JPH0944756A - Idカード、カード読取装置及びカードシステム - Google Patents

Idカード、カード読取装置及びカードシステム

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JPH0944756A
JPH0944756A JP7189616A JP18961695A JPH0944756A JP H0944756 A JPH0944756 A JP H0944756A JP 7189616 A JP7189616 A JP 7189616A JP 18961695 A JP18961695 A JP 18961695A JP H0944756 A JPH0944756 A JP H0944756A
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card
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JP7189616A
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English (en)
Inventor
Toshio Ikegawa
敏男 池川
Yasushi Shima
裕史 島
Kazuhiro Hiraiwa
一洋 平岩
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IDカードを所持する人が、入室していた部
屋から退出してしまうと、その時点からその人に対して
用件が生じた場合にその用件を確実に伝えることが困難
であった。 【解決手段】 IDカード1には表示部10を設けると
共にその表示部10に伝言を表示するための機能を持た
せる。一方、カード読取装置には管理装置41から送ら
れてくる伝言データを記憶するデータバッファメモリ部
32と、IDカードの読み取り操作が行なわれた際にそ
のカードの持ち主に対する伝言がデータバッファメモリ
部32に記憶されているかどうかを調べ、記憶されてい
ればその伝言データを読み出して出力する表示部22
と、伝言データをIDカードへ向けて送信する制御を行
なう制御部18とを設ける。伝言を表示する表示部は必
ずしもIDカード1とカード読取装置12の双方に設け
る必要はない。強いて言えば表示部のないIDカードを
所持する人に対しても伝言が伝えられることからカード
読取装置12に設ける方が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IDカード、カー
ド読取装置及びカードシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、IDカードを使用してオフィスビ
ルや工場内の各部屋の人の在室状況を管理するカードシ
ステムがあった。このカードシステムは、主に複数台の
カード読取装置とこれらを管理する管理装置とから構成
されており、カード読取装置は建物内の各部屋の出入口
の通路側と部屋側にそれぞれ配置され、通路側のものは
入室したことを管理装置に知らせ、室内側のものは退出
したことを管理装置に知らせる。管理装置は入室通知を
受けると当該部屋が使用中になったことを認識するとと
もにモニター上に使用中であることを知らせる表示を行
う。
【0003】一方、退出通知を受けると当該部屋が空き
となったことを認識するとともにモニター上に空きであ
ることを知らせる表示を行う。またカード読取装置は、
読み取ったIDカードが予め登録されているもと判断す
るとドアロックを解除する。カード読取装置におけるI
Dカードの読み取りは、接触的又は非接触的に行われ、
特に非接触式のものは例えば特開平3−235081号
や特開平3−228988号にもあるように、カード読
取装置から電波を送信させて、そのエネルギーによりI
Dカードの回路を動作させてID情報を送信させるもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のカードシステムにあっては、次のような問題点があ
った。すなわち、各部屋の在室を管理しているだけであ
り、ある部屋を使用している人に対して用件を伝えなけ
ればならないような事態が生じた場合にその人がその部
屋にいれば内線電話やアナウンスによって用件を伝える
ことができるが、その部屋から退出していればアナウン
スする以外は伝えることが難しい。しかもその人がアナ
ウンスを聞くことができる範囲内にいれば良いが、必ず
しもそのような場所にいるとは限らないので確実に用件
を伝えることは困難であった。
【0005】そこで本発明は、部屋の在室管理以外にI
Dカードを所持する人に対して伝言を確実に伝えること
ができるIDカード、カード読取装置及びカードシステ
ムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明のうちで請求項1記載の発明によるIDカードは、
文字、数字又はグラフィックの表示が可能な表示手段
と、カード読取装置から出力される伝言情報を接触的又
は非接触的に読み取る伝言情報読取手段と、この伝言情
報読取手段にて読み取られた伝言情報を前記表示手段に
表示する表示制御手段と、を備えたことを特徴としたも
のである。
【0007】請求項2記載の発明によるカード読取装置
は、IDカードに記録されたID情報の読み取りを行う
ID情報読取手段と、このID情報読取装置により読み
取られたID情報が予め登録されているものであれば管
理装置に対して在室情報を出力する在室情報出力手段
と、前記管理装置から出力される伝言情報を取り込む伝
言情報取込手段と、この伝言情報取込手段により取り込
まれた伝言情報を記憶する伝言情報記憶手段と、IDカ
ードに記録されたID情報の読み取りが行なわれた際に
そのID情報で示される個人を指定する伝言情報が前記
伝言情報記憶手段に記憶されているか否かを判定し、記
憶されていると判断するとその伝言情報を出力する伝言
情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。上記管理
装置はカード読取装置から出力される在室情報に基づい
て部屋の在室を管理する一方、ユーザーからの伝言を入
力し、それを伝言情報として出力するものである。
【0008】請求項3記載の発明によるカード読取装置
は、文字、数字又はグラフックを表示する表示手段と、
IDカードに記録されたID情報の読み取りを行うID
情報読取手段と、このID情報読取装置により読み取ら
れたID情報が予め登録されているものであれば管理装
置に対して在室情報を出力する在室情報出力手段と、前
記管理装置から出力される伝言情報を取り込む伝言情報
取込手段と、この伝言情報取込手段により取り込まれた
伝言情報を記憶する伝言情報記憶手段と、前記在室情報
出力手段から在室情報が出力された後、ID情報で示さ
れる個人を指定する伝言情報が前記伝言情報記憶手段に
記憶されているか否かを判定し、記憶されていると判断
するとその伝言情報を前記表示手段に表示する表示制御
手段と、を備えたことを特徴とする。請求項4記載の発
明によるカードシステムは、請求項1記載の発明による
IDカードと、請求項2記載の発明によるカード読取装
置と、伝言入力機能を有する管理装置と、を備えたこと
を特徴とする。本発明のカードシステムは、従来より用
いられている部屋への入室状況を管理するアクセスコン
トロールシステムに、新たな配線や機器を使用すること
なく適用できるので、安価なシステムを提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面例
と共に説明する。 (I)実施例1 この実施例は、従来より用いられている部屋への入室状
況を管理するアクセスコントロールシステムに適用した
ものである。 A.IDカードとカード読取装置の構成 (a)IDカード1の外観構成 図1は本発明に係るカードシステムの実施例1のIDカ
ード及びカード読取装置の回路構成を示すブロック図で
あり、図2は本実施例1のIDカードの外観構成を示す
平面図である。図2において、IDカード1は、縦が
5.3mm、横が8.5mm、厚さが0.76mmの寸
法に形成され、その表面の図面上側に長さ方向に沿って
帯状の磁気ストライプ領域2、図面下側に横長の表示部
10がそれぞれ設けられている。磁気ストライプ領域2
にはID情報が磁気的に記録されている。このID情報
はIDカード1を所持するユーザーを特定する例えば暗
証番号などである。表示部10には例えば液晶表示器が
使用される。
【0010】(b)IDカード1の回路構成 図1において、IDカード1の内部には、電源部3、送
受信コイル4、アンテナ4A、制御部5、IC回路7、
検波部8、1/0変換部9及び表示部10がそれぞれ設
けられている。電源部3は送受信コイル4で受信した無
線電波を整流して電源を生成する。送受信コイル4と電
源部3とにより電源を生成することから電池(ペーパー
電池)を必要としない。なお、電池の使用も勿論可能で
あり、むしろこれを使用することで送受信コイル4と電
源部3との組み合わせにより得られるよりも大きな電力
を得ることができ、電波をより遠くへ飛ばすことができ
る。
【0011】IC回路7は制御部5とメモリ部6とから
構成される。制御部5はメモリ部6の読取り制御を行な
うものであり、カード読取装置12から送信された読み
取りコマンドを解読してメモリ部6に記憶された第2の
ID情報を読み出し、これを送受信コイル4に供給す
る。また制御部5は送受信コイル4にて受信された伝言
データを表示部10にて表示する。送受信コイル4は受
信の他に上述の如くメモリ部6に記憶された第2のID
情報の送信に使用される。メモリ部6には例えばEEP
ROMが使用され、第2のID情報が書き込まれる。検
波部8は送受信コイル4にて受信された無線電波から制
御信号を検波して1/0変換部9に供給する。1/0変
換部9は検波部8で検波された制御信号を「1」と
「0」の所定のコードに変換する。表示部10は液晶表
示器を有して構成され、制御部5より供給される伝言デ
ータを表示する。この場合、伝言内容が例えば「来客で
す111番へ連絡して下さい」であれば、図2に示すよ
うに「ライキャクデス 111バンヘレンラクシテクダ
サイ」と表示される。
【0012】(c)カード読取装置12の回路構成 図2において、IDカード読取装置12の内部には、制
御出力部13、磁気カードリーダ部15、信号波形整形
部16、IF部17、制御部18、伝送IF部20、照
合判断表示部21、表示部22、1/0変換部24、発
振部25、変調部26、電力増幅部27、送受信コイル
28、アンテナ28A、検波部30、1/0変換部31
及びデータバッファメモリ部32がそれぞれ設けられて
いる。制御出力部13はドア39(図3参照)のロック
リレーを駆動するものであり、制御部18よりドアのロ
ックを解除する解除信号が出力されたときにドアのロッ
クを解除する方向にロックリレーを駆動する。
【0013】カードリーダ部15はIDカード1の磁気
ストライプ領域2に記録されている第1のID情報の読
み取りを行う。信号波形整形部16は磁気カードリーダ
部15で読み取られた第1のID情報を波形整形する。
信号波形整形部16にて波形整形された第1のID情報
はIF部17を介して制御部18に供給される。データ
バッファメモリ部32にはIDカード1から第1、第2
のID情報を読み取る制御や、これら第1、第2のID
情報を照合する制御を行うプログラムが書き込まれてい
る。またこのデータバッファメモリ部32には後述する
管理装置41(図3参照)から送られてくる伝言データ
が書き込まれる。
【0014】制御部18はIDカード1より読み取った
第1、第2のID情報が登録情報と一致する否かの判定
を行い、一致すると判断すると解除信号を制御出力部1
3に供給するとともに一致信号を照合判断表示部21に
供給する。更に在室信号を伝送IF部20を介して管理
装置41に転送する。これに対して第1、第2のID情
報が登録情報と一致しないと判断すると、不一致信号の
みを照合判断表示部21に供給する。また制御部18は
管理装置41から送られてくる伝言データを伝送IF部
20を介して読み取り、データバッファメモリ部32に
書き込む。更にまたデータバッファメモリ部32に書き
込んだ伝言データを必要に応じて読み出して表示部22
に表示する。
【0015】照合判断表示部21は赤色と緑色の2つの
発光ダイオード(図示略)を有しており、制御部18か
ら一致信号が供給されたときには緑色の発光ダイオード
を点灯させ、不一致信号が供給されたときには赤色の発
光ダイオードを点灯させる。表示部22はEL(エレク
トロルミネセンス)、液晶又はプラズマディスプレイ等
を有して構成され、データバッファメモリ部32に書き
込まれた伝言データが表示される。1/0変換部24は
制御部18から出力される情報を「1」又は「0」の所
定のコードに変換する。変調部26は発振器25からの
発振出力に基づいて1/0変換部24で変換されたコー
ド情報をFSK(周波数偏位変調)変調波に変調する。
電力増幅部27は変調部26で変調された変調波を電力
増幅する。電力増幅部27によって電力増幅された変調
波は送受信コイル28に供給され、中空へ放射される。
検波部30は送受信コイル28で受信されたIDカード
1からの無線電波を検波する。検波部30により検波さ
れた情報は1/0変調部31に供給され、「1」又は
「0」の所定のコードに変換された後、制御部18に供
給される。
【0016】(d)カードシステム 図3は実施例1のIDカード1及びカード読取装置12
を適用したカードシステムの構成を示すブロック図であ
る。この図に示すように、複数のカード読取装置12が
伝送路43を介して管理装置41に接続されている。管
理装置41はカード読取装置12から送られてくる第
1、第2のID情報の管理を行う。また、管理装置41
は上述したように伝言の入力を行い、これを各カード読
取装置12に送る。一方、伝送路43には管理装置41
と複数のカード読取装置12の他に複数の端末装置44
が接続されていおり、これら端末装置44にはテンキー
やスキャナ等が備えられ、伝言入力に使用される。テン
キーやスキャナ等により入力された伝言データは管理装
置41によって各カード読取装置12に送られる。な
お、スキャナーは現在の電子手帳に使用されているよう
な手書きで文字入力できるものが好適である。また各端
末装置44は机上等に設置され、ユーザーが必要とする
ときに使用される。
【0017】以上の構成において、図4及び図5に示す
フローチャートを参照しながら動作について説明する。 B.IDカード1とカード読取装置12の動作 (a)IDカード1の動作 図4はIDカード1の動作示すフローチャートである。
IDカード1をカード読取装置12から送信される電波
を受信できる距離まで近づけると、送受信コイル4に誘
導起電力が発生し、この誘導起電力により電源部3にて
電源が生成されてIC回路7に供給される。このときか
ら制御部5が動作を開始する。
【0018】まず、制御部51は、ステップS10で1
/0変換部9から出力される「1」又は「0」からなる
読み取りコマンドを取り込み、これを解読してメモリ部
6の指定されたアドレスに記憶された第2のID情報を
読み出す。次いでステップS12に進み、読み出した第
2のID情報を送受信コイル4に供給する。これにより
送受信コイル4から第2のID情報が送信される。制御
部5は送受信コイル4に第2のID情報の供給を開始し
た後、ステップS14に進み、第2のID情報の送信が
終了したか否かの判定を行ない、この判定において第2
のID情報の送信が終了していない判断するとステップ
S12に戻り、第2のID情報の送信が終了したと判断
するとステップS16に進む。ステップS16に進む
と、伝言データが有るか否かの判定を行う。この判定に
おいて伝言データが無いと判断すると処理を終了し、伝
言データがあると判断するとステップS18で伝言デー
タの表示を行う。
【0019】(b)カード読取装置12の動作 図5はカード読取装置12の動作を示すフローチャート
である。まず、制御部18は、ステップS20で伝言デ
ータがあるか否かの判定、すなわち管理装置41又は端
末装置44から伝言データが送られて来たか否かの判定
を行う。この判定において、伝言データが送られて来て
いないと判断すると何もせずステップS24に進む。こ
れに対して伝言データが送られて来たと判断するとステ
ップS22に進み、送られてきた伝言データをデータバ
ッファメモリ部32に書き込む。なお、伝言データには
これを送る人のID情報が含まれている。伝言データを
データバッファメモリ部32に書き込んだ後にステップ
S24に進み、読み取りコマンドを1/0変換部24に
供給して「1」又は「0」の所定のコードに変換させ
る。変換された読み取りコマンドは変調部26に供給さ
れ、そのコマンドのコード情報で発振部25から出力さ
れた搬送波が変調される。そして、変調された送信波は
電力増幅部27で増幅されて送受信コイル28から中空
へ放射される。
【0020】読み取りコマンドを出力した後、ステップ
S26で1/0変換部31の出力の取り込みを行う。次
いでステップS28で、第2のID情報があるか否かの
判定、すなわち1/0変換部31から第2のID情報が
出力されたか否かの判定を行う。この判定において、第
2のID情報が出力されていないと判断するとステップ
S20に戻る。これに対して第2のID情報が出力され
たと判断するとステップS30に進み、第2のID情報
をデータバッファメモリ部32に書き込む。この処理を
行った後ステップS32に進み、IF部17の出力の取
り込みを行う。すなわち、磁気カードリーダ部15で読
み取られた第1のID情報の取り込みを行う。IF部1
7の出力の取り込みを行った後、ステップS34で第1
のID情報が有るか否かの判定を行い、この判定におい
て第1のID情報がなければ再びステップS32でIF
部17の出力の取り込みを行い、第1のID情報があれ
ばステップS36に進み、第1のID情報をデータバッ
ファメモリ部32に書き込む。
【0021】第1のID情報の取り込みを行った後、ス
テップS38で、第1のID情報と、データバッファメ
モリ部32に記憶した第2のID情報との照合を行う。
すなわち、第1、第2のID情報とデータバッファメモ
リ部32に記憶された登録情報とを照合する。照合した
後、ステップS40に進み、第1、第2のID情報と登
録情報とが一致するか否かの判定を行う。この判定にお
いて一致しないと判断するとステップS50で入室が不
可能であることを知らせる表示を行い、また不一致信号
を出力する。この処理を行った後ステップS20に戻
る。これに対して、第1、第2のID情報と登録情報と
が一致すると判断するとステップS42に進み、今照合
した第1、第2のID情報に対する伝言データが有るか
否かの判定を行う。この判定において、伝言データがあ
ると判断するとステップS44に進み、伝言データを表
示部22に供給して伝言内容を表示する。
【0022】伝言データの出力後、ステップS46で解
除信号を出力する。これによりドアロックが外れて入室
可能になる。ドアロックの解除後、ステップS48で在
室情報を管理装置41に送る。この処理後、ステップS
20に戻る。このように実施例1では、管理装置41又
は端末装置44に対して伝言を入力すると、管理装置4
1から各カード読取装置12に伝言データが転送され
る。そして、その後にある人があるカード読取装置12
に対してIDカード1を読み取らせる操作を行なうと、
その人に対する伝言があればカード読取装置12の表示
部22にその伝言が表示され、またその伝言がIDカー
ド1に転送されて同カードの表示部10に表示される。
したがって、用件を伝えたい人が室外にいても、その人
が再び何処かの部屋に入室すれば確実に伝言を伝えるこ
とができる。また、この実施例1のカードシステムは、
従来より用いられている部屋への入室状況を管理するア
クセスコントロールシステムに新たな配線や機器を使用
することなく適用できるので、安価なシステムとして提
供することができる。
【0023】(II)実施例2 上述した実施例1では入力した伝言を全てのカード読取
装置12に転送するようにしたが、この実施例2では伝
言を管理装置41に保持させておいてIDカード1の読
み取りを行なった際に管理装置41に対して伝言がある
か否かを問い合せ、それがある場合にIDカード1の読
み取りを行なったカード読取装置12に対して転送する
ようにしたものである。謂わば実施例1が分散方式に対
してこの実施例2は集中方式と言える。IDカード1及
びカード読取装置12の回路構成は実施例1と同様であ
るので省略し、動作についてのみ説明する。またIDカ
ード1の動作は実施例1と同様であるのでこれも省略
し、管理装置41とカード読取装置12の動作について
のみ説明する。
【0024】(a)カード読取装置12の動作 図6は実施例2のカード読取装置12の動作を示すフロ
ーチャートである。この図に示すように、ステップS6
0〜76までの処理は前述した図5におけるステップS
24〜40までの処理と同様である。したがって、ステ
ップS60〜76までの処理の説明を省略し、ステップ
S78から説明を行なう。さて、IDカード1から読み
取った第1、第2のID情報が予め登録されたものであ
ると判断した後、制御部18は、ステップS78で管理
装置41に対して伝言があるか否かの問い合せを行な
う。この問い合せを行なった後、ステップS80で伝言
があるか否かの判定、すなわち管理装置41より伝言が
あることを示す情報が送られてきたか否かを判定する。
【0025】この判定において、伝言があることを示す
情報が送られてきたと判断すると、ステップS82に進
み、伝言データの取り込みを行なう。この取り込みを行
なった後、ステップS84で現在読み取り操作がされた
IDカード1へ伝言データを送る。伝言データを送った
後、ステップS86で解除信号を出力する。これにより
ドアロックが外れて入室可能になる。ドアロックを解除
した後、ステップS88で在室情報を管理装置41に送
る。この処理後、ステップS20に戻る。一方、上記ス
テップS76の判定において、第1、第2のID情報が
予め登録されたものでないと判断すると、ステップS9
0で入室不可能であることを知らせる表示を行なう。
【0026】(b)管理装置41の動作 図7は管理装置41の動作を示すフローチャートであ
る。まず、ステップS100で伝言の入力が行なわれた
か否かの判定を行なう。この判定において、伝言の入力
が行なわれたと判断するとステップS102に進み、入
力された伝言と、この伝言を送る人のID情報とをメモ
リに記憶する。この処理後、ステップS104に進み、
カード読取装置12から伝言の問い合せがあるか否かの
判定を行なう。この判定において、伝言の問い合せがあ
ると判断すると、ステップS106でその問い合せのあ
った伝言に対応する伝言データがメモリに記憶している
か否かの判定を行なう。この判定において、該当する伝
言データが記憶していると判断するとステップS108
に進み、その伝言データをメモリから読み出して伝送路
43に送出する。
【0027】伝言データを伝送路43に送出した後、ス
テップS110で在室情報があるか否かの判定を行な
う。この判定において在室情報があると判断するとステ
ップS112に進み、在室情報に基づく部屋番号と第
1、第2のID情報を登録する。一方、上記ステップS
100の判定において、伝言の入力が行なわれていない
と判断すると、そのままステップS104に進む。ま
た、ステップS104の判定において、伝言の問い合せ
がない場合と、ステップS106の判定において該当す
る伝言データが無いと判断した場合はそのままステップ
S110に進む。
【0028】このように実施例2では、管理装置41又
は端末装置44に対して伝言が入力されると、その伝言
が管理装置に一旦記憶される。そして、その後にある人
があるカード読取装置12に対してIDカード1を読み
取らせる操作を行なうと、そのカード読取装置12から
管理装置41に対して伝言があるか否かの問い合せが行
なわれる。問い合せの伝言があればその問い合せを行な
ったカード読取装置12に対して伝言データが送出され
る。これによりそのカード読取装置12の表示部22に
伝言が表示され、またその伝言がIDカード1に転送さ
れて同カードの表示部10に表示される。したがって、
用件を伝えたい人が室外にいても、その人が再び何処か
の部屋に入室すれば確実に伝言を伝えることができる。
また、この実施例2のカードシステムは、上記実施例1
と同様に、従来より用いられている部屋への入室状況を
管理するアクセスコントロールシステムに新たな配線や
機器を使用することなく適用できるので、安価なシステ
ムとして提供することができる。
【0029】なお、上記実施例1、2では、伝言をカー
ド読取装置12とIDカード1の双方に表示させるよう
にしたが、カード読取装置12のみであってもよい。こ
の場合、IDカード1は表示機能を有しているので、伝
言を見ることができるが、表示機能を有していないID
カードでは伝言があっても見ることができない。そこ
で、カード読取装置12に表示機能を設けておけば表示
機能を有していないIDカードを所持している人に対し
ても伝言を確実に伝えることができる。
【0030】また、上記実施例1、2では、伝言があっ
た場合にその伝言を表示させるだけであったが、伝言が
あったことを振動や光或いは音で知らせるようにしても
よい。この場合、振動に限ってはIDカード1のみとな
るが、光や音の発生はIDカード1及びカード読取装置
12の双方にて行なうことができる。また、カード読取
装置12及びIDカード1の双方の送信出力を上げるこ
とで、カード読取装置12の近傍にいなくとも伝言を伝
えることが可能である。この場合、カード読取装置12
は各部屋毎に設けられていることから、カード読取装置
12及びIDカード1の双方の送信電力をある程度大き
くするだけで充分可能である。一方、伝言を伝える必要
が生じた場合にのみ通常よりも送信電力を増加させるよ
うにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、IDカードに
表示手段を設け、カード読取装置に対して読み取り操作
を行った際に、カード読取装置から出力された伝言情報
をその表示手段に表示するようにしたので、表示手段を
有するIDカードを所持した人に対して確実に用件を伝
えることができる。請求項2の発明によれば、管理装置
からの伝言情報を一旦記憶し、その後、IDカードを読
み取る操作が行なわれた場合に、そのID情報で示され
る個人を指定する伝言情報が記憶されていればその伝言
情報をIDカードに送るようにしたので、用件を伝えた
い人がどのカード読取装置を使用してもその場で即座に
用件を伝えることができる。
【0032】請求項3の発明によれば、管理装置からの
伝言情報を一旦記憶し、その後、IDカードを読み取る
操作が行なわれた場合に、そのID情報で示される個人
を指定する伝言情報が記憶されていれば、その伝言情報
をカード読取装置の表示手段に表示するようにしたの
で、用件を伝えたい人がどのカード読取装置を使用して
もその場で即座に用件を伝えることができる。
【0033】請求項4の発明によれば、管理装置に入力
された伝言情報を管理装置自体に記憶するか、或いはカ
ード読取装置に供給して同装置に記憶し、そしてカード
読取装置にてIDカードを読み取る操作が行なわれた場
合に、そのIDカードを所持する人に対する伝言があれ
ばその伝言情報を読み出してIDカードに供給し、同カ
ードの表示手段にて表示するようにしたので、用件を伝
えたい人がどのカード読取装置を使用してもその場で即
座に用件を伝えることができる。また、伝言情報を伝送
する装置としてはポケットベルやPHS(パーソナルハ
ンディホン)などのメディア装置があるが、本発明は部
屋への入室状況を管理するアクセスコントロールシステ
ムを利用することで新たな配線や機器を使用することな
く、伝言情報をIDカードを持っている人に対して伝え
るようにしたものであり、安価なシステムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカードシステムの実施例1のID
カード及びカード読取装置の回路構成を示すブロック図
である。
【図2】実施例1のIDカードの外観を示す平面図であ
る。
【図3】実施例1のカードシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】実施例1のIDカードの動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】実施例1のカード読取装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図6】本発明に係るカードシステムの実施例2のカー
ド読取装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】実施例2の管理装置の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 IDカード 4 送受信コイル 4A、28A アンテナ 5、18 制御部 6 メモリ部 7、22 表示部 8 検波部 9 1/0変換部 12 カード読取装置 13 制御出力部 15 磁気カードリーダ部 20 伝送IF部 24 1/0変換部 26 変調部 27 電力増幅部 28 送受信コイル 30 検波部 31 1/0変換部 32 データバッファメモリ部 41 管理装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、数字又はグラフィックの表示が可
    能な表示手段と、 カード読取装置から出力される伝言情報を接触的又は非
    接触的に読み取る伝言情報読取手段と、 この伝言情報読取手段にて読み取られた伝言情報を前記
    表示手段に表示する表示制御手段と、を備えたことを特
    徴とするIDカード。
  2. 【請求項2】 IDカードに記録されたID情報の読み
    取りを行うID情報読取手段と、 このID情報読取装置により読み取られたID情報が予
    め登録されているものであれば管理装置に対して在室情
    報を出力する在室情報出力手段と、 前記管理装置から出力される伝言情報を取り込む伝言情
    報取込手段と、 この伝言情報取込手段により取り込まれた伝言情報を記
    憶する伝言情報記憶手段と、 IDカードに記録されたID情報の読み取りが行なわれ
    た際にそのID情報で示される個人を指定する伝言情報
    が前記伝言情報記憶手段に記憶されているか否かを判定
    し、記憶されていると判断するとその伝言情報を出力す
    る伝言情報出力手段と、を備えたことを特徴とするカー
    ド読取装置。
  3. 【請求項3】 文字、数字又はグラフックを表示する表
    示手段と、 IDカードに記録されたID情報の読み取りを行うID
    情報読取手段と、 このID情報読取装置により読み取られたID情報が予
    め登録されているものであれば管理装置に対して在室情
    報を出力する在室情報出力手段と、 前記管理装置から出力される伝言情報を取り込む伝言情
    報取込手段と、 この伝言情報取込手段により取り込まれた伝言情報を記
    憶する伝言情報記憶手段と、 前記在室情報出力手段から在室情報が出力された後、I
    D情報で示される個人を指定する伝言情報が前記伝言情
    報記憶手段に記憶されているか否かを判定し、記憶され
    ていると判断するとその伝言情報を前記表示手段に表示
    する表示制御手段と、を備えたことを特徴とするカード
    読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のIDカードと、 請求項2記載のカード読取装置と、 伝言入力機能を有する管理装置と、を備えたことを特徴
    とするカードシステム。
JP7189616A 1995-07-25 1995-07-25 Idカード、カード読取装置及びカードシステム Pending JPH0944756A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5995018A (en) * 1997-04-28 1999-11-30 Matsushita Electronics Corporation Information transfer system
JP2006209250A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Kyocera Corp 情報記憶デバイス、無線通信デバイス
JP2007172665A (ja) * 2007-03-27 2007-07-05 Kyocera Corp 情報記憶デバイス、無線通信デバイス

Cited By (3)

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