JPH0945417A - コンセント及びプラグ - Google Patents
コンセント及びプラグInfo
- Publication number
- JPH0945417A JPH0945417A JP7219405A JP21940595A JPH0945417A JP H0945417 A JPH0945417 A JP H0945417A JP 7219405 A JP7219405 A JP 7219405A JP 21940595 A JP21940595 A JP 21940595A JP H0945417 A JPH0945417 A JP H0945417A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- outlet
- main body
- body insulating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 家電製品等のコンセント及びプラグの本体絶
縁部接触面間の隙間に異物と水分が入り込んで電極板間
に短絡電流が流れ、ジュール熱による過熱、火災につな
がる、いわゆる「トラッキング現象」を未然に防止す
る。 【構成】 コンセントまたはプラグの少なくとも一方の
本体絶縁体接触面に空隙部を設け、当該空隙部により、
各電極板ごとにコンセントとプラグの本体絶縁体接触面
が分離されるよう構成する。
縁部接触面間の隙間に異物と水分が入り込んで電極板間
に短絡電流が流れ、ジュール熱による過熱、火災につな
がる、いわゆる「トラッキング現象」を未然に防止す
る。 【構成】 コンセントまたはプラグの少なくとも一方の
本体絶縁体接触面に空隙部を設け、当該空隙部により、
各電極板ごとにコンセントとプラグの本体絶縁体接触面
が分離されるよう構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用電気製品等電気
機器に用いられるコンセント及びプラグに関する。
機器に用いられるコンセント及びプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンセント及びプラグを図3に示
す。図3(a)は、コンセント及びプラグが接続された
状態の断面を表す模式図、図3(b)は、図3(a)の
B”−B”断面図、図3(c)は、プラグを抜いて斜め
から見た状態を表している。従来、オス側電極板12が
プラグ本体絶縁部31に装着されたプラグ30を、メス
側電極板3がコンセント本体2に装着されたコンセント
1に、図3(a)のように挿入することにより、オス側
電極板12とメス側電極板3が導通状態となり、電流が
コンセント側導線5からビス4によるジョイント部を介
してメス側電極板3、オス側電極板12、プラグ側導線
13という順に通り、図示しない電気機器に流れるよう
に構成されている。
す。図3(a)は、コンセント及びプラグが接続された
状態の断面を表す模式図、図3(b)は、図3(a)の
B”−B”断面図、図3(c)は、プラグを抜いて斜め
から見た状態を表している。従来、オス側電極板12が
プラグ本体絶縁部31に装着されたプラグ30を、メス
側電極板3がコンセント本体2に装着されたコンセント
1に、図3(a)のように挿入することにより、オス側
電極板12とメス側電極板3が導通状態となり、電流が
コンセント側導線5からビス4によるジョイント部を介
してメス側電極板3、オス側電極板12、プラグ側導線
13という順に通り、図示しない電気機器に流れるよう
に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のコンセ
ント及びプラグでは以下に述べる「トラッキング現象」
により火災が発生することがある。例えば、一般家庭で
は家具や流し台と壁の間でコンセントにプラグを長期間
差しっぱなしにしていることが多いが、このようなとこ
ろではコンセント1とプラグ30の本体絶縁部接触面7
及び35間のわずかな隙間C”に綿ボコリ等の異物16
が入り込んでしまうことがある。このような異物16は
電気伝導性がなく、それだけなら問題がないことも多い
が、台所で味噌汁や煮汁をこぼしたり、壁で結露した水
滴が流れて来たりしてコンセント1とプラグ30の接続
部に付着してしまった場合、隙間c”に水分が毛管現象
で入り込んで異物16が水分を含んでしまうことが起こ
りうる。このような形で隙間C”に一旦入り込んでしま
った水分は、異物16にしみこんでしまっている上に毛
管現象の為に重力で流れ出ることもなく、また外気にさ
らされる表面積が小さいために蒸発しにくく、隙間c”
に長時間保持されてしまう。以上のような状態になる
と、オス側電極板12どうしが隙間c”に保持された水
分により短絡状態となり、電流がオス側電極板12間に
流れ、これにより隙間c”内でジュール熱が発生する。
このジュール熱により隙間c”内の異物16が過熱され
ると、プラグ本体絶縁部31の内のプラグ本体絶縁部接
触面35近傍、あるいは、コンセント本体絶縁部2のコ
ンセント本体絶縁部接触面7近傍(図3(a)中の右下
がり斜線部)が焦げて炭化することがある。このような
状態に至ると、元々オス側電極板12どうしの短絡の原
因となっていた隙間c”内の水分が前記ジュール熱によ
り完全に蒸発して無くなってしまっていても、プラグ本
体絶縁部31の内のプラグ本体絶縁部接触面35近傍あ
るいはコンセント本体絶縁部2のコンセント本体絶縁部
接触面7近傍(図3(a)中の右下がり斜線部)が炭化
して導通可能な状態になっているため、オス側電極板1
2間では短絡電流が流れ続け、さらにジュール熱による
過熱が発生して、ついには当該部分より発火し火災に至
ることがある。以上に述べた「トラッキング現象」によ
る短絡電流は、正常な状態で電気製品を使用している際
の電流よりも小さいことが多く、「トラッキング現象」
が発生しても電源のヒューズやブレーカが電流を遮断す
るという安全機能が作動しないということに加えて、プ
ラグ側導線13以降に接続されている図示しない電気機
器のスイッチが切ってあってプラグ側導線13に電流が
流れていなくても発生する現象であるため、例えば一般
家庭で、火の気のない留守中に突然火災を引き起こすと
いう非常にやっかいな現象である。
ント及びプラグでは以下に述べる「トラッキング現象」
により火災が発生することがある。例えば、一般家庭で
は家具や流し台と壁の間でコンセントにプラグを長期間
差しっぱなしにしていることが多いが、このようなとこ
ろではコンセント1とプラグ30の本体絶縁部接触面7
及び35間のわずかな隙間C”に綿ボコリ等の異物16
が入り込んでしまうことがある。このような異物16は
電気伝導性がなく、それだけなら問題がないことも多い
が、台所で味噌汁や煮汁をこぼしたり、壁で結露した水
滴が流れて来たりしてコンセント1とプラグ30の接続
部に付着してしまった場合、隙間c”に水分が毛管現象
で入り込んで異物16が水分を含んでしまうことが起こ
りうる。このような形で隙間C”に一旦入り込んでしま
った水分は、異物16にしみこんでしまっている上に毛
管現象の為に重力で流れ出ることもなく、また外気にさ
らされる表面積が小さいために蒸発しにくく、隙間c”
に長時間保持されてしまう。以上のような状態になる
と、オス側電極板12どうしが隙間c”に保持された水
分により短絡状態となり、電流がオス側電極板12間に
流れ、これにより隙間c”内でジュール熱が発生する。
このジュール熱により隙間c”内の異物16が過熱され
ると、プラグ本体絶縁部31の内のプラグ本体絶縁部接
触面35近傍、あるいは、コンセント本体絶縁部2のコ
ンセント本体絶縁部接触面7近傍(図3(a)中の右下
がり斜線部)が焦げて炭化することがある。このような
状態に至ると、元々オス側電極板12どうしの短絡の原
因となっていた隙間c”内の水分が前記ジュール熱によ
り完全に蒸発して無くなってしまっていても、プラグ本
体絶縁部31の内のプラグ本体絶縁部接触面35近傍あ
るいはコンセント本体絶縁部2のコンセント本体絶縁部
接触面7近傍(図3(a)中の右下がり斜線部)が炭化
して導通可能な状態になっているため、オス側電極板1
2間では短絡電流が流れ続け、さらにジュール熱による
過熱が発生して、ついには当該部分より発火し火災に至
ることがある。以上に述べた「トラッキング現象」によ
る短絡電流は、正常な状態で電気製品を使用している際
の電流よりも小さいことが多く、「トラッキング現象」
が発生しても電源のヒューズやブレーカが電流を遮断す
るという安全機能が作動しないということに加えて、プ
ラグ側導線13以降に接続されている図示しない電気機
器のスイッチが切ってあってプラグ側導線13に電流が
流れていなくても発生する現象であるため、例えば一般
家庭で、火の気のない留守中に突然火災を引き起こすと
いう非常にやっかいな現象である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるコンセント
及びプラグは、複数のオス側電極板を1つのプラグ本体
に装着する一方、複数のメス側電極板を1つのコンセン
ト本体に装着し、プラグのオス側電極板をコンセントの
メス側電極板に挿入することにより電流を流すように構
成したコンセント及びプラグにおいて、コンセントまた
はプラグの少なくとも一方の本体絶縁体接触面に空隙部
を設け、当該空隙部により、各電極板ごとにコンセント
とプラグの本体絶縁体接触面が分離されるよう構成した
ことを特徴とするものである。
及びプラグは、複数のオス側電極板を1つのプラグ本体
に装着する一方、複数のメス側電極板を1つのコンセン
ト本体に装着し、プラグのオス側電極板をコンセントの
メス側電極板に挿入することにより電流を流すように構
成したコンセント及びプラグにおいて、コンセントまた
はプラグの少なくとも一方の本体絶縁体接触面に空隙部
を設け、当該空隙部により、各電極板ごとにコンセント
とプラグの本体絶縁体接触面が分離されるよう構成した
ことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】コンセントまたはプラグの少なくとも一方の本
体絶縁体接触面に空隙部を設け当該空隙部により各電極
板ごとにコンセントどプラグの本体絶縁体接触面が分離
されるよう構成しているので、当該空隙部では隙間が大
きいために家庭内等の細かい綿ボコリは落下してしまい
当該空隙部には保持されにくく、さらに隙間が大きいと
毛管現象も発生しないため、水分が付着しても当該空隙
部には保持されにくい。また、仮に水分が付着し当該空
隙部が濡れたとしても外気にさらされているため乾燥さ
れやすい。即ち、コンセントとプラグの本体絶縁体接触
面間に異物や水分が介在して電気伝導性を持つ層が形成
されても、前記空隙部で前記電気伝導性を持つ層が分断
されているため、各電極板間で短絡が生じるのを防ぐこ
とができる。
体絶縁体接触面に空隙部を設け当該空隙部により各電極
板ごとにコンセントどプラグの本体絶縁体接触面が分離
されるよう構成しているので、当該空隙部では隙間が大
きいために家庭内等の細かい綿ボコリは落下してしまい
当該空隙部には保持されにくく、さらに隙間が大きいと
毛管現象も発生しないため、水分が付着しても当該空隙
部には保持されにくい。また、仮に水分が付着し当該空
隙部が濡れたとしても外気にさらされているため乾燥さ
れやすい。即ち、コンセントとプラグの本体絶縁体接触
面間に異物や水分が介在して電気伝導性を持つ層が形成
されても、前記空隙部で前記電気伝導性を持つ層が分断
されているため、各電極板間で短絡が生じるのを防ぐこ
とができる。
【0006】
【実施例】本発明に基づくコンセント及びプラグの第一
実施例を図1に示す。図1は、コンセント及びプラグの
内、プラグ側に空隙部を設けた例である。図1(a)は
コンセント及びプラグが接続された状態を示す模式図、
図1(b)は図1(a)のB−B断面図、図1(c)は
プラグを抜いて斜めから見た状態を表している。なお、
従来と同一の部分については同一の符合を付して説明を
省略する。図1において、プラグ10のプラグ本体絶縁
部11の内、プラグ本体絶縁部接触面15のオス側電極
板12間に溝状の空隙部17が、プラグ本体絶縁部11
を厚さ方向に貫通するように設けられている。図1
(b),(c)ならびに図3(b),(c)にプラグ本
体絶縁部接触面15および35を右上がり斜線でハッチ
ングして示すように、従来のプラグでは(図3(b),
(c))オス側電極板12間のプラグ本体絶縁部接触面
35がつながっているが、本発明によるプラグでは(図
1(b),(c))オス側電極板12間のプラグ本体絶
縁部接触面15が完全に分離されている。このため、コ
ンセント及びプラグのプラグ本体絶縁部接触面7及び1
5間の隙間cに異物16や水分が介在して電気伝導性の
ある層が形成されても、空隙部17によって分離されて
いるため、オス側電極板12間が短絡されることがな
く、前述のような「トラッキング現象」や、それに起因
する過熱、発火、火災の発生等を未然に防止することが
できる。
実施例を図1に示す。図1は、コンセント及びプラグの
内、プラグ側に空隙部を設けた例である。図1(a)は
コンセント及びプラグが接続された状態を示す模式図、
図1(b)は図1(a)のB−B断面図、図1(c)は
プラグを抜いて斜めから見た状態を表している。なお、
従来と同一の部分については同一の符合を付して説明を
省略する。図1において、プラグ10のプラグ本体絶縁
部11の内、プラグ本体絶縁部接触面15のオス側電極
板12間に溝状の空隙部17が、プラグ本体絶縁部11
を厚さ方向に貫通するように設けられている。図1
(b),(c)ならびに図3(b),(c)にプラグ本
体絶縁部接触面15および35を右上がり斜線でハッチ
ングして示すように、従来のプラグでは(図3(b),
(c))オス側電極板12間のプラグ本体絶縁部接触面
35がつながっているが、本発明によるプラグでは(図
1(b),(c))オス側電極板12間のプラグ本体絶
縁部接触面15が完全に分離されている。このため、コ
ンセント及びプラグのプラグ本体絶縁部接触面7及び1
5間の隙間cに異物16や水分が介在して電気伝導性の
ある層が形成されても、空隙部17によって分離されて
いるため、オス側電極板12間が短絡されることがな
く、前述のような「トラッキング現象」や、それに起因
する過熱、発火、火災の発生等を未然に防止することが
できる。
【0007】次に、本発明に基づくコンセント及びプラ
グの第二実施例を図2により説明する。図2は、コンセ
ント及びプラグの内、コンセント側に空隙部を設けた例
である。図2(a)は、コンセント及びプラグが接続さ
れた状態を示す模式図、図2(b)は図2(a)のB’
−B’断面図、図2(c)はプラグを抜いた状態のコン
セントを斜めから見た状態を表している。図2におい
て、コンセント21のコンセント本体絶縁部22の内、
コンセント本体絶縁部接触面27の穴28(オス側電極
板12挿入用)間に溝状の空隙部29が、プラグ本体絶
縁部31の下をくぐるトンネル状にプラグ本体絶縁部3
1の厚さ方向に貫通するように設けられている。図2
(b),(c)ならびに、図3(b),(c)にプラグ
あるいはコンセントの本体絶縁部接触面27および35
を、右上がり斜線でハッチングして示すが、第一実施例
と同様、従来のものでは(図3(b),(c))オス側
電極板12間のプラグ本体絶縁部接触面35が、つなが
っているが、本発明によるコンセントでは(図2
(b),(c))オス側電極板12間のコンセント本体
絶縁部接触面27が、完全に分離されている。このた
め、第一実施例同様、「トラッキング現象」や、それに
起因する過熱、発火、火災の発生等を未然に防止するこ
とができる。
グの第二実施例を図2により説明する。図2は、コンセ
ント及びプラグの内、コンセント側に空隙部を設けた例
である。図2(a)は、コンセント及びプラグが接続さ
れた状態を示す模式図、図2(b)は図2(a)のB’
−B’断面図、図2(c)はプラグを抜いた状態のコン
セントを斜めから見た状態を表している。図2におい
て、コンセント21のコンセント本体絶縁部22の内、
コンセント本体絶縁部接触面27の穴28(オス側電極
板12挿入用)間に溝状の空隙部29が、プラグ本体絶
縁部31の下をくぐるトンネル状にプラグ本体絶縁部3
1の厚さ方向に貫通するように設けられている。図2
(b),(c)ならびに、図3(b),(c)にプラグ
あるいはコンセントの本体絶縁部接触面27および35
を、右上がり斜線でハッチングして示すが、第一実施例
と同様、従来のものでは(図3(b),(c))オス側
電極板12間のプラグ本体絶縁部接触面35が、つなが
っているが、本発明によるコンセントでは(図2
(b),(c))オス側電極板12間のコンセント本体
絶縁部接触面27が、完全に分離されている。このた
め、第一実施例同様、「トラッキング現象」や、それに
起因する過熱、発火、火災の発生等を未然に防止するこ
とができる。
【0008】以上、本発明の実施例について縷々説明し
てきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、例えばコンセントとプラグの両側に空隙部を設ける
とか、家庭用コンセントから直流電気機器の電源を取る
ためのACアダプタに、前記第一実施例同様の空隙部を
設ける等々、本発明の技術思想の範囲内において種々変
更しうるものであり、それらはいずれも本発明の技術的
範囲に属するものである。
てきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、例えばコンセントとプラグの両側に空隙部を設ける
とか、家庭用コンセントから直流電気機器の電源を取る
ためのACアダプタに、前記第一実施例同様の空隙部を
設ける等々、本発明の技術思想の範囲内において種々変
更しうるものであり、それらはいずれも本発明の技術的
範囲に属するものである。
【0009】
【発明の効果】本発明のコンセント及びプラグによる
と、コンセント、プラグの本体絶縁部接触面に設けられ
た空隙部により、前記接触面が各電極板ごとに分割され
ているため、コンセント及びプラグの前記接触面間の隙
間に異物や水分が介在しても各電極板間が短絡すること
がない。このため従来のコンセント及びプラグに見られ
たような、前記接触面間の隙間の異物、水分の介在によ
る各電極板間の短絡電流による発熱、並びにその発熱に
起因した本体絶縁部の炭化と炭化による絶縁低下とい
う、いわゆる「トラッキング現象」並びに同現象による
過熱や火災の発生を未然に防ぐことが出来る。なお、コ
ンセントやプラグの本体絶縁部を耐熱性の材質にした
り、本体絶縁体接触面に温度センサーを設けて発熱時に
は自動的に電源を切るといった方法も種々考えられる
が、本発明によるコンセント及びプラグは、従来のもの
に対して特に材質変更等を行わなくても、単に形状を変
更するだけでも効果が期待できるため、製造工程の大幅
な変更やコストアップを伴わないのみならず、従来のコ
ンセソト、プラグとの互換性もあるので実用面でも極め
て有用なものである。
と、コンセント、プラグの本体絶縁部接触面に設けられ
た空隙部により、前記接触面が各電極板ごとに分割され
ているため、コンセント及びプラグの前記接触面間の隙
間に異物や水分が介在しても各電極板間が短絡すること
がない。このため従来のコンセント及びプラグに見られ
たような、前記接触面間の隙間の異物、水分の介在によ
る各電極板間の短絡電流による発熱、並びにその発熱に
起因した本体絶縁部の炭化と炭化による絶縁低下とい
う、いわゆる「トラッキング現象」並びに同現象による
過熱や火災の発生を未然に防ぐことが出来る。なお、コ
ンセントやプラグの本体絶縁部を耐熱性の材質にした
り、本体絶縁体接触面に温度センサーを設けて発熱時に
は自動的に電源を切るといった方法も種々考えられる
が、本発明によるコンセント及びプラグは、従来のもの
に対して特に材質変更等を行わなくても、単に形状を変
更するだけでも効果が期待できるため、製造工程の大幅
な変更やコストアップを伴わないのみならず、従来のコ
ンセソト、プラグとの互換性もあるので実用面でも極め
て有用なものである。
【図1】本発明の第一実施例にかかる概念図であり、
(a)はコンセントとプラグが接続された状態を表す断
面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)はプラグ
を斜めから見た状態を表す。
(a)はコンセントとプラグが接続された状態を表す断
面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)はプラグ
を斜めから見た状態を表す。
【図2】本発明の第二実施例にかかる概念図であり、
(a)はコンセントヒプラグが接続された状態を表す断
面図、(b)は(a)のB’−B’断面図、(c)はコ
ンセントを斜めから見た状態を表す。
(a)はコンセントヒプラグが接続された状態を表す断
面図、(b)は(a)のB’−B’断面図、(c)はコ
ンセントを斜めから見た状態を表す。
【図3】従来のコンセント及びプラグを表す概念図であ
り、(a)はコンセントとプラグが接続された状態を表
す断面図、(b)は(a)のB”−B”断面図、(c)
はプラグを斜めから見た状態を表す。
り、(a)はコンセントとプラグが接続された状態を表
す断面図、(b)は(a)のB”−B”断面図、(c)
はプラグを斜めから見た状態を表す。
(1)、(21)はコンセント (2)、(22)はコンセント本体絶縁部 (3)はメス側電極板 (4)はビス (5)はコンセント側導線 (6)は被覆 (7)、(27)はコンセント本体絶縁部接触面 (8)、(28)は穴 (10)、(30)はプラグ (11)、(31)はプラグ本体絶縁部 (12)はオス側電極板 (13)はプラグ側導線 (14)は被覆 (15)、(35)はプラグ本体絶縁部接触面 (16)は異物 (17)、(29)は空隙部
Claims (1)
- 【請求項1】複数のオス側電極板を1つのプラグ本体に
装着する一方、複数のメス側電極板を1つのコンセント
本体に装着し、プラグのオス側電極板をコンセントのメ
ス側電極板に挿入することにより電流を流すように構成
したコンセント及びプラグにおいて、コンセントまたは
プラグの少なくとも一方の本体絶縁体接触面に空隙部を
設け、当該空隙部により、各電極板ごとにコンセントと
プラグの本体絶縁体接触面が分離されるよう構成したこ
とを特徴とするコンセント及びプラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7219405A JPH0945417A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | コンセント及びプラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7219405A JPH0945417A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | コンセント及びプラグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0945417A true JPH0945417A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16734899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7219405A Pending JPH0945417A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | コンセント及びプラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0945417A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09115586A (ja) * | 1995-10-18 | 1997-05-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 電源プラグ接続装置 |
JP2012252882A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Yazaki Corp | コネクタユニット |
JP2017216217A (ja) * | 2016-06-01 | 2017-12-07 | 星光商事株式会社 | テーブルタップおよび延長コードセット |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0597067U (ja) * | 1992-06-08 | 1993-12-27 | 小▲塚▼ 浩 | 漏電の起こりにくいプラグ |
JPH075273U (ja) * | 1993-06-24 | 1995-01-24 | 詮 寺門 | 電源用差込みプラグ |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP7219405A patent/JPH0945417A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPH0597067U (ja) * | 1992-06-08 | 1993-12-27 | 小▲塚▼ 浩 | 漏電の起こりにくいプラグ |
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JP2012252882A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Yazaki Corp | コネクタユニット |
US9112305B2 (en) | 2011-06-03 | 2015-08-18 | Yazaki Corporation | Terminal aligning connector unit |
JP2017216217A (ja) * | 2016-06-01 | 2017-12-07 | 星光商事株式会社 | テーブルタップおよび延長コードセット |
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