JPH0942917A - 回動中心計測方法および装置 - Google Patents

回動中心計測方法および装置

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JPH0942917A
JPH0942917A JP19668195A JP19668195A JPH0942917A JP H0942917 A JPH0942917 A JP H0942917A JP 19668195 A JP19668195 A JP 19668195A JP 19668195 A JP19668195 A JP 19668195A JP H0942917 A JPH0942917 A JP H0942917A
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point
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JP19668195A
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Keiji Mikami
圭司 三神
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Ono Sokki Co Ltd
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Ono Sokki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、円弧運動を行なう被測定体の回動
中心を求める回動中心計測方法および装置に関し、円弧
運動を行なう被測定体の回動中心を高精度に求める。 【解決手段】 被測定体上の、位置測定の指標とされる
ターゲットの位置を、各サンプリング時刻毎に測定し、
そのターゲットの、測定された各位置に基づいて、被測
定体上の、回動中心を含む所定領域内の複数点の、各サ
ンプリング時刻毎の各位置座標を求め、上記複数点それ
ぞれについて求められた各複数の位置座標を、複数の位
置座標のばらつきの程度を評価する評価関数に当て嵌め
ることにより、それらの複数点をそれぞれについて位置
座標のばらつきの程度を表わす評価値を求め、それらの
評価値に基づいて回動中心を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円弧運動を行なう
被測定体の回動中心を求める回動中心計測方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ステレオ法による、被測定体
の三次元的な座標の計測が行われている(例えば特開平
5−164517号公報参照)。図7は、ステレオ法に
よる三次元座標計測法の一例を模式的に示した図であ
る。
【0003】互いに所定の距離dだけ離れた2台のCC
Dカメラ2,4により被測定体6を撮影する。このとき
2台のCCDカメラ2,4のそれぞれにより被測定体6
上の互いに同一の各点(ここでは点Pで代表させる)を
睨む角度α,βを求めることにより、2台のCCDカメ
ラ2,4と被測定体6上の点Pとを結ぶ、図に一点鎖線
で示す三角形が一義的に定まり、これにより被測定体6
のP点の位置が測定される。ここで、被測定体が移動し
たり姿勢を変えたりするものの場合、2台のCCDカメ
ラ2,4に固定されたワールド座標系Σ0 から見た、被
測定体6の位置と姿勢を表わす、被測定体6に固定され
た座標系Σを定めるには、被測定体6の互いに異なる3
点について、上記のようにしてその位置を計測する必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のステ
レオ法による被測定体の三次元的な座標計測において、
あるいは、ステレオ法に限らず計測の様々な分野におい
て、微小円弧運動を行なう被測定体の位置ないし軌跡を
測定して、その回動中心を求める必要を生じる場合があ
る。具体例については後述する。
【0005】図8は、微小円弧運動を行なう被測定体の
軌跡およびその回動中心を示した図である。被測定体の
円弧運動の軌跡Lが回動中心との成す角にして例えば1
0°以下、例えば5°程度の場合、計測誤差によるばら
つきをもった軌跡Lからその回動中心Oを高精度に求め
るのは、従来極めて困難であった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、円弧運動を行
なう被測定体の回動中心を高精度に求めることのできる
回動中心計測方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の回動中心計測方法は、円弧運動を行なう被測定体の
回動中心を求める回動中心計測方法において、被測定体
上の、位置測定の指標とされるターゲットの位置を、各
サンプリング時刻毎に測定し、上記ターゲットの、測定
された各位置に基づいて、被測定体上の、回動中心を含
む所定領域内の複数点の、各サンプリング時刻毎の各位
置座標を求め、上記複数点それぞれについて求められた
各複数の位置座標を、複数の位置座標のばらつきの程度
を評価する評価関数にあてはめることにより、それらの
複数点それぞれについて位置座標のばらつきの程度を表
わす評価値を求め、それらの評価値に基づいて回動中心
を求めることを特徴とする。
【0008】ここで、上記本発明の回動中心計測方法に
おいて、被測定体上の、互いに位置の異なる少なくとも
三箇所のターゲットの位置を、各サンプリング時刻毎に
測定し、それらのターゲットの、測定された各位置に基
づいて、上記複数点の、各サンプリング時刻毎の各位置
座標を求めることが好ましい。また、上記目的を達成す
る本発明の回動中心計測装置は、円弧運動を行なう被測
定体の回動中心を求める回動中心計測装置において、 (1)各サンプリング時刻毎に測定された、被測定体上
の、位置測定の指標とされるターゲットの位置情報を入
力し、その位置情報に基づいて、被測定体上の、回動中
心を含む所定領域内の複数点の、各サンプリング時刻毎
の各位置座標を求める座標演算手段 (2)上記複数点それぞれについて求められた各複数の
位置座標を、複数の位置座標のばらつきの程度を評価す
る評価関数にあてはめることにより、上記複数点それぞ
れについて位置座標のばらつきの程度を表わす評価値を
求める評価値演算手段 (3)それらの評価値に基づいて回動中心を求める回動
中心演算手段 を備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。ここでは人間の顎の動きを計測するシステ
ムについて説明する。顎の動きは、歯科の分野における
1つの重要な計測項目として位置づけられている。図1
は、顎の動きを計測している状態の室内の様子を示す模
式図、図2は、顎の動きの計測のために頭部に測定治具
を取り付けた様子を示す模式図である。
【0010】図2に示すように、頭部には額の位置と両
耳の上部にそれぞれ1つずつ、合計3つのLED7A,
7B,7Cが配置されたヘッドフレーム7が固定され
る。また、口の中の下歯には下顎用フレーム8が固定さ
れる。この下顎用フレーム8にも、口の前、および左右
の耳の下の位置にそれぞれ1つずつ合計3つのLED8
A,8B,8Cが配置されている。
【0011】ポインタペン9には2つのLED9A,9
Bが埋め込まれており、このポインタペン9により被測
定体(この場合は被検者10)の一点を指示するとその
ときのLED9A,9Bの位置が計測され、それらのL
ED9A,9Bの位置座標からポインタペン9の先軸9
aの位置が求められ、その点の動きが演算される。図2
に示すようなヘッドフレーム7および下顎用フレーム8
を装着した被検者10を、図1に示すように椅子に座ら
せ、上下に配置された2つのCCDカメラ2,4によ
り、被検者10が撮像され、これにより得られた画像信
号が演算装置20に入力され、LED7A,7B,7
C;8A,8B,8Cの各位置が求められ、それらの位
置に基づいて上顎に対する下顎の動きが計測される。
【0012】CCDカメラ2,4の配置位置を、図1に
示すような上下位置ではなく、図7に示すように左右に
配置したとすると、それらのCCDカメラ2,4は、被
検者10を斜め横から睨むこととなり、被検者10に
は、左右位置(両耳の上下の位置)にLED7B,7
C;8B,8C(図4参照)が固定されているため、そ
れら左右位置に固定されたLED7B,7C;8B,8
Cが被検者の頭の陰になりやすく、被検者10が多少な
りとも斜め横を向くとそれらのLED7B,7C;8
B,8Cのうちのいずれかが頭部にかくれてしまい、計
測が不可能となってしまうおそれがある。その点、図1
に示すように、CCDカメラ2,4を縦に配置すると、
左右の関係ではCCDカメラ2,4が被検者10の正面
に配置されることとなり、被検者10が左右を向いたと
きの余裕度が大きくなる。
【0013】この図1に示すシステムを、図7を参照し
て説明したステレオ法による三次元座標計測の原理と結
びつけると以下のようになる。すなわち、2つのCCD
カメラ2,4で、頭部に配置された3つのLED7A,
7B,7C(図2参照)の位置を計測することにより、
この図1の部屋やCCDカメラ2,4に固定されたワー
ルド座標系に対する、被検者10の頭部の位置と姿勢が
求められる。また、同様に、2つのCCDカメラ2,4
で、下顎に固定された3つのLED8A,8B,8Cの
位置を計測することにより、ワールド座標系に対する、
下顎の位置と姿勢が求められる。したがって、これら頭
部の位置と姿勢、および下顎の位置と姿勢から、頭部に
対する、下顎の相対的な位置と姿勢が求められる。
【0014】かくして、被検者10に口を開けさせたり
閉じさせたりしながらその被検者10をCCDカメラ
2,4で撮影し、演算装置20で演算を行なうことによ
り、その被検者10の下顎の動きを分析することができ
る。人間の顎の動きを分析するにあたり、重要な測定項
目の1つとして蝶番軸の位置が挙げられる。この蝶番軸
とは、上顎に対する下顎の回動運動の中心軸をいうが、
上顎と下顎との関節は複雑であって、口を開けると回動
運動だけでなく、その回動運動の中心軸が移動する“す
べり”運動が生じる。したがって蝶番軸を求めるにはす
べりの生じない状態の回動運動を行なわせる必要があ
る。そのような運動は、下歯を上歯から僅か(例えば1
0mm程度)離し、下顎を前に突き出し、次に下顎を後
ろに引っ込め、その状態から下歯が上歯に当たるように
口を閉じるという、約10mm程度の下顎の動きの間だ
け実現できる。そのような、すべりのない状態での回動
運動を蝶番軸運動と称する。そこで、蝶番軸の位置(回
動中心)を求めるには、口を僅かに10mmほど動かす
という僅かな円弧運動に基づいて求める必要がある。
【0015】図3は、蝶番軸運動を行なっている間の、
下顎用フレーム8(図2参照)の中央のLED8Aの動
きを示した図である。この図は、縦軸は物理的な上方向
にとったy軸、横軸は、CCDカメラ2,4の光軸方
向、(被検者10の正面から背面に向かう方向)にとっ
たz軸であり、したがってこの図は、被検者10を横か
ら見た、いわゆる矢状面内でのLED8Aの動きを表わ
している。また、この図中の□印は、2台のCCDカメ
ラ2,4で撮影して得た各画像フレーム毎のLED8A
の位置を示している。
【0016】この図3では、被検者10による蝶番軸運
動の間、LED8Aは縦横それぞれ約2mm程度しか動
いておらず、その動きはかなりばらついている。このよ
うなLEDの動きから蝶番軸を直接に求めるのは困難で
あり、そこで、本実施形態においては、以下のようにし
てその蝶番軸を求める。先ず、矢状面上において、蝶番
軸があるであろうと思われる領域内に任意の点を指定
し、上述の蝶番軸運動を行なう間の、その点を含む周囲
の領域内の各点の座標を、2台のCCDカメラ2,4に
よる撮影の各画像フレーム毎に求める。ここでは各画像
フレームをi(i=1,2,…)で区別する。上述した
ように、CCDカメラ2,4で撮影された各画像フレー
ムに基づいて3つのLED7A,7B,7Cの各位置を
測定することにより、ワールド座標系に対する上顎(頭
部)の、その各画像フレーム毎の座標系が定められ、そ
れと同様に、CCDカメラ2,4で撮影された各画像フ
レームに基づいて3つのLED8A,8B,8Cの位置
を測定することにより、ワールド座標系に対する下顎
の、その各画像フレーム毎の座標系が定められ、したが
って頭部(上顎)に対する下顎の相対的な座標系が定め
られる。下顎の座標系が定められるということは、下顎
を剛体と考えたときの、下顎の任意の点の位置座標、さ
らには、実体的には下顎から離れていても、空間上のあ
る点が下顎と一体的に動くと考えたときのその点の位置
座標が求められる。
【0017】これによって、上記蝶番軸があるであろう
領域内の任意の点、およびその位置座標を中心とした周
囲の各点の位置座標、およびそれらの各点が、蝶番軸運
動によって、上顎に対し相対的にどのように動くかを求
めることができる。ここで、その蝶番軸運動の間の各画
像フレームi毎のある点の位置座標を(x i ,yi ,z
i )とする。前述したように、y軸は上方向、z軸は被
検者10の正面から背面に向かう方向であり、x軸はそ
れらy軸、z軸と直交する。被検者10の左手側から右
手側に向かう方向である。
【0018】点(xi ,yi ,zi )が蝶番軸運動の間
どの程度ばらつくかを指標する評価関数を導入する。こ
の評価関数としては種々のものを採用することができ、
その主なものとして、例えば以下の評価関数を挙げるこ
とができる。 (1)蝶番軸運動の間の点(xi ,yi ,zi )の動き
の平均座標(<x>,<y>,<z>)を求め、平均座
標(<x>,<y>,<z>)からの距離 ri =√{(xi −<x>)2+(yi −<y>)2+(zi −<z>)2} を求め、距離ri の平均<r>を求め、その標準偏差
【0019】
【数1】
【0020】(但し、nは蝶番軸測定のための画像フレ
ームの数を表わす。)を求め、この標準偏差σを評価関
数とする。 (2)ここでは矢状面(被検者10の横顔)内の蝶番軸
上の点を求めているため、点(xi ,yi ,zi )のx
座標xi は無視して上記(1)と同様の演算を行なう。
具体的には、x座標を無視した点(yi ,zi )の平均
座標(<y>,<z>)を求め、平均座標(<y>,<
z>)からの距離 ri =√{(yi −<y>)2+(zi −<z>)2}を求
め、距離ri の平均<r>を求め、その標準偏差
【0021】
【数2】
【0022】を求め、その標準偏差σを評価関数とす
る。 (3)蝶番軸運動の間の点(xi ,yi ,zi )の動き
の平均座標(<x>,<y>,<z>)を求め、平均座
標(<x>,<y>,<z>)からの距離 ri =√{(xi −<x>)2+(yi −<y>)2+(zi −<z>)2} を求め、その距離ri の積算値
【0023】
【数3】
【0024】を求め、この積算値を評価関数とする。 (4)x座標を無視し、(3)と同様に積算値を求め
る。すなわち、蝶番軸運動の間の点(yi ,zi )の動
きの平均座標(<y>,<z>)を求め、平均座標(<
y>,<z>)からの距離 ri =√{(yi −<y>)2+(zi −<z>)2} を求め、その距離ri の積算値
【0025】
【数4】
【0026】を求め、この積算値を評価関数とする。 (5)点(x,y,z)が辿った距離
【0027】
【数5】
【0028】を評価関数とする。 (6)x座標を無視したときの、辿った距離
【0029】
【数6】
【0030】を評価関数とする。 (7)yi の中の最大値ymax と最小値ymin 、および
i の中の最大値zma x と最小値zmin を求め、 Y=ymax −ymin Z=zmax −zmin を求め、YとZのうちの大きい方の値を用いる。
【0031】(8)(7)と同様にしてY,Zを求め、 T=√(Y2 +Z2 ) を求め、これを評価関数とする。図4は、矢状面(y−
z面)内の、蝶番軸上の点と思われる点を中心とした二
次元領域内の各点について、上記(1)に従った評価値
を求め、その評価値の等高線を示した図である。このよ
うに、各点の評価値を求めることにより、図3に示すよ
うな下顎のわずかな動きから蝶番軸上の点を高精度に求
めることができる。
【0032】ただし、矢状面内の全ての点について評価
値を求めるのでは時間がかかるため、実際には、以下の
ようにして蝶番軸上の点を求めることが好ましい。図5
は、評価値に基づく、蝶番軸上の点の求め方を示した図
である。先ず、蝶番軸があるであろうと思われる近くの
任意の点をA1 とし、ここに実線で示した、点A1 を中
心とした矩形領域内で蝶番軸上の点を求めるものとす
る。
【0033】このとき、実線で示す矩形領域を4分割
し、その矩形領域の中心点A1 と、4分割された各領域
それぞれの中心点A2 ,A3 ,A4 ,A5 との合計5点
の評価値を求める。そして、これら5点A1 ,A2 ,A
3 ,A4 ,A5 の評価値のうちのその点の動きが最も小
さいという評価値を得た点を見つける。例えば、ここで
は点A3 がそうであったとする。その場合、今度は、そ
の点A3 を中心とした、先ほど4分割された領域の1つ
をさらに4分割し、今回4分割された各領域の中心点A
6 ,A7 ,A8 ,A9 の各評価値を求め、これら4点A
6 ,A7 ,A8 ,A9 の各評価値と中心点A3 の評価
値、合計5つの評価値のうち、その点の動きが最も小さ
いという評価値を得た点を見つける。これを順次繰り返
すことにより、蝶番軸上の点が、この矩形領域内で動き
の最も小さい点として、求められる。
【0034】図6は、本発明の回動中心計測装置の一実
施形態を示すブロック図である。この図6に示す回動中
心計測装置には、CCDカメラ2,4(図1参照)で得
られた画像に基づいて求められた各LEDの位置情報が
入力され、座標演算手段61では、蝶番軸運動の間の各
画像フレームについて、蝶番軸があるであろうと思われ
る近くの任意の点A1 (図5参照)および、その点A1
の周囲の4点A2,A3 ,A4 ,A5 の各位置座標が求
められる。これらの位置座標は評価値演算手段62に入
力され、上述のようにして、それらの各点A1 ,A2
3 ,A4,A5 の動きの程度を表わす各評価値が求め
られる。これらの各評価値は、回動中心演算手段63に
入力され、回動中心演算手段63では、今回の5点のう
ち、蝶番軸に最も近い点が選ばれる。どの点を選んだか
という情報は座標演算手段61に入力される。ここでは
点A3 が選ばれたものとすると、既に求められている点
3 の各フレーム毎の位置座標に加え、座標演算手段6
1では、その点A3 の周囲の4点A6 ,A7 ,A8 ,A
9 (図5参照)の各フレーム毎の位置座標が求められ
る。これら5点A3 ,A6 ,A7 ,A8 ,A9 の位置座
標が評価値演算手段62に入力され、これら5点A3
6 ,A7 ,A8 ,A9 の各評価値が求められ、それら
の評価値が回動中心演算手段63に入力されて、それら
点A3 ,A 6 ,A7 ,A8 ,A9 の中で蝶番軸に最も近
い点が選ばれる。
【0035】これを繰り返すことにより蝶番軸上の点の
座標が求められる。尚、上記実施例では、蝶番軸がある
であろうと思われる領域内の任意点をA1として指定し
たが、図2に示すようにポインタペン9により蝶番軸上
の点と思われる点を指示してもよく、その場合には、よ
り迅速、確実に蝶番軸に近い点を求めることができる。
【0036】尚、ここでは、本発明を下顎の蝶番軸運動
に適用した例を示したが、本発明はその用途が限定され
るものではなく、一般に、円弧運動をする被測定体の位
置座標からその円弧運動の回動中心を求める場合に広く
採用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
微小円弧運動からその円弧の回動中心を高精度に求める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】顎の動きを計測している状態の室内の様子を示
す模式図である。
【図2】顎の動きの計測のために頭部に測定治具を取り
付けた様子を示す模式図である。
【図3】蝶番軸運動を行なっている間の下顎用フレーム
の中央のLEDの動きを示した図である。
【図4】矢状面(y−z面)内の、蝶番軸上の点と思わ
れる点を中心とした二次元領域内の各点について評価値
を求め、その評価値の等高線を示した図である。
【図5】評価値に基づく、蝶番軸上の点の求め方を示し
た図である。
【図6】本発明の回動中心計測装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図7】ステレオ法による三次元座標計測法の一例を模
式的に示した図である。
【図8】微小円弧運動を行なう被測定体の軌跡およびそ
の回動中心を示した図である。
【符号の説明】
2,4 CCDカメラ 7 ヘッドフレーム 7A,7B,7C LED 8 下顎用フレーム 8A,8B,8C LED 9 ポインタペン 9A,9B LED 10 被検者 20 演算装置 61 座標演算手段 62 評価値演算手段 63 回動中心演算手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円弧運動を行なう被測定体の回動中心を
    求める回動中心計測方法において、 前記被測定体上の、位置測定の指標とされるターゲット
    の位置を、各サンプリング時刻毎に測定し、 前記ターゲットの、測定された各位置に基づいて、前記
    被測定体上の、前記回動中心を含む所定領域内の複数点
    の、各サンプリング時刻毎の各位置座標を求め、 前記複数点それぞれについて求められた各複数の位置座
    標を、複数の位置座標のばらつきの程度を評価する評価
    関数にあてはめることにより、前記複数点それぞれにつ
    いて位置座標のばらつきの程度を表わす評価値を求め、 前記評価値に基づいて前記回動中心を求めることを特徴
    とする回動中心計測方法。
  2. 【請求項2】 前記被測定体上の、互いに位置の異なる
    少なくとも三箇所の前記ターゲットの位置を、各サンプ
    リング時刻毎に測定し、これらのターゲットの、測定さ
    れた各位置に基づいて、前記複数点の、各サンプリング
    時刻毎の各位置座標を求めることを特徴とする請求項1
    記載の回動中心計測方法。
  3. 【請求項3】 円弧運動を行なう被測定体の回動中心を
    求める回動中心計測装置において、 各サンプリング時刻毎に測定された、前記被測定体上
    の、位置測定の指標とされるターゲットの位置情報を入
    力し、該位置情報に基づいて、前記被測定体上の、前記
    回動中心を含む所定領域内の複数点の、各サンプリング
    時刻毎の各位置座標を求める座標演算手段と、 前記複数点それぞれについて求められた各複数の位置座
    標を、複数の位置座標のばらつきの程度を評価する評価
    関数にあてはめることにより、前記複数点それぞれにつ
    いて位置座標のばらつきの程度を表わす評価値を求める
    評価値演算手段と、 前記評価値に基づいて前記回動中心を求める回動中心演
    算手段とを備えたことを特徴とする回動中心計測装置。
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