JPH0943358A - 放射線検出装置 - Google Patents

放射線検出装置

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JPH0943358A
JPH0943358A JP7193148A JP19314895A JPH0943358A JP H0943358 A JPH0943358 A JP H0943358A JP 7193148 A JP7193148 A JP 7193148A JP 19314895 A JP19314895 A JP 19314895A JP H0943358 A JPH0943358 A JP H0943358A
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radiation detection
radiation
charge transfer
detection signal
transfer block
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JP7193148A
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Susumu Adachi
晋 足立
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接続用の配線構造の簡略化や部品点数の削減を
図る。 【解決手段】放射線検出素子2a〜2iを線状もしくは
面状に配列してなる放射線検出器2と、放射線検出素子
2a〜2iそれぞれに接続されて各放射線検出素子2a
〜2iが出力する放射線検出信号Sを時分割転送する電
荷転送路3a〜3cと、電荷転送路3a〜3cが時分割
転送した放射線検出信号Sを取り出すマルチプレクサ6
とを備えて、放射線検出信号Sの搬送構造を簡略化した
放射線検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用X線撮像装置
や産業用非破壊検査装置に用いられる放射線検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、医用X線撮像装置や産業用非
破壊検査装置に用いられる放射線検出装置として、図4
に示すものがある。この放射線検出装置50は、テルル
化カドミウム(CdTe)化合物半導体に放射線が入射
すると弱電流信号を発生させるという特性を利用したも
のであって、このようなCdTe化合物半導体からなる
放射線検出素子51a〜51nをシリコン基板(図示省
略)上にマトリクス状に配設してなる放射線検出器51
と、各放射線検出素子51a〜51nにメタル配線53
を介してそれぞれ接続された電荷感応型の増幅器52a
〜52nと、各増幅器52a〜52nに接続されたコン
パレータ54a〜54nと、各コンパレータ54a〜5
4nに接続されたカウンタ55a〜55nとを備えてい
る。
【0003】この放射線検出装置50は、放射線が各放
射線検出素子51a〜51nに入射されることによって
各放射線検出素子51a〜51nから出力される放射線
検出信号Sを増幅器52a〜52nで増幅したのち、コ
ンパレータ54a〜54nで閾値と比較する。そして、
放射線検出信号Sが閾値より大きい場合は各放射線検出
素子51a〜51nに放射線が入射されたと判断して、
コンパレータ54a〜54nからパルス信号Pを出力す
る。カウンタ55a〜55nは各コンパレータ54a〜
54nから出力されるパルス信号Pをカウントすること
により、各放射線検出素子51a〜51nに入射した放
射線の強度を測定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
放射線検出装置においては、 メタル配線53の引き回しが困難である、 増幅器52a〜52nに入りこむ浮遊容量が大きなも
のとなる、 放射線検出器51が出力する放射線検出信号Sを信号
処理するのに要する部品点数の削減が困難である、とい
う問題があった。
【0005】以下、その理由を説明する。
【0006】の理由 この種の放射線検出装置においては、検出精度を高める
ためには、放射線検出器51を構成する放射線検出素子
51a〜51nを微細化して、かつその数を可及的に増
大させる必要がある。しかしながら、そうすると、各放
射線検出素子51a〜51nから放射線検出信号Sを取
り出すメタル配線53の数も増大して、放射線検出素子
51a〜51nが搭載されたシリコン基板等においてそ
の引き回しが困難になった。そして、このことにより、
放射線検出素子51a〜51nの配設数が制限された
り、反対に放射線検出器51を搭載するシリコン基板が
大型化していた。
【0007】の理由 上記の理由によりメタル配線53の数が増大すると、
メタル配線53どうしが互いに近接した状態で配設され
る距離が長くなり、そのために、メタル配線53の間に
発生して各増幅器52a〜52nに入りこむ浮遊容量が
増大していた。
【0008】このような浮遊容量の増大は、増幅器52
a〜52n以降の信号処理回路の信号処理時間を遅くす
るうえに、ノイズとなってS/N比を低下させるので、
都合の悪いものであった。
【0009】の理由 増幅器52a〜52nやコンパレータ54a〜54nは
各放射線検出素子51a〜51nに対して1対1に対応
して設けられており、放射線検出素子51a〜51nの
数が増大すれば、それに応じてこれら部品の数も増大せ
ざるを得ない。
【0010】このような部品の増大は、放射線検出装置
の製造コストを押し上げるうえに、装置の小型化の妨げ
になり、都合の悪いものであった。
【0011】したがって、本発明においては、接続用の
配線構造の簡略化や部品点数の削減を図ることを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明においては、放射線検出素子を線状も
しくは面状に配列してなる放射線検出器と、前記放射線
検出素子それぞれに接続されて各放射線検出素子が出力
する放射線検出信号を時分割転送する電荷転送路と、電
荷転送路が時分割転送した放射線検出信号を取り出す信
号取り出し手段とを備えて放射線検出器を構成した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1および図2を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施の形態である放射線検出装置1の構成図であ
り、図2は、その要部の構造を示す拡大図である。
【0014】この放射線検出装置1はCdTe化合物半
導体からなる放射線検出素子2a〜2iをマトリクス状
(図1では3×3のマトリクス状)に配設してなる放射
線検出器2と、各放射線検出素子2a〜2iから放射線
検出信号Sを取り出して時分割転送する電荷転送路3a
〜3cと、電荷転送路3a〜3cによって取り出された
放射線検出信号Sを増幅する電荷感応型の増幅器4a〜
4cと、各増幅器4a〜4cに接続されたコンパレータ
5a〜5cと、各コンパレータ5a〜5cが出力する時
分割信号状態のパルス信号Pから各パルス信号Pを取り
出すマルチプレクサ6と、各放射線検出素子2a〜2i
に1対1に対応して設けられ、マルチプレクサ6が取り
出したパルス信号Pの数をカウントするカウンタ7a〜
7iと、装置全体を制御する制御部7とを備えている。
【0015】次に、放射線検出器2および電荷転送路3
a〜3cの構造、さらには、これらの接続構造を図2に
基づいて説明する。なお、図1においては、図示の都合
上、電荷転送路3a〜3cと放射線検出器2とを図2と
は上下を逆にして表示しているが、通常は図2の状態と
なっている。
【0016】放射線検出器2はテルル化カドミウム(C
dTe)基板10の一方の面に共通電極11を形成する
一方、他方の面に各放射線検出素子2a〜2iに対応し
た取り出し電極12a〜12iを形成して構成されてい
る。これに対して電荷転送路3a〜3cはシリコン基板
13上に並列形成した複数の電荷転送ブロック3a1
3a9、3b1〜3b9、および3c1〜3c9からなって
いる。各電荷転送ブロック3a1〜3a9、3b1〜3
9、3c1〜3c9は、例えば、MOS型半導体から構
成されており、これら電荷転送ブロック3a1〜3a9
3b1〜3b9、3c1〜3c9は、放射線が入射されると
電荷を発生させるとともに、発生させた電荷、すなわ
ち、放射線検出信号Sを、並列方向に隣接する電荷転送
ブロック3a1〜3a9、3b1〜3b9、3c1〜3c9
転送する機能を有している。この機能はCCD等におい
て採用されている技術と同様の技術を基にした機能であ
る。
【0017】そして、マトリクス状態の電荷転送素子2
a〜2iの1ラインを構成する3個の取り出し電極12
a〜12cに対して9個の電荷転送ブロック3a1〜3
9が配設されており、したがって、電荷転送ブロック
3a1〜3a9は2つおきに取り出し電極12a〜12c
に接続されている。つまり、電荷転送ブロック3a1
3a4、3a7が取り出し電極12a、12b、12cに
それぞれ接続されている。これらの接続は例えば半田バ
ンプ14を介して行われている。
【0018】同様に、図示はしないが、マトリクス状態
の電荷転送素子2a〜2iの1ラインを構成する取り出
し電極12d〜12f(12g〜12i)に対して電荷
転送ブロック3b1 〜3b9 (3c1 〜3c9 )が配設
されており、したがって、電荷転送ブロック3b1〜3
9(3c1〜3c9)は2つおきに取り出し電極12d
〜12f(12g〜12i)に接続されている。つま
り、電荷転送ブロック3b1、3b4、3b7(3c1、3
4、3c7)が取り出し電極12d、12e、12f
(12g、12h、12i)に接続されている。
【0019】このように、この放射線検出装置1では、
各電荷転送路3a〜3cに対して、放射線検出器2を構
成するマトリクス1ライン分の放射線検出素子(2a〜
2c),(2d〜2f),(2g〜2i)が接続されて
いる。
【0020】なお、図2では、図示の都合上、取り出し
電極12a、12bと、電荷転送路3aの一部だけを表
示しているが、他の部分も図2と同様であるのはいうま
でもない。
【0021】次に、この放射線検出装置1の特徴となる
放射線検出信号Sの転送動作を図3を基にして説明す
る。なお、図3では、電荷伝送路3aにおける放射線検
出信号Sの転送動作を図示しているが、他の電荷伝送路
3b、3cにおいても同様の動作となるのはいうまでも
ない。
【0022】まず、図3(a)に示すように、時刻T1
において、放射線検出素子2aに放射線が入射して、こ
の放射線検出器素子2aから放射線検出信号S11が出
力されると、放射線検出信号S11は電荷伝送ブロック
3a1に入力される。
【0023】図3(b)に示すように、時刻T1から所
定時間αだけ経過した時刻T2になると、各電荷伝送ブ
ロック3a1〜3a9に蓄積されている電荷、すなわち、
放射線検出信号Sが図中右方向に1ブロック分シフトさ
れるので、放射線検出信号S11は電荷転送ブロック3
2に移動する。また、時刻T2においては、放射線検出
素子2cに放射線が入射して、この放射線検出器素子2
cから放射線検出信号S30が出力されており、放射線
検出信号S30は電荷伝送ブロック3a7に入力される。
【0024】図3(c)に示すように、時刻T2から所
定時間αだけ経過した時刻T3になると、放射線検出信
号S11は電荷転送ブロック3a3に、放射線検出信号S
0は電荷転送ブロック3a8にそれぞれ移動する。ま
た、時刻T3においては、放射線検出素子2bに放射線
が入射して、放射線検出器素子2bから放射線検出信号
S21が出力されており、この放射線検出信号S21は電
荷伝送ブロック3a4に入力される。
【0025】図3(d)に示すように、時刻T3から所
定時間αだけ経過した時刻T4になると、放射線検出信
号S11は電荷転送ブロック3a4に、放射線検出信号S
1は電荷転送ブロック3a5に、放射線検出信号S30
は電荷転送ブロック3a9にそれぞれ移動する。また、
時刻T4においては、放射線検出素子2aに放射線が入
射して、放射線検出器素子2aから放射線検出信号S1
2が出力されており、この放射線検出信号S12は電荷伝
送ブロック3a1に入力される。
【0026】図3(e)に示すように、時刻T4から所
定時間αだけ経過した時刻T5になると、前時刻T4にお
いて電荷転送路2aの転送終端である電荷転送ブロック
3a9に位置していた放射線検出信号S30は電荷転送ブ
ロック3a9から外部、すなわち、増幅器4aに出力さ
れる。また、放射線検出信号S11は電荷転送ブロック
3a5に、放射線検出信号S21は電荷転送ブロック3a
6に、放射線検出信号S12は電荷転送ブロック3a2
それぞれ移動する。また、時刻T5においては、放射線
検出素子2cに放射線が入射して、放射線検出器素子2
cから放射線検出信号S31が出力されており、この放
射線検出信号S31は電荷伝送ブロック3a7に入力され
る。
【0027】図3(f)に示すように、時刻T5から所
定時間αだけ経過した時刻T6になると、放射線検出信
号S11は電荷転送ブロック3a6に、放射線検出信号S
1は電荷転送ブロック3a7に、放射線検出信号S31
は電荷転送ブロック3a8に、放射線検出信号S12は電
荷転送ブロック3a3にそれぞれ移動する。また、時刻
6においては、放射線検出素子2bに放射線が入射し
て、放射線検出器素子2bから放射線検出信号S22
出力されており、この放射線検出信号S22は電荷伝送
ブロック3a4に入力される。
【0028】図3(g)に示すように、時刻T6から所
定時間αだけ経過した時刻T7になると、放射線検出信
号S11は電荷転送ブロック3a7に、放射線検出信号S
1は電荷転送ブロック3a8に、放射線検出信号S31
は電荷転送ブロック3a9に、放射線検出信号S12は電
荷転送ブロック3a4に、放射線検出信号S22は電荷転
送ブロック3a5にそれぞれ移動する。また、時刻T7
おいては、放射線検出素子2aに放射線が入射して、放
射線検出器素子2aから放射線検出信号S13が出力さ
れており、この放射線検出信号S13は電荷伝送ブロッ
ク3a1に入力される。
【0029】図3(h)に示すように、時刻T7から所
定時間αだけ経過した時刻T8になると、前時刻T7にお
いて電荷転送ブロック3a9に位置していた放射線検出
信号S31は電荷転送ブロック3a9から外部、すなわ
ち、増幅器4aに出力される。また、放射線検出信号S
1は電荷転送ブロック3a8に、放射線検出信号S21
は電荷転送ブロック3a9に、放射線検出信号S12は電
荷転送ブロック3a5に、放射線検出信号S22は電荷転
送ブロック3a6に、放射線検出信号S13は電荷転送ブ
ロック3a2にそれぞれ移動する。また、時刻T8におい
ては、放射線検出素子2cに放射線が入射して、放射線
検出器素子2cから放射線検出信号S3が出力されて
おり、この放射線検出信号S3は電荷伝送ブロック3
7に入力される。
【0030】図3(i)に示すように、時刻T8から所
定時間αだけ経過した時刻T9になると、前時刻T8にお
いて電荷転送ブロック3a9に位置していた放射線検出
信号S21は電荷転送ブロック3a9から外部、すなわ
ち、増幅器4aに出力される。また、放射線検出信号S
1は電荷転送ブロック3a9に、放射線検出信号S12
は電荷転送ブロック3a6に、放射線検出信号S22は電
荷転送ブロック3a7に、放射線検出信号S32は電荷転
送ブロック3a8に、放射線検出信号S13は電荷転送ブ
ロック3a3にそれぞれ移動する。また、時刻T9におい
ては、放射線検出素子2bに放射線が入射して、放射線
検出器素子2bから放射線検出信号S23が出力されて
おり、この放射線検出信号S23は電荷伝送ブロック3
4に入力される。
【0031】このような動作を順次繰り返すことで、電
荷転送路3a,3b,3cに入力された放射線検出信号
Sは各電荷転送路3a〜3cの終端位置から時分割状態
で増幅器4a〜4cに出力される。
【0032】電荷転送路3a〜3cから出力された放射
線検出信号Sは増幅器4a〜4cで増幅されたのち、コ
ンパレータ5a〜5cに入力される。コンパレータ5a
〜5cでは、入力された放射線検出信号Sを閾値と比較
し、放射線検出信号Sが閾値より大きい場合だけパルス
信号Pを出力する。コンパレータ5a〜5cは、このよ
うな操作をすることで、放射線検出信号Sをパルス信号
P、すなわち、”0”,”1”のデジタル信号に変換し
て、マルチプレクサ6に入力している。
【0033】パルス信号Pを入力されたマルチプレクサ
6では、時分割状態に入力されるパルス信号(デジタル
化放射線検出信号)Pの出力先を切り替えており、これ
によってパルス信号Pは各カウンタ7a〜7iに振り分
けられる。マルチプレクサ6によって振り分けられて各
カウンタ7a〜7iに入力されるパルス信号Pは、その
カウンタ7a〜7iに対応する放射線検出素子2a〜2
iが出力した放射線検出信号Sに対応したものであるの
で、各カウンタ7a〜7iに入力されるパルス信号Pの
数をカウントすることで、対応する放射線検出素子2a
〜2iに入力された放射線の入力数、すなわち、放射線
の強度が計測される。
【0034】このように、上述した放射線検出装置1で
は、増幅器4a〜4cやコンパレータ5a〜5cは各放
射線検出素子2a〜2iに対して1対1に対応して設け
られたものではなく、電荷転送路3a〜3cに対して1
対1に対応して設けられている。そのため、これら増幅
器4a〜4c、コンパレータ5a〜5cは電荷転送路3
a〜3cの数だけ配置すればよく、各放射線検出素子2
a〜2iに対して1対1に対応して設けた場合に比べ
て、部品点数が削減されている。
【0035】さらには、この種の放射線検出装置におい
ては、従来例で述べたごとく、検出精度を高めるために
はなるべく放射線検出素子数を増大させる必要がある。
この場合、放射線検出器2と後段の信号処理回路、具体
的には増幅器4a〜4cとを接続するメタル配線の引き
回しが問題となる。ところが、この放射線検出装置1で
は、増幅器4a〜4cと放射線検出器2とは、放射線検
出器2を構成する放射線検出素子2a〜2iのマトリク
ス一ライン毎に設けられれた電荷転送路2a〜2cを介
して接続されている。そのため、増幅器4a〜4cは対
応する電荷転送路2a〜2cに接続するだけで放射線検
出器2に接続でき、その分、増幅器4a〜4cと放射線
検出器2とを接続するメタル配線(図1において符号1
4で表示)の数が減少するとともに、構造上、その引き
回しが容易となっている。そのうえ、メタル配線14の
引き回しが容易とになるので、放射線検出器2の大型化
を招くことなくメタル配線14間の離間距離を十分取る
ことができるようになって、メタル配線14で発生する
浮遊容量が抑えられている。
【0036】ところで、上記実施の形態においては、増
幅器4a〜4cとコンパレータ5a〜5cとを直接接続
していたが、これらの間にもう一つ増幅器を設けて複数
段の増幅器構造としてもよいし、さらには、これらの間
にフィイルタを設けてノイズ成分の除去を行ってもよ
い。
【0037】さらにまた、上記した実施の形態において
は、各放射線検出信号Sに対して一つのコンパレータを
配置することで各放射線検出信号Sの波高弁別を行い、
これによって入射する放射線の強度を測定していたが、
各放射線検出信号Sに対して複数のコンパレータを配置
し、各コンパレータでレベルの異なる閾値を設定して放
射線検出信号Sと比較することで、放射線検出信号Sの
エネルギー弁別を行って入射する放射線のエネルギー強
さを測定するようにしてもよい。
【0038】また、上述の実施の形態においては、放射
線検出素子2a〜2iを3×3のマトリクス状に配設し
てなる放射線検出器2を備えた放射線検出装置1におい
て、本発明を実施していたが、本発明はこのようなもの
に限定されるものではなく、放射線検出器2のマトリク
ス形状に応じて、電荷転送路3a〜3cや増幅器4a〜
4c、コンパレータ5a〜5c、マルチプレクサ6、お
よびカウンタ7a〜7iを構成すれば実施できるのでは
いうまでもなく、さらには、そのような場合において
も、上記実施の形態に準じて構成すればよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、放射線検
出器と後段の信号処理回路とを接続する配線の引き回し
が容易となって、装置の大型化を招くことなく、放射線
検出素子数の増大を図って検出精度を高めることができ
るようになった。
【0040】また、配線の引き回しが容易とになる分、
配線間の離間距離を十分取ることができるようになった
ので、配線で発生する浮遊容量を抑えることができるよ
うになって、ノイズの低減と信号処理時間の短縮化が図
れた。
【0041】さらには、各放射線検出素子が出力する放
射線検出信号を電荷転送路によって時分割転送した状態
で、後段の信号処理回路で処理することができるように
なり、その分、後段の信号処理回路を簡略化することが
できるようになってコストダウンが図れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る放射線検出装置の
構成を示す図である。
【図2】実施の形態に係る放射線検出装置の要部の構成
を示す拡大図である。
【図3】実施の形態に係る放射線検出装置における放射
線検出信号の搬送具合を示す図である。
【図4】従来例の放射線検出装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 放射線検出器 2a〜2i 放射線検出素子 3a〜3c 電荷転送路 6 マルチプレクサ S 放射線検出信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線検出素子を線状もしくは面状に配
    列してなる放射線検出器と、前記放射線検出素子それぞ
    れに接続されて各放射線検出素子が出力する放射線検出
    信号を時分割転送する電荷転送路と、電荷転送路が時分
    割転送した放射線検出信号を取り出す信号取り出し手段
    とを備えることを特徴とする放射線検出装置。
JP7193148A 1995-07-28 1995-07-28 放射線検出装置 Pending JPH0943358A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7193148A JPH0943358A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 放射線検出装置

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JP7193148A JPH0943358A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 放射線検出装置

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JPH0943358A true JPH0943358A (ja) 1997-02-14

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JP7193148A Pending JPH0943358A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 放射線検出装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5220297U (ja) * 1975-07-31 1977-02-14
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