JPH0944986A - ディスク装置及び同装置に適用されるヘッド移動制御方法 - Google Patents

ディスク装置及び同装置に適用されるヘッド移動制御方法

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JPH0944986A
JPH0944986A JP19301495A JP19301495A JPH0944986A JP H0944986 A JPH0944986 A JP H0944986A JP 19301495 A JP19301495 A JP 19301495A JP 19301495 A JP19301495 A JP 19301495A JP H0944986 A JPH0944986 A JP H0944986A
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disk
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JP19301495A
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Shuichi Ishii
周一 石井
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッドがディスク上の同一位置に長時間位置し
続けないようにすることで、ヘッド破壊の危険性を減ら
す。 【解決手段】電源投入時にCPU19によりスピンドル
モータ14を起動した際に、当該モータ14が定常回転
に達するまでの時間を時間計測カウンタ22を用いて測
定し、そのカウント値の下位数ビットを乱数の初期値と
して乱数記憶領域210に記憶しておく。電源投入後
は、コマンド待ち状態が一定時間T以上続く特定状態
を、一定時間Tをカウントするタイマ23を用いCPU
19にて検出するようにし、この特定状態を検出する毎
に、乱数記憶領域210に記憶されている乱数から新た
な乱数を計算にて求めて次回の乱数生成用に乱数記憶領
域210の内容を更新すると共に、新たな乱数をもとに
ヘッド移動先を決定してその移動先にヘッド11を移動
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体との相対
速度によって微小間隙を保って浮上するディスク装置及
び同装置に適用されるヘッド移動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回転記録媒体(回転記録メディア)であ
るディスクとの相対速度によって微小間隙を保って浮上
するヘッドを有するディスク装置、例えば磁気ディスク
装置においては、当該装置に接続されているホストコン
ピュータとのアクセスが終了し、その後、当該装置に対
する書き込み或いは読み出し等の命令(コマンド)が発
行されない場合、ヘッドは、通常ディスク(メディア)
上の同一位置に位置決めまたは停止した状態で存在して
いる。
【0003】ところが、このような状態でディスクが高
速回転している場合、この状態が長時間続くと、ヘッド
の浮上量減少等によりヘッドを破壊する危険性が生じ
る。また、磁気ディスク装置においては、ホストコンピ
ュータとの間で長時間コマンド等のアクセスがない場
合、消費電力を減少させるために、リード/ライト系ハ
ードウェア及び(ヘッドの)位置決め制御(サーボ)系
ハードウェアの電源を遮断して低消費電力モードに設定
し、ディスクのみ回転させている状態に移行するのが一
般的である。この状態(低消費電力モード)では、ヘッ
ドの位置決め制御が不可能であるため、通常はディスク
の最内周または最外周、或いは特定の位置にヘッドを固
定(停止)させている。
【0004】このことにより、ヘッドは次のアクセスが
発生するまではディスク上の同一位置に位置し続けるこ
とになるため、上記のヘッド破壊の危険性が生じる。ま
た、上記のような低消費電力モードを持たない磁気ディ
スク装置、或いはサーボ系ハードウェアの電源を遮断し
ない磁気ディスク装置においても、ホストコンピュータ
の要求により読み出しまたは書き込み動作を行った後
は、連続番地アクセスの場合を考慮して、同一位置にま
たはその付近に位置決めしている。したがって、次のア
クセスが発生するまでは最後の位置決め位置に位置し続
けることになるため、ここでもヘッド破壊の危険性が生
じる。以上のヘッド破壊の問題は、磁気ディスク装置以
外のディスク装置においても同様であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように磁気デ
ィスク装置に代表される従来のディスク装置では、当該
装置に接続されているホストコンピュータから長時間コ
マンド等のアクセスがない場合には、ヘッドは、ディス
ク(回転記録媒体)上の同一位置に位置し続けることに
なるため、ヘッド破壊(ヘッドクラッシュ)を招く虞が
あり問題であった。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、コマンド、特にディスクアクセスを伴う
コマンドの実行がなされない場合に、ヘッドを一定時間
毎にディスク上のランダムな位置に移動させることで、
ヘッド破壊の危険性を減少することができるディスク装
置及びヘッド移動制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク装置
に接続されているホストコンピュータから当該ディスク
装置に対して読み出し/書込み等のコマンドが発行され
ていない状態が長時間続くと、ヘッドは、ディスク上の
同一位置に位置し続けてヘッド破壊の危険性が発生する
ことに着目してなされたもので、ホストコンピュータか
らのコマンド発行が一定時間以上なされていない特定状
態、即ち(ホストコンピュータからの)コマンドの待ち
状態、またはディスクアクセスを伴うコマンドが実行さ
れない状態が一定時間以上続く特定状態を検出する検出
手段と、この検出手段により上記特定状態が検出される
毎に、ディスク上のランダムな位置にヘッドを移動させ
るヘッド移動制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】こうすることにより、ホストコンピュータ
からのアクセスがない場合には、一定時間毎にヘッド位
置がランダムな位置に移動されることから、ヘッドが長
時間同一位置に位置し続けることがなくなり、ヘッド破
壊の危険性が減少する。
【0009】なお、コマンドの待ち状態が一定時間以上
続く特定状態を検出する方式では、ディスクアクセスを
伴わないコマンドだけの実行が続くような特殊な状態が
発生した場合に限り、ヘッドが同一位置に位置し続ける
ことがあり得る。これに対し、ディスクアクセスを伴う
コマンドが実行されない状態が一定時間以上続く特定状
態を検出する方式では、ディスクアクセスを伴わないコ
マンドの実行が続いても、ディスクアクセスを伴うコマ
ンドが一定時間以上実行されなければ、一定時間毎のヘ
ッド移動が行われるため、ヘッドが長時間同一位置に位
置し続けることを常に防止できる。但し、実行するコマ
ンドがディスクアクセスを伴うコマンドであるかそれ以
外のコマンドであるかを判別する必要がある。
【0010】また本発明は、一定時間毎のヘッド移動の
移動先の決定に乱数を用いるようにし、その乱数の初期
値を、動作時間に誤差のあるディスク装置内の所定の動
作毎に、その動作に要する時間の計測結果に基づいて発
生して乱数記憶手段に記憶しておく一方、ヘッド移動時
には、乱数記憶手段に記憶されている乱数の値から新た
な乱数を計算により生成して、その計算した乱数により
乱数記憶手段の内容を更新するようにしたことをも特徴
とする。
【0011】このように、乱数の初期値の発生に、動作
時間に誤差のあるディスク装置内の所定の動作に要する
時間、例えば装置内の所定の機械的動作の所要時間、更
に具体的に述べるならば、電源投入時においてディスク
(を回転させるモータ)を起動した際の停止状態から定
常回転に達するまでの時間、或いはヘッドの位置決め制
御に要する時間(ヘッド位置決め時間)を用いること
で、以後計算により生成される乱数が毎回同じ値をたど
るのを防止できる。
【0012】この他、一定時間毎のヘッド移動を通常の
シーク動作時と同様に位置決め制御により行う場合に
は、ヘッド位置変更の度にその際の所要時間をもとに乱
数を発生し、次回のヘッド移動先決定用として乱数記憶
手段に記憶することで、計算により乱数を生成する場合
に比べて分布の良い乱数を実現できる。
【0013】ここで、モータの起動時間やヘッドの位置
決め時間の測定には、所定時間間隔でカウント動作を行
うカウンタ(時間計測カウンタ)を用い、そのカウンタ
の出力のうち、測定対象の誤差時間に対してオーバーフ
ロー(桁上がり)の発生する下位数ビットを乱数として
使用する。また、この乱数の値からディスク上の実際に
使用する位置決め範囲(予め定められている位置決め範
囲)内でのヘッド移動先を決定するには、この乱数を圧
縮すればよく、例えば(a)乱数が上記位置決め範囲の
上限を越えている場合には、範囲内となるまで上位ビッ
トから1ビットずつ消去するか、或いは乱数全体を1ビ
ットずつ右シフト(値を1/2)する方法、(b)乱数
の最大値と上記位置決め範囲の上限の値の比を計算して
おき、その比を乱数に乗ずる(或いはその比で除する)
方法、(c)乱数が上記位置決め範囲内となるまで演算
による乱数生成を繰り返す方法等を適用すればよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態につき説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る磁気ディスク装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【0015】図1において、11は図示せぬ電磁変換部
(トランスジューサ)を有するヘッド(磁気ヘッド)で
ある。ヘッド11は、ロータリアクチュエータ12に保
持されて、例えば2.5インチのディスク13の半径方
向に移動(シーク)する。
【0016】ディスク13はデータが記録される回転記
録媒体であり、スピンドルモータ(SPM)14により
高速回転する。このディスク13が高速回転すること
で、ヘッド11はディスク13との相対速度により微小
間隙を保って当該ディスク13上を浮上する。ロータリ
アクチュエータ12はボイスコイルモータ(VCM)1
5により、ディスク13の半径方向に回転駆動する。
【0017】ディスク13は、両面に多数のトラックが
形成されて、各トラックが複数のセクタに分割されたフ
ォーマット構成となっている。各セクタは、大別してヘ
ッド位置決め制御を行うためのサーボ情報を記録したサ
ーボエリアと通常のデータ(ユーザデータ)を記録する
ためのデータエリアを有する。
【0018】スピンドルモータ14はディスク13を高
速回転するための駆動源となるもので、モータ制御回路
16によって回転制御される。このモータ制御回路16
は、CPU(マイクロプロセッサ)19により制御さ
れ、当該CPU19(内の図示せぬD/Aコンバータ)
から与えられるアナログ制御量に応じた駆動電圧に対応
する駆動電流をスピンドルモータ14に出力する。
【0019】ボイスコイルモータ15はヘッド11をデ
ィスク13の半径方向に移動するための駆動源となるも
ので、VCM駆動回路17によって駆動される。このV
CM駆動回路17は、CPU19により制御され、当該
CPU19(内のD/Aコンバータ)から与えられるア
ナログ制御量に応じた駆動電圧に対応する駆動電流をボ
イスコイルモータ15に出力する。
【0020】リード/ライトIC18は、ヘッド12の
リード信号を入力し、データ再生動作に必要な信号処
理、例えばアナログ出力からNRZのデータに変換する
ための信号処理、及びデータ記録動作に必要な信号処
理、例えばディスクコントローラ(HDC)24から送
られてきたNRZデータ(ライトデータ)を変調してデ
ィスク13に書き込むデータ(例えば2−7、1−7変
調データ)に変換するための信号処理、即ちリード/ラ
イトデータ処理(ユーザデータの記録/再生処理)を行
うリード/ライト系ハードウェア(図示せず)を有して
いる。
【0021】リード/ライトIC18は更に、ヘッド位
置決め制御のサーボ処理に必要なサーボ情報の再生処理
(サーボ位置決め信号処理)を行う位置決め制御(サー
ボ)系ハードウェア(図示せず)を有している。
【0022】CPU19は、例えばワンチップのマイク
ロプロセッサである。このCPU19は、リード/ライ
トIC18により再生されたサーボ情報に従うヘッド位
置決め制御を司り、VCM駆動回路17を制御する。ま
たCPU19は、ホストコンピュータから与えられるコ
マンドの実行等を司る。ここでは、ディスクコントロー
ラ22を制御することによるリード/ライトデータの転
送制御も行われる。
【0023】この他に、CPU19は、ホストコンピュ
ータから本装置(磁気ディスク装置)に一定時間T以上
動作要求がない場合に、即ち一定時間T以上コマンドが
実行されない場合に、ヘッド11がディスク13上の同
一位置に位置するのを防ぐために、当該ヘッド11を一
定時間T毎にディスク13上のランダムな位置に移動す
るという、本発明に直接関係するヘッド移動制御(ヘッ
ドのランダム移動制御)を司る。
【0024】CPU19は更に、上記ランダムな位置を
決定するための乱数を生成する処理を行う。この乱数生
成処理には、電源投入時におけるスピンドルモータ14
の起動誤差(起動時間の相違)をもとに乱数の初期値を
生成する処理と、前回の乱数から新たな乱数を計算によ
り生成する処理とがある。
【0025】CPU19は、サーボ処理等で得られるモ
ータ14,15を駆動すべき電圧の値を表すディジタル
の制御量をアナログの制御量に変換して回路16,17
に出力するD/Aコンバータ(図示せず)をそれぞれ有
している。このディジタル制御量は、CPU19での計
算処理により求められるものである。
【0026】CPU19には、不揮発性メモリ、例えば
ROM20が接続されている。ROM20は、CPU1
9の制御プログラムを予め格納しておくものである。C
PU19にはまた、揮発性メモリ、例えばRAM21が
接続されている。RAM21には、上記乱数を格納して
おくための乱数記憶領域210が確保される。
【0027】CPU19には更に、時間計測カウンタ2
2及びタイマ23が接続されている。時間計測カウンタ
22は、CPU19により起動されて所定時間間隔でカ
ウント動作(時間カウント動作)を行う高速タイマであ
り、本実施形態では電源投入時のスピンドルモータ14
の起動誤差(起動時間の誤差)を測定するのに用いられ
る。タイマ23は、CPU19により起動されて一定時
間Tを計測し、タイムアップ(タイムオーバ)信号を出
力する。
【0028】ディスクコントローラ(HDC)24は、
ホストコンピュータ(ホスト装置)と本装置(磁気ディ
スク装置)との間のインターフェースをなし、ホストコ
ンピュータからのコマンドの受け付け、ホストコンピュ
ータとの間のリード/ライトデータの転送、及びリード
/ライトIC18との間のリード/ライトデータの転送
を司る。このディスクコントローラ24には、当該コン
トローラ24によりホストコンピュータと本装置との間
で転送されるデータ(ディスク13から読み出されたデ
ータ及びディスク13に書き込むためのデータ)を一時
的に格納するためのバッファRAM25が接続されてい
る。
【0029】次に、図1の構成の動作を、(1)乱数初
期値生成処理を含む電源投入時(立ち上げ時)の動作
と、(2)ヘッド位置を一定時間毎にランダムなシリン
ダ位置に移動する処理を含む電源投入後(立ち上げ後)
の動作に分けて順次説明する。(1)電源投入時の動作 まず、電源投入時の動作につき、図2のフローチャート
を参照して説明する。
【0030】図1の構成の磁気ディスク装置の電源が投
入されると、CPU19は、スピンドルモータ14の回
転前に時間計測カウンタ22を起動して時間カウントを
開始させる(ステップS1)。この時間計測カウンタ2
2による時間カウント動作は、スピンドルモータ14
(によって回転されるディスク13)が停止状態から定
常回転に達するまでの時間を測定するわけではなく、そ
の起動誤差時間を測定するためである。したがって、時
間計測カウンタ22の時間カウント動作は、誤差に対し
て十分高速に行える必要はあるものの、乱数として必要
な最大カウント値が誤差時間の範囲内に収まっていれば
よく、必ずしもスピンドルモータ14が定常回転に達す
るまでの時間を測定するのに十分なビット数を必要とし
ない。
【0031】例えば誤差の範囲が1秒であるとし、乱数
が16ビット分必要であるものとすると、時間計測カウ
ンタ22には、16ビット以上のカウンタであって、下
位16ビット分が1秒以内にオーバーフロー(桁上が
り)するだけの速度のカウンタを用いればよい。
【0032】CPU19は時間計測カウンタ(高速タイ
マ)22を起動すると、モータ制御回路16を制御して
スピンドルモータ14を起動し、ディスク12の回転運
動を開始させる(ステップS2)。モータ制御回路16
は、スピンドルモータ14の回転速度を検出しており、
当該モータ14が定常回転に達すると、自身が保持して
いるステータス(モータ14の状態を示すステータス)
を定常回転を示す状態に設定する。
【0033】CPU19はモータ制御回路16を制御し
てスピンドルモータ14を起動させると、モータ制御回
路16が保持しているステータスを監視して、当該モー
タ14が定常回転に達したか否かをチェックする(ステ
ップS3)。もし、スピンドルモータ14が定常回転に
達したならば、CPU19は時間計測カウンタ22の時
間カウント動作を停止させ(ステップS4)、その際の
当該時間計測カウンタ22のカウント値(の下位16ビ
ットの値)を乱数の初期値としてRAM21内の乱数記
憶領域210に格納する(ステップS5)。
【0034】その後CPU19は、初期シーク動作を実
行する。この初期シーク動作では、CPU19は、リー
ド/ライトIC18により再生されるサーボ情報に従っ
てVCM駆動回路17を制御して、ヘッド11をディス
ク13上の最内周と最外周を含む複数のシリンダ位置
(例えば4乃至10のシリンダ位置)に逐次シークさせ
る。そしてCPU19は、ヘッド11を各々のシリンダ
位置に位置決めした際にVCM駆動回路17に与えた駆
動電圧値を表す制御量から、ディスク13上の各シリン
ダ位置と制御量との対応テーブルを作成する。このテー
ブルは、電源投入後(立ち上げ後)における位置決め制
御に用いられる。 (2)電源投入後の動作 次に、電源投入後の動作につき、図3及び図4のフロー
チャートを参照して説明する。
【0035】CPU19は、電源投入時の一連の立ち上
げ動作を行うと、タイマ23を起動する(ステップS1
1)。CPU19は、タイマ23を起動すると、ホスト
コンピュータから本装置(磁気ディスク装置)に対して
コマンドが発行されたか否かを調べ(ステップS1
2)、コマンドが発行されていないならば、タイマ23
がタイムアップしたか否かを調べる(ステップS1
3)。
【0036】タイマ23には、所定時間間隔で一定値を
デクリメントまたはインクリメントし、一定時間Tに相
当する値をカウントするとアンダーフロー(ボロー)ま
たはオーバーフロー(キャリー)信号を出力するカウン
タ(ダウンカウンタまたはアップカウンタ)が用いられ
る。この場合、カウンタからのアンダーフローまたはオ
ーバーフロー信号の出力を確認することでタイマ23の
タイムアップが判断される。また、このアンダーフロー
またはオーバーフロー信号をCPU19に対する割り込
みとして用いることも可能である。
【0037】これ以外のカウンタでも、そのカウント値
を基準値と比較する比較手段を設けることでタイマ23
として用いることができる。例えば、ダウンカウンタを
用いる場合であれば、当該カウンタの初期値として一定
時間Tに相当する値を設定すると共に上記基準値として
“0”を設定し、当該カウンタの値が“0”になったこ
とを検出することで、タイマ23のタイムアップを判断
することができる。また、アップカウンタを用いる場合
であれば、当該カウンタの初期値として“0”を設定す
ると共に上記基準値として一定時間Tに相当する値を設
定し、当該カウンタの値がこの一定時間Tに相当する値
になったことを検出することで、タイマ23のタイムア
ップを判断することもできる。
【0038】さて、ステップS13での判断の結果、タ
イマ23がタイムアップしていないならば、CPU19
はステップS12に戻って再びコマンド発行の有無を調
べる。
【0039】このようにCPU19は、タイマ23を起
動した後は、タイマ23が一定時間Tを計測してタイム
アップしない限り、ホストコンピュータからのコマンド
を待つ。
【0040】もし、タイマ23が一定時間Tを計測して
タイムアップする前にホストコンピュータから本装置に
対してコマンドが発行されてディスクコントローラ24
で受け付けられたならば(ステップS12)、CPU1
9はタイマ23の動作を停止して初期状態に戻す(ステ
ップS14)。なお、このステップS14ではタイマ2
3の動作を停止するだけとし、初期状態に戻す操作は、
次にタイマ23(をなすカウンタ)を起動する際に行う
ようにしても構わない。
【0041】CPU19はステップS14によりタイマ
23の動作を停止すると、ディスクコントローラ24で
受け付けられたコマンドを実行する(ステップS1
5)。このコマンド実行中は、上記の如くタイマ23は
停止状態にあり、時間計測はなされない。これにより、
一定時間Tが経過する前にコマンドが実行されたにも拘
らずに、ヘッド11をランダムなシリンダ位置に移動す
る動作が行われることが防止される。
【0042】やがてコマンドの実行が終了すると(ステ
ップS16)、CPU19はステップS11に戻ってタ
イマ23を再び起動する。一方、タイマ23を起動した
後、ホストコンピュータからコマンドが発行される前に
当該タイマ23が一定時間Tを計測してタイムアップし
た場合(ステップS12)には、CPU19は前記した
命令の実行時と同様に当該タイマ23の動作を停止して
初期状態に戻す(ステップS17)。なお、このステッ
プS17ではタイマ23の動作を停止するだけとし、初
期状態に戻す操作は、次にタイマ23を起動する際に行
うようにしても構わない。
【0043】さてCPU19は、タイマ23のタイムア
ップを判断した結果当該タイマ23を停止した場合には
(ステップS13,S17)、ヘッド11が現在位置に
長時間位置し続けることでヘッド破壊の危険性が発生す
るのを防止するために、以下の処理を行う。
【0044】まずCPU19は、ヘッド11をランダム
なシリンダ位置に移動するために、その移動先となるラ
ンダムシリンダ位置を決定する処理(ステップS18)
を行う。このランダムシリンダ決定処理の詳細につき図
4のフローチャートを参照して説明する。
【0045】CPU19はまず、RAM21の乱数記憶
領域210から前回生成された乱数の値を取り出す(ス
テップS21)。この乱数値は、電源投入後の最初の取
り出しの場合には、電源投入時(立ち上げ時)に生成さ
れた初期値である。
【0046】次にCPU19は、取り出した乱数値をも
とに予め定められた複数の演算(乗算、除算、加算、減
算等)を行い、新たな乱数値を生成する(ステップS2
2)。このように演算で乱数を生成する方式では、完全
な乱数は生成できず、ある程度パターン化してしまう
が、16ビット程度の乱数を用いるならば、1万回程度
まではパターン化されずに済み、しかも電源投入の都
度、スピンドルモータ14の起動誤差を利用して乱数の
初期値を生成することから、実用上問題ない。
【0047】次にCPU19は、RAM21内の乱数記
憶領域210の内容を、次の乱数生成のために、ステッ
プS22で新たに生成した乱数に更新する(ステップS
23)。
【0048】次にCPU19は、新たに生成した乱数に
対してヘッド11をディスク13上で物理的に移動可能
な値となるように、即ちディスク13上で実際に位置決
めするシリンダ範囲内の値となるように、値を修正し、
ヘッド11の移動先のシリンダ位置(ランダムシリンダ
位置)を決定する(ステップS24)。この実際に位置
決めするシリンダ範囲は、必ずしも最内周のシリンダ位
置から最外周のシリンダ位置までの全範囲である必要は
なく、本実施形態においては、全範囲に対してヘッド1
1の浮上量が大きい(良好な)例えば20%〜80%の
範囲(内周側の2割のシリンダ領域と外周側の2割のシ
リンダ領域を除いた領域)としている。
【0049】上記ステップS24での値の修正は、乱数
値を圧縮することで行われる。この圧縮方法としては、
(a)乱数が使用するシリンダ範囲の上限を越えている
場合には、範囲内となるまで上位ビットから1ビットず
つ消去するか、或いは乱数全体を1ビットずつ右シフト
(値を1/2)する方法、(b)乱数の最大値と使用す
るシリンダ範囲の上限の値の比を計算しておき、ステッ
プS22で生成した乱数にその比を乗ずる(或いはその
比で除する)方法、(c)乱数が使用するシリンダ範囲
内となるまで演算による乱数生成を繰り返す方法等が適
用可能である。
【0050】以上の圧縮処理は、整数演算で行うなら
ば、上記(c)の方法、即ち使用するシリンダ範囲内と
なるまで演算による乱数生成を繰り返す方法を適用した
場合に、乱数値の偏りが少なくてすむ。
【0051】さて、乱数値を圧縮することでヘッド11
の移動先とするシリンダ位置(ランダムシリンダ位置)
が決定されると、図4のフローチャートに示す一連のラ
ンダムシリンダ位置決定処理(ステップS18)は終了
となる。
【0052】するとCPU19は、ステップS18で決
定したランダムシリンダ位置にヘッド11を移動するた
めの通常のシーク動作と同様の位置決め制御を、リード
/ライトIC18により再生されるサーボ情報に従って
実行する(ステップS19)。そして、ヘッド11をラ
ンダムシリンダ位置に移動すると、CPU19はステッ
プS11に戻ってタイマ23を再起動する。
【0053】もし、この再起動されたタイマ23がタイ
ムアップするまでに、即ちヘッド11をランダムシリン
ダ位置に移動してから一定時間Tが経過するまでに、ホ
ストコンピュータからコマンドが発行されないならば
(ステップS12,S13)、タイマ23が停止された
後(ステップS17)、前回生成した乱数をもとに新た
な乱数が生成されてRAM21の乱数記憶領域210に
格納されると共に、その新たな乱数をもとにヘッド11
の次の移動先となる新たなシリンダ位置が決定され(ス
テップS18)、その決定されたシリンダ位置にヘッド
11が再び移動される(ステップS19)。
【0054】このように本実施形態においては、ホスト
コンピュータから図1の磁気ディスク装置に対するコマ
ンドが発行されない限り、即ち図1の磁気ディスク装置
においてコマンド待ちの状態(コマンドの実行がなされ
ない状態)が続く限り、一定時間T毎にヘッド11がデ
ィスク13上のランダムな位置に移動される。
【0055】これにより、ディスク13上の同一位置に
ヘッド11が位置し続けることがなくなるため、ヘッド
11の低浮上化等によるヘッド破壊の危険性が減少す
る。しかも本実施形態では、ヘッド11の移動範囲を、
全シリンダ範囲ではなくて、ヘッド11の浮上量が大き
い(良好な)範囲(ディスク13の内周側と外周側を除
くシリンダ範囲)としているため、この点からもヘッド
11の低浮上化等によるヘッド破壊の危険性が減少す
る。更に、ヘッド11の移動先は乱数をもとに決定され
るため、長期的にみるとディスク13の面上の(予め定
められたシリンダ範囲の)全ての位置に均等にヘッド1
1が位置することになり、特定の位置に障害が発生する
ことが減少する。
【0056】なお、前記実施形態では、コマンドの実行
時には、そのコマンドの種類に無関係にタイマ23を停
止させているが、これに限るものではない。例えは、ホ
ストコンピュータからコマンドが発行された場合には、
そのコマンドがディスクアクセスを伴うコマンドである
か否かを判別し、ディスクアクセスを伴わないコマンド
の実行時にはタイマ23の動作を継続させるようにして
も構わない。こうすることにより、ディスクアクセスを
伴わないコマンドだけが続けて実行された結果、一定時
間Tを越えてヘッド11が同一位置に長時間位置し続け
る不具合の発生を防止できる。
【0057】また、前記実施形態では、コマンドが実行
されない場合の一定時間T毎のヘッド移動を通常のシー
ク動作と同様の位置決め制御により行う場合について説
明したが、これに限るものではない。
【0058】例えば、一定時間T毎のヘッド移動はヘッ
ド11が同一位置に長時間位置しないようにランダムな
位置に位置させるのが目的であり、通常のシーク動作と
は異なって精度を必要とせず、ヘッド11を目標シリン
ダ位置に正しく位置させる位置決め制御は必要ないこと
から、単にステップS18で決定したランダムシリンダ
位置に対応する制御量(この制御量は初期シーク動作の
結果から作成したシリンダ位置と制御量との対応テーブ
ルから求められる)をCPU19からVCM駆動回路1
7に与えるだけとして、位置決め制御をせずにヘッド1
1を移動させるようにしても構わない。
【0059】この方式では、位置決め制御を必要としな
いことから、低消費電力モードを持つ磁気ディスク装置
において、ホストコンピュータとの間で長時間コマンド
等のアクセスがない場合に、消費電力を減少させるため
に、リード/ライトIC18の電源(即ちリード/ライ
ト系ハードウェア及び位置決め制御系ハードウェアの電
源)を遮断している場合にも、ヘッド11を一定時間T
毎にランダムな位置に移動させることができる。
【0060】また、前記実施形態では、電源投入時にス
ピンドルモータ14(により回転されるディスク13)
が停止状態から定常回転状態に達するまでの起動時間
(の誤差)をもとに乱数の初期値を生成するものとして
説明したが、ディスク装置内での物理的にばらつきのあ
る所定の動作(機械的動作)であれば、その所定の動作
の所要時間(の誤差)を乱数の初期値の生成に用いるよ
うにしても構わない。
【0061】例えば、電源投入後の最初の位置決め制御
(シーク動作)の所要時間(現在のヘッド位置から目標
シリンダ位置にヘッド11をシークするのに要する時
間)をもとに乱数の初期値を発生するようにしても構わ
ない。
【0062】更に、最初の位置決め制御だけでなく、そ
の後の位置決め制御についても、当該位置決め制御が行
われる毎に、その所要時間をもとに乱数の初期値を発生
して乱数記憶領域210の内容を更新するようにしても
構わない。この方式では、モータ起動時間をもとに乱数
の初期値を発生する方式に比べて、乱数の初期値を頻繁
に更新できることから、より完全な乱数の生成が可能と
なる。
【0063】特に、一定時間T毎のヘッド移動を位置決
め制御により行う場合には、その際の所要時間をもとに
乱数を発生して(初期値ではなくて)次回のヘッド移動
先決定用に乱数記憶領域210に記憶することで、分布
の良い乱数を実現できる。この場合の乱数発生は、一定
時間T毎のヘッド移動のための位置決め制御だけを対象
に行えばよく、コマンドに従う通常の位置決め制御は対
象外としても構わない。
【0064】また、前記実施形態では、RAM21の乱
数記憶領域210に記憶されている乱数値から新たな乱
数を生成し、その新たな乱数から今回のヘッド移動先を
決定すると共に、次回の乱数生成用にその新たな乱数で
乱数記憶領域210の内容を更新する場合(この方式で
は、乱数の初期値は新たな乱数生成に用いられるだけ
で、ヘッド移動先の決定には用いられない)について説
明したが、これに限るものではない。例えば、RAM2
1の乱数記憶領域210に記憶されている乱数値から今
回のヘッド移動先を決定すると共に、その乱数値から新
たな乱数を生成し、次回のヘッド移動先決定用にその新
たな乱数で乱数記憶領域210の内容を更新するように
しても構わない。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、コ
マンド(特にディスクアクセスを伴うコマンド)が長時
間実行されない限りは、一定時間毎にヘッドをディスク
上のランダムな位置に移動させるようにしているため、
ディスク上の同一位置にヘッドが長時間位置し続けるこ
とをなくすことができ、ヘッドの低浮上化等によるヘッ
ド破壊の危険性を減少することができる。
【0066】また本発明によれば、一定時間毎のヘッド
移動の移動先が乱数により決定されるようにしているた
め、長期的にみると、乱数の最小値と最大値で決まるデ
ィスク上の領域の全ての位置に均等にヘッドが位置する
ようになり、特定の位置に障害が発生することが減少す
る。しかも、ディスクを回転させるモータの起動時の定
常回転に達するまでの時間や、ヘッドの位置決め制御に
要する時間など、動作時間に誤差のあるディスク装置内
の所定の動作に要する時間をもとに乱数の初期値を発生
するようにしているため、以後計算により生成される乱
数が毎回同じ値をたどるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態における電源投入時の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図3】同実施形態における電源投入後の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図4】図3中のランダムシリンダ位置決定処理(ステ
ップS18)の詳細な手順を説明するためのフローチャ
ート。
【符号の説明】
11…ヘッド、 13…ディスク、 14…スピンドルモータ(SPM)、 15…ボイスコイルモータ(VCM)、 16…モータ制御回路、 17…VCM駆動回路、 18…リード/ライトIC、 19…CPU(乱数発生手段、検出手段、ヘッド移動制
御手段、乱数生成手段)、 20…ROM、 21…RAM、 22…時間計測カウンタ、 23…タイマ、 24…ディスクコントローラ(HDC)、 210…乱数記憶領域(乱数記憶手段)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクとの相対速度によって微小間隙
    を保って浮上するヘッドを有するディスク装置におい
    て、 コマンド待ち状態、またはディスクアクセスを伴うコマ
    ンドが実行されない状態が一定時間以上続く特定状態を
    検出する検出手段と、 前記検出手段により前記特定状態が検出される毎に、前
    記ヘッドをディスク上のランダムな位置に移動させるヘ
    ッド移動制御手段とを具備することを特徴とするディス
    ク装置。
  2. 【請求項2】 ディスクとの相対速度によって微小間隙
    を保って浮上するヘッドを有するディスク装置におい
    て、 乱数を記憶しておく乱数記憶手段と、 動作時間に誤差のある前記ディスク装置内の所定の動作
    毎に、その動作に要する時間を計測してその計測結果に
    基づき乱数を発生し、その乱数を前記乱数記憶手段に初
    期値として設定する乱数発生手段と、 コマンド待ち状態、またはディスクアクセスを伴うコマ
    ンドが実行されない状態が一定時間以上続く特定状態を
    検出する検出手段と、 前記検出手段により前記特定状態が検出される毎に、前
    記乱数記憶手段に記憶されている乱数の値で決まる前記
    ディスク上の位置に前記ヘッドを移動させるヘッド移動
    制御手段と、 前記検出手段により前記特定状態が検出される毎に、前
    記乱数記憶手段に記憶されている乱数の値から新たな乱
    数を計算により生成して、その計算した乱数により前記
    乱数記憶手段の記憶内容を更新する乱数生成手段とを具
    備することを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記乱数発生手段は、前記ディスクを回
    転するモータの起動時の停止状態から定常回転状態に達
    するまでの時間を計測することを特徴とする請求項2記
    載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記乱数発生手段は、前記ヘッドの位置
    決め制御に要する時間を計測することを特徴とする請求
    項2記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 ディスクとの相対速度によって微小間隙
    を保って浮上するヘッドを有するディスク装置におい
    て、 乱数を記憶しておく乱数記憶手段と、 電源投入後の最初のヘッドの位置決め制御に要する時間
    を計測してその計測結果に基づき乱数を発生し、その乱
    数を前記乱数記憶手段に設定する第1の乱数発生手段
    と、 コマンド待ち状態、またはディスクアクセスを伴うコマ
    ンドが実行されない状態が一定時間以上続く特定状態を
    検出する検出手段と、 前記検出手段により前記特定状態が検出される毎に、前
    記乱数記憶手段に記憶されている乱数の値で決まる前記
    ディスク上の位置に前記ヘッドを位置決め制御により移
    動させるヘッド移動制御手段と、 前記ヘッド移動制御手段により前記ヘッドが位置決め制
    御される毎に、その位置決め制御に要する時間を計測し
    てその計測結果に基づき乱数を発生し、その発生した乱
    数により前記乱数記憶手段の記憶内容を次回のヘッド移
    動先決定用に更新する第2の乱数発生手段とを具備する
    ことを特徴とするディスク装置。
  6. 【請求項6】 ディスクとの相対速度によって微小間隙
    を保って浮上するヘッドを有するディスク装置に適用さ
    れるヘッド移動制御方法であって、 コマンド待ち状態、またはディスクアクセスを伴うコマ
    ンドが実行されない状態において、一定時間毎に前記ヘ
    ッドをディスク上のランダムな位置に移動させることを
    特徴とするヘッド移動制御方法。
  7. 【請求項7】 ディスクとの相対速度によって微小間隙
    を保って浮上するヘッドを有するディスク装置に適用さ
    れるヘッド移動制御方法であって、 動作時間に誤差のある前記ディスク装置内の所定の動作
    毎に、その動作に要する時間を計測してその計測結果に
    基づき乱数の初期値を発生して乱数記憶手段に記憶して
    おき、 コマンド待ち状態、またはディスクアクセスを伴うコマ
    ンドが実行されない状態が一定時間以上続く特定状態を
    検出し、 前記特定状態を検出する毎に、その時点において前記乱
    数記憶手段に記憶されている乱数から新たな乱数を計算
    により生成して、この新たな乱数により前記乱数記憶手
    段の記憶内容を次回の乱数生成用に更新すると共に、こ
    の新たな乱数の値で決まる前記ディスク上の位置に前記
    ヘッドを移動させることを特徴とするヘッド移動制御方
    法。
  8. 【請求項8】 ディスクとの相対速度によって微小間隙
    を保って浮上するヘッドを有するディスク装置に適用さ
    れるヘッド移動制御方法であって、 動作時間に誤差のある前記ディスク装置内の所定の動作
    毎に、その動作に要する時間を計測してその計測結果に
    基づき乱数の初期値を発生して乱数記憶手段に記憶して
    おき、 コマンド待ち状態、またはディスクアクセスを伴うコマ
    ンドが実行されない状態が一定時間以上続く特定状態を
    検出し、 前記特定状態を検出する毎に、その時点において前記乱
    数記憶手段に記憶されている乱数の値で決まる前記ディ
    スク上の位置に前記ヘッドを移動させると共に、当該乱
    数の値から新たな乱数を計算により生成して、この新た
    な乱数により前記乱数記憶手段の記憶内容を次回のヘッ
    ド移動先決定用に更新することを特徴とするヘッド移動
    制御方法。
  9. 【請求項9】 ディスクとの相対速度によって微小間隙
    を保って浮上するヘッドを有するディスク装置に適用さ
    れるヘッド移動制御方法であって、 電源投入後の最初のヘッドの位置決め制御に要する時間
    を計測してその計測結果に基づき乱数を発生して乱数記
    憶手段に記憶しておき、 コマンド待ち状態、またはディスクアクセスを伴うコマ
    ンドが実行されない状態が一定時間以上続く特定状態を
    検出し、 前記特定状態を検出する毎に、その時点において前記乱
    数記憶手段に記憶されている乱数の値で決まる前記ディ
    スク上の位置に前記ヘッドを位置決め制御により移動さ
    せると共に、この位置決め制御に要する時間を計測して
    その計測結果に基づき乱数を発生して、この乱数により
    前記乱数記憶手段の記憶内容を次回のヘッド移動先決定
    用に更新することを特徴とするヘッド移動制御方法。
JP19301495A 1995-07-28 1995-07-28 ディスク装置及び同装置に適用されるヘッド移動制御方法 Pending JPH0944986A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7508615B2 (en) 2006-02-10 2009-03-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of controlling movement of a transducer and disk drive using same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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