に形成され、又シール溝を反応管下端、閉
塞部材のいずれか一方に刻設し、反応管下端、閉塞部材
のいずれか他方に前記シール溝に遊嵌するリング突条を
形成し、更に又閉塞部材をスプリングを介在させ前記反
応管に当接させたものであり、前記シール溝、該シール
溝に導入したシールガスを介在させることで、反応管内
部からの反応ガスの漏出を防止する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0011】図1に於いて本発明の第1の実施の形態を
説明する。尚、図1中、図7に於いて示したものと同様
のものには同符号を付し、その説明は省略する。
【0012】反応管2下端に形成された反応管フランジ
2aの下端面内径側にシール溝13を刻設する。又前記
反応管フランジ2aの上面にはガス導入ノズル14を設
け、該ガス導入ノズル14は前記シール溝13と連通さ
せる。キャップ受け5は図示しないボートエレベータの
昇降ベース15にスプリング16を介して乗載されてい
る。
【0013】ボート4を反応管2内に装入する場合は図
示しないボートエレベータにより前記昇降ベース15を
上昇させる。前記フランジ6aはキャップ受け5、前記
スプリング16を介して前記昇降ベース15により前記
反応管フランジ2aに押圧される。前記スプリング16
はフランジ6aの全周に亘って均一に押圧し、又前記ス
プリング16はフランジ6a間に過度の荷重が発生しな
い様にし、又両者の接触による破損を防止する。
【0014】前記ガス導入ノズル14より不活性ガス、
例えば窒素ガス、アルゴンガス等のシールガスを前記シ
ール溝13に導入する。該シールガスは前記反応管2の
内圧よりも1〜5kgf/cm2 高い圧力で供給する。前記シ
ール溝13は前記反応管2の内圧、外気圧より高いので
反応管2内のガスが前記シール溝13を越え反応管2外
に、又外気が前記シール溝13を越え反応管2内部に浸
入することはない。又、シール溝13より反応管2内に
シールガスが漏出したとしてもシールガスは不活性ガス
であるのでウェーハの処理に影響を与えることはない。
【0015】図2は第2の実施の形態を示し、不活性ガ
スの漏出量、特に反応管2内への流入量を低減するもの
であり、前記シール溝13にガス排出ノズル17を連通
させ設けたものである。
【0016】前記ガス導入ノズル14よりシールガスを
前記シール溝13内に導入し、前記シール溝13にシー
ルガスを流通させた後、前記ガス排出ノズル17より排
出する。前記シール溝13内に導入するシールガスの圧
力は反応管2内の圧力に対して1〜5kgf/cm2 高くし、
排出ノズル17圧力は反応管2内の圧力に対して0〜2
kgf/cm2 低くし、不活性ガスの排出を容易にする。
【0017】而して、シール溝13に浸入した反応管2
内の反応ガスは、不活性ガスと共に前記ガス排出ノズル
17より排出される。
【0018】図3は第3の実施の形態を示しており、前
記反応管フランジ2a下面、前記シール溝13の外側に
第2シール溝18を刻設し、該第2シール溝18にガス
排出ノズル17を連通させたものである。前記シール溝
13、第2シール溝18を刻設したことでシール性が向
上し、更にシール溝13、第2シール溝18から漏出し
た不活性ガスを前記ガス排出ノズル17で排出するの
で、不活性ガスの消費量も少なくなる。
【0019】尚、シール溝は3重、4重等、複数に設け
てよく、この場合前記ガス導入ノズル14は一番内側の
シール溝に連通させ、前記ガス排出ノズル17は一番外
側のシール溝に連通させる。
【0020】更に、図4で示す第4の実施の形態では前
記シール溝13、第2シール溝18に遊嵌するリング突
条19,20を前記フランジ6aに形成したもので、前
記シール溝13、第2シール溝18と前記リング突条1
9,20とでラビリンス構造とし、漏出量を更に低減し
たものである。
【0021】更に又、図5は第5の実施の形態を示し、
該第5の実施の形態では反応管2の下端内縁に雌テーパ
形状部2bを形成すると共に前記フランジ6aとボート
4下端境界部を雄テーパ形状部6bとしたものであり、
前記シール溝13は前記雌テーパ形状部2bに刻設す
る。
【0022】前記ボート4を前記反応管2に装入する
と、前記雌テーパ形状部2bと雄テーパ形状部6bが契
合し、前記フランジ6aと反応管フランジ2a間のシー
ル性が更に向上する。尚、前記ガス導入ノズル14より
不活性ガスを導入し、前記ガス排出ノズル17より不活
性ガスを排出することについては図2で示した第2の実
施の形態と同様である。
【0023】ここで、前述した第3の実施の形態、第4
の実施の形態、第5の実施の形態では不活性ガス導入側
の圧力を反応管2内の圧力より1〜5kgf/cm2 高くす
る。又、図5の第5の実施の形態ではガス排出ノズル1
7を省略することも可能である。
【0024】フランジ6aを反応管フランジ2aに押圧
するスプリング16は、図1に示す様にコイルスプリン
グとし円周上に複数箇所設けてもよく、前記昇降ベース
15の中心に1箇所設けてもよく、或は図6に示す様に
板スプリング(リーフスプリング)21、或は円板を打
抜きプレス加工し複数のリーフスプリングを形成した板
スプリングにより昇降ベース15の複数箇所を押圧する
様にしてもよい。
【0025】尚、上記シール溝はキャップ受け5の上面
に刻設してもよく、又反応管2の下端開口部(炉口部)
を閉塞するのは反応管2の下端部に機械的に接触して閉
塞する炉口閉塞部材であればよく、フランジ6aでな
く、キャップ受け5、或は別途設けた炉口蓋等であって
もよい。
【0026】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、炉口部
のシールにフッ素ゴム等弾性体のシール材を使用してな
い為、シール材を冷却する為の冷却構造、例えば水冷ジ
ャケット、配管を必要としないので、構造が簡単とな
り、又炉口部の温度を高く保つことができるので、PO
Cl3 等の液化温度の高い反応ガスを使用した場合の液
化が防止でき、液だれによる装置内部の腐食等が防止で
きる等種々の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図6】本発明の第6の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図7】従来例の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
2 反応管 2a 反応管フランジ 2b 雌テーパ形状部 4 ボート 5 キャップ受け 6 ボートキャップ 6a フランジ 6b 雄テーパ形状部 13 シール溝 14 ガス導入ノズル 16 スプリング 17 ガス排出ノズル 18 第2シール溝

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応管下端に当接し炉口部を閉塞する閉
    塞部材を設け、前記反応管と前記閉塞部材との境界部に
    シール溝を設け、該シール溝にシールガスを導入する様
    構成したことを特徴とする縦型反応炉の炉口部構造。
  2. 【請求項2】 反応管と閉塞部材との当接部分をテーパ
    形状とし、該当接部分にシール溝を形成した請求項1の
    縦型反応炉の炉口部構造。
  3. 【請求項3】 シール溝を複数設け、内側のシール溝に
    ガス導入ノズルを連通し、外側のシール溝にガス排出ノ
    ズルを連通した請求項1の縦型反応炉の炉口部構造。
  4. 【請求項4】 シール溝を複数設け、内側のシール溝に
    ガス導入ノズルを連通し、外側のシール溝にガス排出ノ
    ズルを連通した請求項2の縦型反応炉の炉口部構造。
  5. 【請求項5】 シール溝が反応管下端に形成された反応
    管フランジ下面に形成された請求項1又は請求項2の縦
    型反応炉の炉口部構造。
  6. 【請求項6】 シール溝が反応管下端に形成された反応
    管フランジ下面に形成された請求項3又は請求項4の縦
    型反応炉の炉口部構造。
  7. 【請求項7】 シール溝を反応管下端、閉塞部材のいず
    れか一方に刻設し、シール溝を反応管下端、閉塞部材の
    いずれか他方に前記シール溝に遊嵌するリング突条を形
    成した請求項1〜請求項4の縦型反応炉の炉口部構造。
  8. 【請求項8】 閉塞部材をスプリングを介在させ前記反
    応管に当接させた請求項1〜請求項7の縦型反応炉の炉
    口部構造。
  9. 【請求項9】 シール溝に導入するシールガスの圧力を
    前記反応管の内圧よりも1〜5kgf/cm2 高い圧力とした
    請求項1〜請求項5の縦型反応炉の炉口部構造。
  10. 【請求項10】 前記ガス排出ノズル内の圧力を前記反
    応管の内圧よりも0〜2kgf/cm2 低い圧力とした請求項
    3、請求項4又は請求項6の縦型反応炉の炉口部構造。
JP21097095A 1995-07-27 1995-07-27 縦型反応炉の炉口部構造 Pending JPH0945629A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009218349A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Koyo Thermo System Kk 縦型炉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009218349A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Koyo Thermo System Kk 縦型炉装置

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