JPH0943345A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

Info

Publication number
JPH0943345A
JPH0943345A JP19050495A JP19050495A JPH0943345A JP H0943345 A JPH0943345 A JP H0943345A JP 19050495 A JP19050495 A JP 19050495A JP 19050495 A JP19050495 A JP 19050495A JP H0943345 A JPH0943345 A JP H0943345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal
mixer
voltage
bias voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19050495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3498435B2 (ja
Inventor
Yoriji Utsu
順志 宇津
Kunihiko Sasaki
佐々木  邦彦
Masanobu Yukimatsu
正伸 行松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP19050495A priority Critical patent/JP3498435B2/ja
Publication of JPH0943345A publication Critical patent/JPH0943345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3498435B2 publication Critical patent/JP3498435B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミキサの出力の周波数依存性に基づきミキサ
の出力に重畳される低周波雑音を、簡易な構成にて低減
可能なFMCW方式のレーダ装置を提供する。 【解決手段】 周波数変調された高周波信号Sに基づき
送信アンテナ18から放射され、物標に反射して戻って
きたレーダ波を受信アンテナ20にて受信することによ
り得られる受信信号Rを、高周波信号Sを電力分配して
生成されるローカル信号Lによりホモダイン検波するミ
キサ22と、ミキサ22を構成する検波用ダイオードへ
のバイアス電圧Vbを、高周波信号Sの周波数に応じて
切り換えるバイアス電圧制御回路36とを備える。高周
波を伝送する配線のインピーダンスが周波数依存性を有
することに基づくミキサ22の出力,即ち検波信号IF
の振幅変動を、バイアス電圧Vbを制御しミキサ22の
感度を高周波信号Sの周波数に応じて変化させることに
より相殺する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体等の衝突防
止等に使用され、周波数変調されたレーダ波を送受信す
ることにより物標を検出するFMCW方式のレーダ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、FMCW方式のレーダ装置と
して、例えば図5に示すような構成のものが知られてい
る。即ち、レーダ波として送受信されるミリ波帯(30
GHz以上)の高周波信号を処理するフロントエンド部
110と、フロントエンド部110を制御してレーダ波
を送受信させ、フロントエンド部110から出力される
検波信号IFを処理することにより、物標の検出を行う
信号処理部112とにより構成されている。
【0003】このうち、フロントエンド部110は、レ
ーダ波として送出するための高周波信号Sを生成する高
周波発振器14と、この高周波信号Sを電力分配し、送
信信号T及びローカル信号Lとして各部に供給する電力
分配器16と、送信信号Tに応じて空間にレーダ波を放
射する送信アンテナ18と、送信アンテナ18から放射
され、物標に反射して戻ってくるレーダ波を受信する受
信アンテナ20と、受信アンテナ20からの受信信号R
に電力分配器16からのローカル信号Lを混合し検波信
号IFを出力するミキサ22とを備えている。
【0004】なお、高周波発振器14は、印加する電圧
値に応じて発振周波数の制御が可能な電圧制御発振器か
らなり、信号処理部112からの変調信号TXに応じて
周波数変調された高周波信号Sを生成するように構成さ
れている。このように構成されたフロントエンド部11
0では、高周波発振器14からの高周波信号Sが、電力
分配器16により送信信号Tとローカル信号LSとに分
配され、夫々送信アンテナ18とミキサ22とに供給さ
れる。
【0005】そして、送信アンテナ18から送信信号T
に応じてレーダ波が放射されると共に、送信アンテナ1
8から放射され、物標に反射して戻ってきたレーダ波が
受信アンテナ20にて受信され、更に、受信アンテナ2
0からの受信信号Rは電力分配器16からのローカル信
号Lによりミキサ22にてホモダイン検波され、その検
波信号IFが信号処理部112に入力される。
【0006】一方、信号処理部112は、変調信号TX
を生成するためのD/A変換器24と、ミキサ22から
の検波信号IFを増幅する増幅器26と、検波信号IF
に含まれる受信信号Rとローカル信号Lとの差信号成分
である中間周波以外の不要な信号成分を除去するフィル
タ28と、フィルタ28の出力をデジタルデータに変換
するA/D変換器30と、D/A変換器24を介して変
調信号TXを生成し、高周波発振器14の発振周波数を
制御すると共に、A/D変換器30を介してデジタルデ
ータに変換され取り込まれた検波信号IFに基づき、レ
ーダ波の放射方向に位置する物標の検出処理を実行する
マイクロコンピュータ34とを備えている。
【0007】そして、マイクロコンピュータ34は、所
定周期1/fmの三角波をD/A変換器24を介して生
成し、変調信号TXとして高周波発振器14に供給する
ようにされており、高周波発振器14は、図6(a)に
示すように、変調信号TXに応じて、発振周波数が△F
だけ繰り返し増加/減少するように周波数変調された高
周波信号Sを生成する。その結果、この高周波信号Sを
電力分配してなる送信信号Tに応じたレーダ波が送信ア
ンテナ18を介して空間に放射される。なお、図6は、
送信信号T(ローカル信号Lも同じ)及び受信信号Rの
周波数と時間との関係を表す説明図である。
【0008】この時、当該レーダ装置を取り付けた移動
体と、レーダ波の放射方向に位置する物標との移動速度
が同じ(相対速度V=0)場合、受信アンテナ20にて
受信されるレーダ波は、図6(a)に点線で示すよう
に、レーダ波が物標との間を往復することによる遅延の
影響のみを受けたものとなる。その結果、検波信号I
F、即ち、受信信号Rとローカル信号Lとの周波数差に
基づき生成されるビート信号の周波数(ビート周波数)
fbは、ローカル信号Lの周波数増加時と減少時とで同
じfrとなる。
【0009】一方、物標との移動速度が異なる(相対速
度V≠0)場合、受信アンテナ20にて受信されるレー
ダ波は、更に、相対速度Vに応じたドップラ周波数fd
が重畳されたものとなり、図6(b)に点線で示すよう
に、受信信号Rは、ローカル信号Lに対して遅延するだ
けでなく、その周波数が全体的にシフトする。その結
果、ビート周波数fbは、ローカル信号Lの周波数の増
加時と減少時とで異なったものとなり、物標との距離に
基づく周波数成分frにドップラ周波数fdだけ加算或
は減算されたビート周波数fb1,fb2が得られることに
なる。
【0010】そして、信号処理部112では、フロント
エンド部110から、ビート周波数fb1,fb2を信号成
分とする検波信号IFを、A/D変換器30を介してマ
イクロコンピュータ34に取り込み、高速フーリエ変換
処理等を施すことにより周波数スペクトルを算出して、
ビート周波数fb1,fb2を検出し、物標との距離に基づ
く周波数成分fr(=|fb1+fb2|/2)及びドップ
ラ周波数成分fd(=|fb1−fb2|/2)を求め、こ
れに基づき、物標との距離及び相対速度を検出する。
【0011】なお、検波信号IFから物標との相対速度
の検出を可能とするためには、変調信号TX(三角波)
の半周期(ローカル信号Lの周波数の増加区間或は減少
区間:1/2fm)内に、少なくとも検波信号IFの1
周期分を検出できる必要があり、通常、ビート周波数f
bは、数k〜数十kHz程度となるので、制御信号TX
の変調周波数fmは、これより小さく数百Hz程度に設
定されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フロントエ
ンド部110では、ミリ波帯の信号が伝送される配線、
即ち、電力分配器16と高周波発振器14,送信アンテ
ナ18,ミキサ22との間、及びミキサ22と受信アン
テナ20との間の配線は、分布定数回路となるため、そ
のインピーダンスは周波数依存性を有し、これらの配線
での信号の減衰量は周波数に応じて変動する。その結
果、ミキサ22に供給される受信信号Rやローカル信号
Lの振幅が周波数に応じて変動するため、これに応じて
ミキサ22の出力(検波信号IFの振幅)も変動し、即
ち、検波信号IFの振幅が周波数依存性を有することに
なる。特に、受信信号Rに比べ信号レベルが大きく伝送
経路も長いローカル信号Lの影響が大きい。
【0013】そして、ローカル信号Lが、周波数の増加
/減少を周期的に繰り返すことにより、検波信号IFの
振幅が変動し、その結果、検波信号IFの信号成分は、
検出すべきビート周波数fbに、ローカル信号Lの周波
数変調に基づく三角波状の雑音成分(以下低周波雑音と
いう)が重畳されたものとなる。この低周波雑音は、図
8(a)に示すように、ローカル信号Lの変調周波数f
m(数百Hz)を中心に分布し、しかも、物標の検出に
必要なビート周波数fb(数K〜数十KHz)と重なり
合うため、これらの周波数成分fm,fbをフィルタ等
により分離することができず、延いては、物標の検出性
能を劣化させてしまうという問題があった。
【0014】なお、ローカル信号の変調周期1/fmを
長くして、雑音成分の周波数が低くなるようにすれば、
これらの信号を分離することは可能であるが、検出の応
答性が悪くなるという問題があった。これに対して、特
開平5−346463号公報には、図7に示すように、
フロントエンド部110に、雑音成分の周波数fmより
十分大きな一定周波数M(例えば、1MHz)を生成す
る発振器40と、発振器40からの信号を受信信号Rに
混合する前置ミキサ42と、ミキサ22にて前置ミキサ
42の出力とローカル信号Lとを混合した出力から、余
分な周波数成分を除去するバンドパスフィルタ44と、
バンドパスフィルタ44の出力と発振器40からの信号
を混合する後置ミキサ48とを追加することにより、ビ
ート周波数fbとビート周波数付近の雑音成分とを分離
可能にしたものが開示されている。
【0015】即ち、ローカル信号L(送信信号T)の周
波数をf、受信信号Rの周波数を(f+fb)とする
と、前置ミキサ42により、受信信号Rの周波数は(f
+fb)+Mに変換され、これが更に、ミキサ22にて
ローカル信号Lと混合されることにより周波数はfb+
Mに変換される。この周波数fb+Mの信号成分は、図
8(b)に示すように、周波数変調されたローカル信号
Lに基づきミキサ22にて発生する周波数fm近傍の低
周波雑音とは重なり合わないので、バンドパスフィルタ
44にて、この低周波雑音を容易に除去することがで
き、その後、後置ミキサ48にて発振器40からの信号
(周波数M)を混合することにより、低周波雑音の除去
された、所望のビート周波数fbを得ることができる。
【0016】しかし、この場合、発振器40、ミキサ4
2,48、バンドパスフィルタ44と多数の構成を追加
しなければならないので、構成が複雑になり、しかも、
部留りの悪いミリ波帯にて動作するミキサ42を追加し
なければならないため、製造が難しく、また装置が高価
なものとなってしまうという問題があった。
【0017】本発明は、上記問題点を解決するために、
ミキサの出力の周波数依存性に基づきミキサの出力に重
畳される低周波雑音を、簡易な構成にて低減可能なFM
CW方式のレーダ装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の発明は、周波数変調された
高周波信号を生成する高周波発振器と、該高周波発振器
からの高周波信号に基づきレーダ波を放射する送信アン
テナと、該送信アンテナから放射され、物標に反射して
戻ってくるレーダ波を受信する受信アンテナと、該受信
アンテナからの受信信号に上記高周波発振器からの高周
波信号をローカル信号として混合し検波するミキサと、
を備え、該ミキサからの検波信号に基づき、物標との距
離及び相対速度を求めるFMCW方式のレーダ装置にお
いて、上記ミキサを、外部からの制御信号によりローカ
ル信号に対する検波信号の出力感度を調整可能に構成
し、更に、上記ローカル信号を伝送する配線等のインピ
ーダンスが周波数依存性を有することによる上記ミキサ
の出力変動が、上記制御信号により上記ミキサの出力感
度を変化させることによる上記ミキサの出力変動により
相殺され、上記ミキサ出力が周波数に対して略一定とな
るように、上記ローカル信号の周波数に応じて上記制御
信号を御する感度制御手段を設けたことを特徴とする。
【0019】上記のように構成されたレーダ装置におい
ては、高周波発振器が周波数変調された高周波信号を生
成し、送信アンテナがこの高周波発振器からの高周波信
号に基づきレーダ波を放射する。一方、受信アンテナ
は、送信アンテナから放射され、物標に反射して戻って
くるレーダ波を受信し、ミキサが受信アンテナからの受
信信号に高周波発振器からの高周波信号を混合検波する
ことにより、ミキサから検波信号が出力され、この検波
信号に基づき、物標との距離及び相対速度が求められ
る。
【0020】なお、ミキサは、外部からの制御信号によ
りローカル信号に対する検波信号の出力感度を調整可能
に構成されており、感度制御手段が、ローカル信号の周
波数に応じて制御信号を制御することにより、ローカル
信号を伝送する配線等のインピーダンスが周波数依存性
を有することに基づくミキサの出力変動が、制御信号に
よりミキサの出力感度を変化させることに基づくミキサ
の出力変動により相殺され、ミキサ出力が周波数に対し
て略一定となるように制御する。
【0021】従って、本発明のレーダ装置によれば、ロ
ーカル信号の周波数の変動に基づきミキサからの検波信
号に重畳される低周波雑音を低減させることができ、延
いては、当該レーダ装置による物標の検出領域を大幅に
拡大することができる。次に、請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、上記ミキサは、電
圧・電流特性の非線形性を利用して、当該ミキサに入力
される上記受信信号と上記ローカル信号とを混合するダ
イオードと、該ダイオードに所定のバイアス電圧を印加
するバイアス電圧印加手段と、を備え、上記感度制御手
段は、上記制御信号として上記バイアス電圧を制御する
ことを特徴とする。
【0022】即ち、ダイオードの電圧−電流特性から明
かなように、ダイオードは、バイアス電圧が大きいほ
ど、コンダクタンスの大きな領域にて、信号の混合動作
を行うことになるため、出力感度が向上するのである。
なお、ダイオードとバイアス電圧印加手段とを備えたミ
キサは、従来より知られているものであり、従って、本
発明によれば、このような従来のミキサをそのまま用い
ることができるため、簡易でしかも安価に装置を構成で
きる。
【0023】次に、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載のレーダ装置において、上記感度制御手段は、互
いに異なる電圧を生成する複数の電圧生成手段と、該複
数の電圧生成手段にて生成される電圧のいずれかをバイ
アス電圧として上記ミキサに供給する電圧切換手段と、
該電圧切換手段を、上記高周波信号の周波数に応じて切
り換える切換制御手段と、により構成されていることを
特徴とする。
【0024】この請求項3に記載のレーダ装置において
は、複数の電圧生成手段が、互いに異なる電圧を生成
し、切換制御手段が、高周波発振器にて生成される高周
波信号の周波数に応じて電圧切換手段を制御し、複数の
電圧生成手段にて生成される電圧のいずれかをバイアス
電圧としてミキサに供給する。
【0025】即ち、切換制御手段は、ミキサ出力の変動
が所定範囲内に納まるように、ミキサに供給する電圧を
電圧切換手段により切り換えるのである。このように、
本発明のレーダ装置によれば、バイアス電圧を段階的に
切り替えるため、ミキサ制御手段を簡易な構成とするこ
とができる。
【0026】なお、電圧生成手段を多くして、切換可能
なバイアス電圧の種類を多くする程、周波数変調された
ローカル信号に基づくミキサ出力の変動をより小さい範
囲に抑えることができ、延いては、このミキサ出力の変
動に基づく低周波雑音をより低減させることができる。
【0027】また次に、請求項4に記載の発明は、請求
項3に記載のレーダ装置において、上記電圧生成手段
は、所定の電源電圧を分圧する分圧抵抗により構成され
ていることを特徴とする。従って、本発明のレーダ装置
によれば、電源を複数設けることなく、単一の電源から
複数のバイアス電圧を作成できるので、装置を小型化で
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用されたFMCW方式
のレーダ装置の全体構成を表すブロック図である。
【0029】図1に示すよに、本実施例のレーダ装置
は、図5にて示した従来装置と同様に、フロントエンド
部10と、信号処理部12とにより構成されている。こ
のうちフロントエンド部10は、従来装置のフロントエ
ンド部110において、ミキサ22をバイアス電圧の制
御が可能なように構成し、また、信号処理部12は、従
来装置の信号処理部112においてバイアス電圧制御回
路36を追加した構成にされている。そして、それ以外
の部分については、図5にて示した従来装置と全く同様
に構成されているので、同一の構成については、同一番
号を付し、詳細な説明は省略する。
【0030】従来装置と異なる構成として、まず、ミキ
サ22は、図2に示すように、マイクロストリップ回路
にて構成された周知のバランスミキサであり、直列接続
された一対のダイオード50,52と、受信信号R及び
ローカル信号Lを90°の位相差で分岐し、一方をダイ
オード50のアノードに、他方をダイオード52のカソ
ードに供給するハイブリッド54とを備えている。そし
て、ハイブリッド54から各ダイオード50,52まで
の経路中には、ハイブリッド54の各出力から直流成分
を除去するコンデンサ56,58と、ダイオード50,
52での信号の反射を防止するダイオード入力整合回路
60,62と、ダイオード50側の経路に形成されバイ
アス電圧制御回路36からのバイアス電圧Vbが印加さ
れる電極64a及びダイオード52側の経路に形成され
グランドレベルGに接地される電極64bからなり、ダ
イオード50,52に所定のバイアス電流を供給するバ
イアス回路64とが設けられている。また、ダイオード
50,52の接続点には、ダイオードの感度を十分に引
き出すためのλ/4スタブ66と、ダイオード50,5
2により混合され発生する信号のうち、周波数の低い差
信号成分を抽出するローパスフィルタ68と、ローパス
フィルタ68の出力の直流成分をカットするコンデンサ
70とが設けられている。また、バイアス電圧Vbが供
給されるラインには、雑音除去用のコンデンサ72が並
列に接続されている。
【0031】以上のように構成されたミキサ22におい
ては、入力された受信信号R及びローカル信号Lは、ハ
イブリッド54にて90°の位相差で分岐され、コンデ
ンサ56,58にて直流分が除去された後、ダイオード
50,52にて混合される。そして、ダイオード50,
52からの出力は、ローパスフィルタ68にて不要な高
周波成分が除去され、コンデンサ70にて直流成分が除
去されることにより、受信信号Rとローカル信号Lとの
周波数差(ビート周波数)を信号成分とした検波信号I
Fが得られる。
【0032】なお、バイアス回路64により、ダイオー
ド50,52には、バイアス電圧制御回路36からのバ
イアス電圧Vbに応じたバイアス電流が流れるようにさ
れており、バイアス電圧Vbを制御することにより、ダ
イオード50,52の感度を調整可能なようにされてい
る。
【0033】即ち、バイアス電圧Vbを大きくする程、
ダイオード50,52に流れるバイアス電流は大きくな
り、ダイオード50,52のコンダクタンスが大きな領
域にて信号の混合が行われることになるため、混合され
た信号の出力は大きくなり、つまりミキサ22の感度が
向上するのである。
【0034】次に、信号処理回路12に設けられたバイ
アス電圧制御回路36は、図1に示すように、電源VDD
を分圧して第1のバイアス電圧Vb1を生成する分圧抵抗
R1,R2、同様に第2のバイアス電圧Vb2を生成する
分圧抵抗R3,R4、同様に第3のバイアス電圧Vb3を
生成する分圧抵抗R5,R6、及びマイクロコンピュー
タ34からのバイアス制御信号Bcに従い、分圧抵抗R
1〜R6にて生成された第1〜第3のバイアス電圧Vb
1,Vb2,Vb3のいずれか一つをミキサ22に供給する
バイアス切換スイッチ38により構成されている。
【0035】ここで図4は、高周波信号S(即ちローカ
ル信号L)の周波数に対する検波信号IFの振幅特性、
及びバイアス切換スイッチ38の切換タイミングを表す
説明図である。なお、フロントエンド部10の出力であ
る検波信号IFの振幅特性は、フロントエンド部10の
構成(高周波信号の伝送路の配線やアンテナの終端方法
等)により変動するものであり、フロントエンド部10
の作成時等に、実測して求めるものである。
【0036】ここでは、図4中点線にて示すように、高
周波発振器14にて生成される高周波信号Sの周波数帯
f0〜f3(f3−f0=△F)における検波信号IF
の特性は、周波数が高い程、振幅が小さくなるものとす
る。また、バイアス電圧Vbが大きいほど(Vb3 Vb2
>Vb1)ミキサ22の感度が良くなるため、これに応じ
て検波信号IFの振幅は大きくなる。
【0037】そして、本実施例では、バイアス電圧制御
回路36が生成する第1〜第3のバイアス電圧Vb1,V
b2,Vb3は、次のように設定されている。即ち、まず、
高周波信号Sの周波数帯f0〜f3において、適度な振
幅(ここではA0〜A3)が得られるバイアス電圧Vb
を、第2のバイアス電圧Vb2として設定する。この時の
検波信号IFの振幅変動は△Ac(=A0−A3)とな
る。
【0038】この第2のバイアス電圧Vb2がミキサ22
に印加されている時における、検波信号IFの振幅変動
範囲内(A0〜A3)にて、振幅の上限値A1(<A
0)及び下限値A2(>A3)を設定し、しかも、上限
値A1と下限値A2との差△Av(=A1−A2)が上
記振幅変動△Acの略半分となるようにする。
【0039】そして、第2のバイアス電圧Vb2の印加時
に検波信号IFの振幅が上限値A1となる周波数f1に
て、振幅が下限値A2となるバイアス電圧を実測して求
め、これを第1のバイアス電圧Vb1とし、また、第2の
バイアス電圧Vb2の印加時に振幅が下限値A2となる周
波数f2にて、振幅が上限値A1となるバイアス電圧を
同様に実測して求め、これを第3のバイアス電圧Vb3と
して設定する。
【0040】これにより、高周波信号Sの周波数がf0
〜f1の時には第1のバイアス電圧Vb1、周波数がf1
〜f2の時には第2のバイアス電圧Vb2、周波数がf2
〜f3の時には第3のバイアス電圧Vb3となるように、
ミキサ22へのバイアス電圧Vbを順次切り換えれば、
検波信号IFの振幅変動は△Av(≒△Ac/2)に抑
えられることになる。
【0041】次に、マイクロコンピュータ34にて、実
行される変調信号生成/バイアス電圧設定処理につい
て、図3に示すフローチャートに沿って説明する。な
お、変調信号Txは、マイクロコンピュータ34に設け
られた変調用カウンタのカウント値CをD/A変換器2
4にてD/A変換することにより生成され、カウント値
Ci(i=0〜3)の時には、高周波発振器14からは
周波数fiの高周波信号Sが生成されるものとする。
【0042】また、装置が起動された直後に実行される
初期化処理において、変調用カウンタのカウント値C
は、周波数f0に相当する所定値C0に設定され、変調
用カウンタの使用状態、即ちアップカウント/ダウンカ
ウントを表す増減フラグFはアップカウントを表すよう
にクリアされ、更に、バイアス制御信号Bcは、第1の
バイアス電圧Vb1がミキサ22に供給されるように設定
されているものとする。
【0043】また更に、本処理は、初期化処理の終了後
に、所定周期にて繰り返し起動されるものとする。そし
て、本処理が起動されると、まず、ステップ110に
て、増減フラグFがクリア(F=0)されているか否か
を判断し、クリアされていれば、変調用カウンタはアッ
プカウント中であるとしてステップ120に移行し、そ
のカウント値Cをインクリメントする。なお、このカウ
ント値Cは、D/A変換器24に供給され、D/A変換
器24からは、カウント値Cに応じた電圧値が変調信号
TXとして高周波発振器14に供給される。
【0044】続くステップ130では、変調用カウンタ
のカウント値Cが、周波数f1に相当する所定値C1で
あるか否かを判断する。そして、カウント値Cが所定値
C1であると判断された場合は、ステップ140に移行
し、バイアス制御信号Bcによりバイアス切換スイッチ
38を操作して、第2のバイアス電圧Vb2がミキサ22
に供給されるように設定後、本処理を終了し、カウント
値Cが所定値C1ではないと判断された場合は、ステッ
プ150に移行する。
【0045】ステップ150では、カウント値Cが、周
波数f2に相当する所定値C2であるか否かを判断す
る。そして、カウント値Cが所定値C2であると判断さ
れた場合は、ステップ160に移行して、バイアス制御
信号Bcによりバイアス切換スイッチ38を操作して、
第3のバイアス電圧Vb3がミキサ22に供給されるよう
に設定後、本処理を終了し、カウント値Cが所定値C2
でなはないと判断された場合は、ステップ170に移行
する。
【0046】ステップ170では、カウント値Cが周波
数f3に相当する所定値C3であるか否かを判断する。
そして、カウント値Cが所定値C3であると判断された
場合は、周波数は上限に達したものとして、増減フラグ
Fをセットすることにより、変調用カウンタがダウンカ
ウンタとして動作するように設定後、本処理を終了し、
カウント値Cが所定値C3でないと判断された場合は、
そのまま本処理を終了する。
【0047】一方、先のステップ110にて、増減フラ
グFがセット(F=1)されていると判断された場合
は、変調用カウンタはダウンカウント中であるとしてス
テップ190に移行し、そのカウント値Cをデクリメン
トする。続くステップ200では、変調用カウンタのカ
ウント値Cが所定値C2であるか否かを判断する。そし
て、カウント値Cが所定値C2であると判断された場合
は、ステップ210に移行して、バイアス制御信号Bc
によりバイアス切換スイッチ38を操作して、第2のバ
イアス電圧Vb2がミキサ22に供給されるように設定
後、本処理を終了し、カウント値Cが所定値C2ではな
いと判断された場合は、ステップ220に移行する。
【0048】ステップ220では、変調用カウンタのカ
ウント値Cが所定値C1であるか否かを判断する。そし
て、カウント値Cが所定値C1であると判断された場合
は、ステップ230に移行し、バイアス制御信号Bcに
よりバイアス切換スイッチ38を操作して、第1のバイ
アス電圧Vb1がミキサ22に供給されるように設定後、
本処理を終了し、カウント値Cが所定値C1でなはない
と判断された場合は、ステップ240に移行する。
【0049】ステップ240では、変調用カウンタのカ
ウント値Cが所定値C0であるか否かを判断する。そし
て、カウント値Cが値C0であると判断された場合は、
周波数は下限に達したものとして、増減フラグFをクリ
アすることにより、変調用カウンタがアップカウンタと
して動作するように設定後、本処理を終了し、カウント
値Cが所定値C0でないと判断された場合は、そのまま
本処理を終了する。
【0050】即ち、本処理が繰り返し実行されることに
より、変調用カウンタのカウント値Cは、所定値C0か
ら所定値C3までの間を、繰り返し増加/減少し、この
カウント値に応じて三角波状の変調信号Txが生成され
る。そして、この変調信号Txに応じて、高周波発振器
14からは、周波数がf0からf3までの間で、繰り返
し増加/減少する高周波信号Sが出力される。
【0051】また、本処理において、変調用カウンタの
アップカウント時には、バイアス電圧Vbは、最初、第
1のバイアス電圧Vb1に設定されており、カウント値C
が所定値C1に達すると、第2のバイアス電圧Vb2に切
り替わり、更に、カウント値Cが所定値C2に達する
と、第3のバイアス電圧Vb3に切り替わる。その後、カ
ウント値Cが所定値C3に達すると、増減フラグFがセ
ットされ、変調用カウンタの動作はダウンカウントに切
り替わる。
【0052】逆に、変調用カウンタのダウンカウント時
には、バイアス電圧Vbは、最初、第3のバイアス電圧
Vb3に設定されており、カウント値Cが所定値C2に達
すると、第2のバイアス電圧Vb2に切り替わり、更に、
カウント値Cが所定値C1に達すると、第1のバイアス
電圧Vb1に切り替わる。その後、カウント値Cが所定値
C0に達すると、増減フラグFがクリアされ、変調用カ
ウンタの動作はアップカウントに切り替わり、以後同様
の動作を繰り返す。
【0053】その結果、フロントエンド部10から出力
される検波信号IFの振幅は、図4に示すように、変調
用カウンタのカウント値CがC0〜C1の間、即ち高周
波信号S(送信信号T,ローカル信号Lも同様)の周波
数がf0〜f1の間は、第1のバイアス電圧Vb1の時の
特性に従って動作し、カウント値CがC1〜C2の間、
即ち高周波信号Sの周波数がf1〜f2の間は第2のバ
イアス電圧Vb2の時の特性に従って動作し、カウント値
CがC2〜C3の間、即ち高周波信号Sの周波数がf2
〜f3の間は、第3のバイアス電圧Vb3の時の特性に従
って動作するため、検波信号IFの振幅変動△Avは、
A1からA2の間に抑えられ、バイアス電圧の切換を行
わない場合の振幅変動△Acの略1/2に抑制される。
【0054】このように、ローカル信号Lの周波数の変
化に基づく検波信号IFの振幅変動が抑制されることに
より、この振幅変動に基づき、検波信号IFに重畳され
る低周波雑音が抑制される。そして、信号処理部12の
マイクロコンピュータ34では、このように低周波雑音
が抑制された検波信号IFに基づいて処理が行われ、高
速フーリエ変換処理を実行して検波信号IFの周波数ス
ペクトルを求めた時に、確実にビート周波数fbが検出
されることになる。
【0055】以上説明したように、本実施例のレーダ装
置においては、ミキサ22に供給されるバイアス電圧V
bが、ローカル信号Lの周波数に応じて切り換えられ、
ローカル信号Lの周波数帯(f0〜f3)において検波
信号IFの振幅特性が、所定範囲(A1〜A2)内で変
動するようにされている。
【0056】即ち、ローカル信号Lの周波数に応じて、
配線等のインピーダンスが変動することによる検波信号
IFの振幅変動(延いては、この振幅変動に基づき、検
波信号IFに重畳される、ローカル信号Lの変調周期
(1/fm)に応じた低周波雑音)を、バイアス電圧V
bを変化させてミキサ22の感度を変化させることによ
り相殺するようにされている。
【0057】従って、本実施例のレーダ装置によれば、
検波信号IFに重畳される低周波雑音が低減されるの
で、検波信号IFから物標の検出に必要なビート周波数
fbを確実に検出でき、また、物標の検出領域を大幅に
拡大することができる。また、本実施例では、ミキサ2
2は、ダイオード50,52を備え、このダイオード5
0,52に所定のバイアス電圧Vbを印加して動作させ
る従来から知られたものをそのまま使用しており、ま
た、このミキサ22にバイアス電圧を供給するバイアス
電圧制御回路36は、所定の電源電圧VDDを分圧する分
圧抵抗R1〜R6と、分圧抵抗にて生成されたバイアス
電圧のいずれかを一つを出力するバイアス切換スイッチ
38という簡易な回路にて構成されており、しかも、フ
ロントエンド部12は、図7に示す従来装置とは異な
り、受信信号Rをミリ波帯のまま処理する高周波回路を
余分に追加することなく構成されている。従って、本実
施例によれば、容易に、しかも安価に装置を構成でき
る。
【0058】なお、上記実施例では、変調信号生成/バ
イアス電圧設定処理をマイクロコンピュータ34の処理
として実現しているが、ハードウェアにて構成してもよ
い。また、上記実施例では、バイアス電圧Vbを3段階
に切り換えているが、2段階でも、4段階以上でもよ
い。なお検波信号IFに重畳される低周波雑音は、切換
段数を増加させる程、より一層の低減が可能となる。
【0059】更に、上記実施例では、検波信号IFの振
幅特性は、周波数が高いほど一様に出力が低下する特性
のものを例として説明したが、この特性は、逆に、周波
数が高いほど出力が大きくなったり、直線的に変化する
のではなく、複雑な変化をするものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のFMCW方式のレーダ装置の全体
構成を表すブロック図である。
【図2】 ミキサ22の詳細な構成を表す回路図であ
る。
【図3】 マイクロコンピュータ34にて実行される変
調信号生成/バイアス電圧設定処理を表すフローチャー
トである。
【図4】 検波信号IFの振幅特性、及びバイアス切換
スイッチ38の動作タイミングを表す説明図である。
【図5】 従来装置の全体構成を表すブロック図であ
る。
【図6】 FMCW方式のレーダ装置における物標検出
の原理を表す説明図である。
【図7】 他の従来装置におけるフロントエンド部11
0の構成を表すブロック図である。
【図8】 従来装置におけるミキサ22の出力を周波数
軸上にて表した説明図である。
【符号の説明】
10…フロントエンド部 12…信号処理部 14
…高周波発振器 16…電力分配器 18…送信アンテナ 20…受
信アンテナ 22…ミキサ 24…D/A変換器 26…増幅
器 28…フィルタ 30…A/D変換器 34…マイ
クロコンピュータ 36…バイアス電圧制御回路 38…バイアス切換ス
イッチ 50,52…ダイオード 54…ハイブリッド 56,58,70,72…コンデンサ 60,62…
ダイオード入力整合回路 64…バイアス回路 66…λ/4スタブ 68…
ローパスフィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数変調された高周波信号を生成する
    高周波発振器と、 該高周波発振器からの高周波信号に基づきレーダ波を放
    射する送信アンテナと、 該送信アンテナから放射され、物標に反射して戻ってく
    るレーダ波を受信する受信アンテナと、 該受信アンテナからの受信信号に上記高周波発振器から
    の高周波信号をローカル信号として混合し検波するミキ
    サと、 を備え、該ミキサからの検波信号に基づき、物標との距
    離及び相対速度を求めるFMCW方式のレーダ装置にお
    いて、 上記ミキサを、外部からの制御信号によりローカル信号
    に対する検波信号の出力感度を調整可能に構成し、 更に、上記ローカル信号を伝送する配線等のインピーダ
    ンスが周波数依存性を有することによる上記ミキサの出
    力変動が、上記制御信号により上記ミキサの出力感度を
    変化させることによる上記ミキサの出力変動により相殺
    され、上記ミキサ出力が周波数に対して略一定となるよ
    うに、上記ローカル信号の周波数に応じて上記制御信号
    を制御する感度制御手段を設けたことを特徴とするレー
    ダ装置。
  2. 【請求項2】 上記ミキサは、 電圧・電流特性の非線形性を利用して、当該ミキサに入
    力される上記受信信号と上記ローカル信号とを混合する
    ダイオードと、 該ダイオードに所定のバイアス電圧を印加するバイアス
    電圧印加手段と、 を備え、 上記感度制御手段は、上記制御信号として上記バイアス
    電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載のレー
    ダ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のレーダ装置において、 上記感度制御手段は、 互いに異なる電圧を生成する複数の電圧生成手段と、 該複数の電圧生成手段にて生成される電圧のいずれかを
    バイアス電圧として上記ミキサに供給する電圧切換手段
    と、 該電圧切換手段を、上記高周波信号の周波数に応じて切
    り換える切換制御手段と、 により構成されていることを特徴とするレーダ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のレーダ装置において、 上記電圧生成手段は、所定の電源電圧を分圧する分圧抵
    抗により構成されていることを特徴とするレーダ装置。
JP19050495A 1995-07-26 1995-07-26 レーダ装置 Expired - Fee Related JP3498435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19050495A JP3498435B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 レーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19050495A JP3498435B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 レーダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0943345A true JPH0943345A (ja) 1997-02-14
JP3498435B2 JP3498435B2 (ja) 2004-02-16

Family

ID=16259198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19050495A Expired - Fee Related JP3498435B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 レーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3498435B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109581368A (zh) * 2018-12-29 2019-04-05 内蒙古方向图科技有限公司 一种旋转微变监测雷达系统
KR20200070829A (ko) * 2018-12-10 2020-06-18 한국항공우주연구원 직접변환 방식 통신 rf칩을 활용한 계단 주파수 방식 광대역 레이더의 분해능 향상을 위한 신호처리 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200070829A (ko) * 2018-12-10 2020-06-18 한국항공우주연구원 직접변환 방식 통신 rf칩을 활용한 계단 주파수 방식 광대역 레이더의 분해능 향상을 위한 신호처리 방법
CN109581368A (zh) * 2018-12-29 2019-04-05 内蒙古方向图科技有限公司 一种旋转微变监测雷达系统
CN109581368B (zh) * 2018-12-29 2024-02-27 内蒙古方向图科技有限公司 一种旋转微变监测雷达系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3498435B2 (ja) 2004-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7095362B2 (en) Radar measurement device, especially for a motor vehicle, and method for operating a radar measurement device
KR100487756B1 (ko) 레이더장치
JP2665834B2 (ja) Fmレーダ
US6747488B2 (en) Multiple PLL oscillator and multiple CW radar used therefore
US10514453B2 (en) Radar device
JP3534164B2 (ja) Fm−cwレーダ装置
EP0859241A1 (en) Time-sharing radar system
US6414628B1 (en) Method of detecting fault of radar apparatus using movement distance and radar apparatus for the same
JP2000258524A (ja) レーダ装置
EP1795914B1 (en) RF transceiver module and millimeter-wave FMCW radar sensor using the same
JP7032570B2 (ja) Fmcwレーダセンサの監視
JP2000284047A (ja) レーダ装置
JPH11160423A (ja) レーダ装置
US11029388B2 (en) Spectral estimation of noise in radar apparatus
US6362777B1 (en) Pulse-doppler radar apparatus
JP5814573B2 (ja) 受信機
JPH11133144A (ja) Fm−cwレーダ装置
CN112051565A (zh) 具有多个雷达芯片的雷达系统
JP3498435B2 (ja) レーダ装置
JPH0210908B2 (ja)
JPH10115677A (ja) Fm−cwレーダ
JP3804253B2 (ja) レーダ装置,電圧制御発振器及び電圧制御発振器の制御方法
JPH0933637A (ja) レーダ装置
JP3485382B2 (ja) Fm−cwレーダ装置
JP2004245647A (ja) 近距離レーダ装置および近距離レーダ装置を搭載した車両

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees