JPH0944109A - 標示装置および標示方法 - Google Patents

標示装置および標示方法

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JPH0944109A
JPH0944109A JP19436495A JP19436495A JPH0944109A JP H0944109 A JPH0944109 A JP H0944109A JP 19436495 A JP19436495 A JP 19436495A JP 19436495 A JP19436495 A JP 19436495A JP H0944109 A JPH0944109 A JP H0944109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
marking
guide
rod
along
guide tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP19436495A
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English (en)
Inventor
Toshiki Kawasaki
俊樹 川崎
Yasunori Nishida
泰教 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IMANAKA KK
IMANAKA Ltd
Original Assignee
IMANAKA KK
IMANAKA Ltd
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Publication date
Application filed by IMANAKA KK, IMANAKA Ltd filed Critical IMANAKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動源により幾つかの色を切り替えて標示す
る標示要素を所定数組み合わせて、全体としてニュース
等の時事刻々と変わる様々な情報を多くの人に知らしめ
る標示装置を提供すること。 【構成】 標示カバーを通して複数の色を標示する標示
部分と、ソレノイド(13)に連結された先割れロッド
(12)と、固定ロッド(4)および該先割れロッドと
摺接嵌合する第1および第2のテーパ部がその外側部に
形成されたテーパ付スリーブ(14)と、先端部に前記
第1および第2テーパ部に係合する爪を有する弾性スリ
ーブ(15)と、ソレノイド(19)により爪を該第1
および第2のテーパ部から離脱させ、両者の係合を解除
するリセットスリーブ(17)とから成る標示要素を所
定数組み合わせて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標示装置および標
示方法に関し、特に駆動源により幾つかの色を切り替え
て標示する標示要素を所定数組み合わせて、全体として
ニュース等の時事刻々と変わる様々な情報を多くの人に
知らしめる標示装置および標示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多くの人に広告、宣伝等を知らし
めるための垂れ幕や看板は、その告知内容を変えるたび
にその都度作り変えていたので、告知内容を即時に変更
することができなかった。この欠点を解消するために、
ランプ(電球)およびネオン等を使用してニュース等の
時事刻々と変わる様々な情報または広告、宣伝等の情報
を標示する電光掲示板が生み出されて現在に至ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電光掲示板
は、ニュース等の時事刻々と変わる様々な情報を標示す
るには適しているが、電光掲示板そのものの製造コスト
および必要経費としての電気代等が垂れ幕や看板のそれ
に比してかなり高額になるとともに、ランプ(電球)お
よびネオン等の消耗品の維持費もかさむことになる。
【0004】したがって、本発明は、必要経費としての
電気代が電光掲示板のそれと比較にならない程に安価で
あり、しかもランプ(電球)およびネオン等の消耗品の
維持費がほとんどかからない標示装置および標示方法、
すなわち標示する情報を変える時のみ、駆動源により幾
つかの色を切り替えて標示する標示要素を所定数組み合
わせて、全体としてニュース等の時事刻々と変わる様々
な情報または広告、宣伝等の情報を多くの人に知らしめ
る標示装置および標示方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る標示装置
は、その一端が異なる色を標示する標示位置である筒体
を有する多数の標示要素が、該標示位置を揃えて互いに
平行に整列せしめられて成る標示装置において、標示要
素が、一端が異なる色を標示する標示端である案内筒
と、標示端の周縁近傍に配設され、該周縁に沿った部分
が湾曲形状を呈する案内部材と、案内筒の軸線に平行な
一方の内面から、案内部材と標示端との間に画成された
溝を経て、該案内筒の軸線に平行な他方の内面へと沿っ
て摺動可能に配設された異なる色の複数の区画を備えた
所定の剛性を有する帯部材と、該帯部材の一端が固定さ
れ、案内筒の軸線に沿って単位長さだけ段階的に前進ま
たは後退せしめられて該軸線に沿った所定位置に停止さ
れる案内筒に移動可能に配設された複数の係合部を有す
る摺動部材と、係合部に係合する爪片を有し、案内筒の
軸線に沿って摺動部材と共軸な関係で該案内筒に配設さ
れた弾性材料からなる爪部材と、該爪部材と共軸な関係
で案内筒の反標示端に移動可能に配設され、該案内筒の
軸線に沿って所定長さだけ移動して爪片に当接しつつ該
爪片を係合部から離脱させ、両者の係合を解除する係合
解除部材と、摺動部材および係合解除部材に連結され、
これらを個別に駆動させる駆動源とを有し、しかも摺動
部材の単位長さの変位毎に帯部材の複数の区画のうちの
異なる区画が代わる代わる標示端において標示されるこ
とを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る標示装置は、標示要素
を構成する多数の標示要素の標示端が、それぞれ標示端
カバーによって覆われていることを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る標示装置は、標示装置
の標示端側全体が、少なくとも1つのカバーによって覆
われていることを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る標示装置は、案内部材
に第1の棒部材の一端が固定され、該第1の棒部材上に
は、前記摺動部材の一端が固定された可動板が移動可能
に保持され、該可動板と案内部材との間の第1の棒部材
上に第1の弾性部材が介挿されていることを特徴とす
る。
【0009】また、本発明に係る標示装置は、摺動部材
が、第1の嵌合空洞および第2の嵌合空洞を有し、該第
1の嵌合空洞には第1の棒部材が摺接嵌合し、該第2の
嵌合空洞には駆動源にその一端が連結された第2の棒部
材の他端が摺接嵌合することを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る標示装置は、係合解除
部材が摺動部材と爪部材との間に両者と共軸な関係で配
設され、その一端側が該一端に設けられた突部と反標示
端との間に第2の弾性部材を介挿して該反標示端に移動
可能に保持され、しかも該一端は駆動源に連結されてお
り、該駆動源により該係合解除部材が所定長さだけ移動
されることを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る標示装置は、第2の棒
部材が該第2の棒部材の一端に設けられた突部と係合解
除部材の一端との間に第3の弾性部材を介挿して該係合
解除部材の一端に移動可能に保持され、しかもその一端
が駆動源に連結される一方、他端が所定長さの弾性を有
する弾性部から成ることを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る標示装置は、その一端
が異なる色を標示する標示位置である筒体を有する多数
の標示要素が、該標示位置を揃えて互いに平行に整列せ
しめられて成る標示装置において、一端が開口を有する
標示端である案内筒と、開口の周縁近傍に配置され、該
周縁に沿った部分が湾曲形状を呈する案内部材と、開口
を覆う標示端カバーと、案内筒の中央部近傍から案内部
材へと向かう方向に該案内筒の一方の内周に沿って所定
長にわたって延在する第1のレールから、案内部材と開
口との間に画成される溝を経て、該溝の縁から案内筒の
中央部近傍へと向かう方向に該案内筒の他方の内周に沿
って所定長にわたって延在する第2のレールに嵌挿さ
れ、一端は自由端となっており第2のレールに嵌挿さ
れ、他端は第1のレールに嵌挿された、異なる色の複数
の区画を有するリボンとから成る標示部と、案内部材に
その一端が固定された第1の棒部材と、該第1の棒部材
上を移動可能に保持された可動プレートと、該可動プレ
ートと案内部材との間の第1の棒部材上に介挿された第
1の弾性部材と、駆動源に連結された第2の棒部材と、
第1の嵌合空洞および第2の嵌合空洞を有し、該第1の
嵌合空洞には第1の棒部材が摺接嵌合し、該第2の嵌合
空洞には第2の棒部材が所定長さにわたって摺接嵌合
し、案内筒の軸線に沿って該案内筒に配設された複数の
係合部がその外側部に形成された摺動部材と、一端に係
合部に係合する爪片を有し、その他端が案内筒の反標示
端に固定され、案内筒の軸線に沿って摺動部材と共軸な
関係かつ外側に該案内筒に配設された弾性材料からなる
爪部材と、案内筒の軸線に沿って摺動部材と爪部材との
間で両者に共軸な関係で該案内筒に配設され、一端に設
けられた突部と反標示端との間に第2の弾性部材を介挿
して該反標示端に移動可能に保持され、一端が駆動源に
連結される一方、該駆動源により移動された位置におい
ては、他端が爪片に当接して該爪片を係合部から離脱さ
せ、両者の係合を解除する係合解除部材とから成る駆動
機構部とを有し、しかも第2の棒部材が該第2の棒部材
の一端に設けられた突部と係合解除部材の一端との間に
第3の弾性部材を介挿して該係合解除部材の一端に移動
可能に保持され、その一端が駆動源に連結される一方、
他端が所定長さの弾性を有する弾性部から成ることを特
徴とする。
【0013】および、本発明に係る標示方法は、複数の
標示単位を有する帯材を反転形態に湾曲させ、該帯材を
駆動源により単位長さだけ前後に移動させ、該帯材の複
数の標示単位のうちの湾曲部位に該当するものを標示位
置とする多数の標示要素を用い、その標示位置が全体と
して標示面を形成するように標示位置を揃えて互いに平
行に整列させ、各々の標示単位の組み合わせによって所
定イメージを作り出すことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の標示装置では、第2の棒部材が駆動源
によって単位長さだけ押圧されるとこれに伴って摺動部
材も単位長さだけ移動され、この時爪部材の爪片が摺動
部材の複数の係合部のうちの第1番目の係合部の先端に
係合される。次いで第2の棒部材が第3の弾性部材の復
元力により初期位置に復帰され、この時第2の棒部材の
弾性部が摺動部材の第2の嵌合穴から抜出されて本来の
形状に弾性復帰されるとともに該弾性部の先端が摺動部
材の後端部に当接される。これに伴って初期位置におい
て溝にあったリボンの第1番目の区画は溝から第2のレ
ールに沿う経路上を単位長さだけ移動され、引き続くリ
ボンの第2番目の区画が第1のレールから溝に沿う経路
上を単位長さだけ移動され、引き続くリボンの第3番目
の区画が第2のレールに沿う経路上を単位長さだけ移動
される。
【0015】次いで、第2の棒部材が駆動源によってさ
らに単位長さだけ押圧されると、第2の棒部材の弾性部
の先端が該摺動部材の後端部に当接されつつ該摺動部材
を押圧することにより該摺動部材が単位長さだけ移動さ
れ、この時爪部材の爪片が該摺動部材の第2番目の係合
部の先端に係合され、第2の棒部材は第3の弾性部材の
復元力により初期位置に復帰される。この時第2の棒部
材の弾性部の先端と摺接部材の後端部との間は所定の距
離をもって離間される。これに伴ってリボンの第1番目
の区画は第2のレールに沿う経路上をさらに単位長さだ
け移動され、引き続くリボンの第2番目の区画は溝から
第2のレールに沿う経路上をさらに単位長さだけ移動さ
れ、引き続くリボンの第3番目の区画が第1のレールか
ら溝に沿う経路上をさらに単位長さだけ移動される。
【0016】係合解除部材が駆動源によって所定長さだ
け押圧されると、該係合解除部材が第2の棒部材に相対
的に所定長さだけ移動される。第2の棒部材の弾性部の
基部が係合解除部材の嵌合空洞に摺接嵌合されることに
より該第2の棒部材の弾性部が閉じられる。この時、係
合解除部材の先端部が摺動部材の第2番目の係合部に係
合している爪部材の爪片に当接して該爪片を第2番目の
係合部から離脱させて、両者の係合を解除するので、摺
接部材が第1の弾性部材の復元力により初期位置に復帰
され、該摺動部材の第2の嵌合穴に第2の棒部材の弾性
部が摺接嵌合する。係合解除部材が第3の弾性部材の復
元力により初期位置に復帰されると、爪部材の爪片は弾
性復帰して初期位置に戻る。これに伴ってリボンの第3
番目の区画が溝から第1のレールに沿う経路上を初期位
置まで逆向きに移動され、引き続くリボンの第2番目の
区画は第2のレールから溝を経て第1のレールに沿う経
路上を初期位置まで逆向きに移動され、引き続くリボン
の第1番目の区画は第2のレールから溝へと沿う経路上
を初期位置まで逆向きに移動される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る標示装置の具
体例を図面を引用して説明する。まず、標示装置を構成
する標示要素について説明する。図1(a)、(b)に
おいて、筒1(案内筒)の一端の異なる色を標示する標
示端1aには半円筒形状の開口2が設けられるととも
に、開口2の周縁近傍には、該周縁に沿った部分が湾曲
形状を呈する半円筒形状の固定ブロック3(案内部材)
が固定されている。固定ブロック3には固定ロッド4
(第1の棒部材)の一端が固定されている。この固定ブ
ロック3と固定ロッド4とが一体のものとして形成され
ると、部品点数を削減する観点から好適である。固定ロ
ッド4上には可動プレート5が移動可能に保持されてい
る。開口2は、例えば透明な樹脂材料等からなる標示端
カバー6によって覆われており、このため防水および防
じんがなされるとともに、太陽光のもとでの標示の見に
くさが改善される。可動プレート5と固定ブロック3と
の間の固定ロッド4上にはばね7(第1のばね)が介挿
されている。筒1の中央部近傍から固定ブロック3へと
向かう方向に該筒1の軸線に平行な一方の内面に沿って
左側ガイドレール8(第1のレール)が所定長にわたっ
て延在している。固定ブロック3と開口2の周縁との間
には溝9が画成されている。溝9の縁から筒1の中央部
近傍へと向かう方向に該筒1の軸線に平行な他方の内面
に沿って右側ガイドレール10(第2のレ−ル)が所定
長にわたって延在している。異なる色の複数の区画、例
えば、白色11a、赤色11b、黒色11cを有するリ
ボン11(帯部材)はその一端が自由端となっており、
この自由端が右側ガイドレール10に嵌挿され、他端は
左側ガイドレール8上に嵌挿され、その縁が可動プレー
ト5に固着されている。このリボン11は、可動プレー
ト5が固定ロッド4上を摺動した時、この可動プレート
5の動きと共に左側ガイドレール8から溝9を経て右側
ガイドレール10へと連なる経路に沿って滑動できる程
度の所定の剛性を有する材料から形成されている。
【0018】先割れロッド12(第2の棒部材)の一端
に設けられた突部12bがソレノイド13(駆動源)の
一端13aに連結されている。テーパ付スリーブ14
(摺動部材)は第1の嵌合空洞14aおよび第2の嵌合
空洞14bを有し、該第1の嵌合空洞14aには固定ロ
ッド4が所定長さにわたって摺接嵌合し、該第2の嵌合
空洞14bには先割れロッド12の他端の先割れ部12
aが摺接嵌合している。この先割れロッド12の先割れ
部12aは弾性を有する材料からなり、外力が作用しな
い初期状態においては、該先割れ部12aは該先割れロ
ッド12の軸線方向から所定の角度をなして先割れ状態
となっている。したがって、先割れ部12aに外力を作
用させて閉じ、再びこの外力を解放すると、先割れロッ
ド12はその弾性力により初期状態に復帰する。テーパ
付スリーブ14の外側部には第1のテーパ部14c(係
合部)および第2のテーパ部14d(係合部)が形成さ
れている。弾性スリーブ15(爪部材)はその一端にテ
ーパ付スリーブ14の第1テーパ部14cおよび第2テ
ーパ部14dに係合する爪15a(爪片)を有し、筒1
の軸線に沿って該テーパ付スリーブ14と共軸な関係か
つ外側に該筒1に配設され、その他端15bが筒1の反
標示端16に固定されている。
【0019】リセットスリーブ17(係合解除部材)は
テーパ付スリーブ14と弾性スリーブ15との間にこれ
らと共軸な関係で配設され、テーパ付スリーブ14と摺
接嵌合する。リセットスリーブ17の一端17bと筒1
の反標示端16との間のリセットスリーブ17上にはば
ね18(第2のばね)が介挿され、該リセットスリーブ
17が該筒1の反標示端16に移動可能に保持されてい
る。このリセットスリーブ17はその一端17bが図示
しないソレノイド19(駆動源)に連結される一方、ソ
レノイド19により所定長さだけ移動された位置におい
てはその他端17aが爪15aに当接して該爪15aを
第1テーパ部14cまたは第2のテーパ部14dの先端
から離脱させて、両者の係合を解除するようになってい
る。
【0020】先割れロッド12はその突部12bとリセ
ットスリーブ17の一端17bとの間の先割れロッド1
2上にばね20(第3のばね)を介挿して該リセットス
リーブ17の一端17bに移動可能に保持され、その一
端の突部12bがソレノイド13の一端13aに連結さ
れる一方で、その他端は所定長さの弾性材料から成る先
割れ部12aから成る。
【0021】本発明に係る標示装置は上記した多くの標
示要素が、その標示端の異なる色を標示する標示位置を
揃えて互いに平行に整列せしめられたものである。図1
0(a)に示す本発明に係る標示装置の具体例において
は、上記した標示要素を縦方向に12個、横方向に12
個集合させた標示装置の正面図が示されている。総数で
144個の標示要素の内のいくつかを駆動させて、”
今”という文字を標示させた場合を示している。この例
では、各々の標示要素の標示端をすべて別個な標示端カ
バーで覆ってもよいし、または144個の標示要素の標
示端をすべて覆いつくすような大きさの標示端カバーを
用いても良いことは言うまでもない。図10(b)に示
すように、各々の標示要素には、ソレノイド13および
ソレノイド19を含んだ駆動機構21が連結されてい
る。なお、各々の標示要素を駆動させる駆動機構21は
上記具体例においては、各々の標示要素に対して1つず
つ対応させていたが、これに限定されることなく、例え
ば、一列の12個のソレノイド等の駆動源からなる駆動
機構を、従来の移動機構等により上下方向または左右方
向に移動させることにより、順次標示要素の標示色を変
えていく態様も取り得る。この際の駆動源は、ソレノイ
ドに限定されることなく、他のアクチュエータ等に代替
可能なことは言うまでもない。なお、標示装置を構成す
る多数の標示要素の標示端が、それぞれ標示端カバーに
よって覆う態様も取り得ることができ、この場合メンテ
ナンス性に優れている。また標示装置の標示端側全体
を、少なくとも1つのカバーで覆ってももちろんよいこ
とは言うまでもない。
【0022】次に本発明に係る標示装置を構成する標示
要素の作用を説明する。本発明に係る標示装置を構成す
る図2に示す標示要素は、図3に示すように先割れロッ
ド12の突部12bがソレノイド13によって単位長さ
(リボン11の1区画の長さに相当するストローク)だ
け押圧されると、これに伴ってテーパ付スリーブ14も
単位長さだけ移動され、この時弾性スリーブ15の爪1
5aがテーパ付スリーブ14の第1テーパ部14cの先
端に係合される。次いで図4に示すように先割れロッド
12がばね20の復元力により初期位置に復帰され、こ
の時先割れロッド12の先割れ部12aがテーパ付スリ
ーブ14の第2の嵌合空洞14bから抜出されて本来の
形状に弾性復帰されるとともに該先割れ部12aの先端
はテーパ付スリーブ14の他端に当接される。これに伴
ってテーパ付スリーブ14の一端に固着された可動プレ
ート5にその端が固着されたリボン11が左側ガイドレ
ール8から溝9を経て右側ガイドレール10に沿って移
動する。すなわち、初期位置において溝9にあったリボ
ン11の第1番目の区画11a(白色)は溝9から右側
ガイドレール10に沿う経路上を単位長さだけ移動さ
れ、左側ガイドレール8から溝9に沿う経路上を単位長
さだけ移動され、引き続くリボンの第3番目の区画11
c(黒色)が左側ガイドレール8に沿う経路上を単位長
さだけ移動される。したがって、標示端カバー6を通し
て標示される色は白色から赤色へと変化する。
【0023】次いで、図4に示すように先割れロッド1
2の突部12bがソレノイド13によって単位長さだけ
押圧されると、図5に示すように先割れロッド12の先
割れ部12aがテーパ付スリーブ14の他端に当接され
つつテーパ付スリーブ14が単位長さだけ移動され、こ
の時弾性スリーブ15の爪15aが該テーパ付スリーブ
14の第2テーパ部14dの先端に係合され、図6に示
すように先割れロッド12はばね20の復元力により初
期位置に復帰される。この時先割れロッド12の先割れ
部12aの先端とテーパ付スリーブ14の他端との間は
所定の距離をもって離間される。これに伴ってリボン1
1が左側ガイドレール8から溝9を経て右側ガイドレー
ル10に沿って移動する。すなわち、初期位置において
溝9にあったリボン11の第1番目の区画11a(白
色)は右側ガイドレール10に沿う経路上をさらに単位
長さだけ移動され、引き続くリボンの第2番目の区画1
1b(赤色)は溝9から右側ガイドレール10に沿う経
路上をさらに単位長さだけ移動され、引き続くリボンの
第3番目の区画11c(黒色)は左側ガイドレール8か
ら溝9に沿う経路上をさらに単位長さだけ移動される。
したがって、標示端カバー6を通して標示される色は赤
色から黒色へと変化する。
【0024】さらに、図7に示すようにリセットスリー
ブ17の一端17bが図示しないソレノイド19によっ
て所定長さだけ押圧されると、該リセットスリーブ17
が先割れロッド12に相対的に所定長さだけ移動され
る。先割れロッド12の先割れ部12aの基部がリセッ
トスリーブ17の嵌合空洞17cに摺接嵌合されること
により該先割れロッド12の先割れ部12aが閉じられ
る。この時、リセットスリーブ17の他端17aがテー
パ付スリーブ14の第2テーパ部14dの先端に係合し
ている弾性スリーブ15の爪15aに当接して該爪15
aを第2テーパ部14dから離脱させて、両者の係合を
解除するので、図8、図9に示すようにテーパ付スリー
ブ14がばね7の復元力により初期位置に復帰され、テ
ーパ付スリーブ14の第2の嵌合空洞14bに先割れロ
ッド12の先割れ部12aが摺接嵌合される。リセット
スリーブ17がばね20の復元力により初期位置に復帰
されると、弾性スリーブ15の爪15aは弾性復帰して
初期位置に戻る。これに伴ってリボン11が右側ガイド
レール10から溝9を経て左側ガイドレール8に沿って
移動して、初期位置に復帰する。すなわち、リボンの第
3番目の区画11c(黒色)が溝9から左側ガイドレー
ル8に沿う経路上を初期位置まで逆向きに移動され、引
き続くリボンの第2番目の区画11b(赤色)が右側ガ
イドレール10から溝9を経て左側ガイドレール8へ沿
う経路上を初期位置まで逆向きに移動され、引き続くリ
ボン11の第1番目の区画11aは右側ガイドレール1
0から溝9へと沿う経路上を初期位置まで逆向きに移動
される。したがって、標示端カバー6を通して標示され
る色は黒色から赤色を経て白色へと初期化される。
【0025】上記は、標示要素にソレノイド13を1
回、さらにもう1回作用させた場合についての説明であ
るが、標示要素にソレノイド13を最初から2回続けて
作用させると、標示端カバー6を通して標示される色は
白色から赤色を経て黒色まで一気に変化され、この状態
でリセットスリーブ17にソレノイド19を1回作用さ
せるだけで、標示端カバー6を通して標示される色は黒
色から赤色を経て一気に白色まで初期化されることは容
易に理解されよう。
【0026】以上、本発明に係る実施例について説明し
てきたが、ここに図示しさらに説明した本発明の実施態
様は本発明の好ましい例であって、部品の形状、大き
さ、配列等についての数多くの変更は本発明の精神また
は特許請求の範囲から逸脱することなく遂行することが
できる。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る標示装置は、標示を変える
時にのみ駆動源により幾つかの色のリボンを切り替えて
標示する標示要素を所定量組み合わせて構成したので、
必要経費としての電気代を電光掲示板のそれの比較にな
らない程安価にでき、しかもランプ(電球)およびネオ
ン等の消耗品の維持費がほとんどかからず、ニュース等
の時事刻々と変わる様々な情報または広告、宣伝等の情
報を多くの人に知らしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明に係る標示装置を構成する標示要
素を側面から見た断面図である。 (b)本発明に係る標示装置を構成する標示要素を平面
で見た断面図である。
【図2】本発明に係る標示装置を構成する標示要素を平
面で見た断面図であり、初期状態を示す。
【図3】本発明に係る標示装置を構成する標示要素を平
面で見た断面図であり、先割れロッドを1回押圧した状
態を示す。
【図4】本発明に係る標示装置を構成する標示要素を平
面で見た断面図であり、先割れロッドが初期位置に復帰
した状態を示す。
【図5】本発明に係る標示装置を構成する標示要素を平
面で見た断面図であり、先割れロッドをさらに1回押圧
した状態を示す。
【図6】本発明に係る標示装置を構成する標示要素を平
面で見た断面図であり、先割れロッドが初期位置に復帰
した状態を示す。
【図7】本発明に係る標示装置を構成する標示要素を平
面で見た断面図であり、リセットスリーブを1回押圧し
た状態を示す。
【図8】本発明に係る標示装置を構成する標示要素を平
面で見た断面図であり、テーパ付スリーブが先割れロッ
ドに嵌合した直後の状態を示す。
【図9】本発明に係る標示装置を構成する標示要素を平
面で見た断面図であり、テーパ付スリーブが初期の状態
に復帰した図を示す。
【図10】(a)本発明に係る標示装置の正面図を示
す。 (b)本発明に係る標示装置の側面図を示す。 (c)本発明に係る標示装置の平面図を示す。
【符号の説明】
1 筒(案内筒) 1a 標示端 3 固定ブロック(案内部材) 4 固定ロッド(第1の棒部材) 5 可動プレート 6 標示端カバ− 7 ばね(第1のばね) 8 左側ガイドレール(第1のレール) 9 溝 10 右側ガイドレール(第2のレール) 11 リボン 12 先割れロッド(第2の棒部材) 13 ソレノイド(駆動源) 14 テーパ付スリーブ(摺動部材) 14a 第1の嵌合空洞 14b 第2の嵌合空洞 14c 第1テーパ部 14d 第2テーパ部 15 弾性スリーブ(爪部材) 15a 爪(爪片) 15b 弾性スリーブの他端 16 反標示端 17 リセットスリーブ(係合解除部材) 17b リセットスリーブの一端 18 ばね(第2のばね) 19 ソレノイド(駆動源) 20 ばね(第3のばね)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一端が異なる色を標示する標示位置
    である筒体を有する多数の標示要素が、該標示位置を揃
    えて互いに平行に整列せしめられて成る標示装置におい
    て、 前記標示要素が、 一端が異なる色を標示する標示端である案内筒と、 前記標示端の周縁近傍に配設され、該周縁に沿った部分
    が湾曲形状を呈する案内部材と、 前記案内筒の軸線に平行な一方の内面から、前記案内部
    材と前記標示端との間に画成された溝を経て、該案内筒
    の軸線に平行な他方の内面へと沿って摺動可能に配設さ
    れた異なる色の複数の区画を備えた所定の剛性を有する
    帯部材と、 該帯部材の一端が固定され、前記案内筒の軸線に沿って
    単位長さだけ段階的に前進または後退せしめられて該軸
    線に沿った所定位置に停止される前記案内筒に移動可能
    に配設された複数の係合部を有する摺動部材と、 前記係合部に係合する爪片を有し、前記案内筒の軸線に
    沿って前記摺動部材と共軸な関係で該案内筒に配設され
    た弾性材料からなる爪部材と、 該爪部材と共軸な関係で前記案内筒の反標示端に移動可
    能に配設され、該案内筒の軸線に沿って所定長さだけ移
    動して前記爪片に当接しつつ該爪片を前記係合部から離
    脱させ、両者の係合を解除する係合解除部材と、 前記摺動部材および前記係合解除部材に連結され、これ
    らを個別に駆動させる駆動源とを有し、 しかも前記摺動部材の単位長さの変位毎に前記帯部材の
    複数の区画のうちの異なる区画が代わる代わる前記標示
    端において標示されることを特徴とする標示装置。
  2. 【請求項2】 前記標示装置を構成する多数の標示要素
    の標示端が、それぞれ標示端カバーによって覆われてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の標示装置。
  3. 【請求項3】 前記標示装置の標示端側全体が、少なく
    とも1つのカバーによって覆われていることを特徴とす
    る請求項1に記載の標示装置。
  4. 【請求項4】 前記案内部材に第1の棒部材の一端が固
    定され、該第1の棒部材上には、前記摺動部材の一端が
    固定された可動板が移動可能に保持され、該可動板と前
    記案内部材との間の前記第1の棒部材上に第1の弾性部
    材が介挿されていることを特徴とする請求項1に記載の
    標示装置。
  5. 【請求項5】 前記摺動部材が、第1の嵌合空洞および
    第2の嵌合空洞を有し、該第1の嵌合空洞には前記第1
    の棒部材が摺接嵌合し、該第2の嵌合空洞には前記駆動
    源にその一端が連結された第2の棒部材の他端が摺接嵌
    合することを特徴とする請求項4に記載の標示装置。
  6. 【請求項6】 前記係合解除部材が前記摺動部材と前記
    爪部材との間に両者と共軸な関係で配設され、その一端
    側が該一端に設けられた突部と反標示端との間に第2の
    弾性部材を介挿して該反標示端に移動可能に保持され、
    しかも該一端は前記駆動源に連結されており、該駆動源
    により該係合解除部材が所定長さだけ移動されることを
    特徴とする請求項5に記載の標示装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の棒部材が該第2の棒部材の一
    端に設けられた突部と前記係合解除部材の一端との間に
    第3の弾性部材を介挿して該係合解除部材の一端に移動
    可能に保持され、しかもその一端が前記駆動源に連結さ
    れる一方、他端が所定長さの弾性を有する弾性部から成
    ることを特徴とする請求項6に記載の標示装置。
  8. 【請求項8】 その一端が異なる色を標示する標示位置
    である筒体を有する多数の標示要素が、該標示位置を揃
    えて互いに平行に整列せしめられて成る標示装置におい
    て、 一端が半円筒形状の開口を有する標示端である案内筒と
    前記開口の周縁近傍に配置され、該周縁に沿った部分が
    湾曲形状を呈する案内部材と、 前記開口を覆う標示端カバーと、 前記案内筒の中央部近傍から前記案内部材へと向かう方
    向に該案内筒の一方の内周に沿って所定長にわたって延
    在する第1のレールから、前記案内部材と前記開口との
    間に画成される溝を経て、該溝の縁から前記案内筒の中
    央部近傍へと向かう方向に該案内筒の他方の内周に沿っ
    て所定長にわたって延在する第2のレールに嵌挿され、
    一端は自由端となっており前記第2のレールに嵌挿さ
    れ、他端は前記第1のレールに嵌挿された、異なる色の
    複数の区画を有するリボンとから成る標示部と、 前記案内部材にその一端が固定された第1の棒部材と、 該第1の棒部材上を移動可能に保持された可動プレート
    と、 該可動プレートと前記案内部材との間の前記第1の棒部
    材上に介挿された第1の弾性部材と、 駆動源に連結された第2の棒部材と、 第1の嵌合空洞および第2の嵌合空洞を有し、該第1の
    嵌合空洞には前記第1の棒部材が摺接嵌合し、該第2の
    嵌合空洞には前記第2の棒部材が摺接嵌合し、前記案内
    筒の軸線に沿って該案内筒に配設された複数の係合部が
    その外側部に形成された摺動部材と、 一端に前記係合部に係合する爪片を有し、その他端が前
    記案内筒の反標示端に固定され、前記案内筒の軸線に沿
    って前記摺動部材と共軸な関係かつ外側に該案内筒に配
    設された弾性材料からなる爪部材と、 前記案内筒の軸線に沿って前記摺動部材と前記爪部材と
    の間で両者に共軸な関係で該案内筒に配設され、一端に
    設けられた突部と前記反標示端との間に第2の弾性部材
    を介挿して該反標示端に移動可能に保持され、一端が駆
    動源に連結される一方、該駆動源により移動された位置
    においては、他端は前記爪片に当接して該爪片を前記係
    合部から離脱させ、両者の係合を解除する係合解除部材
    とから成る駆動機構部とを有し、 しかも前記第2の棒部材が該第2の棒部材の一端に設け
    られた突部と前記係合解除部材の一端との間に第3の弾
    性部材を介挿して該係合解除部材の一端に移動可能に保
    持され、その一端が前記駆動源に連結される一方、他端
    が所定長さの弾性を有する弾性部から成ることを特徴と
    する標示装置。
  9. 【請求項9】 複数の標示単位を有する帯材を反転形態
    に湾曲させ、該帯材を駆動源により単位長さだけ前後に
    移動させ、該帯材の複数の標示単位のうちの湾曲部位に
    該当するものを標示位置とする多数の標示要素を用い、
    その標示位置が全体として標示面を形成するように前記
    標示位置を揃えて互いに平行に整列させ、各々の標示単
    位の組み合わせによって所定イメージを作り出す標示方
    法。
JP19436495A 1995-07-31 1995-07-31 標示装置および標示方法 Pending JPH0944109A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT412036B (de) * 2000-10-05 2004-08-26 Grasmann Josef Vorrichtung zur darstellung von zeichen

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