JPH094435A - ガスエンジン駆動ヒートポンプにおけるエンジン排気の処理装置 - Google Patents

ガスエンジン駆動ヒートポンプにおけるエンジン排気の処理装置

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Publication number
JPH094435A
JPH094435A JP7149891A JP14989195A JPH094435A JP H094435 A JPH094435 A JP H094435A JP 7149891 A JP7149891 A JP 7149891A JP 14989195 A JP14989195 A JP 14989195A JP H094435 A JPH094435 A JP H094435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
gas
exhaust
air
exhaust gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP7149891A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yokoyama
武 横山
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスエンジン駆動ヒートポンプ装置におい
て、前記ガスエンジンから排出される排気の処理装置を
簡素化して装置の小型化と製作コストの低下を図ると共
に、ドレン処理の問題を解消し、加えて省電力化を図
る。 【構成】 エンジン1の排気を大気中に放出する排気口
2aにエゼクタ8を取り付けてエンジン1の排気エネル
ギーによりエゼクタ8内に空気をとり込み、このとり込
んだ空気を排気に混合させて排気温度を低下させてから
大気中に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスエンジンによりヒ
ートポンプを駆動して冷・暖房を行う装置におけるエン
ジン排気の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスエンジンを利用してヒートポンプを
駆動する比較的小型の冷・暖房装置の場合、ガスエンジ
ンの排気は、450℃〜500℃と高温であることか
ら、これをそのまま装置(ケーシング)外に排出する
と、火災や火傷の危険がある。そこで、従来は図2に示
すように、ガスエンジン1の排気通路2に熱交換器3を
取り付けると共に、この熱交換器3において冷却ファン
6付のラジエータ(放熱器)5、循環ポンプ7から成る
冷却回路4により排気温度を例えば170℃〜190℃
程度に冷却してから大気中に排出するという方法をとっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来のエン
ジン排気の処理装置においては、次のような欠点があ
る。 a.排気温度が高いため、熱交換器3には大型のものを
使用する必要がある。このため、装置の大型化と製作コ
ストの上昇を招いている。 b.冷却回路4は、排気熱を奪った熱媒を冷却するため
に大型のラジェータ5と冷却ファン6が必要となり、
又、通常その熱媒には水を利用している。このため、装
置の大型化とコストの上昇を招くばかりでなく、冷却フ
ァン6の電力費が増大する。 c.熱交換器3でドレンが発生するため、この処理装置
を設ける必要がある。このため、装置の大型化と製作コ
ストの上昇を招いている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するのが目的であって、その構成は次のとおりであ
る。エンジンの排気を大気中に放出する排気口にエゼク
タを取り付けてエンジンの排気エネルギーによりエゼク
タ内に空気をとり込み、このとり込んだ空気を排気に混
合させて排気温度を低下させてから大気中に排出するガ
スエンジン駆動ヒートポンプにおけるエンジン排気の処
理装置。
【0005】
【作用】ガスエンジンは、コンプレッサーを駆動して冷
媒を循環させることにより、冷房サイクル又は暖房サイ
クルの運転を行う。この駆動に際し、ガスエンジンから
排出される排気ガスは、排気通路を経由してエゼクタに
至り、ここで排気ガスの噴出エネルギーにより空気(外
気)をとり込み(吸い込み)、エゼクタ内で混合し、そ
の後大気中に排出される。排気は、空気の混合により温
度が低下する。例えば、500℃の排気と20℃の空気
を1:2の割合で完全に混合させれば、混合後の温度は
概略(500℃+20℃×2)÷3=180℃(但し、
排気と空気の比熱が同程度と仮定)となる。
【0006】
【実施例】図1に基づいて本発明の実施例を詳述する。
1はヒートポンプ駆動用のガスエンジン、2は排気通
路、8は排気口2aに取り付けられたエゼクタ、9はス
ロート、10はエゼクタ8の空気吸込口、11は空気と
排気の混合部、12は排出口であって、ガスエンジン1
から排出される排気は、排気通路2を通ってエゼクタ8
のスロート9に噴出する。空気は、この噴出エネルギー
により空気吸込口10からエゼクタ8内にとり込まれ、
エゼクタ8のスロート9から混合部11を経由する間に
排気と良く混合し、排気口12から大気中に排出され
る。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のように、ガスエンジンの
排気口にエゼクタを取り付け、排気の噴出エネルギーを
利用して空気をとり込み、これを排気に混合させてから
大気中に排出するようにした。この結果、次の効果を奏
する。 a.従来必要としていた排気冷却用の熱交換器及び排気
を前記熱交換器で冷却するための冷却回路(ラジエー
タ、循環ポンプ)が不要となる。したがって、装置(ヒ
ートポンプ)の小型化と製作コストの低下が可能であ
る。 b.冷却回路が不要のため、冷却ファン及び循環ポンプ
の電力費が節約される。 c.排気冷却用の熱交換器がないため、ドレンの発生が
ない。したがって、ドレン処理装置がいらない。この結
果、装置(ヒートポンプ)の小型化と製作コストの低下
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスエンジン駆動ヒートポンプに
おける排気の処理装置の説明図。
【図2】従来のガスエンジン駆動ヒートポンプにおける
排気の処理装置の説明図。
【符号の説明】
1 ガスエンジン 2 排気通路 2a 排気口 3 熱交換器 4 冷却回路 5 ラジエータ 6 冷却ファン 7 循環ポンプ 8 エゼクタ 9 スロート 10 空気吸込口 11 混合部 12 排出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気を大気中に放出する排気
    口にエゼクタを取り付けてエンジンの排気エネルギーに
    よりエゼクタ内に空気をとり込み、このとり込んだ空気
    を排気に混合させて排気温度を低下させてから大気中に
    排出するガスエンジン駆動ヒートポンプにおけるエンジ
    ン排気の処理装置。
JP7149891A 1995-06-16 1995-06-16 ガスエンジン駆動ヒートポンプにおけるエンジン排気の処理装置 Pending JPH094435A (ja)

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JPH094435A true JPH094435A (ja) 1997-01-07

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005040568A1 (en) * 2003-10-24 2005-05-06 Siebe Hendrik And Frederika Terpstra As Trustee For Set Family Trust Cooling engine exhaust gases

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005040568A1 (en) * 2003-10-24 2005-05-06 Siebe Hendrik And Frederika Terpstra As Trustee For Set Family Trust Cooling engine exhaust gases

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