JPH0944822A - 回転磁気ヘッドドラム - Google Patents

回転磁気ヘッドドラム

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Publication number
JPH0944822A
JPH0944822A JP18899895A JP18899895A JPH0944822A JP H0944822 A JPH0944822 A JP H0944822A JP 18899895 A JP18899895 A JP 18899895A JP 18899895 A JP18899895 A JP 18899895A JP H0944822 A JPH0944822 A JP H0944822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
fixed
rotary
magnetic head
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP18899895A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Okabe
一郎 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH0944822A publication Critical patent/JPH0944822A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最近のビデオ機器の軽薄短小化という要求に
伴い、回転磁気ヘッドドラムの小型化、薄型化を図りな
がらも、ドラム軸の小径軸のねじり振動の発生を防ぎ、
小径軸受の変形を防ぐ。さらには、上ドラムの回転精度
を維持し、切削加工精度を向上させる。 【解決手段】 本願第1の発明は、回転磁気ヘッドを有
する回転上ドラム2と、磁気テープをガイドする固定下
ドラム1と、固定下ドラムに固着された固定軸3と、固
定下ドラムに固着されたロータリートランス9と、を有
する回転磁気ヘッドドラムにおいて、固定軸にはめ合わ
せられる上ドラムの軸受下端部10が、固定下ドラムの
ロータリートランス固着部平面より、下部に位置するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転磁気ヘッドド
ラムを有するビデオムービー等の小型の回転磁気ヘッド
ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダイレクトドライブ型の回転磁気
ヘッドドラム構造の一例を図3を用いて説明する。下ド
ラム1には軸受(ボールベアリング)4が対向する形で
配設されており、軸受4の内輪4aを通して、軸3が回
転自在に取り付けられる。カラー33は軸3に固着さ
れ、ドラムモーター31のローターがネジ留めされる。
また、ドラムモーター31のステータコイル32は、下
ドラム1の軸受ハウジング部10の外筒部にはめ合わせ
られ、下ドラム1に固定される。
【0003】また、下ドラム1にヘリカルリードと呼ば
れるテープをガイドするための段差部の加工時、或いは
軸受を収容するための軸受ハウジング部10などの切削
加工時の切削機のつかみ代8を必要とするため、下ドラ
ム1の下部は、図に示すように突出している。この突出
部は回転磁気記録再生装置に回転磁気ヘッドドラムが組
み込まれるとき、回転磁気ドラムを載せるドラム基台3
0内部に収めるため、回転磁気記録再生装置の薄型化に
関係しない部分である。
【0004】そこで、ドラムモーターを上ドラムに内蔵
させることにより、回転磁気ヘッドドラムを薄型化する
構造が提案されている。図4はこのように薄型化された
軸固定タイプにおける回転磁気ヘッドドラム構造の一例
であり、図4に示すように、軸3を下ドラム1に埴立固
定し、上ドラム2上部にドラムモーターを内蔵させたド
ラム構造としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図4に示すような構造では、軸受間距離Lが短くなって
しまい、上ドラム2の回転振れ精度を悪化させる原因と
なっていた。また、下ドラム1の軸挿入部分の直径Dを
ある程度細くしないと、軸嵌力が強大となり、はめ合い
長さL1が長いと、軸穴のわずかな曲がりによって軸が
強大な軸嵌力で曲げられたり、下ドラム1素材(多くの
場合はAl材)耐力を超え、適正な軸保持力を得ること
ができなくなってしまうという問題点を有していた。
【0006】そして、下ドラム1の軸挿入部分は、下ド
ラム1を切削加工するときのつかみ代8にもなるので、
あまり直径Dを細くすると、切削加工時の加工抵抗に、
抗しきれなくなり、切削精度を悪化させるという問題点
も有している。
【0007】また、最近のビデオ機器の軽薄短小化とい
う要求に伴い、回転磁気ヘッドドラムの薄型化を図るた
め、ドラムモーターをドラムに内蔵するだけでなく、ド
ラム軸方向寸法の縮小化や、ドラム軸直径方向寸法へも
小径化を図る必要性も生じてきている。よって、軸およ
び軸受も小径化する必要がある。
【0008】しかしながら、軸および軸受の小径化はそ
れぞれの剛性の低下を招き、小径軸は上ドラムとドラム
モーターロータによるねじり振動を励起させ、小径の軸
受は負荷寿命が短くなったり、外輪や内輪が薄くなるこ
とにより、ボール(転動体)転がり溝が変形しやすい。
また、ドラム軸方向寸法の縮小化を実行しようとする
と、軸受間距離が短くなってしまい、上ドラムの回転振
れを発生させたり、組み立て精度劣化による録画再生画
像の劣化が起きるという問題点を有していた。
【0009】そこで、本発明は係る問題点を解決するた
めになされたものであり、回転磁気ヘッドドラムの小型
化、薄型化を図りながらも、小径軸のねじり振動の発生
を防ぎ、小径軸受の変形を防ぐことを目的とする。さら
には、上ドラムの回転精度を維持し、切削加工精度を向
上させることをも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明の回転磁
気ヘッドドラムは、上記の課題を解決するために、回転
磁気ヘッドを有する回転上ドラムと、磁気テープをガイ
ドする固定下ドラムと、固定下ドラムに固着された固定
軸と、固定下ドラムに固着されたロータリートランス
と、を有する回転磁気ヘッドドラムにおいて、固定軸に
はめ合わせられる上ドラムの軸受下端部が、固定下ドラ
ムのロータリートランス固着部平面より、下部に位置す
ることを特徴とする。
【0011】また、本願第2の発明の回転磁気ヘッドド
ラムは、回転磁気ヘッドを有する回転上ドラムと、磁気
テープをガイドする固定下ドラムと、固定下ドラムに固
着された固定軸と、固定下ドラムに固着されたロータリ
ートランスと、固定軸に少なくとも2個の転動体転がり
溝を形成した軸一体型軸受を用い、前記軸受の外輪部に
上ドラムを設置固定するフランジ部と、軸受外輪を保持
する軸受ハウジング部と、を有する回転磁気ヘッドドラ
ムにおいて、前記軸受ハウジング下端部が、固定下ドラ
ムのロータリートランス固着部平面より、下部に位置す
ることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1および図2に基づいて、以下に説明する。図1は、
従来のボールベアリング(軸受)を用いた軸固定タイプ
の回転磁気ヘッドの一形態を示す図であり、図2は軸一
体型ベアリングを用いた回転磁気ヘッドの一形態を示す
図である。
【0013】図1および図2において、軸3は下ドラム
1に埴立した固定軸であり、ロータリートランス9は上
ドラム2に固着されるロータリートランスロータ9a
と、下ドラム1に固着されるロータリトランスステータ
9bにより構成される。ロータリートランス9は上ドラ
ム2に具備されたビデオヘッド7とドラム外部に設けら
れたヘッドアンプ回路(H.A.回路、図示せず)間の
電気信号を非接触で導通させる機能を有する。そこで、
ロータリートランスロータ9aとロータリトランスステ
ータ9bの隙間は、数10μmに設定しなければなら
ず、ロータリートランスロータ9a、ロータリトランス
ステータ9bは高精度に下ドラム1、上ドラム2に取り
付けられる必要がある。
【0014】また、従来、ドラム外部に取り付けられて
いた上ドラム駆動モーター6は、本発明による回転磁気
ヘッドドラムでは、上ドラム上部の凹部2aに配設され
ている。
【0015】図1において、ボールベアリング4は上ド
ラム2に設けられた軸受ハウジング部10に固着されて
いるが、下ドラム1側のベアリング4は、下ドラム1の
ロータリートランスステータ9bの接着される平面より
下部に入り込んだ構造となっている。
【0016】図2において、軸受4部分は、上ドラム2
を設置固定するフランジ部11(軸受ハウジング部より
張り出した部分)と、下ドラム1に伸びた軸受ハウジン
グ部10により構成される筒状部材からなるが、軸受ハ
ウジング部10は下ドラム1のロータリートランスステ
ータ9bの接着される平面より下部に入り込んだ構造と
なっている。また、下ドラム1の切削加工のつかみ代8
の内部に軸受ハウジング部10が入り込むため、ドラム
の軸方向寸法を有効に利用することができる。よって、
ドラムモーター31が内蔵され、ドラム軸方向寸法が短
くなったにもかかわらず、従来と比較しても、回転精度
を損なう事なく、軸受間距離を確保できる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、回転磁気ヘッドドラム
の回転精度を損なうことなく、ドラムの薄型化、小型化
を実現できる。
【0018】また、軸一体型ベアリングを用いた構造で
は、内輪を用いることがない分だけ、ボールベアリング
(軸受)を用いた軸固定タイプの回転磁気ヘッドに比
べ、ボール径を大きく、外輪肉厚を厚くできるので、負
荷寿命を向上させることができ、かつ転動体転がり溝の
変形を回避することができるため、より信頼性、生産性
に優れた回転磁気ヘッドドラムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるボールベアリング(軸受)を用い
た軸固定タイプの回転磁気ヘッドの実施の一形態を示す
図である。
【図2】本発明による軸一体型ベアリングを用いた回転
磁気ヘッドの実施の一形態を示す図である。
【図3】従来のダイレクトドライブ型の回転磁気ヘッド
ドラム構造の一例を示す図である。
【図4】従来の軸固定タイプにおける回転磁気ヘッドド
ラム構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 下ドラム 2 上ドラム 2a 上ドラム上部の凹部 3 軸 4 軸受(ボールベアリング) 4a 軸受の内輪 4b 軸受の外輪 5 ボール(転動体) 6 上ドラム駆動モーター 7 ビデオヘッド 8 つかみ代 9 ロータリートランス 9a ロータリートランスロータ 9b ロータリトランスステータ 10 軸受ハウジング部 11 フランジ部 30 ドラム基台 31 ドラムモーター 32 ステータコイル 33 カラー 34 カラーロータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転磁気ヘッドを有する回転上ドラム
    と、磁気テープをガイドする固定下ドラムと、固定下ド
    ラムに固着された固定軸と、固定下ドラムに固着された
    ロータリートランスと、を有する回転磁気ヘッドドラム
    において、固定軸にはめ合わせられる上ドラムの軸受下
    端部が、固定下ドラムのロータリートランス固着部平面
    より、下部に位置することを特徴とする回転磁気ヘッド
    ドラム。
  2. 【請求項2】 回転磁気ヘッドを有する回転上ドラム
    と、磁気テープをガイドする固定下ドラムと、固定下ド
    ラムに固着された固定軸と、固定下ドラムに固着された
    ロータリートランスと、固定軸に少なくとも2個の転動
    体転がり溝を形成した軸一体型軸受を用い、前記軸受の
    外輪部に上ドラムを設置固定するフランジ部と、軸受外
    輪を保持する軸受ハウジング部と、を有する回転磁気ヘ
    ッドドラムにおいて、前記軸受ハウジング下端部が、固
    定下ドラムのロータリートランス固着部平面より、下部
    に位置することを特徴とする回転磁気ヘッドドラム。
JP18899895A 1995-07-25 1995-07-25 回転磁気ヘッドドラム Pending JPH0944822A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18899895A JPH0944822A (ja) 1995-07-25 1995-07-25 回転磁気ヘッドドラム

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JP18899895A JPH0944822A (ja) 1995-07-25 1995-07-25 回転磁気ヘッドドラム

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JPH0944822A true JPH0944822A (ja) 1997-02-14

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