JPH0597067U - 漏電の起こりにくいプラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外殻表面が汚れても漏電を起こしにくい電源
プラグを得る。 【構成】 絶縁体で作られた外殻から複数の電極板が突
き出しているプラグにおいて、外殻表面の汚れを伝わっ
ての漏電を減らすため、各電極が貫通する外殻の表面の
部位を、それぞれの区画に分けへだてるように、外殻表
面に溝、又は、へこみ、又は、畝状の隆起を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は漏電の起こりにくい電源プラグについてのものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、絶縁体で作られた外殻を貫いて外殻の表面から電極板が外へ突き出した 形態の電源プラグにおいて、電極板が外殻を貫通する付近の外殻表面の形状は、 おおむね平面をなしていた。

【０００３】 このため、複数の電極板の、外殻の外側に出ている部分の根元の間を、外殻表 面が最短距離で結ぶことになり、ほこりと湿気で汚れが付きやすい外殻表面の、 前記の最短距離の道筋付近を伝った微弱電流の漏電を原因とする事故が時として 見られた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、以上の問題を解決しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案では、外殻から突き出している複数の電極板が、外殻を貫通する付近の 外殻表面を平面とせず、漏電経路となりやすい道筋を長くして絶縁性を高める目 的で、各電極板が貫通する部位の外殻の表面を、それぞれの区画に分けへだてる 形に、外殻表面に溝を設けるか、同じ働きをする種々の形のへこみ、あるいは、 畝状に長く続く隆起を設けた。

【０００６】

【作用】

漏電経路となりやすい道筋を長くしたため、漏電が起きにくくなる。

【０００７】

【実施例】 プラグの表面に沿って、漏電しやすい道筋を長くするための形状の例を、図１ 〜図７に示す。尚、図２以降は、外殻の形状を判りやすくするため、電極板の、 外部に出ている部分を省略して描いてあり、電極板が外殻を貫く部分をエッチン グで示した。

【０００８】 図１、図２、図３は、請求項１の溝を設けた例であり、図４、図５は、請求項 ２の、へこみを設けた例、そして図６は、請求項３の畝状の隆起を設けた例であ る。また、図７は、溝と畝を合わせ持つものである。

【０００９】

【考案の効果】

プラグの外殻表面の汚れによる漏電を原因とする事故を減らすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の一つを示す立体図である。

【図２】実施例の一つを示す立体図である。電極板は省
略してある。

【図３】実施例の一つを示す立体図である。電極板は省
略してある。

【図４】実施例の一つを示す立体図である。電極板は省
略してある。

【図５】実施例の一つを示す立体図である。電極板は省
略してある。

【図６】実施例の一つを示す立体図である。電極板は省
略してある。

【図７】実施例の一つを示す立体図である。電極板は省
略してある。

【符号の説明】

１ 外殻 ２ 電極板 ３ 溝 ４ へこみ ５ 畝状の隆起

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 絶縁体で作られた外殻の表面から外へ向
   かって突き出る複数の電極板が外殻を貫通する部位を、
   それぞれの区画に分けへだてるように外殻表面に溝を設
   けた電源プラグ。
2. 【請求項２】 溝のかわりに、へこみを設けた請求項１
   の電源プラグ。
3. 【請求項３】 溝のかわりに、畝状の隆起を設けた請求
   項１の電源プラグ。